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JP2005100325A - 製品の流通履歴の検索方法及び生産履歴の検索方法、そのシステム、並びにデータ - Google Patents

製品の流通履歴の検索方法及び生産履歴の検索方法、そのシステム、並びにデータ Download PDF

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JP2005100325A
JP2005100325A JP2004086396A JP2004086396A JP2005100325A JP 2005100325 A JP2005100325 A JP 2005100325A JP 2004086396 A JP2004086396 A JP 2004086396A JP 2004086396 A JP2004086396 A JP 2004086396A JP 2005100325 A JP2005100325 A JP 2005100325A
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JP2004086396A
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Shinsuke Iihashi
真輔 飯橋
Hiroshi Inoue
洋思 井上
Satoru Yamaguchi
悟 山口
Mariko Nakamura
真理子 中村
Yuichiro Takei
雄一郎 武井
Yasuyuki Sugiyama
泰之 杉山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

【課題】流通経路の変更や更新等の手間を容易にし、途中の流通経路で製品の混合、切断があっても流通履歴の追跡を可能にすること。
【解決手段】生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを含むトレースデータを用いることにより、原料トレースIDあるいはトレースID及び出荷先IDによるトレースデータ間の追跡を可能とし、これによって流通履歴の特定及び生産履歴の検索を可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、食品等の製品、特に生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索し、さらに生産段階を含めてどのような処理や管理を受けたかを示す生産履歴を検索する方法、そのシステム(以下、トレーサビリティシステムと呼ぶ。)、並びにデータに関する。
従来のトレーサビリティシステムは、図1(a)に示すように、製品に関する生産者の情報(生産段階の生産履歴)だけをインターネットのホームページもしくは店舗の端末上に公開するものや、図1(b)に示すように、ある特定の製品を対象として特定の業者のみを経てきたものだけを管理するものであった(図1)。
"食品トレーサビリティシステム導入の手引き"、平成15年3月、農林水産省総合食料局消費生活課、[平成15年8月15日検索]、インターネット<URL:http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030425tebiki.pdf>
生産者の情報だけを公開するシステムでは、いままで消費者が得られなかった生産者の顔や氏名、産地、使用している農薬の情報等を得ることができるが、生産者から消費者の手に渡るまでの間をどのような流通経路を通って、またどのような処理や管理を受けてきたかの情報は得られない。
また、特定の業者を経由してきたものだけを管理するシステムでは、予め生産、加工、流通、販売の各業者のリストを作成しておき、そのリストに従って、各業者のデータベースにデータを蓄積しておき、検索する時にはそのリストを基に検索を行うが、この場合、生産、加工、流通、販売の各業者が複数であるとリストの構成が複雑になり、また業者が途中で変わった場合等には、そのリストの変更が常に発生することになる。
さらに、これらのシステムで扱われている製品は、肉類、野菜等が主であり、その中でも、消費者の手に渡るまで切断程度の加工がなされるものであり、切断されるものについても単に同じ番号を、切断分離したそれぞれに付与すれば良く、これは生産段階から消費者に渡るまで、統一した番号で管理できるものであった。しかし、現実の食品の流通においては、生産地からの形やその数を大きく変え、切断のみならず混合等も発生する為、このような番号管理の方法では限界があった。
一方で、従来のシステムが対象とする商品は、図1(c)に示すように、野菜なら野菜のシステム、肉類なら肉類のシステムと限定されていた。これは品目によって流通経路が大きく異なる為であり、従来のリストを管理する手法では、流通経路毎にリストを整備する必要があり、結果としてお互いに相容れないシステムとなってしまう。このためユーザによっては、複数のシステムを利用しなければならず、また流通経路の変更によってシステムも切り替えて行かねばならず、変更の際の稼動や設備投資等の負担も大きかった。
本発明は、流通経路の変更や更新等の手間を容易にし、途中の流通経路で製品の混合、切断があっても流通履歴の追跡を可能にし、また製品の種類を選ばない流通履歴及び生産履歴の検索方法、システム、並びにデータを提供することにある。
本発明では、製品が生産者を含めてどのような業者を経由したか(流通履歴)、また、生産段階を含めてどのような処理や管理を受けたか(生産履歴)という情報を得るために、流通履歴を検索し、それぞれの業者を特定する工程と、次に特定された業者に対して生産履歴を検索する工程とに分けた手順とする。
そして、流通履歴を検索する工程においては、生産を含む流通段階の製品の一つ一つに予め、本発明でトレースデータと呼ぶ、誰から誰に手渡されてきたかを示す情報を対応付けておき、流通履歴を検索する場合には、このトレースデータを辿ることを繰り返すことで、製品の流通履歴を明らかにする。
流通履歴を明らかにすることで、各業者が明らかとなる。各業者が明らかになれば、それぞれの業者が保有する製品管理のデータベースやこれらのデータベースから集約した製品データより、生産履歴の情報を得ることができる。
トレースデータには、図2に示すように、対応する製品の製造元(出荷元)、出荷先が記されている。この出荷元、出荷先を次々と辿ることにより、全てのトレースデータを辿ることで、製品の流通経路を明らかにすることができる。
本発明では、流通経路を記したリストを必要としないため、業者が途中で変わっても、トレースデータの出荷元もしくは出荷先が変わるだけであり、容易に対応できる。
またトレースデータは製品の種類に左右されないため、1つの製品の単位を形成できるものであるならば、製品の種類によらず取り扱うことができる。さらには、製品が流通経路の途中で合成、分離、つまり経路が枝分かれしていても、トレースデータ内の出荷元や出荷先を複数にすることで対応できる。
従来のシステムでは、複数の製品を扱うのに複数のシステムが必要であったが、本システムを用いれば、扱う製品に拘わらず1つのシステムで対応することができる。また逆に、トレースデータの混在に注意すれば、複数のシステムでトレースデータを共有することも可能である。
さらに、このトレースデータには業者の製品番号や製品名を記載することもでき、これに製品の生産履歴データを蓄積してあるデータベースのありかを示すことによって、生産履歴データベースを自由な位置に配置することも可能となり、データベースについて分散管理することが可能となる。
本発明によれば、流通経路の変更や更新等の手間を容易にし、途中の流通経路で製品の混合、切断があっても流通履歴の追跡を可能にし、また製品の種類を選ばない流通履歴及び生産履歴の検索方法、システム、並びにデータを実現できる。
<実施の形態1:流通履歴及び生産履歴の検索方法>
<製品の流通とトレースデータ>
図3は本発明における詳細なトレースデータの一例を製品の流通過程とともに示すものである。
3軒の農家イ、ロ、ハがそれぞれ製品a、b、cを製造し、工場ニに出荷する。工場ニは製品a、b、cを原料として製品kを製造する。店舗ホは製品kを製品sとして消費者に販売する。
この時、農家イ、ロ、ハ、工場ニ、店舗ホは、本発明のシステムに業者(以下、ノードと呼ぶ。)として登録しておく必要があり、その登録内容はノード基本データとしてシステムの管理するデータベース(後述する)に保存され、同時にシステム内に固有の管理番号(ノードID)が付与される。図3ではイ、ロ、ハ、ニ、ホにはそれぞれ101、102、103、201、301のノードIDが付与されている。
イ、ロ、ハ、ニ、ホが出荷する製品a、b、c、k、sは出荷元でそれぞれ番号管理されている場合が普通であり、その番号(製品ID)をa04、b01、c02、k02、s03とする。製品IDはシステムに固有である必要はなく、それぞれの出荷元において製品を特定できれば良い。もちろんシステムで固有な番号を生成し、持たせても良い。農家等の生産者においては、生産品に対し番号管理をしていないことが、しばしばみられるが、本システムを用いるためには、何らかの番号を付与する必要がある。
本発明では、流通履歴を検索するために、トレースデータを利用する。トレースデータは、生産を含む流通段階の製品にそれぞれ付与されるもので、その製品が誰から誰へ渡されてきたかを記したものである。
トレースデータは、当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、当該製品の出荷元のノードを一意に特定する出荷元(ノード)IDと、当該製品の出荷元のノードにおける製品IDである出荷元(ノード)製品IDと、当該製品の出荷先のノードを一意に特定する出荷先(ノード)IDと、当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを少なくとも含み、図3の例では、さらに、製品名及び出荷日を含んでいる。
<消費者側からの検索>
図4は消費者側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示すものであり、また、図5は消費者が流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作の一例、ここでは図3の例において製品sの流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作を示すものである。
