JP2005123376A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源安定化キャパシタを用いる装置において、歩留まりを向上させコスト低減が可能な半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 電源供給線PSLと接地線GNDとの間に、複数のキャパシタC1〜Cn、ヒューズF1〜Fn、選択回路SCが直列に接続されている。選択回路SCを用いてリーク電流の大きいキャパシタを特定し、そのキャパシタが接続されているヒューズを溶断することで、装置全体が不良化することを防ぎ、歩留まりを向上させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 電源供給線PSLと接地線GNDとの間に、複数のキャパシタC1〜Cn、ヒューズF1〜Fn、選択回路SCが直列に接続されている。選択回路SCを用いてリーク電流の大きいキャパシタを特定し、そのキャパシタが接続されているヒューズを溶断することで、装置全体が不良化することを防ぎ、歩留まりを向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、特に電源安定化を図る必要がある装置及びその製造方法に好適なものである。
半導体装置では、外部から供給される電源電圧を安定化させるため、図11に示されるように、電源供給線PSLを電源安定化キャパシタCを介して接地する手法が幅広く用いられている。
特に、不揮発性ROM(Read Only Memory)においては、データの書き込み中に電源切断が起きると、最悪の場合データが失われてしまう可能性があるため、電源電圧の安定化が必須である。
そこで、不揮発性ROMや不揮発性ROMを内蔵するロジック混載デバイス等では、このような電源安定化キャパシタを大きくして、万一書き込み中に電源が切断された場合でも、安全にデータの書き込みを終えることができるようにする等の工夫が必要である。
特に、この問題はFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)において深刻である。FeRAMでのデータ書込みは、DRAMの読み出し方式のようなデータの破壊を伴う読み出し方式である。
FeRAM混載ロジックのアプリケーションにおいて、不揮発性ROMとしてFeRAMを使用する場合、書込み動作中に事故により電源供給が絶たれた場合にもデータの確保を保証するためには、非常に大きな容量の電源安定化キャパシタをチップ内に内蔵する必要がある。これにより、外部電源の供給が書き込み動作の途中で絶たれた時から書き込み動作を終了するまでの間、内部電圧が保たれてデータを確保することができる。
FeRAMメモリにおいて使用している強誘電体キャパシタには、強誘電体膜が存在する。この膜は、通常のシリコン酸化膜に比べて数百倍の誘電率を有している。このため、このような膜を電源安定化キャパシタに使用することで、チップ面積を縮小することができるという利点が得られる。
しかし、強誘電体膜は、従来キャパシタに使われているシリコン酸化膜に比べて欠陥が多い。このため、成膜時における膜の不均一性や加工時のプロセスダメージ、あるいは金属製フェンスの発生等によりリーク電流が増大してしまい、特にパーソナル用途向け製品においてスタンバイ電流規格の確保が困難になるという問題があった。
パーソナル用途向け製品において、電源安定化キャパシタとして使用するためには、その容量並びにスタンバイ電流に関し、例えばC=10(nF)、Idds=1E−5(A/cm2)程度の規格を満たすことが要求される。
しかし上述のように、従来は誘電率が高い物質を用いて強誘電体キャパシタを構成すると、キャパシタにリーク電流が発生してスタンバイ電流が増加し、チップが不良化し歩留まりが低下するという問題があった。
また、通常の酸化膜を用いてキャパシタを構成した場合にも、スタンバイ電流の規格が厳しい場合、あるいは必要なキャパシタのサイズが大きい場合には、同様の問題が起こる可能性があった。
以下に、従来の半導体装置を開示する文献名を記載する。
特開2000−341110号公報
特開平7−170166号公報
特開平10−150356号公報
上述したように、従来は電源安定化のために誘電率が高い強誘電体膜を有するキャパシタを用いた場合、強誘電体膜に存在する欠陥が原因となってリーク電流が発生し、歩留まりが低下するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑み、電源安定化キャパシタを有する半導体装置において、歩留まりを向上させコスト低減が可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による半導体装置は、
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部とを備え、
前記切り離し可能な接続部は、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する機能を有することを特徴とする。
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部とを備え、
前記切り離し可能な接続部は、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する機能を有することを特徴とする。
あるいは本発明の一態様による半導体装置は、
