JP2005124825A - 医療用液体回路の接続装置 - Google Patents
医療用液体回路の接続装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005124825A JP2005124825A JP2003363741A JP2003363741A JP2005124825A JP 2005124825 A JP2005124825 A JP 2005124825A JP 2003363741 A JP2003363741 A JP 2003363741A JP 2003363741 A JP2003363741 A JP 2003363741A JP 2005124825 A JP2005124825 A JP 2005124825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder member
- cylindrical member
- inner cylinder
- cylindrical
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title abstract description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 8
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 17
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 5
- 238000000502 dialysis Methods 0.000 description 4
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 3
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 3
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 3
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 3
- 238000001802 infusion Methods 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 3
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 2
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 208000015181 infectious disease Diseases 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
【課題】 簡単な構成で不用意に連結が外れることがない医療用液体回路の接続装置を提供する。
【解決手段】 液体回路接続部分の、一方の端部に取り付けられ筒状の差込部を有する内筒部材14と、内筒部材14の差込部の基端部に形成された係合部16と、液体回路接続部分の他方の端部に取り付けられ内筒部材14の差込部が挿入して接合される外筒部材20と、外筒部材20の側周面に形成された雄ねじ部22を備える。外筒部材20には、内筒部材14と外筒部材20の接合部分を覆う筒状のロック部材28が同軸に嵌合している。ロック部材28には、内筒部材14の係合部に当接する当接面33と、外筒部材20の雄ねじ部22に螺合する雌ねじ部30が設けられている。ロック部材28の当接面33と、当接面18に対向する内筒部材14の係合部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材18を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 液体回路接続部分の、一方の端部に取り付けられ筒状の差込部を有する内筒部材14と、内筒部材14の差込部の基端部に形成された係合部16と、液体回路接続部分の他方の端部に取り付けられ内筒部材14の差込部が挿入して接合される外筒部材20と、外筒部材20の側周面に形成された雄ねじ部22を備える。外筒部材20には、内筒部材14と外筒部材20の接合部分を覆う筒状のロック部材28が同軸に嵌合している。ロック部材28には、内筒部材14の係合部に当接する当接面33と、外筒部材20の雄ねじ部22に螺合する雌ねじ部30が設けられている。ロック部材28の当接面33と、当接面18に対向する内筒部材14の係合部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材18を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、輸血や点滴、人工透析等に使われる医療用流体回路の接続装置に関する。
従来、血液や点滴液等の医療用液体を流す流体回路には、透析装置や留置針等に接続する箇所等、いくつかの接続部分がある。また、病状により、1本の点滴回路に複数の薬液注入箇所を設ける場合があり、このような場合、点滴回路のプラスチック管に、薬液の流れる方向が調節可能な3法活栓を取り付ける。
これら従来の医療用流体回路の接続方法は二種類あり、その一方のスリップイン型は、ポリカーボネート製など(その他、PPあるいはPEあるいはテフロン(登録商標)等)のテーパー状の凸型中空ニップルを、ポリカーボネート製のテーパー状の凹型中空構造にねじ込み、接合するものである。この方法による接続の信頼度は、材質間の相性と技術者の接続技術力による。他方の接続方法であるルアーロック型は、プラスチック製のテーパー状の凸型中空ニップルに、雌ねじが形成されたコネクタ部材を取り付け、プラスチック製テーパー状の凹形中空ニップルにねじ込むものである。これにより、凹形中空ニップルの接続部外周には雄ねじが刻まれ、コネクタ部材を凹形中空ニップルに螺合させ、接合する。この方法による接続の信頼度は、材質間の相性とルアーロックのかかり方(接触面の粘り)による。
特開平8−155025号公報
特開平11−2563553号公報
医療用流体回路を接続する場合、離脱を意識し、両者がスリップイン構造の場合はそれぞれの部品の突起部間を輪ゴムなどの持つ収縮力を利用して弾力による固定をして工夫しているが、接続に確実性はない。また、ルアーロック型でも、接続相互材質間に粘りがないため、安全が確保されない。つまり、容易にロックできるが、わずかな刺激により容易に凹ねじが回転し、スリップイン型と同様の接続状態となってしまうことがある。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で不用意に連結が外れることがない医療用液体回路の接続装置を提供することを目的とする。
