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JP2005075189A - インホイールモータシステム - Google Patents

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JP2005075189A
JP2005075189A JP2003309281A JP2003309281A JP2005075189A JP 2005075189 A JP2005075189 A JP 2005075189A JP 2003309281 A JP2003309281 A JP 2003309281A JP 2003309281 A JP2003309281 A JP 2003309281A JP 2005075189 A JP2005075189 A JP 2005075189A
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JP2003309281A
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Akihiko Abe
明彦 阿部
Kazumasa Hagiwara
和将 萩原
Masaru Masaoka
賢 正岡
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Bridgestone Corp
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Abstract

【課題】 ホイール内にインホイールモータを配置するスペースを十分に確保することができるとともに、モータへの耐衝撃性と振動乗り心地性とを向上させたインホイールモータシステムを提供する。
【解決手段】 ホイール12内にインホイールモータ13を配置するとともに、上記ホイール12に、タイヤの最大径の部分からタイヤの中心に向かって幅が広がっていき、その端部において最大幅となる拡幅部11aと、この拡幅部11aの最大幅部分と結合し、最大幅の部分から幅が狭まって行く絞り部11bとを有するカーカスプライ11Aと、上記カーカスプライ11Aと交差する方向に配列されたベルト層11Cとを備えた改良扁平タイヤ11を装着することにより、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径の比を70%以上に設定し、かつ、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数を、従来の低扁平タイヤよりも低い200〜350N/mmに設定するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイレクトドライブホイールを駆動輪とする車両において用いられるインホイールモータシステムに関するものである。
近年、電気自動車などのモータによって駆動される車両においては、スペース効率の高さや、駆動力の伝達効率の高さから、モータを車輪に内蔵するインホイールモータシステムが採用されつつある。
図9は、従来のインホイールモータシステムを採用した電気自動車用駆動輪の概略断面図で、リム52aにタイヤ51が装着されたホイール52の内側に、インホイールモータ53が配設されている。このインホイールモータ53は、ホイールディスク52bに連結され、回転軸54と結合された第1のブラケット55aと、サスペンションアーム56a,56bに連結されたアップライト(ナックル)57と軸受け57Jを介して回転可能に固定された第2のブラケット55bとにより支持された永久磁石を備えたロータ53Rと、このロータ53Rの内側に配置され、上記アップライト57に連結・支持されるとともに、上記回転軸54と軸受け54Jを介して回転可能に固定された巻線部を有するステータ53Sとを備えたアウターロータ型のダイレクトドライブモータで、このインホイールモータ53の車体側にはブレーキ装置58が設けられている。
上記構成により、インホイールモータ53のロータ53Rがステータ53Sに対して回転可能に結合されるので、上記ステータ53Sの巻線部に通電して上記インホイールモータ53を駆動することにより、上記ホイール52に回転力を伝達させて上記ホイール52をダイレクトドライブさせ、上記ホイール52に装着されたタイヤ51を回転させて車両を駆動することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第2676025号公報(第2頁、第1図)
一般に、インホイールモータシステムにおいては、ホイール内に電気モータを配置するため、ホイール内に大きなスペースを確保する必要がある。更に、上記モータの大きさは、出力の大きさにより変化し、大出力のモータほど上記スペースが必要となる。
また、インホイールモータシステムは応答制御の速度が速いので、μ制御等の高周波数での制御が可能であるが、そのためにはタイヤにも高い応答特性が必要となる。具体的には、タイヤの路面との接触点であるトレッドとトルクの伝達部分(ホイールのリム部)との距離が短く、かつ、タイヤ周方向の剪断剛性(捩り剛性)が高いこと、すなわち、タイヤ高さ(SH)が低いことが必要である。
しかしながら、SHの低いタイヤ、すなわち、低扁平率のタイヤ、すなわち、タイヤ高さ/タイヤ幅が小さいタイヤでは、一般に縦バネ定数や前後バネ定数などの各種バネ定数が高いことから、路面にトルクを伝達する上での制御を行なう際の細かな制御が可能であり、操縦安定性は高いが、縦バネ定数が高いことから、振動乗り心地性が低下するだけでなく、突起乗り越し時の大入力などの衝撃が作用した際のモータの耐衝撃性が悪化してしまうといった問題点があった。
これに対して、通常縦バネ性能があまり高くないとされる高扁平率のタイヤを装着した場合には、振動乗り心地性は確保できるが、SHが大きいことが起因して、リム径が必然的に小さくなり、スペースの確保が困難になるだけでなく、トレッドとトルクの伝達部分との距離が長くなってしまうため、インホイールモータシステムの特徴である高い制御特性を生かすことができないといった問題点があった。
また、タイヤは、タイヤ内の空気室内のエアーボリュームに依存する、荷重を負担できる許容量(負荷容量)を有する。上記負荷容量は、タイヤ幅が狭いタイヤで比較的高扁平率のタイヤであれば、タイヤ高さ(SH)を、タイヤ幅大で低扁平のタイヤと同等にすることができる。しかし、このような、SH同等の小タイヤ幅・高扁平のタイヤは、上記縦バネ定数の点では問題ないが、ホイール径方向内側のスペースを確保しながら上記負荷容量を確保することは困難であるので、上記スペースや負荷容量の確保を十分に担保したサイズのタイヤとしては、タイヤ幅が大きく低扁平のサイズを選択する必要がある。
