[go: up one dir, main page]

JP2005107793A - キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005107793A
JP2005107793A JP2003339365A JP2003339365A JP2005107793A JP 2005107793 A JP2005107793 A JP 2005107793A JP 2003339365 A JP2003339365 A JP 2003339365A JP 2003339365 A JP2003339365 A JP 2003339365A JP 2005107793 A JP2005107793 A JP 2005107793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
keyword
extraction
candidate
document data
character string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003339365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4360167B2 (ja
Inventor
Takashi Kitao
崇 北尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003339365A priority Critical patent/JP4360167B2/ja
Publication of JP2005107793A publication Critical patent/JP2005107793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4360167B2 publication Critical patent/JP4360167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 事前知識を必要とせず、高速かつ効率的なキーワード抽出処理を可能とした装置および方法を提供する。
【解決手段】 キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル等の特定部分データ領域のみを対象とした文字列の照合処理を実行し、さらに文字列長や、包含関係判定などによる絞込みを行なってキーワード候補を選定し、その限られたキーワード候補について、文書データ中の存在確率を算出し、存在確率が許容確率にある場合にのみ、キーワードとして登録する処理を実行する構成とした。本構成により、例えば全文検索に基づく出現頻度算出処理を必要とするような従来のキーワード選定技術に比べて高速なキーワード抽出が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、データベースに蓄積されたデータあるいはインターネットを介して取得されるデータなど、様々な文書データの分類に有効なキーワードの効率的な抽出を可能としたキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
データベースに蓄積された文書データあるいはインターネットを介して取得される文書データなどを分類する手法として、これまでに、様々な手法が提案されている。例えば、文書データに含まれる特徴となる複数の単語(キーワード)を選択し、その分布や出現位置などを解析し、この解析結果に基づいて分類を行う手法が広く知られている。
文書データの分類処理を行う際に重要なのが、「分類を行うのに有効な単語」、すなわち、キーワードの選定である。従来から知られるキーワード選定手法を大きく分類すると、以下の(1)〜(3)の3つの手法に分類される。
(1)辞書データを用いるキーワード選定手法
辞書データを用いるキーワード選定手法は、あらかじめ文書データの分類に有効と考えられる単語群を辞書データとして登録し、登録された単語をキーワードとして用いる手法である。この辞書データをキーワードとして利用する手法は、例えば特許文献1、特許文献2に記載されている。
(2)分類対象の文書データに含まれる文書の文法解析によるキーワード選定手法
分類対象の文書データに含まれる文書の文法解析によるキーワード選定手法は、分類対象の文書データに含まれる文書の文法に基づいた形態素解析、あるいは独自の文法ルールによる解析を行い、その結果として抽出される単語をキーワードまたはその候補として用いる手法である。この手法は、例えば特許文献3、特許文献4に記載されている。
(3)分類対象の文書データの総比較によるキーワード選定手法
分類対象の文書データの総比較によるキーワード選定手法は、分類対象とる様々な文書データ各々の総比較を行い、様々な単語の出現頻度やその組み合わせデータを解析し、その解析結果に基づいてキーワードまたはキーワード候補を抽出する手法である。この手法は、例えば特許文献5に記載されている。
上述したように、キーワードの抽出手法としては、様々な手法が既に提案されている。しかし、例えば上述の「(1)辞書データを用いるキーワード選定手法」は、前提となる辞書を作成するのに専門的な知識と時間がかかる上に、作成された辞書は、想定外の分野の文章に関しては十分な効果をあげないという問題がある。例えば特定の専門分野、例えば医療や金融といった専門分野の文書の分類に有効なキーワードが不十分となったり、あるいは、新しく出現してきた単語に対する対応ができないといった問題がある。
また、「(2)分類対象の文書データに含まれる文書の文法解析によるキーワード選定手法」は、文法ルールを定型処理化するのに専門的な知識が必要である上に、想定外の言語や、文法的に成立しない自由形式の文章に対して十分な効果をあげないという問題点がある。
さらに、「(3)分類対象の文書データの総比較によるキーワード選定手法」は、処理対象となる文書データ量が増えると、その比較の処理にかかる時間が指数的に増え、処理効率が低下するという問題があり、また、日本語であれば文書中に頻出する「です」「ます」など、分類に有効な単語以外の語句が抽出されてしまうといという問題点がある。
特開2002−215647 特開2002−108888 特開2003−36261 特開2002−245061 特開2001−22752
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述した従来のキーワード抽出手法における問題点を解決したキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
具体的には、
a.前提となる知識(辞書、文法データ)を使用しない
b.自由形式(含、多言語)の文章に対応可能