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第n(nは2以上の整数)のキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする。
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第n(nは2以上の整数)のキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする。
また、本発明の一態様による半導体装置は、
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に配置された選択回路と、第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、第nのキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記選択回路、前記第1のキャパシタ、第1のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記選択回路、前記第2のキャパシタ、第2のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、…、前記選択回路、前記第nのキャパシタ、第nのヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路は、前記第1のキャパシタ及び前記第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び前記第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズの少なくともいずれか1組を選択的に前記電源供給線と前記接地線との間に接続するものであり、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする。
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に配置された選択回路と、第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、第nのキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記選択回路、前記第1のキャパシタ、第1のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記選択回路、前記第2のキャパシタ、第2のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、…、前記選択回路、前記第nのキャパシタ、第nのヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路は、前記第1のキャパシタ及び前記第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び前記第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズの少なくともいずれか1組を選択的に前記電源供給線と前記接地線との間に接続するものであり、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする。
本発明の一態様による半導体装置は、
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のトランジスタ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のトランジスタ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第nのキャパシタ及び第nのトランジスタと、
前記第1、第2、…、第nのトランジスタのそれぞれのオン/オフ状態を制御する選択回路とを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路により、前記第1、…、第nのトランジスタの少なくともいずれか一つがオフ状態になると、オフ状態のトランジスタに接続された前記キャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする半導体装置。
電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のトランジスタ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のトランジスタ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第nのキャパシタ及び第nのトランジスタと、
前記第1、第2、…、第nのトランジスタのそれぞれのオン/オフ状態を制御する選択回路とを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路により、前記第1、…、第nのトランジスタの少なくともいずれか一つがオフ状態になると、オフ状態のトランジスタに接続された前記キャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする半導体装置。
本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、
