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JP2005101765A - 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2005101765A
JP2005101765A JP2003330520A JP2003330520A JP2005101765A JP 2005101765 A JP2005101765 A JP 2005101765A JP 2003330520 A JP2003330520 A JP 2003330520A JP 2003330520 A JP2003330520 A JP 2003330520A JP 2005101765 A JP2005101765 A JP 2005101765A
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Abstract

【課題】 予備走査により画像データの特徴量を抽出し、抽出した特徴量から原稿の属性を判定し、前記属性を記憶し、記憶した属性に基づいて画像処理を行う画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 原稿種別判定部10、下地レベル判定部50及び総合網点線数判定部60は、夫々予備走査により読み取った原稿の画像データから原稿の特徴量を抽出し、抽出した特徴量から原稿の種別、下地レベル及び網点線数レベルである原稿の属性を判定し、判定した原稿の属性を記憶装置20に記憶する。本走査により読み取った画像データは、画像圧縮部21で圧縮され記憶装置22に記憶される。画像復元部23で復元された画像データは、前記原稿の属性に基づいて、入力階調補正処理、色補正処理、黒生成下色除去処理、空間フィルタ処理、出力階調補正処理及び階調再現処理等の処理が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、予備走査及び本走査により原稿の画像データを読み取り、読み取った画像データから原稿の特徴量を抽出し、該特徴量に基づいて読み取った画像データの画像処理を行う画像処理方法、該画像処理方法を実行する画像処理装置及び該画像処理装置を備える画像形成装置に関する。
近年のデジタル画像処理技術の進展及びネットワークの高い普及率による情報のデジタル化によって、カラー画像を高画質で再現するデジタルカラー複写機又はカラーデジタル複合機などの画像形成装置が製品化されている。
これらの画像形成装置を用いて複数枚の原稿を複写する場合には、大量の原稿を高速に処理するために読み込まれた画像を一旦記憶装置に記憶した後に画像処理が行われる。また、複数枚の原稿に文字画像又は写真画像などの画像の特徴が異なる原稿が混在しているため、これらの画像の特徴に応じて、再現性の良い画像処理を行う必要がある。このため、原稿を走査して読み取った原稿の特徴量を抽出して、抽出結果に基づいて画像処理を行っている。
例えば、複数枚の原稿を1枚の印刷用紙に縮小する縮小レイアウトを行って複写する場合に、複数枚の原稿を予備走査して、読み取った画像データを記憶装置に記憶し、前記原稿の夫々の読取画像データから輝度信号を取り出し、同一輝度信号レベルの画素数を加算したヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラムから、最も明るい信号レベル、最も暗い信号レベル又は度数が最も多いレベルなどの画像の特徴量を抽出し、この特徴量に応じて輝度・濃度変換テーブルを作成し、このテーブルを用いて、本走査により読み取った画像データの自動濃度変換処理(以下、AE処理という)を行って複写する方式が提案されている(特許文献1参照。)。
また、原稿を走査して読み取った画像データを符号化して記憶し、該符号化データにより原稿の輝度分布を示すヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラムから画像の最明レベル、最暗レベルなどの特徴量を検出して、この特徴量に基づいてAE処理を行う方式も提案されている(特許文献2参照。)。
また、他の従来例によれば、本走査により読み取った画像データは、そのまま一旦記憶装置に記憶され、抽出された特徴量に基づいて画像処理を行う前に前記記憶装置から読み出されている。
特開平8−84247号公報 特開平9−93438号公報
しかしながら、特許文献1による方式では、予備走査された画像データのすべてを記憶するので、解像度の高い画像データを記憶するためには、膨大な記憶容量が必要となり、記憶容量の低減が望まれていた。
また、特許文献2による方式では、符号化された画像データから画像の濃度ヒストグラムを作成し、一定の度数以上のピークの数及び該ピークの度数、最明レベル、最暗レベルなどの濃度情報に基づいて濃度変換処理を行うため、普通画像、反転画像及び階調画像として原稿を認識するのみであり、より高画質化した画像処理が望まれていた。
また、本走査された画像データのすべてを記憶するので、符号化された画像であっても多くの記憶容量が必要であった。
さらに、前記他の従来例では、本走査により読み取った画像データをそのまま記憶装置に記憶するため、解像度の高い画像データを記憶するためには、膨大な記憶容量が必要となり、記憶容量の低減が望まれていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、予備走査により読み取った原稿の画像データから原稿の特徴量を抽出し、抽出した該特徴量から原稿の属性を判定し、判定した前記原稿の属性を記憶することにより、読み取った画像データをそのまま記憶する場合に比べて記憶容量を低減することができる画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、本走査により読み取った画像データを圧縮して記憶し、記憶した画像データを復元した後に画像処理することにより、読み取った画像データをそのまま記憶する場合に比べて記憶容量を低減することができる画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、予備走査により読み取った画像データから、文字領域、網点領域、印画紙領域などの原稿構成領域を判定し、該原稿構成領域に基づいて、文字原稿、印刷写真原稿などの原稿の種別を判定することにより、原稿の種別に応じた画像処理ができる画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、予備走査により読み取った画像データから、原稿の下地レベルを判定することにより、原稿の下地レベルに応じた画像処理ができる画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、画像読取のための予備走査により読み取った画像データから、原稿の網点線数レベルを判定することにより、原稿の網点線数レベルに応じた画像処理ができる画像処理方法、画像処理装置及び該画像処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理方法は、読み取った原稿の画像データの特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、読み取った画像データに画像処理を行う画像処理方法において、予備走査により画像データの特徴量を抽出し、抽出した特徴量から原稿の属性を判定し、判定した前記原稿の属性を記憶し、記憶した前記原稿の属性に基づいて、本走査により読み取った画像データに画像処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、上述の発明において、本走査により読み取った画像データを圧縮して記憶し、記憶した画像データを復元した後に画像処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、上述の発明において、前記原稿の属性は原稿の種別であって、前記特徴量から原稿構成領域の判定を行い、判定された前記原稿構成領域に基づいて原稿の種別を判定することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、上述の発明において、前記原稿の属性は、原稿の下地レベルであることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、上述の発明において、前記原稿の属性は、原稿の網点線数レベルであることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、読み取った原稿の画像データの特徴量を抽出する抽出手段と、抽出した特徴量に基づいて、読み取った画像データに画像処理を行う画像処理手段とを備える画像処理装置において、予備走査により画像データの特徴量を抽出する抽出手段と、抽出した特徴量から原稿の属性を判定する判定手段と、判定した前記原稿の属性を記憶する記憶する記憶手段と、記憶した前記原稿の属性に基づいて、本走査により読み取った画像データに画像処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上述の発明において、本走査により読み取った画像データを圧縮する圧縮手段と、該圧縮した画像データを記憶する記憶手段と、圧縮した画像データを復元して画像処理を行うために前記圧縮した画像データを復元する復元手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上述の発明において、前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の種別を判定する判定手段であって、前記特徴量から原稿構成領域の判定をする判定手段と、該原稿構成領域に基づいて原稿の種別を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上述の発明において、前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の下地レベルを判定する判定手段であることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、上述の発明において、前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の網点線数レベルを判定する判定手段であることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上述の発明に係る画像処理装置のいずれかひとつを備え、該画像処理装置が画像処理した画像データに基づき、画像の形成を行う画像形成手段を備えたことを特徴とする。
