JP2005130055A - アンテナユニット及びそれを用いた電波修正時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電波修正時計の組立完了後の同調周波数の調整作業を無くして製造工程の簡素化を図りコストダウンを実現すると共に、アフターサービスに於いても、迅速で効率の良いサービスを実現できるアンテナユニットとそれを用いた電波修正時計を提供する。
【解決手段】 磁性体材料によって成るコア3と該コア3に巻いた巻線4とを有するアンテナコイル2と、該アンテナコイル2と共に同調回路を形成する同調IC6を実装したアンテナ回路基板5とを備え、接着剤5aによって前記アンテナコイル2と前記アンテナ回路基板5を固着して一体化する構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】 磁性体材料によって成るコア3と該コア3に巻いた巻線4とを有するアンテナコイル2と、該アンテナコイル2と共に同調回路を形成する同調IC6を実装したアンテナ回路基板5とを備え、接着剤5aによって前記アンテナコイル2と前記アンテナ回路基板5を固着して一体化する構成とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、時刻情報を含む電波を受信するアンテナユニットと、該アンテナユニットによって受信した時刻情報に基づき、時刻を自動修正する電波修正時計に関するものである。
時刻情報を含む標準電波を小型アンテナで受信し、時刻修正を自動的に行う電波修正時計は、アンテナの高性能化、受信装置の低消費電力化、コストダウン等の技術開発が進み、製品化が盛んに行われている。また、標準電波を送信する送信局も日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと各国各地域で建設が進み世界的な広がりを見せている。ここで、特に腕時計型の電波修正時計に組み込まれるアンテナは、受信感度が優れていると共に、電波修正時計が使用者の腕に装着されても煩わしさが無く、また、デザイン的にも違和感が無いように、極めて小型であることが要求されている。
このような要求に対応して、磁性体材料によるコアに導線を巻いたアンテナコイルを備えたアンテナ装置を、電波修正時計と別個に形成し、形成された該アンテナ装置を電波修正時計の時計ケース側部に固着する構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。このアンテナ装置は、コアに巻かれた巻線と電波修正時計内部の回路とを接続する接続部材を有し、アンテナ装置と電波修正時計を電気的に接続している。また、該アンテナ装置はアンテナケースによって覆われ、電波修正時計の時計ケースとは、ネジ等によって機械的に結合している。また、該アンテナ装置は、電波修正時計の時計ケース側部の形状に対応して曲がった外形形状を有するので、時計ケース側部に固着されても電波修正時計の外形形状に対する影響が小さく、使用者が電波修正時計を腕に装着してもそれほど煩わしさを感じず、また、デザイン的にも違和感が少ない。
以上のようなアンテナ装置によれば、アンテナ装置と電波修正時計とを個別部品としたので、アンテナ装置と電波修正時計をそれぞれ個別に製造出来、製造工程の分散化、及び簡素化が可能である。また、アンテナ装置は、電波を受信しやすい非金属ケースで覆い、電波修正時計の時計ケースは耐久性や質感の高い金属ケースを用いることが出来るので、受信感度に優れ、耐久性や良い質感を備えた電波修正時計を提供することが出来る。
しかしながら、上記アンテナ装置は、コアと巻線によって成るアンテナコイルだけで構成され、標準電波を選択的に受信するために必要な同調回路としての他の要素であるコンデンサは、電波修正時計の時計回路基板内に配置されているために、製造工程での同調周波数の調整作業や、アフターサービス等に於いて様々な問題を有している。すなわち、電波を受信する同調回路の同調周波数調整作業は、組立を完了した電波修正時計の時計ケースにアンテナ装置を装着した後、同調回路の同調周波数を測定し、該同調周波数が目的とする標準電波の周波数と一致するように、時計回路基板に実装された調整用のコンデンサを付け替える方法で実施される。このため、同調周波数調整作業に多くの調整工数が必要となり、また、組立完了後に調整工程が入るので、時計内部にゴミ等の混入が起きやすく、また、時計ケースに傷等が付かないように細心の注意が必要であり、コストアップや信
頼性低下、品質低下等の課題があった。
頼性低下、品質低下等の課題があった。
また、標準電波の周波数は国や地域の送信局毎に異なっている場合が多く、例えば日本では、福島局が40KHz、九州局が60KHzであり、海外では、アメリカのWWVBが60KHz、ドイツのDCF77が77.5KHz、中国のBPCが68.5KHz等である。ここで、電波修正時計を国や地域別に出荷する場合は、それぞれの送信局の送信周波数に同調回路の同調周波数を合わせる必要がある。このため、電波修正時計の時計回路基板に配置される調整用のコンデンサを、予め出荷先の送信局の送信周波数に合わせて選択し実装する必要がある。この結果、出荷先毎に実装部品の異なる時計回路基板を製造する必要があり、在庫管理や出荷管理が煩わしく、製造工程が非効率であった。
更には電波修正時計の出荷後、使用中に衝撃等の原因でアンテナ装置が壊れた場合は、アンテナ装置を交換する必要があるが、新規にアンテナ装置を交換すると、アンテナコイルのインダクタンスのばらつきから、同調周波数の再調整が必要となる。ここで、同調周波数を再調整するには、前述した如く、時計回路基板内に配置されている調整用のコンデンサの付け替え作業が必要となるので、アフターサービスに於いての作業効率がきわめて悪く、且つ、調整作業が必要であるために、店頭での修理が実現困難であった。また、アンテナ装置を電波修正時計と個別部品としているので、電波修正時計の全体形状が、アンテナ装置の大きさだけ大きくなってしまうことは避けられず、デザイン的にも自由度が少なく問題があった。
本発明の目的は上記課題を解決し、電波修正時計の組立完了後の同調周波数の調整作業を無くして製造工程の簡素化を図りコストダウンを実現すると共に、アフターサービスに於いても、調整作業が必要なく簡単な交換作業で修理を実現できるアンテナユニットとそれを用いた電波修正時計を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナユニットとそれを用いた電波修正時計は、下記記載の構成を採用する。
本発明のアンテナユニットは、電波を受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルと共に同調回路を形成する集積回路を実装したアンテナ回路基板とを備えたことを特徴とする。