なお、ここでは前述したトレースデータ及び後述する製品データが所定のデータベースに登録され、該所定のデータベースにアクセス可能なコンピュータを用いて検索を実行するものとして説明する。
まず、コンピュータは消費者からの製品sについての検索要求を受け付ける(step1)と、当該検索要求とともに製品sの出荷元ID及び出荷元製品IDが入力されたかどうかを判定し(step2)、入力されていればこれらをそのまま検索キーとして、また、入力されてない場合は後述する如くして特定した(step3)後、これらを検索キーとしてデータベースから前記製品sのトレースデータを検索する(step4)(図5の(1) )。
製品sのトレースデータをみると、出荷元の項から製品sがノードID=301の店舗ホからきたことが分かり、さらに原料トレースID(=006)を知ることができる。
コンピュータは、該当するトレースデータが有れば(step5)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step6)(但し、図5では図示せず。)。
次に、コンピュータは前記製品sのトレースデータから原料トレースIDを抽出する(step7)。この際、原料トレースIDが有れば(step8)、コンピュータはこれをトレースIDとして含むトレースデータをデータベースから検索、ここでは製品kのトレースデータを検索する(step9)(図5の(2) )。
製品kのトレースデータをみると、出荷元の項から製品kがノードID=201の工場ニからきたことが分かり、さらに原料トレースIDを知ることができる。
製品kのトレースデータには3つの原料トレースID(=001、002、003)が示されており、工場ニからは流通経路が3つに枝分かれしていることが分かる。この3つの原料のトレースIDを検索し、トレースデータの項目をみることによって、それぞれがどこのノードから来たものかが分かる。
前記同様に、コンピュータは製品kのトレースデータ中の出荷元ID(=201)及び出荷元製品ID(=k02)をキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step6)(図5の(3) )。
さらに、コンピュータは、前記同様に製品kのトレースデータから原料トレースIDを抽出する(step7)が、ここでは3つの原料トレースIDがあり、前述した原料トレースIDをトレースIDとして含むトレースデータの検索(step9)(図5の(4) )、並びにトレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとした製品データの検索(step6)(図5の(5) )を、各原料トレースIDについて繰り返す。
例えば、原料トレースID=003をトレースIDとして含むトレースデータを検索し、トレースデータの出荷元IDをみれば、農家ハからきた製品cであることが分かる。これを原料トレースID=001、002について同様に行えば、農家イ、ロに辿りつくことができる。
コンピュータは、一次生産業者、ここでは農家の製品のトレースデータに至って原料トレースIDがなくなるまで前述した検索を繰り返し(図5の(6) )、検索したトレースデータを流通履歴とし、製品データを生産履歴として表示装置あるいはプリンタ(図示せず)に出力する(step10)。
以上から、製品sは農家イの製品a、農家ロの製品b、農家ハの製品cを元に工場ニで製品kとなり、それが店舗ホで販売されたものであることが分かる。
<生産者側からの検索>
図6は生産者側から消費者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示すものであり、また、図7は生産者が流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作の一例、ここでは図3の例において製品cの流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作を示すものである。
なお、ここでは前述したトレースデータ及び後述する製品データが所定のデータベースに登録され、該所定のデータベースにアクセス可能なコンピュータを用いて検索を実行するものとして説明する。
まず、コンピュータは生産者、ここでは農家ハからの製品cについての検索要求を受け付ける(step11)と、当該検索要求とともに製品cの出荷元ID及び出荷元製品IDが入力されたかどうかを判定し(step12)、入力されていればこれらをそのまま検索キーとして、また、入力されてない場合は後述する如くして特定した(step13)後、これらを検索キーとしてデータベースから前記製品cのトレースデータを検索する(step14)(図7の(1) )。
製品cのトレースデータをみると、出荷先の項から製品cがノードID=201の工場ニへ出荷されることが分かる。
コンピュータは、該当するトレースデータが有れば(step15)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)(但し、図7では図示せず。)。
次に、コンピュータは前記製品cのトレースデータからトレースID(=003)及び出荷先ID(=201)を抽出する(step17)。この際、出荷先IDが有れば(step18)、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含む製品cの出荷後の製品のトレースデータをデータベースから検索、ここでは製品kのトレースデータを検索する(step19)(図7の(2) )。
製品kのトレースデータをみると、出荷先の項から製品kがノードID=301の店舗ホへ出荷されることが分かる。
前記同様に、コンピュータは製品kのトレースデータ中の出荷元ID(=201)及び出荷元製品ID(=k02)をキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)(図7の(3) )。
さらに、コンピュータは、前記同様に製品kのトレースデータからトレースID(=006)及び出荷先ID(=301)を抽出し(step17)、前述したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含むトレースデータ、ここでは製品sのトレースデータの検索(step19)(図7の(4) )、並びにトレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとした製品データの検索(step16)(図7の(5) )を繰り返す。
コンピュータは、最終流通段階、ここでは店舗の製品のトレースデータに至って出荷先IDがなくなるまで前述した検索を繰り返し(図7の(6) )、検索したトレースデータを流通履歴とし、製品データを生産履歴として表示装置あるいはプリンタ(図示せず)に出力する(step20)。
以上から、農家ハの製品cは工場ニに出荷されて製品kとなり、それが店舗ホで製品sとして消費者に販売されることが分かる。
ところで、この例では、工場ニから1つだけ製品kが作られているが、この時、複数の製品が作られていれば、その製品それぞれのトレースデータに原料トレースID=003及び出荷元ID=201が含まれているので、複数のトレースデータが検索され、工場ニから先の流通経路が複数に枝別れしていることが分かり、またそれらのトレースデータから、それぞれ出荷先を辿ってゆけば消費者まで辿り着くことができる。
以上の通り検索を行うことで、生産者から消費者に渡るまでの流通履歴及び生産履歴を、消費者側からも生産者側からも辿ることができる。
なお、前述した検索の要求は消費者又は生産者に限らず、途中の流通業者が行うこともできる。
また、本実施の形態では、流通履歴及び生産履歴の検索を連続的に行う場合について説明したが、それぞれ別々、つまり流通履歴のみを検索し、出力した後、ユーザからの要求に従って当該流通履歴を用いた生産履歴の検索を行うようにしても良い。
<トレースデータの終端処理>
また、前述したトレースデータには、製品sのように消費者の手に渡る最終流通段階の製品であれば出荷先は存在しないので、出荷先IDにそれを示す何らかの情報(図3、5、7の例ではSold)を入れ、製品cのように生産者で作られた製品はその原料が存在しないので、原料トレースIDにそれを示す何らかの情報(図3、5、7の例ではNon)を入れておくものとする。これはこの項がブランクであると、データの欠落によるエラーであるかどうか判別することができなくなるためである。
<トレースデータに付加する項目>
ここで、トレースを行う為に、トレースデータは、トレースID、出荷元(ノード)ID、出荷先(ノード)ID、出荷元製品ID、原料トレースIDを少なくとも含めば良いが、さらに情報を付加することで、トレースの使用勝手を高めることができる。例えば、本実施の形態にある通り出荷日を入れておけば、出荷日でトレースデータを検索することも可能であるし、またトレースIDも一定期間内でのユニークにすることができるし、製品名やノード名等を付加すれば、どのノードの何の商品をトレースしているのかを確認しながらトレースすることができる。
しかしこの時、注意すべきことは、何でもかんでも、トレースデータに付加してしまうと、トレースの検索に負荷がかかるため、流通履歴に関わる情報に限定して、できるだけ最小限にすることが望ましい。
<実施の形態2:システム全体の構成及び取り扱うデータの説明>
<全体の構成>
図8は本発明の検索システム(トレーサビリティシステム)の全体構成の一例を示すものである。
本システムは、トレーサビリティに必要なデータを格納するデータベースサーバ1と、流通履歴検索プログラム及び生産履歴検索プログラムを有するアプリケーションサーバ2と、各ノード(農家や工場等)から送られてくるデータを一時的に格納するファイルサーバ3と、システムを利用するユーザを認証するユーザ認証サーバ4と、システムをインターネットから使用するためのWebサーバ5とから構成されている。
また、各ノードからデータを送る時に電話回線とインターネット双方から可能なように、ダイヤルアップルータ6、ファイアウォール7等も加えられている。
なお、各サーバ1〜5は、本システムを機能的な側面から分割して示したものであり、これらを5台のマシン(コンピュータ)上にそれぞれ別々に実装するか、5台より多い、又は少ないマシン上に任意の組み合わせで実装するかは任意である。
<データの構成>
