JP2005135268A - 紙面をレイアウトするための装置、方法、およびプログラム - Google Patents
紙面をレイアウトするための装置、方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】短時間で、簡単且つ自由に紙面レイアウトができるような装置、方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明による紙面をレイアウトするための装置は、レイアウトすべき紙面を表示するタッチパネル付き表示手段と、この表示手段のタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定する制御手段とを含む。本発明による紙面をレイアウトするための方法は、レイアウトすべき紙面をタッチパネル付きモニタに表示するステップと、モニタのタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定するステップとを含む。本発明によるプログラムは、この方法をコンピュータに実行させる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による紙面をレイアウトするための装置は、レイアウトすべき紙面を表示するタッチパネル付き表示手段と、この表示手段のタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定する制御手段とを含む。本発明による紙面をレイアウトするための方法は、レイアウトすべき紙面をタッチパネル付きモニタに表示するステップと、モニタのタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定するステップとを含む。本発明によるプログラムは、この方法をコンピュータに実行させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、紙面をレイアウトするための装置、方法、およびプログラムに関し、特にタッチパネル付きモニタを使って、新聞紙面を簡単にレイアウトするための装置、方法、およびプログラムに関する。
新聞紙面の製作は、見出しおよび記事を適切に配置するためのレイアウト作業と、レイアウト済み紙面における見出しおよび記事の入力・編集作業と、編集済み紙面の印刷作業とに大きく分けることができるが、本発明は最初のレイアウト作業に関するものである。新聞紙面制作のためのレイアウト装置は、一般に、レイアウトすべき紙面を表示するためのモニタと、オペレータによるレイアウト作業を支援するためのプログラムを組み込んだ制御装置とで構成され、最近は、制御装置としてパーソナル・コンピュータ(PC)が使用されだした。
新聞紙面の製作には、正確さはもちろんのこと、迅速さも要求される。しかしながら、従来のレイアウト作業は熟練オペレータの経験によるところが少なくなく、未熟なオペレータでは作業に時間がかかっていた。そのため、レイアウト装置として、レイアウト時の操作が単純なもの、直感的にわかりやすいもの、工程数が少ないものが期待されている。
例えば、特開2001−109745号公報は、熟練者でなくても短時間で品質の優れたレイアウト設計を行うことができる文書レイアウト装置を開示している。この文書レイアウト装置は、レイアウトの制御を行うレイアウト制御部と、レイアウト対象であるニュースを格納する記事データ格納部と、過去に使用した参照レイアウトに関する各種情報を格納するレイアウト辞書と、参照となる見出しに関する情報を格納する見出し情報格納部と、紙面のレイアウト済みデータを格納するレイアウト済みデータ格納部と、表示装置と、入力部とを備えており、熟練者等が過去に作成したレイアウトをレイアウト辞書に蓄積しておいて、その中から所望のレイアウトを選択してレイアウト設計を行うようにしたため、熟練者でなくても品質の高いレイアウトを短時間で作成することができるようになっている。しかし、このレイアウト装置は、予め作成した複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを選択する形を取っているため、レイアウト設計の自由度に欠けるところがある。
特開2001−109745号公報
従って、本発明の目的は、短時間で、簡単且つ自由に紙面レイアウトができるような装置、方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、オペレータがタッチパネル上で描いた図形から、入力フィールドを規定する複数の境界線、およびその入力モードを容易に決定できる装置、方法、およびプログラムを提供することにある。
