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JP2005142614A - スキャナドライバプログラム、情報処理装置、及びコピーシステム - Google Patents

スキャナドライバプログラム、情報処理装置、及びコピーシステム Download PDF

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JP2005142614A JP2003373990A JP2003373990A JP2005142614A JP 2005142614 A JP2005142614 A JP 2005142614A JP 2003373990 A JP2003373990 A JP 2003373990A JP 2003373990 A JP2003373990 A JP 2003373990A JP 2005142614 A JP2005142614 A JP 2005142614A
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Abstract

【課題】 スキャナにて読み取られる読取原稿中の画像に対して、当該画像の位置及び大きさを変えずにプリンタにて印刷させるように情報処理装置を制御するスキャナドライバプログラム、当該スキャナドライバプログラムを備えた情報処理装置、及びコピーシステムを提供する。
【解決手段】 第1の変更機能は、第3のコーナーのX座標と第5のコーナーのX座標とを比較して、SX<PXの場合にSXをPXに変更する。第2の変更機能は、第3のコーナーのY座標と第5のコーナーのY座標とを比較して、SY<PYの場合にSYをPYに変更する。第3の変更機能は、第4のコーナーのX座標と第6のコーナーのX座標とを比較して、SX>PXの場合にSXをPXに変更する。第4の変更機能は、第4のコーナーのY座標と第6のコーナーのY座標とを比較してSY>PYの場合にSYをPYに変更する。
【選択図】 図3





Description

本発明は、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置に用いられるスキャナドライバプログラム、当該スキャナドライバプログラムを備えた情報処理装置、及びコピーシステムに関するものである。
従来、画像を読み取る機能を備えるスキャナ装置と、画像データを印刷する機能を備えるプリンタ装置とを、通信媒体を介してパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータに接続した画像処理システムが知られている(例えば、特許文献1)。スキャナ装置で読み取られた画像をプリンタ装置で印刷できる画像処理システムは、通常、コピーシステムと呼ばれている。
このようなコピーシステムにおいて、スキャナ装置の読取可能範囲とプリンタ装置の印刷可能範囲とが異なる場合、スキャナ装置で読み取った画像は、アプリケーションの処理により印刷方法が決定されて、プリンタ装置で印刷されている。例えば、読取可能範囲が印刷可能範囲より大きい場合には、スキャナで読み取った画像のサイズは印刷可能範囲のサイズより大きくなるため、図9(a)〜(c)に示されるように、印刷可能範囲の一端に、スキャナ装置で読み取った画像を合わせて印刷が実行される。また、場合によっては、図9(d)に示されるように、スキャナ装置で読み取った画像が、印刷可能範囲に収まるように縮小されて印刷が実現されることもあり得る。図9(a)〜(d)の斜線部分は、スキャナ装置で読み取った画像を示している。
特開2001−345974号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、アプリケーションの処理により、図9(a)〜(d)に示されるような印刷方法が実行されると、読取原稿における画像の位置と比べて印刷結果物における画像の位置がずれたり(図9(a)〜(c))、読取原稿における画像の大きさに比べて印刷結果物の画像が縮小されてしまい(図9(d))、ユーザの望む印刷結果が得られないという問題があった。
本発明は、スキャナにて読み取られる読取原稿中の画像に対して、当該画像の位置及び大きさを変えずにプリンタに印刷させるように制御するスキャナドライバプログラム、当該スキャナドライバプログラムを備えた情報処理装置、及びコピーシステムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段、および発明の効果
上記目的を達成するために、請求項1に記載のスキャナドライバプログラムは、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を実現させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項11に記載の情報処理装置は、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能とを有するスキャナドライバプログラムと、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項14に記載のコピーシステムは、スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置と、を備えたコピーシステムであって、前記情報処理装置は、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能とを有するスキャナドライバプログラムと、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載のスキャナドライバプログラム、請求項11に記載の情報処理装置、及び請求項14に記載のコピーシステムによれば、スキャナの読取可能範囲が、プリンタの印刷可能範囲よりも大きい場合であっても、スキャナにて読み取られる読取原稿中の画像に対して、位置及び大きさ(倍率)を変えずにプリンタにて印刷することが可能となる。
請求項2に記載のスキャナドライバプログラムは、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、スキャナによる画像の読取範囲を前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲に変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、を情報処理装置に実行させ、前記制御機能は、前記読取機能により読み取った画像を、前記指示機能の指示により印刷させること、を特徴とする。
請求項3に記載のスキャナドライバプログラムは、前記変更機能は、前記読取可能範囲を構成するコーナーのうちの対角に位置する2つのコーナーが前記印刷可能範囲の外側に位置する場合に、前記読取範囲を前記重複範囲に変更すること、
を特徴とする。
請求項4に記載のスキャナドライバプログラムは、前記読取用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を情報処理装置に実行させ、前記変更機能は、SX<PX、SY<PY、SX>PX、及び、SY>PY
