JP2005056534A - 記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 情報の大幅な高密度化および高精度化を実現できる記憶媒体を提供すること。
【解決手段】 この発明の記憶媒体は、ナノ磁性粒子9が挿入されて、このナノ磁性粒子9をその壁面で堅牢に保持して、一定以上のエネルギーが作用しない限りナノ磁性粒子9のスピンの方向が所定の方向から回転しないようにナノ磁性粒子9を内包すると共に、基板1上の一方向に配列されている複数のカーボンナノチューブ2を備える。そして、連続するカーボンナノチューブ2内のナノ磁性粒子9のスピンの方向の配列によって、情報を表わし、かつ、記憶する。
【選択図】 図1
【解決手段】 この発明の記憶媒体は、ナノ磁性粒子9が挿入されて、このナノ磁性粒子9をその壁面で堅牢に保持して、一定以上のエネルギーが作用しない限りナノ磁性粒子9のスピンの方向が所定の方向から回転しないようにナノ磁性粒子9を内包すると共に、基板1上の一方向に配列されている複数のカーボンナノチューブ2を備える。そして、連続するカーボンナノチューブ2内のナノ磁性粒子9のスピンの方向の配列によって、情報を表わし、かつ、記憶する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバを用いた記憶媒体に関する。
従来、記憶媒体としては、図9(A)〜(C)に示すものがある。この記憶媒体は、スピンの方向70が揃えられた多数の磁性粒子71から構成される図9(A)(または図9(A)の簡略表記である図9(B))に示す磁気ドメイン73を、図9(C)に示すように、その揃えられたスピンの方向71を、基板74の法線方向(基板74から上の方向、または、基板74から下に向かう方向)にした状態で、基板74に沿って複数個配列して、各磁気ドメイン73のスピンの方向78(上向き、あるいは、下向き)に基づいて、1個の磁気ドメインで1ビットを構成して、2進法で情報を表現するようにしている。
しかしながら、上記従来の記憶媒体では、磁化の微細化を行うために、磁気ドメイン73の体積をある値以上に小さくすると、磁気ドメイン73の境界領域付近の磁性粒子において、スピンの方向がフリップするのに要する交換エネルギーよりも、熱的な揺らぎのエネルギーの方が大きくなって、時間が経過するにしたがって、磁気ドメイン73の境界領域の磁性粒子のスピンが熱的な揺らぎでフリップしてスピンの方向が変わって、磁気ドメイン73のスピンの方向78がぼやけて、情報が失われるという問題がある。
このことから、磁化の細分化に限界が存在し、情報の高精度化および高密度化が難しいという問題がある。
特表2001−512290号公報
そこで、本発明の課題は、情報の大幅な高密度化および高精度化を実現できる記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の記憶媒体は、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内にナノ磁性粒子を挿入していることを特徴としている。
尚、この明細書では、直径(カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが多層の場合は、一番外側のチューブの直径)が、15nm以下のものを、カーボンナノチューブと定義し、直径(カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが多層の場合は、一番外側のチューブの直径)が、15nmよりも大きくて100nm(0.1μm)よりも小さいものをカーボンナノファイバと定義することにする。
上記発明の記憶媒体によれば、ナノ磁性粒子が、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されているので、ナノ磁性粒子を、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの内面によって堅牢に拘束することができて、熱励起によりナノ磁性粒子のスピンの回転軸が反転することを防止することができる。したがって、熱的揺らぎが生じても、スピンがフリップすることがないので、情報がぼけることがなくて、情報を確実に保持することができて、情報を高精度化することができる。
また、上記発明の記憶媒体によれば、記憶の最小単位が占める断面積のスケールを、従来の磁気ドメインの断面積のスケールと比較して格段に小さなカーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバのスケール、すなわち、ナノスケールのオーダーまで格段に小さくできるので、分解能を格段に高くできて、情報の記録密度を大幅に向上できる。
また、上記発明の記憶媒体によれば、ナノ磁性粒子が、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されているので、ナノ磁性粒子の配列および位置が変わることがなく、情報を確実に読み出すことができる。
また、一実施形態の記憶媒体は、上記ナノ磁性粒子が、ボール状の閉じた構造のフラーレンに内包された状態で、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されていることを特徴としている。