c.高速な処理が可能
d.分類に有効な単語のみを抽出する
上記a〜dを満足することを可能としたキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
文書データからキーワードを抽出する処理を実行するキーワード抽出装置であり、
キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出手段と、
前記キーワード候補抽出手段において抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出手段と、
前記存在確率算出手段において算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定手段と、
を有することを特徴とするキーワード抽出装置にある。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記特定部分データ領域は、文書データにおけるタイトル領域であり、前記キーワード候補抽出手段は、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記キーワード候補抽出手段は、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致文字列領域から選択される最長文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記キーワード候補抽出手段は、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列であり、かつ、予め定めた規定長以上の文字列のみをキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、存在確率算出手段は、前記キーワード候補抽出手段において抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に出現する頻度を検出し、前記キーワード選定手段は、前記存在確率算出手段において算出したキーワード出現頻度が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記キーワード選定手段は、前記存在確率算出手段において算出したキーワード出現頻度が、予め定めた下限許容値から上限許容値の範囲内にあることを条件として、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記キーワード候補抽出手段は、前記照合処理により抽出した文字列と、既に抽出済みのキーワード候補との2つの文字列の一方が、他方の文字列を含む包含関係にあるか否かを判定し、包含関係にある場合に、文字列長の短い文字列のみをキーワード候補として選択する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出装置の一実施態様において、前記キーワード抽出装置は、さらに、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データを格納するデータ蓄積手段と、抽出キーワードを格納する抽出キーワード格納部と、を有する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
文書データからキーワードを抽出する処理を実行するキーワード抽出方法であり、
キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出ステップと、
前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出ステップと、
前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定ステップと、
を有することを特徴とするキーワード抽出方法にある。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記特定部分データ領域は、文書データにおけるタイトル領域であり、前記キーワード候補抽出ステップは、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記キーワード候補抽出ステップは、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致文字列領域から選択される最長文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記キーワード候補抽出ステップは、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列であり、かつ、予め定めた規定長以上の文字列のみをキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、存在確率算出ステップは、前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に出現する頻度を検出するステップであり、前記キーワード選定ステップは、前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード出現頻度が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記キーワード選定ステップは、前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード出現頻度が、予め定めた下限許容値から上限許容値の範囲内にあることを条件として、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記キーワード候補抽出ステップは、前記照合処理により抽出した文字列と、既に抽出済みのキーワード候補との2つの文字列の一方が、他方の文字列を含む包含関係にあるか否かを判定し、包含関係にある場合に、文字列長の短い文字列のみをキーワード候補として選択する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のキーワード抽出方法の一実施態様において、前記キーワード抽出方法は、さらに、抽出キーワードを格納する抽出キーワード格納ステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
文書データからキーワードを抽出する処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出ステップと、
前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出ステップと、