を満たす場合には、SXをPXに変更し、SYをPYに変更し、SXをPXに変更し、SYをPYに変更すること、を特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5に記載のスキャナドライバプログラムは、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を実現させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項12に記載の情報処理装置は、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、を備えること特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項15に記載のコピーシステムによれば、スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置とを備えたコピーシステムであって、前記情報処理装置は、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、を備えること特徴とする。
請求項5に記載のスキャナドライバプログラム、請求項12に記載の情報処理装置、及び請求項15のコピーシステムによれば、読取可能範囲が印刷可能範囲よりも小さい場合であっても、スキャナにて読み取られる読取原稿中の画像に対して、位置及び大きさ(倍率)を変えずにプリンタにて印刷することが可能となる。
請求項6に記載のスキャナドライバプログラムは、前記付加機能は、前記読取可能範囲を構成するコーナーのうちの対角に位置する2つのコーナーが前記印刷可能範囲の内側に存在する場合に、前記読取機能により読み取った画像に前記余白を付加すること、を特徴とする。
請求項7に記載のスキャナドライバプログラムは、前記読取用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を前記情報処理装置に実行させ、前記付加機能は、SX>PX、SY>PY、SX<PX、及び、SY<PY
を満たす場合には、前記読取機能により読み取った画像の第3のコーナーからY方向に延びる端に幅(SX−PX)の範囲を付加し、画像の第3のコーナーからX方向に延びる端に(SY−PY)範囲を付加し、画像の第4のコーナーからY方向に延びる端に幅(PX−SX)の範囲を付加し、画像の第4のコーナーからX方向に延びる端に(PY−SY)の範囲を付加すること、を特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8に記載のスキャナドライバプログラムによれば、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、を実現させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項13に記載の情報処理装置は、スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に、前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項16に記載のコピーシステムは、スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置とを備えたコピーシステムであって、前記情報処理装置は、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に、前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載のスキャナドライバプログラム、請求項13に記載の情報処理装置、及び請求項16に記載のコピーシステムによれば、読取可能範囲と印刷可能範囲とが異なる場合であっても、スキャナにて読み取られる読取原稿中の画像に対して、位置及び大きさ(倍率)を変えずにプリンタにて印刷することが可能となる。
請求項9に記載のスキャナドライバプログラムは、前記読取用紙サイズの用紙を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの用紙を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を前記情報処理装置に実行させ、前記変更機能は、前記SX<PXの場合には、当該SXをPXに変更する第1の変更機能と、前記SY<PYの場合には、当該SYをPYに変更する第2の変更機能と、前記SX>PXの場合には、当該SXをPXに変更する第3の変更機能と、前記SY>PYの場合には、当該SYをPYに変更する第4の変更機能と、を有し、前記付加機能は、前記SX>PXの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第3のコーナーからY方向に延びる端に幅(SX−PX)の範囲を付加する第1の付加機能と、前記SY>PYの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第3のコーナーからX方向に伸びる端に幅(SY−PY)の範囲を付加する第2の付加機能と、前記SX<PXの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第4のコーナーからY方向に伸びる端に幅(PX−SX)の範囲を付加する第3の付加機能と、前記SY<PYの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第4のコーナーからX方向に伸びる端(PY−SY)の範囲を付加する第4の付加機能と、を有する、ことを特徴とする。
請求項10に記載のプリンタドライバプログラムは、情報の授受を行う複数のプリンタに対応して用意された複数のプリンタドライバプログラムを格納する前記情報処理装置に、前記複数のプリンタドライバプログラムの中から任意のプリンタドライバプログラムを選択する選択機能を実行させ、前記取得機能は、前記選択されたプリンタドライバプログラムの実行により、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を取得する、ことを特徴とする。
請求項10に記載のスキャナドライバプログラムによれば、スキャナで読み取った画像を、位置及び大きさ(倍率)を変えずに複数種類のプリンタにて印刷することが可能となる。
以下、本実施形態の1つの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるコピーシステム100の構成を示すブロック図である。
図1に示すコピーシステム100は、情報処理装置としてのホストコンピュータ1と、スキャナ2と、プリンタ3a、3b、3cとから構成されている。また、ホストコンピュータ1と、スキャナ2と、プリンタ3a、3b、3cとは、それぞれネットワーク4を介して接続されて、情報の授受が可能となっている。
ホストコンピュータ1は、CPU10と、ROM11と、RAM12と、キーボードコントローラ13と、ディスプレイコントローラ15と、ハードディスクコントローラ17と、キーボード14と、ディスプレイ16と、ハードディスク18と、ネットワークインターフェイス19と、を備えている。ホストコンピュータ1は、ROM11あるいはハードディスク18に記憶されたプログラムに基づき、文書作成処理、画像読取処理、および画像印刷処理を実行する。