上記実施形態によれば、上記ナノ磁性粒子が、例えば、C60やC70等のボール状の閉じた構造のフラーレンに内包された状態で上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されているので、ナノ磁性粒子を、上記フラーレンを介して上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバに堅牢に保持させることができる。したがって、ナノ磁性粒子のスピンの回転軸が反転することをより確実に防止できる。
また、一実施形態の記憶媒体は、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの軸方向が基板に略垂直な方向に向けられた状態で、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、基板上に複数個配列されていることを特徴としている。
上記実施形態によれば、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの軸方向が基板に略垂直な方向に向けられた状態で、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、基板上に複数個配列されているので、情報に基づいて強磁場をかけて、連続するカーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内のナノ磁性粒子のスピンの方向を所定の方向に配向することによって、より強い磁束密度で容易に情報を表現できて記憶できる。
また、一実施形態の記憶媒体は、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、単層カーボンナノチューブ(Single Wall Carbon Nanotube : SWCNT)或いは単層カーボンナノファイバであることを特徴としている。
上記実施形態によれば、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、単層カーボンナノチューブ或いは単層カーボンナノファイバであるので、隣接するカーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ間の距離をより小さくできて、情報の記録密度をより高くすることができる。
また、一実施形態の記憶媒体は、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、多層カーボンナノチューブ(Multi Wall Carbon Nanotube : MWCNT)或いは多層カーボンナノファイバであることを特徴としている。
上記実施形態によれば、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、多層カーボンナノチューブ或いは多層カーボンナノファイバであるので、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの強度を強くすることができ、また、多重壁による外部擾乱を遮断できて、ナノ磁性粒子を安定的に保持することができて、情報の破壊を防止できる。
また、一実施形態の記憶媒体は、記憶の一単位の情報を、1本の上記カーボンナノチューブ或いは1本の上記カーボンナノファイバの縦方向に挿入されたナノ磁性粒子の数によって表現することを特徴としている。
上記実施形態によれば、記憶の一単位の情報が、1本の上記カーボンナノチューブ或いは1本の上記カーボンナノファイバの縦方向に挿入されたナノ磁性粒子の数によって表現されるので、記憶の一単位が占める断面積のスケールを、最小のスケール、すなわち、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの断面積のスケールにしたままで、強い磁束密度による記録ができ、大きな情報の記録密度を維持できる。更に、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの縦方向に挿入するナノ磁性粒子の数を、要求される磁気パターンの粗さに応じて適宜調節することによって、磁気信号の大きさを、要求されるレベルの大きさに調整することができる。また、一単位の情報を磁性粒子の数を変えることによって、2値情報に限らず、10進、16進等の多値情報とすることができる。
また、一実施形態の記憶媒体は、記憶の一単位の情報を、複数の上記カーボンナノチューブ或いは複数の上記カーボンナノファイバに挿入されたナノ磁性粒子の個数によって表現することを特徴としている。
上記実施形態によれば、記憶の一単位の情報が、複数の上記カーボンナノチューブ或いは複数の上記カーボンナノファイバに挿入されたナノ磁性粒子の個数によって表現されるので、記憶の一単位の情報を表現するナノ磁性粒子の数を大きなものにすることができる。このことから、磁気信号の大きさを、大きくすることができる。また、一単位の情報を磁性粒子の数を変えることによって、2値情報に限らず、10進、16進等の多値情報とすることができる。
また、一実施形態の記憶媒体は、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内の上記ナノ磁性粒子のスピンの向きを変えることによって書き換え可能であることを特徴としている。