本発明のアンテナユニットは、アンテナコイルと、該アンテナコイルと共に同調回路を形成する集積回路を備えているので、目的とする電波を選択的に受信する同調回路をアンテナユニット単体で実現することが出来る。
また、前記アンテナコイルは、磁性体材料によって成るコアと、該コアに巻回した巻線とを有することを特徴とする。
これにより、高透磁率材である磁性体材料をアンテナコイルのコアとしているので、小型であっても受信感度の高いアンテナユニットを実現することが出来る。
また、前記アンテナコイルの前記コアと前記アンテナ回路基板が固着手段によって固着され一体化されたことを特徴とする。
これにより、アンテナコイルとアンテナ回路基板が一体化されるので、アンテナコイルとアンテナ回路基板に実装される集積回路によって同調回路が形成され、同調周波数の調整をアンテナユニット単体で実施することが出来る。
また、前記アンテナコイルは、磁性体材料によって成るコアと、該コアを覆う絶縁性部材と、前記コアと前記絶縁性部材に巻回した巻線とを有することを特徴とする。
これにより、高透磁率材である磁性体材料をアンテナコイルのコアとしているので、小型であっても受信感度の高いアンテナユニットを実現することが出来る。
また、前記絶縁性部材は略同一形状で対を成し、前記コアを挟み込んで該コアと前記巻線とを電気的に絶縁することを特徴とする。
これにより、絶縁性部材によってコアと巻線とを確実に絶縁することが出来るので、信頼性の高いアンテナユニットを実現することが出来る。
また、前記アンテナコイルの前記絶縁性部材と前記アンテナ回路基板が固着手段によって固着され一体化されたことを特徴とする。
これにより、アンテナコイルとアンテナ回路基板が一体化されるので、アンテナコイルとアンテナ回路基板に実装される集積回路によって同調回路が形成され、同調周波数の調整をアンテナユニット単体で実施することが出来る。
また、前記アンテナ回路基板は、前記同調回路の同調周波数を調整する同調データを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
これにより、同調回路の同調周波数を調整する同調データをアンテナ回路基板内に記憶できるので、同調回路が最適に調整されたアンテナユニットを個々に製造することが出来る。
また、前記アンテナ回路基板に実装される前記集積回路は、前記同調回路を形成する複数のコンデンサと、該複数のコンデンサを切り替えて同調回路の同調周波数を調整する切替手段とを、有することを特徴とする。
これにより、アンテナ回路基板に実装される集積回路のコンデンサを切り替えて同調周波数を調整できるので、アンテナ回路基板に調整用のコンデンサを実装する必要が無く、且つ、該調整用コンデンサを取り替えて同調周波数を調整する必要も無い為、同調回路の同調周波数調整作業が簡素化され、コストダウンや信頼性向上を実現することが出来る。
また更に、前記集積回路は、前記同調データを記憶する前記記憶手段を内蔵することを特徴とする。
これにより、同調データを記憶する記憶手段を集積回路に内蔵するので、アンテナ回路基板に実装する集積回路をワンチップで構成でき、アンテナ回路基板の小型化や実装コストを削減することが出来る。
また、前記アンテナ回路基板は、前記同調回路の一部として一つ以上のコンデンサを実装することを特徴とする。
これにより、集積回路内のコンデンサの合計静電容量値を減らすことが出来るので、集積回路のチップサイズを小さく出来、且つ、アンテナ回路基板に実装されるコンデンサの容量値を選択することにより、同調周波数の粗調整が可能となる。
また更に、前記アンテナ回路基板は、外部の電子機器と電気的に接続する接続手段を有することを特徴とする。
これにより、アンテナユニットは、外部の電子機器と電気的に接続できるので、外部の電子機器に組み込まれ、電波を受信する受信アンテナとして機能することが出来る。
また、前記アンテナコイルと前記アンテナ回路基板の少なくてもどちらか一方は、前記外部の電子機器の側部形状に対応して略円弧形状を有することを特徴とする。
これにより、アンテナユニットは、組み込まれる外部の電子機器の外形形状に沿って効率よく配置することが出来るので、アンテナユニットを組み込むことによる電子機器の外形サイズの増加を最小限に抑えることが出来る。
また、前記外部の電子機器は、電波を受信して時刻修正を行う電波修正時計であり、該電波修正時計の内部に組み込まれることを特徴とする。
これにより、アンテナユニットは、電波修正時計に組み込まれ、時刻情報を有する標準電波を受信し、正しい時刻情報を電波修正時計に出力することが出来る。
本発明の電波修正時計は、前記アンテナユニットを組み込み、該アンテナユニットからの受信信号を前記接続手段を介して入力する時計回路基板と、該時計回路基板に実装され前記受信信号に基づいて時刻修正を行う制御手段と、該制御手段からの時刻情報を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明の電波修正時計により、同調周波数が単独で調整されたアンテナユニットを組み込むことが出来るので、電波修正時計の組立後の同調周波数調整作業等が不必要であり、製造工程の簡素化と製造工数の削減を実現することが出来る。
上記の如く本発明によれば、電波を受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルと共に同調回路を形成する集積回路を実装したアンテナ回路基板とを一体化し、同調周波数が個々に調整されたアンテナユニットを実現できるので、該アンテナユニットを組み込んだ電波修正時計は、該電波修正時計の組立後の同調周波数調整作業が不必要であり、製造工程の簡素化と製造工数の削減を実現することが出来る。また、アフターサービスに於いても、アンテナユニットの交換修理で同調周波数調整作業が必要なく、簡単な交換作業で修理が完了できるので、アフターサービスの迅速化や効率アップを実現出来る。
以下図面により本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の実施例1に於けるアンテナユニットの正面図である。図2は図1の矢印Aから見た本発明のアンテナユニットの側面図である。図3は本発明のアンテナユニットの回路ブロック図である。図4は本発明のアンテナユニットを内部に組み込んだ本発明の電波修正時計の分解正面図である。図5は本発明の電波修正時計の回路ブロック図である。図6(a)は、本発明のアンテナユニットの同調周波数の調整方法を説明するブロック図であり、図6(b)は、本発明のアンテナユニットの同調周波数の調整工程で得られる受信信号出力特性グラフである。図7は本発明のアンテナユニットの同調周波数調整手順を示したフローチャートである。図8は本発明の実施例2に於けるアンテナユニットの側面図である。
実施例1としての本発明のアンテナユニットの構成を図1及び図2に基づいて説明する