本発明にあっては、予備走査により読み取った原稿の画像データから抽出した原稿の特徴量から原稿の属性を判定し、該原稿の属性を記憶するため、読み取った原稿の画像データ全体を記憶する場合に比べて記憶容量を低減することができる。
また、本発明にあっては、本走査により読み取った画像データを圧縮して記憶し、記憶した画像データを復元した後に画像処理することにより、読み取った画像データをそのまま記憶する場合に比べて記憶容量を低減することができる。
また、本発明にあっては、予備走査により読み取った画像データから、文字領域、網点領域、印画紙領域などの原稿構成領域を判定し、該原稿構成領域に基づいて、文字原稿、印刷写真原稿などの原稿の種別を判定することにより、文字、印刷写真又は印画紙写真が混在した原稿であっても、原稿の種別に応じて画像処理を行うことができ、良好な画像の形成が可能となる。
また、本発明にあっては、予備走査により読み取った画像データから、原稿の下地の有無及び下地レベルの濃度区分を示す下地レベルを判定することにより原稿の下地レベルに応じて最適な下地除去処理を行うことができ、良好な画像の形成が可能となる。
また、本発明にあっては、予備走査により読み取った画像データから、網点の有無及び網点数の高低を示す網点線数レベルを判定することにより、最適なフィルタ処理を行うことができ、エッジの改善とモアレのない良好な画像の形成が可能となる。
本発明によれば、予備走査により読み取った原稿の画像データから抽出した原稿の特徴量から原稿の属性を判定し、該原稿の属性を記憶し、前記原稿の属性に基づいて画像処理を行うため、入力された画像データの解像度に拘わらず、記憶容量を増加させる必要がなく、また、読み取った原稿の画像データ全体を記憶する場合に比べて記憶容量を低減することができるとともに、前記原稿の属性に応じた画像の形成が可能となる。
また、本発明によれば、本走査により読み取った画像データを圧縮して記憶し、記憶した画像データを復元した後に画像処理することにより、読み取った画像データをそのまま記憶する場合に比べて、記憶容量を低減することができる。
また、本発明によれば、予備走査により読み取った画像データから、文字領域、網点領域、印画紙領域などの原稿構成領域を判定し、該原稿構成領域に基づいて、文字原稿、印刷写真原稿などの原稿の種別を判定することにより、文字原稿、印刷写真原稿又は印画紙写真原稿が混在した原稿であっても、原稿の種別に応じて画像処理を行うことができ、良好な画像の形成が可能となる。
また、本発明によれば、予備走査により読み取った画像データから、原稿の下地の有無及び下地レベルの濃度区分を示す下地レベルを判定することにより、原稿の下地レベルに応じて最適な下地除去処理を行うことができ、良好な画像の形成が可能となる。
また、本発明によれば、予備走査により読み取った画像データから、網点の有無及び網点数の高低を示す網点線数レベルを判定することにより、最適なフィルタ処理を行うことができ、エッジの改善とモアレのない良好な画像の形成が可能となる。
図1は本発明に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機の要部構成を示すブロック図である。このデジタルカラー複写機は、カラー画像入力装置1と、カラー画像処理装置2と、カラー画像出力装置3と、操作パネル26とから構成されている。
カラー画像入力装置1は、CCD(Charge Coupled Device)とレンズとを備えるスキャナ部、原稿搬送部及び原稿のサイズを検出するセンサなどから構成される。原稿の画像を読み取るための予備走査及び主走査は、前記CCDが並んだ方向である主走査方向及び主走査方向に直交する方向である副走査方向について行われる。
前記原稿搬送部は原稿台に配置された原稿を搬送し、前記センサは原稿のサイズ(例えば、A4、A3など)を検出し、検出された用紙の大きさに合わせて、原稿からの反射光は、前記スキャナ部のレンズによって主走査方向及び副走査方向の幅に合うように縮小拡大され、原稿の片隅の位置を基準として、原稿全体の画像のみが前記CCDによりRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号として読み取られ、カラー画像処理装置2へ出力される。
カラー画像処理装置2は、画像処理用IC4と、記憶装置20、22と、画像圧縮部21と、画像復元部23と、CPU24と、ROM25とを備え、カラー画像入力装置1から入力された画像データに対して画像処理を行い、処理された画像データをカラー画像出力装置3へ出力する。
画像処理用IC4は、A/D(アナログ/デジタル)変換部8、セレクタ9、原稿種別判定部10、下地レベル判定部50、総合網点線数判定部60、濃度変換部11、領域分離処理部12、入力階調補正部13、色補正部14、黒生成下色除去部15、変倍部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18及び階調再現処理部19を備える。CPU24は、画像処理用IC4、記憶装置20、22、画像圧縮部21及び画像復元部23の動作を制御し、ROM25はCPU24により実行されるプログラムを記憶している。
カラー画像出力装置3は、カラー画像処理装置2から出力された画像データを出力するものであり、CMYK各色(C:シアン、M:マゼンダ、Y:イエロー、K:ブラック)に対応した感光ドラム、現像装置などを備えたタンデム式を採用している。
操作パネル26はデジタルカラー複写機の動作を設定するものであり、液晶表示部と、拡大・縮小の設定又はカラー・白黒の設定などの操作ボタンとを備える。
次に、カラー画像処理装置2について説明する。
A/D変換部8は、カラー画像入力装置1から入力されたRGBのアナログ信号をRGBのデジタル信号に変換してセレクタ9へ出力する。
セレクタ9は、原稿が予備走査された場合に、入力されたRGBの信号を、夫々原稿種別判定部10、下地レベル判定部50及び総合網点線数判定部60へ出力する。
また、セレクタ9は、複数枚の原稿が本走査された場合に、カラー画像入力装置1からの信号により、入力されたRGBの信号の出力先を切り替える。すなわち、複数の原稿を複写する場合には、カラー画像入力装置1から入力されたRGBの信号を画像圧縮部21へ送り、それ以外の場合には、前記RGBの信号を濃度変換部11へ直接出力する。
画像圧縮部21に送られたRGBの信号は、圧縮された後に記憶装置22に記憶される。圧縮された画像データは、記憶装置20に記憶された原稿の種別などの属性が読み出される時に、画像復元部23で復元され、濃度変換部11に送られる。
原稿種別判定部10は、セレクタ9から入力されたRGBの信号に基づいて、原稿全体について、文字領域、網点領域、印画紙領域又は下地領域と判定された画素数と、予め設定された閾値とを比較することにより文字原稿、印刷写真原稿などの原稿種別を判定し、この判定結果を記憶装置20に記憶する。
下地レベル判定部50は、セレクタ9から入力されたRGBの信号に基づいて、下地レベルの判定を行い、判定結果を記憶装置20に記憶する。
総合網点線数判定部60は、セレクタ9から入力されたRGBの信号に基づいて、入力画像中の各注目画素が網点領域であるか否かを判定し、計数された画素数に基づいて網点線数レベルを判定して記憶装置20に記憶する。
濃度変換部11は、セレクタ9又は画像復元部23から入力されたRGBの信号に対して、カラー画像入力装置1の光学系で生じた各種の歪みを取り除くための処理を行い、処理後のRGBの信号を領域分離処理部12へ出力するとともに、画像処理に適したCMYの信号に変換して、変換後の信号を領域分離処理部12へ出力する。
領域分離処理部12は、濃度変換部11から入力されたRGBの信号をそのまま後段の入力階調補正部13へ出力するとともに、濃度変換部11から入力されたCMYのデジタル信号に基づいて、本走査において読み込まれた原稿の入力画像中の各注目画素が原稿構成領域である文字領域、網点領域、印画紙領域又は下地領域のいずれの領域に属するかを判定する。この判定結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部15、空間フィルタ処理部17及び階調再現処理部19へ出力する。
なお、領域分離処理部12における領域分離処理は、後述する原稿種別判定部10における原稿構成領域を判定する処理と同様の処理が行われる。
入力階調補正部13は、領域分離処理部12から入力されたRGBの信号を補色反転した信号に変換して、下地レベル判定部50における下地レベル判定結果に基づいて濃度変換テーブルを設定して、階調補正をした信号を色補正部14へ出力する。
色補正部14は、入力階調補正部13から入力された信号の色再現の忠実化を実現して、原稿の色材の相違による色ずれを防止するための色濁りを取り除く処理を行い、色補正後のCMYの信号を黒生成下色除去部15へ出力する。
