JP2005132472A - Packaging container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばヨーグルト、プリン、ゼリー、アイスクリーム等の半固形状の食品、キャンディ、チョコレート、クッキー、ビスケット等の固形状の食品、コーヒー、清涼飲料水、お茶、みそ汁等の液状の食品を収容するために用いられる包装用容器に関する。 The present invention includes, for example, semi-solid foods such as yogurt, pudding, jelly, and ice cream, solid foods such as candy, chocolate, cookies, and biscuits, and liquid foods such as coffee, soft drinks, tea, and miso soup. The present invention relates to a packaging container used for housing.
従来より、この種の包装用容器として、インサート成形、インモールド成形等の射出成形により、円板状の底壁と同底壁の周縁から立設された筒状の周壁とを有する有底円筒状に形成されたものが知られている。近年は、種々の目的から、周壁を薄肉化した包装用容器が提案されている。例えば、特許文献1には、製品コストの低廉化及び資源の節約とともに、周壁の外周面へ印刷を可能とする目的で、周壁に先細三角形又は台形状の増肉部と薄肉部とを周方向へ交互に形成させた包装用容器が記載されている。また、特許文献2には、使用後に押し潰して減容化することを目的に、周壁の内周面に凹溝状の薄肉部を縦縞状に形成した包装用容器が記載されている。
ところで、この種の包装用容器は、搬送時、保管時等において、減容化を目的とし、一方の包装用容器の内部に他方の包装用容器の底部を挿入することにより、複数が上下に積み重ねられた状態とされる。しかし、上記従来の包装用容器は、複数が上下に積み重ねられた状態とされたとき、必ず何れかの箇所で互いの周壁同士が重なった部分全体で接触し合う。例えば、増肉部と薄肉部とを周方向へ交互に形成させた包装用容器の場合は、増肉部同士が重なった部分全体で互いの周壁同士が接触している。また、凹溝状の薄肉部を形成した包装用容器の場合、薄肉部以外の箇所全体で互いの周壁同士が接触している。このように互いの周壁同士を広い範囲で接触させる包装用容器は、周壁同士の間に生じる摺動抵抗が大きく、積み重ねられた状態から1つ又は複数を引き抜くことが難しくなる。特に、周壁が薄肉化された包装用容器は、他方の包装用容器が一方の包装用容器の奥深くまで入り込んでしまうため、引き抜き時に大きな力を必要とていた。 By the way, this type of packaging container is intended for volume reduction during transportation, storage, etc., and by inserting the bottom of the other packaging container into one packaging container, a plurality of packaging containers can be It is assumed that they are stacked. However, when a plurality of the above conventional packaging containers are stacked up and down, they always come into contact with each other at the part where the peripheral walls overlap each other at any point. For example, in the case of the packaging container in which the thickened portions and the thin-walled portions are alternately formed in the circumferential direction, the peripheral walls are in contact with each other in the entire overlapping portion of the thickened portions. Moreover, in the case of the packaging container which formed the groove-shaped thin part, the mutual surrounding walls are contacting in the whole location other than a thin part. As described above, the packaging container that brings the peripheral walls into contact with each other in a wide range has a large sliding resistance between the peripheral walls, and it is difficult to pull out one or more from the stacked state. In particular, a packaging container having a thin peripheral wall requires a large force when it is pulled out because the other packaging container enters deep into one packaging container.
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、複数が積み重ねられた状態から1つ又は複数を容易に引き抜くことが可能な包装用容器を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a packaging container in which one or a plurality can be easily pulled out from a stacked state.
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の包装用容器の発明は、底壁と該底壁の内面周縁から立設された側壁とを備え、前記側壁が前記底壁から遠ざかるほど外方へ拡がるテーパ形状とされた有底筒状の容器本体から構成され、前記側壁の底壁側端部には該底壁側端部以外の部分よりも厚肉とした厚肉部を形成するとともに、当該厚肉部の内面又は外面のいずれか一方を他方に対して底壁へ近づくに従い離間するように傾斜させたことを要旨とする。 In order to achieve the above object, the invention of a packaging container according to claim 1 includes a bottom wall and a side wall erected from an inner peripheral edge of the bottom wall, and the side wall is farther from the bottom wall. Consists of a bottomed cylindrical container body that expands outward, and forms a thick wall portion at the bottom wall side end of the side wall that is thicker than the portion other than the bottom wall side end. In addition, the gist is that either the inner surface or the outer surface of the thick wall portion is inclined so as to be separated from the other as it approaches the bottom wall.