半導体ウェーハに回路パターンを形成する工程であって、前記回路パターンは、電源供給線及び接地線と、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部とを備え、
前記切り離し可能な接続部が、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続するものである、前記回路を形成する工程と、
前記キャパシタのうちリーク電流の大きい不良キャパシタが存在するか否かを検査する工程と、
前記不良キャパシタが存在する場合、前記切り離し可能な接続部を用いて、前記不良キャパシタを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する工程と、
を備えることを特徴とする。
半導体ウェーハに回路パターンを形成する工程であって、前記回路パターンは、電源供給線及び接地線と、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部とを備え、
前記切り離し可能な接続部が、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続するものである、前記回路を形成する工程と、
前記キャパシタのうちリーク電流の大きい不良キャパシタが存在するか否かを検査する工程と、
前記不良キャパシタが存在する場合、前記切り離し可能な接続部を用いて、前記不良キャパシタを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する工程と、
を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の半導体装置及びその製造方法は、電源安定化用のキャパシタが複数に分離されており、リーク電流の大きい不良キャパシタを電源供給線から分離することで、装置全体が不良化することを防ぎ、歩留まりを向上させることが可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態による半導体装置は、図1に示すように、電源供給線PSLと接地線GND(半導体基板)との間に、選択回路SC、容量C1〜Cn(nは2以上の整数)、ヒューズF1〜Fnが直列に接続された構成を備えている。
本発明の第1の実施の形態による半導体装置は、図1に示すように、電源供給線PSLと接地線GND(半導体基板)との間に、選択回路SC、容量C1〜Cn(nは2以上の整数)、ヒューズF1〜Fnが直列に接続された構成を備えている。
先ず、電源安定化キャパシタとして全体で必要な容量を、それぞれ適当な容量を有する複数のキャパシタC1〜Cnに分割して配置する。
このとき、キャパシタの分割数が少ないと、きめの細かいキャパシタ切り離しを行うことができない。逆に、分割数が多すぎると、キャパシタ分割による面積のオーバヘッドが大きなり、チップ面積の増大を招く。従って、キャパシタの分割数はそのときのプロセスの状態に合わせて、最適なものを選ぶことが重要である。
キャパシタC1〜Cnと接地線GNDとの間には、それぞれのキャパシタに対応してヒューズF1〜Fnが直列に接続されている。
選択回路は、後述する電源安定化キャパシタの不良検査工程において、各々のキャパシタC1〜Cnのリーク電流を測定する際に用いられるものである。そして、リーク電流の大きいキャパシタが存在した場合には、その少なくとも1つのキャパシタCi(iは、1〜nのいずれかの整数)に接続されたヒューズFiを溶断する。
ヒューズF1〜Fnは、通常、基準電位トリミングやリダンダンシ救済等において用いられているものと同等のものでよく、検査工程で判明したリーク電流が大きいいずれかのキャパシタCiを電源供給線PSLから電気的に切り離すために用いられる。
ここで、ヒューズFiの切り離し方法としては、例えば通常用いられているようなレーザ光を照射して溶断する方法、あるいは所定の電圧を印加して電気的に焼き切る方法を用いてもよい。
また、ここで選択回路SC、キャパシタC1〜Cn、ヒューズF1〜Fnを備えた本実施の形態の構成は、電源電圧Vcc1の安定化を図るために、図示されていない他のいずれの回路よりも、電源供給線PSLにおける最も上流側に配置することが望ましい。
このような構成を備えた本実施の形態によれば、リーク電流の大きいキャパシタCiを検出し、このキャパシタCiに接続されたヒューズFiを溶断することで、不良のキャパシタCiのみを電気的に電源供給線PSLから分離することで、半導体装置全体の不良化を防ぎ、歩留まりを向上させることができる。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態による半導体装置の構成を図2に示す。
本発明の第2の実施の形態による半導体装置の構成を図2に示す。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態における選択回路SCの構成を具体化したものに相当する。
この選択回路SCは、電源供給線PSLと各々の容量C1〜Cnとの間に、ドレイン、ソースが直列に接続されたNチャネルトランジスタT1〜Tnが配置されている。
そして、各トランジスタT1〜Tnのゲートには、外部から制御信号が入力されてデコードするデコーダDC1からの出力が与えられ、オン/オフが制御される。
ここで、電源供給線PSLには電源電圧Vcc1が供給されているが、デコーダDC1には電源電圧Vcc2が供給される。電圧Vcc1と電圧Vcc2とは異なる電源から供給されてもよい。但し、同一電源から供給される場合は、電圧Vcc2は電源供給線PSLの上流側から取り出す必要がある。
