JP2005065508A - 冷菓供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、効率よく冷菓の注出を行うことができる冷菓供給装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ハンガースイッチ36がオンすると(S1)、制御回路はハンガーに袋詰め冷菓が保持されたと判断し、昇温タイマをスタートさせる(S2)。所定時間T1が経過し、昇温タイマ42がタイムアップすると(S3)、昇温終了ランプを点灯する(S4)。これにより、作業者は、ハンガーに保持された袋詰め冷菓が注出適温にまで昇温されたことを認識することができる。その後、冷菓注出のために、この昇温された袋詰め冷菓がハンガーから取り外されると、ハンガースイッチはオフ状態となり(S5)、制御回路は昇温終了ランプを消灯する(S6)。
【選択図】 図7
【解決手段】ハンガースイッチ36がオンすると(S1)、制御回路はハンガーに袋詰め冷菓が保持されたと判断し、昇温タイマをスタートさせる(S2)。所定時間T1が経過し、昇温タイマ42がタイムアップすると(S3)、昇温終了ランプを点灯する(S4)。これにより、作業者は、ハンガーに保持された袋詰め冷菓が注出適温にまで昇温されたことを認識することができる。その後、冷菓注出のために、この昇温された袋詰め冷菓がハンガーから取り外されると、ハンガースイッチはオフ状態となり(S5)、制御回路は昇温終了ランプを消灯する(S6)。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷菓供給装置に係り、特に袋詰め冷菓の昇温制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1に開示されたような冷菓供給装置においては、袋詰め冷菓をシリンダ内に装填してピストンで押圧することにより冷菓の注出が行われるが、冷菓製造元からの発送途中等の流通段階や店舗内冷凍庫における保管状態にあっては、袋詰め冷菓はその品質を保持する目的で通常−25℃以下に保たれている。そこで、冷菓供給装置のシリンダ内への装填に先だって例えば−12℃程度の注出適温にまで昇温させる必要がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−189063号公報
【0004】
従来、このような袋詰め冷菓の昇温は、予め例えば−12℃程度の温度に設定された冷菓供給装置の庫内に袋詰め冷菓を収容することにより行われている。例えば、店舗において、冷菓注出を行う前夜に冷菓供給装置の庫内に袋詰め冷菓を収容して昇温を開始し、翌日、注出適温にまで昇温された袋詰め冷菓を使用して注出を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業者の交代や庫内の収容位置の記憶違い等により、昇温が完了していない袋詰め冷菓をシリンダ内に装填する虞がある。注出適温にまで昇温されていない袋詰め冷菓は、その中心部分が硬いため、冷菓の注出が途中で止まり、新たな袋詰め冷菓との交換を余儀なくされていた。すなわち、不十分な昇温により袋内に冷菓を残したまま廃棄されることとなって歩留まりが低下し、効率のよい冷菓注出が困難となっていた。
【0006】
また、冷菓供給装置の庫内に低温の袋詰め冷菓を収容した直後は、袋詰め冷菓の温度と庫内温度との温度差により袋詰め冷菓は急激な昇温を示すが、時間の経過と共に温度差が縮小されるので、袋詰め冷菓の温度上昇は次第に小さく抑えられていく。このため、袋詰め冷菓の温度が庫内温度に対して安定した状態になるまでに例えば8〜12時間もの長時間を要していた。従って、効率のよい冷菓注出が困難となり、袋詰め冷菓の昇温時間を確保し得ない店舗や、短時間で所定の冷菓を販売し終えた店舗における追加販売等については、対応することが難しかった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、効率よく冷菓の注出を行うことができる冷菓供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の冷菓供給装置は、袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、袋詰め冷菓の昇温が終了したことを表示する表示手段と、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間の経過後に表示手段により昇温終了を表示させる制御手段とを備えたものである。
なお、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段から取り外されたことを検知したときに、制御手段が表示手段による昇温終了の表示を終了させるように構成することができる。
【0008】