請求項2に記載の包装用容器の発明は、底壁と該底壁の内面周縁から立設された側壁とを備え、前記側壁が前記底壁から遠ざかるほど外方へ拡がるテーパ形状とされた有底筒状の容器本体から構成され、前記側壁の底壁側端部には該底壁側端部以外の部分よりも厚肉とした厚肉部を形成するとともに、当該厚肉部と当該厚肉部以外の部分との境界が前記底壁と平行に延びるように当該厚肉部を形成したことを要旨とする。 The invention of the packaging container according to claim 2 is provided with a bottom wall and a side wall erected from the inner peripheral edge of the bottom wall, and has a tapered shape that expands outward as the side wall moves away from the bottom wall. It is composed of a bottomed cylindrical container body, and at the bottom wall side end of the side wall is formed a thick part thicker than the part other than the bottom wall side end, and the thick part and the The gist is that the thick part is formed so that the boundary with the part other than the thick part extends in parallel with the bottom wall.
請求項3に記載の包装用容器の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記厚肉部は、前記側壁の内面を盛り上げて厚肉とすることにより形成されたことを要旨とする。 The invention of the packaging container according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the thick portion is formed by raising the inner surface of the side wall to make it thick. The gist.
請求項4に記載の包装用容器の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記容器本体は、底壁の外面周縁から突設された脚部を備えるものであることを要旨とする。 The invention of a packaging container according to a fourth aspect is the invention according to any one of the first to third aspects, wherein the container main body includes a leg portion protruding from a peripheral edge of the outer surface of the bottom wall. The main point is that
請求項5に記載の包装用容器の発明は、請求項4に記載の発明において、前記脚部は、その外面が当該脚部の内面に対して底壁から遠ざかるに従い離間するように傾斜されたものであることを要旨とする。 The invention of the packaging container according to claim 5 is the invention according to claim 4, wherein the leg portion is inclined so that the outer surface thereof is separated from the inner surface of the leg portion as the distance from the bottom wall increases. The main point is that
以上詳述したように、本発明によれば、複数が積み重ねられた状態から1つ又は複数を容易に引き抜くことが可能な包装用容器を提供することができる。 As described above in detail, according to the present invention, it is possible to provide a packaging container in which one or a plurality can be easily pulled out from a stacked state.
以下、本発明を飲料用カップに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