また、上記負荷容量はタイヤ内圧に比例するため、車両荷重を負担する上で適正な車両内圧を確保する必要がある。反面、タイヤの縦ばねは、タイヤ内圧に依存し、上記負荷容量が大きく確保できる高内圧では縦バネ定数はほぼ比例して大きくなる。
したがって、インホイールモータ車においては、ホイール径方向内側のスペースを確保しながら、荷重を十分に負担できるタイヤサイズ・タイヤ内圧で、かつ、縦バネ定数を低くすることのできるタイヤを選択する必要がある。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、ホイール内にインホイールモータを配置するスペースを十分に確保することができるとともに、モータへの耐衝撃性と振動乗り心地性とを向上させたインホイールモータシステムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、車輪部にダイレクトドライブホイールを駆動する電気モータを配置して成るインホイールモータシステムにおいて、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径の比を70%以上に設定して、上記ホイール内に上記電気モータを配設するとともに、上記ホイールに、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数が200〜350N/mmのタイヤを装着したことを特徴とするものである。これにより、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径を十分にとって出力の大きなモータを搭載可能とするとともに、振動乗り心地性・大入力による耐衝撃性を確保する上での縦バネ性能を、同一サイズの通常の断面形状を有するタイヤに比較して、大きく低減することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記装着されるタイヤの扁平率(アスペクト比=タイヤ高さ/タイヤ幅)を40%以下としたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記扁平率を35%以下としたものである。
すなわち、上記のように、タイヤ高さを、タイヤ幅で概略が決まるトレッド幅に対して小さく設定することにより、路面にトルクを伝達する上での制御を行なう際に、細かな(高周波での)制御が可能となる。また、低扁平なので、リム径方向内側のスペースを大きくとることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインホイールモータシステムにおいて、上記タイヤは、4輪でのタイヤ負荷容量が車重を許容しているタイヤサイズを有するタイヤが選択されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインホイールモータシステムにおいて、上記タイヤは、4輪でのタイヤ負荷容量が車重を許容しているタイヤサイズを有するタイヤのタイヤ内圧で使用されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のインホイールモータシステムにおいて、上記タイヤとして、タイヤの最大径からタイヤ中心に向かうに従って幅が広がっていく拡幅部と、上記拡幅部の最大幅の部分に結合され、上記最大幅の部分よりも幅が狭くなっていく絞り部を有するカーカスプライと、このカーカスプライと交差する方向にコードを配列したベルト層とを備えたタイヤを用いたものである。これにより、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径を十分にとって出力の大きなモータを搭載可能とするとともに、操縦安定性や制御の応答性に大きく関与する、前後バネ性能や横バネ性能をほとんど低下させずに、振動乗り心地性・大入力による耐衝撃性を確保する上で必要なの縦バネ性能を、従来の低扁平率のタイヤよりも低下させて電気モータの耐衝撃性を向上させることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記絞り部が水平部分を有することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記拡幅部のカーカスプライと上記絞り部のカーカスプライとの、外皮部分を頂点とした角度を30〜75度としたものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のインホイールモータシステムにおいて、上記モータを緩衝部材または緩衝装置を介して車両バネ下部に取付けて、上記モータをバネ下質量に対してダイナミックダンパのウエイトとして作用させるようにしたので、電気モータの耐衝撃性を更に向上させることが可能となるとともに、車両の凹凸路走行時における接地力の変動レベルを低減することができ、車両のロードホールディング性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記モータを中空形状のインホイールモータとするとともに、上記モータのステータ側と車両バネ下部とを、バネ要素と、このバネ要素に並列に配置されたダンパ要素、あるいは、バネ要素とダンパ要素とが直列に連結されたスプリング要素付きダンパとにより連結したものである。
本発明によれば、ホイールに、例えば、タイヤの最大径からタイヤ中心に向かうに従って幅が広がっていく拡幅部と、上記拡幅部の最大幅の部分に結合され、上記最大幅の部分よりも幅が狭くなっていく絞り部を有するカーカスプライと、このカーカスプライと交差する方向にコードを配列したベルト層とを備えたタイヤのような、扁平率が比較的低く、したがって、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径を70%以上に設定することができるとともに、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数が200〜350N/mmのタイヤを搭載し、上記ホイール内に電気モータを配設する構成としたので、電気モータの必要収容スペースを十分に確保することができるとともに、振動乗り心地性・大入力による耐衝撃性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
最良の形態1.