。1は本発明のアンテナユニットである。2は略円弧形状のアンテナコイルであり、磁性体材料によって成るコア3と、該コア3のコア巻線部3aに巻回される導線によって成る巻線4とによって構成される。尚、巻線4の詳細形状は省略している。3bと3cは、コア3を貫通する2つのコア止め穴であり、該コア止め穴3b,3cの周辺は凹部が形成されている。3dは巻線4の先端である二本の巻線端子4a、4bを通すためのコア溝である。3eはコア絶縁テープであり、コア巻線部3aと巻線4との間に巻かれ、コア巻線部3aと巻線4を電気的に絶縁している。
。1は本発明のアンテナユニットである。2は略円弧形状のアンテナコイルであり、磁性体材料によって成るコア3と、該コア3のコア巻線部3aに巻回される導線によって成る巻線4とによって構成される。尚、巻線4の詳細形状は省略している。3bと3cは、コア3を貫通する2つのコア止め穴であり、該コア止め穴3b,3cの周辺は凹部が形成されている。3dは巻線4の先端である二本の巻線端子4a、4bを通すためのコア溝である。3eはコア絶縁テープであり、コア巻線部3aと巻線4との間に巻かれ、コア巻線部3aと巻線4を電気的に絶縁している。
5はアンテナ回路基板であり、一方の側面はアンテナコイル2と同様に略円弧形状を有している。これらの円弧形状は後述するが、アンテナユニット1を組み込む電波修正時計の側面形状に対応したものであり、主な目的はアンテナユニット1を組み込んだ場合のスペース効率を向上させるためであるが、この円弧形状に限定されるものではなく、略直方体形状でも良く、また、L字型形状等でも良い。5aは固着手段としての接着剤であって、アンテナ回路基板5の端部裏面とコア3の端部との間に塗布されてアンテナ回路基板5とコア3とを固着し、アンテナ回路基板5とアンテナコイル2は結合し一体化される。5bはアンテナ回路基板5を固定するための回路基板止め穴である。尚、上記固着手段は接着剤に限定されず、ネジ止めや圧入等様々な固着方法を用いて良い。
6はアンテナ回路基板5の裏面に実装される集積回路としての同調ICであり、内部構成の詳細は後述する。7a、7bは、アンテナ回路基板5に実装されるチップ形状のコンデンサである。8a〜8eは接続手段としての外部接続電極であり、アンテナ回路基板5の裏面の回路基板止め穴5b周辺に略扇状に形成され、後述するがアンテナユニット1を組み込む外部の電子機器としての電波修正時計と電気的に接続する。9a、9bは、前記巻線端子4a、4bを半田(図示せず)等によって固着するためのアンテナ接続電極である。尚、図2に於いてアンテナ回路基板5に実装される部品等は省略している。
次に図3に基づいてアンテナユニット1の回路構成を説明する。大きな破線で囲まれたブロックがアンテナユニット1であり、その内部で、小さな破線で囲まれたブロックが同調IC6を示している。ここで、同調IC6は同調回路を形成する複数のコンデンサ10a〜10dと、切替手段としての複数のNチャンネルMOSトランジスタ(以降N−MOSと略記)11a〜11eと、カウンタ回路12、及び、同調データを記憶する記憶手段としてのメモリ回路13を内蔵している。コンデンサ10a〜10dの一方の端子はそれぞれ共通に接続して受信信号P5として同調IC6の外部に出力される。コンデンサ10a〜10dの他方の端子は、前記N−MOS11a〜11dのドレイン端子Dにそれぞれ接続される。また、N−MOS11eのドレイン端子Dは同調IC6の外部に出力されて、後述する外部のコンデンサ7aに接続される。また、N−MOS11a〜11eのソース端子Sは、すべてマイナス電源Vssに接続される。
P6はクロック信号であり、外部接続電極8bから入力してカウンタ回路12のクロック端子CLに接続され、P7はイネーブル信号であり、外部接続電極8cから入力してカウンタ回路12のイネーブル端子ENに接続される。カウンタ回路12は出力端子Q0〜Q4を有し、制御信号P0〜P4を出力する。該制御信号P0〜P4は、N−MOS11a〜11eのゲート端子Gにそれぞれ入力し、N−MOS11a〜11eをON/OFF制御する。メモリ回路13は、後述するが外部からの書込み信号P13を入力して同調データとして記憶し、カウンタ回路12に同調データP8を出力する。また、同調IC6にはプラス電源Vddとマイナス電源Vssが供給され、カウンタ回路12やメモリ回路13に接続されて各回路を駆動する。尚、プラス電源Vddは、回路の接地電極であるGNDとなる。
同調IC6の外部でアンテナ回路基板5に実装され同調回路の一部となるコンデンサ7
a、7bの一方の端子は受信信号P5に接続され、コンデンサ7aの他方の端子は前述した如く同調IC6に接続され、コンデンサ7bの他方の端子はマイナス電源Vssに接続される。また、アンテナコイル2の巻線端子4aは受信信号P5に接続され、他方の巻線端子4bはマイナス電源Vssに接続される。受信信号P5は外部接続電極8dを介して外部に出力され、マイナス電源Vssは外部接続電極8eを介して外部に接続され、プラス電源Vddは外部接続電極8aを介して外部に接続される。尚、前記切替手段としてのN−MOS11a〜11eは当然のことではあるが、PチャンネルMOSトランジスタ(以降P−MOSと略記)で構成することも出来る。この場合は、各P−MOSのソース端子Sとコンデンサ7bの他方の端子とアンテナコイル2の巻線端子4bは、プラス電源Vddに接続され、制御信号P0〜P4の論理を反転すれば良い。
a、7bの一方の端子は受信信号P5に接続され、コンデンサ7aの他方の端子は前述した如く同調IC6に接続され、コンデンサ7bの他方の端子はマイナス電源Vssに接続される。また、アンテナコイル2の巻線端子4aは受信信号P5に接続され、他方の巻線端子4bはマイナス電源Vssに接続される。受信信号P5は外部接続電極8dを介して外部に出力され、マイナス電源Vssは外部接続電極8eを介して外部に接続され、プラス電源Vddは外部接続電極8aを介して外部に接続される。尚、前記切替手段としてのN−MOS11a〜11eは当然のことではあるが、PチャンネルMOSトランジスタ(以降P−MOSと略記)で構成することも出来る。この場合は、各P−MOSのソース端子Sとコンデンサ7bの他方の端子とアンテナコイル2の巻線端子4bは、プラス電源Vddに接続され、制御信号P0〜P4の論理を反転すれば良い。
次にアンテナユニット1の動作を図3に基づいて説明する。図3に於いて、イネーブル信号P7が論理“0”の期間は、カウンタ回路12はリセット状態を保ち、出力端子Q0〜Q4より出力される制御信号P0〜P4は論理“0”を保持する。この結果、N−MOS11a〜11eのゲート端子Gの電位は零ボルトを保持するので、N−MOS11a〜11eは全てOFF状態となり、内蔵のコンデンサ10a〜10d、及び外部のコンデンサ7aはアンテナコイル2に対して切断される。
