JP2005119802A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に係る各種の情報の取得を簡便且つ確実に行って、記録媒体の交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体Sを保持する記録媒体保持部112を着脱自在に装填する装填部と、装填された記録媒体保持部から記録媒体を繰り出して搬送する搬送機構11と、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッド211とを備えるインクジェット記録装置100である。記録媒体保持部には、画像記録動作のうちの記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作データdを記憶するICタグ116が設けられている。ICタグに記憶されている媒体関連動作データを読み取るRFIDリーダ/ライタ117を備える。RFIDリーダ/ライタにより読み取られた媒体関連動作データに基づいて、画像記録動作のうちの媒体関連動作の制御を行う動作制御手段(例えば、CPU7)を備える。
【選択図】図1
【解決手段】記録媒体Sを保持する記録媒体保持部112を着脱自在に装填する装填部と、装填された記録媒体保持部から記録媒体を繰り出して搬送する搬送機構11と、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッド211とを備えるインクジェット記録装置100である。記録媒体保持部には、画像記録動作のうちの記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作データdを記憶するICタグ116が設けられている。ICタグに記憶されている媒体関連動作データを読み取るRFIDリーダ/ライタ117を備える。RFIDリーダ/ライタにより読み取られた媒体関連動作データに基づいて、画像記録動作のうちの媒体関連動作の制御を行う動作制御手段(例えば、CPU7)を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
従来より、インクジェット記録装置には、ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を繰り出して搬送するものがある。
上記のインクジェット記録装置は、画像記録を様々な材質、厚さ、長さ等の記録媒体を適宜交換して使用することができるようになっており、画像記録を適正に行うためには、使用される記録媒体に関する種々の情報が必要となる。
具体的には、例えば、ロール状態の記録媒体を繰り出す場合、過剰なテンションによる記録媒体の伸びや、繰り出された記録媒体の幅方向におけるテンションの不均一さ等に起因して記録媒体に緩みやシワ等が発生してしまい、搬送ジャムや画像記録時の記録媒体の平面精度の低下等により記録画質の劣化等を引き起こす虞があるため、記録ヘッドと記録媒体との距離を所定の間隔に維持する必要がある。そのためには、記憶媒体のロールの外径に応じてロールの回転速度を制御する必要がある。
ロールの回転速度を制御するためには、記憶媒体の材質、厚さ、幅の情報の他、繰り出されることにより変化するロール外径を把握する必要がある。
しかし、ロール状の記録媒体は、使用途中で交換された後、再び使用されると、ロール外径が分からず、ロールの回転速度を適正に制御することができない。
具体的には、例えば、ロール状態の記録媒体を繰り出す場合、過剰なテンションによる記録媒体の伸びや、繰り出された記録媒体の幅方向におけるテンションの不均一さ等に起因して記録媒体に緩みやシワ等が発生してしまい、搬送ジャムや画像記録時の記録媒体の平面精度の低下等により記録画質の劣化等を引き起こす虞があるため、記録ヘッドと記録媒体との距離を所定の間隔に維持する必要がある。そのためには、記憶媒体のロールの外径に応じてロールの回転速度を制御する必要がある。
ロールの回転速度を制御するためには、記憶媒体の材質、厚さ、幅の情報の他、繰り出されることにより変化するロール外径を把握する必要がある。
しかし、ロール状の記録媒体は、使用途中で交換された後、再び使用されると、ロール外径が分からず、ロールの回転速度を適正に制御することができない。
そこで、例えば、記録媒体がロール状に巻かれたロールシャフトの端面側に、ロールの回転状態を検知するための超音波センサー等の検知手段を設け、この検知手段を用いてロールの半径を検知することにより、記録媒体の搬送を制御する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このように、記録媒体に係る各種の情報は、画像記録を適正に行う場合には不可欠である。
特開2000−289908号公報
このように、記録媒体に係る各種の情報は、画像記録を適正に行う場合には不可欠である。
しかしながら、記録媒体は使用途中で何度も交換されて使用されるため、記録媒体を交換するごとに必要な情報を入力設定しなければならず煩雑であったり、あるいは、例えば、搬送時における搬送条件などが設定されていない記録媒体の交換が制限されるという問題が生じていた。
また、記録媒体の搬送制御においては、上記特許文献1等のように、超音波センサー等の検知手段からの検知信号に基づいてロールの回転速度を時系列的に演算して、駆動モータの制御に係る駆動電圧やパルス数を算出するようになっているため、検知手段を必ず設けなければならないという設計上の制約の問題があった。
また、記録媒体の搬送制御においては、上記特許文献1等のように、超音波センサー等の検知手段からの検知信号に基づいてロールの回転速度を時系列的に演算して、駆動モータの制御に係る駆動電圧やパルス数を算出するようになっているため、検知手段を必ず設けなければならないという設計上の制約の問題があった。
本発明の課題は、記録媒体に係る各種の情報の取得を簡便且つ確実に行うことができ、これにより、記録媒体の交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、ロール状に巻かれた記録媒体を保持する記録媒体保持部を着脱自在に装填する装填部と、前記装填部に装填された前記記録媒体保持部から前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送部と、前記記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドとを備え、前記搬送部により前記記録媒体を搬送し、当該記録媒体に対して前記記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する画像記録動作を実行するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体保持部には、前記画像記録動作のうちの前記記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作情報を記憶する情報記憶部が設けられ、
前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を読み取る情報読取手段と、
前記情報読取手段により読み取られた前記媒体関連動作情報に基づいて、前記媒体関連動作の制御を行う動作制御手段と、
を備えることを特徴としている。
前記記録媒体保持部には、前記画像記録動作のうちの前記記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作情報を記憶する情報記憶部が設けられ、
前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を読み取る情報読取手段と、
前記情報読取手段により読み取られた前記媒体関連動作情報に基づいて、前記媒体関連動作の制御を行う動作制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、装填部に装填される記録媒体保持部には、記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作情報を記憶する情報記憶部が設けられ、情報読取手段によって、装填部に装填された記録媒体保持部の情報記憶部から媒体関連動作情報が読み取られるので、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部に設けられた情報記憶部から媒体関連動作情報の取得を簡便且つ確実に行うことができ、読み取られた媒体関連動作情報に基づいて、媒体関連動作の制御を行うことができる。このように、記録媒体の交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴としている。
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、動作制御手段により、読み取られた記録媒体保持部に保持された記録媒体の量に係る媒体量情報に基づいて、搬送部による記録媒体の搬送動作の制御が行われるので、記録媒体保持部に保持された記録媒体の量に基づいて、記録媒体の搬送動作の制御を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体量情報に基づいて、記録媒体の搬送動作を適正に制御することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴としている。
前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体の搬送動作において、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体保持部を回転させることにより記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを適正に制御することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴としている。
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体保持部に保持された記録媒体のロール径に基づいて、搬送モータの回転速度を制御して記録媒体の搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されているロール径情報に基づいて、搬送モータの回転速度の制御を適正に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴としている。
