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JP2005112604A - 仕分けシステム - Google Patents

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JP2005112604A JP2003351810A JP2003351810A JP2005112604A JP 2005112604 A JP2005112604 A JP 2005112604A JP 2003351810 A JP2003351810 A JP 2003351810A JP 2003351810 A JP2003351810 A JP 2003351810A JP 2005112604 A JP2005112604 A JP 2005112604A
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Satoshi Tomioka
智 冨岡
Yoji Kokubo
陽児 小久保
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

【課題】見た目物品に優しく可能な限り物品に衝撃を与えることなく、確実に仕分けることができる物品仕分けシステムを提供すること。
【解決手段】ダイバータ12の上流において仕分ける物品W1と後続の物品W2との物品間の距離a,bを求める手段と、求められた結果a,bに応じてダイバータ12の動作開始タイミングと動作速度を制御する手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、ダイバータを回動させることによりメインコンベアを搬送されてくる物品の進行方向を変更させてこの物品を分岐路に払い出す仕分けシステムに関する。
搬送されてきた多数の物品を客先毎に振り分ける仕分けシステムとして、上下軸回りに回動自在な複数のダイバータが側壁に沿って所定間隔で配置されたメインコンベアと、ダイバータと対向する位置のメインコンベア側方に接続された分岐路とを有するものが知られている。この仕分けシステムでは、メインコンベア上を搬送されている物品が所定の位置に達すると、ダイバータが物品を横から押し出すようにして内側に回動し、物品はメインコンベアの搬送面上に突出したダイバータに沿って進行方向が変更されて分岐路に払い出される。また、この仕分けシステムにおいては、連続して物品が搬送されてくるときのように物品の搬送量が多い場合には、後続の物品のためにダイバータを素早く動作させている。これに関連する技術として特開平9−40175号公報が開示されている。
特開平9−40175号公報
しかしながら、このような従来の仕分けシステムでは、仕分け作業を行う際に、メインコンベアの搬送速度が高速で更にダイバータが高速で物品を横から押し出すので、ダイバータによる払い出しの際に、物品の種類によっては衝撃で損傷する虞れがある。これに対し、全体的にダイバータを低速で動かすことも考えられるが、このようにすると仕分け物品が多く物品の搬送能力が要求される場合に、後続の物品の仕分けに間に合わず、確実に仕分けることができないという問題点が残されていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、物品に優しく可能な限り物品に衝撃を与えることなく、確実に仕分けることができる物品仕分けシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る仕分けシステムは、メインコンベアを搬送されてくる物品をダイバータによって分岐コンベアへ払い出す仕分けシステムであって、前記ダイバータの上流において前記物品間の距離を求める手段と、求められた結果に応じてダイバータの動作開始タイミング及び動作速度を制御する手段と、を備えているところに特徴を有するものである。尚、物品間の距離は、ダイバータの上流で求められればどこで求めてもよく、例えばダイバータの直前であってもよい。