新聞を例に取ると、紙面の編集作業は大きく二つに分けることができる。一つは記事の編集である。これは、紙面全てにわたって同一のフォントおよびサイズで統一されており、単に段組などの割り振りが必要なだけである。もう一つは、画像あるいは見出しの編集である。見出し自体は記事と同じくテキスト情報であるが、実際にはフィールド内に適切にレイアウトされるように、フォントのフェイスやサイズを変えたり、網掛け等を行うため、画像データとして扱われる。かくして、レイアウト装置上では、これら2種類の操作が主として行われることになる。本発明のこの点に着眼したものである。
本発明の第1の態様によれば、紙面をレイアウトするための装置であって、レイアウトすべき紙面を表示するタッチパネル付き表示手段と、前記表示手段のタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定する制御手段と、を含む装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、紙面をレイアウトするための方法であって、レイアウトすべき紙面をタッチパネル付きモニタに表示するステップと、前記モニタのタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定するステップと、を含む方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様による方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
第1の態様において、紙面は新聞紙面でもよく、また制御手段は、タッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡する図形追跡手段と、図形追跡手段が追跡した図形から、新聞紙面上で入力すべきフィールドを決定するフィールド決定手段と、図形が右回りか左回りかを判別する図形判別手段と、図形判別手段の判別結果に応じて、フィールドの入力モードを見出し入力モードまたは記事入力モードに決定する入力モード決定手段と、を含むものでもよい。
図形追跡手段は、オペレータが描いた図形を追跡して、X座標およびY座標がそれぞれ最大値および最小値である4つのポイントと、各該ポイントの一つ前のポイントの座標を検出するものであってもよい。フィールド決定手段は、新聞紙面上でフィールドを定義するための水平方向および垂直方向の複数の境界線のうち、図形追跡手段が検出したX座標およびY座標の最大値および最小値に最も近い境界線を、入力すべきフィールドの上下左右の境界線として選択するものであってもよく、特に、図形追跡手段が検出したY座標の最大値および最小値に最も近い段の境界線を入力すべきフィールドの上下の境界線として決定し、図形追跡手段が検出したX座標の最大値および最小値に最も近い文字行の境界線をフィールドの左右の境界線として決定するものであってもよい。図形判別手段は、図形追跡手段が検出した4つのポイントの座標と一つ前のポイントの座標とを比較することによって、図形が右回りか左回りかを判別するものであってもよい。
第2および第3の態様においても、上で述べた第1の態様と同様な実装が可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の最良の実施形態について説明するが、それらの実施形態はあくまで例示的なものであって、本発明を限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で様々な変更、修正を成し得ることは言うまでもない。
本発明によるレイアウト装置の一実施形態を図1に示す。図示のレイアウト装置10は、紙面を表示するためのタッチパネル付きモニタ(例えば、液晶モニタ)11と、所定のプログラムに従ってレイアウト作業を実行する制御装置12とで構成される。制御装置12には、モニタ11のタッチパネル上でオペレータに編集フィールドを指定させるためのスタイラス・ペン13が接続されている。作業の容易さを考えると、モニタ11は1頁の紙面全面を表示できるものが好ましい。2560×2048程度の解像度があれば、このような表示が可能である。もちろん、紙面の一部を表示するモニタでも差し支えないが、紙面のどの部分をレイアウトしているのかが若干わかりにくくなる。なお、図には示していないが、キーボードやマウスなどの他の入力装置、およびプリンタなどの他の出力装置も制御装置12に接続可能である。