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体保持部に保持された記録媒体の重量に基づいて、搬送モータの駆動トルクを制御して記録媒体の搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体重量情報に基づいて、搬送モータの駆動トルクの制御を適正に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドによりインクが吐出される前記記録媒体を吸引して支持するプラテンを備え、
前記媒体関連動作情報は、前記プラテンにより吸引支持される前記記録媒体に関連する媒体吸引関連情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体吸引関連情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体吸引関連情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記プラテンによる前記記録媒体の吸引動作の制御を行うことを特徴としている。
前記記録ヘッドによりインクが吐出される前記記録媒体を吸引して支持するプラテンを備え、
前記媒体関連動作情報は、前記プラテンにより吸引支持される前記記録媒体に関連する媒体吸引関連情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体吸引関連情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体吸引関連情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記プラテンによる前記記録媒体の吸引動作の制御を行うことを特徴としている。
ここで、媒体吸引関連情報とは、プラテンによる吸引状態を変動させる記録媒体の各種条件に係る情報のことであり、例えば、記録媒体の材質、密度、幅、厚さ等が挙げられる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、プラテンにより吸引支持される記録媒体に関連する媒体吸引関連情報に基づいて、プラテンによる記録媒体の吸引動作を適正に制御することができる。即ち、記録媒体を交換すると、交換された記録媒体に応じてプラテンによる吸引支持の状態が変動する場合があるが、このような場合であっても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体吸引関連情報に基づいて、プラテンの吸引動作を適正に制御することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整する間隔調整手段を備え、
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体の厚さに係る媒体厚情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体厚情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体厚情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記間隔調整手段による前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整させる間隔調整動作を制御することを特徴としている。
前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整する間隔調整手段を備え、
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体の厚さに係る媒体厚情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体厚情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体厚情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記間隔調整手段による前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整させる間隔調整動作を制御することを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体の厚さに係る媒体厚情報に基づいて、間隔調整手段による記録媒体と記録ヘッドとの間隔を調整させる間隔調整動作を適正に制御することができる。即ち、記録媒体を交換すると、交換された記録媒体の厚さに応じて記録媒体と記録ヘッドとの間隔が変動する場合があるが、このような場合であっても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体厚情報に基づいて、間隔調整手段に記録媒体と記録ヘッドとの間隔を適正に調整させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであることを特徴としている。
前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、情報記憶部は、媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、情報読取手段は、ICタグからRFID方式により媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであるので、ICタグからの媒体関連動作情報の読み取りをRFID方式により適正に行うことができる。また、ICタグを駆動用の電源を必要としない構成とすることにより、記録媒体の変更の際に記録媒体保持部の交換作業を簡便に行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体関連動作の実行に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を修正する情報修正手段を備え、
前記情報読取手段は、さらに、前記情報記憶部に記憶され前記情報修正手段により修正された前記媒体関連動作情報を読み取ることを特徴としている。
前記媒体関連動作の実行に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を修正する情報修正手段を備え、
前記情報読取手段は、さらに、前記情報記憶部に記憶され前記情報修正手段により修正された前記媒体関連動作情報を読み取ることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、情報修正手段により、媒体関連動作の実行に基づいて、情報記憶部に記憶されている媒体関連動作情報が修正され、情報読取手段により、修正された媒体関連動作情報が読み取られるので、修正された媒体関連動作情報に基づいて、媒体関連動作を適正に制御することができる。即ち、媒体関連動作の実行に従って変化することとなる媒体関連動作情報を修正して、修正された媒体関連動作情報に基づいて媒体関連動作を制御することができるので、従来のように所定の検知手段を設ける必要がなくなる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の繰出量に係る繰出量情報を算出する繰出量情報算出手段を備え、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴としている。
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の繰出量に係る繰出量情報を算出する繰出量情報算出手段を備え、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、繰出量情報算出手段により算出された、記録媒体保持部から繰り出された記録媒体の繰出量に係る繰出量情報に基づいて、情報修正手段により、情報記憶部に記憶されている媒体量情報の修正が行われる。即ち、媒体関連動作としての搬送部による記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の量が変動することとなるが、記録媒体の量に係る媒体量情報を繰出量情報に基づいて修正することができるので、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体の搬送動作を適正に制御することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴としている。
前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体の搬送動作において、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体保持部を回転させることにより記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを適正に制御することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の長さに係る繰出長情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出長情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴としている。
前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の長さに係る繰出長情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出長情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴としている。
請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、算出された搬送モータの回転駆動により記録媒体保持部から繰り出された記録媒体の長さに係る繰出長情報に基づいて、情報記憶部に記憶されているロール径情報の修正が行われるので、修正されたロール径情報に基づいて、搬送モータの回転速度を適正に制御することができる。即ち、記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の長さが減少して、記録媒体のロール径が減少することとなるが、この場合であっても、ロール径情報を修正することによって、搬送モータによる回転速度の制御を適正に行うことができる。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載のインクジェット記録装置において、
前記媒体量情報は、さらに、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の重量に係る繰出重量情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出重量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴としている。
前記媒体量情報は、さらに、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の重量に係る繰出重量情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出重量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴としている。
請求項13に記載の発明によれば、請求項11又は12に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、算出された搬送モータの回転駆動により記録媒体保持部から繰り出された記録媒体の重量に係る繰出重量情報に基づいて、情報記憶部に記憶されている媒体重量情報の修正が行われるので、修正された媒体重量情報に基づいて、搬送モータの駆動トルクを適正に制御することができる。即ち、記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の重量が減少することとなるが、この場合であっても、媒体重量情報を修正することによって、搬送モータの駆動トルクの制御を適正に行うことができる。
請求項14に記載の発明は、請求項9〜13の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであり、
前記情報修正手段は、前記ICタグに記憶されている前記媒体関連動作情報を修正するRFIDライタであることを特徴としている。
前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであり、
前記情報修正手段は、前記ICタグに記憶されている前記媒体関連動作情報を修正するRFIDライタであることを特徴としている。
請求項14に記載の発明によれば、請求項9〜13に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、情報記憶部は、媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、情報読取手段は、ICタグからRFID方式により媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであり、情報修正手段は、ICタグに記憶されている媒体関連動作情報を修正するRFIDライタであるので、ICタグからの媒体関連動作情報の読み取り及び媒体関連動作情報の修正をRFID方式により適正に行うことができる。また、ICタグを駆動用の電源を必要としない構成とすることにより、記録媒体の変更の際に記録媒体保持部の交換作業を簡便に行うことができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
インクは、紫外線硬化型インクであり、
前記記録ヘッドから吐出され前記記録媒体上に着弾したインクに紫外線を照射する紫外線照射手段を備えることを特徴としている。
インクは、紫外線硬化型インクであり、
前記記録ヘッドから吐出され前記記録媒体上に着弾したインクに紫外線を照射する紫外線照射手段を備えることを特徴としている。
請求項15に記載の発明によれば、請求項1〜14に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、紫外線硬化型インクを用いることでインク吸収性のない記録媒体上にもインク定着を行うことができる。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部に設けられた情報記憶部から媒体関連動作情報の取得を簡便且つ確実に行うことができ、読み取られた媒体関連動作情報に基づいて、媒体関連動作の制御を行うことができる。このように、記録媒体の交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体保持部に保持された記録媒体の量に基づいて、記録媒体の搬送動作の制御を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体量情報に基づいて、記録媒体の搬送動作を適正に制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の搬送動作において、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体保持部を回転させることにより記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを適正に制御することができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体保持部に保持された記録媒体のロール径に基づいて、搬送モータの回転速度を制御して記録媒体の搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されているロール径情報に基づいて、搬送モータの回転速度の制御を適正に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体保持部に保持された記録媒体の重量に基づいて、搬送モータの駆動トルクを制御して記録媒体の搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体を交換しても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体重量情報に基づいて、搬送モータの駆動トルクの制御を適正に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、プラテンにより吸引支持される記録媒体に関連する媒体吸引関連情報に基づいて、プラテンによる記録媒体の吸引動作を適正に制御することができる。即ち、記録媒体を交換すると、交換された記録媒体に応じてプラテンによる吸引支持の状態が変動する場合があるが、このような場合であっても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体吸引関連情報に基づいて、プラテンの吸引動作を適正に制御することができる。
請求項7に記載の発明によれば、記録媒体の厚さに係る媒体厚情報に基づいて、記録媒体と記録ヘッドとの間隔を調整させる間隔調整動作を適正に制御することができる。即ち、記録媒体を交換すると、交換された記録媒体の厚さに応じて記録媒体と記録ヘッドとの間隔が変動する場合があるが、このような場合であっても、交換された記録媒体を保持する記録媒体保持部の情報記憶部に記憶されている媒体厚情報に基づいて、記録媒体と記録ヘッドとの間隔を適正に調整することができる。
請求項8に記載の発明によれば、ICタグからの媒体関連動作情報の読み取りをRFID方式により適正に行うことができる。また、ICタグを駆動用の電源を必要としない構成とすることにより、記録媒体の変更の際に記録媒体保持部の交換作業を簡便に行うことができる。
請求項9に記載の発明によれば、修正された媒体関連動作情報に基づいて、媒体関連動作を適正に制御することができる。即ち、媒体関連動作の実行に従って変化することとなる媒体関連動作情報を修正して、修正された媒体関連動作情報に基づいて媒体関連動作を制御することができるので、従来のように所定の検知手段を設ける必要がなくなる。
請求項10に記載の発明によれば、記録媒体保持部から繰り出された記録媒体の繰出量に係る繰出量情報に基づいて、情報記憶部に記憶されている媒体量情報の修正を行うことができる。即ち、媒体関連動作としての搬送部による記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の量が変動することとなるが、記録媒体の量に係る媒体量情報を繰出量情報に基づいて修正することができるので、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体の搬送動作を適正に制御することができる。
請求項11に記載の発明によれば、記録媒体の搬送動作において、読み取られた媒体量情報に基づいて、記録媒体保持部を回転させることにより記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを適正に制御することができる。
請求項12に記載の発明によれば、修正されたロール径情報に基づいて、搬送モータの回転速度を適正に制御することができる。即ち、記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の長さが減少して、記録媒体のロール径が減少することとなるが、この場合であっても、ロール径情報を修正することによって、搬送モータによる回転速度の制御を適正に行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、修正された媒体重量情報に基づいて、搬送モータの駆動トルクを適正に制御することができる。即ち、記録媒体の搬送動作の進行に従って記録媒体保持部に保持された記録媒体の重量が減少することとなるが、この場合であっても、媒体重量情報を修正することによって、搬送モータの駆動トルクの制御を適正に行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、ICタグからの媒体関連動作情報の読み取り及び媒体関連動作情報の修正をRFID方式により適正に行うことができる。また、ICタグを駆動用の電源を必要としない構成とすることにより、記録媒体の変更の際に記録媒体保持部の交換作業を簡便に行うことができる。
