JP2005090530A - 複数重積材の緩み止め締結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数重積材の締結構造における緩み止めを実現する。
【解決手段】 ボルト2の呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔9を有した逆円錐体の薄肉部に欠円用スリット10を縦設したブッシュ8を付帯させると共に、ボルト頭2aの当接する側の被締結材4面よりボルト透孔6上部に対して、該ブッシュ8の逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパ面を有する逆円錐状孔部11を穿孔し、該ブッシュ8を介挿した状態で締結するとしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 ボルト2の呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔9を有した逆円錐体の薄肉部に欠円用スリット10を縦設したブッシュ8を付帯させると共に、ボルト頭2aの当接する側の被締結材4面よりボルト透孔6上部に対して、該ブッシュ8の逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパ面を有する逆円錐状孔部11を穿孔し、該ブッシュ8を介挿した状態で締結するとしたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数重積材を締結ボルトを介して締結一体化する場合に、当該締結ボルトの螺結基盤を端側の一の被締結材にとるとする締結法における緩み止め締結構造に関するものである。
例えば2枚若しくは3枚の複数の重積材の締結法として、図6a,bに示す如く、端側の一の被締結材1に、締結ボルト2の螺結基盤としてタップ3を切り、他の被締結材4若しくは4,5にはボルト透孔6を穿がって締結する方法が従来より行われている。突き出しを少なくまとめられること、ボルト2の頭2aとは反対側にナットを当てがわなくて済む(被締結材1がナットの役を果たしている)ので、作業条件に応じて採用される手段である。
作業条件が許せば、図示省略するも上記ボルト2の先端を被締結材1より突き出させてナットを当てがって螺結基盤の補強をすることもある。なお、図中7はボルト2頭2aが当接する被締結材4に当てがわれる座金を示す。
作業条件が許せば、図示省略するも上記ボルト2の先端を被締結材1より突き出させてナットを当てがって螺結基盤の補強をすることもある。なお、図中7はボルト2頭2aが当接する被締結材4に当てがわれる座金を示す。
ところで、上記の如く、おねじ部品とめねじ部品が被締結部材を締め付けている構造を「ねじ締結体」というが、締め付けによって発生するおねじ部品の中の引っ張り力(軸力)と被締結部材の中の圧縮力(締め付け力)で一体化している。二つの力は、ねじ締結体に外力が作用していないときにつり合う。この状態における軸力と締め付け力を総称して「予張力」と呼ぶ。
ところが何等かの理由で、ねじ締結体の予張力は低下することがある。これが「ねじ緩み」である。
ねじ緩みの原因は、接触部の不具合と繰り返し外力の作用に求められる。図7で、接触部はねじ面(イ)、被締結部材両側の座面(ロとニ)、被締結部材の接合面(ハ)の四つ。一方、繰り返し外力は軸方向外力(Wa)、軸直角方向外力(Wi)、軸回りモーメント(Ma)曲げモーメント(Mb)の四つになる。予張力と繰り返し外力がそれぞれ単独あるいは相乗的に接触部のどこかに過大な力を与えたり応力を生じさせたりすることにより、マクロ的な塑性変形や滑り、ミクロ的な局部塑性変形やフレッティング(微動摩耗)を招く。この結果、予張力が失われてねじが緩む。
ねじ緩みを大別すると、ねじが戻り回転せずに生じるタイプと戻り回転して発生するタイプがある(表1)。
ところが何等かの理由で、ねじ締結体の予張力は低下することがある。これが「ねじ緩み」である。