上記実施形態によれば、上記記憶媒体が、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内の上記ナノ磁性粒子のスピンの向きを変えることによって書き換え可能であるので、何度も情報の書き換えをすることができる。
また、この発明のディスクは、上記発明の記憶媒体が、表面に形成されていることを特徴としている。
上記発明のディスクによれば、上記発明の記憶媒体を、表面に形成しているので、情報の記録密度を格段に向上して、記録容量を格段に向上できると共に、情報の精度を高精度にすることができる。
また、この発明の電子機器は、上記発明の記憶媒体を備えることを特徴としている。
上記発明の電子機器によれば、上記発明の記憶媒体を備えているので、より多くの情報を、より小さな領域に収容することができる。
また、この発明の車輌用回転センサは、上記発明の記憶媒体を備えることを特徴としている。
上記発明の車輌用回転センサによれば、上記発明の記憶媒体を備えているので、磁気パターンに寄与するナノ磁性粒子数を多くとることによって、S/N(シグナル/ノイズ)比が大きい信号を容易に得ることができ、かつ、小型で信頼性の高いシステムを容易に構築することができる。
上記発明の記録媒体によれば、ナノ磁性粒子を、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入しているので、上記ナノ磁性粒子を、そのナノ磁性粒子のスピンの方向が、熱的揺らぎのエネルギーよりも大きな一定以上のエネルギーが作用しない限り回転しないように、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの壁面で堅牢に保持することができて、情報を高精度化することができる。
また、上記発明の記録媒体によれば、記憶の最小単位が占める断面積のスケールを、従来の磁気ドメインの断面積のスケールと比較して格段に小さなカーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバのスケール、すなわち、ナノスケールまで小さくできるので、分解能を格段に高くできて、情報の記録密度を大幅に向上できる。
また、上記発明の記録媒体によれば、ナノ磁性粒子が、カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されているので、ナノ磁性粒子の配列および位置が変わることがなくて、情報を確実に読み出すことができる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態の記憶媒体の模式図である。第1実施形態の記憶媒体は、基板1と、この基板1上に直線状に連続して配列されている複数個のカーボンナノチューブ2とを備える。上記複数のカーボンナノチューブ2は、図2に示すような2層カーボンナノチューブであり、内径が大きなカーボンナノチューブ内に、内径が小さいカーボンナノチューブが内包された構造になっている。上記複数のカーボンナノチューブ2の軸方向は、図1に示すように、基板1に略垂直な方向に向けられている。
上記複数のカーボンナノチューブ2は、上記内径が小さい方のカーボンナノチューブの内径と略等しい直径を有するナノ磁性粒子9が、クラスタービームによる照射により3層にわたって挿入されている3つの連続するカーボンナノチューブ2からなる第1の組5に所属するか、または、ナノ磁性粒子9が挿入されていない3つの連続するカーボンナノチューブ2からなる第2の組7に所属している。
上記第1の組5に所属するカーボンナノチューブ2に挿入されている9個のナノ磁性粒子9のスピンの方向は、カーボンナノチューブ2の挿入された後、強磁場がかけられることにより、基板1の法線方向で、かつ、基板1の表面から基板1の上方に向かう方向に揃えられている。
上記第1の組5のカーボンナノチューブ2に挿入されたナノ磁性粒子9の数9と、上記第2の組7のカーボンナノチューブに挿入されたナノ磁性粒子9の数0は、夫々記憶の一単位の情報を表現している。すなわち、上記数9を2進法の1に割り当て、かつ、上記数0を2進法の0に割り当てることにより、2進法で情報を表わし記憶するようになっている。
図3は、基板31上に成長させられた複数の2層カーボンナノチューブ32を示す模式図である。この複数のカーボンナノチューブ32は、上記第1実施形態の記憶媒体を形成するためのものである。
第1実施形態の記憶媒体では、基板31上におけるカーボンナノチューブ32を形成したい箇所(今の場合、基板31上における一直線上の方向)に、鉄、コバルト、ニッケル、モリブデン等の触媒を均一に塗布した後、HeやAr等の不活性ガスの雰囲気下でアーク放電を行って黒鉛棒を加熱蒸発させて、上記触媒を成長起点とするカーボンナノチューブ32を成長させることにより、図3に示すように、隣接するカーボンナノチューブ32間の間隔を等間隔にしている。