図3に、電源電圧Vcc1及びVcc2の立ち上がり曲線を示す。電源供給線PSLには多くの負荷が接続されているため、その電源電圧Vcc1は立ち上がりが遅い。これよりも速い立ち上がりを有する電源電圧Vcc2をデコーダDC1に供給することで、トランジスタT1〜Tnのオン/オフ状態の確定時期を速くすることができ、安定した動作を実現することができる。
例えば、デコーダDC2からの出力により、トランジスタT1〜Tnのうち、トランジスタT1のみオフし、トランジスタT2〜Tnをオンすることで、キャパシタC2〜Cnが電源供給線PSLに接続された状態になる。このときのリーク電流I1を測定する。
次に、トランジスタT2のみオフし、トランジスタT1、T3〜Tnをオンすることで、キャパシタC1、C3〜Cnが電源供給線PSLに接続された状態になる。このときのリーク電流I2を測定する。
以下同様に、トランジスタT3のみオフしトランジスタT1〜T2、T4〜Tnをオンし、キャパシタC1〜C2、C4〜Cnが電源供給線PSLに接続された状態のときのリーク電流I3、…、トランジスタTnのみオフしトランジスタT1〜Tn-1をオンし、キャパシタC1〜Cn-1が電源供給線PSLに接続された状態のときのリーク電流Inを測定する。
そして、リーク電流I1、I2、…Inのうち、例えばリーク電流Iiが最も小さい場合には、このキャパシタCiが最もリーク電流が大きいことがわかる。このような手順により、選択回路SCを用いてリーク電流の大きいキャパシタを特定することができる。
(3)第3の実施の形態
上記第1、第2の実施の形態は、キャパシタを電源供給線から不可逆的に切り離す構成を備えている。
上記第1、第2の実施の形態は、キャパシタを電源供給線から不可逆的に切り離す構成を備えている。
本実施の形態では、上記第1、第2の実施の形態と異なり、不良のキャパシタを電源供給線から可逆的に切り離す構成を備えている。
図4に、本実施の形態による半導体装置の構成を示す。
電源供給線PSLと接地線GNDとの間に、トランジスタT1〜Tnのドレイン、ソースが、キャパシタC1〜Cnと直列に接続されている。
各トランジスタT1〜Tnのオン/オフ状態は、デコーダDC2からの出力により決定される。ここで、デコーダDC2は、ヒューズにより構成されていてもよい。この場合は、キャパシタC1〜Cnのリーク電流のテストを行った結果、リーク電流が大きいことが判明したキャパシタCiに接続されたトランジスタT1のみをオフし、他のトランジスタはオンする出力が得られるように、内部のヒューズを溶断することによってオン/オフ状態を設定することができる。
ここで、トランジスタT1〜Tnのオン/オフ状態は、電源供給線PSLが立ち上がるのと同時あるいはそれより早い段階で決定される必要がある。
そこで、上記第2の実施の形態と同様に、本実施の形態においても、デコーダDC2に供給する電源電圧Vcc2は、電源供給線PSLにおける電源電圧Vcc1より速く立ち上がることが望ましい。
上述したように、具体的には例えば電源供給線PSLの上流側から電源電圧Vcc2を取るようにしてもよく、あるいは電源供給線PSLの他の供給源から立ち上がりの速い電源電圧Vcc2を取るように構成してもよい。
本実施の形態によれば、切り離し可能な接続部としてトランジスタT1〜Tnを介して電源供給線PSLとキャパシタC1〜Cnを接続したことにより、ヒューズを用いた上記第1、第2の実施の形態よりもキャパシタC1〜Cnに流す電流をより大きくすることができるという利点がある。
即ち、電源供給線PSLの電源電圧Vcc1が十分に立ち上がって通常の動作状態になると、原則としてキャパシタC1〜Cnに電流は流れない。しかし、電源電圧Vcc1の立ち上がり時には、キャパシタC1〜Cnに電流を流して充電を行う必要がある。このときの電流供給のためには、上記第1、第2の実施の形態のようにヒューズを介してキャパシタを電源供給線PSLに接続するよりも、本実施の形態のようにトランジスタT1〜Tnを介してキャパシタC1〜Cnを接続するほうが多くの電流を流すことができるので有利である。
また、本実施の形態におけるトランジスタT1〜Tnは、上記第1、第2の実施の形態において述べた各々のキャパシタC1〜Cnのリークをテストする際にも、選択回路として用いることができる。
即ち、トランジスタT1〜Tnのうち、いずれかのトランジスタTiを順次オフさせ他のトランジスタをオンさせた状態で、それぞれのリーク電流を調べていくことで、リーク電流の大きいキャパシタを特定することができる。
また、上記第1、第2の実施の形態では、キャパシタC1〜Cnと同数のヒューズF1〜Fnを用いていることで、構成は簡易であるがヒューズの数が多く装置面積が大きくなる。
これに対し、本実施の形態ではヒューズはデコーダDC2内にのみ用いている。仮に、キャパシタC1〜Cnの数nが2E10(=1024)であるとすると、上記第1、第2の実施の形態ではヒューズが1024本必要である。本実施の形態は、デコーダDC2において制御信号をデコードするのに必要な本数として10本のヒューズあればよいので、装置面積を大幅に縮小することができる。
(4)第4の実施の形態
本発明の第4の実施の形態による半導体装置の製造方法について、図5のフローチャートを用いて述べる。ここで、半導体装置は上記第1〜第3の実施の形態による装置のいずれかと同一構成を備えるものとする。
本発明の第4の実施の形態による半導体装置の製造方法について、図5のフローチャートを用いて述べる。ここで、半導体装置は上記第1〜第3の実施の形態による装置のいずれかと同一構成を備えるものとする。
