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JP2005085354A - 情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラム - Google Patents

情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラム Download PDF

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JP2005085354A
JP2005085354A JP2003315407A JP2003315407A JP2005085354A JP 2005085354 A JP2005085354 A JP 2005085354A JP 2003315407 A JP2003315407 A JP 2003315407A JP 2003315407 A JP2003315407 A JP 2003315407A JP 2005085354 A JP2005085354 A JP 2005085354A
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JP2003315407A
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English (en)
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Koichi Yamamura
孝一 山村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、正常に情報記録または再生動作を行うことを可能にすることを目的とする。
【解決手段】光ディスクのTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのCTRL領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、第2ステップにおいてセッションのCTRL領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて第2ステップを実行する第3ステップと、第3ステップにおいてセッションのCTRL領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディーブイディープラスアール(DVD+R;Digital Versatile Disk + Recordable)等の情報記録媒体へデータを記録または情報記録媒体からデータを再生する情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラムに関する。
DVD+Rは、ディーブイディープラスアールダブリュ(DVD+RW;Digital Versatile Disk + Rewritable)アライアンス(Alliance)が提唱している追記型ディーブイディ(DVD;Digital Versatile Disk)の規格である。DVD+RWアライアンスは、パーソナル・コンピュータ、光記録装置、民生用電子機器業界のリーディング企業による任意団体である。
DVD+Rでは、その情報記録媒体(ディスク)の記録領域内に最大191個のセッションまで記録することが可能である。各セッション内には最大16個のトラック(DVD+Rでは「フラグメント」と呼ぶ。)を記録することが可能である。DVD+Rでは、セッションがクローズされたディスクに対してデータの追記を行うために、マルチセッション記録方式を採る(特許文献1参照。)。
マルチセッション記録方式は、複数回の追記を行う記録形式で、記録開始の目印である「リードイン」と、データ本体、記録終了の目印である「リードアウト」から構成される、データの記録単位である「セッション」がいくつも連なった構造になっている。DVD+Rでは、2セッション目以降のリードインを「イントロ」と呼び、最終セッション以前のリードアウトを「クロージャ」と呼ぶ。
DVD+Rの記録状態を示す論理情報は、ディスクの内周部分のトック(TOC;Table Of Contents)、各セッション中のセッションディスクコントロールブロック(SDCB;Session Disc Control Block)あるいはコントロールデータ領域に記録されている。TOCはクローズされた全てのセッションの状態を記録しているものである。
特開2003−208779号公報(第3−4頁)
DVD+Rでは、クローズされているセッションの情報はTOCから取得し、クローズされていないセッションの情報はSDCBから取得する。しかしながら、ディスクへの記録中の障害によりTOCが正常に記録できていない場合、TOCからクローズされているセッションを判断することができないため、そのセッションからデータを取得できず、正常な情報再生を行うことができない。また、セッションがクローズされているかクローズされていないかを判断できない場合、どの位置から記録を開始したら良いか分からないため、正常な情報記録を行うことができない。
そこで、本発明においては、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能な情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて第2ステップを実行する第3ステップと、第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを実行するように構成したものである。
本発明によれば、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能となる。
本願の第1の発明は、クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録するコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生装置であって、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて第2ステップを実行する第3ステップと、第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを実行する制御手段を備えた情報記録再生装置であり、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得し、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、順次その次のセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されていないセッションを検索してクローズされていないセッションであると判断することにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合あるいはTOC領域に情報が記録されていない場合であっても、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することができる。これにより、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録することができ、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能となる。