図2及び図3に示すように、飲料用カップを構成する容器本体11は、円板状に形成された底壁21と、同底壁21の内面(上面)周縁に沿って立設された側壁である周壁22とから有底円筒状に形成されている。また、当該容器本体11は、前記底壁21の外面(下面)周縁に沿って突設された脚部23を備えており、同脚部23により安定して支持することができるように構成されている。前記底壁21の中央部には、その壁面を容器本体11の内部へ半球状(ドーム状)に突出させることにより、底壁補強部24が設けられている。この底壁補強部24は、容器本体11の下部の強度及び剛性を向上させるものである。なお、前記脚部23は、容器本体11を支持するものである他、当該底壁補強部24とともに容器本体11の下部の強度及び剛性を向上させるものでもある。
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is embodied in a beverage cup will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG.2 and FIG.3, the container
当該容器本体11は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の合成樹脂を材料として射出成形法で形成されたものである。そして、当該容器本体11の外面に印刷を施す、フィルムを貼着する等して美装処理することにより、飲料用カップが構成されるようになっている。なお、当該飲料用カップは、容器本体11の外面に美装処理等を施すことなく構成される場合もある。また、当該飲料用カップは、液状の食品を収容するものであることから、当該容器本体11に加え、その開口11aを閉塞する蓋体を備える場合もある。
The
前記周壁22は、前記底壁21から遠ざかるほど外方へ拡がるテーパ形状に形成されている。当該周壁22をテーパ形状とすることにより、前記容器本体11は、運搬時、保管時等に複数を上下に積み重ねて減容化することができるように構成されている。すなわち、図3に2点鎖線で示したように、下方の容器本体11の内部に上方の容器本体11を挿入することにより、上下一対の容器本体11が積み重ねられ、減容化することが可能となっている。
The
前記周壁22の内周面において、その下端部には略三角錐状をなす支持突起25が複数突設されている。これら支持突起25は、複数の容器本体11を減容化した際、上方の容器本体11の下端部を係止することにより、下方の容器本体11に対する挿入量が過剰となることを規制するものであるとともに、該上方の容器本体11を支持するものである。前記周壁22の上端部には、同上端部を段状に形成することによって補強部26が設けられている。当該補強部26の上端部には、該補強部26の上端縁に沿って容器本体11の外側方に延びるフランジ27が設けられている。これら補強部26及びフランジ27により、容器本体11は、その上部の強度が高められている。
On the inner peripheral surface of the
図1に示すように、前記周壁22で底壁21側端部である下部には、厚肉部31が前記底壁21へ近づくに従い厚みが増すように形成されている。一方、前記周壁22で上部には、薄肉部32が一定の厚みとなるように形成されている。当該厚肉部31は、前記周壁22の内周面を盛り上げて厚肉とすることにより形成されている。すなわち、当該厚肉部31の内面(これ以降、厚肉部内面31aと記載する)は、外面(これ以降、厚肉部外面31bと記載する)に対し、前記底壁21へ近づくに従い離間するように傾斜されている。これに対し、当該薄肉部32の内面(これ以降、薄肉部内面32aと記載する)は、外面(これ以降、薄肉部外面32bと記載する)と平行に延びている。なお、図1においては、厚肉部31の理解を容易にするため、周壁22厚さを誇張して描いてある。
As shown in FIG. 1, the
前記厚肉部31は、周壁22の周方向に亘って一定の高さで形成されている。このため、周壁22の内周面で厚肉部内面31aと薄肉部内面32aとの間に形成される厚肉部31と薄肉部32との境界33は、前記底壁21と平行、つまり周壁22の周方向へ直線状に延びている。なお、前記周壁22の内周面を盛り上げて前記厚肉部31を形成したことにより、厚肉部外面31bと薄肉部外面32bとは同一の角度で平坦状に繋がっている。従って、当該実施形態において、周壁22の外周面には厚肉部31と薄肉部32との境界が現れていない。
The
前記容器本体11の下部で底壁21、周壁22及び脚部23が繋がる箇所において、前記厚肉部31の下端、底壁21の周縁及び当該脚部23の上端は、ほぼ同じ厚みとなるように形成されている。また、前記容器本体11の上部において、薄肉部32、補強部26及びフランジ27は、ほぼ同じ厚みとなるように形成されている。
At the location where the
次に、前記飲料用カップの作用について以下に記載する。
さて、当該飲料用カップの容器本体11は、射出成形によって成形される。この射出成形時において、金型の樹脂供給口(ゲート)は、底壁21の中心に配設される。ここで、射出成形で容器本体11を形成するとき、ゲートからフランジ27までの距離をLとし、容器本体11の周壁22等の肉厚をtとした場合、L/tを一定値にしなければならないという制約がある。このため、従来はLに応じてtを設定しており、金型内でゲートにおける射出圧力と、フランジ27となる箇所における射出圧力とがほぼ同値となっていた。
Next, the operation of the beverage cup will be described below.