請求項15に記載の発明によれば、紫外線硬化型インクを用いることでインク吸収性のない記録媒体上にもインク定着を行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な一実施の形態として例示するインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図であり、図2は、図1のインクジェット記録装置の概略構成を示す正面図である。なお、図2においては、後述するキャリッジ機構の図示を省略している。また、図3は、図1のインクジェット記録装置の制御系の要部構成を示す機能ブロック図である。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な一実施の形態として例示するインクジェット記録装置の概略構成を示す側面図であり、図2は、図1のインクジェット記録装置の概略構成を示す正面図である。なお、図2においては、後述するキャリッジ機構の図示を省略している。また、図3は、図1のインクジェット記録装置の制御系の要部構成を示す機能ブロック図である。
図1〜図3に示すように、インクジェット記録装置100は、シート状の記録媒体Sを搬送する搬送機構(搬送部)1と、搬送機構1により搬送される記録媒体Sに対して記録ヘッド211からインクを吐出して画像記録を行うキャリッジ機構2と、記録ヘッド211のインク吐出側に配置されるプラテン3と、上記各構成を支持する装置ケース4と、RAM5と、ROM6と、CPU7とを備えている。
なお、図1に示すように、プラテン3の上面は、平坦且つ水平に維持されており、記録媒体Sの搬送方向を副走査方向とし、副走査方向と直交する方向(記録媒体Sの幅方向)を主走査方向というものとする。
なお、図1に示すように、プラテン3の上面は、平坦且つ水平に維持されており、記録媒体Sの搬送方向を副走査方向とし、副走査方向と直交する方向(記録媒体Sの幅方向)を主走査方向というものとする。
装置ケース4は、その上部にキャリッジ機構2を保持し、キャリッジ機構2以外の各構成を内蔵、或いは、その外部に保持する筐体である(図1及び図2では側壁板41、41のみ図示)。
また、装置ケース4の底部には、インクジェット記録装置100を移動可能とするキャスター42と、下方に延ばすことによりインクジェット記録装置100の移動を規制するスタッド43とが設けられている。
また、装置ケース4の底部には、インクジェット記録装置100を移動可能とするキャスター42と、下方に延ばすことによりインクジェット記録装置100の移動を規制するスタッド43とが設けられている。
搬送機構1は、キャリッジ機構2に記録媒体Sを供給する二つの記録媒体供給部11と、記録媒体供給部11とキャリッジ機構2との間に設けられた上流側ローラ部12と、キャリッジ機構2よりも記録媒体Sの搬送方向の下流側に設けられた下流側ローラ部13と、下流側ローラ部13よりも記録媒体Sの搬送方向の下流側に設けられ、キャリッジ機構2により画像記録された記録媒体Sを巻き取る記録媒体巻取部14とを備えている。
ここで、記録媒体Sは、シート状であれば特に限定されるものではないが、浸透性を有しない素材にもその液滴が付着可能なカチオン重合性光硬化インクを使用することから、例えば、インクジェット記録装置100に一般的に使用される記録紙の他、白色コート紙、ビニール系、PP、PET等の樹脂系シート、アルミ合金等の薄延金属、アルミ蒸着を施したバナー用メディア等の種々の記録媒体Sが適用可能である。
記録媒体供給部11の各々は、フレーム部111に保持されており、紙管Rにロール状に巻かれた記録媒体Sを保持する記録媒体保持部112と、駆動シャフト113aを介して記録媒体保持部112を所定方向に回転駆動させる駆動部113と、紙管Rの両端部にそれぞれ設けられたフランジ112aを介して記録媒体保持部112を設置するためのシャフト114と、記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sをキャリッジ21側に案内する案内ローラ115とを備えている。
フレーム部111は、装置ケース4の内部下方において固定支持されており、装置ケース4の側壁板41と平行に設けられ、案内ローラ115、シャフト114及び駆動シャフト113aを回転自在に支持する左右両側の側板111a、111aと、これらの側板111a、111aを互いに平行且つ所定間隔で連結する三本の角ステーパイプ111b、…とを備えている。
二つの側板111aは、少なくともインクジェット記録装置100で使用しうる最大幅の記録媒体Sよりも大きな間隔で配設されている。
また、側板111aは、例えば略三角形状に形成され、その斜辺に相当する部位が二箇所において弧状に切り欠かれており、これら切り欠き111cの近傍に記録媒体保持部112がシャフト114及び駆動シャフト113aを介して着脱自在に設置されている。ここで、切り欠き111cが設けられたフレーム部111、シャフト114及び駆動シャフト113aにより、記録媒体保持部112が装填される装填部が構成されている。
また、側板111aは、例えば略三角形状に形成され、その斜辺に相当する部位が二箇所において弧状に切り欠かれており、これら切り欠き111cの近傍に記録媒体保持部112がシャフト114及び駆動シャフト113aを介して着脱自在に設置されている。ここで、切り欠き111cが設けられたフレーム部111、シャフト114及び駆動シャフト113aにより、記録媒体保持部112が装填される装填部が構成されている。
各記録媒体保持部112は、紙管Rの内部に、当該インクジェット記録装置100による画像記録動作のうちの記録媒体Sに関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作データdを記憶するICタグ(情報記憶部)116が設けられている。
ここで、媒体関連動作データdには、例えば、記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sのロール径に係るロール径データd1や、記録媒体Sの重量に係る媒体重量データd2や、プラテン3により吸引支持される記録媒体Sに関連する例えば、記録媒体Sの材質、密度、幅、厚さ等の媒体吸引関連データd3や、記録媒体Sの厚さに係る媒体厚データd4等が含まれている(図3参照)。
ここで、媒体重量データd2は、例えば、記録媒体Sの寸法と密度からなる情報であっても良い。
ここで、媒体関連動作データdには、例えば、記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sのロール径に係るロール径データd1や、記録媒体Sの重量に係る媒体重量データd2や、プラテン3により吸引支持される記録媒体Sに関連する例えば、記録媒体Sの材質、密度、幅、厚さ等の媒体吸引関連データd3や、記録媒体Sの厚さに係る媒体厚データd4等が含まれている(図3参照)。
ここで、媒体重量データd2は、例えば、記録媒体Sの寸法と密度からなる情報であっても良い。
また、フレーム部111の記録媒体保持部112よりもフランジ112aの径方向外方となる部分には、ICタグ116に対して所定間隔を空けるようにRFIDリーダ/ライタ117が設けられている。
このRFIDリーダ/ライタ117は、CPU7の制御下にて実行される画像記録動作の所定のタイミングでICタグ116に記憶されている媒体関連動作データdをRFID方式により読み取る情報読取手段を構成している。具体的には、RFIDリーダ/ライタ117は、ICタグ116からロール径データd1や、媒体重量データd2や、媒体吸引関連データd3や、媒体厚データd4等を読み取るようになっている。
また、RFIDリーダ/ライタ117は、搬送動作において後述する繰出量算出手段としてのCPU7により算出された、記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの繰出量に係る繰出量データに基づいて、ICタグ116に記憶されている媒体関連動作データdをRFID方式により書き込み修正する情報修正手段を構成している。具体的には、RFIDリーダ/ライタ117は、CPU7により算出された記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの長さに係る繰出長データに基づいてロール径データd1を修正したり、記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの重量に係る繰出重量データに基づいて媒体重量データd2を修正するようになっている。
ここで、RFID(Radio Frequency Identification)方式とは、リーダ/ライタを直接的に通さずに電磁誘導波により非接触型のICタグ116からデータを読み取り又は書き込みする方式のことである。
このRFIDリーダ/ライタ117は、CPU7の制御下にて実行される画像記録動作の所定のタイミングでICタグ116に記憶されている媒体関連動作データdをRFID方式により読み取る情報読取手段を構成している。具体的には、RFIDリーダ/ライタ117は、ICタグ116からロール径データd1や、媒体重量データd2や、媒体吸引関連データd3や、媒体厚データd4等を読み取るようになっている。
また、RFIDリーダ/ライタ117は、搬送動作において後述する繰出量算出手段としてのCPU7により算出された、記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの繰出量に係る繰出量データに基づいて、ICタグ116に記憶されている媒体関連動作データdをRFID方式により書き込み修正する情報修正手段を構成している。具体的には、RFIDリーダ/ライタ117は、CPU7により算出された記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの長さに係る繰出長データに基づいてロール径データd1を修正したり、記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの重量に係る繰出重量データに基づいて媒体重量データd2を修正するようになっている。
ここで、RFID(Radio Frequency Identification)方式とは、リーダ/ライタを直接的に通さずに電磁誘導波により非接触型のICタグ116からデータを読み取り又は書き込みする方式のことである。