本願の第2の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、第2ステップにおいてTOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを実行するものである情報記録再生装置であり、TOC領域に記録されているクローズされた最後のセッションのコ
ントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、情報が記録されていない場合には、追記が不可能であると判断する。これにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合に、情報記録媒体に損傷があると判断して、それ以上の追記処理を行わないことで、情報記録媒体への正常な記録がなされなくなるのを防止することが可能となる。
本願の第3の発明は、クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録するコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生方法において、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて第2ステップを実行する第3ステップと、第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを含むことを特徴とする情報記録再生方法であり、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得し、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、順次その次のセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されていないセッションを検索してクローズされていないセッションであると判断することにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合あるいはTOC領域に情報が記録されていない場合であっても、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することができる。これにより、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録することができ、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能となる。
本願の第4の発明は、上記第3の発明において、第2ステップにおいてTOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、前記情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを含むことを特徴とする情報記録再生方法であり、TOC領域に記録されているクローズされた最後のセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、情報が記録されていない場合には、追記が不可能であると判断する。これにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合に、情報記録媒体に損傷があると判断して、それ以上の追記処理を行わないことで、情報記録媒体への正常な記録がなされなくなるのを防止することが可能となる。
本願の第5の発明は、クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録す
るコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生装置としてコンピュータを機能させるための情報記録再生プログラムであって、コンピュータに、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて第2ステップを実行する第3ステップと、第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを実行させるための情報記録再生プログラムであり、情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得し、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、順次その次のセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのコントロール領域に情報が記録されていないセッションを検索してクローズされていないセッションであると判断することにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合あるいはTOC領域に情報が記録されていない場合であっても、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することができる。これにより、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録することができ、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能となる。
本願の第6の発明は、上記第5の発明において、コンピュータに、第2ステップにおいてTOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを実行させるための情報記録再生プログラムであり、TOC領域に記録されているクローズされた最後のセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認し、情報が記録されていない場合には、追記が不可能であると判断する。これにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合に、情報記録媒体に損傷があると判断して、それ以上の追記処理を行わないことで、情報記録媒体への正常な記録がなされなくなるのを防止することが可能となる。