前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、キーワードの抽出処理において、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル等の特定部分データ領域のみを対象とした文字列の照合処理を実行し、さらに文字列長や、包含関係判定などによる絞込みを行なってキーワード候補を選定し、その限られたキーワード候補について、文書データ中の存在確率を算出し、存在確率が許容確率にある場合にのみ、キーワードとして登録する処理を実行する構成としたので、例えば全文検索に基づく出現頻度算出処理を必要とするような従来のキーワード選定技術に比べて高速なキーワード抽出が可能となる。
本発明の構成によれば、上述のように、高速なキーワード検出が可能であり、例えば、入力された文章からリアルタイムにキーワードを取り出し、取り出したキーワードに基づいて新たな文書検索処理を行うといった処理に適用することも可能となる。例えば自由文章入力方式の検索システムなどに応用することも可能となる。
また、本発明によるキーワード抽出処理は、前提とする知識を一切必要としない構成であり、キーワード抽出処理対象となる文書データを入力するのみで、何らの事前知識を持たないユーザであっても容易にキーワードの抽出が可能となる。従って、例えば未知の言語の解読の補助材料として使用するといった応用も可能となる。
また、本発明の構成によれば、
a.前提となる知識(辞書、文法データ)を使用しない
b.自由形式(含、多言語)の文章に対応可能
c.高速な処理が可能
d.分類に有効な単語のみを抽出する
これらa〜dの条件を満足するキーワード抽出処理構成が実現される。
以下、図面を参照しながら本発明のキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
本発明のキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法においては、処理対象となるデータ、すなわちキーワードの抽出処理対象データは、「人間が読むことを前提とした文章」全般であり、言語やその形式は一切問わない。
例えばインターネットを介して閲覧可能なサイトのコンテンツ、あるいは、データベースに格納されたコンテンツなどから、ユーザの希望するカテゴリのコンテンツを的確に検索するためには、コンテンツ中の文書データに含まれる単語、すなわちキーワードを的確に選定することが必要となる。本発明のキーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法では、このような、的確なキーワード検索を実行するものであり、
a.前提となる知識(辞書、文法データ)を使用しない
b.自由形式(含、多言語)の文章に対応可能
c.高速な処理が可能
d.分類に有効な単語のみを抽出する
上記a〜dを満足することを可能とした処理を実現する。
例えばインターネット等を介して閲覧可能なホームページ等の情報は、HTML(Hypertext Markup Language)によって記述されたデータファイルによって構成され、例えばヘッダ情報、タイトル情報などを予め定められたタグによって区分して記述する構成となっている。
HTML記述データのみならず、「人間が読むことを前提とした文章」は、多くの場合、目的とする対象の人に読んでもらうために、タイトルがついている場合が多い。タイトルつきの文書データの具体例としては、上述したインターネット上で公開されているホームページの他に、電子メールのメッセージ、また小説、エッセイなどの様々な文書データがある。
本発明のキーワード抽出処理においては、主にタイトルつきの文書データに注目することでキーワードの抽出を行う。
本発明のキーワード抽出処理手順をまとめると、以下の通りである。
ステップ1.文章データの入力(タイトルのある、なしに関わらず)
ステップ2.文章データの蓄積
ステップ3.タイトルつき文章データのタイトルを比較して、最も長く一致する文字列、すなわち、一致文字列領域から選択される最長文字列を取得
ステップ4.抽出した文字列が規定値以上の長さならばキーワード候補として蓄積
ステップ5.新しいキーワード候補が既出のキーワード候補と包含関係にある場合は、長さの短いキーワード候補のみを残す
ステップ6.キーワード候補の全文章(含、タイトルなしデータ)における存在頻度(その単語の存在する文章数/検索対象文章数)を調査
ステップ7.存在頻度の高すぎるキーワード候補と低すぎるキーワード候補を削除
ステップ8.残ったキーワード候補を分類に用いるキーワードとして蓄積
以上の処理手順に従って、キーワード抽出処理を実行する。図1を参照して本発明のキーワード抽出装置の構成について説明する。
本発明のキーワード抽出装置は、図1に示すように、文字列からなる文書データを入力するための入力手段101、入力手段101から入力した文書データを記憶格納するデータ蓄積手段105、データ蓄積手段105に格納した複数の文書データから各々特定部分データ領域、例えばタイトルデータ領域を抽出し、抽出した複数の特定部分データ領域(タイトル)に含まれる文字列中から一致文字列領域を抽出し、一致文字列領域から選択される最長文字列を抽出し、抽出した文字列をキーワード候補とするか否かの判定処理を実行するキーワード候補抽出手段102を有する。
さらに、キーワード候補抽出手段102により抽出されたキーワード候補を格納するキーワード候補格納部106、キーワード候補抽出手段102により抽出されたキーワード候補の存在頻度(確率)、すなわち、多数の処理対象文書データ中のキーワード候補の存在確率を計算する存在確率算出手段103と、存在確率算出手段103の算出した各キーワードの存在確率データに基づいてキーワード候補から、最終的な抽出キーワードとして選定するか否かを判定する最終抽出キーワード選定手段104、最終抽出キーワード選定手段104の選択した最終的な抽出キーワードを格納するキーワード格納部107を有する。
図1に示すキーワード抽出装置は、本発明のキーワード抽出装置の実行する処理を説明するために、本発明のキーワード抽出装置の実行する処理、機能毎にブロックとして示したブロック図である。本発明のキーワード抽出装置は、例えばパーソナル・コンピュータなどの情報処理装置によって構成可能であり、後段で説明する本発明のキーワード抽出処理シーケンスを実行するプログラムを実行する制御部(CPU)を備え、主記憶装置、外部記憶装置、入力手段101としてのマウスおよびキーボード、ならびに表示手段としてのディスプレイ等を備えた構成において実現される。
図2を参照して、本発明のキーワード抽出装置を構成するパーソナル・コンピュータ等の情報処理装置のハードウェア構成例を説明する。