CPU10は、システムバス20に接続された各デバイスを統括的に制御する中央処理演算部である。CPU10は、ディスプレイ16上のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて、そのコマンドに応じて登録されている各種ユーザインターフェイスを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは、スキャナ2を使用して後述の画像の読取を実行する際、画像の読取設定に関するユーザインターフェイスを開き、スキャナドライバ70に対する画像の読取処理の設定を行うことができる。他方、ユーザは、プリンタ3a〜3cを使用して印刷を実行する際、印刷設定に関するユーザインターフェイスを開き、後述のプリンタドライバ50a〜50cに対する印刷処理の設定を行うことができる。プリンタドライバ50a、50b、50cは、プリンタ3a、3b、3cに対応してそれぞれ設けられている。ユーザは、例えばプリンタ3aを使用して印刷を実行する際、それに対応したプリンタドライバ50aを起動して印刷処理を行う。
ROM11は、文書作成処理等を行う際に実行する各種プログラム、およびCPU10の制御プログラムであるオペレーション(OS)プログラム等を記憶している。
RAM12は、主として、CPU10がROM11に記憶された各種プログラムを実行する際に使用するワークエリアとして機能する。
キーボードコントローラ13は、キーボード14からのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ15は、ディスプレイ16の表示を制御する。ハードディスクコントローラ17は、CPU10とハードディスク18とのアクセスを制御する。
キーボード14は、各種キーを備えている。ディスプレイ16は、ユーザインターフェイス等を表示する。ハードディスク18は、アプリケーション30、スキャナドライバ70、及びプリンタドライバ50a〜50c等を記憶している。
ネットワークインターフェイス19は、ネットワーク4を介して、スキャナ2及びプリンタ3a、3b、3cとの間で情報の入出力を行うためのインターフェースとして機能する。
スキャナ2は、原稿から画像を読み取り、ホストコンピュータ1に出力する。スキャナ2により読み取られた画像は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ1に供給される。
プリンタ3a〜3cは、各々、ホストコンピュータ1の文書作成処理により作成された文書や、スキャナ2により読み取られた画像をネットワーク4経由で受け取り、印刷出力する。
図2は、CPU10によりハードディスク18内の各種プログラムが実行されて、発揮される機能を示す概念図である。
図2において、アプリケーション30、スキャナドライバ70、およびプリンタドライバ50a〜50cは、図1のハードディスク18に保存されている。アプリケーション30、スキャナドライバ70、およびプリンタドライバ50a、50b、50cは、OSによってRAM12にロードされて実行されるプログラムである。
以下に、本発明のアプリケーション30、スキャナドライバ70、およびプリンタドライバ50a〜50cの具体的な機能について説明する。
アプリケーション30は、スキャナドライバ70、および各プリンタドライバ50a、50b、50cを実行して、スキャナ2および各プリンタ3a、3b、3cを制御可能である。すなわち、アプリケーション30は、スキャナドライバ70を実行させてスキャナ2を動作させることで画像を読み取ることができ、プリンタドライバ50a〜50cを実行させてプリンタ3a〜3cを動作させることで画像を印刷することができる。アプリケーション30は、読取指示機能301と、印刷指示機能302と、位置合わせ機能303とを有している。
読取指示機能301は、スキャナ2を制御して画像の読取を行うことをスキャナドライバ70に指示する機能である。ユーザがアプリケーション30により提供されるユーザインターフェース上でキーボードやマウスにより読取開始操作を行うと、読取指示機能301が実行されてスキャナドライバ70に対して画像の読取を指示することができる。
印刷指示機能302は、各プリンタドライバ50a、50b、50cに、対応するプリンタ3a、3b、3cを制御して画像の印刷を指示する機能である。ユーザは、例えばプリンタ3aに印刷を行わせる際、アプリケーション30により提供されるユーザインターフェース上でキーボードやマウスにより印刷開始操作を行うと、印刷指示機能302が実行されてプリンタドライバ50aに対し画像の印刷を指示することができる。
位置合わせ機能303は、スキャナ2により読み取った画像をプリンタ3a、3b、3cのいずれかで印刷させる際のレイアウト処理を行う機能を有している。レイアウト処理は、プリンタの印刷可能範囲の一端に合わせて、読み取った画像が印刷されるようにレイアウトを行う処理である。ユーザは、画像の印刷に際して、前述の印刷指示機能302により印刷を指示し、印刷を行うプリンタドライバ50a〜50cを起動して印刷を指示する。印刷が指示されたプリンタドライバ50a〜50cは、ディスプレイ16上に印刷設定用のユーザインターフェイスを表示し、印刷用紙サイズ等の設定を可能にする。位置合わせ機能303は、設定された印刷用紙サイズとその印刷用紙サイズに対応する印刷可能範囲とを、印刷指示されたプリンタドライバ50a〜50cから取得し、スキャナ3で読み取った画像の印刷開始点を算出する。本実施形態によれば、スキャナで読み取った画像の印刷開始点は、印刷可能範囲の後述する第5のコーナーとして算出される。アプリケーション30は、スキャナ2で読み取った画像と、算出した印刷開始点をプリンタドライバ50に出力する。これにより、プリンタドライバ50a〜50cは、スキャナ3で読み取った画像を、アプリケーション30から得た印刷開始点に合わせて印刷することが可能となる。ユーザは、例えば、スキャナ2で読み取った画像をプリンタ3aにより印刷出力させる場合、プリンタドライバ50aを起動して印刷用紙サイズを設定する。位置合わせ機能303は、設定された印刷用紙サイズ等の情報をプリンタドライバ50aから取得し、読み取った画像の印刷開始点を算出する。その後、アプリケーション30からプリンタドライバ50aに対し、スキャナ2で読み取った画像および算出した印刷開始点を含む情報が出力され、当該画像が印刷開始点に合わせて印刷される。指示機能は、印刷指示機能302と位置合わせ機能303とから構成される。印刷可能範囲の詳細については後に詳述する。
スキャナドライバ70は、スキャナ2による画像の読取動作、および読み取られた画像の画像処理を制御する機能を有している。スキャナドライバ70は、読取用紙サイズ設定機能701と、特定機能としての読取可能範囲取得機能702と、読取方法選択機能703と、選択機能としてのプリンタドライバ選択機能704と、取得機能としての印刷可能範囲取得機能705と、第1の算出機能706と、第2の算出機能707と、変更機能708と、読取機能713と、付加機能714と、制御機能719とを備えている。