各駆動部113は、CPU7の制御下にて記録媒体Sを所定の単位送り量で繰り出すように周期的に回転駆動する駆動モータ(搬送モータ)113bと、駆動モータ113aの出力軸に接続され、駆動モータ113bの駆動力を記録媒体保持部112に伝達する駆動シャフト113aとを備えている。
駆動モータ113bは、記録ヘッド211からのインク吐出動作に対応させて記録媒体保持部112から記録媒体Sを繰り出すように、CPU7からの制御信号に応じて所定の回転動作を行うようになっている。
駆動シャフト113aは、その回転中心軸が紙管Rの回転中心軸と略平行となるように側板111a間に設けられている。また、駆動シャフト113aの一端部(図2における右端部)近傍には、紙管Rの一端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と噛合する歯車113cが設けられている。一方、駆動シャフト113aの他端部には、紙管Rの他端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と接触して、回転するフランジに従動する従動ローラ113dが設けられている。なお、従動ローラ113dは、種々の幅の記録媒体Sに対応させる上で、駆動シャフト113aの他端部からその中間部を超える程度の範囲までの広い幅を有するように構成されている。
駆動モータ113bは、記録ヘッド211からのインク吐出動作に対応させて記録媒体保持部112から記録媒体Sを繰り出すように、CPU7からの制御信号に応じて所定の回転動作を行うようになっている。
駆動シャフト113aは、その回転中心軸が紙管Rの回転中心軸と略平行となるように側板111a間に設けられている。また、駆動シャフト113aの一端部(図2における右端部)近傍には、紙管Rの一端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と噛合する歯車113cが設けられている。一方、駆動シャフト113aの他端部には、紙管Rの他端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と接触して、回転するフランジに従動する従動ローラ113dが設けられている。なお、従動ローラ113dは、種々の幅の記録媒体Sに対応させる上で、駆動シャフト113aの他端部からその中間部を超える程度の範囲までの広い幅を有するように構成されている。
各シャフト114は、その全長に渡ってローラ状に形成されており、回転中心軸が駆動シャフト113a及び紙管Rの回転中心軸と略平行となるように側板111a間に設けられている。
各案内ローラ115は、側板111aの切り欠き111cの上部にて、その回転中心線が駆動シャフト113a、紙管R及びシャフト114の回転中心軸と略平行となるように側板111a間に設けられている。
各案内ローラ115は、側板111aの切り欠き111cの上部にて、その回転中心線が駆動シャフト113a、紙管R及びシャフト114の回転中心軸と略平行となるように側板111a間に設けられている。
紙管R及び案内ローラ115の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。
上流側ローラ部12は、記録媒体供給部11から供給された記録媒体Sをキャリッジ機構2側に搬送するための上流側送りローラ121と、プラテン3と略同じ高さに設けられ、記録媒体Sの搬送を円滑化する上流側補助搬送ローラ122とを備えている。
上流側送りローラ121は、その回転中心線が案内ローラ115の回転中心軸と略平行となるように、支軸121aを介して側壁板41間に回転自在に設けられている。
上流側補助搬送ローラ122は、その回転中心軸が上流側送りローラ121の回転中心軸と略平行となるように側壁板41間に回転自在に設けられている。
これら上流側送りローラ121及び上流側補助搬送ローラ122の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。
上流側送りローラ121は、その回転中心線が案内ローラ115の回転中心軸と略平行となるように、支軸121aを介して側壁板41間に回転自在に設けられている。
上流側補助搬送ローラ122は、その回転中心軸が上流側送りローラ121の回転中心軸と略平行となるように側壁板41間に回転自在に設けられている。
これら上流側送りローラ121及び上流側補助搬送ローラ122の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。
下流側ローラ部13は、キャリッジ機構2により画像記録された記録媒体Sを記録媒体巻取部14側に搬送するための下流側送りローラ131と、プラテン3と略同じ高さに設けられ、記録媒体Sの搬送を円滑化する下流側補助搬送ローラ132とを備えている。
下流側送りローラ131は、その回転中心線が上流側送りローラ121の回転中心軸と略平行となるように、支軸131aを介して側壁板41間に回転自在に設けられている。
下流側補助搬送ローラ132は、その回転中心軸が下流側送りローラ131の回転中心軸と略平行となるように側壁板41間に回転自在に設けられている。
これら下流側送りローラ131及び下流側補助搬送ローラ132の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。
下流側送りローラ131は、その回転中心線が上流側送りローラ121の回転中心軸と略平行となるように、支軸131aを介して側壁板41間に回転自在に設けられている。
下流側補助搬送ローラ132は、その回転中心軸が下流側送りローラ131の回転中心軸と略平行となるように側壁板41間に回転自在に設けられている。
これら下流側送りローラ131及び下流側補助搬送ローラ132の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。
記録媒体巻取部14は、画像記録済の記録媒体Sをロール状に巻いて保持する記録媒体保持部141と、駆動シャフト142aを介して記録媒体保持部141を所定方向に回転駆動させる駆動部142と、紙管Rの両端部にそれぞれ設けられたフランジ112aを介して記録媒体保持部141を設置するためのシャフト143とを備えている
ここで、記録媒体保持部141は、上記した記録媒体供給部11に備わる記録媒体保持部112と略等しい構成であるので、その説明を省略する。
ここで、記録媒体保持部141は、上記した記録媒体供給部11に備わる記録媒体保持部112と略等しい構成であるので、その説明を省略する。
駆動部142は、CPU7の制御下にて回転駆動する駆動モータ142bと、駆動モータ142bの出力軸に接続され、駆動モータ142bの駆動力を記録媒体保持部141に伝達する駆動シャフト141aとを備えている。
駆動シャフト142aは、その回転中心軸が紙管Rの回転中心軸と略平行となるように装置ケース4の側壁板41間に設けられている。また、駆動シャフト142aの一端部側(図2における右端部側)には、紙管Rの一端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と噛合する歯車142cが設けられている。一方、駆動シャフト142aの他端部には、紙管Rの他端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と接触して、回転するフランジに従動する従動ローラ142dが設けられている。なお、従動ローラ142dは、種々の幅の記録媒体Sに対応させる上で、駆動シャフト142aの他端部からその中間部を超える程度の範囲までの広い幅を有するように構成されている。
駆動シャフト142aは、その回転中心軸が紙管Rの回転中心軸と略平行となるように装置ケース4の側壁板41間に設けられている。また、駆動シャフト142aの一端部側(図2における右端部側)には、紙管Rの一端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と噛合する歯車142cが設けられている。一方、駆動シャフト142aの他端部には、紙管Rの他端部側のフランジ112aの外周に設けられた歯車と接触して、回転するフランジに従動する従動ローラ142dが設けられている。なお、従動ローラ142dは、種々の幅の記録媒体Sに対応させる上で、駆動シャフト142aの他端部からその中間部を超える程度の範囲までの広い幅を有するように構成されている。
シャフト143は、その全長に渡ってローラ状に形成されており、その回転中心軸が紙管Rの回転中心軸と略平行となるように、装置ケース4の側壁板41間に回転自在に設けられている。
プラテン3は、上流側ローラ部12の上流側補助搬送ローラ122と下流側ローラ部13の下流側補助搬送ローラ132との間に設けられ、記録ヘッド211に対向する上面に沿わせて記録媒体Sが搬送される。
プラテン3の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。また、プラテン3の上面は、記録ヘッド211のインク吐出方向に垂直であって平坦、且つ、水平となっている。さらに、このプラテン3の上面の主走査方向の幅は、キャリッジ21の搬送範囲内であってインク吐出を行う領域よりも広く設定されており、当然のことながらインクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも広く設定されている。
プラテン3の主走査方向の幅は、インクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも大きく設定されている。また、プラテン3の上面は、記録ヘッド211のインク吐出方向に垂直であって平坦、且つ、水平となっている。さらに、このプラテン3の上面の主走査方向の幅は、キャリッジ21の搬送範囲内であってインク吐出を行う領域よりも広く設定されており、当然のことながらインクジェット記録装置100で使用し得る最大の記録媒体Sの幅よりも広く設定されている。
また、プラテン3の上面には、無数の吸引孔(図示略)が、最大サイズの記録媒体Sに対応する範囲で形成されている。これらの吸引孔は図示しない負圧源と連通されており、記録媒体Sの搬送時において各吸引孔が外気の吸引を行うことにより記録媒体Sがプラテン3の上面に密着し、画像形成時の記録媒体Sの画像形成面の平面状態を維持することとなる。
キャリッジ機構2は、プラテン3の上方において主走査方向に沿って往復移動を行うキャリッジ21と、このキャリッジ21を往復可能に支持するキャリッジレール22と、キャリッジ21をその往復移動方向に駆動するキャリッジ搬送機構23と、キャリッジ21を主走査方向及び副走査方向に直交する方向(図1における上下方向)に移動させるキャリッジ上下動機構24とを備えている。