黒生成下色除去部15は、良好な無彩色を再現するため、色補正部14から入力された色補正後のCMYの信号から黒色信号を生成するとともに、黒色信号を差し引いて新たなCMYの信号を生成することにより、CMYの信号をCMYKの信号に変換して変倍部16へ出力する。
黒生成下色除去部15における黒生成下色除去処理には、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力される信号をC、M及びY、入力される信号C、M及びYの最小値をmin(C,M,Y)、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、出力される信号C’、M’、Y’及びK’は、以下の式で表される。
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C−αK’
M’=C−αK’
Y’=C−αK’
変倍部16は、黒生成下色除去部15から入力されたCMYKの信号に対して、操作パネル26に備えられた設定ボタンにより操作される信号に基づいて画像の拡大、縮小などの処理を行い、空間フィルタ処理部17へ出力する。
空間フィルタ処理部17は、変倍部16から入力されたCMYKの信号に対して、デジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力する画像のぼやけ及び粒状性劣化を防ぐ処理を行い、空間フィルタ処理後のCMYKの信号を出力階調補正部18へ出力する。
出力階調補正部18は、空間フィルタ処理部17から入力されたCMYKの信号に対して、カラー画像出力装置3の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行い、出力階調補正処理後のCMYKの信号を階調再現処理部19へ出力する。
階調再現処理部19は、出力階調補正部18から入力されたCMYKの信号に対して、読み込まれた画像の階調を再現できるように階調再現処理(中間調生成)を行い、カラー画像出力装置3へ出力する。
記憶装置20は、原稿種別判定部10、下地レベル判定部50及び総合網点線数判定部60において判定された原稿の属性を記憶する。画像圧縮部21は、本走査により読み取られた画像データを圧縮する。画像の圧縮の際に用いられる方式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮が挙げられるが、他の方式であってもよい。記憶装置22は、画像圧縮部21で圧縮された画像データを記憶する。画像復元部23は、原稿ごとの処理を行う時に記憶装置22から読み出された画像データを復元する。復元された画像データは、濃度変換部11へ出力される。
予備走査により判定された原稿の属性は、読み込まれた原稿順に記憶装置20に記憶され、本走査により読み込まれた画像データも、読み込まれた原稿順に記憶装置22に記憶される。各々の記憶装置に記憶された記憶順により、原稿の種別に基づいて読み込まれた画像データに対する画像処理を行うことができる。
次に予備走査により読み込まれた画像データの特徴量から、原稿構成領域を判定して原稿の種別を判定する処理、原稿の下地レベルを判定する処理及び原稿の網点線数レベルを判定する処理について説明する。
原稿構成領域の判定及び原稿の網点線数レベルの判定は、予備走査により読み込まれた原稿の画像データ順に、図2に示すような注目画素を中心とした15×7の画素ブロック単位毎に、図示しない副走査方向の7ライン分のラインメモリに格納され、該注目画素毎に夫々原稿種別判定部10及び総合網点線数判定部60において行われる。
予備走査により原稿種別の判定を行う場合には、本走査により原稿の画像データを読み込む場合に比べて、走査速度が速いため低い解像度で読み込まれる。
なお、図において、主走査方向判定領域は、注目画素を含む主走査方向のみの画素であり、副走査方向判定領域は、注目画素を含む副走査方向のみの画素である。
また、原稿の下地レベルの判定は、予備走査により読み込まれた原稿の画像データ順にセレクタ9から出力されたRGBの信号に基づいて、下地レベル判定部50において行われる。
まず、予備走査により読み込まれた画像データの特徴量から原稿構成領域を判定する処理について説明する。原稿構成領域は、文字領域、網点領域、印画紙領域及び下地領域であり、原稿構成領域の判定は、注目画素がいずれの領域であるかを判定する。
図3は本発明に係るカラー画像処理装置の原稿種別判定部10のブロック図である。原稿種別判定部10は、判定ブロック部101、主走査方向判定部30、副走査方向判定部40、信号別判別部104、総合判定部105及び原稿構成領域判定部106を備える。
セレクタ9から出力されたRGBの信号は、画素ブロック毎に図示しない副走査方向の7ライン分のラインメモリに格納され、画素ブロック毎の処理が終了するまで保持される。
判定ブロック部101は、前記ラインメモリから注目画素を含む画素ブロックを読み出す。
主走査方向判定部30は、判定ブロック部101に格納された画素ブロックから注目画素を含む主走査方向の画素データ(主走査方向判定領域)を読み出して、RGBの信号毎に注目画素が原稿構成領域である文字領域、網点領域、印画紙領域又は下地領域のいずれの領域に属するかを判定し、原稿構成領域を示す領域識別信号を信号別判別部104へ出力する。
副走査方向判定部40は、判定ブロック部101に格納された画像ブロックから、注目画素を含む副走査方向の画素データ(副走査方向判定領域)を読み出して、主走査方向判定部30と同様の処理を行い、領域識別信号を信号別判別部104へ出力する。
信号別判別部104は、主走査方向判定部30及び副走査方向判定部40から入力されるRGBの信号毎の領域識別信号に対して、主走査方向と副走査方向における領域識別信号が異なる場合に、主走査方向の領域識別信号を優先して注目画素の領域識別判定を行い、RGBの信号毎の領域識別信号を総合判定部105へ出力する。
総合判定部105は、信号別判別部104から入力される判別結果が、RGBの信号毎に異なる場合があるため、RGBの何れの信号を優先するかを予め設定された優先順位に基づいて最終的な判別を行い、原稿構成領域を示す領域識別信号を原稿構成領域判定部106へ出力する。
原稿構成領域判定部106は、総合判定部105から入力された注目画素ごとの領域識別信号に基づいて、注目画素の総数に対する領域ごとの画素数の比を計数し、原稿構成領域判定部106において予め設定されている閾値(T5、T6、T7、T8)と比較することにより、原稿の種別を判定して、該判定結果を記憶装置20へ記憶する。
図4は主走査方向判定部30のブロック図である。セレクタ9から入力され、判定ブロック部101に読み込まれた画素ブロックに対して、最小濃度値算出部301は、主走査方向判定領域の最小濃度値を算出し、最大濃度値算出部302は、同様に最大濃度値を算出する。
最大濃度差算出部303は、前記最小濃度値及び前記最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。
総和濃度繁雑度算出部304は、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度を算出する。
下地印画紙・文字網点判定部305は、最大濃度差閾値設定部306と総和濃度繁雑度閾値設定部307とを備え、最大濃度差算出部303から入力された最大濃度差と、最大濃度差閾値設定部306に設定された最大濃度差閾値T1とを比較し、及び総和濃度繁雑度算出部304から入力された総和濃度繁雑度と、総和濃度繁雑度閾値設定部307に設定された総和濃度繁雑度閾値T2とを比較して、注目画素が下地領域・印画紙領域又は文字領域・網点領域のいずれであるかを判定して、判定結果を下地・印画紙判定部308及び文字・網点判定部310へ出力する。
下地・印画紙判定部308は、下地・印画紙判定閾値設定部309を備え、下地印画紙・文字網点判定部305から入力された判定結果が下地・印画紙領域である場合に、最大濃度差算出部303から入力された最大濃度差と、下地・印画紙判定閾値設定部309に設定された下地・印画紙判定閾値T3(T3<T1)とを比較して、注目画素が下地領域又は印画紙領域のいずれであるかを判定して、判定結果を信号別判別部104へ出力する。
文字・網点判定部310は、文字・網点判定閾値設定部311を備え、下地印画紙・文字網点判定部305から入力された判定結果が文字・網点領域である場合に、総和濃度繁雑度算出部304から入力された総和濃度繁雑度と、文字・網点判定閾値設定部311に設定された文字・網点判定閾値T4及び最大濃度差の積とを比較して、注目画素が文字又は網点のいずれであるかを判定して、判定結果を信号別判別部104へ出力する。
なお、副走査方向判定部40も同一の構成をなす。
次に、各領域における画素濃度分布の特徴について説明する。画素濃度分布は、各走査方向判定領域内の画素ごとの濃度を表す。
図5は下地領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。下地領域の画素濃度分布の特徴は、画素ごとの濃度変化が少ないため、最大濃度差及び総和濃度繁雑度がともに小さい場合には、下地領域であると判定できる。
図6は印画紙領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。印画紙領域分布の特徴は、画素の濃度変化が滑らかであるため、総和濃度繁雑度が小さく、かつ、最大濃度差が大きい場合には、印画紙領域であると判定できる。
図7は網点領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。網点領域の画素濃度分布の特徴は、画素濃度の最大濃度差は網点に応じて分布し、総和濃度繁雑度は網点の数だけ濃度変化をするため、総和濃度繁雑度の割合が最大濃度差よりも大きい場合には、網点領域であると判定できる。