読取用紙サイズ設定機能701は、スキャナ2で読み取る原稿の用紙サイズを設定する機能である。本実施形態においては、アプリケーション30の読取指示機能301により画像の読取が指示されると、スキャナドライバ70は、図7に示すユーザインターフェイスをディスプレイ16上に表示する。ユーザは、ユーザインターフェイス上のボタン71をマウスカーソル等で操作することで読取用紙サイズを設定することができる。読取用紙サイズとしては、A5、A4、A3、B5、B4等が設定可能となっている。図7の例では、「A4」が設定され、これによりA4サイズの原稿を読み取ることが可能となる。
読取可能範囲取得機能702は、読取用紙サイズ設定機能701により設定された読取用紙サイズに対応する読取可能範囲を取得する機能を有している。読取可能範囲は、読取用紙サイズに対応して、スキャナドライバ70が所有する情報である。読取可能範囲とは、画像の読取を行うスキャナの機械的性能により読取不可能な範囲を、設定された読取用紙サイズから差し引いた範囲を意味する。図3(a)は、図7の例に従いA4の読取用紙サイズが設定された場合の当該読取用紙の読取可能範囲の様子を示す説明図である。この場合、図3(a)中の斜線で示した部分が読取可能範囲となる。
読取方法選択機能703は、スキャナ2による画像の読取方法を選択する機能である。ユーザは、読取指示機能301の読取指示によりディスプレイ16上に表示された前述の図7に示されるチェックボックス72及び73を択一的にチェックして、読取方法を選択することができる。図7の例によれば、チェックボックス72をチェックすることで「スキャナのスキャン範囲で画像をスキャン」の選択が可能であり、チェックボックス73をチェックすることで「印刷可能範囲に合わせて画像をスキャン」の選択が可能である。「スキャナのスキャン範囲で画像をスキャン」が選択されると、スキャナ2に対して設定した読取用紙サイズの読取可能範囲にある画像を読み取らせることができる。「印刷可能範囲に合わせて画像をスキャン」が選択されると、スキャナ2に対して、後述する印刷可能範囲取得機能705により取得した印刷可能範囲を考慮して画像を読み取らせることができる。「印刷可能範囲に合わせて画像をスキャン」が選択された場合の具体的効果については、後に詳述する。
プリンタドライバ選択機能704は、ホストコンピュータ1のハードディスク18に記憶されている3つのプリンタドライバ50a、50b、50cからそのうちの1つを選択する機能である。ユーザは、画像の読取指示によりディスプレイ16上に表示された図7のユーザインターフェイスを操作して、実際に印刷を行わせるべきプリンタ3a〜3cに対応するプリンタドライバ50a〜50cを選択する。プリンタドライバの選択は、図7のボタン74を操作することで選択が可能である。本実施形態においては、「プリンタドライバA」、「プリンタドライバB」、及び「プリンタドライバC」の選択が可能であり、各々プリンタドライバ50a、50b、50cに相当している。プリンタドライバ選択機能704によるプリンタドライバの選択は、チェックボックス73がチェックされ、「印刷可能範囲に合わせて画像のスキャン」が選択されている場合のみ実行が可能となっている。印刷可能範囲取得機能705により取得した印刷可能範囲を考慮して画像をスキャナ2に読み取らせるため、対象となるプリンタドライバの特定が必要となるからである。図7の例によれば、プリンタドライバAが選択されており、プリンタドライバ50aの実行により、プリンタ3aにスキャナ2で読み取った画像を印刷させることが可能となる。
印刷可能範囲取得機能705は、プリンタドライバ選択機能704により選択されたプリンタドライバ50a〜50cから、読取用紙サイズ設定機能701により設定された読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズに対応した印刷可能範囲を取得する。図7の例では、ボタン71により「A4」の読取用紙サイズが設定され、ボタン74により「プリンタドライバA」が設定されている。よって、印刷可能範囲取得機能705は、プリンタドライバ50aから「A4」の印刷用紙サイズに対応する印刷可能範囲を取得する。印刷可能範囲とは、プリンタの機械的性能により印刷不可能な範囲を、対象となる印刷用紙サイズから差し引いた範囲を意味する。図3(b)は、図7で設定された例に従い、プリンタドライバ50aから取得する、A4の印刷用紙サイズに対応する印刷可能範囲を示す説明図である。この場合、図中の斜線で示した部分が印刷可能範囲となる。
第1の算出機能706は、読取可能範囲取得機能702により取得された読取可能範囲を構成する第3のコーナーの座標(SX,SY)と第4のコーナーの座標(SX,SY)とを算出する機能である。第3のコーナーとは、読取用紙の一つのコーナーを原点とした場合に、原点に最も近い読取可能範囲のコーナーを意味する。ここでいう原点が、第1のコーナーを構成している。図3(a)においては、読取可能範囲の左上に第3のコーナーが示されている。第4のコーナーとは、読取可能範囲を構成するコーナーのうち、第3のコーナーと対角に位置するコーナーをいう。図3(a)においては、読取可能範囲の右下に第4のコーナーが示されている。
第2の算出機能707は、印刷可能範囲取得機能705により取得された印刷可能範囲を構成する第5のコーナーの座標(PX,PY)と第6のコーナーの座標(PX,PY)とを算出する機能である。第5のコーナーとは、印刷用紙の1つのコーナーを原点とした場合に、原点に最も近い印刷可能範囲のコーナーを意味する。ここでいう原点が、第2のコーナーを構成している。図3(b)においては、印刷可能範囲の左上のコーナーが第5のコーナーである。第6のコーナーとは、印刷可能範囲を構成するコーナーのうち、第5のコーナーと対角に位置するコーナーをいう。図3(b)においては、印刷可能範囲の右下のコーナーが第6のコーナーとなる。
変更機能708は、第1の算出機能706、および第2の算出機能707により算出された第3〜第6のコーナーの座標の位置関係に基づいて、原稿から画像を読み取るべき読取範囲を、読取可能範囲とは異なる範囲に変更する機能を有している。変更機能708は、第1の変更機能709と、第2の変更機能710と、第3の変更機能711と、および第4の変更機能712とを有している。第1の変更機能709は、第3のコーナーのX座標と第5のコーナーのX座標とを比較して、SX<PXの場合にSXをPXに変更する機能を有している。第2の変更機能710は、第3のコーナーのY座標と第5のコーナーのY座標とを比較して、SY<PYの場合にSYをPYに変更する機能を有している。第3の変更機能711は、第4のコーナーのX座標と第6のコーナーのX座標とを比較して、SX>PXの場合にSXをPXに変更する機能を有している。第4の変更機能712は、第4のコーナーのY座標と第6のコーナーのY座標とを比較してSY>PYの場合にSYをPYに変更する機能を有している。
読取機能713は、変更機能408により変更設定された読取範囲で、スキャナ3に対し、原稿から画像を読み取らせる機能を有している。