即ち、請求項1記載の発明に係る仕分けシステムは、図7に示すように、物品間の距離を求める手段として、例えばメインコンベア10の途中に、物品W1〜3が通過することにより遮蔽される一対の投・受光器より成る光電センサ17を設け、この遮蔽時間とメインコンベア10の速度から物品間の距離を求めるようにするのである。更に、その求めた結果、即ち物品間の距離に応じてダイバータ12の動作開始タイミング及び動作速度を制御するのである。例えば物品W1を仕分ける場合、後続の物品W2との距離aが短いので、仕分けシステムはダイバータ12を通常の動作開始タイミング及び高速の動作速度で動作させる。一方、物品W2を仕分ける場合、後続の物品W3との距離bが長いので、仕分けシステムはダイバータ12を物品間の距離bに応じて動作開始タイミング及び低速な動作速度で動作させる。このように物品間の距離に応じて、個別にダイバータ12を低速で動作させるのである。
請求項2記載の発明に係る仕分けシステムは、請求項1記載の仕分けシステムにおいて、制御する手段は、仕分ける物品の先端と後続の物品の先端との距離、及び仕分ける物品の後端と後続の物品の先端との距離が所定値以上である場合に、ダイバータの動作開始タイミングを早め、動作速度を遅くするところに特徴を有するものである。
即ち、請求項2記載の発明に係る仕分けシステムは、図7に示す如く、仕分ける物品W2の先端と後続の物品W3の先端との距離b、及び仕分ける物品W2の後端と後続の物品W3の先端との距離cが所定値以上である場合には、ダイバータ12の動作開始タイミングを早め、ダイバータ12の動作速度を低速で動作させるのである。これにより、物品W2の搬送方向長さの長短の如何によらず物品間の距離に応じた最適なダイバータ12の動作開始タイミング及び動作速度を制御することができる。即ち、仕分ける物品W2の後端と後続の物品W3の先端との距離cを検出することにより、例えば物品W2の搬送方向長さが長く物品間の距離が短いためにダイバータ12が後続の物品W3に引っ掛かってしまうことがないようにするのである。
請求項3記載の発明に係る仕分けシステムは、メインコンベアを搬送されてくる物品をダイバータによって分岐コンベアへ払い出す仕分けシステムであって、各物品の仕分け先を管理する手段と、仕分ける物品の後続の物品が上流側のダイバータで仕分けられているか否かによってダイバータの動作開始タイミング及び動作速度を制御する手段と、を備えているところに特徴を有するものである。
即ち、請求項3記載の発明に係る仕分けシステムは、図8に示すように、各物品の仕分け先を管理する手段として、例えば搬入コンベア1の途中に、物品Wの上面に貼り付けられたバーコードを読み取るバーコードリーダー3を設けるのである。そして仕分けシステムはバーコードリーダー3でバーコードを読み取ることにより搬入コンベア1上を搬送される各物品Wの仕分け先を認識し、この認識結果を管理する。更に、この管理データによりメインコンベア10の下流におけるダイバータ12の動作開始タイミング及び動作速度を最適な制御とするのである。例えば物品W1を仕分ける場合、搬入コンベア1上を搬送されている際には物品W1と後続の物品W2との距離aが短い。しかし、メインコンベア10の下流側においては後続の物品W2は上流側のダイバータ12で既に仕分けられ、物品間の距離は後続の物品W3との距離dとなり物品間の距離が長くなる。つまり、仕分けシステムは各物品W1〜3の仕分け先を管理する手段により、物品W1を仕分けるときにその仕分ける物品W1と後続の物品W3との物品間の距離が長いことを予測することができ、ダイバータ12を距離dに応じた動作開始タイミング及び低速な動作速度で動作させる。このように搬送コンベア1において各物品の仕分け先を管理し、メインコンベア10の上流側のダイバータで仕分けられているか否かによってダイバータの動作開始タイミング及び動作速度を制御するので、メインコンベア10の下流のダイバータで仕分ける時点の搬送量に応じた最適なダイバータ動作とすることができる。
以下に説明するように本発明では、次のような効果を奏する。請求項1記載の発明に係る仕分けシステムでは、物品間の距離が一定以上離れている場合にはダイバータを低速で動作させても後続の物品がダイバータに引っ掛かることがないので、メインコンベアの速度(仕分け能力)を低下させることなく、見た目にも物品に優しく可能な限り物品に衝撃を加えることなく、確実に仕分けることができる。
請求項2記載の発明に係る仕分けシステムでは、請求項1記載の発明の奏する効果に加えて、比較的簡単な制御で、物品間の距離に応じたダイバータの動作制御が可能となる。