図8は文字領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。文字領域の画素濃度分布の特徴は、最大濃度差が大きく、最大濃度差に比例して総和濃度繁雑度も大きいが、濃度変化が小さいため網点領域の場合に比べて総和濃度繁雑度は小さくなる。したがって、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が小さい場合には、文字領域であると判定できる。
上述の画素濃度分布の特徴に基づいて各領域の判定について説明する。
図9は各領域における画素の最大濃度差と総和濃度繁雑度の分布の例を示す説明図である。上述したように、下地領域及び印画紙領域は、最大濃度差及び総和濃度繁雑度はともに小さく、さらに下地領域では最大濃度差が印画紙領域よりも小さい。したがって、画素の最大濃度差が最大濃度差閾値T1より小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値T2より小さい場合は、下地・印画紙領域であると判定される。下地・印画紙領域であると判別された注目画素の最大濃度差が下地・印画紙判定閾値T3よりも小さい場合には、下地領域であると判定され、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値T3よりも大きい場合には、印画紙領域であると判定される。
画素の最大濃度差が大きく、かつ、総和濃度繁雑度が大きい場合は、文字又は網点領域のいずれかであるため、画素の最大濃度差が最大濃度差閾値T1より大きく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値T2より大きい場合は、文字・網点字領域であると判定できる。上述したように、網点領域の画素濃度分布は、総和濃度繁雑度の割合が最大濃度差よりも大きくなるため、総和濃度繁雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値T4との積よりも大きい場合には網点領域であると判定でき、総和濃度繁雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値T4との積よりも小さい場合には文字領域であると判定できる。
なお、総和濃度繁雑度が最大濃度差以下となる領域は存在しない。
次に主走査方向判定部30における領域分離処理について説明する。以下の処理はRGBの信号夫々について同時並行して行われる。
図10は主走査方向判定部30における領域分離処理手順を示すフローチャートである。最小濃度値算出部301は、判定ブロック部101に格納された注目画素を含む画素ブロックから主走査方向判定領域の最小濃度値を算出する(S101)。同様に、最大濃度値算出部302は、主走査方向判定領域の最大濃度値を算出する(S102)。最大濃度差算出部303は、最小濃度値算出部301及び最大濃度値算出部302から入力された最小濃度値及び最大濃度値に基づいて最大濃度差を算出する(S103)。総和濃度繁雑度算出部304は、判定ブロック部101に格納された注目画素を含む画素ブロックから隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度を算出する(S104)。
下地印画紙・文字網点判定部305は、最大濃度差算出部303から入力された最大濃度差と、最大濃度差閾値設定部306に設定された最大濃度差閾値T1との比較を行うとともに、総和濃度繁雑度算出部304から入力された総和濃度繁雑度と、総和濃度繁雑度閾値設定部307に設定された総和濃度繁雑度閾値T2との比較を行う(S105)。下地印画紙・文字網点判定部305において、最大濃度差が最大濃度差閾値T1よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値T2より小さいと判断した場合(S105でYES)は、注目画素は下地・印画紙領域であると判断して(S106)、その結果を下地・印画紙判定部308へ出力する。
一方、最大濃度差が最大濃度差閾値T1よりも小さくなく、又は総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値T2より小さくないと判断した場合(S105でNO)は、前記注目画素は文字・網点領域であると判断して(S107)、判定結果を文字・網点判定部310へ出力する。
下地・印画紙判定部308は、下地印画紙・文字網点判定部305から入力された判定結果に基づき、最大濃度差算出部303から入力された最大濃度差と、下地・印画紙判定閾値設定部309に設定された下地・印画紙判定閾値T3との比較を行い(S108)、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値T3よりも小さい場合には(S108でYES)、前記注目画素は下地領域であると判断して(S110)、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値T3よりも小さくない場合には(S108でNO)、前記注目画素は印画紙領域であると判断して(S111)、判定結果である領域識別信号を信号別判別部104へ出力する。
文字・網点判定部310は、下地印画紙・文字網点判定部305から入力された判定結果に基づき、総和濃度繁雑度算出部304から入力された総和濃度繁雑度と、最大濃度差と文字・網点判定閾値設定部311に設定された文字・網点判定閾値T4との積とを比較して(S109)、総和濃度繁雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値T4との積よりも小さい場合には(S109でYES)、前記注目画素は文字領域であると判断して(S112)、総和濃度繁雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値T4との積よりも小さくない場合には(S109でNO)、前記注目画素は網点領域であると判断して(S113)、判定結果である領域識別信号を信号別判別部104へ出力する。
副走査方向判定部40における領域分離処理も同様に行われる。
信号別判別部104は、主走査方向判定部30から入力されたRGB信号ごとの判定結果と、副走査方向判定部40から入力されたRGB信号ごとの判定結果とを比較し、両判定結果が異なる場合には、主走査方向判定部30からの判定結果を優先して、判定結果である領域識別信号を総合判定部105へ出力する。これにより、主走査方向及び副走査方向における画像データの大きさ又は解像度の違いに起因する判定結果の相違を防ぐことができる。
総合判定部105は、信号別判別部104から入力されたRGBの信号ごとの判定結果が異なる場合、例えば、R信号が下地領域、G信号が下地領域、B信号が文字領域である場合に、下地領域よりも文字領域を優先して、下地領域を誤判定とし、B信号の結果を優先して文字領域と判定し、原稿構成領域を示す領域識別信号を原稿構成領域判定部106へ出力する。
注目画素についての上記処理が終了すると、次の注目画素を含む画素ブロックが前記ラインメモリに保持され、判定ブロック部101は前記ラインメモリから注目画素を含む画素ブロックを読み出し、同様の処理が原稿全体の画像データについて終了するまで反復して行われる。
次に、原稿種別判定部10における原稿種別の判定処理について説明する。原稿種別は、文字原稿、印刷写真原稿、印画紙写真原稿、文字印刷写真原稿及び文字印画紙写真原稿の5つである。
原稿構成領域判定部106は、総合判定部105から出力された注目画素ごとの領域識別信号より、注目画素の総画素数と、領域ごとの画素数を計数し、計数された文字領域画素数、網点領域画素数、印画紙領域画素数及び下地領域画素数と注目画素の総画素数との比夫々を、予め設定されている文字領域閾値T5、網点領域閾値T6、印画紙領域閾値T7及び下地領域閾値T8と比較して行われる。
注目画素の総画素数に対する文字領域と判定された画素数の割合が文字領域閾値T5より大きく、かつ、網点領域、印画紙領域及び下地領域と判定された画素数の割合の夫々が、網点領域閾値T6、印画紙領域閾値T7及び下地領域閾値T8よりも小さい場合には、原稿の種別は文字原稿であると判定される。
注目画素の総画素数に対する網点領域と判定された画素数の割合が網点領域閾値T6より大きく、かつ、文字領域、印画紙領域及び下地領域と判定された画素数の割合の夫々が、文字領域閾値T5、印画紙領域閾値T7及び下地領域閾値T8よりも小さい場合には、原稿の種別は印刷写真原稿であると判定される。
注目画素の総画素数に対する印画紙領域と判定された画素数の割合が印画紙領域閾値T7より大きく、かつ、文字領域、網点領域及び下地領域と判定された画素数の割合の夫々が、文字領域閾値T5、網点領域閾値T6及び下地領域閾値T8よりも小さい場合には、原稿の種別は印画紙写真原稿であると判定される。
また、注目画素の総画素数に対する文字領域及び網点領域と判定された画素数の割合の夫々が、文字領域閾値T5及び網点領域閾値T6よりも大きい場合には、原稿の種別は文字印刷写真原稿であると判定される。
注目画素の総画素数に対する文字領域及び印画紙領域と判定された画素数の割合の夫々が、文字領域閾値T5及び印画紙領域閾値T7よりも大きい場合には、原稿の種別は文字印画紙写真原稿であると判定される。
上記判定結果は、記憶装置20に記憶される。
図11は、原稿種別を判定する処理を示すフローチャートである。
原稿構成領域判定部106は、総合判定部105から出力された注目画素ごとの領域識別信号より、注目画素の総画素数の計数を行い(S201)、文字領域画素数、網点領域画素数、印画紙領域画素数及び下地領域画素数である各画素数の計数を行う(S202)。