ねじ緩みの原因は、接触部の不具合と繰り返し外力の作用に求められる。図7で、接触部はねじ面(イ)、被締結部材両側の座面(ロとニ)、被締結部材の接合面(ハ)の四つ。一方、繰り返し外力は軸方向外力(Wa)、軸直角方向外力(Wi)、軸回りモーメント(Ma)曲げモーメント(Mb)の四つになる。予張力と繰り返し外力がそれぞれ単独あるいは相乗的に接触部のどこかに過大な力を与えたり応力を生じさせたりすることにより、マクロ的な塑性変形や滑り、ミクロ的な局部塑性変形やフレッティング(微動摩耗)を招く。この結果、予張力が失われてねじが緩む。
ねじ緩みを大別すると、ねじが戻り回転せずに生じるタイプと戻り回転して発生するタイプがある(表1)。
上記の「戻り回転“なし”は正しい締め付けをして予張力が失われない配慮で回避出来るが、「戻り回転“あり”」は、正しい締め付けでも、過酷な振動性の外力が作用すると軸力が低下して“緩み”を生じるもので、この“緩み”を止める数多くの提案がなされている。
緩み止め効果についての実験結果の報告も、試験片に様々な緩み止めを施したねじ締結体(ねじの呼び径はM10−P1.5)を用い、振動性の力を軸直角方向に加えて軸力の低下具合いを比較している。フランジ付き六角ナット、ナイロンリング入りナットが実用的なものと評価されている。
叙上の結果は、以下の如く解析される。すなわち、ボルト・ナットを締め付けるときに与えるトルクの40%はねじ接合面の摩擦で40%は座面接合面の摩擦で失う。締め付けトルクの最大でも20%がねじのリード角で拡大されて締め付け力に変換されるに過ぎない。ねじ締結においては摩擦の制御が最も重要な課題で、これをクリアしなければ信頼性の高いねじ締結は得られない。半面、締め付けられたねじが緩み方向に回転しないのは、この摩擦の効果である。ねじ締結体に大きな軸直角外力が作用すると、ボルトあるいはナットの座面で滑り始める。ねじ接合面はねじ山半角で傾いたリード角の勾配を持つ斜面であるねじ面も滑る。このようにねじ接合面で滑り始めると、ねじ面の摩擦係数は小さくなる方向で変化する。ねじが軸直角方向の外力で戻り回転を連続的に生じる条件を満たすと、ボルト・ナットがたちまち脱落するほど急激に緩む。
既述のフランジ付き六角ナットの好成績は既述した図7中の「接触部ロ」の摩擦に因があり、ナイロンリング入りナットの好成績は、「接触部イ」の摩擦に因がある。
このナイロンリング入りナットと同機構をもって緩み止めに優れるのが図8に示すスレッドフォーミングタイプのタッピンねじで、これは、単にめねじ加工費用を節約できるだけでない。おねじとめねじのはめ合い隙間がないことから、普通のねじのはめ合いで懸念されるねじ面の滑りを防ぐ効果がある。上記のフランジ付き六角ナットにあっては、図7中の「接触部ロ」(被締め付け物の表面)の状態に左右されて不確実であり、戻り回転を伴うねじ緩みを防ぐためには、ねじはめ合い部の摩擦抵抗の確保しか対策はない。
おねじとめねじのはめ合い隙間を有しているにもかかわらず、ここに高摩擦抵抗を形成してねじ緩み止めとするのが所謂「ピッチロス」である。その機構を図9〜11にて以下、説明する。
図中Aはボルトのおねじ、Bはナットのめねじを夫々示す。
図9はナット緩め付け時で、めねじBのねじ山半角の上方斜面B−1は、ボルトのおねじのねじ山半角の下方斜面A−1に接圧し、反対側にはめ合い隙間に基づく間隙Cを形成する。相隣りのピッチP1、P2はP1=P2である。図10は、ナット緩み時で、めねじBのねじ山半角の下方斜面B−2は、ボルトのおねじのねじ山半角の上方斜面A−2に接圧し、反対側にはめ合い隙間に基づく間隙Cを形成する。相隣りのピッチP1、P2はP1=P2である。
図9はナット緩め付け時で、めねじBのねじ山半角の上方斜面B−1は、ボルトのおねじのねじ山半角の下方斜面A−1に接圧し、反対側にはめ合い隙間に基づく間隙Cを形成する。相隣りのピッチP1、P2はP1=P2である。図10は、ナット緩み時で、めねじBのねじ山半角の下方斜面B−2は、ボルトのおねじのねじ山半角の上方斜面A−2に接圧し、反対側にはめ合い隙間に基づく間隙Cを形成する。相隣りのピッチP1、P2はP1=P2である。