キャリッジ21は、主走査方向に沿って並列して配置された複数の記録ヘッド211と、これら記録ヘッド211から記録媒体S上に吐出されたインクに対して紫外線を照射する紫外線光源212(紫外線照射手段)とが搭載されている(図3参照)。
上記各記録ヘッド211は、いずれも副走査方向に並んだ複数のインク吐出ノズル(図示略)を有し、インク吐出方向が垂直下方に向けられている。また、各記録ヘッド211のインク吐出ノズルは、キャリッジ21上において、副走査方向にドット間隔ずつずらして配置されている。これに加えて、各記録ヘッド211が副走査方向にずらして配置されているので、キャリッジ21の主走査方向への一回の移動により、複数のライン本数分(記録ヘッド211の個体数×各ヘッドのノズル数)の画像形成が行われる。
上記各記録ヘッド211は、いずれも副走査方向に並んだ複数のインク吐出ノズル(図示略)を有し、インク吐出方向が垂直下方に向けられている。また、各記録ヘッド211のインク吐出ノズルは、キャリッジ21上において、副走査方向にドット間隔ずつずらして配置されている。これに加えて、各記録ヘッド211が副走査方向にずらして配置されているので、キャリッジ21の主走査方向への一回の移動により、複数のライン本数分(記録ヘッド211の個体数×各ヘッドのノズル数)の画像形成が行われる。
ここで、インクとしては、紫外線の被照射により硬化する紫外線硬化性のインクを適用可能である。
この紫外線硬化性インクとして、例えば、紫外線の被照射により発生したカチオンを成長活性種としてモノマーやオリゴマーが重合していくカチオン重合性紫外線硬化性インクが使用されても良い。カチオン重合性紫外線硬化性インクは、低照度の光源でも硬化するためにプリンタの小型化・低価格化を実現するために他の紫外線硬化性インクであるラジカル重合性インクに比較しても有利である。また、ラジカル重合性光硬化インクは、光の被照射により硬化することで収縮するという性質を有しており、記録媒体Sをも収縮させるという欠点を持ちあわせているが、カチオン重合性紫外線硬化性インクは、ラジカル重合性光硬化インクに比較しても低収縮性であり、収縮が起こりやすい記録媒体Sにも記録できるようになっている。
この紫外線硬化性インクとして、例えば、紫外線の被照射により発生したカチオンを成長活性種としてモノマーやオリゴマーが重合していくカチオン重合性紫外線硬化性インクが使用されても良い。カチオン重合性紫外線硬化性インクは、低照度の光源でも硬化するためにプリンタの小型化・低価格化を実現するために他の紫外線硬化性インクであるラジカル重合性インクに比較しても有利である。また、ラジカル重合性光硬化インクは、光の被照射により硬化することで収縮するという性質を有しており、記録媒体Sをも収縮させるという欠点を持ちあわせているが、カチオン重合性紫外線硬化性インクは、ラジカル重合性光硬化インクに比較しても低収縮性であり、収縮が起こりやすい記録媒体Sにも記録できるようになっている。
紫外線光源212は、例えば、主走査方向に沿って並列して配置されており、この紫外線光源21としては、例えば、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、熱陰極管並びに冷陰極管等を適用可能となっている。
キャリッジ搬送機構23は、例えば図示は省略するが、CPU7により駆動が制御される駆動モータとその回転駆動力を直動移動力に変換してキャリッジ21に付与するボールネジ機構或いはベルト機構等により構成される。また、駆動源たる駆動モータをキャリッジ21に搭載してギア列等によりキャリッジレール22に沿って移動力をキャリッジ21に付与する構成としても良い。
また、キャリッジ上下動機構24は、例えば図示は省略するが、CPU7により駆動が制御される駆動モータと、その回転駆動力をキャリッジ21に伝達するボールネジ機構或いはベルト機構等の所定の伝達機構とを備えて構成されている。このキャリッジ上下動機構24は、プラテン3により支持された記録媒体Sと記録ヘッド211との間隔を調整する間隔調整手段を構成している。
RAM(Random Access Memory)5は、例えば、揮発性の半導体メモリであり、CPU7が処理中のプログラムやデータ等の作業領域、各種データ等を一時的に格納する格納領域等を有している。
ROM(Read Only Memory)6は、読み出し専用のメモリであり、CPU7により実行されるインクジェット記録装置100としての各種の処理にかかるアプリケーションプログラムや、各種動作に使用するデータ等を記憶する。具体的には、ROM6は、動作制御プログラム6aと、繰出量情報算出プログラム6bとを記憶している。
CPU(Central Processing Unit)7は、ROM6に記憶されているインクジェット記録装置100としての各種機能に関る各種のアプリケーションプログラムを読み出してRAM5内の作業領域に展開し、当該プログラムに従って当該インクジェット記録装置100を統括的に制御する。具体的には、CPU7は、搬送機構1により記録媒体Sを搬送し、当該記録媒体Sに対して記録ヘッド211からインクを吐出して形成された画像に紫外線光源212から紫外線を照射して画像を記録する画像記録動作の実行を制御する。
この画像記録動作において、CPU7は、動作制御手段として、動作制御プログラム6aに従って、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体関連動作データdに基づいて、記録媒体Sに関連した媒体関連動作を制御する。具体的には、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られたロール径データd1や媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度や駆動トルクを制御して、搬送機構1による記録媒体の搬送動作を実行するようになっている。また、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体吸引関連データd3に基づいて、プラテン3による記録媒体Sの吸引状態を制御して、プラテン3による記録媒体Sの吸引動作を実行するようになっている。さらに、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体厚データd4に基づいて、キャリッジ上下動機構24により記録ヘッド211と記録媒体Sとの間隔を調整する間隔調整動作を実行するようになっている。
この画像記録動作において、CPU7は、動作制御手段として、動作制御プログラム6aに従って、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体関連動作データdに基づいて、記録媒体Sに関連した媒体関連動作を制御する。具体的には、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られたロール径データd1や媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度や駆動トルクを制御して、搬送機構1による記録媒体の搬送動作を実行するようになっている。また、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体吸引関連データd3に基づいて、プラテン3による記録媒体Sの吸引状態を制御して、プラテン3による記録媒体Sの吸引動作を実行するようになっている。さらに、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117により読み取られた媒体厚データd4に基づいて、キャリッジ上下動機構24により記録ヘッド211と記録媒体Sとの間隔を調整する間隔調整動作を実行するようになっている。
また、CPU7は、繰出量情報算出手段として、繰出量情報算出プログラム6bに従って、搬送機構1により記録媒体Sの搬送動作が実行されることで記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの繰出長や繰出重量等の繰出量に係る繰出長データや繰出重量データを含む繰出量データを算出する。そして、CPU7は、動作制御手段として、RFIDリーダ/ライタ117により繰出量データのうちの媒体長データや繰出重量データを基にして修正されたロール径データd1や媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度や駆動トルクを制御するようになっている。
次に、CPU7の制御下におけるインクジェット記録装置100による画像記録動作について説明する。
ここで、記録媒体供給部11には、それぞれ対応する幅の記録媒体Sが紙管Rに巻かれた記録媒体保持部112が配設されており、また、記録媒体保持部141が記録媒体巻取部14に設置されているものとする。また、記録媒体Sがいずれか選択されると共に、記録媒体巻取部14の紙管Rにまで繰り出されて、記録媒体Sの先端部が粘着テープにより貼着され、巻き取り可能状態にあるものとする。
ここで、記録媒体供給部11には、それぞれ対応する幅の記録媒体Sが紙管Rに巻かれた記録媒体保持部112が配設されており、また、記録媒体保持部141が記録媒体巻取部14に設置されているものとする。また、記録媒体Sがいずれか選択されると共に、記録媒体巻取部14の紙管Rにまで繰り出されて、記録媒体Sの先端部が粘着テープにより貼着され、巻き取り可能状態にあるものとする。
CPU7は、所定の入力手段を介して入力された画像データに基づいて、搬送機構1及びキャリッジ機構2を制御して当該インクジェット記録装置100に画像記録動作を実行させる。
この画像記録動作においては、CPU7は、ROM6から動作制御プログラム6aを読み出してRAM5に展開し、この動作制御プログラム6aに従って、媒体関連動作として搬送動作、吸引動作及び間隔調整動作を実行させる。
具体的には、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117を制御して、ICタグ116に記憶されているロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4を読み取らせる。ここで、読み取られたロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4は、RAM5内の所定の格納領域に一旦格納される。