図1は本発明の実施例における情報記録再生装置としての光ディスク装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の実施例における光ディスク装置1は、情報記録媒体としての光ディスク2を回転駆動するためのスピンドルモータ3、光ピックアップ4、サーボ回路5、信号処理部6、バッファ7、CPU(Central Processing Unit;中央処理装置)8、ROM(Read Only Memory;読み出し専用記憶装置)9、RAM(Random Access Memory;読み書き可能な記憶装置)10およびインターフェイス(I/F)11を備える。
光ピックアップ4は、光源としての半導体レーザ、この半導体レーザから出射されるレーザ光を光ディスク2の記録面に導くとともに記録面で反射された戻り光を所定の受光位置まで導く対物レンズ等を含む光学系、受光位置に配置されて戻り光を受光する受光器、およびフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータ等の駆動系(いずれも図示せず。)などから構成される。受光器からは、受光量に応じた電流(電流信号)が信号処理部6に出力される。
サーボ回路5では、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ4のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成するとともに、トラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ4のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、光ピックアップ4のフォーカシングアクチュエータおよびトラッキングアクチュエータを駆動する。また、サーボ回路5では、CPU8の指示に基づいて、光ディスク2の線速度が一定となるようにスピンドルモータ3を制御する。さらに、サーボ回路5では、CPU8の指示に基づいて、光ピックアップ4用のシークモータを駆動し、光ピックアップ4を光ディスク2の目標トラックに向けて半径方向に移動させる。
I/F11は、外部装置となるホスト(例えば、パーソナル・コンピュータ)と双方向の通信インターフェイスであり、例えばアメリカ規格協会(ANSI;American
National Standard Institute)によって規格化されたATAPI(AT Attachment Packet Interface)やSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェイスに準拠する。
CPU8は、ROM9、RAM10とともに光ディスク装置1が備えるマイクロコンピュータ(コンピュータ)を構成している。記憶媒体としても機能するROM9には、CPU8により解読可能なコードで記述された後述するような情報記録再生プログラムを含むプログラムが格納されている。CPU8は、ROM9に格納されているプログラムに従って上述の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM10に保存する。なお、光ディスク装置1の電源が投入されると、ROM9に格納されているプログラムは、CPU8のメインメモリ(図示せず。)にロード(インストール)される。
光ディスク2は、DVD+Rの規格に準拠したものである。
図2はDVD+Rの規格に準拠した光ディスク2のマルチセッションフォーマット例を示す図である。前述のように、DVD+Rでは、光ディスク2の記録領域内に最大191個のセッションを記録することが可能である(図2の例では簡単のため第4セッション(Session)までしか記載していない。)。各セッションの先頭領域(リードインまたはイントロ)には、SDCB領域およびコントロールデータ(以下、「CTRL」と称す。)領域が確保されている。また、光ディスク2の内周部分には次に説明するTOC領域が確保されている。
TOC領域には、各セッション中のユーザデータの記録位置を示す開始アドレスおよび終了アドレスや、セッション番号などの情報(以下、「TOC情報」と称す。)が記録される。セッション番号は、光ディスクの内周側から1から開始され、外周側に向かって連続的に昇順に割り付けられる。
TOC情報は、各セッションがクローズされる度に追記形式で1ブロックずつ記録され、先頭のTOC情報のブロック(以下、「TOCブロック」と称す。)は第1セッションの情報、次のTOCブロックは第1、第2セッションの情報というように、後続のTOCブロックはそれ以前に存在する全てのセッションの情報を有する。したがって、TOC領
域に記録された最後のTOCブロックを読み出すだけで、光ディスク2上に存在する全てのセッションのユーザデータの開始アドレスおよび終了アドレスを取得することができる。
SDCB領域には、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号や、そのフラグメントの記録位置を示すフラグメント開始アドレスおよびフラグメント終了アドレスを含む情報が記録される。フラグメントとは、光ディスク2に対する記録の最小単位である。DVD+Rに準拠する光ディスク2に対する記録はフラグメントという単位で行われる。SDCB領域への記録は、セッションの最初のフラグメントを記録するときと、リザーブ(フラグメント記録領域の予約)を行うときと、フラグメントをクローズする(そのフラグメントへの記録を終了する)とき、すなわちセッションへの記録動作が行われたときやフラグメントの開始アドレスおよび終了アドレスが確定したときに行われる。
フラグメント番号は、セッション番号と同様に光ディスク2の内周側から1から開始され、セッションが変わっても連続的に昇順に割り付けられ、前回のフラグメント番号に1を加えた値が使用される。
CTRL領域には、各セッション中のユーザデータの記録位置を示す開始アドレスおよび終了アドレスなどの情報(以下、「CTRL情報」と称す。)が記録される。なお、このCTRL情報は、各セッションがクローズされたときに記録される。また、第1セッションのCTRL領域には、さらに光ディスク2の種別(DVD+R、DVD+RW)や光ディスク2の直径(12cm、8cm)、光ディスク2のユーザエリア(User Area)の開始アドレスおよび終了アドレスなどの情報が記録される。
以下、上記構成の光ディスク装置1の動作について、図3のフロー図に従って説明する。図3は光ディスク装置1のCPU8により実行される情報記録再生処理の制御手順を示すフロー図である。
図3に示すように、CPU8は、まず変数の初期化を行う(S0)。ここで、変数Cはクローズされているセッション番号を格納する変数、変数Pは最終TOCブロックの記録位置を格納する変数、変数Qは最終TOCブロックを取得した位置を格納する変数である。
次に、CPU8は、光ディスク2のリードイン領域(Lead−in Area)にCTRL情報が記録されているかどうか確認し(S1)、記録されている場合にはこのリードイン領域からCTRL情報を取得する(S2)。
また、CPU8は、光ディスク2のTOC領域にTOCブロックが記録されているかどうかを確認し(S3)、記録されている場合には最終TOCブロックの記録位置(P)を取得し、この取得した記録位置(P)を変数Qに記憶する(S4)。