ステップS10として、ウェーハ状態で半導体チップの製造を行う。
ステップS12として、半導体ウェーハ状態で、形成された各半導体チップの検査(ダイソート工程)を行う。
ステップS14として、電源安定化用のキャパシタの不良検査並びに不良個所の特定を行う。具体的には、上述したように、各々のキャパシタC1〜Cnのリーク電流を測定し、リーク電流の大きいキャパシタCiを特定する。
ステップS16として、上記第1、第2の実施の形態による半導体装置の構成を備える場合は、不良が検出されたキャパシタCiに接続されたヒューズFiを切断する。この切断は、例えばレーザ光等を照射してもよく、あるいはヒューズFiに高電圧を印可することで電気的に行ってもよい。また、上記第3の実施の形態による半導体装置の構成を備える場合は、不良キャパシタCiに接続されたトランジスタをオフするように、デコーダ内のヒューズを切断する。
ステップS18として、ウェーハにダイシングを行って各半導体チップに分離し、パッケージとして組み立てる。
ステップS20として、半導体装置としての最終検査を行い、ステップS22として出荷する。
あるいは図6の手順で製造してもよい。この場合は、ヒューズを備える装置においてはヒューズを電気的に切断する場合に限られる。
ステップS40として、ウェーハ状態で半導体チップの製造を行う。
ステップS42として、半導体ウェーハ状態で、形成された各半導体チップの検査(ダイソート工程)を行う。
ステップS44として、ウェーハにダイシングを行って各半導体チップに分離し、パッケージとして組み立てる。
ステップS46として、動作確認やエイジング検査等、半導体装置として必要な検査を行う。
ステップS48として、電源安定化用のキャパシタの不良検査並びに不良個所の特定を行う。具体的には、図5におけるステップS14と同様に、各々のキャパシタC1〜Cnのリーク電流を測定し、リーク電流の大きいキャパシタCiを特定する。
ステップS50として、上記第1、第2の実施の形態による半導体装置の構成を備える場合は、不良が検出されたキャパシタCiに接続されたヒューズFiを切断する。この切断は、既にパケージングが終了した後であるため、ヒューズFiの両端に高電圧を印可することで電気的に行う必要がある。上記第3の実施の形態による半導体装置の構成を備える場合は、不良が検出されたキャパシタCiに接続された切り離し可能な接続部であるトランジスタをオフする。
そして、ステップS52として出荷する。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、リーク電流の大きいキャパシタCiを検出し、このキャパシタCiに接続されたヒューズFiを溶断することで、あるいはキャパシタCiに接続されたトランジスタTiをオフするように、デコーダ内部のヒューズを切断することで、不良のキャパシタCiのみを電気的に電源供給線PSLから分離し、半導体装置全体の不良化を防いで歩留まりを向上させることが可能である。
ここで、図5におけるステップS14、あるいは図6におけるステップS48における不良キャパシタの検査工程について、図7のフローチャートを用いて詳述する。
ステップS60として、装置全体のスタンバイ電流の測定を行う。この値が基準値Iref1以下である場合は、不良キャパシタは存在しないことになり、ステップS62としてテストを終了する。
スタンバイ電流が基準値Iref1を超えている場合は、不良キャパシタが存在する可能性があることになり、ステップS64へ移行する。
ステップS64として、選択回路を用いて全ての電源安定化キャパシタを電源供給線PSLから分離した状態にする。
ステップS66として、このときのスタンバイ電流(この値をI0とする)を測定する。この値I0が基準値Iref2より大きい場合には、スタンバイ電流が基準値Iref2を超えている原因が安定化キャパシタにはないことになり、ステップS68としてこのテストを終了する。
スタンバイ電流I0が基準値Iref2以下である場合は、ステップS70へ移行する。そして、ステップS70からステップS76、S77に渡って、n個のキャパシタC1〜Cnに対するスタンバイ電流の測定を行う。
ここで、基準値Iref1と基準値Iref2は異なる値として扱っている。このように異なる値としてもよいが、同じ値であってもよい。
ステップS72において、i番目のキャパシタCiのみを電源供給線PSLに接続する。
この状態で、ステップS74として、スタンバイ電流Iiを測定する。この値から、全てのキャパシタC1〜Cnが電源供給線PSLから分離されているときの上記スタンバイ電流I0を差し引いた値(=Ii−I0)を求める。この測定を、全キャパシタC1〜Cnに対して行う。
これにより、各々のキャパシタC1〜Cnに起因するスタンバイ電流I1〜Inが求まる。各スタンバイ電流のうち、基準値Iref3を超える少なくとも1つのキャパシタのみを電源供給線PSLから分離し、他のキャパシタを全て接続した状態における全体のスタンバイ電流が、基準値Iref1以下になるように設定する。
但し、電源供給線PSLに接続されているキャパシタの数が、電源の安定化に必要な数を下回るときは、装置全体が不良であると判定する。
以上の工程を経ることにより、スタンバイ電流が基準値以下となるように不良のキャパシタを特定し、そのキャパシタを電源供給線PSLから分離することで、装置全体の不良化を防ぐことができる。
次に、上記実施の形態による電源安定化用のキャパシタをFeRAMに適用した場合の素子の縦断面を図8に示す。
この素子は、メモリセル部と安定化キャパシタ部とが配置されている。