図1は、本発明の最良の形態1に係るインホイールモータシステムの構成を示す図で、同図において、11は扁平率が比較的低く、かつ、同一扁平率のタイヤよりもタイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数が小さい改良扁平タイヤ、12はリム12aとホイールディスク12bとから成るホイール、13は永久磁石を備えたロータ13Rと、このロータ13Rの内側に配置された、巻線部を有するステータ13Sとを回転可能に結合して成るアウターロータ型のインホイールモータで、上記ロータ13Rは、ホイールディスク12bに連結され、回転軸14と結合された第1のブラケット15aと、サスペンションアーム16a,16bに連結されたアップライト(ナックル)17と軸受け17Jを介して回転可能に固定された第2のブラケット15bとにより支持される。一方、上記ステータ13Sは上記アップライト17に連結・支持されるとともに、上記回転軸14と軸受け14Jを介して回転可能に固定されているので、インホイールモータ13のロータ13Rは上記ステータ13Sに対して回転可能に結合される。また、符号18は上記インホイールモータ13の車体側に設けられたブレーキ装置である。
上記改良扁平タイヤ11は、図2(a),(b)にも示すように、踏面となるタイヤの最大径Dmaxの部分からタイヤの中心に向かうにしたがって幅が広がっていき、その端部において最大幅Wmaxとなる拡幅部11aと、この拡幅部11aの最大幅部分と結合し、最大幅の部分から幅が狭まって行く絞り部11bと、この絞り部11bに結合された端部であるビード部11cとから成るカーカスプライ11Aと、上記カーカスプライ11Aの外周で上記タイヤ11のトレッドゴム11Bとの間に設けられ、上記カーカスプライ11Aと交差する方向に配列されたベルト層11Cとを備えている。
上記絞り部11bは、詳細には、上記拡幅部11aと結合する第1の結合部11pと上記ビード部11cと結合する第2の結合部11qと、この第1及び第2の結合部11p,11qとの間に設けられた水平部分11nとを有している。また、上記第1の結合部11pの曲率半径R1と上記第2の結合部11qの曲率半径R2とは上記タイヤ11の最大径Dmaxよりも極めて小さく、上記第1の結合部11pの曲率中心はカーカスプライ11Aの内部に、上記第2の結合部11qの曲率中心はカーカスプライ11Aの外部にあり、上記絞り部11bと拡幅部11aとのなす角度θは90度以下、好ましくは、30度〜75度に設定される。
なお、上記改良扁平タイヤ11の扁平率(アスペクト比=タイヤ高さ/タイヤ幅)は35%であり、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数は200〜350N/mmである。また、上記改良扁平タイヤ11は、4輪でのタイヤ負荷容量(RI;ロードインデックス)が車重を許容しているタイヤサイズを有するとともに、4輪でのタイヤ負荷容量が車重を許容しているタイヤサイズを有するタイヤのタイヤ内圧で使用されている。
次に、上記改良扁平タイヤ11の動作について説明する。
図3(a)に示すように、従来のタイヤ51では、タイヤ内圧が作用すると、カーカスプライ51Aの最大幅Wmaxをとるよりも外側の部分51Mにおいては、ベルト層51Cはタイヤ51の外側に向かって膨張するのでベルト層51Cの張力は大きくなる、一方、内側の部分51Nでは、タイヤ内圧が同図の破線で示す方向に作用するため、ベルト層51Cの張力は小さくなるので、サイド張力(Ts)に対する空気によるベルト張力(Tb)の比Tb/Tsの値が小さくなり、転がり抵抗が大きくなる。