制御装置12は、モニタ11のタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡する図形追跡部14と、追跡した図形から、新聞紙面上で入力すべきフィールドを決定するフィールド決定部15と、どのような図形が描かれたかを判別する図形判別部16と、図形判別部の判別結果に応じて、フィールドの入力モードを決定する入力モード決定部17とを含む。制御装置12としては、これらの図形追跡機能、フィールド決定機能、図形判別機能、および入力モード決定機能を持つものであれば、任意の形態を取り得る。例えば、制御装置12は、Windows(R)2000等のオペレーティング・システムを組み込んだ通常のパーソナル・コンピュータでもよい。その場合、図形追跡部14、フィールド決定部15、図形判別部16、および入力モード決定部17はソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせで実現可能である。
図1のレイアウト装置10は、オペレータがタッチパネル上でスタイラス・ペン13または指を使って、図2に示すような右回りの図形20または左回りの図形21を描くことを想定している。本実施形態では、オペレータが右回りの図形20を描いた場合は、入力モードとして見出し入力モードが指定され、左回りの図形21を描いた場合は小組と呼ばれる記事入力モードが指定されるが、これらのモード指定は逆であってもよい。
次に、図2の図形20および21を想定して、図3のフローチャートを参照しながら、図形追跡部14の動作について説明する。図形追跡部14は、タッチパネル上におけるオペレータの描画操作を所定の周期でサンプリングし、各サンプリング時点のタッチ座標を検知して、最終的に、次の4つのポイント(座標点)と4つの座標値を求める。
(Ymax.x、Ymax.y):Y座標が最大値になるポイント
(Ymin.x、Ymin.y):Y座標が最小値になるポイント
(Xmax.x、Xmax.y):X座標が最大値になるポイント
(Xmin.x、Xmin.y):X座標が最小値になるポイント
Y'max.x:Y座標が最大値になるポイントの一つ前のポイントにおけるX座標値
Y'min.x:Y座標が最小値になるポイントの一つ前のポイントにおけるX座標値
X'max.y:X座標が最大値になるポイントの一つ前のポイントにおけるY座標値
X'min.y:X座標が最小値になるポイントの一つ前のポイントにおけるY座標値
ここでは、タッチパネルの左上角を座標の原点(0、0)とし、そこから右に進むにつれてX座標が増分され、下に進むにつれてY座標が増分されるものとする。解像度が2560×2048の場合、X座標およびY座標の範囲はそれぞれ0〜2047および0〜2559である。
(Ymax.x、Ymax.y):Y座標が最大値になるポイント
(Ymin.x、Ymin.y):Y座標が最小値になるポイント
(Xmax.x、Xmax.y):X座標が最大値になるポイント
(Xmin.x、Xmin.y):X座標が最小値になるポイント
Y'max.x:Y座標が最大値になるポイントの一つ前のポイントにおけるX座標値
Y'min.x:Y座標が最小値になるポイントの一つ前のポイントにおけるX座標値
X'max.y:X座標が最大値になるポイントの一つ前のポイントにおけるY座標値
X'min.y:X座標が最小値になるポイントの一つ前のポイントにおけるY座標値
ここでは、タッチパネルの左上角を座標の原点(0、0)とし、そこから右に進むにつれてX座標が増分され、下に進むにつれてY座標が増分されるものとする。解像度が2560×2048の場合、X座標およびY座標の範囲はそれぞれ0〜2047および0〜2559である。
図3のフローは、ステップ301でのタッチパネルのイベント検出により開始する。本実施形態では、タッチパネルのイベントとして、スタイラス・ペン13またはオペレータの指がタッチパネルに触れたことを示す第1のイベント、およびスタイラス・ペン13またはオペレータの指がタッチパネルから離れたことを示す第2のイベントを想定している。次のステップ302は、第1のイベントが生じたかどうか、すなわちスタイラス・ペン13またはオペレータの指がタッチパネルに触れたかどうかを判断する。もし触れていなければステップ301に戻り、さもなければステップ303に進む。
ステップ303では、ステップ302で検出されたタッチのポイントが前のポイントと異なっているかどうかを判断する。スタイラス・ペン13またはオペレータの指が初めてタッチパネルに触れたときは、前のポイントというのは存在しないので、ノーのパスに出て、ステップ301に戻る。このとき、最初のタッチ・ポイントの座標値が最大座標および最小座標の初期値として設定される。2回目の繰り返し以降は、図形の描画に伴って現在のポイントと前のポイントが異なるので、ステップ304に進む。
ステップ304は、現在のY座標がY座標の最大値であるかどうか、すなわちY≧Ymax.yかどうかを判断する。もし最大値であれば、ステップ305に進み、さもなければステップ308に分岐する。ステップ305では、現在のX、Y座標(Ymax.x、Ymax.y)を保存する。次のステップ306では、現在のポイント、すなわちY座標が最大であるポイントの一つ前のポイントのX座標値Y'max.xを保存し、更にステップ307で、Y座標の最大値の更新を示すフラグをセットする。