この画像記録動作においては、CPU7は、ROM6から動作制御プログラム6aを読み出してRAM5に展開し、この動作制御プログラム6aに従って、媒体関連動作として搬送動作、吸引動作及び間隔調整動作を実行させる。
具体的には、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117を制御して、ICタグ116に記憶されているロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4を読み取らせる。ここで、読み取られたロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4は、RAM5内の所定の格納領域に一旦格納される。
次に、CPU7は、RAM5に格納されたロール径データd1及び媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bに対して所定の制御信号を出力して、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクを制御する。さらに、CPU7は、RAM5に格納された媒体吸引関連データd3に基づいて、プラテン3に対して所定の制御信号を出力して、プラテン3による記録媒体Sの吸引状態を調整させる。また、CPU7は、RAM5に格納された媒体厚データd4に基づいて、キャリッジ上下動機構24に対して所定の制御信号を出力して、キャリッジ上下動機構24に記録ヘッド211と記録媒体Sとの間隔を調整させる。
そして、媒体関連動作の所定のタイミングにおいて、CPU7は、ROM6から繰出量情報算出プログラム6bを読み出してRAM5に展開し、この繰出量情報算出プログラム6bに従って、入力された画像データに応じた画像記録動作に基づいて駆動モータ113bの回転駆動により記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの繰出長及び繰出重量に係る繰出長データ及び繰出重量データを算出する。
続けて、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117を制御して、算出された繰出長データ及び繰出重量データをICタグ116に書き込んで、このICタグ116に記憶されているロール径データd1及び媒体重量データd2を更新する。これにより、記録媒体保持部112に保持され、画像記録動作の進行に応じて使用されることで所定の媒体長及び媒体重量が減少された記録媒体Sのロール径及び媒体重量に係る各々の情報がICタグ116に格納された状態となる。
続けて、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117を制御して、算出された繰出長データ及び繰出重量データをICタグ116に書き込んで、このICタグ116に記憶されているロール径データd1及び媒体重量データd2を更新する。これにより、記録媒体保持部112に保持され、画像記録動作の進行に応じて使用されることで所定の媒体長及び媒体重量が減少された記録媒体Sのロール径及び媒体重量に係る各々の情報がICタグ116に格納された状態となる。
そして、CPU7は、RFIDリーダ/ライタ117を制御して、ICタグ116に記憶されているロール径データd1及び媒体重量データd2を読み取らせ、読み取られたロール径データd1及び媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクを制御する。
即ち、記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sは、インクジェット記録装置100による画像記録動作の進行に従って当該記録媒体Sの長さが短くなって、紙管Rに巻かれた記録媒体Sのロールの外径が小さくなっていくとともに、記録媒体保持部112に保持されている記録媒体Sの重量が減少していく。そこで、CPU7が、ロールの外径に応じて駆動モータ113bの回転速度を調節し、且つ、記録媒体Sの重量に応じて駆動モータ113bの駆動トルクを制御することにより、記録媒体Sの繰出量を適正な値に調節し、且つ、駆動モータ113bの回転駆動を適正に行うことができることとなって、キャリッジ機構2による画像記録に適正な記録媒体Sの搬送を実現することができる。
即ち、記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sは、インクジェット記録装置100による画像記録動作の進行に従って当該記録媒体Sの長さが短くなって、紙管Rに巻かれた記録媒体Sのロールの外径が小さくなっていくとともに、記録媒体保持部112に保持されている記録媒体Sの重量が減少していく。そこで、CPU7が、ロールの外径に応じて駆動モータ113bの回転速度を調節し、且つ、記録媒体Sの重量に応じて駆動モータ113bの駆動トルクを制御することにより、記録媒体Sの繰出量を適正な値に調節し、且つ、駆動モータ113bの回転駆動を適正に行うことができることとなって、キャリッジ機構2による画像記録に適正な記録媒体Sの搬送を実現することができる。
以上のように、本実施の形態のインクジェット記録装置100によれば、RFIDリーダ/ライタ117により記録媒体保持部112に設けられたICタグ116から媒体関連動作データdを読み取って、読み取られた媒体関連動作データdに基づいて、画像記録動作のうちの記録媒体Sに関連した媒体関連動作の制御を行う。即ち、CPU7は、ロール径データd1及び媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクを制御して記録媒体Sの搬送を適正に行うことができる。また、CPU7は、媒体吸引関連データd3に基づいて、プラテン3による記録媒体Sの吸引動作を適正に制御して、記録ヘッド211からのインク吐出の際の記録媒体Sの平面性を向上させることができる。さらに、CPU7は、媒体厚データd4に基づいて、キャリッジ上下動機構24に記録媒体Sと記録ヘッド211との間隔を適正に調節させることができる。
従って、記録媒体Sを交換しても、交換された記録媒体Sを保持する記録媒体保持部112に設けられたICタグ116から媒体関連動作データdの取得を簡便且つ確実に行うことができ、読み取られた媒体関連動作データdに基づいて、媒体関連動作の制御を行うことができる。即ち、記録媒体保持部112を交換すると、当該記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sの長さ(ロール径)、重量、材質、厚さ、幅、密度等が変更される場合があるが、交換された記録媒体保持部112に設けられたICタグ116からロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4を取得し、取得された各種のデータに基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクの制御、プラテン3による記録媒体Sの吸引状態の制御並びに記録媒体Sと記録ヘッド211との間隔の調節を適正に行うことができる。
このように、記録媒体Sの交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置100を提供することができる。
従って、記録媒体Sを交換しても、交換された記録媒体Sを保持する記録媒体保持部112に設けられたICタグ116から媒体関連動作データdの取得を簡便且つ確実に行うことができ、読み取られた媒体関連動作データdに基づいて、媒体関連動作の制御を行うことができる。即ち、記録媒体保持部112を交換すると、当該記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sの長さ(ロール径)、重量、材質、厚さ、幅、密度等が変更される場合があるが、交換された記録媒体保持部112に設けられたICタグ116からロール径データd1、媒体重量データd2、媒体吸引関連データd3及び媒体厚データd4を取得し、取得された各種のデータに基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクの制御、プラテン3による記録媒体Sの吸引状態の制御並びに記録媒体Sと記録ヘッド211との間隔の調節を適正に行うことができる。
このように、記録媒体Sの交換の自由度がより大きいインクジェット記録装置100を提供することができる。
また、CPU7は、搬送動作が実行されて記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの繰出量に係る繰出量データを算出して、この繰出量データに基づいて、RFIDリーダ/ライタ117によりICタグ116に記憶されている媒体量に係るデータの修正を行う。即ち、CPU7は、駆動モータ113bの回転駆動により記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの長さに係る繰出長データを算出して、この繰出長データに基づいて、ICタグ116に記憶されているロール径データd1の修正を行うことができる。また、CPU7は、駆動モータ113bの回転駆動により記録媒体保持部112から繰り出された記録媒体Sの重量に係る繰出重量データを算出して、この繰出重量データに基づいて、RFIDリーダ/ライタ117によりICタグ116に記憶されている媒体重量データd2の修正を行うことができる。
そして、CPU7は、修正されたロール径データd1及び媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクを制御して記録媒体Sの搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体Sの搬送動作の進行に従って記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sの長さ及び重量が減少して、記録媒体Sのロールの外径及び重量が減少することとなるが、この場合であっても、ロール径データd1及び媒体重量データd2を修正することによって、駆動モータ113bによる回転速度及び駆動トルクの制御を適正に行うことができるので、従来のように所定の検知手段を設けることなく、記録媒体Sの搬送動作を適正に行うことができる。
