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JP2005098246A - ガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造 - Google Patents

ガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガスエンジンの副室弁支持部における低圧燃料の静的なシール機能と高温高圧燃焼ガスの動的なシール機能有するシール構造をを提供する。
【解決手段】 シリンダブロックに形成されたシリンダ内に摺動可能に配設されたピストンと該シリンダブロックの上面に配設されたシリンダヘッドとによって形成される主燃焼室と、該シリンダヘッドに設けられ該主燃焼室と連通穴によって連通された副燃焼室と、該副燃焼室を挿通して配設され連通穴を開閉する副室弁と、シリンダヘッドに配設され副室弁の弁ステムを摺動可能に支持する支持スリーブとを具備するガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造であって、支持スリーブの副燃焼室に近い下段に弁ステムを嵌挿して配設された複数の合口リングと、複数の合口リングの上方において支持スリーブと弁ステムとの間に配設され弁ステムに嵌挿された樹脂リングと樹脂リングの外周に嵌挿された弾性リングとからなる組み合わせパッキンとを具備している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、主として天然ガス燃料を圧縮着火させるガスエンジン、更に詳しくは、主燃焼室と副燃焼室および該主燃焼室と副燃焼室とを連通する連通穴を開閉する副室弁を備えたガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造に関する。
主燃焼室と副燃焼室および該主燃焼室と副燃焼室とを連通する連通穴を開閉する副室弁を備えたガスエンジンは、エンジンの吸気行程で副燃焼室内の圧力が低い時期に副室弁を閉じ、この圧力が低い副燃焼室内にガス燃料を供給し、圧縮行程の後期で副室弁を開くように構成されている。この結果、圧縮行程において主燃焼室で圧縮され高温となった吸気が連通穴を通して副燃焼室に流入し、副燃焼室内でガス燃料と急速に混合することにより圧縮着火される。このようなガスエンジンにおける副室弁の弁ステムを案内支持する支持部は、低圧燃料の静的なシール機能、高温高圧燃焼ガスの動的なシール機能、冷却機能および潤滑機構が要求される。即ち、副室弁の弁ステムを案内支持する支持部は、副燃焼室内にガス燃料を0.6Mpa程度で供給する際には副室弁が閉じているので静的なシール機能が要求されるとともに、燃焼時には副室弁が開いているので最高150Mpa程度の高圧燃焼ガスが作用するため動的なシール機能が要求される。また、副室弁の弁ステムと支持部の摺動部には適度の潤滑油の供給が必要であり、油膜が切れてドライ状態にならないようにする必要がある。
上記ガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造として、弁ステムに複数のラビリンスフィンを軸方向に間隔を置いて配設し、この複数のラビリンスフィンを案内スリーブに摺動可能に嵌挿したものが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記ガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造として、弁ステムに弾性シールを外挿し、この弾性シールの内部に圧電素子を配設して、副燃焼室内の圧力に対応して圧電素子に電圧を印加することにより、弾性シールの弁ステムへの押圧力を制御するようにしたものも提案されている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−28351号公報 特開平8−121127号公報
而して、特開平8−28351号公報に開示された技術は、ラビリンスによる減圧効果により動的なシール機能を補うことを目的としたものであり、密封式の静的なシール機能を有していない。従って、特開平8−28351号公報に開示されたものには、別途静的なシール機能を有する弾性シールを備えている。また、特開平8−28351号公報に開示されたものは、動的なシール機能においてもラビリンスによる減圧効果だけでは燃焼ガスの高い変動圧に対して必ずしも十分な効果は得られない。
また、特開平8−121127号公報に開示された技術は、弾性シールの押圧力を副室内の圧力に対応して制御することで圧力変化に対するシール機能を補うことを目的としているが、副室弁のように往復動する場合の高圧のシールには必ずしも適さない。即ち、副室弁の作動時に弾性シールの押圧力を高めると摩擦力が大きくなり、弾性シールの摺動部が破損する虞がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その主たる技術的課題は、ガスエンジンの副室弁支持部における低圧燃料の静的なシール機能と高温高圧燃焼ガスの動的なシール機能有するシール構造を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、シリンダブロックに形成されたシリンダ内に摺動可能に配設されたピストンと該シリンダブロックの上面に配設されたシリンダヘッドとによって形成される主燃焼室と、該シリンダヘッドに設けられ該主燃焼室と連通穴によって連通された副燃焼室と、該副燃焼室を挿通して配設され該連通穴を開閉する副室弁と、該シリンダヘッドに配設され該副室弁の弁ステムを摺動可能に支持する支持スリーブと、を具備するガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造であって、