データベースサーバ(データベース)1に蓄積されるデータには、トレースデータ、製品データ、ノード基本データ、ノードデータ及びユーザデータがある。
トレースデータは、実施の形態1で説明した、製品が誰から誰へと渡って来たかを検索するのに必要なデータである。
製品データは、生産を含む流通段階の製品に関する製品データであって、当該製品の出荷元の業者を特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の製品名、製品番号、製造年月日、容器の形状等のその製品がどのようなものであるかいう情報と、当該製品が当該段階において受けた処理や管理の内容を表す情報(加工処理温度、その時間等)とを少なくとも含んでいる。
ノード基本データは、製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元ID(例えば、システムに最初に登録した時に割振られた管理番号(ノードID)等)と、当該業者の名称(団体名、組織名等)、所在地、連絡先等の属性情報とを少なくとも含んでいる。また、消費者がノードを特定し易いように、正式な名称だけでなく、通称や俗称等を含んでいても良い。
ノードデータは、製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、前記製品データ及びノード基本データに含まれない情報、例えば野菜を生産している農家においては生産している野菜のリスト、取引相手のリスト、自分自身の顔写真、野菜作りのポリシー、畑の広さや場所、天候の情報、その野菜の料理方法等、特に限定はせず、ノードの責任者が公開すると判断した情報とを少なくとも含んでいる。
ユーザデータは、検索を要求するユーザ(消費者及び業者を含む)に関するデータであって、当該ユーザを特定するユーザID(システムでユーザを一意に特定可能なIDであり、業者についてはノードID(出荷元ID)をそのまま用いることも可能)と、当該ユーザの名称、所在地、連絡先等の属性情報と、当該ユーザのアクセスレベル(公開できる情報を制限する情報)とを少なくとも含んでいる。
<データ検索>
消費者等のあるユーザがシステムを利用し、製品の流通履歴及び生産履歴を検索する時のシステムの動作を説明する。
ユーザはインターネットを介して同システムのWebサーバ5にアクセスし、製品の検索を要求する。この時、ユーザ認証サーバ4により、データベースサーバ1内のユーザデータを用いてユーザ認証を行い、アクセスレベルを確認しても良い。次に、アプリケーションサーバ2の流通履歴検索プログラムにより、データベースサーバ1内のトレースデータを実施の形態1の方法に基づき検索し、前記製品の生産を含む流通段階でのトレースデータを流通履歴としてユーザに提示する。
流通履歴が明らかになった後、ユーザは前記製品の生産を含む流通段階での生産履歴を検索する。即ちアプリケーションサーバ2の生産履歴プログラムにより、データベースサーバ1内の製品データを実施の形態1の方法に基づき検索し、前記製品の生産を含む流通段階での製品データを生産履歴としてユーザに提示する。
なお、この際、アプリケーションサーバ2の生産履歴プログラムにより、流通履歴検索で求められたトレースデータ中の出荷元IDをキーとして、データベースサーバ1内のノード基本データもしくはこれに加えてノードデータを検索し、これらを製品データに加えて前記製品に関する生産履歴として提示しても良い。
<アプリケーションサーバの詳細>
図9は流通履歴検索プログラム及び生産履歴検索プログラムによってアプリケーションサーバ2上に構築される本発明の検索システムの詳細を示すもので、検索要求受付手段21と、ID特定手段22と、トレースデータ検索手段23と、第2のトレースデータ検索手段24と、製品データ検索手段25と、結果出力手段26とから構成されている。
検索要求受付手段21は、任意の流通段階における所望の製品に関する流通履歴の検索要求を当該所望の製品を特定する情報及び検索方向とともに受け付ける。この際、前述したユーザIDを受け付け、ユーザ認証サーバ4を用いてユーザ認証を行い、アクセスレベルを確認し、これを結果出力手段26に入力するようになしても良い。
ID特定手段22は、前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する。即ち、前記所望の製品を特定する情報が出荷元ID及び出荷元製品IDであれば、当該情報をそのままトレースデータ検索手段23に送って検索することが可能であるが、そうでない場合、即ち、所望の製品を特定する情報が当該製品の出荷元の業者に関する情報及び製品に関する情報である場合、製品の出荷元の業者に関する情報をキーとしてデータベースサーバ1のノード基本データを検索して当該製品の出荷元IDを特定し、製品に関する情報をキーとしてデータベースサーバ1の製品データを検索して当該製品の出荷元製品IDを特定する。
トレースデータ検索手段23は、ID特定手段22から送られた出荷元ID及び出荷元製品IDを検索キーとしてデータベースサーバ1のトレースデータを検索し、検索結果(トレースデータ)を第2のトレースデータ検索手段24、製品データ検索手段25及び結果出力手段26へ出力する。
第2のトレースデータ検索手段24は、検索方向が消費者側から生産者側へ向かう方向であれば、トレースデータ検索手段23からのトレースデータから原料トレースIDを抽出し、該抽出した原料トレースIDをトレースIDとして含むトレースデータを前記データベースサーバ1のトレースデータから検索し、これをトレースデータから原料トレースIDが抽出されなくなるまで繰り返し行い、検索結果(トレースデータ)を製品データ検索手段25及び結果出力手段26へ出力する。また、第2のトレースデータ検索手段24は、検索方向が生産者側から消費者側へ向かう方向であれば、トレースデータ検索手段23からのトレースデータからトレースID及び出荷先IDを抽出し、該抽出した該抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含むトレースデータを前記データベースサーバ1のトレースデータから検索し、これをトレースデータからトレースID及び出荷先IDが抽出されなくなるまで繰り返し行い、検索結果(トレースデータ)を製品データ検索手段25及び結果出力手段26へ出力する。
製品データ検索手段25は、第2のトレースデータ検索手段24からの各トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースサーバ1の製品データを検索し、検索結果(製品データ)を結果出力手段26へ出力する。また、この際、各トレースデータ中の出荷元IDをキーとして前記データベースサーバ1内のノード基本データもしくはこれに加えてノードデータを検索し、これらを製品データに加えて検索結果としても良い。
結果出力手段26は、前記検索した全てのトレースデータ及び製品データを前記製品に関する流通履歴及び生産履歴として出力、即ちユーザに提示する。この際、前述したユーザのアクセスレベルに応じた情報のみを提示するようになしても良い。
<データのアップロード>
各ノードが当該ノードにおいて管理している当該ノードに関するデータ及び当該ノードが扱っている製品に関するデータを本システムにアップロードする時は、システム内のファイルサーバ3内にある所定のフォルダへデータをアップする。この時、アップするデータの形式、データの数には規定を設けないが、データのどの項目が、トレースデータ、製品データ、ノードデータのどの項目に対応するか、予め定めておく必要がある。
データ変換プラグイン(プログラム)は、この予め定めた対応関係とデータ形式に基づき、ファイルサーバ3にアップされたデータからトレースデータ、製品データ、ノードデータを生成または更新する。またこの時、必要であればデータベースに保存する時にトレースデータIDを付与する。
<ファイルサーバの詳細>
図10はデータ変換プラグインによってファイルサーバ3上に構築される本発明の検索システムの詳細を示すもので、情報抽出手段31と、データ生成/更新手段32とから構成されている。
情報抽出手段31は、トレースデータを生成又は更新する場合、各ノードからアップロードされた当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品毎の出荷先の業者を表す出荷先情報と、製品毎の原料となる製品の出荷元の業者及び当該出荷元の業者における当該製品の識別情報を表す原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を抽出する。
また、情報抽出手段31は、製品データを生成又は更新する場合、各ノードからアップロードされた当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品に対して当該業者が行った処理や管理の内容を表す情報とを抽出する。
また、情報抽出手段31は、ノードデータを生成又は更新する場合、各ノードからアップロードされた当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、製品データ及びノード基本データに含まれない情報とを抽出する。
データ生成/更新手段32は、トレースデータを生成又は更新する場合、前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、前記出荷先情報を出荷先IDに置き換え、前記原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDに置き換え、トレースIDを付与してトレースデータを生成し、これをデータベースサーバ1に送って登録もしくは更新する。
また、データ生成/更新手段32は、製品データを生成又は更新する場合、前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、製品に対して当該業者が行った処理や管理の内容を表す情報をそのままとして製品データを生成し、これをデータベースサーバ1に送って登録もしくは更新する。
また、データ生成/更新手段32は、ノードデータを生成又は更新する場合、前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、製品データ及びノード基本データに含まれない情報をそのままとしてノードデータを生成し、これをデータベースサーバ1に送って登録もしくは更新する。
<実施の形態3:トレースデータ及びシステムの拡張>