上記の図9、10は、いずれもP1=P2ピッチロス無しの場合であるが、故意にピッチを違えさせる(P1>P2)工夫を加えた場合のナット緩み時を図11に示すと、3点接圧が不整となり、ナットの緩みは、最上位のB−1とA−1との接圧で阻害される。これが所謂ピッチロスで、ダブルナットもこの原理での緩み止めである。その他、ナット若しくはボルトに強引な曲げ姿勢を加えること等で、ピッチロスを形成することが出来る。
以上の観点から図6に示される「ねじ締結体」を検討するに、ほとんど“緩み止め”効果を期待出来ないことは明らかである。
解決しようとする問題点は、既述した複数重積材を締結ボルトを介して締結一体化する場合における緩み止め能の低さを、改善することである。
本発明の複数重積材の緩み止め締結構造は、ボルトの呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔を有した逆円錐体の薄肉部に欠円用スリットを縦設したブッシュを付帯させると共に、ボルト頭の当接する側の被締結材面よりボルト透孔上部に対して、該ブッシュの逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパ面を有する逆円錐状孔部を穿孔し、該ブッシュを介挿した状態で締結するとしたことを特徴とする。
本発明の締結構造は、被締結物を締め付けていくと、ボルト頭若しくは介装座金を介してブッシュ上端に作用するボルトの締め付け力が、欠円用スリットに加わっていき、欠円用スリットの隙間が小さくなって、ブッシュの逆円錐状筒片は縮径し、ボルト透孔上部の逆円錐状孔部とボルトとの間にブッシュがあたかも目詰材の如く充填され、ボルトとの間にブッシュを噛み挟んだ状態となり、ボルト頭の当接する側の被締結材とボルトはブッシュを介して強固に一体化する。この時、ボルトのおねじはブッシュに喰い込むが、これは、正に図8に紹介したタッピンねじと同効果を奏する。さらには、縮径したブッシュが逆円錐状孔部に嵌合していく際に、偏心で形成のブッシュの肉厚部が、局部的に強圧し、ブッシュの目詰め効果が高まりボルトとボルト頭の当接する側の被締結材の双方に働く摩擦力が増大する。この際、ピッチロス効果をも発生させている。また、偏向的にボルト2上部に加えられる側圧はボルト2を曲げさせ被締結材1のタップ3との間のピッチを狂わせ、ピッチロスを発生させる。しかして、上部ではタッピンねじ効果とピッチロス効果、下部でピッチロス効果を奏し、緩み止めの効能が向上する。
シンプルで汎用性ある緩み止めの締結構造を実現した。
図1は、本発明の締結構造の展開図であって、8はブッシュで、図示例にあっては、ボルト2の呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔9を有した逆円錐体のリングの薄肉部に欠円用スリット10を縦設したもので構成している。
ボルト2の頭2aが当接する側の被締結材4の表面よりボルト透孔6上部に対しては、予め該ブッシュ8の逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパ面を有する逆円錐状孔部11を穿孔してある。
しかして、ブッシュ8を逆円錐状孔部11に上半が突き出た態様の下半係止の姿勢で嵌着して、ボルト2の締結をとり行なう。
締結態様は図4に示される。すなわち、ボルト2の螺進でブッシュ8を逆円錐状孔部11に押し込んでいくと、欠円用スリット10の隙間が小さくなって、ブッシュ8は縮径し、逆円錐状孔部11とボルト2との間にブッシュ8があたかも目詰材の如く介装され、ブッシュ8を噛み挟んだ状態となり、被締結材4とボルト2はブッシュ8を介して強固に一体化して、タッピンねじ効果を奏する。