該支持スリーブの該副燃焼室に近い下段に該弁ステムを嵌挿して配設された複数の合口リングと、
該複数の合口リングの上方において該支持スリーブと該弁ステムとの間に配設され該弁ステムに嵌挿された樹脂リングと該樹脂リングの外周に嵌挿された弾性リングとからなる組み合わせパッキンと、を具備している、
ことを特徴とするガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造が提供される。
上記合口リングは、所定温度以上において対向する端面が互いに接合し、該弁ステムの外周面との間に所定の隙間を保持するように構成されていることが望ましい。また、上記支持スリーブにおける上記複数の合口リングと組み合わせパッキンをの間の内周面には環状溝が形成されていることが望ましく、また、上記支持スリーブにおける組み合わせパッキンの上側には潤滑油路が形成されていることが望ましい。
本発明によるガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造は、副燃焼室に近い下段には高圧燃焼ガスのシールようにセルフシールが可能な複数の合口リングを配設し、その上段に静的なシール機能を有する樹脂リングと弾性リングとからなる組み合わせパッキンを配設したので、高圧燃焼ガスの動的なシール性と低圧燃料の静的なシール性を確保することができる。
以下、本発明に従って構成されたガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成された副室弁支持部のシール構造を備えたガスエンジンの断面図が示されている。図示のガスエンジンは、鋳鉄等によって形成されたシリンダブロック2と該シリンダブロック2の上面に配設された鋳鉄等によって形成されたシリンダヘッド3を具備している。シリンダブロック2にはシリンダ21が形成されており、このシリンダ21内にピストン4が摺動可能に配設されている。上記シリンダヘッド3の下面には円形凹部31が形成されており、この円形凹部31にセラミックスによって逆カップ状に形成されたヘッドライナー5が嵌合されている。このヘッドライナー5とピストン4との間に主燃焼室5aが形成される。なお、図示していないが、シリンダヘッド3には、主燃焼室5aに連通する吸気通路をおよび排気通路が形成されており、吸気通路には吸気弁が配設され、排気通路には排気弁が配設されている。この構成が通常のディーゼルエンジンの構成と同様であるため、その説明は省略する。
図示の実施形態における上記ヘッドライナー5は、その上壁の上側に副燃焼室5bを備えている。そして、ヘッドライナー5の上壁には、上記主燃焼室5aと副燃焼室5bとを連通する連通穴51が形成されている。また、副燃焼室5bを形成する上壁にはガス燃焼供給穴52が形成されており、このガス燃焼供給穴52はガス燃焼供給管6に接続されている。このガス燃焼供給穴52には上記ピストン4の往復動と関連して作動せしめられる燃料供給弁7が配設されている。なお、燃料供給弁7の作動タイミングについては、後で詳細に説明する。また、副燃焼室5bを形成する上壁には、上記連通穴51と同一軸線上に弁ステム挿通穴53が形成されている。
図示の実施形態におけるガスエンジンは、上記主燃焼室5aと副燃焼室5bとを連通する連通穴51を開閉する副室弁8を具備している。この副室弁8は、連通穴51の弁座511に着座するように形成された弁部81と、該弁部81と一体に形成された弁ステム82とからなっており、弁ステム82が支持機構10によって軸方向に摺動可能に支持されている。支持機構10は、スリーブ挿入穴111を備えたケース11を具備している。このケース11は、その下端部を上記副燃焼室5bを形成する上壁の上に配設されたガスケット54を押し付け、締付ボルト19によってシリンダヘッド3に取り付けられる。