上記第1実施形態の記憶媒体によれば、ナノ磁性粒子9を、カーボンナノチューブ2(2層カーボンナノチューブ2に限らず単層カーボンナノチューブや2層以外の多層カーボンナノチューブでも良い)内に挿入しているので、ナノ磁性粒子9を、そのナノ磁性粒子9のスピンの方向が、熱的揺らぎのエネルギーよりも大きなエネルギーが作用しない限り回転しないように、カーボンナノチューブ2の壁面と相互作用をさせ堅牢に保持することができる。したがって、熱的揺らぎが生じても、スピンがフリップすることがなくて情報がぼけることがないので、情報を高精度化することができる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体によれば、基板1上で記憶の最小単位が占める断面積を、従来の磁気ドメインのスケールと比較して格段に小さなカーボンナノチューブ9の断面積のスケール、すなわち、ナノスケールの2乗のスケールまで小さくできるので、分解能を格段に高くできて、情報の記録密度を大幅に向上できる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体によれば、ナノ磁性粒子9が、カーボンナノチューブ2内に挿入されているので、ナノ磁性粒子9の配列および位置が熱拡散等で変わることがなくて、情報を確実に保持し、読み出すことができる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体によれば、カーボンナノチューブ2の軸方向が基板1に略垂直な方向に向けられた状態で、カーボンナノチューブ2が、基板1上の一方向に複数個配列されているので、この一列に配列されたカーボンナノチューブ2内のナノ磁性粒子9のスピンの方向を、情報に基づいて所定の方向に配向することによって、容易に情報を表現できて記憶できる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体によれば、カーボンナノチューブが、2層カーボンナノチューブ2であるので、カーボンナノチューブ2の強度を強くすることができる。したがって、外的衝撃などの外部擾乱が加えられても、これらの外部擾乱を多重壁により遮断できナノ磁性粒子9を安定的に保持することができるので、情報の破壊を防止できる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体によれば、記憶の一単位の情報を、3本のカーボンナノチューブ2が有するナノ磁性粒子9の数(0個または9個)によって表現し、最小の磁気信号の大きさを、ナノ磁性粒子9が3個縦方向に挿入された3本のカーボンナノチューブ2が有する9個のナノ磁性粒子が発信する磁気信号の大きさにしているので、発信される磁気信号の大きさを大きくすることができる。このように、記憶の一単位の情報を、複数のカーボンナノチューブが有するナノ磁性粒子によって表現するようにすると、1本のカーボンナノチューブ内のナノ磁性粒子の数や、記憶の一単位を構成するカーボンナノチューブの本数を調整することによって、磁気信号の大きさを大きくすることができて、磁気信号の大きさを必要とされる磁性磁気パターンの粗さ精度に応じて適宜調整することができる。
尚、上記第1実施形態の記憶媒体では、記憶の一単位を構成する9個のナノ磁性粒子9のスピンの方向を、上向きに揃えたが、記憶の一単位を構成するナノ磁性粒子のスピンの方向を、下向きに揃えても良い。
また、上記第1実施形態の記憶媒体では、記憶の一単位の情報を、3本のカーボンナノチューブ2が有するナノ磁性粒子9の数によって表現し、最小の磁気信号の大きさを、ナノ磁性粒子9が3個縦方向に挿入された3本のカーボンナノチューブ2が有する9個のナノ磁性粒子が発信する磁気信号の大きさにしたが、この発明の記憶媒体では、記憶の一単位の情報を、3本以外の複数本のカーボンナノチューブが有するナノ磁性粒子の数によって表現し、最小の磁気信号の大きさを、ナノ磁性粒子が1個または3個以外の複数個縦方向に挿入された3本以外の複数本のカーボンナノチューブが有するナノ磁性粒子の個数によって表現しても良い。また、記憶の一単位の情報を、1本のカーボンナノチューブが有するナノ磁性粒子の数によって構成しても良く、この場合、記憶の一単位が占める断面積のスケールを、最小のスケール、すなわち、カーボンナノチューブの半径の2乗のスケールにできて、大きな情報の記録密度を維持しながら、最小の磁気信号の大きさを、適宜調整できる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体では、2層カーボンナノチューブ2を採用したが、この発明の記憶媒体では、2層以外の多層カーボンナノチューブを採用しても良く、この場合においても、2層カーボンナノチューブを採用した場合と同様に、カーボンナノチューブの強度を強くし、外部擾乱を遮断することができる。
また、上記第1実施形態の記憶媒体では、基板1上における一直線上にカーボンナノチューブを配列したが、この発明の記憶媒体では、基板として円板状の基板を採用して、基板上の周方向にカーボンナノチューブを配列しても良い。
また、上記第1実施形態の記憶媒体では、2進法で情報を表現したが、この発明の記憶媒体では、例えば、1本のカーボンナノチューブに5以下のナノ磁性粒子を挿入するようにして、連続する3本のカーボンナノチューブで記憶の一単位を構成して、3本のカーボンナノチューブ内に挿入できるナノ磁性粒子の数を0個〜15個にして、16進法で情報を表現しても良い。また、例えば、15m(mは自然数)までのナノ磁性粒子を、連続するn本(nは自然数)のカーボンナノチューブ内に、挿入するようにして、n本のカーボンナノチューブで記憶の一単位を構成して、最小の磁気信号の大きさをm個のナノ磁性粒子が発信する磁気信号の大きさにして、16進法で情報を表現しても良い。
また、16進法と同様な方法で、例えば、10進法等の16進法以外の進法で、情報を表現しても良い。