メモリセル部において、半導体基板10の表面部分に、ソース11、ドレイン12、ゲート電極21を有するトランジスタTが形成されている。
層間絶縁膜20を介して、上部電極33、強誘電体膜32、下部電極31から成る強誘電体キャパシタが形成されており、下部電極31とソース11とがコンタクトホール22を介して接続されている。
層間絶縁膜30を介して、第1層目の配線層41、42が形成されており、配線層41が上部電極33とコンタクトホール37を介して接続されており、配線層42がドレイン12とコンタクトホール23を介して接続されている。
さらに層間絶縁膜40を介して、第2層目の配線層51が形成されており、配線層51が配線層42とコンタクトホール45を介して接続されている。
また安定化キャパシタ部において、半導体基板10の表面部分に、拡散層13が形成されている。
層間絶縁膜20を介して、上部電極36、強誘電体膜35、下部電極34から成る強誘電体キャパシタが形成されており、下部電極34と拡散層13とがコンタクトホール24、25を介して接続されている。
層間絶縁膜30を介して、第1層目の配線層43、44が形成されており、配線層43が上部電極36とコンタクトホール38、39を介して接続されており、拡散層13が配線層44とコンタクトホール26を介して接続されている。
ここで、配線層44の一部には、ヒューズ部44dが設けられている。
さらに層間絶縁膜40を介して、第2層目の配線層52、53が形成されており、配線層52が配線層43とコンタクトホール46を介して接続されており、配線層53が配線層44とコンタクトホール47を介して接続されている。
配線層51、52、53上には、保護膜50が設けられている。
このように、上記実施の形態による電源安定化用のキャパシタをFeRAMに適用することが可能である。
図9に、MIM(Metal Insulator Metal)キャパシタを電源の安定化に用いた装置の構造を示す。
半導体基板100に、ソース100、ドレイン102、ゲート電極111を有するトランジスタT1と、ソース103、ドレイン104、ゲート電極114を有するトランジスタT2とが形成されている。トランジスタT1は、電源安定化キャパシタを可逆的に切断するためのトランジスタであり、トランジスタT2は電源の安定化用でなく装置の動作に必要なトランジスタであるとする。
層間絶縁膜117を介して第1層目の配線層121、124が形成され、さらに層間絶縁膜123を介して第2層目の配線層131、132、136が形成されている。
さらに層間絶縁膜135を介して第3層目の配線層145が形成されている。この同一層に、下部電極141、強誘電体膜142、上部電極143が形成され、MIMキャパシタが構成されている。
この上層に、層間絶縁膜146を介して第4層目の配線層151が形成され、保護膜152で覆われている。
この構造では、MIMキャパシタと同一層に、配線層145が存在する。
トランジスタT1における一方の拡散層102には、コンタクトホール113、配線層124、コンタクトホール125、配線層136、コンタクトホール126、配線層121、コンタクトホール122、配線層131、コンタクトホール133を介して下部電極141が電気的に接続されている。
このような構成を有するMIMキャパシタを電源安定化用に用いてもよい。
あるいは、図10に示されたように、TFTキャパシタを電源安定化用に用いてもよい。この構造では、TFTキャパシタと同一層に、他の配線層が存在しない点が相違する。
半導体基板200に、ソース201、ドレイン202、ゲート電極211を有するトランジスタT11と、ソース203、ドレイン204、ゲート電極214を有するトランジスタT12とが形成されている。この場合も、トランジスタT11は電源安定化キャパシタを可逆的に切断するためのトランジスタであり、トランジスタT12は装置の動作に必要なトランジスタであるとする。
層間絶縁膜217を介して第1層目の配線層221、224が形成され、さらに層間絶縁膜223を介して第2層目の配線層231、232、236が形成されている。
さらに層間絶縁膜235を介して、第3層目において、下部電極241、強誘電体膜242、上部電極243が形成され、TFTキャパシタが構成されている。
この上層に、層間絶縁膜246を介して第4層目の配線層251が形成され、保護膜252で覆われている。
トランジスタT11における一方の拡散層202には、コンタクトホール213、配線層224、コンタクトホール225、配線層236、コンタクトホール226、配線層221、コンタクトホール222、配線層231、コンタクトホール233を介して下部電極241が電気的に接続されている。
このような構成を有するTFTキャパシタを電源安定化用に用いてもよい。
上述した実施の形態は何れも一例であって、本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲内において様々に変形することが可能である。
例えば、上記第1の実施の形態において、電源供給線PSLと接地線GNDとの間に、選択回路SC、キャパシタC1〜Cn、ヒューズF1〜Fnが直列に接続されている。しかし、接続の順序は図1に示されたものに限定されない。3種類の要素を電源供給線PSLと接地線GNDとの間に直列に配置する際には、全体で6通りの順序が存在する。そのいずれの組み合わせにおいても、上記第1の実施の形態と同様の作用、効果が得られる。
また、上記実施の形態では、電源安定化用のキャパシタとして、強誘電体膜を含むものを用いているが、これに限らず、シリコン酸化膜より誘電率が高い絶縁膜を含むものを用いてもよい。