請求項3記載の発明に係る仕分けシステムでは、後続の物品が上流側のダイバータで仕分けられている場合には下流側のダイバータの前を仕分ける物品が通過する際にはその物品間の距離が一定以上離れていることになるので、ダイバータを低速で動作させても後続の物品がダイバータに引っ掛かることがなく、メインコンベアの速度(仕分け能力)を低下させることなく、見た目にも物品に優しく可能な限り物品に衝撃を加えることなく、確実に仕分けることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら以下の例に限定されるものではない。図1は本発明に係る物品仕分けシステムを模式的に示す簡略平面図、図2は払い出し部を示す平面図、図3は払い出し部を示す斜視図、図4はダイバータ動作開始タイミングを示す簡略平面図、図5は制御装置の概念構成を示すブロック構成図である。尚、本明細書において、前とは図1の下側、後とは同図上側であり、右とは図1左側、左とは同図右側である。
物品仕分けシステムは、ベルトコンベアにより構成される搬入コンベア1と、搬入コンベア1の下流側、即ち、前方側に接続されたメインコンベア10と、該メインコンベア10の側方に接続された複数の分岐路20とを有している。そして、図5に示す制御装置100によって、搬送コンベア1、メインコンベア10、後述するダイバータ12が制御されている。尚、搬入コンベア1への物品供給は、その上流部に設置されたロボット(図示略)等を含む物品供給装置30によって行われる。
搬入コンベア1の途中には、物品Wが通過することにより遮蔽される一対の投・受光器より成る光電センサ2が設けられている。この光電センサ2は、搬入コンベア1上を搬送される各物品Wの搬送方向長さを検出するためのものである。即ち、光電センサ2が遮蔽された時間を後述するエンコーダー6の回転数(パルス値)から搬入コンベア1上の物品Wの搬送方向長さとして検出するのである。また、搬入コンベア1の途中の光電センサ2より下流側において、物品Wの上面に貼り付けられたバーコードを読み取るバーコードリーダー3が搬入コンベア1の上方に設けられている。このバーコードリーダー3は、搬入コンベア1上を搬送される各物品Wについて、仕分け先の認識、後述するダイバータ12の動作開始タイミング及び動作速度の決定を行うためのものである。尚、バーコードは物品Wのどの面に貼り付けられてもよく、この位置に応じてバーコードリーダー3を設置することとなる。搬入コンベア1は駆動用モーター5の回転により駆動し、搬入コンベア1のベルトの送り量はエンコーダー6によって検出される。
メインコンベア10は、搬送方向を前後方向とするスチール製ベルトコンベアにより構成されており、搬送方向に沿って左右両側に設けられた側壁11を有している。左右の側壁11は、前後に所定間隔で左右一対となった不連続部を複数有している。この対となる左右の不連続部は搬送面を挟んで略対向する位置にあり、一方の不連続部には金属等の剛体により構成される板状のダイバータ12が設けられ、他方の不連続部には分岐路20が接続されている。
ダイバータ12は、物品接触部13と、物品接触部13から後方外側に折曲げられた折曲げ部14とを有し、サーボモーターなどの駆動用モーター15の回転により折曲げ部14の後端部の上下軸16回りに水平方向に回動自在となっている。ダイバータ12の待機状態において、物品接触部13の内側面はメインコンベア10の側壁11の内側面と面一となり、且つ、折曲げ部14が外側に折曲げられていることによって、通過する物品Wがダイバータ12に引っ掛かることがないようになっている。また、物品接触部13を含むダイバータ12が摩擦係数の小さい金属等により構成されているので、通過する物品Wがダイバータ12に擦られて損傷することも防止している。尚、本実施の形態に示す例では、物品Wは後述する幅寄せ手段によって予め対応するダイバータ12のある側(右或いは左側)に寄せられており、ダイバータ12の動作によって当たる衝撃を小さくするから、物品Wが受ける衝撃を少なくするとともに、物品が正確且つ確実に分岐路20に払い出されるようになされている。
メインコンベア10の進入部(最上流部)には、物品Wが通過することにより遮蔽される一対の投・受光器より成る光電センサ17が設けられている。この光電センサ17は、メインコンベア10上を搬送される各物品Wについて、バーコードリーダー3と関連してダイバータ12の動作開始タイミング及び動作速度の決定を行うためのものである。