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態の記憶媒体の模式図である。
図4は、この発明の第2実施形態の記憶媒体の模式図である。
第2実施形態の記憶媒体は、基板41上の一方向に直線状に連続して複数の単層カーボンナノチューブ42を成長させた点と、単層カーボンナノチューブ42の内径と略等しい直径を有し、かつ、上向きのスピンの方向を有するナノ磁性粒子49が3層にわたって挿入されている3つの連続する単層カーボンナノチューブ42からなる第1の組45と、単層カーボンナノチューブ42の内径と略等しい直径を有し、かつ、下向きのスピンの方向を有するナノ磁性粒子49が3層にわたって挿入されている3つの連続する単層カーボンナノチューブ42からなる第2の組47とを規則的に配置することにより、2進法で情報を表わして記憶するようにした点が、上記第1実施形態の記憶媒体と異なる。
図4に示すように、第2実施形態の記憶媒体は、記憶の一単位を、上記ナノ磁性粒子が3個縦方向に挿入された3本の上記カーボンナノチューブが有する9個のナノ磁性粒子によって構成している。
図5は、記憶の一単位である上記9個のナノ磁性粒子のスピンの総和を、一つの大きなスピン50で模式的に示した図4と等価な図である。第2実施形態の記憶媒体における図5に示されている箇所においては、上向きのスピンと下向きのスピンが交互に配列されている。
上記第2実施形態の記憶媒体では、第1実施形態の記憶媒体と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の記憶媒体と異なる作用効果および変形例についてのみ説明を行うことにする。
上記第2実施形態の記憶媒体によれば、カーボンナノチューブとして、単層カーボンナノチューブ42を採用したので、隣接するカーボンナノチューブ42間の距離をより小さくできて、情報の記録密度をより高くすることができる。
また、上記第2実施形態の記録媒体によれば、図4に示すように、スピンの上下によって、2進法の情報を表わすようにしたので、カーボンナノチューブ42が配列されている一方向に、局所的に連続して強磁場をかけなおすことによって、記憶の一単位が表わすスピンの向きを、意図的にフリップさせることができる。このことから、上記第2実施形態の記憶媒体は、情報を何度も書き換えることができる。
(第3実施形態)
図6は、この発明の第3実施形態の記憶媒体の模式図である。
図6は、この発明の第3実施形態の記憶媒体の模式図である。
第3実施形態の記憶媒体は、基板61の上に直線状に連続して複数の単層カーボンナノチューブ62を成長させ、4つの連続する単層カーボンナノチューブ62からなるセル67を記憶の一単位としている。
各セル67に含まれる各単層カーボンナノチューブ62には、図6において右方向から順に1個、2個、3個、4個のナノ磁性粒子69が挿入されている。
各セル67内の各単層カーボンナノチューブ62毎にナノ磁性粒子69のスピンの方向を変えることにより、セル67全体のスピンの方向および磁性信号の大きさを16通り表現することができる。
また、強磁場をかけることによって、各単層カーボンナノチューブ62のスピンの方向を変えることにより、各セル67のスピン方向および磁性信号の大きさを変化させ、情報を何度も書き換えることができる。
図7は、上記基板61上の図6に示した部分以外の部分を示す図である。
図7においては、各セル67のスピンの総和が一つの大きなスピン60で表わされている。図7に示す表記法では、一つの大きなスピンの向きおよび大きさをかえることによって、16通りの磁気信号を表現している。
(第4実施形態)
図8は、この発明の第4実施形態の記憶媒体が備える単層カーボンナノチューブを示す図である。
図8は、この発明の第4実施形態の記憶媒体が備える単層カーボンナノチューブを示す図である。
第4実施形態の記憶媒体では、図8に示すように、ナノ磁性粒子が、ボール状の閉じた構造のフラーレンの一例としてのC60に内包された状態で、単層カーボンナノチューブ内に挿入されている点が、第2実施形態の記憶媒体と異なる。
尚、図8において、aは、C60に内包されたナノ磁性粒子間の距離を示し、dは、単層カーボンナノチューブ間の距離を示す。
上記第4実施形態の記憶媒体では、第1、第2および第3実施形態の記憶媒体と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1、第2および第3実施形態の記憶媒体と異なる作用効果および変形例についてのみ説明を行うことにする。
上記第4実施形態の記憶媒体では、上記ナノ磁性粒子が、C60に内包された状態でカーボンナノチューブ内に挿入されているので、上記C60を上記単層カーボンナノチューブに堅牢保持させることによって、上記C60内のナノ磁性粒子を上記カーボンナノチューブに容易に保持させることができる。
尚、上記第4実施形態の記憶媒体では、ボール状の閉じた構造のフラーレンとしてC60を採用したが、この発明の記憶媒体では、ボール状の閉じた構造のフラーレンとして、C20やC70等のC60以外のボール状の閉じた構造のフラーレンを採用しても良い。
また、上記第4実施形態の記憶媒体では、単層カーボンナノチューブ内に、C60に内包されたナノ磁性粒子を配置したが、この発明の記憶媒体では、多層カーボンナノチューブにおける最も内側のカーボンナノチューブ内に、ボール状の閉じた構造のフラーレンに内包されたナノ磁性粒子を配置しても良い。