ここで、CPU8は、記録位置(P)からTOC情報を取得できた場合(S5)、クローズされたセッション番号CをTOC情報から導出する(S6)。一方、TOC情報を取得できない場合、TOC領域のTOCブロックの記録開始位置より記録位置(P)が大きいならば(S7)、光ディスク2の内周にTOCブロックが存在するため、その読み出しのためにPから16を引いて(S8)、ステップS5へ戻る。ここで、Pから16を引くのは、一つのTOCブロックが16セクター(1セクター=2048バイト)で構成されているためであり、ステップS5において一つ前のTOCブロックからTOC情報の取得を試みるためである。なお、TOC領域のTOCブロックの記録開始位置より記録位置(
P)が小さくなくなった場合(S7)、TOCブロックの読み出しを終了し、次のステップS9へ移行する。
次に、CPU8は、光ディスク2への追記が可能であるかどうか判断し(S9)、追記可能な場合、クローズされたセッションが存在するかどうか(C≠0)を判断する(S10)。ここで、クローズされたセッションが存在する場合、次のステップS13で情報を取得するセッションの番号として変数Tに変数Cの値を設定する(S11)。一方、クローズされたセッションが存在しない場合、変数Tとして値1を設定する(S12)。
次に、CPU8は、セッション番号TのSDCB情報を取得して(S13)、SDCB情報が存在するかどうかを判断する(S14)。ここで、SDCB情報が存在する場合には、CPU8は、セッション番号TのCTRL情報が記録済みであるかどうかを判断する(S15)。セッション番号TのCTRL情報が記録済みである場合、CPU8は変数Tに1を加え(S16)、さらに光ディスク2への追記が可能であるかどうか判断する(S17)。追記可能である場合、ステップS13へ戻る。
なお、上記ステップS9およびS17において光ディスク2への追記が可能であるかどうかは次の条件を満たすかどうかによって判断する。(1)TOC情報に最終セッション以降に追記不可を示す情報が記録されていない場合、(2)クローズされたセッション数が規格に定義されている上限値未満である場合、(3)クローズされたセッションのクロージャ終端アドレス以降と光ディスク2の最大記録可能アドレスまでの領域がセッションの記録に必要な最小領域以上存在する場合、光ディスク2への追記が可能であると判断する。
一方、ステップS15において、セッション番号TのCTRL情報が記録済みでない場合、CPU8は、セッション番号TのセッションがTOC情報を記録済みのセッションであるかどうか判断し(S18)、TOC情報を記録済みのセッションである場合、光ディスク2にダメージがあるとしてディスクダメージフラグを設定する(S19)。
その後、CPU8は処理を終了する。なお、ステップS9またはステップS17において追記不可能な場合、またはステップS14においてSDCB情報が存在しない場合も、CPU8は処理を終了する。
以上のように、本実施例における光ディスク装置1では、光ディスク2のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得し(S6)、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し(S13)、さらにこのセッションのCTRL領域に情報が記録されているかどうかを確認し(S15)、セッションのCTRL領域に情報が記録されている場合に、順次その次のセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのCTRL領域に情報が記録されているかどうかを確認し、セッションのCTRL領域に情報が記録されていないセッションを検索(S15)してクローズされていないセッションであると判断することにより、TOC領域から正常に情報を取得できない場合あるいはTOC領域に情報が記録されていない場合であっても、クローズされたセッションについてはTOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについてはSDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することができる。これにより、記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない光ディスク2であっても、各セッション内のデータを読み取って再生または各セッション内へデータを記録することができ、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能となる。
また、本実施例の光ディスク装置1では、TOC領域に記録されているクローズされた
最後のセッションのCTRL領域に情報が記録されているかどうかを確認し(S15),(S18)、情報が記録されていない場合には、光ディスク2にダメージがあるとしてディスクダメージフラグを設定し(S19)、追記が不可能であると判断する。これにより、それ以上の追記処理を行わないことで、光ディスク2への正常な記録がなされなくなるのを防止することができる。
図4は光ディスク2への記録状態を示す例であって、(a)はTOC領域への記録が正常である状態を示す図、(b)および(c)はTOC領域への記録状態が異常である状態を示す図である。
図4(a)に示すように、光ディスク2のTOC領域への記録が正常である場合、上述のステップS0→S1→S2→S3→S4→S5→S6(C=3)→S9→S10→S11(T=3)→S13→S14→S15→S16(T=4)→S17→S13→S14→S15→S18を経ることにより、第1〜第3セッションはすでにクローズされていてデータの記録が終了しており、第4セッションはクローズされておらず、この第4セッションのSDCB情報に基づいてデータの追記が可能であることが判定されるため、正常に各セッション内のデータを読み取って再生または第4セッション以降の追記が可能なフラグメントにデータを記録することが可能である。
また、図4(b)に示すように、光ディスク2のTOC領域への記録状態が異常(TOC領域の第3ブロックが異常)である場合、上述のステップS0→S1→S2→S3→S4→S5→S7→S8→S5→S6(C=2)→S9→S10→S11(T=2)→S13→S14→S15→S16(T=3)→S17→S13→S14→S15→S16(T=4)→S17→S13→S14を経ることにより、TOC領域への記録状態が異常であっても、第1〜第3セッションはすでにクローズされていてデータの記録が終了しており、第4セッションはクローズされておらず、この第4セッションのSDCB情報に基づいてデータの追記が可能であることが判定されるため、正常に各セッション内のデータを読み取って再生または第4セッション以降の追記が可能なフラグメントにデータを記録することが可能である。