ステップ308は、現在のY座標がY座標の最小値であるかどうか、すなわちY≦Ymin.yであるかどうかを判断する。もし最小値であれば、ステップ309に進み、さもなければステップ312に分岐する。ステップ309では、現在のX、Y座標(Ymin.x、Ymin.y)を保存する。次のステップ310では、現在のポイント、すなわちY座標が最小であるポイントの一つ前のポイントにおけるX座標値Y'min.xを保存し、更にステップ311で、Y座標の最小値の更新を示すフラグをセットする。
ステップ312は、現在のX座標がX座標の最大値であるかどうか、すなわちX≧Xmax.xかどうかを判断する。もし最大値であれば、ステップ313に進み、さもなければステップ316に分岐する。ステップ313では、現在のX、Y座標(Xmax.x、Xmax.y)を保存する。次のステップ314では、現在のポイント、すなわちX座標が最大であるポイントの一つ前のポイントのY座標値X'max.yを保存し、更にステップ315で、X座標の最大値の更新を示すフラグをセットする。
ステップ316は、現在のX座標がX座標の最小値であるかどうか、すなわちX≦Xmin.xであるかどうかを判断する。もし最小値であれば、ステップ317に進み、さもなければステップ320に分岐する。ステップ317では、現在のX、Y座標(Xmin.x、Xmin.y)を保存する。次のステップ318では、現在のポイント、すなわちX座標が最小であるポイントの一つ前のポイントにおけるY座標値X'min.yを保存し、更にステップ319で、X座標の最小値の更新を示すフラグをセットする。最後に、ステップ320で現在のポイントを一つ前のポイントとして保存した後、イベント検出ステップ301に戻って、これまでのステップを繰り返す。
フィールド決定部15は、新聞紙面上でフィールドを定義するための水平方向および垂直方向の複数の境界線のうち、図形追跡部14が検出したX座標およびY座標の最大値および最小値に最も近い境界線を、入力すべきフィールドの上下左右の境界線として選択するものであるが、本実施形態では、水平方向の境界線として段の境界線を使用し、垂直方向の境界線としても事業の境界線を使用する。フィールド決定部15は、図形追跡部14が検出した4つの極値、すなわち最大X座標Xmax.x、最小X座標Xmin.x、最大Y座標Ymax.y、および最小Y座標Ymin.yに基づいて、これら4つの極値を有する手書き図形を実際のフィールドに整形するため、新聞レイアウト上の「段」の高さを単位として、Ymin.yおよびYmax.yがそれぞれ最も近接する段の境界線をそれぞれフィールドの上辺および下辺として採用し、また、縦に書かれる文字行の幅を単位として、Xmax.xおよびXmin.xがそれぞれ最も近接する文字行の境界線をそれぞれフィールドの右辺および左辺として採用する。
新聞紙面は、段および文字行を単位として、碁盤の目状に定義することができる。従って、1段の高さをhとし、紙面の総段数をnとすると、横方向に延びる段境界のY座標は、0、h、2h、3h、・・・、nhとなる。また1文字行の幅をwとし、紙面の総文字行数をmとすると、縦方向に延びる文字行境界のX座標は、0、w、2w、3w、・・・、mwとなる。フィールド決定部15は、上述の4つの極値をこれらの座標と比較することによって、極値に最も近接する辺を見いだす。極値が段または文字行の中央にきたときは、フィールドの下辺および右辺については、それぞれ小さい方の座標が選択され、上辺および左辺については、それぞれ大きい方の座標が選択される。この選択は逆であってもよく、また他の選択方法も可能である。編集すべきフィールドの上辺、下辺、右辺および左辺の選択を条件ステートメントで表すと次のようになる。
(1)Ymax.y>ih+h/2ならば、下辺を(i+1)hにする。
(2)Ymax.y≦ih+h/2ならば、下辺をihにする。
(3)Ymin.y≧ih+h/2ならば、上辺を(i+1)hにする。
(4)Ymin.y<ih+h/2ならば、上辺をihにする。
(5)Xmax.x>jw+w/2ならば、右辺を(j+1)wにする。
(2)Xmax.x≦jw+w/2ならば、右辺をjwにする。
(3)Xmin.x≧jw+w/2ならば、左辺を(j+1)wにする。
(4)Xmin.x<jw+w/2ならば、左辺をjwにする。
ここで、i=0、1、2、・・・、n−1、j=0、1、2、・・・、m−1である。
(2)Ymax.y≦ih+h/2ならば、下辺をihにする。
(3)Ymin.y≧ih+h/2ならば、上辺を(i+1)hにする。
(4)Ymin.y<ih+h/2ならば、上辺をihにする。