10、100、200 半導体基板
11〜13、101〜104、201〜204 不純物拡散層
21、111、114、211、214 ゲート電極
31、34、141、241 下部電極
32、35、142、242 強誘電体膜
33、36、143、243 上部電極
C1、C2、C3、…、Cn 電源安定化キャパシタ
F、F1、F2、F3、…、Fn ヒューズ
SC 選択回路
DC デコーダ
T1、T2、T3、…、Tn トランジスタ
11〜13、101〜104、201〜204 不純物拡散層
21、111、114、211、214 ゲート電極
31、34、141、241 下部電極
32、35、142、242 強誘電体膜
33、36、143、243 上部電極
C1、C2、C3、…、Cn 電源安定化キャパシタ
F、F1、F2、F3、…、Fn ヒューズ
SC 選択回路
DC デコーダ
T1、T2、T3、…、Tn トランジスタ
Claims (5)
- 電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部と、
を備え、
前記切り離し可能な接続部は、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する機能を有することを特徴とする半導体装置。 - 電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第n(nは2以上の整数)のキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする半導体装置。 - 電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に配置された選択回路と、第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、第nのキャパシタ及び第nのヒューズとを備え、
前記選択回路、前記第1のキャパシタ、第1のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記選択回路、前記第2のキャパシタ、第2のヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、…、前記選択回路、前記第nのキャパシタ、第nのヒューズが前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続され、前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路は、前記第1のキャパシタ及び前記第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び前記第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズの少なくともいずれか1組を選択的に前記電源供給線と前記接地線との間に接続するものであり、
前記第1、…、第nのヒューズの少なくともいずれか一つが溶断されると、溶断されたヒューズに接続されたキャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする半導体装置。 - 電源供給線及び接地線と、
前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第1のキャパシタ及び第1のトランジスタ、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第2のキャパシタ及び第2のトランジスタ、…、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された第nのキャパシタ及び第nのトランジスタと、
前記第1、第2、…、第nのトランジスタのそれぞれのオン/オフ状態を制御する選択回路とを備え、
前記第1のキャパシタ及び第1のヒューズ、前記第2のキャパシタ及び第2のヒューズ、…、前記第nのキャパシタ及び前記第nのヒューズは相互に並列に接続されており、
前記選択回路により、前記第1、…、第nのトランジスタの少なくともいずれか一つがオフ状態になると、オフ状態のトランジスタに接続された前記キャパシタが前記電源供給線から切り離されることを特徴とする半導体装置。 - 半導体ウェーハに回路パターンを形成する工程であって、前記回路パターンは、電源供給線及び接地線と、前記電源供給線と前記接地線との間に直列に接続された、複数のキャパシタ及び切り離し可能な接続部とを備え、
前記切り離し可能な接続部が、前記キャパシタのうち選択的に少なくともいずれか一つを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続するものである、前記回路を形成する工程と、
前記キャパシタのうちリーク電流の大きい不良キャパシタが存在するか否かを検査する工程と、
前記不良キャパシタが存在する場合、前記切り離し可能な接続部を用いて、前記不良キャパシタを前記電源供給線から可逆的又は不可逆的に切り離し、残りの前記キャパシタを前記電源供給線に接続する工程と、
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003356202A patent/JP2005123376A/ja active Pending
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