この際、ボルト2の螺合に伴って、縮径したブッシュ8が逆円錐状孔部11に嵌合していく際に、偏心で形成のブッシュ8の肉厚部8aが、径方向からボルト2を強圧し、円周上の局部的なくさび効果によって、ブッシュ8とボルト2の双方に働く摩擦力が増大する。この際ボルト2に加わる曲げは、ピッチロス効果をもたらす。他方、ボルト2下部にあっては、ボルト2が曲げられることによって、タップロス効果が発生し、上、下に発生する強力な摩擦部が緩み止めを達成する。
図示例では、座金7を介装したが、ボルト頭2aに代わってブッシュ8の押し込みをしなければならず、その内径寸法は、必ずブッシュ8上面に載るものであらねばならない。上記の欠円用スリット10は縦設(ストレート)以外のバリエーションを有している。
例えば、ブッシュ8の欠円用スリット10をボルト2のネジ部2bの螺旋方向と反対方向に傾斜して形成する。ブッシュ8の欠円用スリット10がボルト2の螺旋と逆方向に傾斜していると、「戻し回転」力の作用の際にスリット10のエッジがほぼ直交してブレーキ作用を生じ、緩み止め効果を高める。
また、ブッシュ8の欠円用スリット10を、ボルト2の螺旋方向と同一方向に傾斜して形成するとしても良い。
ボルト2の螺合の進行に伴う、螺旋状の締め付けトルクが、ブッシュ8の傾斜した欠円用スリット10にガイドされて、すみやかにブッシュ8が均等に縮径していくため、ブッシュ8の縮径と「締め付け軸力」とが容易化される。
ボルト2の螺合の進行に伴う、螺旋状の締め付けトルクが、ブッシュ8の傾斜した欠円用スリット10にガイドされて、すみやかにブッシュ8が均等に縮径していくため、ブッシュ8の縮径と「締め付け軸力」とが容易化される。
図3に示す如く、ブッシュ8の欠円用スリット10の傾斜角度θを、ボルト軸に対して、略20°から25°に設定すると良い。これにより、欠円用スリット10の端縁が、ボルト2のネジ部2bと一定の位相差を有して均等に当ることになり、螺旋状に加わる締め付けトルクにより、スムーズにブッシュ8を縮径することができる。
ブッシュ8の欠円用スリット10の幅Sを、ボルト2を締め切った状態で、隙間を有する幅とすると良い。
締め切った状態で、ブッシュ8の欠円用スリット10の端面が隙間を有する幅となるように、欠円用スリット10の幅を設定しているため、締め切った状態にあっても、逆円錐状孔部11とボルト8との間に噛み挟まれた状態のブッシュ8の強力なバネ力を維持して、強力な一体化を図ることができる。
締め切った状態で、ブッシュ8の欠円用スリット10の端面が隙間を有する幅となるように、欠円用スリット10の幅を設定しているため、締め切った状態にあっても、逆円錐状孔部11とボルト8との間に噛み挟まれた状態のブッシュ8の強力なバネ力を維持して、強力な一体化を図ることができる。
ブッシュ8を合成樹脂で形成しても良い。腐食が激しい場所に用いる場合等、使用目的や使用状況に応じて、弾力性に富んで強固な緩み止め効果を発揮する合成樹脂の長所を用いることができる。
図2に示された如く、ブッシュ8の押し込みは、被締結材4の表面保護の面からも座金7を介する施工が多い。
そこで、ブッシュ8を単純リングで構成することなく、座金7付きで構成すると施工もやり易くなる。
そこで、ブッシュ8を単純リングで構成することなく、座金7付きで構成すると施工もやり易くなる。
図4a、bに示す組み付け手順は、ブッシュ8上面内径寄りに座金7嵌挿用の脚部12を突設し、これを拡張付勢力を利用して座金7を透孔7aに嵌挿圧着して一体化させて、座金7付きブッシュ8としたものである。
締め付け時、ブッシュ8は縮径化によって自動的に座金7から分離する。
部品管理上のメリットを享受できる。
締め付け時、ブッシュ8は縮径化によって自動的に座金7から分離する。
部品管理上のメリットを享受できる。
図4における座金7付きは、分離構成であるが、一体構成とすることもできる。
拡張付勢力が増加する分、逆円錐状孔部11との間の一体化効果が大きくなる。
拡張付勢力が増加する分、逆円錐状孔部11との間の一体化効果が大きくなる。
すなわち、図5に示すブッシュ8″は、座金部7′に、ボルトの呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔を有し、該貫通孔9′の周囲に、ボルト軸方向下方にしたがって縮径する逆円錐状筒片13を垂設し、座金部7′と逆円錐状筒片13に連続した欠円用スリット10′を形成して成る。