これに対して、本例の改良扁平タイヤ11では、図3(b)に示すように、タイヤ内圧が作用すると、カーカスプライ11Aの最大幅Wmaxをとるよりも外側の部分11Mにおいては、上記タイヤ51と同様に、ベルト層11Cはタイヤ11の外側に向かって膨張するのでベルト層11Cの張力は大きくなるが、内側の部分11Nでは、拡幅部11aと絞り部11bとから成る曲率の小さいサイド部のサイド張力(Ts)が小さくなるので、この部分が変形を多く受けもつことができる。すなわち、Tb/Tsを大きくできるので、タイヤの転がり抵抗を低減することができる。
ところで、タイヤに荷重がかかった場合、上記従来のタイヤ51では、最大幅Wmax近傍で大きく膨張するので、ショルダー部での曲げ変形がさほど大きくないが、本例の改良扁平タイヤ11は、図2(a)の破線で示すように、ショルダー部での曲げ変形が大きくなる。すなわち、本例の改良扁平タイヤ11は、従来のタイヤに比較して、ベルト層11C、すなわち、タイヤ踏面部の剛性を高めることができるとともに、タイヤの縦ばね定数が低減されていることがわかる。
また、本例の改良扁平タイヤ11では、内圧が作用してもベルト層11Cの張力が小さくならず、従来のタイヤに比較して曲率が小さいことから、サイド張力を低くすることでタイヤの縦ばね定数を低減して、従来に対比して低転がり抵抗も確保することができる。
このように、上記改良扁平タイヤ11は、従来の低扁平タイヤに対して縦ばね定数を低くすることができるので、突起乗り越し時の大入力などに対するインホイールモータ13の耐衝撃性を向上させることができるとともに、路面からの振動入力が低減するので乗り心地性が向上する。
また、このような改良扁平タイヤ11を用いることにより、タイヤ11の外径ODに対するホイール12のリム12aの最小径部分の径Rminの比P=(Rmin/OD)を70%以上に設定することができる。これにより、例えば、従来の扁平率が55%の55タイヤでは、リム径が17インチであったものが、改良扁平タイヤ11では、上記55タイヤと同等のタイヤ外径でありながら、従来の扁平率が35%の35タイヤのリム径に相当する20インチを確保することが可能となるので、従来と比較して出力の大きなインホイールモータを搭載することができる。
このように、本最良の形態1によれば、ホイール12内にインホイールモータ13を配置するとともに、上記ホイール12に、タイヤの最大径Dmaxの部分からタイヤの中心に向かうにしたがって幅が広がっていき、その端部において最大幅Wmaxとなる拡幅部11aと、この拡幅部11aの最大幅部分と結合し、最大幅の部分から幅が狭まって行く絞り部11bとを有するカーカスプライ11Aと、上記カーカスプライ11Aと交差する方向に配列されたベルト層11Cとを備えた改良扁平タイヤ11を装着することにより、タイヤ外径ODに対するホイールリム部の最小径部分の径Rminの比P=(Rmin/OD)を70%以上に設定することができるとともに、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数を、従来の低扁平タイヤよりも低い200〜350N/mmに設定することができるので、インホイールモータ13の収容スペースを十分に確保することができるとともに、耐衝撃性や乗り心地性を向上させることができる。
なお、上記最良の形態1では、インホイールモータとして、ステータ13Sがロータ13Rの内側に配置されたアウターロータ型のダイレクトドライブインホイールモータ13を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、特開平5−278476号公報に記載されたような、ロータがステータの内側に配置されたインナーロータ型のインホイールモータを用いた場合も適用可能である。
また、上記例では、改良扁平タイヤ11の扁平率を35%としたが、これに限るものではなく、40%以下であればよい。また、35%以下であれば、特に好ましい。
最良の形態2.