次にイネーブル信号P7が論理“1”になると、カウンタ回路12はリセットが解除され、クロック信号P6のパルスをカウントするスタンバイ状態となる。ここで、クロック信号P6によって1個のパルスがクロック端子CLに入力されると、カウンタ回路12はカウント動作を実行し、出力端子Q0の出力である制御信号P0が論理“1”となり、N−MOS11aがONとなる。同様に、クロック信号P6によって2個のパルスがクロック端子CLに入力されると、カウント回路12はカウント動作を実行し、出力端子Q1の出力である制御信号P1が論理“1”となり、N−MOS11bがONとなる。
同様に、31個のクロック信号P6がクロック端子CLに入力されたとすると、カウンタ回路12は最大カウント数の31になるので、全ての制御信号P0〜P4が論理“1”となり、N−MOS11a〜11eは全てONとなる。この結果、ONとなったN−MOS11a〜11eにそれぞれ直列に接続されているコンデンサ10a〜10d、及び外部のコンデンサ7aはアンテナコイル2に対して全て並列接続され、アンテナコイル2と該アンテナコイル2に接続されるコンデンサ10a〜10d、外部のコンデンサ7a、及び、固定接続のコンデンサ7bによって並列共振回路が形成され、該並列共振回路がアンテナユニット1の同調回路として機能する。
ここでアンテナコイル2と該アンテナコイル2にN−MOS11a〜11eを介して接続されるコンデンサ10a〜10d、7aと、固定接続のコンデンサ7bによって形成される同調回路の同調周波数(すなわち共振周波数)Fは、アンテナコイル2のインダクタンスをLとし、接続される全てのコンデンサの合成静電容量をCとすれば、F=1/2π√LCとなる(式1)。よって、式1により、合成静電容量CがN−MOS11a〜11eの動作によって可変されると同調周波数Fも可変することが理解できる。ここで、アンテナコイル2が同調周波数Fに等しい周波数の電波を受信すると、アンテナコイル2とコンデンサ10a〜10e、7a、7bによる同調回路のインピーダンスは最大となるので、アンテナコイル2の巻線端子4a、4b間に受信電波が選択的に誘起されて受信信号P5として出力される。
すなわち、本発明のアンテナユニット1は、クロック信号P6のパルス数に応じてコンデンサ10a〜10d、7aをアンテナコイル2に接続又は切断するので、同調周波数Fを任意に可変することが出来、この結果、アンテナコイル2に到来する様々な周波数の電波の中から同調周波数Fによって選択される特定の電波を選択的に受信することが出来る
。尚、この実施形態に於いては複数のコンデンサ10a〜10d、7aは5個であり、該コンデンサ10a〜10e、7aを開閉する切替手段としてのN−MOS11a〜11eも5個であるが、この数に限定されるものではなく、更に広い範囲の同調周波数が必要であればコンデンサとN−MOSの数を増やして良く、また、それほど広い範囲の同調周波数が必要でなければ、コンデンサとN−MOSの数を減らしても良い。
。尚、この実施形態に於いては複数のコンデンサ10a〜10d、7aは5個であり、該コンデンサ10a〜10e、7aを開閉する切替手段としてのN−MOS11a〜11eも5個であるが、この数に限定されるものではなく、更に広い範囲の同調周波数が必要であればコンデンサとN−MOSの数を増やして良く、また、それほど広い範囲の同調周波数が必要でなければ、コンデンサとN−MOSの数を減らしても良い。
また、コンデンサ10a〜10d、7aのそれぞれの静電容量は、カウンタ回路12の最下位ビットである出力端子Q0によって制御されるコンデンサ10aを最も小さい値とし、最上位ビットである出力端子Q4によって制御される外付けコンデンサ7aを最も大きい値とすることが望ましい。また、外付けのコンデンサ7a、7bは、同調IC6に内蔵されるコンデンサ10a〜10dの静電容量を制限し、同調IC6のチップサイズを必要以上に大きくさせないために有効である。また更には、コンデンサ7a、7bは容量値を選択することにより、各国や地域別の送信局の送信周波数に同調回路の同調周波数を粗調整するために有効である。よって、コンデンサ7a、7bは不可欠な部品ではなく、受信する標準電波の周波数や、アンテナコイル2のインダクタンスの値によっては不要としても良い。
また、メモリ回路13は、フラッシュメモリ等による不揮発性メモリを同調IC6に内蔵すれば、アンテナ回路基板5に実装するICをワンチップで構成し、アンテナ回路基板5の小型化や実装コストを削減出来るが、この構成に限定されるものではない。例えば、メモリ回路13を同調IC6の外付けとして配置しても良く、また、コストの安いヒューズROM、又は、アンテナ回路基板5の導電パターンを加工するパターンカット手段であっても良い。
以上のように、本発明のアンテナユニットによれば、アンテナコイル2と同調IC6を実装したアンテナ回路基板5が、固着手段によって固着され一体化されるので、標準電波を選択的に受信するための同調回路がアンテナユニット1単体で形成される。この結果、同調回路の同調周波数の調整をアンテナユニット1単体で実施することが出来、該アンテナユニット1を組み込む電波修正時計や、他の電子機器の回路構成等に左右されることなく高精度な周波数調整が可能となる。また、本発明のアンテナユニットは、調整された同調周波数の同調データを記憶する記憶手段を備えているので、各国、又は各地域の送信局の標準電波に対応したアンテナユニットを任意に製造可能であり、各国又は各地域に出荷できるワールドワイドなアンテナユニットを提供することが出来る。
次に、図4に基づいてアンテナユニット1を内部に組み込んだ本発明の電波修正時計の内部構成を説明する。図4は説明の便宜上、電池や電池支持枠等を取り外して、アンテナユニット1の組み込み状態を分かりやすく示した電波修正時計の概略図である。図4に於いて、20はアンテナユニット1を内部に組み込んだ電波修正時計である。21は金属材料によって成る地板であり、各部品を組み付ける基台として機能する。22は各電子部品を実装する時計回路基板であり、前記地板21に図示しないがネジによって固着される。23は秒分モータであり、表示手段としての秒針(図示せず)、分針(図示せず)を駆動し、24は時日モータであり、表示手段としての時針(図示せず)、日付表示(図示せず)を駆動する。
尚、実際には、秒分モータ23の巻線部23aと時日モータ24の巻線部24aだけが、時計回路基板22より露出しているが、ここでは説明の便宜上、秒分モータ23,時日モータ24の全体図を表示している。25、26は、それぞれ標準電波受信用の水晶振動子であり、時計回路基板22の上面に実装されている。27は時計用の水晶振動子であり、時計回路基板22の裏面に実装されている。28は受信ICであり、時計回路基板22の裏面に実装され、水晶振動子25、26が接続される。29は電波修正時計1の全体
を制御し、時刻修正を行う制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記)であり、時計回路基板22の裏面に実装されている。