付加機能714は、第1の算出機能706、および第2の算出機能707により算出された第3〜第6のコーナーの位置関係に基づいて、読取機能713によりスキャナ2に読み取らせた画像の外縁に余白を付加する機能を有している。付加機能714は第1の付加機能715と、第2の付加機能716と、第3の付加機能717と、および第4の付加機能718とを有している。第1の付加機能715は、第3のコーナーのX座標と第5のコーナーのX座標とを比較して、SX>PXの場合に、読取機能により読み取った画像の左端に(SX−PX)の幅の余白を付加する機能を有している。第2の付加機能716は、第3のコーナーのY座標と第5のコーナーのY座標とを比較して、SY>PYの場合に、読取機能により読み取った画像の上端に幅(SY−PY)の幅の余白を付加する機能を有している。第3の付加機能717は、第4のコーナーのX座標と第6のX座標とを比較して、SX<PXの場合に、読取機能713により読み取った画像の右端に幅(PX−SX)の範囲を付加する機能を有している。第4の付加機能718は、第4のコーナーのY座標と第6のコーナーのY座標とを比較して、SY<PYの場合に、読取機能により読み取った画像の下端に幅(PY−SY)の範囲を付加する機能を有している。
制御機能719は、読み取った画像をアプリケーション30に提供し、前述の印刷指示機能302及び位置合わせ機能303により所定のレイアウトでプリンタ50a〜50cに印刷させるように指示する機能である。
プリンタドライバ50a〜50cは、対応するプリンタ3a〜3cによる画像の印刷動作、および印刷すべき画像の画像処理を制御する機能を有している。プリンタドライバ50a〜50cは、それぞれ用紙情報記憶機能501a、501b、501cを有している。用紙情報記憶機能501b、501cは図示されていないが、それぞれプリンタドライバ50b、50cが有するものである。
用紙情報記憶機能501a〜501cは、印刷すべき印刷用紙サイズごとに、その印刷可能範囲を記憶している。スキャナドライバ70の印刷可能範囲取得機能705からの要求により、用紙情報記憶機能501a〜501cにより記憶されている各印刷用紙サイズの印刷可能範囲が、スキャナドライバ70側に出力される。この際、スキャナドライバ70の読取用紙サイズ設定機能701で取得された読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズで印刷する場合の印刷可能範囲が、スキャナドライバ70側に出力される。図7の設定例では、スキャナドライバ70の印刷可能範囲取得機能705は、プリンタドライバ50aの印刷情報記憶機能501aにアクセスし、A4の印刷用紙サイズに対応する印刷可能範囲を取得する。
次に、本実施形態において、スキャナ2により原稿を読み取る際の処理動作について説明する。図4は、スキャナ2により原稿を読み取る際の処理動作を示すフローチャートである。図4に示される処理は、アプリケーション30の読取指示機能301による読取指示により開始される。図4に示される処理動作は、スキャナドライバ70により実行される。
まず、処理は、読取指示を受け、ステップ401(以下、ステップを「S」と記載する。)に移行する。
S401では、読取用紙サイズ設定機能701により設定された読取用紙サイズに基づいて、その用紙サイズに対応する読取可能範囲を取得する。読取可能範囲を取得した後、処理は、S402に移行する。本処理は、読取可能範囲取得機能702により実行される。
S402では、取得した読取可能範囲の第3のコーナーの座標(SX,SY)と第4のコーナーの座標(SX,SX)とが算出される。その後、処理は、S403に移行する。なお、S402の処理は、第1の算出機能706により実現される。
S403では、画像をスキャナ2の読取可能範囲で読み取るか、その画像を印刷可能範囲に合わせて読み取るかが判断される。印刷方法選択機能703により図7のユーザインターフェイスで「スキャナのスキャン範囲でスキャン」が選択されていれば(S403、NO)、処理はS410に移する。S410では、スキャナ2が、読取可能範囲で画像を読み取るように指示される。S410で、スキャナ2の読取可能範囲で画像を読み取らせた後、処理は、S411に移行する。印刷方法選択機能703により図7の画面で「印刷可能範囲に合わせて画像をスキャン」が選択されている場合には(S403、YES)、処理はS404に移行する。
S404では、プリンタドライバ選択機能704により選択されたプリンタドライバ名が取得される。プリンタドライバ名が取得された後、処理はS405に移行する。
S405では、取得したプリンタドライバ名を基に、そのドライバ名を有するプリンタドライバ50a〜50cのいずれかにアクセスする。そして、アクセスしたプリンタドライバ50a〜50cから、読取用紙サイズ設定機能701により設定された読取用紙サイズと同一のサイズの印刷用紙サイズに対応する印刷可能範囲が取得される。S405の処理は、読取可能範囲取得機能705により実行される。その後、処理は、S406に移行する。
S406では、取得された印刷可能範囲の第5のコーナーの座標(PX,PY)と第6のコーナーの座標(PX,PY)とが算出される。S406の処理は、第2の算出機能707により実現される。その後、処理は、S407に移行する。
S407では、変更処理が行われる。変更処理とは、スキャナ2の原稿の読取範囲を、読取可能範囲とは異なる範囲に変更する処理である。変更処理S407は、第1の変更機能709、第2の変更機能710、第3の変更機能711、及び第4の変更機能712により実行される。変更処理については、後に詳述する。変更処理が終了すると、処理はS408に移行する。
S408では、スキャナ2に対し、原稿から画像を読み取るように指示する。S408の処理は、読取機能713により実行される。その後、処理はS409に移行する。
S409では、付加処理が行われる。付加処理とは、S408で読み取った画像に余白を付加する機能である。付加処理は、第1の付加機能715、第2の付加機能716、第3の付加機能717、及び第4の付加機能718により実行される。付加処理については後に詳述する。付加処理の後、処理はS411に移行する。
S411では、画像をアプリケーション30側に出力する。具体的には、読み取った画像が、RAM12に一時的に格納され、アプリケーション30は、このRAM12上で種々の処理を行うこととなる。S410の後、画像の読取処理を終了する。
次に、図4のS407の変更処理について図5を用いて説明する。図5は、変更処理の一連の流れを示すフローチャートである。
まず、処理はS501に移行する。S501では、第3のコーナーのX座標と第5のコーナーのX座標とを比較し、SX<PXか否かが判断される。SX<PXでない場合には(S501、NO)、処理はそのままS503に移行する。SX<PXであれば(S501、YES)、処理はS502に移行する。
S502では、第3のコーナーのX座標がSXからPXに変更される。その後、処理はS503に移行する。S501及びS502の処理は、第1の変更機能709により実行される。
S503では、第3のコーナーのY座標と第5コーナーのY座標とが比較され、SY<PYか否かが判断される。SY<PYでない場合には(S503、NO)、処理はそのままS505に移行する。SY<PYであれば(S503、YES)、処理はS504に移行する。
S504では、第3コーナーのY座標がSYからSYに変更される。その後、処理はS505に移行する。S503およびS504の処理は、第2の変更機能710により実行される。
S505では、第4コーナーのX座標と第6コーナーのX座標とが比較され、SX>PXか否かが判断される。SX>PXでない場合には(S505、NO)、処理はそのままS507に移行する。SX>PXであれば(S505、YES)、処理はS506に移行する。
