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JP2005059377A - 樹脂製型及び樹脂製品の製造方法 - Google Patents

樹脂製型及び樹脂製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 目的とする光に対して実用とされる程度の透明性を有し、かつ、表面の摩耗が少なく、樹脂との剥離製が良い樹脂製型を提供する。
【解決手段】 元型1の上に紫外線硬化樹脂層2を形成し、その上からガラス基板3を押し付けて、紫外線硬化樹脂層2を成型する。この状態で、ガラス基板3側から、ガラス基板3を通して紫外線硬化樹脂層2に紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂層2を硬化させる(b)。その後、紫外線硬化樹脂層2を元型1から剥離すると、紫外線硬化樹脂層2とガラス基板3からなる中間型4が形成される(c)。この中間型4の紫外線硬化樹脂層2の表面に、スパッタリングによりニッケル層5を成膜すると、樹脂製型6が完成する(d)。この実施の形態においては、ニッケルめっき層の厚さを従来に比べて極めて薄くし、25nm以下とすることにより、紫外線透過率を10%以上としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂製品の製造に使用する樹脂製型、及びこの樹脂製型を使用した樹脂製品の製造方法に関するものである。
樹脂製光学素子等、紫外線硬化樹脂を用いた樹脂製品の製造には、一般に型の間にディスペンサ等を使用して紫外線硬化樹脂を挟み込んで成形した後、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させる方法が使用されている。この場合、型の一方は、紫外線を透過させる材料、例えば石英等で製造する必要がある。
これに対し、金属や石英でできた型を元型とし、その形状を樹脂に転写することにより、樹脂製の型を作り、これを樹脂製品製造のための型として使用する方法も用いられている。この方法においては、1つの元型から多数の型を作ることができるため、高価な金属製型、石英製型の数が少なくて済むという利点がある。
このような樹脂製型を樹脂製品の成形に用いる場合、型部の耐久性を増し、かつ、成型される樹脂層からの剥離性を向上させるために、樹脂製型の型部表面に、金属薄膜を形成することが行われている。このような樹脂製型の製造方法は、例えば、特開2002−321227号公報(特許文献1)に、実施例2として開示されている。特許文献1には、金属薄膜としてニッケル薄膜が記載されており、現実にもニッケル薄膜が多用されている。しかし、ニッケルの他にも、クロム、酸化アルミニウム等の金属薄膜が使用されることもあり、また一酸化ケイ素、二酸化ケイ素薄膜が使用されることもある。
しかし、従来においては、これら、樹脂製型の型部表面に形成される金属薄膜等の薄膜は、紫外線硬化樹脂の硬化のために使用される紫外線に対して不透明なものであった。例えば、特許文献1に記載されているニッケル薄膜は、厚さが100nmとされている。この場合、紫外線透過率はほとんどゼロである。又、可視光の透過率もほとんどゼロである。
特開2002−321227号公報
しかしながら、紫外線や可視光を透過しない樹脂製型を使用する場合、製造可能な製品に限界があるという問題がある。例えば図5(a)に示すような光学素子を考えてみる。図5(a)に示される光学素子は、ガラス基板31の上に第1の紫外線硬化樹脂層32が形成されて、さらにその上に第1の紫外線硬化樹脂層32とは屈折率が異なる第2の紫外線硬化樹脂層33が形成されたもので、第1の紫外線硬化樹脂層32と第2の紫外線硬化樹脂層33の間には回折パターン34が形成されている。そして、第2の紫外線硬化樹脂層33の表面は、所望の光学特性を発揮するために曲面とされている。
このような光学素子を製造する工程の一部を図5(b)に示す。まず、公知の方法によりガラス基板31と第1の紫外線硬化樹脂層32からなる中間製品35を製造する。このとき第1の紫外線硬化樹脂層32の表面には回折パターン34を形成しておく。そして、この中間製品35の表面に、ディスペンサ等により第2の紫外線硬化樹脂層33となる材料を載せ、樹脂製型36で上から押さえつけて成形し、ガラス基板31と第1の紫外線硬化樹脂層32を通して紫外線を照射し、第2の紫外線硬化樹脂層33の材料を硬化させる。その後で、樹脂製型36を剥離すると製品である光学素子37が完成する。
樹脂製型36は、中間製品35と同様の公知の方法で製造されたもので、ガラス基板36aの上に、表面が型となる樹脂層36bを形成したものである。しかし、型として使用するために、樹脂層36bの表面にはニッケル層36cが、真空蒸着法等により形成されている。
このような場合、樹脂製型36がニッケル層36cのために紫外線を透過しないので、第2の紫外線硬化樹脂層33を硬化させるためには、前述のようにガラス基板31側から第1の紫外線硬化樹脂層32を通して紫外線を照射しなければならない。しかしながら、第1の紫外線硬化樹脂層32と第2の紫外線硬化樹脂層33の間には回折パターン34が形成されているため、照射される紫外線が回折し、第2の紫外線硬化樹脂層33が一様に紫外線照射を受けないという問題点がある。よって、第2の樹脂層を一様に硬化させることが困難となる場合もある。