原稿構成領域判定部106は、計数された文字領域画素数、網点領域画素数、印画紙領域画素数及び下地領域画素数と注目画素の総画素数との比である、文字領域画素数比、網点領域画素数比、印画紙領域画素数比及び下地領域画素数比を夫々算出する(S203)。
下地領域画素数比と閾値T8とが比較され(S204)、下地領域画素数比が閾値T8より大きい場合には(S204でYES)、下地原稿であると判定する(S205)。
下地領域画素数比が閾値T8より大きくない場合には(S204でNO)、文字領域画素数比と閾値T5とを比較し(S206)、文字領域画素数比が閾値T5よりも大きい場合には(S206でYES)、網点領域画素数比と閾値T6とを比較する(S207)。
網点領域画素数比が閾値T6よりも大きい場合には(S207でYES)、文字・印刷写真原稿であると判定する(S208)。
網点領域画素数比が閾値T6よりも大きくない場合には(S207でNO)、印画紙領域画素数比と閾値T7とを比較する(S209)。
印画紙領域画素数比が閾値T7より大きい場合には(S209でYES)、文字・印画紙写真原稿であると判定する(S210)。印画紙領域画素数比が閾値T7より大きくない場合には(S209でNO)、文字原稿であると判定する(S211)。
一方、文字領域画素数比が閾値T5よりも大きくない場合には(S206でNO)、網点領域画素数比と閾値T6とを比較する(S212)。網点領域画素数比が閾値T6よりも大きい場合には(S212でYES)、印刷写真原稿であると判定し(S213)、網点領域画素数比が閾値T6よりも大きくない場合には(S212でNO)、印画紙領域画素数比と閾値T7とを比較する(S214)。
印画紙領域画素数比が閾値T7より大きい場合には(S214でYES)、印画紙写真原稿であると判定する(S215)、印画紙領域画素数比が閾値T7より大きくない場合には(S214でNO)、処理を終了する。
原稿構成領域判定部106は、上記判定結果を記憶装置20に記憶する。
次に、予備走査により読み込まれた画像データの特徴量から原稿の下地レベルを判定する処理について説明する。
下地は、原稿に用いられる用紙の色味であり、例えば、新聞又は雑誌などの薄い灰色の用紙が使用された場合には、用紙の色味が正確に再現されると不自然な出力画像になるため、下地の除去が行われる。
また、下地レベルは、下地を濃度の高低で表したものであり、下地なしの場合も含まれる。
図12は下地レベル判定部50の構成を示すブロック図である。下地レベル判定部50は、信号変換部501、ヒストグラム作成部502、閾値設定部503及び濃度区分抽出部504を備える。
信号変換部501は、予備走査により読み込まれた原稿の画像データに基づいて、セレクタ9から入力されたRGBの信号を順次取り出して輝度データLに変換する。輝度データLはRGB信号のデータを用いて以下の式で表される。
L=aR+bG+cB
ここで、a、b、cは、各色に対する人間の視感度特性から実験的に求められる係数であるが、本発明では、a、b、cの何れも「1/3」の値を用いて、G信号の階調値を弱め、B信号の階調値を強調することにより原稿の色特性を把握して下地を検出している。
ヒストグラム作成部502は、輝度データLを補色反転した輝度データL′(L′=255−L)を用いて、濃度を32の区分に分割して、各濃度区分の度数を表わす濃度ヒストグラムを作成して、濃度区分抽出部504へ出力する。濃度ヒストグラムは、濃度区分1が最も低濃度(高輝度)であり、濃度区分32が最も高濃度(低輝度)である。
閾値設定部503は、予め設定された第1閾値T11、第2閾値T12及び第3閾値T13(T12<T11<T13)を格納している。第1閾値T11は、色味のない白色の大小に基づいて下地の有無を判断するために、第2閾値T12は下地レベルの候補を決定するために、第3閾値T13は下地レベルを決定するために、夫々用いられる。
濃度区分抽出部504は、ヒストグラム作成部502から入力された濃度ヒストグラムを低濃度(高輝度)側から高濃度(低輝度)側に探索し、濃度ヒストグラムの度数と前記第1閾値T11及び第2閾値T12とを比較し、また、隣接する濃度区分の濃度ヒストグラムの加算値と第3閾値T13とを比較することにより下地レベルを抽出し、下地レベルを記憶装置20に記憶する。
次に下地レベルの判定について説明する。
図13は下地レベルの判定手順を示すフローチャートである。ヒストグラム作成部502は、信号変換部501から入力された輝度データを用いて濃度ヒストグラムを作成する(S301)。
濃度区分抽出部504は、ヒストグラム作成部502から入力された前記濃度ヒストグラムに基づいて、濃度区分1から濃度区分32までの各濃度区分について下地レベルの判定を行う(S302)。
すなわち、濃度区分i(iは、1から32までの整数である。)のヒストグラム度数をhist(i)とすると、hist(i)が第1閾値T11未満の場合は(S302でYES)、下地ありと判断して下地レベル候補の検出手順(S303)に進む。一方、hist(i)が第1閾値T11以上の場合は(S302でNO)、下地なしと判断し(S306)、iが濃度区分32に達したか否かを判断し(S308)、濃度区分32に達していない場合には(S308でNO)、iを1つ増加して(S309)、ステップS302以降同様の処理を行う。
ステップS302において下地レベルありと判断された場合は、濃度区分抽出部504は、hist(i)と第2閾値T12とを比較して、hist(i)が第2閾値T12未満の場合は(S303でNO)、下地なしと判断し(S306)、iが濃度区分32に達したか否かを判断し(S308)、濃度区分32に達していない場合には(S308でNO)、iを1つ増加して(S309)、ステップS302以降同様の処理を行う。
hist(i)が第2閾値T12以上の場合は(S303でYES)、濃度区分iを下地レベル候補とする。
ステップS303で検出された下地候補レベル濃度区分の度数hist(i)と、該区分より1区分高濃度側の区分の度数hist(i+1)とを加算し(S304)、加算した値hist(i)+hist(i+1)が第3閾値T13以上の場合には(S305でYES)、区分iを下地レベルとして決定し(S307)、下地レベルを記憶装置20に記憶し処理を終了する。
加算された値hist(i)+hist(i+1)が第3閾値T13未満である場合には(S305でNO)、下地なしと判断し(S306)、iが濃度区分32に達したか否かを判断し(S308)、濃度区分32に達していない場合には(S308でNO)、iを1つ増加して(S309)、ステップS302以降の同様の処理を行う。
ステップS306において、下地なしと判断され、iが濃度区分32に達すると(S308でYES)、最終的に下地なしと判断して、判定結果を記憶装置20に記憶し処理を終了する。
図14は新聞などの下地を有する文字原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。例えば、濃度区分1から5までは度数が第1閾値T11未満で、かつ、第2閾値未満であるため、下地なしと判断される。濃度区分6では度数が第1閾値T11以上で、かつ、第2閾値T12以上であるため、濃度区分6が下地レベル候補とされ、濃度区分6の度数と濃度区分7の度数との合計が第3閾値T13以上であると濃度区分6が下地レベルとなる。
図15は新聞などの下地を有する文字原稿を白紙に貼った原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。この場合も上述と同様である。
図16は縁の白紙部分及び/又はハイライト部が存在する写真原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。図において、濃度区分1における度数が第1閾値T11未満で、かつ、第2閾値T12以上であるため、濃度区分1が下地レベル候補となる。濃度区分1の度数と濃度区分2の度数との合計が第3閾値T13未満であると下地なしとなる。同様に、濃度区分2における度数が第1閾値T11未満で、かつ、第2閾値T12以上であるため、濃度区分2が下地レベル候補となる。濃度区分2の度数と濃度区分3の度数との合計が第3閾値T13未満であると下地なしとなる。さらに、濃度区分3から濃度区分32までの度数が第1閾値T11未満で、かつ、第2閾値T12未満であるため、最終的に下地なしと判断される。
次に、予備走査により読み込まれた画像データの特徴量から原稿の網点線数レベルを判定する処理について説明する。
網点は画像の濃淡を面積の大小又は多少に変換した微小点であり、網点線数は画像の精細さを表し、例えば、1インチ当たりの網点の数である。
網点線数レベルは、網点なし、低網点線数及び高網点線数の3つで表される。
図17は総合網点線数判定部60の構成を示すブロック図である。総合網点線数判定部60は、第1網点判定部70と網点線数判定部80とを備えている。
予備走査により読み込まれた画像データの中の注目画素を含む画素ブロックが、読み込まれた順に、セレクタ9から図示しないラインメモリに格納される。
第1網点判定部70は、前記ラインメモリから注目画素を含む各走査方向の画素を読み出し、注目画素が網点領域であるかどうかを判定し、原稿が網点を有するかどうかを判定し、網点と判定された注目画素数である第1網点領域画素数scr1を計数し、判定結果及び第1網点領域画素数scr1を網点線数判定部80へ出力する。
網点線数判定部80は、第1網点判定部70において用いた閾値より大きい値の閾値を用いて注目画素が網点領域であるかどうかを判定し、網点と判定された注目画素数である第2網点領域画素数scr2を計数し、第1網点領域画素数scr1と第2網点領域画素数scr2との比である画素数比scr2/scr1を算出して網点線数レベルの高低を判定し、判定結果を記憶装置20に記憶する。なお、原稿に網点が無いと判定された場合には、網点線数レベルの判定は行わない。