S506では、第4コーナーのX座標がSXからPXに変更される。その後、処理はS507に移行する。S505およびS506の処理は、第3の変更機能711により実行される。
S507では、第4のコーナーのY座標と第6のコーナーのY座標とが比較され、SY>PYか否かが判断される。SY>PYでない場合には(S507、NO)、そのまま変更処理を終了する。SY>PYである場合には(S507、YES)、処理はS508に移行する。
S508では、第4のコーナーのY座標がSYからPYに変更され、その後、変更処理が終了される。S507およびS508の処理は、第4の変更機能712により実行される。
次に、図4のS409の付加処理について図6を参照して説明する。図6は付加処理の一連の流れを示すフローチャートである。
まず、処理はS601に移行する。S601では、第3のコーナーのX座標と第5のコーナーのX座標とが比較されて、SX>PXであるか否かが判断される。SX>PXでないと判断された場合には(S601、NO)、処理はそのままS603に移行する。一方、SX>PXであると判断された場合には、処理は、S602に移行する。
S602では、読取機能713により読み取った画像の左端(画像に対してX軸マイナス方向の端)に幅(SX−PX)の範囲を付加する。その後、処理はS603に移行する。S601およびS602の処理は、第1の付加機能715により実行される。
S603では、第3のコーナーのY座標と第5のコーナーのY座標とが比較されて、SY>PYであるか否かが判断される。SY>PYでないと判断された場合には(S603、NO)、処理はそのままS605に移行する。一方、SY>PYであると判断された場合には、処理は、S604に移行する。
S604では、読取機能713により読み取った画像の上端(画像に対してY軸マイナス方向の端)に幅(SY−PY)の範囲を付加する。その後、処理はS605に移行する。S603およびS604の処理は、第2の付加機能716により実行される。
S605では、第4のコーナーのX座標と第6のコーナーのX座標とが比較されて、SX<PXであるか否かが判断される。SX<PXでないと判断された場合には(S605、NO)、処理はそのままS607に移行する。一方、SX<PXである場合には(S605、YES)、処理はS606に移行する。
S606では、読取機能713により読み取った画像の右端(画像に対してX軸プラス方向の端)に幅(PX−SX)の範囲を付加する。その後、処理はS607に移行する。S605およびS606の処理は、第3の付加機能717により実行される。
S607では、第4のコーナーのY座標と第6のコーナーのY座標とが比較されて、SY<PYであるか否かが判断される。SY<PYでないと判断された場合には(S607、NO)、付加処理がそのまま終了される。一方、SY<PYである場合には(S607、YES)、処理はS608に移行する。
S608では、読取機能713により読み取った画像の下端(画像に対してY軸プラス方向の端)に幅(PY−SY)の範囲を付加する。その後、付加処理は終了される。S607およびS608の処理は、第4の変更機能718により実行される。
以下、具体例を用いてスキャナドライバ40の処理動作を説明する。図3によれば、SX<PX、SY<PY、SX>PX、SY>PYとなっている。よって、図5に示すフローチャート中、S501、S503、S505、S507のすべての処理は、YESとなり、図6に示すフローチャート中、S601、S603、S605、S607のすべての処理は、NOとなる。すなわち、第1の変更機能709、第2の変更機能710、第3の変更機能711、および第4の変更機能712によりスキャナ2の読取範囲がSXからPX、SYからPY、SXからPX、SYからPYにそれぞれ変更されるが、第1の付加機能715、第2の付加機能716、第3の付加機能717、および第4の付加機能718は実行されない。これによりスキャナ2は、プリンタ3aの印刷可能範囲内の画像を読み取ることとなる。この読み取られた画像がアプリケーション30側に出力されることとなる。スキャナ2により画像を読み取った後、アプリケーション30の印刷指示機能302により、プリンタドライバ50aに対して読取画像の印刷が指示される。アプリケーション30から印刷の指示があると、プリンタドライバ50aは、印刷設定用の画面をディスプレイ16に表示し、ユーザにより印刷用紙サイズの設定が行われる。ここで、ユーザは、スキャナ2で読み取った読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズを設定する。アプリケーション30は、プリンタドライバ50aにて設定された用紙サイズの印刷可能範囲を取得し、プリンタドライバ50aに、スキャナ2で読み取った画像と、その画像の印刷開始点とをプリンタドライバ50aに出力する。プリンタドライバ50aは、アプリケーション30から出力された画像を、同様に出力された印刷開始点でプリンタに印刷させるように制御する。この際、印刷開始点は、前述したように第5のコーナーとなるが、本実施形態によれば、印刷可能範囲と同じサイズの画像がプリンタドライバ50aに出力されるため、スキャナ2で読み取られた画像の位置とプリンタ3aで印刷する際の画像の位置が図9(a)に示すようにずれてしまうことがなくなる。
他方、図8は、図7の画面のボタン74により「プリンタドライバB」を選択し、プリンタドライバ50bが設定された場合のA4の読取用紙サイズに対するスキャナ2の読取可能範囲とA4の印刷用紙サイズに対するプリンタ3bの印刷可能範囲とを示す説明図である。図8(a)には、読取可能範囲が示され、図8(b)には、印刷可能範囲が示されている。図8によれば、SX>PX、SY>PY、SX<PX、SY<PYとなっている。よって、図5に示すフローチャート中、S501、S503、S505、S507のすべての処理は、NOとなり、図6に示すフローチャート中、S601、S603、S605、S607のすべての処理は、YESとなる。すなわち、第1の変更機能709、第2の変更機能710、第3の変更機能711、および第4の変更機能712は実行されないが、第1の付加機能715、第2の付加機能716、第3の付加機能717、および第4の付加機能718は実行される。これにより、スキャナ2は、その読取可能範囲内で画像を読み取り、プリンタ3bの印刷可能範囲とスキャナ2の読取可能範囲とが重複しない範囲に余白が付加されることになる。余白を付加することによってアプリケーション30側に出力すべき画像のサイズは、プリンタ3bの印刷可能範囲のサイズと同一となる。これにより、スキャナ2で読み取られた画像の位置とプリンタ3bで印刷する際の画像位置が図10に示すようにずれてしまうことがなくなる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、これに限定することなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更できることは言うまでもない。