Now, the
これに対し、当該実施形態の容器本体11においては、前記厚肉部31を前記底壁21へ近づくに従い厚みが増す形状としている。これにより、金型内で溶融された樹脂が厚肉部31となる箇所を通り、前記薄肉部32となる箇所まで達する間、射出圧力は連続的に上昇する。このため、金型内でフランジ27となる箇所における射出圧力は、ゲートにおける射出圧力よりも高くなる。つまり、当該実施形態の容器本体11を成形する際には、金型内の底壁21の中心となる箇所から厚肉部31となる箇所までの範囲を仮想的なゲートと想定することが可能である。従って、前記Lが短くなり、これに応じてtを薄くすることが可能であるため、前記薄肉部32を従来のものに比べて革新的に薄くすることができる。
On the other hand, in the container
なお、上記の射出成形で使用される金型は、前記容器本体11の外面部分を成形する雌型と、前記容器本体11の内面部分を成形する雄型とから構成されている。ここで、前記薄肉部32を薄くするほど、雌型と雄型との間に形成される成形空間が狭くなるため、金型が位置ずれしたり等して薄肉部32が成形不良となるおそれがある。特に、当該実施形態のように、縦長な飲料用カップで雄型を固定側とした場合、雄型は細く長い形状となり、その先端に荷重が加わりやすくなることで位置ずれしやすくなる。
In addition, the metal mold | die used by said injection molding is comprised from the female type | mold which shape | molds the outer surface part of the said container
これに対し、当該実施形態においては、前記厚肉部31を形成するため雄型の先端が縮径されており、先端に加わる荷重を軽減することが可能となる。加えて、型締め時に雄型に対して雌型を移動させる際、当該雄型の先端においては雌型との間に形成される余裕が他の部分に比べて大きいため、両型の衝突又は接触を回避することができ、金型の位置ずれが抑制される。ここで、プリン、ヨーグルト等を収容するためのカップのように高さの低い、つまり雄型を細くとも短い形状とすることが可能なものであれば、上記のような金型の位置ずれは起こりにくい。すなわち、上記のような金型の位置ずれは、雄型が細く長い形状となり、さらには肉厚を薄くすることによって起こりやすくなる。そして、当該実施形態のものであれば、前記開口11aの直径に対し、容器本体11の高さを2倍以上としても金型の位置ずれを抑制することが可能である。
On the other hand, in this embodiment, since the
また、当該金型においては、厚肉部31となる箇所へ合成樹脂が素早く流れ込むことで、薄肉部32へ合成樹脂が流れ込む前に、雄型及び雌型の位置関係が固定されるため、これによっても金型の位置ずれが抑制される。さらには、前記Lが短くなることで、金型内で合成樹脂が均一に流れるため、同合成樹脂が金型内の空気を均一に押し出す。このため、金型内における空気溜まりの形成を抑制することができ、前記容器本体11の成形不良、特には前記フランジ27の成形不良を抑制することが可能となる。
Further, in the mold, the positional relationship between the male mold and the female mold is fixed before the synthetic resin flows into the thin-
また一方、上記の射出成形による成形を行いやすくするため、前記脚部23は、前記底壁21へ近づくに従い肉厚が増すように形成されている。従って、成形後における合成樹脂の収縮量は、脚部23の上端部と下端部とで異なる。そして、肉厚が厚い箇所ほど大きく収縮することから、成形後において当該脚部23は、前記底壁21から遠ざかるほど前記容器本体11の外方へ拡がるテーパ形状となる場合もある。
On the other hand, in order to facilitate the molding by the above-described injection molding, the
当該飲料用カップにおいて、容器本体11は、使用後に押し潰す等することにより、その上部を減容して棄てることが可能である。すなわち、当該容器本体11は、前述のように薄肉部32、補強部26及びフランジ27がほぼ同じ厚みとなるように形成されている。そして、薄肉部32は、上記のように従来のものに比べて革新的に薄くなっている。従って、従来のものであれば、肉厚を薄くしようとも、フランジ等が設けられた構造上、潰しにくいものとなる。また、周壁の肉厚を部分的に薄くしたものであっても、フランジ等が底壁とほぼ同じ厚みであれば、周壁が潰れてもフランジ等がその形状を保持していることで、周壁がほぼ元の形状に復帰してしまうおそれもある。これに対し、当該容器本体11は、補強部26及びフランジ27も薄肉のものであり、押し潰した際にこれらも変形するため、効果的に減容することが可能である。なお、これら補強部26及びフランジ27は、当該飲料用カップの使用者等が故意に押し潰す等しない限り、容器本体11の形状を維持できる程度の強度及び剛性を有している。
In the beverage cup, the container
当該飲料用カップは、搬送時、保管時等に容器本体11を上下に積み重ねることにより、減容化される。このとき、図1及び図3に2点鎖線で示したように、下方の容器本体11と、上方の容器本体11とで、互いの周壁22の間には隙間が形成される。この隙間が形成されることにより、容器本体11同士の間に生じる摺動抵抗が軽減されるため、複数が積み重ねられた状態から1つ又は複数の容器本体11を容易に引き抜くことが可能となる。