図11は本発明における詳細なトレースデータの他の例、ここではトレースIDを含まないトレースデータを製品の流通過程とともに示すものである。
本実施の形態において、トレースデータは、製品の出荷元のノードを一意に特定する出荷元(ノード)IDと、当該製品の出荷元のノードにおける製品IDである出荷元(ノード)製品IDと、当該製品の出荷先のノードを一意に特定する出荷先(ノード)IDと、当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとを少なくとも含み、図11の例では、さらに、製品名、出荷日及び当該製品の原料となる製品についての製品名である原料製品名を含んでいる。
前述したトレースデータを用いた時の消費者側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を図12に、また、生産者側から消費者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を図13にそれぞれ示す。
また、前述したトレースデータを用いた時のアプリケーションサーバ2上に構築される本発明の検索システムの詳細も、第2のトレースデータ検索手段におけるトレースデータからの抽出対象が原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDもしくは出荷元製品ID及び出荷先IDとなり、検索対象が該抽出した原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDをそれぞれ出荷元ID及び出荷元製品IDとして含むトレースデータもしくは該抽出した出荷元製品ID及び出荷先IDをそれぞれ原料出荷元製品ID及び原料出荷元IDとして含むトレースデータとなる点を除いて図9の例と同一である。また、前述したトレースデータを用いた時のファイルサーバ3上に構築される本発明の検索システムの詳細も、データ生成/更新手段32における原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報の置き換えを、当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとする点を除いて図10の例と同一である。
このようにすると、トレースデータはシステムに固有な管理番号で管理される必要はなく、異なるシステム間でもトレースデータを共有することが可能となる。さらには、トレースデータにノードのリンク先を明確にすれば、データベースを分散して配置することができるようになる。
この時のシステムの構成を図14に示す。ノードCのようにノード自身がトレーサビリティデータベースを保有しても良いし、ノードD、E、Fのように、データベースをデータセンタにアウトソーシングすることも可能となる。
この時、トレースデータは、インターネット上のある場所に集めておき、トレーサビリティシステムAにおいてもトレーサビリティシステムBにおいても、このトレースデータを利用し、流通履歴や生産履歴を検索することができる。また、逆にトレースデータは各ノードで保有していても良い。
<実施の形態4:ノード基本データ、製品データから製品を特定する方法>
消費者等がトレースデータを検索する場合、手元に商品が残っているとは限らず、商品に記載された製品番号から流通履歴、生産履歴を行えない場合がある。
この場合、ノード基本データにノードを特定する住所、電話番号、略称地域等を記載し、また製品データには、出荷日、製品名、製品番号、容器の形状等製品を特定するための特徴を記載しておくことにより、製品番号がわからなくても、出荷日、製品名、メーカー名、容器の形等を、検索キーとしてトレースデータをある程度絞り込むことができ、製品番号がわからなくても流通履歴、生産履歴を行うことを支援することができる。
この機能を利用すれば、実施の形態1又は3の場合のトレースデータに原料トレースID又は原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDが数多く記載されており、全てを辿ることが得策でない場合に、ある程度、対象のノードを絞り込むことができる。
<実施の形態5:ユーザのアクセスレベルを管理する方法>
情報を公開する場合において、全ての情報を全ての人に公開できない場合がある。
この場合、システムにおいて、情報を検索するユーザに対しレベル分けし(例えば1から10)、また一方で、ノードデータ及び製品データの各項目に公開できるレベル(例えば1から10)を記載する。
ユーザがシステムを利用し情報を検索する場合に、ユーザのレベルと公開情報のレベルとを突き合わせることで、公開する情報の範囲を限定することができる。
<実施の形態6:トレースデータ及びシステムのさらなる拡張>
これまで、農家、工場、店舗などの業者をノードととらえ、そのノード間を製品が流通する場合に製品をトレースする方法を述べた。
ところで、例えば工場において、製品は、処理ラインや装置、倉庫などを経て製造・出荷される。また、細かい加工や輸送などに別の下請け業者などを利用する場合がある。製品の流通履歴を検索する目的は、生産・加工の処理の履歴を得るためであるから、これらの業者内の処理ラインや装置、倉庫など(以下、「ラインなど」と略す。)あるいは下請け業者などを含めて、製品がどのように流通してきたかを検索できることが望ましい。
業者と当該業者内のラインなどや下請け業者などとは階層構造を有するため、業者を上位のノードととらえ、業者内のラインなどや下請け業者などを下位のノードととらえることができる。そして、この階層構造は枝分かれや直線で表現することはできないので、これまで説明したトレースデータに対し、階層のノードとの関係を示す項を付加する必要がある。
図15は本発明における詳細なトレースデータのさらに他の例、ここでは前述した階層構造を有するノードに対応したトレースデータを製品の流通過程とともに示すものである。
ここでは、工場ニがその内部にラインA、B、Cを有し、原料となる農家ハの製品cがラインAで中間製品Mに加工され、さらにラインBで中間製品Nに加工され、最後にラインCで製品kに加工され、店舗ホに出荷される例を表している。
この時、農家ハ、工場ニ、店舗ホ、ラインA、B、Cには、本発明のシステムにより、ノードIDとして103、201、301、211、221、231が付与され、製品c、製品k、中間製品M、中間製品NにはトレースIDとして003、006、101、102が付与されているものとする。
<トレースデータの項目>
トレースデータは、項目として「トレースID」、「出荷先ID」、「出荷元ID」、「出荷元製品ID」、「原料トレースID」、「上位出荷元ID」、「上位原料トレースID」、「下位出荷元ID」及び「下位原料トレースID」を含む。また、この例では、さらに製品名を含んでいる。
前記「出荷先ID」、「出荷元ID」、「出荷元製品ID」及び「原料トレースID」は同一階層のノード間において、実施の形態1の場合と同様に定められる。
「上位出荷元ID」は、製品出荷元のノードが上位のノードを持つ場合、当該製品の上位の製品の出荷元のノードを一意に特定するIDである。例えば、中間製品Nのトレースデータにおいては、工場ニ(ノードID=201)が上位のノードであるから、「上位出荷元ID」には「201」が記載される。上位のノードが存在しない場合は、Nonなどの値を入れておくのが望ましい。これは空白のままであると、エラーのため空白なのか、上位ノードが存在しないために空白なのか判断できなくなるからである。
「上位原料トレースID」は、製品出荷元のノードが上位のノードを持つ場合、当該製品の上位の製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである。例えば、中間製品Nのトレースデータにおいては、工場ニ(ノードID=201)に入荷する原料は製品cであるから、「上位原料トレースID」にはそのトレースIDである「003」が記載される。上位のノードが存在しない場合は、Nonなどの値を入れておくのが望ましい(理由は前記同様)。
「下位出荷元ID」は、製品出荷元のノードが下位のノードを持つ場合、当該製品の下位の製品の出荷元の下位のノードのうち最後(最終段階)のノードを一意に特定するIDである。例えば、製品kのトレースデータにおいては、工場ニのサブノードのラインC(ノードID=231)で最終処理を受けているので、「下位出荷元ID」にはそのノードIDである「231」が記載される。下位のノードが存在しない場合は、Nonなどの値を入れておくのが望ましい(理由は前記同様)。
「下位原料トレースID」は、製品出荷元のノードが下位のノードを持つ場合、当該製品の下位の製品の出荷元の下位のノードのうち最後(最終段階)のノードが原料とした製品のトレースデータのトレースID、言い換えれば当該製品の下位の製品のうち最後の製品についてのトレースデータのトレースIDである。例えば、製品kのトレースデータにおいては、製品kは工場ニのサブノードのラインC(ノードID=231)の出荷品であり、その原料は中間製品N(トレースID=102)であるから、「下位原料トレースID」には中間製品NのトレースIDである「102」が記載される。下位のノードが存在しない場合は、Nonなどの値を入れておくのが望ましい(理由は前記同様)。
なお、請求項では、前述した業者内のラインなどや下請け業者などの下位のノードも含め、ノードは全て「業者」という表現で表すものとする。
<消費者側からの検索>
図16は消費者(店舗)側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示すものであり、図15の例において店舗ホに納品された製品kの流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作について説明する。
なお、ここでは前述したトレースデータ及び製品データが所定のデータベースに登録され、該所定のデータベースにアクセス可能なコンピュータを用いて検索を実行するものとして説明する。
まず、コンピュータは製品kについての検索要求を受け付ける(step1)と、当該検索要求とともに製品kの出荷元ID及び出荷元製品IDが入力されたかどうかを判定し(step2)、入力されていればこれらをそのまま検索キーとして、また、入力されてない場合は前述した如くして特定した(step3)後、これらを検索キーとしてデータベースから前記製品kのトレースデータを検索する(step4)。