コピーシステム100の構成を示すブロック図である。 CPU10によりハードディスク18内の各種プログラムが実行されて、発揮される機能を示す概念図である。 図7の画面のボタン74により「プリンタドライバA」を選択し、プリンタドライバ50aが設定された場合のA4の読取用紙サイズに対するスキャナ2の読取可能範囲とA4の印刷用紙サイズに対するプリンタ3aの印刷可能範囲を示す説明図である。 スキャナ2により原稿を読み取る際の処理動作を示すフローチャートである。 変更処理の一連の流れを示すフローチャートである。 付加処理の一連の流れを示すフローチャートである。 読取設定に関するユーザインターフェイスの一例を示す説明図である。 図7の画面のボタン74により「プリンタドライバB」を選択し、プリンタドライバ50bが設定された場合のA4の読取用紙サイズに対するスキャナ2の読取可能範囲とA4の印刷用紙サイズに対するプリンタ3bの印刷可能範囲を示す説明図である。 読取可能範囲が印刷可能範囲よりも大きい場合の従来技術による印刷例を示す説明図である。 読取可能範囲が印刷可能範囲よりも小さい場合の従来技術による印刷例を示す説明図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 スキャナ
3a〜3c プリンタ
30 アプリケーション
50a〜50c プリンタドライバ
70 スキャナドライバ
702 読取可能範囲取得機能
704 プリンタドライバ選択機能
705 印刷可能範囲取得機能
706 第1の算出機能
707 第2の算出機能
708 変更機能
709 第1の変更機能
710 第2の変更機能
711 第3の変更機能
712 第4の変更機能
713 読取機能
714 付加機能
715 第1の付加機能
716 第2の付加機能
717 第3の付加機能
718 第4の付加機能
719 制御機能

Claims (16)

  1. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、
    前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、 前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、
    を実現させることを特徴とするスキャナドライバプログラム。
  2. 前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、スキャナによる画像の読取範囲を前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲に変更する変更機能と、
    前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、を情報処理装置に実行させ、
    前記制御機能は、前記読取機能により読み取った画像を、前記指示機能の指示により印刷させること、
    を特徴とする請求項1に記載のスキャナドライバプログラム。
  3. 前記変更機能は、
    前記読取可能範囲を構成するコーナーのうちの対角に位置する2つのコーナーが前記印刷可能範囲の外側に位置する場合に、前記読取範囲を前記重複範囲に変更すること、
    を特徴とする請求項2に記載のスキャナドライバプログラム。
  4. 前記読取用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、
    前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、
    前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を情報処理装置に実行させ、
    前記変更機能は、
    SX<PX
    SY<PY
    SX>PX、及び、
    SY>PY
    を満たす場合には、
    SXをPXに変更し、SYをPYに変更し、SXをPXに変更し、SYをPYに変更すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載のスキャナドライバプログラム。
  5. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、
    前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、 前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、
    前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、
    前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、
    を実現させることを特徴とするスキャナドライバプログラム。
  6. 前記付加機能は、
    前記読取可能範囲を構成するコーナーのうちの対角に位置する2つのコーナーが前記印刷可能範囲の内側に存在する場合に、前記読取機能により読み取った画像に前記余白を付加すること、
    を特徴とする請求項5に記載のスキャナドライバプログラム。
  7. 前記読取用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの領域を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、
    前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、
    前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を前記情報処理装置に実行させ、
    前記付加機能は、
    SX>PX
    SY>PY
    SX<PX、及び、
    SY<PY
    を満たす場合には、
    前記読取機能により読み取った画像の第3のコーナーからY方向に延びる端に幅(SX−PX)の範囲を付加し、画像の第3のコーナーからX方向に延びる端に(SY−PY)範囲を付加し、画像の第4のコーナーからY方向に延びる端に幅(PX−SX)の範囲を付加し、画像の第4のコーナーからX方向に延びる端に(PY−SY)の範囲を付加すること、
    を特徴とする請求項5または6に記載のスキャナドライバプログラム。
  8. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能をアプリケーションプログラムにより実現される情報処理装置に、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、
    前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、 前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、
    前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、
    前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、
    前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、
    を実現させることを特徴とするスキャナドライバプログラム。