CPU(Central Processing Unit)301は、各種プログラムを実行するプロセッサである。例えばROM(Read Only Memory)302、またはHDD304等に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行し、データ処理手段、あるいは通信制御処理手段として機能する。ROM(Read-Only-Memory)302は、CPU301が実行するプログラム、あるいは演算パラメータとしての固定データを格納する。RAM(Random Access Memory)303は、CPU301の処理において実行されるプログラム、およびプログラム処理において適宜変化するパラメータの格納エリア、ワーク領域として使用される。CPU301、ROM302、およびRAM303、HDD304は、バス305を介して相互に接続されている。
バス305は、例えばPCI(Peripheral Component Internet/Interface)バス等により構成され、各モジュール、入出力インタフェース306を介した各入出力装置とのデータ転送を可能にしている。
入出力インタフェース306には、例えば、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、あるいはマウス等により構成される入力部307、ユーザに各種の情報を提示するLCD、CRT、スピーカ等により構成される出力部308が接続される。さらに、データ送受信手段として機能する通信部309、さらに、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体311を装着可能で、これらのリムーバブル記録媒体311からのデータ読み出しあるいは書き込み処理を実行するドライブ310が接続される。
図1に示す入力手段101から入力する文書データは、図2において、ユーザにより操作されるキーボード、スイッチ、ボタン、あるいはマウス等により構成される入力部307、または、通信部309、あるいは磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体311から入力される。
すなわち、図1に示す入力手段101から入力される文書データは、ユーザがキーボードを操作して入力する文書データ、あるいは通信部を介して例えばインターネット等の通信網から入力するデータ、あるいは、リムーバブル記録媒体からの入力データなど、様々な文書データであり、これらの様々な文書データを対象としてキーワード抽出処理が実行される。
また、図1に示すキーワード候補抽出手段102、存在確率算出手段103、最終抽出キーワード選定手段104は、具体的には、データ処理手段として機能する図2に示すCPU301に対応する。CPU301が、例えばHDD304、あるいはRAM303に格納された処理プログラムにしたがって図1に示すキーワード候補抽出手段102、存在確率算出手段103、最終抽出キーワード選定手段104に対応した各処理を実行する。具体的な処理シーケンスについては後述する。
さらに、図1に示すデータ蓄積手段105、キーワード候補格納部106、キーワード格納部107は、図2に示すHDD304、リムーバブル記録媒体311、RAM303など、の各種のデータ記憶手段に対応する。
次に、図3を参照して、本発明のキーワード抽出処理の処理アルゴリズムについて説明する。図3に示すフローは、入力文書データからキーワード候補を抽出するアルゴリズムを説明するフロー図である。すなわち、図1に示すキーワード候補抽出手段102の実行する処理の詳細を説明するフロー図である。
また図4は、抽出されたキーワード候補から最終的な抽出キーワードを選択するアルゴリズムを説明するフロー図である。すなわち、図1に示す存在確率算手段103、および最終抽出キーワード選定手段104の実行する処理の詳細を説明するフロー図である。
まず、図3を参照して、キーワード候補抽出手段102の実行する処理、すなわち、入力文書データからキーワード候補を抽出する処理の詳細を説明する。
まず、ステップS101において、データ蓄積手段105からキーワードを抽出する任意の2つの文書データを取り出し、取り出した2つの文書データの各々の特定部分データ領域、例えばタイトルデータ領域を抽出する。なお、ここでは、文書データ中の特定部分データ領域としてタイトルデータ領域を抽出し、タイトル中の文字列に対する処理例として説明するが、処理対象とする特定部分データ領域は、必ずしもタイトルとして定義されたデータに限るものではなく、例えば文書データを構成する「見出し語」、文書データを構成する文字列中の最初のn文字などを処理対象の特定部分データ領域として抽出して、これらをキーワード抽出処理対象データ領域と設定する構成としてもよい。
処理対象データから容易にタイトルを抽出可能なデータ、例えばHTMLデータなどの文書データにおいては、タイトルタグによって識別される文字列を、各文書データから抽出する。このようなタグのない文書データについては、最初のn文字を抽出する、あるいは、ユーザが入力するタイトル対応の文字列データを適用してもよい。タイトルのない、あるいはタイトル抽出の不可能な文書については、図3に示す処理フローは省略する。ただし、データ蓄積手段105への文書データの格納は実行される。これらのタイトル抽出の不可能な文書データについては、後段で説明する図3に示す処理フロー中の存在確率算出処理などにおいて利用される。
なお、図3に示す処理フローは、処理対象となる入力文書データのすべての組み合わせについて行う。以下、説明するステップS101以下の処理は、その1つの組み合わせ、すなわち、2つの文書データから抽出した2つのタイトルに対応する処理例である。すなわち、キーワード候補抽出手段102は、入力文書データのすべての組み合わせについて、図3に示すフローを実行し、キーワード候補の抽出処理を実行する。
ステップS101において選択した2つの文書データ中のタイトルをX,Yとする。ステップS102では、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域、すなわち、2つのタイトルX,Y中に含まれる文字列の照合処理を実行しタイトルX,Y中に含まれる一致文字列領域から選択される最長文字列の集合(最も長く一致する文字列集合)を検索する。
例えば、キーワード抽出対象として、
X=「フラワーロックとおもちゃのサイト」というタイトルと、
Y=「全国のフラワーショップサイトの紹介」というタイトルと、
を選んだ場合は、まず、2つのタイトルX,Y中の一致文字列領域から選択される最長文字列の集合[文字列集合A]として、「の」「フラワー」「サイト」の3つの文字列を要素とした集合が検出される。
すなわち、
X=「フラワーロックとおもちゃのサイト」というタイトルと、
Y=「全国のフラワーショップサイトの紹介」というタイトルと、
を選んだ場合の文字列集合Aは、
文字列集合A={の,フラワー,サイト}
となる。