上記本最良の形態1では、車輪部に、ステータ13Sが車両の足回り部品であるアップライト(ナックル)17に接続され、ロータ13Rがホイール12に接続される構成のインホールモータ13を搭載した場合について説明したが、図4に示すように、インホイールモータとして、中空形状のインホイールモータ23を搭載するとともに、上記インホイールモータ23を緩衝部材または緩衝装置を介して車両バネ下部に取付けて、上記モータ23をバネ下質量に対してダイナミックダンパのウエイトとして作用させるようにすれば、車両の凹凸路走行時における接地力の変動レベルを大幅に低減することができ、車両のロードホールディング性を向上させることができる。
上記インホイールモータ23は、径方向内側が開放された第1の環状のケース(回転側ケース)23aにロータ23Rを取付け、この回転側ケース23aの径方向内側に、上記回転側ケース23aと同心円状に配置された、径方向外側が開放された第2の環状のケース(非回転側ケース)23bに、上記ロータ23Rと所定の間隔を隔ててステータ23Sを取付け、上記回転側ケース23aと非回転側ケース23bとを軸受け23jを介して回転可能に連結するとともに、上記非回転側ケース23bを車両の足回り部品であるナックル24に緩衝装置30を介して結合させ、上記回転側ケース23aを、動力伝達機構40を介して、ホイール12に結合させたものである。また、25はホイール12とその回転軸において連結されたハブ部、26は上記ナックル24の車両側に連結される車軸、27はショックアブゾーバ等から成るサスペンション部材、28は上記ハブ部25に装着された制動装置である。
上記緩衝装置30は、直動ガイド31を介して互いに車両の上下方向に作動方向が限定され、かつ、車両の上下方向に作動する第1のバネ要素32と、上記第1のバネ要素32と並行して配置された、ダンパ33と第2のバネ要素34を直列に連結したスプリング要素付きダンパ35,35とにより結合さた2枚のプレート36,37を備え、上記中空形状のインホイールモータ23の非回転側ケース23bと車両の足回り部品であるナックル24とを連結したもので、詳細には、図5にも示すように、ナックル24に結合された車軸26に連結され、サスペンション部材28側に位置するナックル側プレート36の4隅に、車両の上下方向に伸縮する第1のバネ要素32をそれぞれ取付け、その中央部に設けられた車軸26との連結孔36kの両側に、車両の上下方向に伸縮するダンパ33と第2のバネ要素34とを直列に連結したスプリング要素付きダンパ35,35をそれぞれ取付け、モータ23側に位置するモータ側プレート37の上記第1のバネ要素32の上部あるいは下部に対応する位置にバネ受け部32nを、上記ダンパ35の上部に対応する位置、すなわち、車軸26との連結孔37kの両側の上部に、ダンパ取付け部33nを取付けるとともに、上記プレート36,37を、プレートの中心に対して対称な位置に配置された4個の直動ガイド31により結合する。
また、動力伝達機構40は、モータ側プレート41とホイール側プレート42との間に、直交する2軸の直動ガイドを組合わせた複数のクロスガイド43を配置したもので、上記クロスガイド43は、詳細には、図6(a)に示すように、ビーム状の部材であるモータ側ガイドレール43Aとホイール側ガイドレール43Bと、直方体状の部材の上面及び下面にそれぞれ設けられた、上記ガイドレール43A,43Bをそれぞれ案内する案内溝43a,43bを備えたクロスガイド本体43Cとを備えたもので、これにより、モータ側ガイドレール43Aとホイール側ガイドレール43Bとは、クロスガイド本体43Cの案内溝43a,43bに沿って互いに直交する方向に稼動することができる。なお、本例では、図6(b)に示すように、上記モータ側プレート41とホイール側プレート42との間に上記クロスガイド43を4個等間隔(90度間隔)に配置するとともに、上記各クロスガイド43のモータ側ガイドレール43Aを、その稼動方向が全てロータ23Rの径方向に対して45度方向になるように配置している。
上記構成においては、ステータ23Sを支持する非回転側ケース23bを、ナックル24に対して、並列配置された第1のバネ要素32と、このバネ要素32に並列に配置されたダンパ33及びこのダンパ33に直列に連結される第2のバネ要素34とから成るスプリング要素付きダンパ35とにより上下方向に支持することにより、インホイールモータ23を車両の足回り部品であるナックル24に対してフローティングマウントすることができるので、モータ軸と車輪軸とは別々に径方向に揺動可能となる。