分岐路20は、メインコンベア10の搬送方向に直行する方向に搬送するローラーコンベアにより構成されており、搬送方向に沿って前後両側に設けられた側壁21を有している。即ち、分岐路20は、前後の側壁21間に左右に所定間隔で回転自在に設けられた多数のローラー22を有している。このローラーコンベアの搬送面はメインコンベア10から遠ざかるにつれて下り傾斜しており、ローラー22の駆動機構なしに物品Wは自重によって分岐路20内を搬送される。更に、このローラー22において、最もメインコンベア10側に位置する1本目のものは駆動ローラーとなされ、この駆動ローラーによってメインコンベア10上から払い出される物品Wを確実に分岐路20内に引き込むことができる。尚、分岐路20は全てメインコンベア10の右側或いは左側のみに設けられていてもよく、このような場合、ダイバータ12は全て左側或いは右側の側壁11に沿って配置される。
メインコンベア10付近において、分岐路20の幅はメインコンベア10に近づくにつれて次第にメインコンベア10側に拡がっている。尚、分岐路20の側壁21は、メインコンベア10の側壁11と連結して形成されている。
次に図5を用いて制御装置100の構成について説明する。主制御部101は、各検出器の検出結果等に基づいてモーター駆動部103〜105を介して、搬入コンベア1,メインコンベア10及びダイバータ12を駆動するモーター5,18,15の回転を制御する。
まず、メインコンベア10の搬送速度制御について説明する。主制御部101は、メインコンベア10のベルトの送り量をエンコーダー19によって検出し、モーター駆動部104を介してサーボモーター等のモーター18を回転させ、メインコンベア10を所定の一定速度(約160ms/分)で駆動する。
次に、ダイバータ12の動作制御について説明する。長さ検出部102は、光電センサ2及びエンコーダー6の検出結果から、即ち、光電センサ2が遮蔽された時間のエンコーダー6の回転数(パルス値)から搬入コンベア1上の物品Wの搬送方向長さを検出する。主制御部101は、光電センサ17によって物品Wがメインコンベア10上に進入したことを検出した時点のエンコーダー19の回転数,物品Wの搬送方向長さ及びバーコードリーダー3の読取結果から認識した物品Wの仕分け先に基づいて、所定のダイバータ12を選択し、そのダイバータ12が動作を開始すべきエンコーダー19の回転数を算出する。そして、エンコーダー19が算出した所定の回転数に達すると、ダイバータ12が所定の速度で動作すべくモーター駆動部105を介してモーター15を回転させる。
主制御部101は、メインコンベア10上を搬送される仕分ける物品Wと後続の物品Wとの間の距離を光電センサ17及びエンコーダー19によって検出する。即ち、主制御部101は、光電センサ17が遮蔽された時間のエンコーダー19の回転数(パルス値)からメインコンベア10上の物品Wの搬送方向長さを検出している。更に、この光電センサ17の遮蔽が一旦遮蔽されてから更に次の遮蔽までの時間のエンコード19の回転数(パルス値)から仕分ける物品Wの後端と後続の物品Wの先端との距離を物品間の距離として検出する。ダイバータ12の動作開始タイミングはこの物品間の距離に応じて算出された前述のエンコーダー19の回転数とする。また、ダイバータ12の動作速度は低速〜高速の多段階に切換え可能で、物品間の距離が一定距離以上離れている場合になると通常のダイバータ12の動作速度である高速から低速に切換わるようになされている。そして、エンコーダー19が算出又は補正した所定の回転数に達すると、ダイバータ12が所定の速度で動作すべくモーター駆動部105を介してモーター15を回転させる。
以上のように構成される本実施の形態における仕分けシステムの作用及び動作を説明する。まず、仕分け先を含む情報を示すバーコードを上面に貼り付けた物品Wが順次搬入コンベア1に供給される。その後、物品Wは更に下流側においてバーコードリーダー3の下方を通過し、バーコードリーダー3の読取結果から物品Wの仕分け先が認識される。