なお、「フラワー」の部分集合にあたる「フラ」「ラワー」などの文字列は、一致文字列領域から選択される最長文字列(最も長く一致する文字列)という条件を満たさないため検出されることはない。
ステップS103では、ステップS102において検出した文字列集合Aから文字列をひとつずつ取り出し、文字列Sとして設定する。例えば、
文字列集合A={の,フラワー,サイト}
である場合、
第1番目の文字列Sには、
文字列S=[の]
として設定される。
ステップS104では、文字列Sの文字数が、あらかじめ定めた規定値よりも少ないか否かを判定する。文字列Sの文字数が、あらかじめ定めた規定値よりも少ない場合は、キーワード候補として登録しない。例えば規定値が3であった場合は、上述の文字列集合Aに含まれる文字列「の」「フラワー」「サイト」のうち、「の」がキーワード候補から外れる。
ステップS105では、文字列Sが既出のキーワード候補Kと包含関係にないか判定を行う。例えばすでにキーワード候補Kとして「フラワーズ」という文字列が登録されていた場合(キーワード候補格納部106に格納済みである場合)、文字列S=「フラワー」は、キーワード候補K=「フラワーズ」に含まれる文字列、すなわち包含関係にあるため、ステップS105の判定はYesとなり、後述のステップS108に進む。
包含関係にある文字列とは、文字列Aと文字列Bの各構成文字列を比較した場合、一方の構成文字列がすべて他方の構成文字列に含まれる関係をいう。
ステップS105において、文字列Sが既出のキーワード候補Kと包含関係にないと判定した場合は、ステップS105の判定はNoとなり、ステップS106に進み、文字列Sはキーワード候補として登録される。すなわち、文字列Sは、キーワード候補として、図1に示すキーワード候補格納部106に格納される。
ステップS105の判定がYes、すなわち、文字列Sが既出のキーワード候補Kと包含関係にあると判定した場合は、ステップS108に進み、文字列Sと包含関係にあると判定されたキーワード候補格納部106に格納済みのキーワード候補Kと、文字列Sとの文字列の長さの比較を行う。
文字列Sの文字列長が、キーワード候補Kの文字列長より短い場合、すなわち、
Sの文字列長≧Kの文字列長
が否定される場合(ステップS108:No)
にのみ、ステップS109に進み、文字列Sをキーワード候補Kに置き換えてキーワード候補として登録する。この置き換え処理において、文字列Sは、キーワード候補として、図1に示すキーワード候補格納部106に格納され、キーワード候補Kは、キーワード候補格納部106から削除される。
Sの文字列長≧Kの文字列長
が肯定される場合(ステップS108:Yes)
には、文字列Sは、キーワード候補として登録することなく、キーワード候補Kのキーワード候補格納部106への格納状態を維持する。
このように、包含関係にある場合は、より短い文字列長の文字列が、キーワード候補として選択し、登録する。
前述の例、すなわち、
文字列S=「フラワー」
キーワード候補K=「フラワーズ」
の場合は、
キーワード候補K=「フラワーズ」がキーワード候補格納部106から削除され、文字列S=「フラワー」が新たに、キーワード候補としてキーワード候補格納部106に格納される。
ステップS107では、文字列集合Aに含まれる文字列についての処理がすべて実行されたか否かを判定し、未処理文字列がある場合は、ステップS103以下の処理を未処理文字列について実行し、文字列集合Aに含まれる文字列についての処理がすべて実行されたことがステップS107において確認されると処理を終了する。
以上の処理によって、キーワード候補抽出手段102の処理が終了する。なお、前述したように、キーワード候補抽出手段102は、入力する複数の文書データのすべての組み合わせについて、図3に示すフローを実行し、キーワード候補の抽出処理を実行する。従って、キーワード候補格納部106には、入力する複数の文書データのすべての組み合わせについて、図3に示すフローに従って抽出されたキーワード候補が格納されることになる。
次に、図4を参照して、抽出キーワード候補から最終的な抽出キーワードを選択するアルゴリズムについて説明する。この図4に示す処理フローは、図1に示す存在確率算手段103、および最終抽出キーワード選定手段104が実行する処理である。
なお、図4に示す処理は、キーワード候補格納部106に格納されたキーワード候補Kについて、順次実行する処理である。
まず、図1に示す存在確率算手段103は、ステップS201において、キーワード候補格納部106に格納された1つのキーワード候補Kを取り出し、キーワード候補Kが、処理対象文書データ、すなわち、図1に示すデータ蓄積手段105に格納された文書データの各々に存在している(使用されている)か否かを調べる。
ここで、存在有無の調査対象となる文書データは、データ蓄積手段105に格納された文書データであり、タイトルの抽出不可能な文書データも含むデータである。例えば50の文書データがデータ蓄積手段105に格納されている場合は、50の文書データの各々について、キーワード候補Kが使用されているか否かを調べる。
ただし、データ蓄積手段105に格納されている文書数が大量である場合は、蓄積文書データから無作為に抽出した所定数の文書データのみを、キーワード候補Kの存在有無の調査対象として選択してもよい。
なお、ここではより高速な処理を行うため、キーワード候補Kが、データ蓄積手段105に格納されている文書データ中に含まれるか否かの存在の有無、すなわち、文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率のみを調べる処理例としているが、キーワード候補Kが、データ蓄積手段105に格納されている文書データ中に出現する頻度、すなわち出現頻度を調べる構成としてもよい。
ステップS202でキーワード候補Kについての出現確率Rを計算する。出現確率Rは、
出現確率R=キーワード候補Kを含んでいた文章数/検索対象とした文章数
という式で計算される。
たとえば、
検索対象とした文章数=50
キーワード候補Kを含んでいた文章数=25
の場合は、
出現確率R=25/50=0.5
と計算される。
続くステップS203、S204、S205の処理は、最終抽出キーワード選定手段104が実行する処理である。まず、ステップS203では、キーワード候補Kの存在確率Rが予め定めた上限閾値[Lmax]以上であるかが判定され、ステップS204では、キーワード候補Kの存在確率Rが予め定めた下限閾値[Lmin]以下であるかが判定される。
存在確率Rが、予め定めた上限閾値[Lmax]以上である場合、または、
存在確率Rが、予め定めた下限閾値[Lmin]以下である場合、
には、このキーワード候補Kを最終的な抽出キーワードとして登録することなく処理を終了する。
キーワード候補Kの存在確率Rが、許容確率を持つ場合、すなわち、下記条件、
下限閾値[Lmin]<存在確率R<上限閾値[Lmax]