この発明の記憶媒体を適用できる品物としては、この発明の記憶媒体が表面に形成されている磁気ディスクや、この発明を用いた記憶媒体をメモリとして使用している携帯電話、コンピュータまたは電子レンジ等の記憶媒体が必要不可欠の電子機器がある。そして、この発明の記憶媒体を用いて磁気ディスクを形成すると、この磁気ディスクの記憶容量を大きくすることができ、この発明の記憶媒体を搭載した電子機器を形成すると、この電子機器をより多くの情報を備える高性能なものにすることができる。
また、この発明の記憶媒体をエンコーダに適用して自動車などの車輌用回転センサを形成すると、記憶の一単位の磁性の大きさを変えることにより、S/N(シグナル/ノイズ)比が大きい信号を容易に得ることができて、信頼性の高いシステムを容易に構築できて、車輪の回転数等を容易に測定することができる。
尚、上記第1〜第4実施形態では、直径(多層の場合は、一番外側のチューブの直径)が15nm以下のカーボンナノチューブを用いて記憶媒体を構成したが、この発明では、直径(多層の場合は、一番外側のチューブの直径)が15nmよりも大きくて100nm(0.1μm)よりも小さいカーボンナノファイバを用いて記憶媒体を構成しても良い。
また、上記第1〜第4実施形態では、カーボンナノチューブを用いて記憶媒体を形成したが、B(ホウ素)とN(窒素)の結合からなるBNナノチューブ、B-C-N系ナノチューブ、または、WS2等の金属カルコゲナイド系のナノチューブ等のカーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ以外のナノチューブ或いはナノファイバを用いて、カーボンナノチューブを使用して記憶媒体を形成した場合と同様な方法で記憶媒体を形成しても良いことは勿論である。
1,31,41,61 基板
2,32 2層カーボンナノチューブ
9,49,69 ナノ磁性粒子
42,62 単層カーボンナノチューブ
2,32 2層カーボンナノチューブ
9,49,69 ナノ磁性粒子
42,62 単層カーボンナノチューブ
Claims (11)
- カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内にナノ磁性粒子を挿入していることを特徴とする記憶媒体。
- 請求項1に記載の記憶媒体において、
上記ナノ磁性粒子は、ボール状の閉じた構造のフラーレンに内包された状態で、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内に挿入されていることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1または2に記載の記憶媒体において、
上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバの軸方向が基板に略垂直な方向に向けられた状態で、上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバが、基板上に複数個配列されていることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の記憶媒体において、
上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバは、単層カーボンナノチューブ或いは単層カーボンナノファイバであることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の記憶媒体において、
上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバは、多層カーボンナノチューブ或いは多層カーボンナノファイバであることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の記憶媒体において、
記憶の一単位の情報を、1本の上記カーボンナノチューブ或いは1本の上記カーボンナノファイバの縦方向に挿入されたナノ磁性粒子の数によって表現することを特徴とする記憶媒体。 - 請求項3に記載の記憶媒体において、
記憶の一単位の情報を、複数の上記カーボンナノチューブ或いは複数の上記カーボンナノファイバに挿入されたナノ磁性粒子の数によって表現することを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の記憶媒体において、
上記カーボンナノチューブ或いはカーボンナノファイバ内の上記ナノ磁性粒子のスピンの向きを変えることによって書き換え可能であることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の記憶媒体が、表面に形成されていることを特徴とするディスク。
- 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の記憶媒体を備えることを特徴とする電子機器。
- 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の記憶媒体を備えることを特徴とする車輌用回転センサ。
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