その他の問題は、表裏面にパターンを有する樹脂製品を製造しようとした場合に、両側の型に上述のような樹脂製型を使用すると紫外線硬化樹脂への紫外線照射ができないという問題、片側の型のみに上述のような樹脂製型を使用した場合でも、表裏面の型の位置合わせが困難であるという問題である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、目的とする光に対して実用とされる程度の透明性を有し、かつ、表面の摩耗が少なく、樹脂との剥離性が良い樹脂製型、及びこの樹脂成形型を使用した樹脂製品の製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、樹脂製品の製造に使用する樹脂製型であって、前記樹脂製品に接触する表面に、紫外線硬化樹脂の硬化に使用する紫外線の透過率が10%以上の金属薄膜が形成されていることを特徴とする樹脂製型(請求項1)である。
紫外線硬化樹脂の硬化に使用する紫外線の透過率が10%以上あれば、実用的なレベルとして、紫外線硬化樹脂を使用した樹脂製品を製造することができる。そのためには、金属薄膜の厚さを従来考えられていたよりも遙かに薄くする必要がある。発明者は、金属薄膜を表面に有する樹脂製型で、金属薄膜を薄くした場合の耐久性を調べた結果、意外なことに、紫外線硬化樹脂の硬化に使用する紫外線の透過率が10%以上ある程度まで金属薄膜の厚さを薄くしても、樹脂製型の寿命は従来ものに比してさほど低下しないことを見いだした。
よって、本手段においては、金属薄膜を紫外線の透過率が10%以上あるものに限定する。金属薄膜の厚さの下限値は、成膜技術で均一な膜が形成できる範囲で薄い方が良いが、現在のところ、原子間距離の10倍程度と考えられ、逆にこの程度の厚さでも耐久性には問題がないことが実験の結果分かっている。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において「樹脂製型」というのは、必ずしも樹脂のみでできた製品のみを指すのでなく、型となる部分が樹脂で形成されたものであれば、例えば、樹脂とガラス、樹脂と石英等の複合製品をも含むものである。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって前記金属薄膜がニッケルであることを特徴とするもの(請求項2)である。
ニッケルは、樹脂製型の表面に形成する金属薄膜として最も良く用いられており、薄膜が形成しやすく、しかも耐久性のある金属である。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第2の手段であって、前記金属薄膜の厚さが25nm以下であることを特徴とするもの(請求項3)である。
金属薄膜としてニッケルを使用した場合、厚さが25nmを超えると、通常使用される365nmの紫外線に対する透過率が10%となるので、本手段においては、厚さを25nm以下に限定する。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第2の手段又は第3の手段であって、前記金属薄膜の厚さが1nm以上であることを特徴とするもの(請求項4)である。
現在の技術では、金属薄膜として厚さが1nm未満のものを製造しようとすると、全面に安定して成膜を行うことが困難となる。よって、本手段においては、厚さを1nm以上に限定する。厚さが1nm以上あれば、型面の耐久性は十分なものが得られる。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前記金属薄膜がスパッタリング法で形成されたものであることを特徴とするもの(請求項5)である。
前記金属薄膜を形成する方法としては、蒸着法等の任意の方法が使用できるが、スパッタリング法で成膜した場合に、特に優れた耐久性を有する金属薄膜が得られる。
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第1の手段から第5の手段のいずれかである樹脂製型を用いて、紫外線硬化樹脂を成形後、前記樹脂製型を通して前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射し、前記紫外線樹脂を硬化させる工程を有することを特徴とする樹脂製品の製造方法(請求項6)である。
本手段においては、樹脂製型が紫外線硬化樹脂の硬化に使用される紫外線に対して透明性を有するので、紫外線硬化樹脂を使用した樹脂製品の製造が容易になる。又、このような樹脂製型は多くの場合可視光についても透明性を有するので、型同士の位置合わせが容易となり、精度の良い樹脂製品を製造することができる。なお、本明細書及び特許請求の範囲において「樹脂製品」というのは、必ずしも樹脂のみでできた製品のみを指すのでなく、例えば、樹脂とガラス、樹脂と石英、樹脂と金属等の複合製品をも含むものである。