図18は第1網点判定部70の構成を示すブロック図である。
文字領域判定部71は、注目画素が文字領域であるか否かを判定して判定結果を第1判定部73へ出力する。なお、文字領域判定部71における処理は、前記主走査方向判定部30における処理と同様なので説明は省略する。
第1網点領域判定部72は、注目画素を含む各走査方向の画素に基づいて、網点領域であるか否かを判定して判定結果を第1判定部73へ出力する。
第1判定部73は、文字領域判定部71及び第1網点領域判定部72から入力された判定結果と、文字又は網点のいずれの領域を優先するかを定めた優先順位とに基づいて領域判定を行い、判定結果を総合判定部74へ出力する。
総合判定部74は、第1判定部73から入力された判定結果に基づいて、原稿中の網点の有無を判定し、判定結果を網点線数判定部80へ出力する。
図19は第1網点領域判定部72の構成を示すブロック図である。第1網点領域判定部72は、2値化処理部721、反転回数計数部722、最大値選択部725、反転回数判定部726及びパラメータ設定部727を備えている。
2値化処理部721は、セレクタ9から図示しないラインメモリに格納された注目画素を含む画素ブロックを読み出し、各画素値から算出した平均値を閾値として画素ブロック内の画素を2値化して、該2値化データを反転回数計数部722へ出力する。
反転回数計数部722は、主走査方向計数部723と副走査方向計数部724とを備え、2値化処理部721から入力された主走査方向及び副走査方向夫々の2値化データの反転回数を計数し、計数結果を最大値選択部725へ出力する。
最大値選択部725は、反転回数計数部722における主走査方向及び副走査方向の反転回数結果から最大値を選択して、該最大値を反転回数判定部726へ出力する。
反転回数判定部726は、最大値選択部725から入力された前記最大値とパラメータ設定部727に設定された閾値TH1(例えば、「2」)と比較し、注目画素が網点領域であるか否かを判定し、判定結果を第1判定部73へ出力する。
図20は第1網点領域判定部72における処理の手順を示すフローチャートである。2値化処理部721は、注目画素を含むブロック内画素を平均値にて2値化する(S401)。反転回数計数部722は、2値化処理部721で2値化されたブロック内の画素から主走査方向及び副走査方向について反転回数、すなわち「0」から「1」へ、又は「1」から「0」へ画素値が反転する反転回数を算出する(S402)。最大値選択部725は、主走査方向及び副走査方向に対して算出された反転回数から最大値MaxRevを選択し(S403)、反転回数判定部726は、前記反転回数最大値MaxRevと予めパラメータ設定部727に設定された閾値TH1とを比較し、反転回数最大値MaxRevが閾値TH1より大きい場合は(S404でYES)、前記注目画素は網点領域であると判定し(S405)、反転回数最大値MaxRevが閾値TH1以下である場合は(S404でNO)、前記注目画素は非網点領域であると判定し(S406)、判定結果を第1判定部73へ出力する。
第1判定部73は、網点領域の有無を判定することから、文字領域判定部71における判定結果よりも、第1網点領域判定部72における判定結果を優先する。例えば、表1に示すように、文字領域判定部71からの判定結果が文字領域(文字領域判定「1」)であり、かつ、第1網点領域判定部72からの判定結果が網点領域(網点領域判定「1」)である場合には、注目画素は網点領域であると判定する。
Figure 2005101765
総合判定部74は、文字領域画素計数部741、網点領域画素計数部742、総画素数計数部743、除算器744及び第2判定部745を備えている。
文字領域画素計数部741は、第1判定部73において文字領域であると判定された画素を計数する。
網点領域画素計数部742は、第1判定部73において網点領域であると判定された画素を計数して、計数結果である第1網点領域画素数scr1を除算器744へ出力する。
総画素数計数部743は、第1網点判定部70に入力された注目画素の総画素数を計数する。
除算器744は、網点領域画素計数部742から入力された第1網点領域画素数scr1と、総画素数計数部743から入力された総画素数との比を算出して算出結果を第2判定部745へ出力する。
第2判定部745は、総画素数に対する第1網点領域画素数scr1の比が閾値TH3(例えば、0.05)より大きい場合には、原稿に網点が有ると判定し、第1網点領域画素数scr1及び判定信号を網点線数判定部80へ出力し、総画素数に対する網点領域画素数の比が閾値TH3以下である場合には、原稿に網点が無いと判定し、判定信号を網点線数判定部80へ出力する。
図21は網点線数判定部80の構成を示すブロック図である。網点線数判定部80は、第2網点領域判定部81、網点領域画素計数部82、網点線数判別部83、閾値設定部84及び制御部85を備えている。
第2網点領域判定部81は、2値化処理部811、主走査方向計数部813及び副走査方向計数部814を有する反転回数算出部812、最大値選択部815、反転回数判定部816及びパラメータ設定部817を備え、注目画素が網点領域であるか否かを判定して判定結果を網点領域画素計数部82へ出力する。
2値化処理部811、反転回数算出部812、最大値選択部815、反転回数判定部816、パラメータ設定部817、主走査方向計数部813及び副走査方向計数部814夫々は、前述の2値化処理部721、反転回数計数部722、最大値選択部725、反転回数判定部726、パラメータ設定部727、主走査方向計数部723及び副走査方向計数部724と同様の処理を行うので説明は省略する。
網点領域画素計数部82は、第2網点領域判定部81から入力された判定結果に基づいて、網点領域であると判定された画素数を計数して、計数結果(第2網点領域画素数scr2)を網点線数判別部83へ出力する。
なお、パラメータ設定部817において設定されている閾値TH11はTH1より大きい値(例えば、「4」)が用いられるため、より大きい反転回数最大値MaxRevを有しない注目画素は、網点領域であると判定されない。これにより、第1網点判定部70の網点領域画素計数部742において計数される第1網点領域画素数scr1に比べて、網点線数判定部80の網点領域画素計数部82において計数される第2網点領域画素数scr2は小さい値になり、これらの比を算出することにより、網点線数レベルを判定することができる。
網点線数判別部83は、第1網点領域画素数scr1に対する第2網点領域画素数scr2の比である画素数比scr2/scr1を算出し、画素数比scr2/scr1と閾値設定部84に設定された閾値TH2(例えば、「0.25」)とを比較することにより網点線数レベルの高低を判別する。
画素数比scr2/scr1が閾値TH2よりも大きい場合は、高網点線数と判別され、画素数比scr2/scr1が閾値TH2よりも大きくない場合は、低網点線数と判別される。
図22は総合網点線数判定部60における処理の手順を示すフローチャートである。
第1網点判定部70内の総画素数計数部743は、総画素数を計数し、網点領域画素計数部742は、第1網点領域画素数scr1を計数し(S501)、除算器744は、総画素数に対する第1網点領域画素数scr1の比を算出する(S502)。
第2判定部745は、総画素数に対する第1網点領域画素数scr1の比と閾値TH3とを比較し(S503)、総画素数に対する第1網点領域画素数scr1の比が閾値TH3より大きい場合には(S503でYES)、原稿に網点があるという判定結果及び第1網点領域画素数scr1を網点線数判定部80へ出力し、ステップS505に進む。
総画素数に対する第1網点領域画素数scr1の比が閾値TH3以下である場合には(S503でNO)、原稿に網点はないという判定結果が網点線数判定部80へ出力されるとともに、網点線数判定部80は網点線数の判定は行わず(S504)、判定結果は記憶装置20に記憶される(S510)。
網点領域画素計数部82は、第2網点領域画素数scr2を算出する(S505)。
網点線数判別部83は、第1網点領域画素数scr1に対する第2網点領域画素数scr2の比である画素数比scr2/scr1を算出し(S506)、画素数比scr2/scr1と閾値設定部84に設定されている閾値TH2とを比較し(S507)、画素数比scr2/scr1が閾値TH2より大きい場合には(S507でYES)、高線数であると判定し(S508)、網点線数レベルが記憶装置20に記憶され(S510)、画素数比scr2/scr1が閾値TH2以下である場合には(S507でNO)、低線数であると判定し(S509)、網点線数レベルが記憶装置20に記憶され(S510)、処理を終了する。
次に、判定された原稿の属性に基づく画像処理について説明する。
画像復元部23は、本走査により読み込まれた原稿の画像データを記憶装置22から読み出し、該画像データを復元すると、領域分離処理部12は記憶装置20に記憶された原稿種別及び網点線数レベルである原稿の属性を読み出し、入力階調補正部13は、同様に下地レベルである原稿の属性を読み出し、原稿の属性に基づいて以下の処理を行う。
まず、原稿種別に基づく処理について説明する。
判定した原稿が文字原稿である場合には、本走査により読み込まれた画像データに対する領域分離処理部12における処理は、文字として領域分離された領域識別結果に基づいて処理が行われる。
入力階調補正部13は、領域分離処理部12から出力されたRGBの信号を補色反転した信号に変換し、コントラストを強くする階調補正変換テーブルを選択して階調補正を行い、色補正部14へ出力する。