仕分け先が認識された物品Wは、図6に示すように、メインコンベア10の上流に連結された幅寄せ手段40を通過することによりその仕分け先に対応するダイバータ12側に寄せられてメインコンベア10に供給され、寄せられた側の側壁11に沿ってメインコンベア10上を搬送される。幅寄せ手段40は、物品Wをメインコンベア10へ搬送しながら徐々に一定の側壁41方向に幅寄せするローラーコンベアにより構成されており、搬送方向に沿って両側に設けられた側壁41を有している。即ち、幅寄せ手段40は、物品Wを仕分けるダイバータ12が設けられた側壁41側に幅寄せするように取付軸が傾斜し所定間隔で回転自在に設けられた多数のローラー42を有している。尚、メインコンベア10上で図6とは反対側のダイバータ12側へ物品Wを幅寄せするときにはローラー42の取付向きを取付軸がこの場合とは反対側に傾斜するように取り付ければよい。
メインコンベア10の搬送速度は所定の搬送速度となるようになされており、メインコンベア10上の物品Wが所定のダイバータ12の側方において、物品Wの搬送方向長さに応じた所定位置に達すると、ダイバータ12は上下軸16回りに内側に向かって算出された動作速度で回動する。また、ダイバータ12の動作開始タイミングについても、物品間の距離に応じて異なる。
その物品間の距離に応じてダイバータ12の動作タイミング及び動作速度の制御について図7を用いて説明する。図7において、物品W1とその後続の物品W2との物品間の距離は所定長さより短く、物品W2とその後続の物品W3との物品間の距離は所定長さより長いものとする。
まず、図7に示すように、物品間の距離が短い場合について説明する。仕分けシステムは、光電センサ17等の物品間の距離を求める手段により、仕分ける物品W1の先端と後続の物品W2の先端との距離aが所定値未満であること検出する。その場合には、物品間の距離が短いので、ダイバータ12を回動させた際に後続の物品W2に引っ掛からないように、ダイバータ12の動作タイミング及び動作速度は通常と同様の所定タイミング及び所定速度とする。そしてメインコンベア10上の物品Wが所定のダイバータ12の側方において、搬送方向長さに応じた所定位置に達すると、ダイバータ12は上下軸16回りに内側に向かって所定速度で回動する。尚、通常時のダイバータ12の動作開始タイミングは、図4に示す如く、物品Wの搬送方向長さに応じて異なる。
次に、物品間の距離が長い場合について説明する。物品W2を仕分ける際のように、仕分ける物品W2の先端と後続の物品W3の先端との距離bが所定値以上であることを検出し、更に、仕分ける物品W2の後端と後続の物品W3の先端との距離cが所定値以上であることを検出し、その場合には、ダイバータ12の動作開始タイミングを通常の動作開始タイミングに比して早め、ダイバータ12の動作速度を通常の高速(約0.3m/s)から低速(約0.5〜0.6m/s)に落として動作させる。物品W2の搬送方向長さが長い場合、即ち物品W2が大きい荷物である場合においても、確実に物品W2を仕分けることができる。
内側に回動したダイバータ12が、図2に示すように、メインコンベア10の搬送面上に突出することにより、物品Wはダイバータ12の物品接触部13の内側面に沿うように進行方向が斜め前方に変更されて分岐路20に払い出される。このとき、分岐路20内の1本目の駆動ローラー22によって、物品Wはメインコンベア10上に残ることなく分岐路20内に引き込まれる。分岐路20に払い出された物品Wは、自重によって分岐路20の終端部まで搬送された後、次の工程に送られる。
これにより、物品間の距離が一定以上離れている場合にはダイバータを低速で動作させても後続の物品がダイバータに引っ掛かることがないので、メインコンベアの速度(仕分け能力)を低下させることなく、見た目にも物品に優しく可能な限り物品に衝撃を加えることなく、確実に仕分けることができる。更に、比較的簡単な制御で、物品間の距離に応じたダイバータの動作制御が可能となる。
更に、物品Wの搬送方向長さに応じてダイバータ12の動作速度を低速動作に落として動作させるようにしてある。これにより、特に本実施例のようにメインコンベア10が高速動作している際において仕分ける物品Wが大きな物品である場合にはダイバータ12の動作速度をゆっくり動作させることにより確実に物品Wを仕分けることができる。即ち、長い物品Wがダイバータ12の前を通過する際に、ダイバータ12を高速で動作させると物品Wの先端のみ方向を変化し物品Wの後端が追随できず、側壁11に激突してしまい仕分けることができないことを防止できるのである。