本発明は液体回路の接続部分の一方の端部に取り付けられ筒状の差込部を有する内筒部材と、上記内筒部材の上記差込部の基端部に形成された係合部と、上記液体回路の接続部分の他方の端部に取り付けられ上記内筒部材の差込部が挿入して接合される外筒部材と、上記外筒部材の側周面に形成された雄ねじ部が設けられた医療用液体回路の接続装置であり、上記内筒部材と上記外筒部材の接合部分を覆う筒状のロック部材が設けられている。上記ロック部材には、上記内筒部材から抜け落ちないために上記内筒部材の係合部に当接する当接面と、上記外筒部材の上記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が設けられている。上記ロック部材の上記当接面とこの当接面に対向する上記内筒部材の係合部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材が設けられている。上記樹脂は、シリコンラバー等である。
また、上記ロック部材の上記雄ねじ部とそれに螺合する上記外筒部材の上記雄ねじ部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材が設けられている。
本発明の医療用液体回路の接続方法は、簡単な構造で確実に接続され、不用意に接続が外れることが無く、点滴や輸血、人工透析などの治療を安全に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施形態を示すものであり、この実施形態の医療用液体回路の接続装置10は、点滴の薬液が入れられた容器や人工透析装置等に接続される柔軟な第一チューブ12が設けられ、第一チューブ12の流出側端部12aに、内筒部材14が差し込まれ密着して取り付けられている。
内筒部材14は、ほぼ円筒状に形成され、軸方向の一端部である入口側端部14aが第一チューブ12の内側に密着して嵌合されている。内筒部材14の入口側端部14aの反対側は後述する外筒部材20に嵌合される差込部である出口側端部14bとなる。内筒部材14の側周面14cには、内筒部材14の軸方向のほぼ中心付近に、側周面14cから側方に突出する係合部16が側周面14cを一周して設けられている。
係合部16の、入口側端部14aの端面16aは、内筒部材14の軸方向に対して直角に位置し、端面16a表面には、柔軟性が高く密着性の高い柔軟な樹脂やゴム製の密着部材18が設けられている。密着部材18は、例えばシリコンラバー等で一定厚みに形成されている。密着部材18の取付方法は、内筒部材14の成型後に別に成型する。また、内筒部材14の側周面14cの係合部16よりも先端側は、僅かに先端に向かって細くなるテーパー面に形成されている。
内筒部材14の出口側端部14bには、内筒部材14よりも径が太い円筒状の外筒部材20が密着して取り付けられている。外筒部材20の中空部分は、挿入筒部21となり、外筒部材20の入口側端部20aから挿入筒部21に、内筒部材14の出口側端部14bが差し込まれ出口側端部14bのテーパー面により密着して取り付けられる。外側筒部20の出口側端部20bは、外筒部材20の軸方向のほぼ中心付近から出口側端部20bまで連続して、後述する第二チューブ26が嵌合される大径部24が設けられている。外筒部材20の側周面20cには、入口側端部20a付近に、雄ねじ部22が設けられている。
外筒部材20の大径部24に、皮膚に打つ針に接続される第二チューブ26の流入側端部26aが密着して差し込まれている。第二チューブ26の先端は、皮膚に刺す留置針や、3法活栓等に接続されている。
そして、内筒部材14の外側には、円筒状のロック部材28が設けられている。ロック部材28は、内筒部材14の軸方向に、係合部16よりも入口側端部14a側と第一チューブ12に移動可能に取り付けられている。ロック部材28の内周面には、外筒部材20の雄ねじ部22に螺合される雌ねじ部30が形成されている。ロック部材28の、第一チューブ12側の端部28aには、ロック部材28の内側に一周して突出するガイド部32が一周して設けられている。ガイド部32の中心に位置する挿通口34は、第一チューブ12をゆとりを有して挿通可能な大きさであり、なおかつ内筒部材14の係合部16は挿通しない直径に形成されている。ガイド部32の、ロック部材28の軸方向に対してほぼ直角に位置し内筒部材14の係合部16の密着部材18に対向する部分は、当接面33であり、ロック部材28が内筒部材14の出口側端部14bから抜け落ちることを防ぐ。
次に、医療用液体回路の接続装置10の取付方法について説明する。まず、第一チューブ12と第二チューブ26に、予め水密に内筒部材14と外筒部材20を押し込んで取り付け、そして内筒部材14の出口側端部14bを、外筒部材20の挿入筒部21に差し込み、水密に圧接させる。
次に、ロック部材28を、内筒部材14と外筒部材20の接合部分を覆う位置に移動させ、ロック部材28の雄ねじ部30を外筒部材20の雄ねじ部22に螺合させる。螺合が深くなるにともない、内筒部材の係合部16の端面16aにロック部材28の当接面32aが当たる。このとき、内筒部材14の係合部16の端面16aに設けられた密着部材18がロック部材28の当接面32aに密着し、ロック部材28の、内筒部材14と外筒部材20に対する回転を抑え、ロック部材28の雄ねじ部30と外筒部材20の雄ねじ部22の螺合が解除されることを防ぐ。これにより、内筒部材14と外筒部材20は、ロック部材28によって確実に連結される。
この実施形態の医療用液体回路の接続装置10によれば、ロック部材28が確実に内筒部材14と外筒部材20の接続を確保することができる。ロック部材28に対して外筒部材20との螺合を解除する方向の力が加えられても、ロック部材28は密着部材18により、高い摩擦力で回転を抑制されているため、接続が維持される。このため、施療中に医療用液体回路が離脱して液体が漏れたり、離脱した部分からの細菌の進入による感染症の危険性を避けることができる。
なお、この発明の接続装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、連結する流体の種類や用途は問わないものであり、各部材の形状や個数、素材など自由に変更可能である。内筒部材の係合部に取り付けられた密着部材は、係合部ではなく、係合部に当接するロック部材の当接面の方に取り付けられても良い。またロック部材の雄ねじ部と外筒部材の雄ねじ部の、少なくとも一方に密着部材が取り付けられても良い。密着部材の素材は、シリコンラバー以外に、相対的に柔軟で密着性を有する各種樹脂材料でも良い。