また、この発明に係る第2の冷菓供給装置は、袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間にわたって庫内を通常温度より高く設定された所定温度にまで上昇させる制御手段とを備えたものである。
なお、前記所定時間の経過後に制御手段が庫内を通常温度に戻すことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1にこの発明の実施の形態1に係る冷菓供給装置の全体構造を示す。冷凍室1内の天井部分に冷却器2と庫内ファン3が配置される一方、機械室4内には冷却器2に接続された冷凍機5が配置されている。冷凍室1の奥面に設けられたダクト6を介して吸引された庫内空気が冷却器2で冷却されて庫内ファン3によって冷凍室1内に循環供給され、これにより冷凍室1内はアイスクリーム等の冷菓が注出可能な状態で保存されるような温度、例えば−12℃に維持されている。
【0010】
前面扉Aの前部に配置されたコック7を開操作すると、弁体8が上昇してコックパイプ9が開放されると共に注出口スイッチ10がオンして機械室4内のポンプ11が正方向に駆動され、実線矢印で示されるように、ブラインタンク12からブライン13がシリンダ14下部の圧力室15に供給される。これにより、ピストン16が上昇してシリンダ14上部に装填された袋詰め冷菓17が圧縮され、袋詰め冷菓17の取出口18から冷菓19が流出してコックパイプ9を通り、注出口20から注出される。コック7を閉操作すると、注出口スイッチ10がオフとなってポンプ11が停止すると共に弁体8が下降してコックパイプ9が閉鎖され、冷菓19の注出が停止される。
【0011】
冷菓19が全て注出されると、操作パネル21のピストン下降ボタン(図示せず)の操作によりポンプ11が逆方向に駆動され、破線矢印で示されるように、シリンダ14の圧力室15からブライン13がブラインタンク12に戻されてピストン16が最下位位置まで下降する。この状態で冷凍室1の前面扉A及びシリンダ14の蓋22を開けて袋詰め冷菓17が交換される。
【0012】
冷凍室1内には、袋詰め冷菓17を保持するために、図2に示されるようなハンガー31が配設されている。ハンガー31は、一端部が冷凍室1の内壁面に固定され且つ他端部が冷凍室1内に突出するブラケット32を有している。ブラケット32の他端部には、袋詰め冷菓17の取出口18を引っ掛けるための切り欠き33が形成されると共に、袋詰め冷菓17の取出口18に係合することにより回転軸となるボルト34の回りに回動するレバー35が切り欠き33の近傍に取り付けられている。
【0013】
図3に示されるように、ブラケット32の他端部には、レバー35の近傍にハンガースイッチ36が配置され、ハンガースイッチ36の進退自在のプランジャ37の先端がレバー35に当接している。なお、レバー35は、図示しないスプリング等により図3の状態となるように切り欠き33の方向に付勢されている。
また、レバー35の回動範囲の両端を規定するストッパ38及び39がブラケット32に固定されている。
【0014】
図4に示されるように、袋詰め冷菓17の取出口18をブラケット32の切り欠き33に引っ掛けて保持させると、図5に示されるように、取出口18によってレバー35が押されてハンガースイッチ36の方向に回動し、ハンガースイッチ36のプランジャ37が後退する。これにより、ハンガースイッチ36がオンし、袋詰め冷菓17の存在を検知することができる。
【0015】
また、図6に示されるように、冷菓供給装置には制御回路41が設けられており、制御回路41にハンガースイッチ36が接続されると共にさらに昇温タイマ42と昇温終了ランプ43が制御回路41に接続されている。昇温タイマ42には、袋詰め冷菓17を冷凍室1内の温度に晒すことにより流通温度から注出適温にまで昇温するのに必要な所定時間T1が予め設定されている。昇温終了ランプ43は、作業者から見えるように、例えば操作パネル21に設置されている。
【0016】
なお、ハンガー31によりこの発明の保持手段が、ハンガースイッチ36により検知スイッチが、制御回路41と昇温タイマ42により制御手段が、昇温終了ランプ43により表示手段がそれぞれ構成されている。
【0017】
次に、この実施の形態1に係る冷菓供給装置における袋詰め冷菓17の昇温動作について図7のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1でハンガースイッチ36のオン/オフ状態が確認される。ハンガースイッチ36がオンした場合には、制御回路41は、ハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されたと判断し、ステップS2で昇温タイマ42をスタートさせる。
そして、所定時間T1が経過し、ステップS3で昇温タイマ42がタイムアップすると、ステップS4に進んで制御回路41は昇温終了ランプ43を点灯する。
これにより、作業者は、ハンガー31に保持された袋詰め冷菓17が注出適温にまで昇温されたことを認識することができる。