  9. 前記読取用紙サイズの用紙を構成するコーナーのうちの任意のコーナーである第1のコーナーと、前記印刷用紙サイズの用紙を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーと同一の位置に相当する第2のコーナーとをそれぞれ原点として、
    前記特定機能により特定された読取可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第1のコーナーに最も近い第3のコーナーのXY座標(SX,SY)と、その対角に位置する第4のコーナーのXY座標(SX,SY)とを算出する第1の算出機能と、
    前記取得機能により取得された印刷可能範囲を構成するコーナーのうちで前記第2のコーナーに最も近い第5のコーナーのXY座標(PX,PY)と、その対角に位置する第6のコーナーのXY座標(PX,PY)とを算出する第2の算出機能と、を前記情報処理装置に実行させ、
    前記変更機能は、
    前記SX<PXの場合には、当該SXをPXに変更する第1の変更機能と、
    前記SY<PYの場合には、当該SYをPYに変更する第2の変更機能と、
    前記SX>PXの場合には、当該SXをPXに変更する第3の変更機能と、
    前記SY>PYの場合には、当該SYをPYに変更する第4の変更機能と、を有し、
    前記付加機能は、
    前記SX>PXの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第3のコーナーからY方向に延びる端に幅(SX−PX)の範囲を付加する第1の付加機能と、 前記SY>PYの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第3のコーナーからX方向に伸びる端に幅(SY−PY)の範囲を付加する第2の付加機能と、 前記SX<PXの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第4のコーナーからY方向に伸びる端に幅(PX−SX)の範囲を付加する第3の付加機能と、 前記SY<PYの場合には、前記読取機能により読み取った画像の前記第4のコーナーからX方向に伸びる端(PY−SY)の範囲を付加する第4の付加機能と、を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のスキャナドライバプログラム。
  10. 情報の授受を行う複数のプリンタに対応して用意された複数のプリンタドライバプログラムを格納する前記情報処理装置に、
    前記複数のプリンタドライバプログラムの中から任意のプリンタドライバプログラムを選択する選択機能を実行させ、
    前記取得機能は、前記選択されたプリンタドライバプログラムの実行により、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のスキャナドライバプログラム。
  11. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能とを有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えること特徴とする情報処理装置。
  13. スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置であって、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に、前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  14. スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置と、を備えたコピーシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲が前記取得機能により取得された印刷可能範囲を包含する場合に、前記読取可能範囲と前記印刷可能範囲との重複範囲内の画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能とを有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えることを特徴とするコピーシステム。
  15. スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置とを備えたコピーシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲の画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲が前記特定機能により特定された読取可能範囲を包含する場合に、前記読取機能により読み取った画像に、前記印刷可能範囲中の前記読取可能範囲と重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記付加機能により前記余白を付加された画像を、前記指示機能の指示により印刷させるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えること特徴とするコピーシステム。
  16. スキャナと、プリンタと、当該スキャナ及びプリンタとの間で情報の授受が可能な情報処理装置とを備えたコピーシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記スキャナにより読み取った画像を、印刷しようとする印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲の少なくとも一端に合わせて印刷するように前記プリンタに指示する指示機能を有するアプリケーションプログラムと、
    前記スキャナにより読み取るべき読取用紙サイズの読取可能範囲を特定する特定機能と、前記読取用紙サイズと同一サイズの印刷用紙サイズが有する印刷可能範囲を、前記プリンタのために用意されたプリンタドライバプログラムの実行により取得する取得機能と、前記特定機能により特定された読取可能範囲と前記取得機能により取得された印刷可能範囲とが重複する重複範囲に、スキャナによる画像の読取範囲を変更する変更機能と、前記変更機能により変更された読取範囲で画像を読み取る読取機能と、前記取得機能により取得された印刷可能範囲に、前記特定機能により特定された読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記読取機能により読み取った画像に、前記重複しない範囲に相当する余白を付加する付加機能と、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在しない場合には、前記読取機能により読み取られた画像を前記指示機能の指示により印刷させるように制御し、前記印刷可能範囲に前記読取可能範囲と重複しない範囲が存在する場合には、前記付加機能により前記余白を付加された画像を前記指示機能の指示により印刷されるように制御する制御機能と、を有するスキャナドライバプログラムと、
    を備えたことを特徴とするコピーシステム。
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