The beverage cup is reduced in volume by stacking the
当該隙間は、前記周壁22の下部に前記厚肉部31を設けたことで形成されたものである。すなわち、前記厚肉部31では、厚肉部外面31bに対して厚肉部内面31aを底壁21へ近づくにつれ容器本体11の内方へ拡がるように傾斜させている。一方、前記薄肉部32では、薄肉部内面32aと薄肉部外面32bとが平行となっている。このため、上方の容器本体11を下方の容器本体11内に挿入したとき、上方の容器本体11は、薄肉部外面32bを下方の容器本体11の薄肉部内面32aに接触させる前に、厚肉部外面31bを下方の容器本体11の厚肉部内面31aに接触させる。従って、容器本体11同士が重なり合った部分において、何れの箇所においても、該部分全体で互いの周壁22同士が接触し合うことがない。
The gap is formed by providing the
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の飲料用カップによれば、容器本体11を構成する周壁22の下部には厚肉部31が、上部には薄肉部32が形成されている。この厚肉部31では、厚肉部外面31bに対して厚肉部内面31aが底壁21へ近づくに従い離間するように傾斜されている。このため、同容器本体11の内部に他の容器本体11を挿入して積み重ねたとき、同容器本体11の厚肉部外面31bが他の容器本体11の厚肉部内面31aが接触されることにより、互いの薄肉部32同士の接触が避けられる。従って、互いの薄肉部32同士の間に隙間が形成されることにより、複数が積み重ねられた状態から1つ又は複数の容器本体11を容易に引き抜くことが可能となる。
The effects exhibited by the above embodiment will be described below.
-According to the beverage cup of the embodiment, the
・ また、厚肉部31と薄肉部32との境界33は、周壁22の周方向へ直線状に延びている。このため、積み重ねられた容器本体11同士の間で、ある箇所では摺動抵抗が高く、他の箇所では摺動抵抗が低い等の摺動抵抗の不均衡を無くすことができ、複数が積み重ねられた状態から1つ又は複数の容器本体11を容易に引き抜くことが可能となる。
The
・ また、境界33を周壁22の周方向へ直線状に延びるものとすることにより、厚肉部31を一定高さで形成することが可能となる。このため、一方の容器本体11は、その厚肉部外面31b全体を他方の容器本体11の厚肉部内面31a全体に接触させることが可能となる。従って、一方の容器本体11の厚肉部外面31bの一部が他方の容器本体11の厚肉部内面31aの一部に接触された場合に比べ、他方の容器本体11に対して一方の容器本体11が傾いて挿入されることを抑制することができる。なお、他方の容器本体11に対して一方の容器本体11が傾いて挿入された場合には、一方の容器本体11からの荷重等が他方の容器本体11に片寄って加わることにより、容器本体11の歪み、破損等といった不具合が発生してしまうおそれがある。
In addition, by making the
・ また、前記厚肉部31は、前記周壁22の内周面を盛り上げることにより、圧肉に形成されている。このため、薄肉部外面32bと厚肉部外面31bとを同じ角度で繋げ、前記周壁22の外周面を平坦面とすることができる。従って、フィルム等からなるラベルを貼着したり、印刷をしたり等して飲料用カップを美装処理する際、ラベル、印刷等が凹凸状となることを抑制し、外観品質の向上を図ることができる。
In addition, the
・ また、前記容器本体11の底部には脚部23が設けられている。この脚部23を設けることにより、容器本体11を安定して支持することができるとともに、前記底壁21を補強することができる。
A
・ また、脚部23を設けることにより、一方の容器本体11を他方の容器本体11内に挿入する際、一方の容器本体11の厚肉部外面31bが他方の容器本体11の厚肉部内面31aに接触するよりも前に、同厚肉部内面31aに前記脚部23の端部を接触させることができる。このため、積み重ねられた容器本体11において、薄肉部32同士の間に加え、厚肉部31同士の間にも隙間を形成することができ、容器本体11をさらに容易に引き抜くことが可能となる。
In addition, by providing the
・ また、射出成形によって容器本体11を成形する際、前記脚部23は、前記底壁21から遠ざかるほど前記容器本体11の外方へ拡がるテーパ形状となる場合がある。この場合、一方の容器本体11を他方の容器本体11内に挿入する際、厚肉部内面31aに対する脚部23の外面の接触面積を低減させることが可能となる。従って、積み重ねられた容器本体11同士の間で、さらに広い範囲に隙間を形成することが可能となり、容器本体11を簡易に引き抜くことが可能となる。
In addition, when the
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 包装用容器は、内部の収容物を包装するものであれば、実施形態で示した飲料用カップに限らず、例えばアイスクリーム、プリン、ゼリー、ヨーグルト、チョコレート、クッキー、ビスケット等を収容する食品用カップとしてもよい。また、食品に限らず、おもちゃ、アクセサリー、文具等を収容物としてもよい。
In addition, this embodiment can also be changed and embodied as follows.