を満足する場合にのみ、ステップS205に進み、キーワード候補Kを最終的な抽出キーワードとして登録する。すなわち、図1に示す抽出キーワード格納部107に最終的な抽出キーワードとして格納する。
例えば許容確率が3%〜50%で、
「フラワー」という候補の存在確率が5%、
「サイト」というキーワード候補の存在確率が60%
であった場合は、
「フラワー」のみが最終的な抽出キーワードとして採用され、抽出キーワード格納部107に格納される。
以上の処理により、入力され、データ蓄積手段105に格納された複数の文書データを処理対象としたキーワード抽出処理が終了し、最終的な抽出キーワードが抽出キーワード格納部107に格納されることになる。
上述したように、本発明によるキーワード抽出処理は、各文書データのタイトルデータのみを対象としたキーワード検索を実行し、さらに文字列比較による絞込みを行なってキーワード候補を選定し、その限られたキーワード候補について、文書データ中の存在確率を算出し、存在確率が許容確率にある場合にのみ、キーワードとして登録する処理を実行する構成である。
本発明によるキーワード抽出処理は、例えば全文検索に基づく出現頻度算出処理を必要とするような従来のキーワード選定技術に比べて高速なキーワード検出が可能となる。従って、入力された文章からリアルタイムにキーワードを取り出し、取り出したキーワードに基づいて検索等の処理を行うといったことが可能であり、例えば自由文章入力方式の検索システムへの応用が可能である。
また、本発明によるキーワード抽出処理は、前提とする知識を一切必要としないため、抽出されたキーワードを、未知の言語の解読の補助材料として使用するといった応用も可能である。
なお、前述したように、図4を参照して説明した実施例では、より高速な処理を行うため、キーワード候補Kの存在の有無のみを調べる処理としているが、必要に応じて出現頻度を調べる構成としてもよい。
すなわち、キーワード候補抽出手段102において抽出したキーワード候補Kが、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に出現する頻度を検出し、キーワード選定手段103は、キーワード出現頻度が、予め定めた許容値を満足する場合に、そのキーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行する。
キーワード出現頻度は、例えば予め定めた一定のデータ量のデータ領域内にそのキーワード候補が、何回出現するかをカウントすることによって計測される。このような出現頻度の検出によって、キーワード候補からの最終抽出キーワードの選定を行なう構成としてもよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、キーワードの抽出処理において、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル等の特定部分データ領域のみを対象とした文字列の照合処理を実行し、さらに文字列長や、包含関係判定などによる絞込みを行なってキーワード候補を選定し、その限られたキーワード候補について、文書データ中の存在確率を算出し、存在確率が許容確率にある場合にのみ、キーワードとして登録する処理を実行する構成としたので、例えば全文検索に基づく出現頻度算出処理を必要とするような従来のキーワード選定技術に比べて高速なキーワード抽出が可能となる。従って、例えば、入力された文章からリアルタイムにキーワードを取り出し、取り出したキーワードに基づいて新たな文書検索処理を行うといった処理に適用可能であり、自由文章入力方式の検索システムなどへの応用も可能となる。
また、本発明によるキーワード抽出処理は、前提とする知識を一切必要としない構成であり、キーワード抽出処理対象となる文書データを入力するのみで、何らの事前知識を持たないユーザであっても容易にキーワードの抽出が可能となる。従って、例えば未知の言語の解読の補助材料として使用するといった応用も可能となる。
本発明のキーワード抽出装置の構成を示すブロック図である。 本発明のキーワード抽出装置に適用可能な情報処理装置の構成を示す図である。 本発明のキーワード抽出処理におけるキーワード候補抽出アルゴリズムについて説明するフロー図である。 本発明のキーワード抽出処理におけるキーワード候補から最終抽出キーワードを選定する処理アルゴリズムについて説明するフロー図である。
符号の説明
101 入力手段
102 キーワード候補抽出手段
103 存在確率算出手段
104 最終抽出キーワード選定手段
105 データ蓄積手段
106 キーワード候補格納部
107 キーワード格納部
301 CPU(Central Processing Unit)
302 ROM(Read Only Memory)
303 RAM(Random Access Memory)
304 HDD
305 バス
306 入出力インタフェース
307 入力部
308 出力部
309 通信部
310 ドライブ
311 リムーバブル記録媒体

Claims (17)

  1. 文書データからキーワードを抽出する処理を実行するキーワード抽出装置であり、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出手段と、
    前記キーワード候補抽出手段において抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出手段と、
    前記存在確率算出手段において算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定手段と、
    を有することを特徴とするキーワード抽出装置。
  2. 前記特定部分データ領域は、文書データにおけるタイトル領域であり、
    前記キーワード候補抽出手段は、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  3. 前記キーワード候補抽出手段は、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致文字列領域から選択される最長文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  4. 前記キーワード候補抽出手段は、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列であり、かつ、予め定めた規定長以上の文字列のみをキーワード候補として抽出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  5. 存在確率算出手段は、
    前記キーワード候補抽出手段において抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に出現する頻度を検出し、