次に、他の実施例について説明する。実施例2に係る仕分けシステムにおいては、主制御部101は、各物品Wの仕分け先を管理する手段を備えている。即ち、主制御部101は、バーコードリーダー3の読取結果から所定のダイバータ12を選択するとともに、仕分ける物品Wの後続の物品Wが上流側のダイバータ12で仕分けられるか否かを判別管理できるようにしてある。
そして、主制御部101は、管理手段に基づいて、上流側のダイバータ12による仕分けがメインコンベア10上で行われた結果、物品間の距離が所定値以上となる場合には、ダイバータ12の動作開始タイミングを上記実施例と同様にして変更させる。また、ダイバータ12の動作速度についても物品間の距離が所定値以上となる場合には、ダイバータ12の動作速度を上記実施例と同様にして変更させる。
その物品間の距離に応じてダイバータ12の動作タイミング及び動作速度の制御について図8を用いて説明する。図8に示すように、搬送コンベア1上において仕分ける物品W1と後続の物品W2との物品間の距離aは所定長さより短く、メインコンベア10の上流側のダイバータ12で後続の物品W2が仕分けられ、物品W1と後続に位置する物品W3との物品間の距離dは所定以上の長さとなっている。
これにより、バーコードリーダー3で読み取った時点では仕分ける物品W1と後続の物品W2との間の距離aが所定値未満であっても、各物品W1〜3がメインコンベア10上を下流に搬送される過程で直近後続の物品W2が仕分けられ、物品間の距離dが所定値以上となる場合を管理でき、実際に物品W1を仕分けるダイバータ12の動作開始タイミングと動作速度を適切な制御とすることができる。この場合には、仕分ける物品W1と後続の物品W3との物品間の距離dが所定値より長いので、ダイバータ12の動作速度を低速で動作させるのである。従って、後続の物品W2が上流側のダイバータ12で仕分けられている場合には下流側のダイバータ12の前を仕分ける物品W1が通過する際にはその物品間の距離dが一定以上離れていることになるので、ダイバータ12を低速で動作させても後続の物品W3がダイバータ12に引っ掛かることがなく、メインコンベア10の速度(仕分け能力)を低下させることなく、見た目にも物品Wに優しく可能な限り物品Wに衝撃を加えることなく、確実に仕分けることができる。
(変形例等)
(1)搬入コンベア1に物品Wを供給する物品供給装置30の動作状況から物品間の距離を推測するようにしてもよい。
(2)光電センサ2の検出結果から、搬送コンベア1上の物品間の距離を検出するようにしてもよい。
本発明に係る仕分けシステムを模式的に示す簡略平面図である。 払い出し部を示す平面図である。 払い出し部を示す斜視図である。 ダイバータ動作開始タイミングを示す簡略平面図である。 制御装置の構成を示すブロック構成図である。 幅寄せ手段により物品が側壁側に寄せられる様子を示す平面図である。 コンベアを搬送されている物品間の距離を示す平面図である。 物品間の距離が搬送されながら変化する様子を示す平面図である。
符号の説明
W 物品
1 搬入コンベア
10 メインコンベア
12 ダイバータ
20 分岐路
30 物品供給装置
40 幅寄せ手段
100 制御装置
101 主制御部
102 長さ検出部

Claims (3)

  1. メインコンベアを搬送されてくる物品をダイバータによって分岐コンベアへ払い出す仕分けシステムであって、
    前記ダイバータの上流において前記物品間の距離を求める手段と、
    求められた結果に応じてダイバータの動作開始タイミング及び動作速度を制御する手段と、を備えていること特徴とする仕分けシステム。
  2. 制御する手段は、仕分ける物品の先端と後続の物品の先端との距離、および仕分ける物品の後端と後続の物品の先端との距離が所定値以上である場合に、ダイバータの動作開始タイミングを早め、動作速度を遅くすることを特徴とする請求項1記載の仕分けシステム。
  3. メインコンベアを搬送されてくる物品をダイバータによって分岐コンベアへ払い出す仕分けシステムであって、
    各物品の仕分け先を管理する手段と、
    仕分ける物品の後続の物品が上流側のダイバータで仕分けられているか否かによってダイバータの動作開始タイミング及び動作速度を制御する手段と、を備えていることを特徴とする仕分けシステム。
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