上述したケース11のスリーブ挿入穴111には、副室弁8の弁ステム82を軸方向に摺動可能に支持する支持スリーブ12の下半分が嵌合される。この支持スリーブ12について、図2を参照して説明する。図示の実施形態における支持スリーブ12は、第1のスリーブ部材121と第2のスリーブ部材122および第3のスリーブ部材123に分割して構成されている。この第1のスリーブ部材121と第2のスリーブ部材122および第3のスリーブ部材123には、それぞれ上記弁ステム82が挿通する穴121a、122a、123aが設けられている。第1のスリーブ部材121の下端部には、環状の嵌合溝121bが形成されている。第2のスリーブ部材122は、上部に形成され第1のスリーブ部材121に設けられた環状の嵌合溝121bに嵌合する第1の嵌合部122aと、下部に形成された第2の嵌合部122bと、第1の嵌合部122aと第2の嵌合部122bとの間に設けられ径方向に突出して形成されたフランジ部122cとからなっている。第3のスリーブ部材123は、上部に形成され上記第2のスリーブ部材122の第2の嵌合部122bと嵌合する環状の第1の嵌合溝123aと、該第1の嵌合溝123aの下側に形成され第1の嵌合溝123aより小径の環状の第2の嵌合溝123bを備えている。この第3のスリーブ部材123における第1の嵌合溝123aと第2の嵌合溝123bとの段部123cと上記第2のスリーブ部材122の下端との間には第1のスペーサー13が配設され、第3のスリーブ部材123の下端と上記ケース11との間には第2のスペーサー14が配設されている。
次に、上記支持スリーブ12を構成する第1のスリーブ部材121と第2のスリーブ部材122および第3のスリーブ部材123と、弁ステム82との間に構成されるシール構造について説明する。
上記副燃焼室5bに近い下段、即ち第3のスリーブ部材123の第2の嵌合溝123bおよび第1のスペーサー13と第2のスリーブ部材122の下端との間には、合口リング15、15が配設されている。この合口リング15はインコロイ等の金属材料によって構成されており、図3に示すように弁ステム82が嵌挿する穴151を備え、合口部における互いに対向する端面間の隙間Sが例えば0.3mm程度の設定されている。この隙間Sは、高圧燃焼ガス(筒内圧)により合口リング15の背面に作用し、所定温度(例えば、500°C)以上において対向する端面が互いに接合し、弁ステム82の外周面との間に所定の隙間(例えば、0〜0.02mm)を保持する値に設定することが望ましい。このように構成された合口リング15、15の上方である上段、即ち上記第2のスリーブ部材122の上端と第1のスリーブ部材121の嵌合溝121bの端面との間には、組み合わせパッキン15が配設されている。この組み合わせパッキン16は、樹脂リング17と該樹脂リング17の外周に嵌挿される弾性リング18とからなっている。樹脂リング17は、摺動特性に優れた四フッ化エチレン樹脂によって形成されている。弾性リング18は、フッ素ゴムによって形成されている。
図示の実施形態におけるシール構造は、合口リング15、15と組み合わせパッキン16との間に配設された第2のスリーブ部材122の内周面における軸方向中間部に形成された環状溝122dを備えている。また、図示の実施形態におけるシール構造は、第1のスリーブ部材121における組み合わせパッキン16の上側に形成された潤滑油路121cを備えている。この潤滑油路121cは、ケース11に形成された潤滑油供給通路112に連通されている。なお、潤滑油供給通路112は、図示しない潤滑油供給手段に接続されている。
図1に戻って説明を続けると、副室弁8の弁ステム82の上端部にはバルブスプリングリテーナ91が取り付けられており、このバルブスプリングリテーナ91とケース11との間にバルブスプリング92が配設されている。従って、副室弁8はバルブスプリング92によって常に上方に付勢されている。このように構成された副室弁8は、図示しない動弁機構によって上記ピストン4の往復動と関連して作動せしめられるようになっている。
図示の実施形態におけるガスエンジンは以上のように構成されており、以下、その作動について上記副室弁8と燃料供給弁7および図示しない吸気弁、排気弁の開閉時期を示す図4をも参照して説明する。
エンジンの吸気行程の前期に副室弁8が閉じ、吸気行程の後期に燃料供給弁7が開かれると、ガス燃焼供給管6からガス燃焼供給穴52を通してガス燃料が副燃焼室5bに供給される。一方、吸気行程において主燃焼室5aに吸入された空気は、圧縮行程で圧縮されて高温となる。圧縮行程の後期に副室弁8が開くと、主燃焼室5a内の高温の空気が連通穴51を通して副燃焼室5bへ噴出し、ガス燃料と混合してガス燃料を着火させる。副燃焼室5bで着火したガス燃料と空気の混合気は、膨張行程で連通穴51を通して主燃焼室5aに流入し、燃焼しつつピストン4に爆発加重を作用せしめてピストン4を往復動させる。
上述したガスエンジンの作動時において、副燃焼室5bにガス燃料が供給された際には副室弁8の弁ステム82と支持スリーブ12との間からガス燃料が漏れる。このガス燃料は、合口リング15、15の周囲等を通して上昇するが組み合わせパッキン16を構成する樹脂リング17と該樹脂リング17の外周に嵌挿される弾性リング18とによって遮断され、更に上方への漏れが防止される。即ち、弁ステム82の外周との間は樹脂リング17によってシールされ、樹脂リング17と支持スリーブ12との間は弾性リング18によってシールされる。このとき、樹脂リング17は弁ステム82の外周と強い圧力で弾性接触していないので、摩擦力により破損する虞がない。