    前記キーワード選定手段は、
    前記存在確率算出手段において算出したキーワード出現頻度が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  6. 前記キーワード選定手段は、
    前記存在確率算出手段において算出したキーワード出現頻度が、予め定めた下限許容値から上限許容値の範囲内にあることを条件として、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  7. 前記キーワード候補抽出手段は、
    前記照合処理により抽出した文字列と、既に抽出済みのキーワード候補との2つの文字列の一方が、他方の文字列を含む包含関係にあるか否かを判定し、包含関係にある場合に、文字列長の短い文字列のみをキーワード候補として選択する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  8. 前記キーワード抽出装置は、さらに、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データを格納するデータ蓄積手段と、
    抽出キーワードを格納する抽出キーワード格納部と、
    を有する構成であることを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
  9. 文書データからキーワードを抽出する処理を実行するキーワード抽出方法であり、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出ステップと、
    前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出ステップと、
    前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定ステップと、
    を有することを特徴とするキーワード抽出方法。
  10. 前記特定部分データ領域は、文書データにおけるタイトル領域であり、
    前記キーワード候補抽出ステップは、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々のタイトル領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  11. 前記キーワード候補抽出ステップは、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致文字列領域から選択される最長文字列をキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  12. 前記キーワード候補抽出ステップは、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列であり、かつ、予め定めた規定長以上の文字列のみをキーワード候補として抽出する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  13. 存在確率算出ステップは、
    前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に出現する頻度を検出するステップであり、
    前記キーワード選定ステップは、
    前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード出現頻度が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  14. 前記キーワード選定ステップは、
    前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード出現頻度が、予め定めた下限許容値から上限許容値の範囲内にあることを条件として、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  15. 前記キーワード候補抽出ステップは、
    前記照合処理により抽出した文字列と、既に抽出済みのキーワード候補との2つの文字列の一方が、他方の文字列を含む包含関係にあるか否かを判定し、包含関係にある場合に、文字列長の短い文字列のみをキーワード候補として選択する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  16. 前記キーワード抽出方法は、さらに、
    抽出キーワードを格納する抽出キーワード格納ステップを有することを特徴とする請求項9に記載のキーワード抽出方法。
  17. 文書データからキーワードを抽出する処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ各々の特定部分データ領域に含まれる文字列の照合処理を実行し、一致する文字列をキーワード候補として抽出するキーワード候補抽出ステップと、
    前記キーワード候補抽出ステップにおいて抽出したキーワード候補が、キーワード抽出処理対象となる複数の文書データ内に含まれる確率としてのキーワード存在確率を算出する存在確率算出ステップと、
    前記存在確率算出ステップにおいて算出したキーワード存在確率が、予め定めた許容値を満足する場合に、該キーワード候補を抽出キーワードとして登録するキーワード選定ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
JP2003339365A 2003-09-30 2003-09-30 キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム Expired - Fee Related JP4360167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003339365A JP4360167B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003339365A JP4360167B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005107793A true JP2005107793A (ja) 2005-04-21