-The packaging container is not limited to the beverage cup shown in the embodiment as long as it can package the contents contained therein, and for example, food containing ice cream, pudding, jelly, yogurt, chocolate, cookies, biscuits, etc. It may be a cup. Moreover, not only food but also toys, accessories, stationery, and the like may be used as contained items.
・ 容器本体11は、有底円筒状に限らず、例えば有底四角筒状、有底三角筒状等の多角筒状、四角箱状、台状等の箱状、円錐状、三角錐状等の錐状等としてもよい。この場合、例えば多角筒状、箱状ならば、側壁は四角板状、台形状等となり、三角錐状等ならば、三角形状となる。
-The
・ 厚肉部31は、周壁22の内周面を盛り上げて厚肉とすることに限らず、周壁22の外周面を盛り上げて厚肉としてもよい。
・ 図4(a)に示すように、厚肉部内面31aの一部(上部)のみを傾斜させ、厚肉部内面31aの他部(下部)と厚肉部外面31bとが平行になるように形成してもよい。あるいは、図4(b)に示すように、厚肉部内面31aを断面視で前記容器本体11の外方へ湾曲する弧状としてもよい。
The
As shown in FIG. 4A, only a part (upper part) of the thick part
・ 図4(c)に示すように、厚肉部31と薄肉部32との境界33が波状をなすように厚肉部31を形成してもよい。つまり、厚肉部31は一定の高さで形成することに限らず、周壁22の周方向で所定間隔おきに厚肉部31の高さを変更してもよい。
-As shown in FIG.4 (c), you may form the
・ 前記脚部23を省略して構成してもよい。
・ 前記底壁補強部24を省略し、前記底壁21を平板状に成形してもよい。
・ 前記補強部26及びフランジ27のうち少なくとも何れか一方を省略して構成してもよい。このように補強部26又はフランジ27の何れか、あるいは補強部26及びフランジ27を省略した場合であっても、容器本体11は、厚肉部31、底壁21及び脚部23がほぼ同じ厚みとされることにより、必要十分な強度及び剛性を保持することが可能である。
-You may comprise the said
The bottom
-You may comprise abbreviate | omitting at least any one among the said
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記容器本体の上端には同容器本体を補強するフランジを形成するとともに、当該フランジと薄肉部とを同じ厚さとしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の包装用容器。
Further, the technical idea that can be grasped from the embodiment will be described below.
(1) A flange for reinforcing the container body is formed at the upper end of the container body, and the flange and the thin portion have the same thickness. Packaging container according to 1.
(2) 前記容器本体は射出成形によって成形されたものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の包装用容器。 (2) The packaging container according to any one of claims 1 to 5, wherein the container body is formed by injection molding.
11…容器本体、21…底壁、22…側壁としての周壁、23…脚部、31…厚肉部、33…境界。
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2003
- 2003-10-31 JP JP2003373783A patent/JP2005132472A/en active Pending
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