製品kのトレースデータをみると、出荷元IDの項(=201)から製品kがノードID=201の工場ニの製品であることが分かり、さらに下位出荷元IDの項(=231)から工場ニはノードID=231の下位ノード、即ちラインCを有し、製品kはそのラインCで処理されたことが分かる。
コンピュータは、該当するトレースデータが有れば(step5)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step6)。
次に、コンピュータは前記製品kのトレースデータから下位原料トレースIDを抽出する(step7’)。この際、下位原料トレースIDが有れば(step8’)、コンピュータはこれをトレースIDとして含むトレースデータをデータベースから検索、ここでは中間製品Nのトレースデータを検索する(step9’)。
中間製品Nのトレースデータをみると、出荷元の項から中間製品NがノードID=221のラインBからきたことが分かる。
コンピュータは、前記同様に、該当するトレースデータが有れば(step5)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step6)。
次に、コンピュータは前記中間製品Nのトレースデータから下位原料トレースIDを抽出する(step7’)が、この場合は下位原料トレースIDがない(step8’)ので、引き続き中間製品Nのトレースデータから原料トレースIDを抽出する(step7)。この際、原料トレースIDが有れば(step8)、コンピュータはこれをトレースIDとして含むトレースデータをデータベースから検索、ここでは中間製品Mのトレースデータを検索する(step9)。
中間製品Mのトレースデータをみると、出荷元の項から中間製品MがノードID=211のラインAからきたことが分かる。
コンピュータは、前記同様に、該当するトレースデータが有れば(step5)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step6)。
次に、コンピュータは前記中間製品Mのトレースデータから下位原料トレースIDを抽出する(step7’)が、この場合も下位原料トレースIDがない(step8’)ので、引き続き中間製品Mのトレースデータから原料トレースIDを抽出する(step7)。この際、原料トレースIDが有れば(step8)、コンピュータはこれをトレースIDとして含むトレースデータをデータベースから検索、ここでは製品cのトレースデータを検索する(step9)。
コンピュータは、一次生産業者、ここでは農家の製品のトレースデータに至って原料トレースIDがなくなるまで前述した検索を繰り返し、検索したトレースデータを流通履歴とし、製品データを生産履歴として表示装置あるいはプリンタ(図示せず)に出力する(step10)。
このようにして、製品kは農家ハの製品cを元に工場ニのラインAで中間製品M、ラインBで中間製品N、ラインCで製品kとなり、それが店舗ホで販売されたものであることが分かる。
<生産者側からの検索>
図17は生産者側から消費者(店舗)側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示すものであり、図15の例において農家ハが出荷した製品cの流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作について説明する。
なお、ここでは前述したトレースデータ及び製品データが所定のデータベースに登録され、該所定のデータベースにアクセス可能なコンピュータを用いて検索を実行するものとして説明する。
まず、コンピュータは製品cについての検索要求を受け付ける(step11)と、当該検索要求とともに製品cの出荷元ID及び出荷元製品IDが入力されたかどうかを判定し(step12)、入力されていればこれらをそのまま検索キーとして、また、入力されてない場合は前述した如くして特定した(step13)後、これらを検索キーとしてデータベースから前記製品cのトレースデータを検索する(step14)。
製品cのトレースデータをみると、出荷先の項から製品cがノードID=201の工場ニへ出荷されることが分かる。
コンピュータは、該当するトレースデータが有れば(step15)、トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)。
次に、コンピュータは前記製品cのトレースデータからトレースID(=003)及び出荷先ID(=201)を抽出する(step17)。この際、出荷先IDが有れば(step18)、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ上位原料トレースID及び上位出荷元IDとして含む製品cの出荷後の製品のトレースデータをデータベースから検索、ここでは中間製品Mのトレースデータを検索する(step19’)。
中間製品Mのトレースデータをみると、出荷元の項から中間製品MがノードID=211のラインAで処理され、出荷先の項からノードID=221のラインBへ渡されることが分かる。
前記同様に、コンピュータは該当するトレースデータ、ここでは中間製品Mのトレースデータが有れば(step15’)、中間製品Mのトレースデータ中の出荷元ID(=211)及び出荷元製品ID(=M02)をキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)。
次に、コンピュータは、前記同様に、中間製品MのトレースデータからトレースID(=101)及び出荷先ID(=221)を抽出する(step17)。この際、出荷先IDが有れば(step18)、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ上位原料トレースID及び上位出荷元IDとして含む中間製品Mの次の製品のトレースデータをデータベースから検索する(step19’)が、この場合は該当するトレースデータがない(step15’)ので、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含む中間製品Mの次の製品のトレースデータをデータベースから検索、ここでは中間製品Nのトレースデータを検索する(step19)。
中間製品Nのトレースデータをみると、出荷元の項から中間製品NがノードID=211のラインBで処理され、出荷先の項からノードID=231のラインCへ渡されることが分かる。
前記同様に、コンピュータは該当するトレースデータ、ここでは中間製品Nのトレースデータが有れば(step15’)、中間製品Nのトレースデータ中の出荷元ID(=221)及び出荷元製品ID(=N02)をキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)。
次に、コンピュータは、前記同様に、中間製品NのトレースデータからトレースID(=102)及び出荷先ID(=231)を抽出する(step17)。この際、出荷先IDが有れば(step18)、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ上位原料トレースID及び上位出荷元IDとして含む中間製品Nの次の製品のトレースデータをデータベースから検索する(step19’)が、この場合は該当するトレースデータがなく(step15’)、また、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含む中間製品Nの次の製品のトレースデータをデータベースから検索する(step19)が、この場合も該当するトレースデータがない(step15’’)ので、コンピュータは抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ下位原料トレースID及び下位出荷元IDとして含む中間製品Nの次の製品のトレースデータをデータベースから検索、ここでは製品kのトレースデータを検索する(step19’’)。
製品kのトレースデータをみると、出荷先の項から製品kがノードID=301の店舗ホへ出荷されることが分かる。
前記同様に、コンピュータは製品kのトレースデータ中の出荷元ID(=201)及び出荷元製品ID(=k02)をキーとしてデータベースを検索し、製品データを検索する(step16)。
コンピュータは、最終流通段階、ここでは店舗の製品のトレースデータに至って出荷先IDがなくなるまで前述した検索を繰り返し、検索したトレースデータを流通履歴とし、製品データを生産履歴として表示装置あるいはプリンタ(図示せず)に出力する(step20)。
このようにして、農家ハの製品cは工場ニに出荷され、ラインAで中間製品M、ラインBで中間製品N、ラインCで製品kとなり、それが店舗ホで消費者に販売されることが分かる。
なお、本実施の形態のトレースデータを用いた時のアプリケーションサーバ2上に構築される本発明の検索システムは、図9で説明した検索システムの第2のトレースデータ検索手段において、前述した図16中のstep7’〜step9、もしくは図17中のstep17〜step19’’に相当する処理を実行させるようにすれば良い。
また、以上の実施の形態では、2階層のノードの場合について説明したが、「上位出荷元ID」、「上位原料トレースID」、「下位出荷元ID」及び「下位原料トレースID」が全てのトレースデータに記載されていれば、3階層以上のノードについても同様に適用可能である。
また、トレースデータにおける「上位出荷元ID」、「上位原料トレースID」、「下位出荷元ID」及び「下位原料トレースID」の項目を、ユーザの属性によって表示したり、させなかったりすれば、ユーザ毎にノード内部のノードの情報の公開をコントロールすることができる。
<実施の形態7:トレースデータ及びシステムのさらなる拡張>
前述した実施の形態3で説明した「原料トレースID」の「原料出荷元ID」及び「原料出荷元製品ID」への置き換えを、実施の形態6における「上位原料トレースID」並びに「下位原料トレースID」に対して同様に行えば、トレースデータ中からトレースIDを省略することが可能となり、異なるシステム間でのトレースデータの共有が可能となる。
図18は実施の形態6におけるトレースデータからトレースIDを省略する際のデータの置き換えのようすを示すもので、「原料トレースID」を「原料出荷元ID」及び「原料出荷元製品ID」に置き換えるとともに、「上位原料トレースID」を「上位原料出荷元ID」及び「上位原料出荷元製品ID」に置き換え、また、「下位原料トレースID」を「下位原料出荷元ID」及び「下位原料出荷元製品ID」に置き換える。