以上説明したように、本発明によれば、目的とする光に対して実用とされる程度の透明性を有し、かつ、表面の摩耗が少なく、樹脂との剥離製が良い樹脂成形型、及びこの樹脂成形型を使用した樹脂製品の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。第1の実施の形態の例として、本発明に係る樹脂製型の製造方法の例を図1に示す。まず、元型1を用意する。元型1はガラス製でもよく、金属製でもよい(a)。そして、元型1の上にディスペンサ等を使用して紫外線硬化樹脂層2を形成し、その上からガラス基板3を押し付けて、紫外線硬化樹脂層2を成型する。その際、ガラス基板3の表面には、紫外線硬化樹脂層2との接着性を向上させるため、周知の方法でシランカップリング処理を施しておく。この状態で、ガラス基板3側から、ガラス基板3を通して紫外線硬化樹脂層2に紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂層2を硬化させる(b)。
その後、紫外線硬化樹脂層2を元型1から剥離すると、紫外線硬化樹脂層2とガラス基板3からなる中間型4が形成される(c)。この中間型4の紫外線硬化樹脂層2の表面に、スパッタリングによりニッケル層5を成膜すると、本発明1実施の形態である樹脂製型6が完成する(d)。この樹脂製型6の製造方法は従来公知のものであるが、この実施の形態においては、ニッケル層の厚さを従来に比べて極めて薄くし、25nm以下とすることにより、紫外線透過率を10%以上としている。また、紫外線透過率が10%以上であれば、既存の光源(特に水銀ランプ)を使用した場合でも、紫外線硬化が実用上問題ない程度に進むことが、発明者の実験により確認されている。
以下、本発明の実施の形態である樹脂製型を使用した樹脂製品の製造方法の例を示す。図2は、図5(a)に示されたような光学素子を製造する方法の例を示す図である。まず、回折格子のパターンが形成された第1の型11の上にディスペンサ等により第1の紫外線硬化樹脂層12を形成し、その上にガラス基板13を載せて、第1の紫外線硬化樹脂層12を加圧して成型する。その際、ガラス基板13の表面にはシランカップリング処理を施し、ガラス基板13と第1の紫外線硬化樹脂層12が接着し易いようにしておく。そして、ガラス基板13を通して第1の紫外線硬化樹脂層12に紫外線を照射することにより、第1の紫外線硬化樹脂12を硬化させる(a)。
そして、第1の紫外線硬化樹脂層12を第1の型11から剥離することにより、ガラス基板13と第1の紫外線硬化樹脂層12とからなる中間製品14が完成する。次に、この中間製品14の第1の紫外線硬化樹脂層12の表面に、ディスペンサ等により、第1の紫外線硬化樹脂とは異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂層15を形成し、その上から、本発明の実施の形態である樹脂製型16により第2の紫外線硬化樹脂層15を加圧して、第2の紫外線硬化樹脂層15を成型する(c)。その際、第1の紫外線硬化樹脂12の表面に酸化アルミニウム等を成膜するなどの処理を施し、第2の紫外線硬化樹脂との接着性を向上させるようにすることが好ましい。
そして、ガラス基板16b側から、ガラス基板16b、樹脂層16a、厚さ25nm以下のニッケル層16cを通して第2の紫外線硬化樹脂層15に紫外線を照射し、第2の紫外線硬化樹脂層15を硬化させる(c)。
樹脂製型16は、基本的に図1に示すような工程によって形成されたものであり、ガラス基板16bの上に、表面が型となる樹脂層16aが形成され、その型となる表面にニッケル層16cが形成されたものである。前述のように、ニッケル層16cの厚さは、紫外線透過率が10%以上となるような厚さ(25nm以下)とされている。
なお、本発明者の実験によれば、ニッケル層の厚さと紫外線透過率との間には、図4に示すような関係があることが明らかになった。本発明者は、2nm、4nm、6nm、8nm、12nm、18nm、20nm、30nm、35nmのニッケル層の膜厚において、紫外線透過率を計測したところ、2nmで83.O%、4nmで62.2%、6nmで56.8%、8nmで43.8%、12nmで33.5%、18nmで18.9%、20nmで1O.O%、30nmで6.2%、35nmで4.0%であった。これから、ニッケル層厚さをx[nm]、紫外線透過率をy[%]とすると、回帰式として
y=0.9628exp(-0.091x)
の関係が得られる。これからニッケル層の膜厚を25nm以下に設定することで、紫外線硬化作用を引き起こすのに十分な、10%以上の紫外線透過率が得られることがわかる。そこで、本発明ではニッケル層の好適な膜厚を25nm以上とした。
また、本実施例では、ニッケル層を形成する際に、スパッタリング法を用いて成膜した。スパッタリング法による成膜によると、非常に緻密な膜ができやすく、膜の耐久性が高い。したがって、型としての耐久性も十分に得られるので、成膜法としてスパッタリング法を採用することが好ましい。
最後に、樹脂製型16を第2の紫外線硬化樹脂層15から剥離すると、完成品である樹脂製光学素子が完成する。本手段においては、前記図5(b)に示したような方法と異なり、ガラス基板16b側から紫外線照射を行うことができるので、回折パターン17が第1の紫外線硬化樹脂12と第2の紫外線硬化樹脂15の間に形成されているような場合でも、その影響を受けることなく、均一に第2の紫外線硬化樹脂15に紫外線照射を行うことができる。