(5)Xmax.x>jw+w/2ならば、右辺を(j+1)wにする。
(2)Xmax.x≦jw+w/2ならば、右辺をjwにする。
(3)Xmin.x≧jw+w/2ならば、左辺を(j+1)wにする。
(4)Xmin.x<jw+w/2ならば、左辺をjwにする。
ここで、i=0、1、2、・・・、n−1、j=0、1、2、・・・、m−1である。
上記の条件ステートメントによって決定されるフィールドの一例を図4に示す。図4において、縦線は文字行の境界を、横線は段の境界を示している。実際には、文字行の幅は段に比べてかなり小さいが、図4では、見易くするために、文字行の幅を拡大して示している。オペレータがタッチパネル上で図形40を描くと、太線41で示したフィールドが編集すべきフィールドとして決定される。図4に示した4つのポイント42〜45は、図3のステップ305、309、313および317でそれぞれ保存されていたものである。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、図形判別部16の動作について説明する。図形判別部16は、図3のフローで検出された最大座標ポイントの座標とその一つ前のポイントの座標を比較することによって、オペレータが描いた図形が右回りか左回りかを判別する。図5のフローは、図3と同じく、タッチパネルのイベント検出(ステップ501)で開始する。次のステップ502は、第2のイベントが生じたかどうか、すなわちスタイラス・ペン13またはオペレータの指がタッチパネルから離れたかどうかを判断する。もし離れていなければステップ501に戻り、さもなければステップ503に進む。
ステップ503は、図3のフローでY座標の最大値および最小値の更新が行われたかどうかを判断する。これは、図3のステップ307および311でフラグがセットされているかどうかで判断できる。更新されていると、ステップ504に進み、さもなければステップ508に進む。
ステップ504は、Ymax.x≦Y'max.xおよびYmin.x>Y'min.xが成立しているかどうかを判断する。これは、Y座標が最大値であるポイントに向かうベクトルが左向きまたは左下がりであり、かつY座標が最小値であるポイントに向かうベクトルが右上がりであるかどうかを判断するものである。もしイエスであれば、ステップ505で、図形は右回りであると決定される。ステップ504の判断結果がノーであれば、ステップ506に進んで、Ymax.x>Y'max.xおよびYmin.x≦Y'min.xが成立しているかどうか、すなわちY座標が最大値であるポイントに向かうベクトルが右下がりであり、かつY座標が最小値であるポイントに向かうベクトルが左向きまたは左上がりであるかどうかを判断する。もしイエスであれば、ステップ507で、図形は左回りであると決定され、さもなければ、ステップ501に戻る。
ステップ508は、図3のフローでX座標の最大値および最小値の更新が行われたかどうかを判断する。これは、図3のステップ315および319でフラグがセットされているかどうかで判断できる。更新されていると、ステップ509に進み、さもなければステップ501に戻る。
ステップ509は、Xmax.y≦X'max.yおよびXmin.y>X'min.yが成立しているかどうかを判断する。これは、X座標が最大値であるポイントに向かうベクトルが右向きまたは右下がりであり、かつX座標が最小値であるポイントに向かうベクトルが左上がりであるかどうかを判断するものである。もしイエスであれば、ステップ510で、図形は左回りであると決定される。ステップ509の判断結果がノーであれば、ステップ511に進んで、Xmax.y>X'max.yおよびXmin.y≦X'min.yが成立しているかどうか、すなわちX座標が最大値であるポイントに向かうベクトルが右上がりであり、かつX座標が最小値であるポイントに向かうベクトルが左向きまたは左下がりであるかどうかを判断する。もしイエスであれば、ステップ512で、図形は左回りであると決定され、さもなければ、ステップ501に戻る。
入力モード決定部17は、図形判別部16が右回りの図形を判別した場合には、フィールド決定部15が決定したフィールドの入力モードを見出し入力モードに設定し、図形判別部16が左回りの図形を判別した場合には、入力モードを記事入力モードに設定する。あるいは、右回りの図形の場合は記事入力モードに、左回りの図形の場合は見出し入力モードにそれぞれ設定するようにしてもよい。入力モードが設定されると、モニタ11の画面には、当該フィールドに見出しまたは記事を入力するためのメニュー(図示せず)が表示され、オペレータはそれに応じて適宜見出しまたは記事を入力したり、編集したりすることができるが、このようなメニュー表示や、見出しまたは記事の入力、編集は既によく知られており、また本発明に直接関係するものではないので、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明してきたが、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で様々な修正、変更が可能である。