ここで、車両が悪路を走行する際にタイヤに生じる接地荷重変動モデルを考えると、図9や図1に示した従来のモータバネ下搭載のインホイールモータ車では、図7(a)に示すような2自由度の振動モデルで表わされる。詳細には、バネ下質量mがタイヤの接地面と弾性体k及びダッシュポットcにより結合され、上記バネ下質量mとバネ上質量mとが弾性体k及びダッシュポットcにより結合された振動モデルにおいて、上記バネ下質量mにインホイールモータの質量が付加されるようなモデルとなる。このように、モータが直接装着された場合には、バネ下質量が増大するためタイヤの接地荷重変動が増大する。
これに対して、本例のモータを緩衝部材または緩衝装置を介して車両バネ下部に取付けたタイプのインホールモータシステム車では、図7(b)に示すように、インホイールモータのモータ質量mが、互いに並列に配置された、弾性体k、及び、弾性体kとダッシュポットcとが直列に連結されたスプリング要素付きダンパを介して足回り部品(バネ下部)に結合されたダイナミックダンパのウエイトとして作用する車両振動モデル(3自由度モデル)として表わせる。したがって、バネ下からモータ質量mがなくなるため、バネ下質量を軽くすることができる上、ダイナミックダンパの作用でバネ下振動が抑制されるので、タイヤの接地荷重変動を大幅に低減することができ、車両のロードホールディング性が飛躍的に向上する。
なお、スプリング要素付きダンパに代えて、単にダッシュポットを用いてもバネ下振動を十分に抑制することが可能であるが、本例のように、スプリング要素付きダンパを用いれば、減衰力の発生タイミングを変化させることができるので、バネ下共振付近の接地荷重変動を更に低減することができ、車両のロードホールディング性を更に向上させることができる。
また、ロータ23Rを支持する回転側ケース23aとホイール12とを、モータ側ガイドレール43Aの稼動方向が全てロータ23Rの径方向に対して45度方向で、ホイール側ガイドレール43Bの全ての稼動方向が上記モータ側ガイドレール43Aの稼動方向に対して直交する方向となるように配置された複数個のクロスガイド43を備えた動力伝達機構40で結合するようにしたので、モータ23の駆動力をホイール12に確実に伝達させることができる。
図8は、本発明によるインホイールモータシステムを採用した駆動輪におけるタイヤの種類及びリム径等の諸元と、この駆動輪を搭載した車両の走行試験結果を示す表で、表中、HAT(35)は、本発明による改良扁平タイヤを表わす。
ここで、実施例1はダイレクトドライブ型のインホイールモータ(DDM)を搭載したもの、実施例2はモータをダイナミックダンパとして作用させたタイプのインホイールモータ(ADM)を搭載したものである。比較のため、リム径が20インチであるホイールに偏平率が35%のタイヤを装着し、このホイール内に従来のインホイールモータを搭載した車両(比較例1)、及び、偏平率が55%のタイヤを装着した車両(比較例2)についても、同様の試験を行った。
なお、比較例1の20インチタイヤで装着可能なモータ出力は、概略、1輪あたり25kW(34馬力)であり、比較例2の20インチタイヤでは、16kW(22馬力弱)である。
本実験における車両走行試験は以下の通りである。
振動入力特性;アスファルト路を走行した際のバネ下上下方向振動のピークトウピークの大きさを、上記比較例1を100として評価したもので、小さいほど良好である。
大入力耐久性;10mドラム上に3cmの突起を設置し、ドラム走行したときの耐久性を、振動モードが変化する(何処かで異常が発生した)時点までの走行距離を、上記比較例1を100として評価したもので、大きいほど良好である。
操縦安定性;テストコースを走行した際の、テストドライバーの官能評価の結果を、上記比較例1を100として評価したもので、大きいほど良好である。
制御応答性;モータでの制動・駆動トルクを200Hzにて制御したときの、タイヤ踏面での伝達遅れ時間を、上記比較例1を100として評価したもので、小さいほど良好である。
表から明らかなように、実施例1に示した本発明の駆動輪では、比較例1に示したタイヤの縦ばね定数が従来の偏平率が35%のタイヤよりも低く、比較例2に示した偏平率が55%と小さくリム容積が小さな従来のタイヤとほぼ同等である。したがって、2輪駆動のインホイールモータ車を想定した場合、比較例1と同等の、50kW(70馬力弱)の出力となり、縦バネ定数が同じ比較例2によりも大きな出力のインホイールモータを搭載することが可能となることが確認された。なお、比較例2のように、両輪で32kW(44馬力弱)では、高速走行は不可能である。
また、操縦安定性、制御応答性も、従来に比べて優れていることが分かる。