を制御し、時刻修正を行う制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記)であり、時計回路基板22の裏面に実装されている。
アンテナユニット1は2つのコア止め穴3b、3cによって、ネジ(図示せず)を用いて地板21にネジ止めし固着される。また、アンテナユニット1のアンテナ回路基板5は時計回路基板22の一部上面に配置され、回路基板止め穴5bによってネジ(図示せず)を用いて時計回路基板22と共に地板21にネジ止めし固着される。ここで、アンテナ回路基板5の裏面に形成されている外部接続電極8a〜8eの位置に対応して、時計回路基板22の上面には接続手段としての受信接続電極(図示せず)が形成されている。この結果、アンテナ回路基板5をネジ(図示せず)によって時計回路基板22と共に地板21に固着させると、時計回路基板22はアンテナ回路基板5と地板21の間にあって重ねられるので、時計回路基板22に形成されている前記受信接続電極(図示せず)とアンテナ回路基板5に形成されている外部接続電極8a〜8eがそれぞれ密着して電気的に接続される。
これにより、時計回路基板22とアンテナユニット1は電気的に結合して一体化され、アンテナユニット1で受信した標準電波の受信信号P5を時計回路基板22に伝達することが出来る。次に30はリューズであり、図示しないが複数のスイッチと連動し、使用者が回転することによって時刻修正等の操作を行うことが出来る。また、時計回路基板22の下面には、秒分モータ23と時日モータ24の回転力を秒針、分針、時針等に伝達する輪列機構が配置されているが、本発明に直接関与しない為省略する。また、時計回路基板22には、様々な導電パターンが形成され、コンデンサ等、複数の電子部品が実装されているが、これらについても省略する。尚、電波修正時計20は、全体を金属材料等によって成る外装によって覆われるが、図4では、説明の便宜上省略している。
次に、図5に基づいてアンテナユニット1と該アンテナユニット1を組み込んだ電波修正時計20の回路構成の概略を説明する。図5に於いて、破線で大きく囲ったブロックが図4で示した時計回路基板22であり、同じく破線で小さく囲ったブロックが電波修正時計20に組み込まれるアンテナユニット1である。アンテナユニット1の内部構成は図2で詳述したので省略するが、アンテナユニット1は、外部接続電極8aによってプラス電源Vddを入力し、外部接続電極8bによってクロック信号P6を入力し、外部接続電極8cによってイネーブル信号P7を入力し、外部接続電極8dによって受信信号P5を出力し、更に、外部接続電極8eによってマイナス電源Vssを入力する。
次に、時計回路基板22の回路構成の概略を説明する。受信IC28は図示しないが内部に増幅回路、フィルタ回路、デコード回路等を有し、受信信号P5を入力して、デジタル信号に変換された復調信号P10を出力する。水晶振動子25、26は受信IC28にそれぞれ接続され、標準電波を選択的に受信するためのフィルタ素子として機能する。例えば、電波修正時計20が日本国内用に出荷される場合は、福島局の40KHzと九州局の60KHzに等しい固有振動数を有する水晶振動子を接続すれば良い。また、受信IC28には、電源としてプラス電源Vddとマイナス電源Vssが接続される。
制御手段としてのマイコン29は図示しないが、発信回路、演算回路、制御回路、モータ駆動回路等を内蔵し、電波修正時計20の全ての制御を実行する。31はソーラセルであり、光を入力して発電しソーラ電源P11をマイコン29に供給する。32は2次電池であり、ソーラセル31からの電力を充電し、プラス電源Vddとマイナス電源Vssをマイコン29と、他のIC等に供給する。時計用の水晶振動子27は、マイコン29に接続されて基準信号を発生する。マイコン29はクロック信号P6とイネーブル信号P7を出力し、アンテナユニット1に入力する。33は時刻を表示する表示手段としての表示部であり、図4で示した秒分モータ23と時日モータ24、輪列機構(図示せず)、秒針3
3a、分針33b、時針33c、日付表示33d等によって成り、マイコン29より駆動信号P12を入力して駆動される。
3a、分針33b、時針33c、日付表示33d等によって成り、マイコン29より駆動信号P12を入力して駆動される。
次に、電波修正時計20の動作を図5に基づいて説明する。図5に於いて、ソーラセル31又は2次電池32によってプラス電源Vddとマイナス電源Vss間に一定の電圧が供給されると、マイコン29は初期化処理を実行して各回路ブロックを初期化する。この結果、マイコン29の内部の時刻情報は初期化されてAM00:00:00となり、この初期化された時刻情報に基づいて駆動信号P12が出力され、表示部33の秒針33a、分針33b、時針33cは基準位置であるAM00:00:00に移動し、また、日付表示33dも基準位置に移動する。
次に、マイコン29は水晶振動子27によって得る基準信号を内部で分周して時刻情報の計時を開始し、該時刻情報に基づいて駆動信号P12を出力して表示部33を継続的に駆動する。また、マイコン29は、外部からの使用者の操作や一定時間毎のタイマー等によって時刻修正モードに移行し、標準電波を受信して表示時刻の自動修正を実行する。
以降、時刻修正モードの動作を説明する。電波修正時計20が使用者の操作やタイマー等によって時刻修正モードになると、マイコン29は、クロック信号P6とイネーブル信号P7を共に論理“1”としてアンテナユニット1に対して出力する。アンテナユニット1の同調IC6はクロック信号P6とイネーブル信号P7によって内蔵するメモリ回路13(図3参照)に予め記憶されている同調データP8を読み出しカウンタ回路12(図3参照)にプリセットする。プリセットされたカウンタ回路12は同調データP8に従って出力端子Q0〜Q4から制御信号P0〜P4を出力する。N−MOS11a〜11eは制御信号P0〜P4を入力して内蔵するコンデンサ10a〜10d、及び外付けコンデンサ7aを結合又は分離する。この結果、同調回路の同調周波数が可変され、目的の標準電波を選択的に受信する。
次に、目的の標準電波が受信されると同調IC6は受信信号P5を出力し、受信IC28に入力する。受信IC28は受信信号P5を入力して増幅し、水晶振動子25、26によるフィルタ回路によってノイズ成分等を除去し、更にデコード回路(図示せず)によってデジタル信号に変換し、復調信号P10を出力する。次に、復調信号P10を入力したマイコン29は、内部に記憶している解読アルゴリズムを用いて復調信号P10を解読し、時分秒日付等の標準時情報を得てマイコン29の内部に記憶している時刻情報を修正し記憶する。次にマイコン29は標準時に修正された時刻情報に基づいて駆動信号P12を出力し、表示部33は該駆動信号P12を入力して表示時刻を正しく修正する。