そして、CPU7は、修正されたロール径データd1及び媒体重量データd2に基づいて、駆動モータ113bの回転速度及び駆動トルクを制御して記録媒体Sの搬送を適正に行うことができる。即ち、記録媒体Sの搬送動作の進行に従って記録媒体保持部112に保持された記録媒体Sの長さ及び重量が減少して、記録媒体Sのロールの外径及び重量が減少することとなるが、この場合であっても、ロール径データd1及び媒体重量データd2を修正することによって、駆動モータ113bによる回転速度及び駆動トルクの制御を適正に行うことができるので、従来のように所定の検知手段を設けることなく、記録媒体Sの搬送動作を適正に行うことができる。
また、ICタグ116からの媒体関連動作データdの読み取り及び媒体関連動作データdの修正をRFID方式により適正に行うことができる。また、ICタグ116を駆動用の電源を必要としない構成とすることにより、記録媒体Sの変更の際に記録媒体保持部112の交換作業をより簡便に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、媒体関連動作として、搬送動作、吸引動作及び間隔調整動作を例示したが、これに限られるものではなく、画像記録動作のうちの記録媒体Sに関連した動作であれば如何なる動作であっても良い。
また、間隔調整手段としてキャリッジ21を上下動させるキャリッジ上下動機構24を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、プラテン3を上下動させる駆動機構であっても良い。
さらに、情報記憶部からの媒体関連動作データdの読み取り又は修正は、RFID方式に限られず、他の手段を用いて行っても良い。
例えば、媒体関連動作として、搬送動作、吸引動作及び間隔調整動作を例示したが、これに限られるものではなく、画像記録動作のうちの記録媒体Sに関連した動作であれば如何なる動作であっても良い。
また、間隔調整手段としてキャリッジ21を上下動させるキャリッジ上下動機構24を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、プラテン3を上下動させる駆動機構であっても良い。
さらに、情報記憶部からの媒体関連動作データdの読み取り又は修正は、RFID方式に限られず、他の手段を用いて行っても良い。
100 インクジェット記録装置
1 搬送機構(搬送部)
111 フレーム部(装填部)
112 記録媒体保持部
113a 駆動シャフト(装填部)
113b 駆動モータ(搬送モータ)
114 シャフト(装填部)
116 ICタグ(情報記憶部)
117 RFIDリーダ/ライタ(情報読取手段、情報修正手段)
211 記録ヘッド
212 紫外線光源(紫外線照射手段)
24 キャリッジ上下動機構(間隔調整手段)
3 プラテン
7 CPU(動作制御手段、繰出量情報算出手段)
d 媒体関連動作データ
d1 ロール径データ
d2 媒体重量データ
d3 媒体吸引関連データ
d4 媒体厚データ
1 搬送機構(搬送部)
111 フレーム部(装填部)
112 記録媒体保持部
113a 駆動シャフト(装填部)
113b 駆動モータ(搬送モータ)
114 シャフト(装填部)
116 ICタグ(情報記憶部)
117 RFIDリーダ/ライタ(情報読取手段、情報修正手段)
211 記録ヘッド
212 紫外線光源(紫外線照射手段)
24 キャリッジ上下動機構(間隔調整手段)
3 プラテン
7 CPU(動作制御手段、繰出量情報算出手段)
d 媒体関連動作データ
d1 ロール径データ
d2 媒体重量データ
d3 媒体吸引関連データ
d4 媒体厚データ
Claims (15)
- ロール状に巻かれた記録媒体を保持する記録媒体保持部を着脱自在に装填する装填部と、前記装填部に装填された前記記録媒体保持部から前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送部と、前記記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドとを備え、前記搬送部により前記記録媒体を搬送し、当該記録媒体に対して前記記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する画像記録動作を実行するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体保持部には、前記画像記録動作のうちの前記記録媒体に関連した媒体関連動作に係る媒体関連動作情報を記憶する情報記憶部が設けられ、
前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を読み取る情報読取手段と、
前記情報読取手段により読み取られた前記媒体関連動作情報に基づいて、前記媒体関連動作の制御を行う動作制御手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報を読み取り、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。 - 前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドによりインクが吐出される前記記録媒体を吸引して支持するプラテンを備え、
前記媒体関連動作情報は、前記プラテンにより吸引支持される前記記録媒体に関連する媒体吸引関連情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体吸引関連情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体吸引関連情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記プラテンによる前記記録媒体の吸引動作の制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整する間隔調整手段を備え、
前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体の厚さに係る媒体厚情報を含み、
前記情報読取手段は、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体厚情報を読み取り、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体厚情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記間隔調整手段による前記記録媒体と前記記録ヘッドとの間隔を調整させる間隔調整動作を制御することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記媒体関連動作の実行に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体関連動作情報を修正する情報修正手段を備え、
前記情報読取手段は、さらに、前記情報記憶部に記憶され前記情報修正手段により修正された前記媒体関連動作情報を読み取ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記媒体関連動作情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の量に係る媒体量情報を含み、
前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の繰出量に係る繰出量情報を算出する繰出量情報算出手段を備え、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体量情報に基づいて、前記媒体関連動作として前記搬送部による前記記録媒体の搬送動作の制御を行うことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。 - 前記搬送部は、前記記録媒体保持部を回転させることにより前記記録媒体を繰り出して搬送する搬送モータを備えることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
- 前記媒体量情報は、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体のロール径に係るロール径情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の長さに係る繰出長情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出長情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記ロール径情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記ロール径情報に基づいて、前記搬送モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置。 - 前記媒体量情報は、さらに、前記記録媒体保持部に保持された前記記録媒体の重量に係る媒体重量情報を含み、
前記繰出量情報算出手段は、前記繰出量情報として、前記搬送モータの回転駆動により前記記録媒体保持部から繰り出された前記記録媒体の重量に係る繰出重量情報を算出し、
前記情報修正手段は、前記繰出量情報算出手段により算出された前記繰出重量情報に基づいて、前記情報記憶部に記憶されている前記媒体重量情報の修正を行い、
前記動作制御手段は、さらに、前記情報読取手段により読み取られた前記媒体重量情報に基づいて、前記搬送モータの駆動トルクを制御することを特徴とする請求項11又は12に記載のインクジェット記録装置。 - 前記情報記憶部は、前記媒体関連動作情報を記憶するICタグであり、
前記情報読取手段は、前記ICタグからRFID方式により前記媒体関連動作情報を読み取るRFIDリーダであり、
前記情報修正手段は、前記ICタグに記憶されている前記媒体関連動作情報を修正するRFIDライタであることを特徴とする請求項9〜13の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。 - インクは、紫外線硬化型インクであり、
前記記録ヘッドから吐出され前記記録媒体上に着弾したインクに紫外線を照射する紫外線照射手段を備えることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003356644A patent/JP2005119802A/ja active Pending
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