【0018】
その後、冷菓注出のために、この昇温された袋詰め冷菓17がハンガー31のブラケット32から取り外されると、レバー35が図3の状態に戻ってハンガースイッチ36のプランジャ37が伸長し、ハンガースイッチ36はオフ状態となる。そこで、ステップS5においてハンガースイッチ36のオフ状態が確認されると、ステップS6に進み、制御回路41により昇温終了ランプ43が消灯する。
【0019】
このように、昇温タイマ42により昇温に必要な所定時間T1を確保し、昇温完了後に昇温終了ランプ43を点灯することで、昇温が完了していない袋詰め冷菓17をシリンダ14内に誤って装填することが未然に防止される。
なお、冷凍室1内に複数のハンガー31を設置することもできる。この場合には、複数のハンガー31にそれぞれ対応した複数の昇温終了ランプ43を設け、ハンガー31毎に袋詰め冷菓17が保持された時点から所定時間T1を計測して昇温完了後に対応の昇温終了ランプ43を点灯するように構成することが望ましい。このようにすれば、複数の袋詰め冷菓17が冷凍室1内に収容されていても、昇温が完了していない袋詰め冷菓17を昇温が完了した袋詰め冷菓17と間違えてシリンダ14内に装填することを防止することができる。
【0020】
実施の形態2.
実施の形態2に係る冷菓供給装置は、実施の形態1の装置と同様に、図1に示される全体構造を有すると共に冷凍室1内に図2及び図3に示されるハンガー31を有しているが、昇温タイマ42及び昇温終了ランプ43の代わりに図8に示されるように昇温コントロールタイマ44を制御回路41に接続して、袋詰め冷菓17の昇温時に冷凍室1内の温度を通常時より高め、例えば−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行うものである。昇温コントロールタイマ44には、−5℃コントロール運転下で袋詰め冷菓17を冷凍室1内の温度に晒すことにより流通温度から注出適温にまで昇温するのに必要な所定時間T2が予め設定されている。
【0021】
制御回路41には、さらに、操作パネル21のピストン下降ボタン45、ピストン16が最下位位置に位置するか否かを検知するシリンダ下部フロートスイッチ46、冷凍室1の前面扉Aが開放されたことを検知する扉開閉スイッチ47がそれぞれ接続されている。
【0022】
この実施の形態2に係る冷菓供給装置における袋詰め冷菓17の昇温動作について図9のフローチャートを参照して説明する。まず、袋詰め冷菓17を交換するために作業者により操作パネル21のピストン下降ボタン45がオンされると、ポンプ11が駆動され、シリンダ14の圧力室15からブライン13がブラインタンク12に戻されてピストン16が下降を開始する。
制御回路41は、ステップS11でハンガースイッチ36のオフ状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されていないことを確認し、ステップS12でシリンダ下部フロートスイッチ46のオフ状態によりピストン16が最下位位置に位置したことを確認し、さらにステップS13で扉開閉スイッチ47のオン状態により前面扉Aが開放されたことを認識すると、ステップS14で再びハンガースイッチ36のオン/オフ状態を確認して、ハンガー31のブラケット32に新たな袋詰め冷菓17が保持されるまで待機する。
【0023】
そして、ステップS14でハンガースイッチ36がオン状態になると、ハンガー31のブラケット32に新たな袋詰め冷菓17が保持されたと判断し、ステップS15で昇温コントロールタイマ44をスタートさせると共にステップS16で制御回路41は、冷凍室1内の温度を通常の−12℃より高い、例えば−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行う。この−5℃コントロール運転は、昇温コントロールタイマ44がタイムアップするまで続けられる。所定時間T2が経過し、ステップS17で昇温コントロールタイマ44がタイムアップすると、ステップS18に進み、制御回路41は−5℃コントロール運転を終了し、冷凍室1内の温度を通常の−12℃に維持する−12℃コントロール運転に移行する。
【0024】
なお、ステップS11においてハンガースイッチ36のオン状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されていると判断した場合、及びステップS13において扉開閉スイッチ47のオフ状態により前面扉Aが開放されないと判断した場合には、それぞれ−5℃コントロール運転に移ることなくステップS18に進んで通常の−12℃コントロール運転が続行される。
【0025】
また、ステップS14でハンガースイッチ36のオフ状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されないと判断した場合には、ステップS19で扉開閉スイッチ47により前面扉Aが閉じられたか否かを確認する。ハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されないまま前面扉Aが閉じられれば、ステップS19からステップS18に進み、制御回路41は−5℃コントロール運転に移ることなく通常の−12℃コントロール運転を続行する。前面扉Aが開放されたままである場合には、ステップS14に戻る。このようにしてハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されるまで、ステップS14及びS19が繰り返される。
【0026】
このように、袋詰め冷菓17の昇温時に所定時間T2にわたって冷凍室1内の温度を通常時より高い−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行うことにより、例えば図10に実線で示すように、短時間で昇温が完了させることが可能となった。図10は、所定時間T2を3時間として通常の−12℃コントロール運転から−5℃コントロール運転へ切り替えた場合の経過時間に対する袋詰め冷菓17の温度を示すグラフであり、破線は−5℃コントロール運転に移行することなく通常の−12℃コントロール運転を続行した場合の温度を示している。
【0027】
なお、実施の形態1と同様に、冷凍室1内に複数のハンガー31を設置することもできる。この場合には、図9のステップS11で全てのハンガー31のハンガースイッチ36がオフ状態になったときにステップS12に進むものとする。すなわち、一つでもハンガースイッチ36がオン状態になっていれば、冷凍室1内に袋詰め冷菓17が残っていると判断し、その袋詰め冷菓17の品質を保持するために、−5℃コントロール運転に移行することなく通常の−12℃コントロール運転を続行する。
また、ステップS14では、一つでもハンガースイッチ36がオン状態になれば、冷凍室1内に袋詰め冷菓17が収容されたと判断し、ステップS15以降に進んで−5℃コントロール運転に移行される。
【0028】
なお、袋詰め冷菓17の昇温時の温度は−5℃に限るものではなく、通常の冷凍室1内の温度より高く設定すれば、昇温時間の短縮化を実現することができ、実際には袋詰め冷菓17の種類、昇温時間短縮の必要性等に応じて適宜選択することが可能である。また、通常の冷凍室1内の温度も−12℃に限るものではなく、種々の条件に従って設定されればよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の発明によれば、袋詰め冷菓が保持手段に保持されたときに、昇温に必要な所定時間を確保し、所定時間の経過後に表示手段により昇温終了を表示させるようにしたので、昇温が完了していない袋詰め冷菓をシリンダ内に誤って装填することが未然に防止される。従って、不十分な昇温に起因して袋内に冷菓を残したまま廃棄することによる歩留まりの低下が回避され、効率のよい冷菓注出が可能となる。
また、第2の発明によれば、袋詰め冷菓が保持手段に保持されたときに、所定時間にわたって庫内を通常温度より高く設定された所定温度にまで上昇させるようにしたので、短時間で昇温を完了させることができ、効率のよい冷菓注出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る冷菓供給装置の全体構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態1で用いられたハンガーを示す側面断面図である。
【図3】実施の形態1で用いられたハンガーを示す平面図である。
【図4】実施の形態1で用いられたハンガーに袋詰め冷菓を保持させた状態を示す側面断面図である。
【図5】実施の形態1で用いられたハンガーに袋詰め冷菓を保持させた状態を示す平面図である。
【図6】実施の形態1において昇温制御を行う回路を示すブロック図である。
【図7】実施の形態1における昇温制御動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2において昇温制御を行う回路を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2における昇温制御動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態2において経過時間に対する袋詰め冷菓の温度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 冷凍室、14 シリンダ、16 ピストン、17 袋詰め冷菓、18 取出口、21 操作パネル、31 ハンガー、32 ブラケット、33 切り欠き、34 ボルト、35 レバー、36 ハンガースイッチ、37 プランジャ、41 制御回路、42 昇温タイマ、43 昇温終了ランプ、44 昇温コントロールタイマ、45 ピストン下降ボタン、46 シリンダ下部フロートスイッチ、47 扉開閉スイッチ、A 前面扉。
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷菓供給装置に係り、特に袋詰め冷菓の昇温制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1に開示されたような冷菓供給装置においては、袋詰め冷菓をシリンダ内に装填してピストンで押圧することにより冷菓の注出が行われるが、冷菓製造元からの発送途中等の流通段階や店舗内冷凍庫における保管状態にあっては、袋詰め冷菓はその品質を保持する目的で通常−25℃以下に保たれている。そこで、冷菓供給装置のシリンダ内への装填に先だって例えば−12℃程度の注出適温にまで昇温させる必要がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−189063号公報
【0004】
従来、このような袋詰め冷菓の昇温は、予め例えば−12℃程度の温度に設定された冷菓供給装置の庫内に袋詰め冷菓を収容することにより行われている。例えば、店舗において、冷菓注出を行う前夜に冷菓供給装置の庫内に袋詰め冷菓を収容して昇温を開始し、翌日、注出適温にまで昇温された袋詰め冷菓を使用して注出を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業者の交代や庫内の収容位置の記憶違い等により、昇温が完了していない袋詰め冷菓をシリンダ内に装填する虞がある。注出適温にまで昇温されていない袋詰め冷菓は、その中心部分が硬いため、冷菓の注出が途中で止まり、新たな袋詰め冷菓との交換を余儀なくされていた。すなわち、不十分な昇温により袋内に冷菓を残したまま廃棄されることとなって歩留まりが低下し、効率のよい冷菓注出が困難となっていた。
【0006】
また、冷菓供給装置の庫内に低温の袋詰め冷菓を収容した直後は、袋詰め冷菓の温度と庫内温度との温度差により袋詰め冷菓は急激な昇温を示すが、時間の経過と共に温度差が縮小されるので、袋詰め冷菓の温度上昇は次第に小さく抑えられていく。このため、袋詰め冷菓の温度が庫内温度に対して安定した状態になるまでに例えば8〜12時間もの長時間を要していた。従って、効率のよい冷菓注出が困難となり、袋詰め冷菓の昇温時間を確保し得ない店舗や、短時間で所定の冷菓を販売し終えた店舗における追加販売等については、対応することが難しかった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、効率よく冷菓の注出を行うことができる冷菓供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の冷菓供給装置は、袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、袋詰め冷菓の昇温が終了したことを表示する表示手段と、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間の経過後に表示手段により昇温終了を表示させる制御手段とを備えたものである。
なお、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段から取り外されたことを検知したときに、制御手段が表示手段による昇温終了の表示を終了させるように構成することができる。
【0008】
また、この発明に係る第2の冷菓供給装置は、袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、検知スイッチにより袋詰め冷菓が保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間にわたって庫内を通常温度より高く設定された所定温度にまで上昇させる制御手段とを備えたものである。
なお、前記所定時間の経過後に制御手段が庫内を通常温度に戻すことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1にこの発明の実施の形態1に係る冷菓供給装置の全体構造を示す。冷凍室1内の天井部分に冷却器2と庫内ファン3が配置される一方、機械室4内には冷却器2に接続された冷凍機5が配置されている。冷凍室1の奥面に設けられたダクト6を介して吸引された庫内空気が冷却器2で冷却されて庫内ファン3によって冷凍室1内に循環供給され、これにより冷凍室1内はアイスクリーム等の冷菓が注出可能な状態で保存されるような温度、例えば−12℃に維持されている。
【0010】
前面扉Aの前部に配置されたコック7を開操作すると、弁体8が上昇してコックパイプ9が開放されると共に注出口スイッチ10がオンして機械室4内のポンプ11が正方向に駆動され、実線矢印で示されるように、ブラインタンク12からブライン13がシリンダ14下部の圧力室15に供給される。これにより、ピストン16が上昇してシリンダ14上部に装填された袋詰め冷菓17が圧縮され、袋詰め冷菓17の取出口18から冷菓19が流出してコックパイプ9を通り、注出口20から注出される。コック7を閉操作すると、注出口スイッチ10がオフとなってポンプ11が停止すると共に弁体8が下降してコックパイプ9が閉鎖され、冷菓19の注出が停止される。
【0011】
冷菓19が全て注出されると、操作パネル21のピストン下降ボタン(図示せず)の操作によりポンプ11が逆方向に駆動され、破線矢印で示されるように、シリンダ14の圧力室15からブライン13がブラインタンク12に戻されてピストン16が最下位位置まで下降する。この状態で冷凍室1の前面扉A及びシリンダ14の蓋22を開けて袋詰め冷菓17が交換される。
【0012】
冷凍室1内には、袋詰め冷菓17を保持するために、図2に示されるようなハンガー31が配設されている。ハンガー31は、一端部が冷凍室1の内壁面に固定され且つ他端部が冷凍室1内に突出するブラケット32を有している。ブラケット32の他端部には、袋詰め冷菓17の取出口18を引っ掛けるための切り欠き33が形成されると共に、袋詰め冷菓17の取出口18に係合することにより回転軸となるボルト34の回りに回動するレバー35が切り欠き33の近傍に取り付けられている。
【0013】
図3に示されるように、ブラケット32の他端部には、レバー35の近傍にハンガースイッチ36が配置され、ハンガースイッチ36の進退自在のプランジャ37の先端がレバー35に当接している。なお、レバー35は、図示しないスプリング等により図3の状態となるように切り欠き33の方向に付勢されている。
また、レバー35の回動範囲の両端を規定するストッパ38及び39がブラケット32に固定されている。
【0014】
図4に示されるように、袋詰め冷菓17の取出口18をブラケット32の切り欠き33に引っ掛けて保持させると、図5に示されるように、取出口18によってレバー35が押されてハンガースイッチ36の方向に回動し、ハンガースイッチ36のプランジャ37が後退する。これにより、ハンガースイッチ36がオンし、袋詰め冷菓17の存在を検知することができる。
【0015】
また、図6に示されるように、冷菓供給装置には制御回路41が設けられており、制御回路41にハンガースイッチ36が接続されると共にさらに昇温タイマ42と昇温終了ランプ43が制御回路41に接続されている。昇温タイマ42には、袋詰め冷菓17を冷凍室1内の温度に晒すことにより流通温度から注出適温にまで昇温するのに必要な所定時間T1が予め設定されている。昇温終了ランプ43は、作業者から見えるように、例えば操作パネル21に設置されている。
【0016】
なお、ハンガー31によりこの発明の保持手段が、ハンガースイッチ36により検知スイッチが、制御回路41と昇温タイマ42により制御手段が、昇温終了ランプ43により表示手段がそれぞれ構成されている。
【0017】
次に、この実施の形態1に係る冷菓供給装置における袋詰め冷菓17の昇温動作について図7のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1でハンガースイッチ36のオン/オフ状態が確認される。ハンガースイッチ36がオンした場合には、制御回路41は、ハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されたと判断し、ステップS2で昇温タイマ42をスタートさせる。
そして、所定時間T1が経過し、ステップS3で昇温タイマ42がタイムアップすると、ステップS4に進んで制御回路41は昇温終了ランプ43を点灯する。
これにより、作業者は、ハンガー31に保持された袋詰め冷菓17が注出適温にまで昇温されたことを認識することができる。
【0018】
その後、冷菓注出のために、この昇温された袋詰め冷菓17がハンガー31のブラケット32から取り外されると、レバー35が図3の状態に戻ってハンガースイッチ36のプランジャ37が伸長し、ハンガースイッチ36はオフ状態となる。そこで、ステップS5においてハンガースイッチ36のオフ状態が確認されると、ステップS6に進み、制御回路41により昇温終了ランプ43が消灯する。
【0019】
このように、昇温タイマ42により昇温に必要な所定時間T1を確保し、昇温完了後に昇温終了ランプ43を点灯することで、昇温が完了していない袋詰め冷菓17をシリンダ14内に誤って装填することが未然に防止される。
なお、冷凍室1内に複数のハンガー31を設置することもできる。この場合には、複数のハンガー31にそれぞれ対応した複数の昇温終了ランプ43を設け、ハンガー31毎に袋詰め冷菓17が保持された時点から所定時間T1を計測して昇温完了後に対応の昇温終了ランプ43を点灯するように構成することが望ましい。このようにすれば、複数の袋詰め冷菓17が冷凍室1内に収容されていても、昇温が完了していない袋詰め冷菓17を昇温が完了した袋詰め冷菓17と間違えてシリンダ14内に装填することを防止することができる。
【0020】
実施の形態2.
実施の形態2に係る冷菓供給装置は、実施の形態1の装置と同様に、図1に示される全体構造を有すると共に冷凍室1内に図2及び図3に示されるハンガー31を有しているが、昇温タイマ42及び昇温終了ランプ43の代わりに図8に示されるように昇温コントロールタイマ44を制御回路41に接続して、袋詰め冷菓17の昇温時に冷凍室1内の温度を通常時より高め、例えば−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行うものである。昇温コントロールタイマ44には、−5℃コントロール運転下で袋詰め冷菓17を冷凍室1内の温度に晒すことにより流通温度から注出適温にまで昇温するのに必要な所定時間T2が予め設定されている。
【0021】
制御回路41には、さらに、操作パネル21のピストン下降ボタン45、ピストン16が最下位位置に位置するか否かを検知するシリンダ下部フロートスイッチ46、冷凍室1の前面扉Aが開放されたことを検知する扉開閉スイッチ47がそれぞれ接続されている。
【0022】
この実施の形態2に係る冷菓供給装置における袋詰め冷菓17の昇温動作について図9のフローチャートを参照して説明する。まず、袋詰め冷菓17を交換するために作業者により操作パネル21のピストン下降ボタン45がオンされると、ポンプ11が駆動され、シリンダ14の圧力室15からブライン13がブラインタンク12に戻されてピストン16が下降を開始する。
制御回路41は、ステップS11でハンガースイッチ36のオフ状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されていないことを確認し、ステップS12でシリンダ下部フロートスイッチ46のオフ状態によりピストン16が最下位位置に位置したことを確認し、さらにステップS13で扉開閉スイッチ47のオン状態により前面扉Aが開放されたことを認識すると、ステップS14で再びハンガースイッチ36のオン/オフ状態を確認して、ハンガー31のブラケット32に新たな袋詰め冷菓17が保持されるまで待機する。
【0023】
そして、ステップS14でハンガースイッチ36がオン状態になると、ハンガー31のブラケット32に新たな袋詰め冷菓17が保持されたと判断し、ステップS15で昇温コントロールタイマ44をスタートさせると共にステップS16で制御回路41は、冷凍室1内の温度を通常の−12℃より高い、例えば−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行う。この−5℃コントロール運転は、昇温コントロールタイマ44がタイムアップするまで続けられる。所定時間T2が経過し、ステップS17で昇温コントロールタイマ44がタイムアップすると、ステップS18に進み、制御回路41は−5℃コントロール運転を終了し、冷凍室1内の温度を通常の−12℃に維持する−12℃コントロール運転に移行する。
【0024】
なお、ステップS11においてハンガースイッチ36のオン状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されていると判断した場合、及びステップS13において扉開閉スイッチ47のオフ状態により前面扉Aが開放されないと判断した場合には、それぞれ−5℃コントロール運転に移ることなくステップS18に進んで通常の−12℃コントロール運転が続行される。
【0025】
また、ステップS14でハンガースイッチ36のオフ状態によりハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されないと判断した場合には、ステップS19で扉開閉スイッチ47により前面扉Aが閉じられたか否かを確認する。ハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されないまま前面扉Aが閉じられれば、ステップS19からステップS18に進み、制御回路41は−5℃コントロール運転に移ることなく通常の−12℃コントロール運転を続行する。前面扉Aが開放されたままである場合には、ステップS14に戻る。このようにしてハンガー31のブラケット32に袋詰め冷菓17が保持されるまで、ステップS14及びS19が繰り返される。
【0026】
このように、袋詰め冷菓17の昇温時に所定時間T2にわたって冷凍室1内の温度を通常時より高い−5℃を下限値とするような−5℃コントロール運転を行うことにより、例えば図10に実線で示すように、短時間で昇温が完了させることが可能となった。図10は、所定時間T2を3時間として通常の−12℃コントロール運転から−5℃コントロール運転へ切り替えた場合の経過時間に対する袋詰め冷菓17の温度を示すグラフであり、破線は−5℃コントロール運転に移行することなく通常の−12℃コントロール運転を続行した場合の温度を示している。
【0027】
なお、実施の形態1と同様に、冷凍室1内に複数のハンガー31を設置することもできる。この場合には、図9のステップS11で全てのハンガー31のハンガースイッチ36がオフ状態になったときにステップS12に進むものとする。すなわち、一つでもハンガースイッチ36がオン状態になっていれば、冷凍室1内に袋詰め冷菓17が残っていると判断し、その袋詰め冷菓17の品質を保持するために、−5℃コントロール運転に移行することなく通常の−12℃コントロール運転を続行する。
また、ステップS14では、一つでもハンガースイッチ36がオン状態になれば、冷凍室1内に袋詰め冷菓17が収容されたと判断し、ステップS15以降に進んで−5℃コントロール運転に移行される。
【0028】
なお、袋詰め冷菓17の昇温時の温度は−5℃に限るものではなく、通常の冷凍室1内の温度より高く設定すれば、昇温時間の短縮化を実現することができ、実際には袋詰め冷菓17の種類、昇温時間短縮の必要性等に応じて適宜選択することが可能である。また、通常の冷凍室1内の温度も−12℃に限るものではなく、種々の条件に従って設定されればよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の発明によれば、袋詰め冷菓が保持手段に保持されたときに、昇温に必要な所定時間を確保し、所定時間の経過後に表示手段により昇温終了を表示させるようにしたので、昇温が完了していない袋詰め冷菓をシリンダ内に誤って装填することが未然に防止される。従って、不十分な昇温に起因して袋内に冷菓を残したまま廃棄することによる歩留まりの低下が回避され、効率のよい冷菓注出が可能となる。
また、第2の発明によれば、袋詰め冷菓が保持手段に保持されたときに、所定時間にわたって庫内を通常温度より高く設定された所定温度にまで上昇させるようにしたので、短時間で昇温を完了させることができ、効率のよい冷菓注出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る冷菓供給装置の全体構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態1で用いられたハンガーを示す側面断面図である。
【図3】実施の形態1で用いられたハンガーを示す平面図である。
【図4】実施の形態1で用いられたハンガーに袋詰め冷菓を保持させた状態を示す側面断面図である。
【図5】実施の形態1で用いられたハンガーに袋詰め冷菓を保持させた状態を示す平面図である。
【図6】実施の形態1において昇温制御を行う回路を示すブロック図である。
【図7】実施の形態1における昇温制御動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2において昇温制御を行う回路を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2における昇温制御動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態2において経過時間に対する袋詰め冷菓の温度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 冷凍室、14 シリンダ、16 ピストン、17 袋詰め冷菓、18 取出口、21 操作パネル、31 ハンガー、32 ブラケット、33 切り欠き、34 ボルト、35 レバー、36 ハンガースイッチ、37 プランジャ、41 制御回路、42 昇温タイマ、43 昇温終了ランプ、44 昇温コントロールタイマ、45 ピストン下降ボタン、46 シリンダ下部フロートスイッチ、47 扉開閉スイッチ、A 前面扉。
Claims (4)
- 袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、
袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、
袋詰め冷菓の昇温が終了したことを表示する表示手段と、
前記検知スイッチにより袋詰め冷菓が前記保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間の経過後に前記表示手段により昇温終了を表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする冷菓供給装置。 - 前記制御手段は、前記検知スイッチにより袋詰め冷菓が前記保持手段から取り外されたことを検知すると前記表示手段による昇温終了の表示を終了させる請求項1に記載の冷菓供給装置。
- 袋詰め冷菓を庫内温度に晒すことにより流通温度から注出温度にまで昇温した後にシリンダ内に装填して冷菓を注出する冷菓供給装置において、
袋詰め冷菓を庫内に保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された袋詰め冷菓の有無を検知する検知スイッチと、
前記検知スイッチにより袋詰め冷菓が前記保持手段に保持されたことを検知すると予め設定された所定時間にわたって庫内を通常温度より高く設定された所定温度にまで上昇させる制御手段とを備えたことを特徴とする冷菓供給装置。 - 前記制御手段は、前記所定時間の経過後に庫内を通常温度に戻す請求項3に記載の冷菓供給装置。
Priority Applications (1)
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JP2003208456A JP2005065508A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 冷菓供給装置 |
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JP2003208456A Withdrawn JP2005065508A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 冷菓供給装置 |
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JP (1) | JP2005065508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115328235A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-11-11 | 成都运荔枝科技有限公司 | 冷链运输温度监控方法及系统 |
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2003
- 2003-08-22 JP JP2003208456A patent/JP2005065508A/ja not_active Withdrawn
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