ここで、「上位原料出荷元ID」は、製品の上位の製品の原料となる製品についての出荷元IDであり、「上位原料出荷元製品ID」は、製品の上位の製品の原料となる製品についての出荷元製品IDである。また、「下位原料出荷元ID」は、製品の下位の製品のうち最後の製品についての出荷元IDであり、「下位原料出荷元製品ID」は、製品の下位の製品のうち最後の製品についての出荷元製品IDである。
なお、この場合の検索方法、検索システムについても、実施の形態3で述べた実施の形態1に対する項目の置き換えを、実施の形態6に対して行うのみで良い。
従来のトレーサビリティシステムの説明図 本発明における流通履歴の検索方法の概要を示す説明図 本発明における詳細なトレースデータの一例を製品の流通過程とともに示す説明図 消費者側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示す流れ図 消費者が流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作の一例を示す説明図 生産者側から消費者側へ向かって検索する場合の流通履歴の検索方法の手順を示す流れ図 生産者が流通履歴及び生産履歴を検索した際の動作の一例を示す説明図 本発明の検索システム全体の一例を示す構成図 アプリケーションサーバの詳細な機能ブロック図 ファイルサーバの詳細な機能ブロック図 本発明における詳細なトレースデータの他の例を製品の流通過程とともに示す説明図 図11のトレースデータに対応した消費者側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示す流れ図 図11のトレースデータに対応した生産者側から消費者側へ向かって検索する場合の流通履歴の検索方法の手順を示す流れ図 本発明の検索システム全体の他の例を示す構成図 本発明における詳細なトレースデータのさらに他の例を製品の流通過程とともに示す説明図 図15のトレースデータに対応した消費者側から生産者側へ向かって検索する場合の流通履歴及び生産履歴の検索方法の手順を示す流れ図 図15のトレースデータに対応した生産者側から消費者側へ向かって検索する場合の流通履歴の検索方法の手順を示す流れ図 図15のトレースデータからトレースIDを省略する際のデータの置き換えのようすを示す説明図
符号の説明
1:データベースサーバ、2:アプリケーションサーバ、3:ファイルサーバ、4:ユーザ認証サーバ、5:Webサーバ、6:ダイヤルアップルータ、7:ファイアウォール、21:検索要求受付手段、22:ID特定手段、23:トレースデータ検索手段、24:第2のトレースデータ検索手段、25:、製品データ検索手段、26:結果出力手段、31:情報抽出手段、32:データ生成/更新手段。

Claims (26)

  1. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索する方法であって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    前記データベースにアクセス可能なコンピュータとを用い、
    コンピュータが任意の流通段階における所望の製品に関する消費者側から生産者側へ向かう流通履歴の検索要求を受け付ける第1の工程と、
    コンピュータが前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する第2の工程と、
    コンピュータが出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索する第3の工程と、
    コンピュータが前記製品のトレースデータから原料トレースIDを抽出し、該抽出した原料トレースIDをトレースIDとして含むトレースデータを前記データベースから検索する第4の工程と、
    コンピュータが前記第4の工程をトレースデータから原料トレースIDが抽出されなくなるまで繰り返す第5の工程と、
    コンピュータが前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する第6の工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  2. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索する方法であって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    前記データベースにアクセス可能なコンピュータとを用い、
    コンピュータが任意の流通段階における所望の製品に関する生産者側から消費者側へ向かう流通履歴の検索要求を受け付ける第1の工程と、
    コンピュータが前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する第2の工程と、
    コンピュータが出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索する第3の工程と、
    コンピュータが前記製品のトレースデータからトレースID及び出荷先IDを抽出し、該抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含むトレースデータを前記データベースから検索する第4の工程と、
    コンピュータが前記第4の工程をトレースデータから出荷先IDが抽出されなくなるまで繰り返す第5の工程と、
    コンピュータが前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する第6の工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  3. 請求項1又は2記載の検索方法において、
    コンピュータが各業者においてそれぞれ管理されている当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品毎の出荷先の業者を表す出荷先情報と、製品毎の原料となる製品の出荷元の業者及び当該出荷元の業者における当該製品の識別情報を表す原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を抽出する工程と、
    コンピュータが前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、前記出荷先情報を出荷先IDに置き換え、前記原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDに置き換え、トレースIDを付与してトレースデータを生成し、これをデータベースに登録もしくは更新する工程とを含む
    ことを特徴とする検索方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載の検索方法において、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、
    トレースデータは、さらに当該製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、当該製品の上位の製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである上位原料トレースIDと、当該製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、当該製品の下位の製品のうち最後の製品についてのトレースデータのトレースIDである下位原料トレースIDとを含む
    ことを特徴とする検索方法。
  5. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索する方法であって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    前記データベースにアクセス可能なコンピュータとを用い、
    コンピュータが任意の流通段階における所望の製品に関する消費者側から生産者側へ向かう流通履歴の検索要求を受け付ける第1の工程と、
    コンピュータが前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する第2の工程と、
    コンピュータが出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索する第3の工程と、
    コンピュータが前記製品のトレースデータから原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDを抽出し、該抽出した原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDをそれぞれ出荷元ID及び出荷元製品IDとして含むトレースデータを前記データベースから検索する第4の工程と、
    コンピュータが前記第4の工程をトレースデータから原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDが抽出されなくなるまで繰り返す第5の工程と、
    コンピュータが前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する第6の工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  6. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索する方法であって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    前記データベースにアクセス可能なコンピュータとを用い、
    コンピュータが任意の流通段階における所望の製品に関する生産者側から消費者側へ向かう流通履歴の検索要求を受け付ける第1の工程と、
    コンピュータが前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する第2の工程と、
    コンピュータが出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索する第3の工程と、