また、図4(c)に示すように、光ディスク2のTOC領域への記録状態が異常である(TOC情報にはクローズされたセッション番号が記録されているが、このセッションのCTRL情報が未記録であるため、TOC情報とセッションの状態に不整合が生じている)場合、上述のステップS0→S1→S2→S3→S4→S5→S6(C=3)→S9→S10→S11(T=3)→S13→S14を経ることにより、TOC領域への記録状態が異常であっても、第1,第2セッションはすでにクローズされていてデータの記録が終了しており、第3セッションはクローズされておらず、正常に各セッション内のデータを読み取って再生することが可能となる。また、ダメージフラグを設定することにより、追記を不可能とすることができる。
本発明は、DVD+R等の情報記録媒体へデータを記録または情報記録媒体からデータを再生する情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラムとして有用であり、特に記録中の障害等によりTOCが正常に記録されていない情報記録媒体であっても、正常に情報記録または再生動作を行うことが可能な情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラムとして好適である。
本発明の実施例における情報記録再生装置としての光ディスク装置の概略構成を示すブロック図 DVD+Rの規格に準拠した光ディスクのマルチセッションフォーマット例を示す図 光ディスク装置のCPUにより実行される情報記録再生処理の制御手順を示すフロー図 光ディスクへの記録状態を示す例であって、(a)はTOC領域への記録が正常である状態を示す図、(b)および(c)はTOC領域への記録状態が異常である状態を示す図
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ディスク
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ
5 サーボ回路
6 信号処理部
7 バッファ
8 CPU
9 ROM
10 RAM
11 インターフェイス(I/F)

Claims (6)

  1. クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録するコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについては前記TOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについては前記SDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生装置であって、
    前記情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、同第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて前記第2ステップを実行する第3ステップと、同第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを実行する制御手段を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2ステップにおいて前記TOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、前記情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを実行するものであることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録するコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについては前記TOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについては前記SDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生方法において、
    前記情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、同第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて前記第2ステップを実行する第3ステップと、同第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップとを含むことを特徴とする情報記録再生方法。
  4. 前記第2ステップにおいて前記TOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、前記情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを含むことを特徴とする請求項3記載の情報記録再生方法。
  5. クローズされたセッションについてのセッション番号および記録位置を含む情報を記録するTOC領域と、各セッション中の記録が終了したフラグメントについてのフラグメント
    番号および記録位置を含む情報を記録するSDCB領域と、クローズされたセッションについての各セッション中のデータの記録位置を含む情報を記録するコントロール領域とを有する情報記録媒体から、クローズされたセッションについては前記TOC領域からセッション番号および記録位置を含む情報を取得し、クローズされていないセッションについては前記SDCB領域からセッション内のフラグメント番号および記録位置を含む情報を取得することにより、各セッション内のデータを読み取って再生またはクローズされていないセッションへデータを記録する情報記録再生装置としてコンピュータを機能させるための情報記録再生プログラムであって、
    前記コンピュータに、前記情報記録媒体のTOC領域からクローズされた最後のセッションのセッション番号を取得する第1ステップと、取得したセッション番号のセッションのSDCB領域から情報を取得し、さらにこのセッションのコントロール領域に情報が記録されているかどうかを確認する第2ステップと、同第2ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されている場合に、次のセッション番号のセッションについて前記第2ステップを実行する第3ステップと、同第3ステップにおいてセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、このセッションがクローズされていないセッションであると判断する第4ステップを実行させることを特徴とするための情報記録再生プログラム。
  6. 前記コンピュータに、前記第2ステップにおいて前記TOC領域から取得したセッションのコントロール領域に情報が記録されていない場合に、前記情報記録媒体への追記が不可能であると判断する第5ステップを実行させることを特徴とするための請求項5記載の情報記録再生プログラム。
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