更に、実施例2のモータをダイナミックダンパとして作用させたタイプのインホイールモータ(ADM)を搭載したタイプでは、モータ出力はほぼ比較例1と同等であり、かつ、振動入力が上記実施例1よりも更に小さくなっており、乗り心地性が格段に向上することが確認された。
本発明によれば、電気モータの必要収容スペースを十分に確保することができるとともに、電気モータの耐衝撃性や乗り心地性を向上させることができるので、スペース効率や駆動力の伝達効率に優れ、かつ車両のロードホールディング性のよいインホールモータ車を実現することが可能となる。
本発明の最良の形態1に係るインホイールモータシステムの構成を示す図である。 本最良の形態に係る改良扁平タイヤの概略構成を示す図である。 本最良の形態に係る改良扁平タイヤの動作を示す図である。 本発明の最良の形態2に係るインホイールモータシステムの構成を示す図である。 本最良の形態2に係る緩衝装置の一構成例を示す図である。 本最良の形態2に係る動力伝達機構の一構成例を示す図である。 本最良の形態2に係るインホイールモータシステムにおける車両振動モデルを示す図である。 実施例で使用したインホイールモータシステムにおけるタイヤ、ホイール及びインホールモータの諸元と車両走行試験結果を示す図である。 従来のインホイールモータシステムの構成を示す図である。
符号の説明
11 改良扁平タイヤ、12 ホイール、12a リム、12b ホイールディスク、13 インホイールモータ、13R ロータ、13S ステータ、14 回転軸、
14J,17J 軸受け、15a 第1のブラケット、15b 第2のブラケット、
16a,16b サスペンションアーム、17 アップライト(ナックル)、
18 ブレーキ装置。

Claims (10)

  1. 車輪部にダイレクトドライブホイールを駆動する電気モータを配置して成るインホイールモータシステムにおいて、タイヤ外径に対するホイールリム部の最小径部分の径の比を70%以上に設定して、上記ホイール内に上記電気モータを配設するとともに、上記ホイールに、タイヤ径方向の剛性を示す縦バネ定数が200〜350N/mmのタイヤを装着したことを特徴とするインホイールモータシステム。
  2. 上記装着されるタイヤの扁平率を40%以下としたことを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータシステム。
  3. 上記扁平率を35%以下としたことを特徴とする請求項2に記載のインホイールモータシステム。
  4. 上記タイヤとして、4輪でのタイヤ負荷容量が車重を許容しているタイヤサイズを有するタイヤが選択されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインホイールモータシステム。
  5. 上記タイヤとして、4輪でのタイヤ負荷容量が車重を許容しているタイヤサイズを有するタイヤのタイヤ内圧で使用されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインホイールモータシステム。
  6. 上記タイヤとして、タイヤの最大径からタイヤ中心に向かうに従って幅が広がっていく拡幅部と、上記拡幅部の最大幅の部分に結合され、上記最大幅の部分よりも幅が狭くなっていく絞り部を有するカーカスプライと、このカーカスプライと交差する方向にコードを配列したベルト層とを備えたタイヤを用いたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のインホイールモータシステム。
  7. 上記絞り部が水平部分を有することを特徴とする請求項6に記載のインホイールモータシステム。
  8. 上記拡幅部のカーカスプライと上記絞り部のカーカスプライとの、外皮部分を頂点とした角度を30〜75度としたことを特徴とする請求項6に記載のインホイールモータシステム。
  9. 上記モータを緩衝部材または緩衝装置を介して車両バネ下部に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のインホイールモータシステム。
  10. 上記モータを中空形状のインホイールモータとするとともに、上記モータのステータ側と車両バネ下部とを、バネ要素と、このバネ要素に並列に配置されたダンパ要素、あるいは、バネ要素とダンパ要素とが直列に連結されたスプリング要素付きダンパとにより連結したことを特徴とする請求項9に記載のインホイールモータシステム。
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