尚、本発明は図5で示す回路構成に限定されるものではなく、制御手段としてのマイコン29を用いずに、それぞれの制御をハードウエアで実現しても良い。また、1つの受信IC28に2つの水晶振動子25、26を接続して送信周波数の異なる2つの送信局を受信するように構成したが、この構成にも限定されず、2つの受信ICを用いて1つずつの水晶振動子を接続し、2つの送信局を受信しても良い。また、標準電波の受信を1つの送信局だけに限定し、1つの受信ICと1つの水晶振動子だけで構成しても良い。
また、ソーラセル31によって2次電池32に充電する電源システムを採用しているが、この構成にも限定されず、ソーラセル31を用いずに電池を1次電池としても良い。また、表示部33はアナログ方式の表示部としたが、これにも限定されず、デジタル方式の表示部、または、アナログとデジタルの混合型の表示部でも良い。また、本発明のアンテナユニットは電波修正時計に限定されるものではなく、電波を受信するさまざまな電子機器に組み込むことが可能であり、その応用範囲はたいへん広い。
以上説明したように、アンテナユニット1を組み込んだ電波修正時計20は、アンテナユニット1単体で同調周波数の調整を行うことが出来るので、製造工程、及び、アフターサービスに於いて多くのメリットを有する。すなわち、製造工程に於いては、電波修正時計20に組み込まれるアンテナユニット1は、同調回路がアンテナユニット1単体で構成され、且つ、アンテナユニット1単体で同調データを記憶し同調周波数調整が完了するので、時計回路基板22に同調回路の調整用コンデンサを実装する必要が無く、且つ、同調周波数の調整のために従来例のようにアンテナを取り付けた後で、実装された調整用コンデンサを取り替える作業が不必要である。このため、電波修正時計の組立後の調整工程を無くすことが出来ると共に、時計回路基板22の部品点数の削減も出来るので、製造工程の簡素化、コストダウン、更に、時計回路基板22の小型化や信頼性向上にも効果が大きい。
また、電波修正時計20を使用中に、落下等の原因でアンテナユニット1のアンテナコイル2が破損し壊れた場合などでは、アンテナユニット1の交換が必要となる。この場合に於いては、壊れたアンテナユニット1をコア止め穴3b、3cと、回路基板止め穴5bとを用いて固着していたネジを緩めて取り外し、新しい良品のアンテナユニットに交換すればよい。ここで、アンテナユニット1は前述した如く、単体で同調周波数の調整が完了しているので、新しいアンテナユニット1が電波修正時計20に組み込まれたとしても新たな調整は必要なく、組み込み作業だけで修理が完了する。よって、アフターサービスの迅速化やアフターサービスの効率アップに大きな効果を発揮することが出来る。
また、図1又は図4に示すように、アンテナユニット1のアンテナコイル2とアンテナ回路基板5の外形形状は、電波修正時計20の側部形状(すなわち、地板21の外形形状)に対応して略円弧形状を有しているので、地板21に取り付けた場合、アンテナユニット1が地板21の外形からはみ出ることはほとんどない。このため、電波修正時計20に、アンテナユニット1を組み込んでも、電波修正時計20の外形サイズに影響を及ぼすことはほとんどなく、使用者の腕にフィットする小型で使い易い電波修正時計を提供することが出来る。
次に、図6に基づいて本発明のアンテナユニットの同調周波数調整方法について説明する。従来、電波修正時計の同調周波数の調整は、調整用のコンデンサを何種類も用意し、該コンデンサの何れかを時計回路基板に仮実装した後、アンテナコイルとの同調周波数を測定し、同調周波数がずれていた場合は、実装したコンデンサを取り除いて容量が異なる別のコンデンサを再実装して同調周波数を再測定するという、時間と労力のかかる調整方法を採用していた。しかし、本発明のアンテナユニットでは、同調周波数の調整を短時間で且つ、自動的に実施することが出来るので、以下説明する。
図6(a)に於いて、アンテナユニット1は前述した如く、アンテナコイル2と同調IC6とを有している。40はアンテナユニット1の同調周波数を自動的に調整する自動調整装置であり、図示しないが、内部に交流信号源、交流電圧計、マイコン等による制御部を有している。該自動調整装置40は、アンテナユニット1から受信信号P5を入力し、クロック信号P6、イネーブル信号P7、及び、書込み信号P13をアンテナユニット1に対して出力する。41は励磁用空芯コイルであり、自動調整装置40から出力される交流信号P14a、P14bによって駆動され、交流磁界42を出力する。
次に、前記自動調整装置40を用いた同調周波数調整手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。まず、アンテナユニット1を自動調整装置40にセットし、アンテナユニット1と自動調整装置40とを電気的に接続する(フローST1)。ここで、アンテナユニット1を自動調整装置40にセットすることにより、アンテナユニット1のアンテナコイル2と励磁用空芯コイル41が近接して配置される。次に自動調整装置40は、交流
信号P14a、P14bを出力して励磁用空芯コイル41を駆動する(フローST2)。ここで例えば、アンテナユニット1を40KHzの標準電波に同調させたい場合は、40KHzの交流信号P14a、P14bを出力し、また、60KHzの標準電波に同調させたい場合は、60KHzの交流信号P14a、P14bを出力すれば良い。
信号P14a、P14bを出力して励磁用空芯コイル41を駆動する(フローST2)。ここで例えば、アンテナユニット1を40KHzの標準電波に同調させたい場合は、40KHzの交流信号P14a、P14bを出力し、また、60KHzの標準電波に同調させたい場合は、60KHzの交流信号P14a、P14bを出力すれば良い。
次に自動調整装置40は、イネーブル信号P7を論理“1”にすると共に、クロック信号P6は論理“0”を保持する(フローST3)。この結果、アンテナユニット1の同調IC6に内蔵されるカウンタ回路12のカウント数は零を保持するので、同調IC6のコンデンサ10a〜10d、及び外付けのコンデンサ7aは同調回路からすべて切断され、同調回路の同調周波数は最も高い周波数となる(フローST4)。次にアンテナユニット1のアンテナコイル2は、励磁用空芯コイル41が発生する交流磁界42を入力して、電磁誘導によって起電力を誘起し受信信号P5を出力する(フローST5)。
次に自動調整装置40は、受信信号P5を入力して内部の交流電圧計で測定し、その測定値を内部に記憶する(フローST6)。次に自動調整装置40は、測定が終了したかどうかを判定し、肯定判定(すなわち測定終了)の場合は次のフローST8に進み、否定判定の場合はフローST3にリターンする(フローST7)。ここでは、否定判定がなされるのでフローST3にリターンする。次に自動調整装置40から1個のクロック信号P6が出力され、同調IC6内部のカウンタ回路12を1つカウントアップする(フローST3)。次にカウンタ回路12のカウントアップによってN−MOS11aがONし、コンデンサ10aが同調回路に接続され、該同調回路の合成静電容量はコンデンサ10aの静電容量分増加し、同調周波数はわずかに低くなる(フローST4)。