座金部7′は逆円錐状筒片13と一体に縮径するので、ブッシュ8″としては大幅に拡張する付勢力を増し対逆円錐状孔部11への接圧力を高める。
座金部7′は逆円錐状筒片13と一体に縮径するので、ブッシュ8″としては大幅に拡張する付勢力を増し対逆円錐状孔部11への接圧力を高める。
複数重積材を締結ボルトを介して締結一体化する場合に、当該締結ボルトの螺結基盤を端側の一の被締結材にとるとする締結法における緩み止め不全が解消され、メンテ上の煩わしさが無くなることが考えられる。
1 締結材
2 締結ボルト
2a ボルト頭
2b ネジ部
3 タップ
4 被締結材
6 ボルト透孔
7 座金
7a 透孔
8 ブッシュ
8′ ブッシュ
8″ ブッシュ
8a 肉厚部
9′ 貫通孔
10 欠円用スリット
10′ 欠円用スリット
11 逆円錐状孔部
12 脚部
13 逆円錐状筒片
2 締結ボルト
2a ボルト頭
2b ネジ部
3 タップ
4 被締結材
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7 座金
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8′ ブッシュ
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10 欠円用スリット
10′ 欠円用スリット
11 逆円錐状孔部
12 脚部
13 逆円錐状筒片
Claims (8)
- ボルトの呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔を有した逆円錐体の薄肉部に欠円用スリットを縦設したブッシュを付帯させると共に、ボルト頭の当接する側の被締結材面よりボルト透孔上部に対して、該ブッシュの逆円錐傾斜角度と同一傾斜角度のテーパ面を有する逆円錐状孔部を穿孔し、該ブッシュを介挿した状態で締結するとしたことを特徴とする複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュの欠円用スリットをボルトのネジ部の螺旋方向と反対方向に傾斜して形成した請求項1記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュの欠円用スリットを、ボルトのネジ部の螺旋方向と同一方向に傾斜して形成した請求項1記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュの欠円用スリットの傾斜角度を、ボルト軸に対して、略20°から25°に設定するとした請求項1記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュの欠円用スリットの幅を、ボルトとナットを締め切った状態で、隙間を有する幅とした請求項1記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュ若しくはナットを合成樹脂で形成した請求項1記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- ブッシュ上面内径寄りに対座金7嵌挿用の脚部を突設し、これを拡張付勢力を利用して座金透孔に嵌挿圧着して一体化させて、座金付きブッシュとしたものを用いることを特徴とする請求項1〜6記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
- 座金部に、ボルトの呼び径よりもやや大きい偏心貫通孔を有し、該貫通孔の周囲に、ボルト軸方向下方にしたがって縮径する逆円錐状筒片を垂設し、座金部と逆円錐状筒片に連続した欠円用スリットを形成して成るブッシュを用いることを特徴とする請求項1〜6記載の複数重積材の緩み止め締結構造。
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