色補正部14は、入力階調補正部13から入力されたCMYの信号に対して、文字の色の彩度を強調する色補正を行う。
黒生成下色除去部15は、色補正部14から出力されたCMYの信号に対して、文字の黒色を強調するように黒生成量を多くしCMYKの信号に変換し、変換した信号を、変倍部16を介して空間フィルタ処理部17へ出力する。
空間フィルタ処理部17は、フィルタ係数を設定できるデジタルフィルタを備え、空間周波数特性を補正する処理を行う。空間フィルタ処理部17は、変倍部16から入力されたCMYKの信号に対して、文字に対してエッジを強調するようなフィルタ係数を選択して、平滑化処理を小さくするフィルタ処理を行い、階調再現処理部19へ出力する。
階調再現処理部19は、空間フィルタ処理部17から入力されたCMYKの信号に対して、高域周波数の再現に適した多値化処理による階調処理を行う。
判定した原稿が印画紙原稿である場合には、本走査により読み込まれた画像データに対する領域分離処理部12における処理は、印画紙として領域分離された領域識別結果に基づいて処理が行われる。
入力階調補正部13は、領域分離処理部12から出力されたRGBの信号に対して、ハイライトを重視し階調性を高くした階調補正変換テーブルを選択し、階調補正を行い、色補正部14へ出力する。
色補正部14は、入力階調補正部13から入力されたCMYの信号に対して、階調性を強調する色補正を行う。
黒生成下色除去部15は、色補正部14から出力されたCMYの信号に対して、黒生成量を少なくしCMYKの信号に変換し、変換した信号を、変倍部16を介して空間フィルタ処理部17へ出力する。
空間フィルタ処理部17は、変倍部16から入力されたCMYKの信号に対して、エッジの強調を弱くするようなフィルタ係数を選択して、平滑化処理を小さくするフィルタ処理を行い、階調再現処理部19へ出力する。
階調再現処理部19は、空間フィルタ処理部17から入力されたCMYKの信号に対して、階調再現に適した多値化処理による階調処理を行う。
判定した原稿が印刷写真原稿である場合には、本走査により読み込まれた画像データに対する領域分離処理部12における処理は、網点として領域分離された領域識別結果に基づいて処理が行われる。
入力階調補正部13は、領域分離処理部12から出力されたRGBの信号に対して、ハイライトを重視し階調性を高くした階調補正変換テーブルを選択し、階調補正を行い、色補正部14へ出力する。
色補正部14は、入力階調補正部13から入力されたCMYの信号に対して、階調性を強調する色補正を行う。
黒生成下色除去部15は、色補正部14から出力されたCMYの信号に対して、黒生成量を少なくしCMYKの信号に変換し、変換した信号を、変倍部16を介して空間フィルタ処理部17へ出力する。
空間フィルタ処理部17は、変倍部16から入力されたCMYKの信号に対して、エッジの強調を弱くし、網点成分を除去するようなフィルタ係数を選択して、ローパス・フィルタ処理を行い、階調再現処理部19へ出力する。
階調再現処理部19は、空間フィルタ処理部17から入力されたCMYKの信号に対して、階調再現に適した多値化処理による階調処理を行う。
また、判定した原稿が複数の原稿種別を含む場合には、混在する各領域の領域処理に用いるパラメータの中間パラメータを用いて行う。例えば、判定した原稿が文字・印画紙写真原稿である場合には、本走査により読み込まれた画像データに対する領域分離処理部12における処理は、文字又は印画紙として領域分離された領域を有効とし、網点として領域分離された領域は、誤分離であるとして反映しない。
入力階調補正部13は、文字原稿処理と印画紙写真原稿処理との中間のパラメータを用いて、ハイライトの除去、コントラストの調整を行う。
色補正部14は、彩度の強弱及び階調性のバランスが極端にならないように色補正処理を行う。
黒生成下色除去部15は、出力画像に影響が出ない程度に黒生成量の調整を行う。
階調再現処理部19は、解像度と階調性とを強調する中間パラメータを用いて階調処理を行う。
判定した原稿が文字・印刷写真原稿である場合には、本走査により読み込まれた画像データに対する領域分離処理部12における処理は、文字又は網点として領域分離された領域を有効とし、印画紙として領域分離された領域は、誤分離であるとして反映しない。
入力階調補正部13は、文字原稿処理と印刷写真原稿処理との中間のパラメータを用いて、ハイライトの除去、コントラストの調整を行う。
色補正部14は、彩度の強弱及び階調性のバランスが極端にならないように色補正処理を行う。
黒生成下色除去部15は、出力画像に影響が出ない程度に黒生成量の調整を行う。
空間フィルタ処理部17は、文字原稿処理と印刷写真原稿処理との中間のパラメータを用いて、網点成分を除去するフィルタ処理を行う。
階調再現処理部19は、解像度と階調性とを強調する中間パラメータを用いて階調処理を行う。
次に、下地レベルの場合の下地除去処理について説明する。
図23は検出された下地レベルに対応した濃度変換テーブルを示す説明図である。図に示すように、下地がないと判断された場合には、補正を行わない白抜き丸「○」で表された変換直線を選択する。
下地レベルが濃度区分1、2の場合には、入力濃度の範囲が「0」から「128」における出力濃度が、前記白抜き丸「○」で表された変換直線よりも小さい、逆三角「▽」で表された変換曲線を選択する。
下地レベルが濃度区分3、4の場合には、入力濃度の範囲が「0」から「128」における出力濃度が、前記逆三角「▽」で表された変換曲線よりも小さい、四角「□」で表された変換曲線を選択する。
下地レベルが濃度区分5、6の場合には、入力濃度の範囲が「0」から「48」における出力濃度が小さく、入力濃度が「48」から「128」の範囲では、出力濃度が徐々に増加する三角「△」で表された変換曲線を選択する。
下地レベルが濃度区分7、8の場合には、入力濃度の範囲が「0」から「128」における出力濃度が、前記三角「△」で表された変換曲線よりも小さい、黒丸「●」で表された変換曲線を選択する。
なお、濃度区分9以降は、黒丸「●」で表された変換曲線を選択してもよいし、他の変換曲線を選択してもよい。
入力階調補正部13は、領域分離処理部12から入力されたRGBの信号を補色反転し、記憶装置20から読み出された原稿の下地レベルに基づいて、入力階調補正部13において設定された濃度変換テーブルを選択して、階調補正をした信号を色補正部14へ出力する。
これにより、入力階調補正部13は、下地がない場合には、入力された濃度をそのまま出力するため、下地除去は行われない。一方、例えば、下地レベルの濃度区分が6の場合には、入力画像の濃度に対して出力画像の濃度が小さくなるように濃度変換がされるため、下地の除去が行われる。これにより、新聞又は雑誌のように薄い灰色の下地を有する原稿の場合には、下地の薄い色が再現されずに良好に下地除去をすることができる。
次に、網点線数レベルの場合の処理について説明する。領域分離処理部12は、記憶装置20から読み出された網点線数レベルに基づいて、領域分離処理部における文字・網点判定閾値T9を調整して、本走査により読み込まれた画像データに対して領域分離処理をすることができる。
すなわち、低網点線数であると判定された場合に比べて、高網点線数であると判定された場合には、領域分離処理における総和濃度繁雑度が大きくなるため、文字・網点判定閾値T9をより大きい値に調整し、領域分離処理における領域分離処理の精度を向上することができる。また、網点なしと判定された場合には、領域分離処理における処理結果は、文字領域となることが好ましいため、文字・網点判定閾値T9をさらに大きな値に調整する。
空間フィルタ処理部17は、フィルタ係数を設定できるデジタルフィルタを備え、空間周波数特性を補正する処理を行う。空間フィルタ処理部17は、網点線数レベルに基づいてフィルタ係数を選択し、網点線数レベルが低線数である場合には、フィルタ強調処理によりエッジのぼけを防止し、網点線数レベルが高線数である場合には、フィルタ平滑化処理により画像信号の高周波成分を低減して、コントラストを弱くしてモアレを防止する。
階調再現処理部19は、網点線数レベルに基づいてディザパターンを選択し、
網点線数レベルが低線数である場合には、解像度を高めるようにディザ処理を行い、網点線数レベルが高線数である場合には、階調性を高める処理を行う。
以上説明したように、予備走査により読み込まれた原稿の画像データに対して、原稿種別判定部10は原稿種別の判定を行い、下地レベル判定部50は下地レベルの判定を行い、総合網点線数判定部60は網点線数レベルの判定を行い、夫々の判定結果である原稿の属性を記憶装置20に記憶する。
本走査により読み込まれた原稿の画像データに対して、画像復元部23は記憶装置22に記憶した画像データを復元し、前記原稿の属性に基づいて原稿ごとに上述の処理を行う。これにより、原稿の原稿種別、下地レベル及び網点線数レベルに応じた画像処理を行うことができる。
図24及び図25は本発明に係るデジタルカラー複写機の処理手順を示すフローチャートである。カラー画像入力装置1は画像を読み取るため予備走査を行う(S601)。
原稿種別判定部10は原稿種別の判定を行い(S602)、原稿種別が記憶装置20に記憶される(S605)。
下地レベル判定部50は、下地レベルの判定を行い(S603)、原稿の下地レベルが記憶装置20に記憶される(S605)。
総合網点線数判定部60は、予備走査により得られたカラー入力信号データを用いて、原稿の網点線数レベルの判定を行い(S604)、網点線数レベルが記憶装置20に記憶される(S605)。
次に、カラー画像入力装置1は本走査を行い(S606)、画像圧縮部21はカラー画像入力装置1により読み取られた画像データを圧縮し(S607)、圧縮された画像を記憶装置22に記憶する(S608)。所定の原稿枚数について処理が行われたかどうかを判定し(S609)、所定の枚数に至っていない場合には(S609でNO)、ステップS601以降同様の処理を行う。