次にアンテナコイル2は、前回と同じように交流磁界42を入力し、電磁誘導によって起電力を誘起して受信信号P5を出力する(フローST5)。自動調整装置40は、受信信号P5を入力して内部の交流電圧計で測定し、その測定値を内部に記憶する(フローST6)。以下同様に、自動調整装置40は、フローST3からフローST7までを繰り返し、測定終了と判定されるとフローST8へ進む。ここで、同調IC6のカウンタ回路12が図3で示すように5Bitによって構成されている場合は、カウンタ回路12が最大カウント数(すなわち31)になるまでフローST3からフローST7が32回繰り返される。すなわち、32回目のフローST3を実行することによりカウンタ回路12のカウント数は31となり、すべてのコンデンサ10a〜10d、7a、7bが同調回路に接続され、同調周波数は最も低い周波数となる。
ここで、アンテナユニット1から出力される受信信号P5の信号レベルは、自動調整装置40からの交流信号P14a、P14bの周波数と、アンテナユニット1の同調周波数が一致したとき最大となる。図6(b)は、この受信信号P5の出力特性を示しており、X軸はカウンタ回路12のカウント数であり、Y軸は受信信号P5の出力レベルの相対値である。尚、ここでは、カウンタ回路は一例として6Bitで構成され、最大カウント数は63である場合の出力特性を示している。図6(b)に於いて、カウント数が少ない領域では受信信号P5の出力レベルは小さいが、カウント数の増加に伴って受信信号P5は増加し、カウント数が28個付近で受信信号P5は最大となり、それ以降は、カウント数の増加に伴って再び受信信号P5の出力レベルは減少している。
すなわち、図6(b)の受信信号P5出力特性から、カウント数28付近での同調周波数が、交流信号P14a、P14bの周波数に対して一致し同調していることが解る。ここで、自動調整装置40はフローST7で測定終了を判定すると、内部の制御部によってフローST6で既に記憶された各カウント数に対する受信信号P5の出力レベルを調べ、出力レベルが最も大きいカウント数を算出する(フローST8)。次に自動調整装置40は、算出した受信信号P5の出力レベルが最も大きいカウント数を、書込み信号P13
によってアンテナユニット1の同調IC6に転送し、同調データとして同調IC6内部のメモリ回路13に書き込む(フローST9)。すなわち、図6(b)で示す出力特性の場合では、カウント数28がメモリ回路13に同調データとして記憶される。以上の調整手順によって、アンテナユニット1の同調周波数調整は完了する。
によってアンテナユニット1の同調IC6に転送し、同調データとして同調IC6内部のメモリ回路13に書き込む(フローST9)。すなわち、図6(b)で示す出力特性の場合では、カウント数28がメモリ回路13に同調データとして記憶される。以上の調整手順によって、アンテナユニット1の同調周波数調整は完了する。
尚、複数の標準電波を受信するマルチチャンネル仕様のアンテナユニットの調整では、交流信号P14a、P14bの周波数をそれぞれ複数の標準電波に等しい周波数に設定し、上記と同様な測定を行い、受信信号P5の最大値に対応するカウント数をメモリ回路13に複数記憶すれば、複数の標準電波に対応したアンテナユニットを完成することが出来る。また、図6(b)に於いて、同調回路のQが低い場合には、受信信号P5のピーク点がなだらかでピーク点を見つけることが難しい場合がある。このような場合には図6(b)に示すように、受信信号レベルの上昇の傾き(K1)と下降の傾き(K2)を自動調整装置40内の制御部で算出し、二つの傾きのK1とK2の交点を受信信号P5の最大値とするなど、コンピュータ・プログラムによって最大値を予測し同調させても良い。
以上のように、本発明のアンテナユニット1は同調周波数の調整に於いて、調整用コンデンサを取り替える等の煩わしい調整作業が不必要であり、自動調整装置40と励磁用空芯コイル41によって同調回路の最適な設定値を自動的に検出し、且つ、検出した設定値(すなわちカウント数)を同調データとしてメモリ回路13に記憶させることが出来る。この結果、アンテナユニットの製造工程での調整工程を自動化出来ると共に、調整工数も短縮出来、コストダウンや信頼性向上に効果が大きい。
次に、実施例2としての本発明のアンテナユニットの構成を図8に基づいて説明する。尚、実施例1で示したアンテナユニット1と同一要素には同一番号を付し重複する説明は省略する。図8は実施例1の図2と同様にアンテナユニットの側面図であり、50は本発明の実施例2のアンテナユニットである。51は高分子樹脂で成形した絶縁性部材としての上ハウジングであり、コア3の上面側(図面上で右側)に接着剤(図示せず)等によって固着される。51aは上ハウジング51の中間部分に位置し一体成形される上絶縁部であり、コア巻線部3aの両側上面を覆う。52は同じく高分子樹脂で成形した絶縁性部材としての下ハウジングであり、コア3の下面側(図面上で左側)に接着剤(図示せず)等によって固着される。52aは下ハウジング52の中間部分に位置し一体成形される下絶縁部であり、コア巻線部3aの両側下面を覆う。
上記構造により、上絶縁部51aと下絶縁部52aは略同一形状で対を成して上下方向からコア巻線部3aの周囲全体を覆い、巻線4は上絶縁部51aと下絶縁部52aの周囲を巻回して形成されるので、コア巻線部3aと巻線4は、上絶縁部51aと下絶縁部52aによって電気的に絶縁される。尚、上絶縁部51aと下絶縁部52aの間には、わずかな空隙53があるが、これはそれぞれが一体成形される上ハウジング51と下ハウジング52の加工誤差を吸収するための隙間である。また、二つのコア止め穴3b、3cは、上ハウジング51とコア3と下ハウジング52を貫通して形成される。ここで、コア3と上ハウジング51と下ハウジング51及び巻線4によってアンテナコイル54が完成する。また、アンテナ回路基板5は、下ハウジング52の端部にある下ハウジング凸部52bに固着手段としての接着剤5aによって固着されアンテナコイル54と一体化され、アンテナユニット50が完成する。尚、アンテナ回路基板5に実装される部品等は図8に於いては省略している。
以上のように、本発明の実施例2のアンテナユニット50は、上ハウジング51と下ハウジング52が対を成してコア3を挟み込み、コア巻線部3aと巻線4の間を電気的に絶縁する。この結果、実施例1で必要であったコア絶縁テープ3eが不必要になるので、