一方、副室弁8が開かれている状態においては、副燃焼室5b内は圧縮行程で圧縮されて高温となった空気と混合されたガス燃料が燃焼せしめられる。この結果、副燃焼室5b内の高圧燃焼ガスの一部は、副室弁8の弁ステム82と支持スリーブ12との間から漏れる。この高圧燃焼ガスは合口リング15、15の外周面に作用するため径が縮小し、弁ステム82との隙間が縮小して混合気の流通を抑制する。図示の実施形態においては、合口リング15は所定温度(例えば、500°C)以上になると合口部の対向する端面が互いに接合し弁ステム82の外周面との間に所定の隙間(例えば、0〜0.02mm)を保持するように構成され、弁ステム82の外周面に抱き付かないようになっているので、弁ステム82の上下動に対して摺動抵抗が増加することもなく、磨耗の問題もない。なお、図示の実施形態においては、合口リング15、15と組み合わせパッキン16との間に配設された第2のスリーブ部材122の内周面には環状溝122dが形成されているので、合口リング15、15かわ僅かに漏れた燃焼ガスは環状溝122dに侵入することによって圧力が降下するため、更に上方への漏れが抑制される。
また、図示の実施形態においては、第1のスリーブ部材121における組み合わせパッキン16の上側に潤滑油路121cを形成し、第1のスリーブ部材121の側面から潤滑油を供給するようにしたので、この潤滑油が第1のスリーブ部材121と弁ステム82との間を通してシリンダヘッド3側に流れることにより弁ステム82を冷却することができるとともに、組み合わせパッキン16を構成する樹脂リング17の内周面と弁ステム82の外周面との間の摺動部に適度な潤滑油を常に供給することができる。
以上のように、図示の実施形態におけるガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造においては、副燃焼室5bに近い下段には高圧燃焼ガスのシール用にセルフシールが可能な合口リング15、15を配設し、その上段に静的なシール機能を有する樹脂リング17と弾性リング18とからなる組み合わせパッキン16を配設したので、高圧燃焼ガスの動的なシール性と低圧燃料の静的なシール性を確保することができる。また、図示の実施形態においては、支持スリーブ12における組み合わせパッキン16の上側に潤滑油路121cを形成し潤滑油を供給するようにしたので、弁ステム82を冷却することができるとともに、組み合わせパッキン16を構成する樹脂リング17の内周面と弁ステム82の外周面との間の摺動部に適度な潤滑油を供給することにより潤滑機能を確保することができる。
本発明に従って構成された副室弁支持部のシール構造を備えたガスエンジンの断面図。 図1に示すガスエンジンの副室弁支持部のシール構造を拡大して示す断面図。 図2に示す副室弁支持部のシール構造を構成する合口リングの経平面図、 図1に示すガスエンジンの各弁の開閉時期を示す説明図。
符号の説明
2:シリンダブロック
21:シリンダ
3:シリンダヘッド
4:ピストン
5:ヘッドライナー
5a:主燃焼室
5b:副燃焼室
51:連通穴
52:ガス燃焼供給穴
53:弁ステム挿通穴
6:ガス燃焼供給管
7:燃料供給弁
8:副室弁
81:弁部
82:弁ステム
91:バルブスプリングリテーナ
92:バルブスプリング
10:支持機構
11:ケース
111:スリーブ挿入穴
112:潤滑油供給通路
12:支持スリーブ
121:第1のスリーブ部材
121c:潤滑油路
122:第2のスリーブ部材
123:第2のスリーブ部材
16:合口リング
16:組み合わせパッキン
17:樹脂リング
18:弾性リング

Claims (4)

  1. シリンダブロックに形成されたシリンダ内に摺動可能に配設されたピストンと該シリンダブロックの上面に配設されたシリンダヘッドとによって形成される主燃焼室と、該シリンダヘッドに設けられ該主燃焼室と連通穴によって連通された副燃焼室と、該副燃焼室を挿通して配設され該連通穴を開閉する副室弁と、該シリンダヘッドに配設され該副室弁の弁ステムを摺動可能に支持する支持スリーブと、を具備するガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造であって、
    該支持スリーブの該副燃焼室に近い下段に該弁ステムを嵌挿して配設された複数の合口リングと、
    該複数の合口リングの上方において該支持スリーブと該弁ステムとの間に配設され該弁ステムに嵌挿された樹脂リングと該樹脂リングの外周に嵌挿された弾性リングとからなる組み合わせパッキンと、を具備している、
    ことを特徴とするガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造。
  2. 該合口リングは、所定温度以上において対向する端面が互いに接合し、該弁ステムの外周面との間に所定の隙間を保持するように構成されている、請求項1記載のガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造。
  3. 該支持スリーブにおける該複数の合口リングと組み合わせパッキンをの間の内周面には環状溝が形成されている、請求項1記載のガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造。
  4. 該支持スリーブにおける組み合わせパッキンの上側には潤滑油路が形成されている、請求項1記載のガスエンジンにおける副室弁支持部のシール構造。
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