図3は、ガラス基板の両側に樹脂層が形成され、両樹脂層の表面に所定のパターンが形成された樹脂製光学素子を製造する方法と、完成された樹脂製光学素子の概要を示す図である。(a)は製造法工程中の様子を示す図であり、(b)は製品を示す図である。
第1の実施の形態で得られるような、第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22の間に、ガラス基板23を挿入し、その両側にディスペンサ等により、紫外線硬化樹脂層24と25を形成する。その際、ガラス基板23の両面にシランカップリング処理を施し、ガラス基板23と紫外線硬化樹脂層24、25の接着性を向上させるようにすることが好ましい。
そして、第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22で紫外線硬化樹脂層24、25を加圧して成型する。その際、第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22の位置合わせが必要となるが、そのために、位置合わせ用マークM1、M2が、それぞれ第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22に設けられている。
第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22は、それぞれ図1に示したような方法で製造されたものであり、第1の樹脂製型は、ガラス基板21aの上に樹脂層21bが設けられ、樹脂層21bの表面に型が形成され、さらにその上にニッケル層21cが形成されているものである。第2の樹脂製型22も、第1の樹脂製型21と同じ構造を有している。
第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22を構成しているニッケル層は、可視光をも通すので、それにより位置合わせ用マークM1、M2を視認することができ、よって、第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22の位置合わせが容易となる。
紫外線硬化樹脂層24、25の成形が完了した後、図3(a)に示すように、少なくとも一方向からの紫外線照射により、紫外線硬化樹脂層24、25を同時に硬化させることができる。硬化後、紫外線硬化樹脂層24、25をそれぞれ第1の樹脂製型21と第2の樹脂製型22から剥離することにより、図3(b)に示すような光学素子が完成する。
本発明に係る樹脂製型の製造方法の例を示す図である。 図5(a)に示されたような光学素子を製造する方法の例を示す図である。 ガラス基板の両側に樹脂層が形成され、両樹脂層の表面に所定のパターンが形成された樹脂製光学素子を製造する方法と、完成された樹脂製光学素子の概要を示す図である。 ニッケル層の膜厚と紫外線透過率の関係を示す図である。 従来の光学素子を製造する方法の問題点を示す概要図である。
符号の説明
1…元型、2…紫外線硬化樹脂層、3…ガラス基板、4…中間型、5…ニッケル層、6…樹脂製型、11…第1の型、12…第1の紫外線硬化樹脂、13…ガラス基板、14…中間製品、15…第2の紫外線硬化樹脂層、16…樹脂製型、16a…樹脂層、16b…ガラス基板、16c…ニッケル層、17…回折パターン、21…第1の樹脂製型、21a…ガラス基板、21b…樹脂層、21c…ニッケル層、23…ガラス基板、24…紫外線硬化樹脂層、25…紫外線硬化樹脂層、M1…位置合わせ用マーク、M2…位置合わせ用マーク

Claims (6)

  1. 樹脂製品の製造に使用する樹脂製型であって、前記樹脂製品に接触する表面に、紫外線硬化樹脂の硬化に使用する紫外線の透過率が10%以上の金属薄膜が形成されていることを特徴とする樹脂製型。
  2. 前記金属薄膜がニッケルであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製型。
  3. 前記金属薄膜の厚さが25nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂製型。
  4. 前記金属薄膜の厚さが1nm以上であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の樹脂製型。
  5. 前記金属薄膜がスパッタリング法で形成されたものであることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の樹脂製型。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の樹脂製型を用いて、紫外線硬化樹脂を成形後、前記樹脂製型を通して前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射し、前記紫外線樹脂を硬化させる工程を有することを特徴とする樹脂製品の製造方法。

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