    コンピュータが前記製品のトレースデータから出荷元製品ID及び出荷先IDを抽出し、該抽出した出荷元製品ID及び出荷先IDをそれぞれ原料出荷元製品ID及び原料出荷元IDとして含むトレースデータを前記データベースから検索する第4の工程と、
    コンピュータが前記第4の工程をトレースデータから出荷先IDが抽出されなくなるまで繰り返す第5の工程と、
    コンピュータが前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する第6の工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  7. 請求項5又は6記載の検索方法において、
    コンピュータが各業者においてそれぞれ管理されている当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品毎の出荷先の業者を表す出荷先情報と、製品毎の原料となる製品の出荷元の業者及び当該出荷元の業者における当該製品の識別情報を表す原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を抽出する工程と、
    コンピュータが前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、前記出荷先情報を出荷先IDに置き換え、前記原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDに置き換えてトレースデータを生成し、これをデータベースに登録もしくは更新する工程とを含む
    ことを特徴とする検索方法。
  8. 請求項5乃至7いずれか記載の検索方法において、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、トレースデータは、さらに当該製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、当該製品の上位の製品の原料となる製品についての出荷元IDである上位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである上位原料出荷元製品IDと、当該製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、当該製品の下位の製品のうち最後の製品についての出荷元IDである下位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである下位原料出荷元製品IDとを含む
    ことを特徴とする検索方法。
  9. 請求項1乃至8いずれか記載の検索方法において、
    コンピュータが前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する第2の工程は、
    製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、当該業者の名称、所在地、連絡先等の属性情報とを少なくとも含むノード基本データを業者毎に登録した第2のデータベースと、
    生産を含む流通段階の製品に関する製品データであって、当該製品の出荷元の業者を特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の製品名、製品番号、製造年月日、容器の形状等の情報とを少なくとも含む製品データを製品毎に登録した第3のデータベースとを用い、
    コンピュータが検索要求とともに受け付けた製品の出荷元の業者に関する情報をキーとして前記第2のデータベースを検索して当該製品の出荷元IDを特定する工程と、
    コンピュータが前記製品の出荷元ID及び検索要求とともに受け付けた製品に関する情報をキーとして前記第3のデータベースを検索して当該製品の出荷元製品IDを特定する工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  10. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産段階を含めてどのような処理や管理を受けたかを示す生産履歴を検索する方法であって、
    生産を含む流通段階の製品に関する製品データであって、当該製品の出荷元の業者を特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品が当該段階において受けた処理や管理の内容を表す情報とを少なくとも含む製品データを製品毎に登録したデータベースと、
    前記データベースにアクセス可能なコンピュータとを用い、
    コンピュータが請求項1乃至8いずれか記載の検索方法で検索した所望の製品に関する流通履歴としての各トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、製品データを検索する工程と、
    コンピュータが前記検索した全ての製品データを前記製品に関する生産履歴として出力する工程とからなる
    ことを特徴とする検索方法。
  11. 請求項10記載の検索方法において、
    データベースには、前記に加え、製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、当該業者の名称、所在地、連絡先等の属性とを少なくとも含むノード基本データ、並びに製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、前記製品データ及びノード基本データに含まれない情報とを少なくとも含むノードデータが登録されており、
    コンピュータは、前記トレースデータ中の出荷元IDをキーとして前記データベースを検索し、ノード基本データもしくはこれに加えてノードデータを検索し、これらを前記検索した全ての製品データに加えて前記製品に関する生産履歴として出力する
    ことを特徴とする検索方法。
  12. 請求項1乃至11いずれか記載の検索方法において、
    検索を要求するユーザに関するデータであって、当該ユーザを特定するユーザIDと、当該ユーザの名称、所在地、連絡先等の属性情報と、当該ユーザのアクセスレベルとを少なくとも含むユーザデータを登録したデータベースを用い、
    コンピュータがユーザから検索要求とともにユーザIDを受け付ける工程と、
    コンピュータが前記ユーザIDをキーとして前記データベースを検索し、当該ユーザのアクセスレベルを取得する工程と、
    コンピュータが流通履歴又は生産履歴のうち、前記アクセスレベルに応じた情報のみを出力する工程とを含む
    ことを特徴とする検索方法。
  13. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索するシステムであって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    任意の流通段階における所望の製品に関する流通履歴の検索要求を受け付ける検索要求受付手段と、
    前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定するID特定手段と、
    出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索するトレースデータ検索手段と、
    前記製品のトレースデータから原料トレースIDもしくはトレースID及び出荷先IDを抽出し、該抽出した原料トレースIDをトレースIDとして含むトレースデータもしくは該抽出したトレースID及び出荷先IDをそれぞれ原料トレースID及び出荷元IDとして含むトレースデータを前記データベースから検索し、これをトレースデータから原料トレースIDもしくはトレースID及び出荷先IDが抽出されなくなるまで繰り返し行う第2のトレースデータ検索手段と、
    前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する結果出力手段とを備えた
    ことを特徴とする検索システム。
  14. 請求項13記載の検索システムにおいて、
    各業者においてそれぞれ管理されている当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品毎の出荷先の業者を表す出荷先情報と、製品毎の原料となる製品の出荷元の業者及び当該出荷元の業者における当該製品の識別情報を表す原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、前記出荷先情報を出荷先IDに置き換え、前記原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を当該製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDに置き換え、トレースIDを付与してトレースデータを生成し、これをデータベースに登録もしくは更新するデータ生成/更新手段とを含む
    ことを特徴とする検索システム。
  15. 請求項13又は14記載の検索システムにおいて、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、トレースデータは、さらに当該製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、当該製品の上位の製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである上位原料トレースIDと、当該製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、当該製品の下位の製品のうち最後の製品についてのトレースデータのトレースIDである下位原料トレースIDとを含む
    ことを特徴とする検索システム。
  16. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産者を含めてどのような業者を経由したかを示す流通履歴を検索するシステムであって、
    生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、当該製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとを少なくとも含むトレースデータを製品毎に登録したデータベースと、