10 医療用液体回路の接続装置
12 第一チューブ
14 内筒部材
16 係合部
18 密着部材
20 外筒部材
22 雄ねじ部
24 大径部
26 第二チューブ
28 ロック部材
30 雌ねじ部
32 ガイド部
33 当接面
34 挿通口
12 第一チューブ
14 内筒部材
16 係合部
18 密着部材
20 外筒部材
22 雄ねじ部
24 大径部
26 第二チューブ
28 ロック部材
30 雌ねじ部
32 ガイド部
33 当接面
34 挿通口
Claims (2)
- 液体回路の接続部分の一方の端部に取り付けられ筒状の差込部を有する内筒部材と、上記内筒部材の上記差込部の基端部に形成された係合部と、上記液体回路の接続部分の他方の端部に取り付けられ上記内筒部材の差込部が挿入して接合される外筒部材と、上記外筒部材の側周面に形成された雄ねじ部と、上記内筒部材と上記外筒部材の接合部分を覆う筒状のロック部材と、上記ロック部材に設けられ上記内筒部材から上記差込部の突出方向へ抜け落ちないために上記内筒部材の係合部に当接する当接面と、上記外筒部材の上記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が設けられ、上記ロック部材の上記当接面とこの当接面に対向する上記内筒部材の係合部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材が設けられていることを特徴とする医療用液体回路の接続装置。
- 上記ロック部材の上記雄ねじ部とそれに螺合する上記外筒部材の上記雄ねじ部のいずれか一方に、柔軟性が高く対向する部材に密着する樹脂で作られた密着部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の医療用液体回路の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363741A JP2005124825A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 医療用液体回路の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363741A JP2005124825A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 医療用液体回路の接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005124825A true JP2005124825A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34642969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003363741A Pending JP2005124825A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | 医療用液体回路の接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005124825A (ja) |
-
2003
- 2003-10-23 JP JP2003363741A patent/JP2005124825A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4369781A (en) | Luer connector | |
US11724082B2 (en) | Fluid line connectors | |
KR100962822B1 (ko) | 유체용 커넥터 및 의료용 장비 | |
JP4299464B2 (ja) | 安全に位置合せされる医療用コネクタ | |
CA1226012A (en) | Connector for therapeutic tubing and medical solution bag device using the connector | |
US4676530A (en) | Coupling assembly for use in fluid flow systems | |
JP4971728B2 (ja) | コネクターの接続構造 | |
US9149622B2 (en) | Secure fluids transfer system for medical use | |
US20210236794A1 (en) | Breakaway medical tubing connector | |
US5154703A (en) | Bloodless catheter | |
JP4647365B2 (ja) | 医療用の接続器具 | |
US20080140055A1 (en) | Lockable enteral feeding adapter | |
WO2014049811A1 (ja) | コネクタ | |
JP2008005974A (ja) | ルアー固定フィッティング接続構造 | |
IE62767B1 (en) | Pre-slit injection site and tapered cannula | |
EP0163661A1 (en) | UNIVERSAL CONNECTOR. | |
JPH0351188B2 (ja) | ||
EP3689412B1 (en) | Medical connector | |
US8882725B2 (en) | Enteral feeding connector | |
US10967169B2 (en) | Medical connector, infusion set, and fluid collection method | |
US20190117950A1 (en) | A male fluid connector, a female fluid connector and a fluid connection system comprising the same | |
US10188847B2 (en) | Medical device | |
CN114761066A (zh) | 连接器、包括连接器和管的系统以及将连接器连接到管的方法 | |
JP2005124825A (ja) | 医療用液体回路の接続装置 | |
JPH0246908Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080409 |