コア絶縁テープ3eの巻き付け工程が不要になり、また、巻線4とコア巻線部3aとの絶縁もより確実となるので信頼性向上に効果がある。尚、本発明の実施例2のアンテナユニット50は、実施例1のアンテナユニット1と同様に電波修正時計20に組み込まれ、同一の機能を有することはもちろんである。また、上ハウジング51と下ハウジング52の形状は、実施例2に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
コア絶縁テープ3eの巻き付け工程が不要になり、また、巻線4とコア巻線部3aとの絶縁もより確実となるので信頼性向上に効果がある。尚、本発明の実施例2のアンテナユニット50は、実施例1のアンテナユニット1と同様に電波修正時計20に組み込まれ、同一の機能を有することはもちろんである。また、上ハウジング51と下ハウジング52の形状は、実施例2に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
1、50 アンテナユニット
2、54 アンテナコイル
3 コア
3a コア巻線部
3b、3c コア止め穴
3d コア溝
3e コア絶縁テープ
4 巻線
4a、4b 巻線端子
5 アンテナ回路基板
5a 接着剤
5b 回路基板止め穴
6 同調IC
7a、7b、10a〜10d コンデンサ
8a〜8e 外部接続電極
9a、9b アンテナ接続電極
11a〜11e N−MOS
12 カウンタ回路
13 メモリ回路
20 電波修正時計
21 地板
22 時計回路基板
23 秒分モータ
23a、24a 巻線部
24 時日モータ
25、26、27 水晶振動子
28 受信IC
29 マイコン
30 リューズ
31 ソーラセル
32 2次電池
33 表示部
33a 秒針
33b 分針
33c 時針
33d 日付表示
40 自動調整装置
41 励磁用空芯コイル
42 交流磁界
51 上ハウジング
51a 上絶縁部
52 下ハウジング
52a 下絶縁部
52b 下ハウジング凸部
53 空隙
P0〜P4 制御信号
P5 受信信号
P6 クロック信号
P7 イネーブル信号
P8 同調データ
P10 復調信号
P11 ソーラ電源
P12 駆動信号
P13 書込み信号
P14a、P14b 交流信号
2、54 アンテナコイル
3 コア
3a コア巻線部
3b、3c コア止め穴
3d コア溝
3e コア絶縁テープ
4 巻線
4a、4b 巻線端子
5 アンテナ回路基板
5a 接着剤
5b 回路基板止め穴
6 同調IC
7a、7b、10a〜10d コンデンサ
8a〜8e 外部接続電極
9a、9b アンテナ接続電極
11a〜11e N−MOS
12 カウンタ回路
13 メモリ回路
20 電波修正時計
21 地板
22 時計回路基板
23 秒分モータ
23a、24a 巻線部
24 時日モータ
25、26、27 水晶振動子
28 受信IC
29 マイコン
30 リューズ
31 ソーラセル
32 2次電池
33 表示部
33a 秒針
33b 分針
33c 時針
33d 日付表示
40 自動調整装置
41 励磁用空芯コイル
42 交流磁界
51 上ハウジング
51a 上絶縁部
52 下ハウジング
52a 下絶縁部
52b 下ハウジング凸部
53 空隙
P0〜P4 制御信号
P5 受信信号
P6 クロック信号
P7 イネーブル信号
P8 同調データ
P10 復調信号
P11 ソーラ電源
P12 駆動信号
P13 書込み信号
P14a、P14b 交流信号
Claims (14)
- 電波を受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルと共に同調回路を形成する集積回路を実装したアンテナ回路基板とを備えたことを特徴とするアンテナユニット。
- 前記アンテナコイルは、磁性体材料によって成るコアと、該コアに巻回した巻線とを有することを特徴とする請求項1記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナコイルの前記コアと前記アンテナ回路基板が固着手段によって固着され一体化されたことを特徴とする請求項1又は2記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナコイルは、磁性体材料によって成るコアと、該コアを覆う絶縁性部材と、前記コアと前記絶縁性部材に巻回した巻線とを有することを特徴とする請求項1記載のアンテナユニット。
- 前記絶縁性部材は略同一形状で対を成し、前記コアを挟み込んで該コアと前記巻線とを電気的に絶縁することを特徴とする請求項4記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナコイルの前記絶縁性部材と前記アンテナ回路基板が固着手段によって固着され一体化されたことを特徴とする請求項4又は5記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナ回路基板は、前記同調回路の同調周波数を調整する同調データを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナ回路基板に実装される前記集積回路は、前記同調回路を形成する複数のコンデンサと、該複数のコンデンサを切り替えて同調回路の同調周波数を調整する切替手段とを、有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のアンテナユニット。
- 更に、前記集積回路は、前記同調データを記憶する前記記憶手段を内蔵することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナ回路基板は、前記同調回路の一部として一つ以上のコンデンサを実装することを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載のアンテナユニット。
- 更に、前記アンテナ回路基板は、外部の電子機器と電気的に接続する接続手段を有することを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載のアンテナユニット。
- 前記アンテナコイルと前記アンテナ回路基板の少なくてもどちらか一方は、前記外部の電子機器の側部形状に対応して略円弧形状を有することを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載のアンテナユニット。
- 前記外部の電子機器は、電波を受信して時刻修正を行う電波修正時計であり、該電波修正時計の内部に組み込まれることを特徴とする請求項11又は12記載のアンテナユニット。
- 請求項1乃至13いずれかに記載のアンテナユニットを組み込み、該アンテナユニットからの受信信号を前記接続手段を介して入力する時計回路基板と、該時計回路基板に実装され前記受信信号に基づいて時刻修正を行う制御手段と、該制御手段からの時刻情報を表示する表示手段とを有することを特徴とする電波修正時計。
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