    任意の流通段階における所望の製品に関する流通履歴の検索要求を受け付ける検索要求受付手段と、
    前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定するID特定手段と、
    出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、前記製品のトレースデータを検索するトレースデータ検索手段と、
    前記製品のトレースデータから原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDもしくは出荷元製品ID及び出荷先IDを抽出し、該抽出した原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDをそれぞれ出荷元ID及び出荷元製品IDとして含むトレースデータもしくは該抽出した出荷元製品ID及び出荷先IDをそれぞれ原料出荷元製品ID及び原料出荷元IDとして含むトレースデータを前記データベースから検索し、トレースデータから原料出荷元ID及び原料出荷元製品IDもしくは出荷元製品ID及び出荷先IDが抽出されなくなるまで繰り返す第2のトレースデータ検索手段と、
    前記検索した全てのトレースデータを前記製品に関する流通履歴として出力する結果出力手段とを備えた
    ことを特徴とする検索システム。
  17. 請求項16記載の検索システムにおいて、
    各業者においてそれぞれ管理されている当該業者に関するデータ及び当該業者が扱っている製品に関するデータから、当該業者を一意に特定する業者IDと、各製品を特定する製品IDと、製品毎の出荷先の業者を表す出荷先情報と、製品毎の原料となる製品の出荷元の業者及び当該出荷元の業者における当該製品の識別情報を表す原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を抽出する情報抽出手段と、
    コンピュータが前記抽出したデータのうち、前記業者IDを出荷元IDとし、前記製品IDを出荷元製品IDとし、前記出荷先情報を出荷先IDに置き換え、前記原料出荷元情報及び原料出荷元製品情報を当該製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDに置き換えてトレースデータを生成し、これをデータベースに登録もしくは更新するデータ生成/更新手段とを含む
    ことを特徴とする検索システム。
  18. 請求項16又は17記載の検索システムにおいて、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、トレースデータは、さらに当該製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、当該製品の上位の製品の原料となる製品についての出荷元IDである上位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである上位原料出荷元製品IDと、当該製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、当該製品の下位の製品のうち最後の製品についての出荷元IDである下位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである下位原料出荷元製品IDとを含む
    ことを特徴とする検索システム。
  19. 請求項13乃至18いずれか記載の検索システムにおいて、
    前記検索要求から前記製品の前記流通段階における出荷元ID及び出荷元製品IDを特定する手段は、
    製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、当該業者の名称、所在地、連絡先等の属性情報とを少なくとも含むノード基本データを業者毎に登録した第2のデータベースと、
    生産を含む流通段階の製品に関する製品データであって、当該製品の出荷元の業者を特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品の製品名、製品番号、製造年月日、容器の形状等の情報とを少なくとも含む製品データを製品毎に登録した第3のデータベースと、
    検索要求とともに受け付けた製品の出荷元の業者に関する情報をキーとして前記第2のデータベースを検索して当該製品の出荷元IDを特定する手段と、
    前記製品の出荷元ID及び検索要求とともに受け付けた製品に関する情報をキーとして前記第3のデータベースを検索して当該製品の出荷元製品IDを特定する手段とからなる
    ことを特徴とする検索システム。
  20. 生産者と消費者との間で流通する製品が生産段階を含めてどのような処理や管理を受けたかを示す生産履歴を検索するシステムであって、
    生産を含む流通段階の製品に関する製品データであって、当該製品の出荷元の業者を特定する出荷元IDと、当該製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、当該製品が当該段階において受けた処理や管理の内容を表す情報とを少なくとも含む製品データを製品毎に登録したデータベースと、
    請求項13乃至18いずれか記載の検索システムで検索した所望の製品に関する流通履歴としての各トレースデータ中の出荷元ID及び出荷元製品IDをキーとして前記データベースを検索し、製品データを検索する製品データ検索手段と、
    前記検索した全ての製品データを前記製品に関する生産履歴として出力する結果出力手段とを備えた
    ことを特徴とする検索システム。
  21. 請求項20記載の検索システムにおいて、
    データベースには、前記に加え、製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、当該業者の名称、所在地、連絡先等の属性とを少なくとも含むノード基本データ、並びに製品の出荷元の業者に関するデータであって、当該業者を特定する出荷元IDと、前記製品データ及びノード基本データに含まれない情報とを少なくとも含むノードデータが登録されており、
    請求項13乃至18いずれか記載の検索システムで検索した所望の製品に関する流通履歴としての各トレースデータ中の出荷元IDをキーとして前記データベースを検索し、ノード基本データもしくはこれに加えてノードデータを検索し、これらを前記検索した全ての製品データに加えて前記製品に関する生産履歴として出力する
    ことを特徴とする検索システム。
  22. 請求項13乃至21いずれか記載の検索システムにおいて、
    検索を要求するユーザに関するデータであって、当該ユーザを特定するユーザIDと、当該ユーザの名称、所在地、連絡先等の属性情報と、当該ユーザのアクセスレベルとを少なくとも含むユーザデータを登録したデータベースと、
    ユーザから検索要求とともにユーザIDを受け付ける手段と、
    前記ユーザIDをキーとして前記データベースを検索し、当該ユーザのアクセスレベルを取得する手段と、
    流通履歴又は生産履歴のうち、前記アクセスレベルに応じた情報のみを出力する手段とを含む
    ことを特徴とする検索システム。
  23. 生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、
    当該トレースデータを一意に特定するトレースIDと、
    製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、
    製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、
    製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、
    製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである原料トレースIDとを少なくとも含むデータ構造を有する
    ことを特徴とするトレースデータ。
  24. 請求項23記載のトレースデータにおいて、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、さらに
    製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、
    製品の上位の製品の原料となる製品についてのトレースデータのトレースIDである上位原料トレースIDと、
    製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、
    製品の下位の製品のうち最後の製品についてのトレースデータのトレースIDである下位原料トレースIDとを含む
    ことを特徴とするトレースデータ。
  25. 生産を含む流通段階の製品に関するトレースデータであって、
    製品の出荷元の業者を一意に特定する出荷元IDと、
    製品の出荷元の業者における製品IDである出荷元製品IDと、
    製品の出荷先の業者を一意に特定する出荷先IDと、
    製品の原料となる製品についての出荷元IDである原料出荷元ID及び出荷元製品IDである原料出荷元製品IDとを少なくとも含むデータ構造を有する
    ことを特徴とするトレースデータ。
  26. 請求項25記載のトレースデータにおいて、
    製品として一の業者に属する少なくとも1つの下位の業者によって扱われる少なくとも1つの製品を含む場合、さらに
    製品の上位の製品の出荷元の業者を一意に特定する上位出荷元IDと、
    製品の上位の製品の原料となる製品についての出荷元IDである上位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである上位原料出荷元製品IDと、
    製品の下位の製品の出荷元の下位の業者のうち最後の業者を一意に特定する下位出荷元IDと、
    製品の下位の製品のうち最後の製品についての出荷元IDである下位原料出荷元ID及び出荷元製品IDである下位原料出荷元製品IDとを含む
    ことを特徴とするトレースデータ。
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