JP4360167B2 JP4360167B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34534568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003339365A Expired - Fee Related JP4360167B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4360167B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086637A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 日本電気株式会社 要求抽出システム、要求抽出方法および要求抽出プログラム
JP2011150603A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> カテゴリ主題語句抽出装置及び階層的タグ付与装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2014500541A (ja) * 2010-11-01 2014-01-09 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド オンライン取引プラットフォームのための検索方法、装置およびサーバ
KR101868936B1 (ko) * 2011-10-25 2018-06-20 주식회사 케이티 키워드 추출 및 정련 시스템과 그 방법
JP2021096761A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 株式会社Nttドコモ 検索支援装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011086637A1 (ja) * 2010-01-18 2011-07-21 日本電気株式会社 要求抽出システム、要求抽出方法および要求抽出プログラム
JP5678896B2 (ja) * 2010-01-18 2015-03-04 日本電気株式会社 要求抽出システム、要求抽出方法および要求抽出プログラム
JP2011150603A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> カテゴリ主題語句抽出装置及び階層的タグ付与装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2014500541A (ja) * 2010-11-01 2014-01-09 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド オンライン取引プラットフォームのための検索方法、装置およびサーバ
KR101868936B1 (ko) * 2011-10-25 2018-06-20 주식회사 케이티 키워드 추출 및 정련 시스템과 그 방법
JP2021096761A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 株式会社Nttドコモ 検索支援装置
JP7339148B2 (ja) 2019-12-19 2023-09-05 株式会社Nttドコモ 検索支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4360167B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701292B2 (ja) テキスト・データに含まれる固有表現又は専門用語から用語辞書を作成するためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム
Zhang et al. Keyword extraction using support vector machine
US8938384B2 (en) Language identification for documents containing multiple languages
Ehsan et al. Candidate document retrieval for cross-lingual plagiarism detection using two-level proximity information
JP4427500B2 (ja) 意味解析装置、意味解析方法および意味解析プログラム
US9164981B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US8862586B2 (en) Document analysis system
Aljabri et al. Fake news detection using machine learning models
Bonab et al. Citation worthiness of sentences in scientific reports
JP5072832B2 (ja) 署名生成および関連性を有するマッチングエンジン
JP4360167B2 (ja) キーワード抽出装置、およびキーワード抽出方法、並びにコンピュータ・プログラム
CN117972025B (zh) 一种基于语义分析的海量文本检索匹配方法
JP2003281159A (ja) 文書処理装置及び文書処理方法、文書処理プログラム
JP5117744B2 (ja) 単語意味タグ付与装置および方法、プログラム並びに記録媒体
Zhang et al. Chinese novelty mining
CN118862843A (zh) 一种面向科技项目文档的查重及自动批注方法及系统
JP5447368B2 (ja) 新規事例生成装置、新規事例生成方法及び新規事例生成用プログラム
JP5757551B2 (ja) 意味分類付与装置、意味分類付与方法、意味分類付与プログラム
JP5317638B2 (ja) Web文書主要コンテンツ抽出装置及びプログラム
JP7117168B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US20210390297A1 (en) Document classification method, document classifier, and recording medium
Pinzhakova et al. Feature Similarity-based Regression Models for Authorship Verification.
JP4985096B2 (ja) 文書解析システム、および文書解析方法、並びにコンピュータ・プログラム
KR20220041336A (ko) 중요 키워드 추천 및 핵심 문서를 추출하기 위한 그래프 생성 시스템 및 이를 이용한 그래프 생성 방법
JP2009140411A (ja) 文章要約装置および文章要約方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees