JP2005062968A - 紙葉類の鑑別装置および鑑別方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙葉類1に照明光Lを照射するための光源2、異なる角度で反射される反射光R1,R2をそれぞれ分光する回折格子3、回折格子3を介して受光した検出光(分光光D1〜D4)の強度に応じた電気信号を出力する4つの受光素子21〜24、および各受光素子21〜24に接続された演算処理装置20を備えている。また、紙葉類1は、光源2に対して所定の方向に搬送される。演算処理装置20は、2組の受光素子21,22および23,24から出力される光量P1〜P4に比例する電気信号に基づいて、互いに近似する波長の光の強度比を演算して、色彩変化部分10を有する紙葉類1の真贋を判別する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成して、紙葉類の真贋判別を行う紙葉類の鑑別装置および紙葉類の鑑別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、紙幣・有価証券・商品券等の紙葉類又はクレジットカード・キャッシュカード等のプラスチックカード(以下、本明細書中では、これらを総称して単に紙葉類という。)が偽造されるケースが増えている。対応策としてこれらの紙葉類に、見る角度により明暗・色が変化するOVI(Optical Variable Ink)等により印刷された文字・図形・記号や、ホログラムなどによる文字・図形・記号(以下、これらを単に色彩変化部分という。)を設け、見る角度に応じて色の見え方が異なる紙葉類とする場合がある。
【0003】
これらの色彩変化部分を備えた紙葉類の偽造は困難であり、大量に発行する紙葉類に色彩変化部分を設けることは偽造を防止する有効な手段である。この色彩変化部分の判別は、人間による判別と機械による判別が存在する。紙葉類を人間が判別しようとするとき、紙葉類を傾けながら色彩変化部分を観察すれば、見る方向により色彩変化部分の色が変化するので真偽を容易に確認できる。
【0004】
一方、自動販売機、両替機、または無人店舗等の入出金機等に挿入された紙葉類(特に紙幣)を自動的に判別する場合、色彩変化部分が見る角度により異なる点を利用し、複数の方向からの色を検出して色彩変化部分の有無を検出する。
【0005】
このような紙葉類に設けられた色彩変化部分の検出動作を実現する鑑別装置(以下、紙葉類鑑別装置という。)の従来技術について説明する。
図4は、従来技術の紙葉類鑑別装置の一例を示す構成説明図である。この紙葉類鑑別装置では、光源2と、2組のレンズ31,32、光バンドパスフィルタ41,42、2組の受光素子51,52を備えている(特許文献1)。
【0006】
紙葉類1に対して光源2から照射された光は、色彩変化部分10で反射され、反射角度θ1の光はレンズ31と光バンドパスフィルタ41を介して、受光素子51で検出される。また、反射角度θ2の光はレンズ32と光バンドパスフィルタ42を介して、受光素子52で検出される。
【0007】
図5(a),(b)には、それぞれ反射角度θ1と反射角度θ2の光の波長分布曲線を示している。色彩変化部分10からの反射光は、反射角度θ1ではそのピーク波長がλ1、反射角度θ2ではそのピーク波長がλ2となる。受光素子51では、反射角度θ1の反射光のうち、フィルタ41により波長λ1近傍の光の強度(光量)を検出し、受光素子52では、反射角度θ2の反射光のうち、フィルタ42により波長λ2近傍の光の強度(光量)を検出しており、それらを電気信号に変換して図示しない処理装置に送っている。処理装置では、各受光素子51,52からの電気信号に基づいて各波長毎の光量を比較して、色彩変化部分10の真偽を判定するようにしている。
【0008】
また、別の特許文献2には、図6に示すように、2台の分光測光計6,6を備え、異なる角度θ1,θ2で反射した2つの波長λ1,λ2の光を受光することにより、広範囲に紙葉類1の色彩を検出するように構成され、色彩変化部分10とそれ以外の部分での、特定波長の光量差から、色彩変化部分10の真贋を判定する画像記録体および真偽判別方法が開示されている。
【0009】
さらに、特許文献3には、媒体に紫外光を照射してこの媒体に含まれる蛍光物質を励起させ、この蛍光物質から励起発光される蛍光を受光して、その蛍光パターンを検出する蛍光パターン検出装置において、光源の発光強度の低下に起因した検出レベルの低下を補正する発明が開示されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−117431号公報
【特許文献2】
特開2002−274001号公報
【特許文献3】
特開2003−6701号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来技術では、図4に示す紙葉類鑑別装置のように、レンズ、フィルタ、受光素子など、高価な光学部品を少なくとも2組以上使用し、あるいは図6に示す真偽判別方法のように、高価で大型の分光測光器を用いる構成となっている。そのため、これらの技術は低コスト化や小型化が望まれている自動販売機などには採用しがたいという問題があった。
【0012】
また、図4に示す紙葉類鑑別装置においては、特定方向の特定波長の光量変化や照射波長の変化、紙葉類の汚れやいたずらによる反射光量の変化、あるいは特定波長の光量変化等が生じた場合には、誤った鑑別結果を出力するおそれがあった。
【0013】
この発明の目的は、形状が小さく、しかも安価で精度良く判別できる紙葉類の鑑別装置、および鑑別方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成して、前記紙葉類の真贋判別を行う紙葉類の鑑別装置が提供される。この紙葉類の鑑別装置は、一定の方向から前記紙葉類に光を照射する光源と、前記色彩変化部分の反射特性に応じた分光特性を有し、前記色彩変化部分からの異なる角度の反射光をそれぞれ分光する第1、第2の分光素子と、前記第1、第2の分光素子で互いに異なる波長に分光された光を受光して、それぞれの受光強度に応じた電気信号を出力する2組の受光素子と、前記2組の受光素子から出力される4つの電気信号に基づいて、互いに近似する波長の光の強度比を演算して、前記色彩変化部分を有する紙葉類の真贋を判別する演算処理部とから構成される。
【0015】
また、見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成して、前記紙葉類の真贋判別を行う紙葉類の鑑別方法が提供できる。この紙葉類の鑑別方法では、前記色彩変化部分から互いに異なる角度で反射する反射光のうち、第1の分光素子により分光された光をそれぞれ第1、第2の受光素子で受光するとともに、第2の分光素子により分光された光をそれぞれ第3、第4の受光素子で受光し、前記第1の受光素子での光の強度P1と、それに近似する波長の前記第3の受光素子での光の強度P3との比(P1/P3)、および前記第4の受光素子での光の強度P4と、それに近似する波長の前記第2の受光素子での光の強度P2との比(P4/P2)を求め、前記2つの比(P1/P3)、(P4/P2)の積を前記色彩変化部分における基準値と比較して、前記紙葉類の真贋を判別することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、高価で大型の分光測光器などを用いないで、簡単に、かつ精度の良い紙葉類の鑑別装置が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の紙葉類の鑑別装置を示す概略構成図、図2はこの発明の鑑別方法の原理を示す説明図である。
【0018】
この紙葉類の鑑別装置は、図1に示すように、紙葉類1に照明光Lを照射するための光源2、異なる角度で反射される反射光R1,R2をそれぞれ分光する回折格子3、回折格子3を介して受光した検出光(分光光D1〜D4)の強度に応じた電気信号を出力する4つの受光素子21〜24、および各受光素子21〜24に接続された演算処理装置20を備えている。ここでは図示していないが、紙葉類1を光源2に対して所定の方向に搬送するための移動手段が設けられている。
【0019】
紙葉類1の表面には、見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分10が設けてあり、この色彩変化部分10に照明光Lが照射されるように、鑑別装置内で表面を光源2に向けた状態で、紙葉類1が所定位置まで搬送される。図2は、紙葉類1の色彩変化部分10を含む破線11に沿って示す縦断面図であって、この図に示すように、紙葉類1の色彩変化部分10で反射する光のうち、反射角度θ1の反射光R1は回折格子3の第1の部分3aに入射し、そこで2つの分光光D1,D2に分離されることで、受光素子21,22への検出光となる。
また、反射角度θ2(ここでは、θ2<θ1とする。)の反射光R2は回折格子3の第2の部分3bに入射し、そこで2つの分光光D3,D4に分離されることで、受光素子23,24への検出光となる。
【0020】
光源2は、鑑別装置内に搬送されてくる紙葉類1の色彩変化部分10を含む所定のライン(例えば、破線11)に照明光Lが照射される。このとき、紙葉類1の色彩変化部分10を除く通常の印刷面では、そこに印刷されたインクの色に応じて反射光のピーク波長(反射ピーク波長)が決まり、どの方向から見ても同じ色に見える。一方、紙葉類1の色彩変化部分10からの反射光のうち、反射角度θ1の反射光R1では反射ピーク波長がλ1であり、反射角度θ2の反射光R2では反射ピーク波長がλ2となって、見る角度に応じて色の見え方が異なる。
【0021】
回折格子3は、紙葉類1とほぼ平行に配置された矩形の板体であって、その第1の部分3aでは、色彩変化部分10から反射角度θ1で入射する反射光R1を波長λ1の分光光D1と波長λ2の分光光D2とに分光し、その第2の部分3bでは、色彩変化部分10から反射角度θ2で入射する反射光R2を波長λ1の分光光D3とλ2の分光光D4とに分光する。この回折格子3の第1の部分3aと第2の部分3bは、互いに同一の格子定数を有するひとつの回折格子を構成しているが、それぞれ別の回折格子からなる分光素子であってもよい。
【0022】
受光素子21,22は、回折格子3の第1の部分3aで分光された分光光D1,D2を受光する位置に配置され、それぞれ分光光D1,D2の受光強度に応じた電気信号を出力するものである。また、受光素子23,24は、回折格子3の第2の部分3bで分光された分光光D3,D4を受光する位置に配置され、それぞれ分光光D3,D4の受光強度に応じた電気信号を出力するものである。
【0023】
図3は、受光素子21〜24での受光強度を模式的に示す図である。各受光素子21〜24の受光強度は、それぞれ斜線部の面積に比例する大きさの光量P1〜P4として検出される。
【0024】
すなわち、同図(a)に示すように、反射角度θ1の反射光R1は波長λ1にピーク値をもつ波長分布をなしており、回折格子3による分光光D1の受光強度は反射ピーク波長λ1の近傍波長における光量P1によって規定され、分光光D2の受光強度は反射ピーク波長λ1と異なるλ2の近傍波長における光量P2によって規定される。同図(b)では、反射角度θ2の反射光R2における波長分布を示している。この波長分布図は、上述したように反射光R1の場合とは異なり、波長λ2にピーク値があって、その分光光D3の受光強度は波長λ1の近傍波長における光量P3によって規定され、分光光D4の受光強度は反射ピーク波長であるλ2の近傍波長における光量P4によって規定されている。
【0025】
演算処理装置20は、2組の受光素子21,22および23,24から出力される光量P1〜P4に比例する電気信号に基づいて、互いに近似する波長の光の強度比を演算して、色彩変化部分10を有する紙葉類1の真贋を判別するものである。
【0026】
この演算処理装置20では、次の式(1)で示す反射角度に対する色彩の変化量Aを演算している。すなわち、受光素子21,23で検出した光量P1,P3の比と、受光素子22,24で検出した光量P2,P4の比とをそれぞれ積算することにより、反射角度に対する色彩の変化量Aを演算する。そして、この色彩の変化量Aが、紙葉類1に形成された色彩変化部分10の本来の色彩と2つの反射光R1,R2の反射角度θ1,θ2とによって規定された所定の値以上であれば、この鑑別装置により紙葉類1から読み取った色彩変化部分10を真であると判定し、演算された色彩の変化量Aが所定値以下であれば、紙葉類1から読み取った色彩変化部分10を贋と判定する。
【0027】
【数1】
A=(P1/P3)×(P4/P2) …(1)
また、光源2の光量変動や、紙葉類1の表面汚れなどの影響で、色彩変化部分10から反射する波長λ1の反射光量がα倍に変化した場合に、実際に受光できる光量P1、P2はそれぞれαP1、αP2に変化する。しかし、こうした反射光量の増減は、上述した式(1)によって演算される色彩の変化量Aの値には影響しないため、紙葉類のよごれなどの影響を確実に排除することができる。
【0028】
なお、図1、図2では、単一の回折格子3によって分光素子を構成し、その格子定数によって分光特性を規定している。しかし、反射光R1,R2のそれぞれの受光位置に分光特性の異なる別の分光素子を配置してもよい。また、反射光R1,R2に対して透過型の分光素子を用いるか、反射型の分光素子とするかは、適宜に選択することができる。
【0029】
つぎに、紙葉類の鑑別方法について説明する。
この発明の鑑別方法では、まず、見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成しておき、この色彩変化部分からの反射光のうち、第1の分光素子により分光された光をそれぞれ第1、第2の受光素子で受光する。
つぎに、異なる角度で反射した反射光を第2の分光素子により分光して、その光をそれぞれ第3、第4の受光素子で受光する。
【0030】
この第1、第2の分光素子には、紙葉類の色彩変化部分からの反射光が同時に入射してもよいし、異なるタイミングで入射してもよい。
つぎに、第1の受光素子での光の強度(光量)P1と、それに近似する波長の第3の受光素子での光の強度(光量)P3との比(P1/P3)を求め、さらに第4の受光素子での光の強度(光量)P4と、それに近似する波長の第2の受光素子での光の強度(光量)P2との比(P4/P2)を求める。
【0031】
つぎに、これら2つの比(P1/P3)、(P4/P2)の積、すなわち前述した式(1)により示される色彩の変化量Aを、色彩変化部分における基準値と比較する。なお、この基準値の大きさは、紙葉類に形成された色彩変化部分の本来の色彩と2つの反射光の反射角度とによって規定される。
【0032】
この色彩の変化量Aが、紙葉類1に形成された色彩変化部分の本来の色彩と2つの反射光の反射角度とによって規定された所定の値以上であれば、この鑑別装置により紙葉類から読み取った色彩変化部分を真であると判定し、演算された色彩の変化量Aが所定値以下であれば、紙葉類から読み取った色彩変化部分を贋と判定する。
【0033】
このような手順で実行される紙葉類の鑑別方法によれば、紙葉類の真贋を精度良く判別できる。
【0034】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明の紙葉類の鑑別装置および鑑別方法によれば、色彩変化部分の異なった反射角の反射光ごとに複数の波長成分を検出し、各々比較するように構成したことにより、光源の光量変動や汚れなどによる反射光の波長成分比変化などが発生した場合でも、安定して色彩変化部分の真贋鑑別を行うことができる。
【0035】
また、分光素子として回折格子を使用することにより、装置が安価で、かつ小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙葉類の鑑別装置を示す概略構成図である。
【図2】この発明の鑑別方法の原理を示す説明図である。
【図3】図1に示す各受光素子での受光強度を模式的に示す図である。
【図4】従来技術の紙葉類鑑別装置の一例を示す構成説明図である。
【図5】従来技術の紙葉類鑑別装置での受光強度を模式的に示す図である。
【図6】別の従来技術における紙葉類鑑別装置を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1 紙葉類
2 光源
3 回折格子
10 色彩変化部分
20 演算処理装置
21〜24 受光素子
L 照明光
θ1,θ2 反射角度
R1,R2 反射光
λ1 反射光R1のピーク波長
λ2 反射光R2のピーク波長
D1〜D4 分光光
Claims (4)
- 見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成して、前記紙葉類の真贋判別を行う紙葉類の鑑別装置において、
一定の方向から前記紙葉類に光を照射する光源と、
前記色彩変化部分の反射特性に応じた分光特性を有し、前記色彩変化部分からの異なる角度の反射光をそれぞれ分光する第1、第2の分光素子と、
前記第1、第2の分光素子で互いに異なる波長に分光された光を受光して、それぞれの受光強度に応じた電気信号を出力する2組の受光素子と、
前記2組の受光素子から出力される4つの電気信号に基づいて、互いに近似する波長の光の強度比を演算して、前記色彩変化部分を有する紙葉類の真贋を判別する演算処理部と、を備えることを特徴とする紙葉類の鑑別装置。 - 前記第1、第2の分光素子は、互いに同一の格子定数を有する回折格子であることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の鑑別装置。
- 前記第1、第2の分光素子は、それぞれ入射する反射光の反射角度に応じた格子定数を有する回折格子であることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の鑑別装置。
- 見る角度に応じて反射色の色彩が変化する色彩変化部分を紙葉類に形成して、前記紙葉類の真贋判別を行う紙葉類の鑑別方法において、
前記色彩変化部分から互いに異なる角度で反射する反射光のうち、第1の分光素子により分光された光をそれぞれ第1、第2の受光素子で受光するとともに、第2の分光素子により分光された光をそれぞれ第3、第4の受光素子で受光し、前記第1の受光素子での光の強度P1と、それに近似する波長の前記第3の受光素子での光の強度P3との比(P1/P3)、および前記第4の受光素子での光の強度P4と、それに近似する波長の前記第2の受光素子での光の強度P2との比(P4/P2)を求め、
前記2つの比(P1/P3)、(P4/P2)の積を前記色彩変化部分における基準値と比較して、
前記紙葉類の真贋を判別することを特徴とする紙葉類の鑑別方法。
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