ステップS609で所定の枚数に達した場合には(S609でYES)、記憶装置20に記憶された原稿種別、下地レベル及び網点線数レベルが読み出される(S610)。記憶装置22に記憶された画像データが読み出され(S611)、画像復元部23は読み出された画像データを復元処理により復元を行う(S612)。前記原稿種別に応じて、領域分離処理部12、入力階調補正部13、色補正部14、黒生成下色除去部15、変倍部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18及び階調再現処理部19は、復元された画像データに対して上述の画像処理を順次行う(S613)。
以上の処理が所定の原稿枚数について行われたかどうかを判定し(S614)、所定の原稿枚数に至っていない場合には(S614でNO)、ステップS610以降同様の処理を行う。所定の原稿枚数に達した場合には(S614でYES)、カラー画像出力装置3は階調再現処理部19にて最終処理がされた画像データを印刷する(S615)。
カラー画像出力装置3は、所定の部数を印刷したかどうかを判定し(S616)、所定部数に至っていない場合には(S616でNO)、所定部数の印刷を行う。所定部数の印刷に達した場合には(S616でYES)、処理を終了する。
上述の原稿種別の判定処理については、主走査方向及び副走査方向の画素ブロックについて行われたが、予備走査は本走査に比べて走査速度が速く、副走査方向の画像データの解像度が低下するため、主走査方向のみの判別結果を用いてもよい。
上述の各閾値(T1、T2、T3、T4)は、ROMなどの記憶媒体に予め複数の値を設定しておき、CPU24の制御により各閾値設定部に設定することにより広範囲な処理を行うことが可能である。
また、前記領域分離判定のための閾値(T1、T2、T3及びT4)が変更されると、領域ごとに計数される画素数が異なり、判定結果が異なるため、領域分離判定のための閾値(T1、T2、T3及びT4)に応じて原稿種別判定のための閾値(T5、T6、T7及びT8)を設定することもできる。
さらに、原稿種別判別の閾値(T5、T6、T7及びT8)を小さい値に設定することにより、判定精度が低下することなく、判別するための読み込み画素数を少なくすることも可能である。
第2網点領域判定部81における処理は、第1網点領域判定部72を用いて処理を行ってよく、網点領域画素計数部82における処理は網点領域画素計数部742を用いて処理を行ってもよい。この場合には、制御部85は、パラメータ設定部727に設定された閾値TH1を閾値TH11に変更する必要がある。
本発明に係るデジタルカラー複写機の要部構成を示すブロック図である。 注目画素を中心とした15×7の画素ブロックを示す模式図である。 本発明に係るカラー画像処理装置の原稿種別判定部のブロック図である。 主走査方向判定部のブロック図である。 下地領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。 印画紙領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。 網点領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。 文字領域における画素濃度分布の例を示す説明図である。 各領域における画素の最大濃度差と総和濃度繁雑度の分布の例を示す説明図である。 主走査方向判定部における領域分離処理手順を示すフローチャートである。 原稿種別を判定する処理を示すフローチャートである。 下地レベル判定部の構成を示すブロック図である。 下地レベルの判定手順を示すフローチャートである。 新聞などの下地を有する文字原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。 新聞などの下地を有する文字原稿を白紙に貼った原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。 縁の白紙部分及び/又はハイライト部が存在する写真原稿の濃度ヒストグラムの例を示す説明図である。 総合網点線数判定部の構成を示すブロック図である。 第1網点判定部の構成を示すブロック図である。 第1網点領域判定部の構成を示すブロック図である。 第1網点領域判定部における処理手順を示すフローチャートである。 網点線数判定部の構成を示すブロック図である。 総合網点線数判定部における処理の手順を示すフローチャートである。 検出された下地レベルに対応した濃度変換テーブルを示す説明図である。 本発明に係るデジタルカラー複写機の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係るデジタルカラー複写機の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 カラー画像入力装置
2 カラー画像処理装置
3 カラー画像出力装置
4 画像処理用IC
10 原稿種別判定部
11 濃度変換部
12 領域分離処理部
13 入力階調補正部
14 色補正部
15 黒生成下色除去部
17 空間フィルタ処理部
18 出力階調補正部
19 階調再現処理部
20 記憶装置
21 画像圧縮部
22 記憶装置
23 画像復元部
24 CPU
25 ROM
30 主走査方向判定部
40 副走査方向判定部
50 下地レベル判定部
60 総合網点線数判定部
70 第1網点判定部
72 第1網点領域判定部
74 総合判定部
80 網点線数判定部
81 第2網点領域判定部
83 網点線数判別部
101 判定ブロック部
104 信号別判別部
105 総合判定部
106 原稿構成領域判定部
301 最小濃度値算出部
302 最大濃度値算出部
303 最大濃度差算出部
304 総和濃度繁雑度算出部
305 下地印画紙・文字網点判定部
306 最大濃度差閾値設定部
307 総和濃度繁雑度閾値設定部
308 下地・印画紙判定部
309 下地・印画紙判定閾値設定部
310 文字・網点判定部
311 文字・網点判定閾値設定部
501 信号変換部
502 ヒストグラム作成部
503 閾値設定部
504 濃度区分抽出部

Claims (11)

  1. 読み取った原稿の画像データの特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、読み取った画像データに画像処理を行う画像処理方法において、
    予備走査により画像データの特徴量を抽出し、抽出した特徴量から原稿の属性を判定し、判定した前記原稿の属性を記憶し、記憶した前記原稿の属性に基づいて、本走査により読み取った画像データに画像処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 本走査により読み取った画像データを圧縮して記憶し、記憶した画像データを復元した後に画像処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記原稿の属性は原稿の種別であって、前記特徴量から原稿構成領域の判定を行い、判定された前記原稿構成領域に基づいて原稿の種別を判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記原稿の属性は、原稿の下地レベルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 前記原稿の属性は、原稿の網点線数レベルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  6. 読み取った原稿の画像データの特徴量を抽出する抽出手段と、抽出した特徴量に基づいて、読み取った画像データに画像処理を行う画像処理手段とを備える画像処理装置において、
    予備走査により画像データの特徴量を抽出する抽出手段と、
    抽出した特徴量から原稿の属性を判定する判定手段と、
    判定した前記原稿の属性を記憶する記憶手段と、
    記憶した前記原稿の属性に基づいて、本走査により読み取った画像データに画像処理を行う画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 本走査により読み取った画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮した画像データを記憶する記憶手段と、
    画像処理を行うために圧縮した画像データを復元する復元手段と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の種別を判定する判定手段であって、前記特徴量から原稿構成領域の判定をする判定手段と、該原稿構成領域に基づいて原稿の種別を判定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の下地レベルを判定する判定手段であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記原稿の属性を判定する判定手段は、原稿の網点線数レベルを判定する判定手段であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 請求項6乃至請求項10のいずれかひとつに記載された画像処理装置を備え、該画像処理装置が画像処理した画像データに基づき、画像の形成を行う画像形成手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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