Claims (13)
- 紙面をレイアウトするための装置であって、
レイアウトすべき紙面を表示するタッチパネル付き表示手段と、
前記表示手段のタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールド、および該フィールドの入力モードを決定する制御手段と、
を含む装置。 - 前記紙面が新聞紙面であり、
前記制御手段は、
前記タッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡する図形追跡手段と、
前記図形追跡手段が追跡した図形から、前記新聞紙面上で入力すべきフィールドを決定するフィールド決定手段と、
前記図形が右回りか左回りかを判別する図形判別手段と、
前記図形判別手段の判別結果に応じて、前記フィールドの入力モードを見出し入力モードまたは記事入力モードに決定する入力モード決定手段と、
を含む、請求項1に記載の装置。 - 前記図形追跡手段は、オペレータが描いた図形を追跡して、X座標およびY座標がそれぞれ最大値および最小値である4つのポイントと、各該ポイントの一つ前のポイントの座標を検出する、請求項2に記載の装置。
- 前記フィールド決定手段は、前記新聞紙面上でフィールドを定義するための水平方向および垂直方向の複数の境界線のうち、前記図形追跡手段が検出したX座標およびY座標の最大値および最小値に最も近い境界線を、前記入力すべきフィールドの上下左右の境界線として選択する、請求項3に記載の装置。
- 前記フィールド決定手段は、前記図形追跡手段が検出したY座標の最大値および最小値に最も近い段の境界線を前記入力すべきフィールドの上下の境界線として決定し、前記図形追跡手段が検出したX座標の最大値および最小値に最も近い文字行の境界線を前記フィールドの左右の境界線として決定する、請求項4に記載の装置。
- 前記図形判別手段は、前記図形追跡手段が検出した前記4つのポイントの座標と前記一つ前のポイントの座標とを比較することによって、前記図形が右回りか左回りかを判別する、請求項3に記載の装置。
- 紙面をレイアウトするための方法であって、
レイアウトすべき紙面をタッチパネル付きモニタに表示するステップと、
前記モニタのタッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡し、該図形に応じて、入力すべきフィールドおよび該フィールドの入力モードを決定するステップと、
を含む方法。 - 前記紙面が新聞紙面であり、
前記決定するステップは、
前記タッチパネル上でオペレータが描いた図形を追跡する図形追跡ステップと、
前記図形追跡ステップが追跡した図形から、前記新聞紙面上で入力すべきフィールドを決定するフィールド決定ステップと、
前記図形が右回りか左回りかを判別する図形判別ステップと、
前記図形判別ステップの判別結果に応じて、前記フィールドの入力モードを見出し入力モードまたは記事入力モードに決定する入力モード決定ステップと、
を含む、請求項7に記載の方法。 - 前記図形追跡ステップは、オペレータが描いた図形を追跡して、X座標およびY座標がそれぞれ最大値および最小値である4つのポイントと、各該ポイントの一つ前のポイントの座標を検出する、請求項8に記載の方法。
- 前記フィールド決定ステップは、前記新聞紙面上でフィールドを定義するための水平方向および垂直方向の複数の境界線のうち、前記図形追跡ステップが検出したX座標およびY座標の最大値および最小値に最も近い境界線を、前記入力すべきフィールドの上下左右の境界線として選択する、請求項9に記載の方法。
- 前記フィールド決定ステップは、前記図形追跡ステップが検出したY座標の最大値および最小値に最も近い段の境界線を前記入力すべきフィールドの上下の境界線として決定し、前記図形追跡ステップが検出したX座標の最大値および最小値に最も近い文字行の境界線を前記フィールドの左右の境界線として決定する、請求項10に記載の方法。
- 前記図形判別ステップは、前記図形追跡ステップが検出した前記4つのポイントの座標と前記一つ前のポイントの座標とを比較することによって、前記図形が右回りか左回りかを判別する、請求項11に記載の方法。
- 請求項7乃至12のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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