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JP2005054850A - 液圧脈動低減装置 - Google Patents

液圧脈動低減装置 Download PDF

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JP2005054850A
JP2005054850A JP2003284709A JP2003284709A JP2005054850A JP 2005054850 A JP2005054850 A JP 2005054850A JP 2003284709 A JP2003284709 A JP 2003284709A JP 2003284709 A JP2003284709 A JP 2003284709A JP 2005054850 A JP2005054850 A JP 2005054850A
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Kazuhiko Fujii
和彦 藤井
Kazuhiro Ueda
員弘 上田
Yasumasa Kimura
康正 木村
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】比較的広い周波数帯域に対して脈動低減効果を発揮できると共に、耐久性に優れ、軽量で取り扱いが容易であり、且つ、単純な構成にする。
【解決手段】液圧脈動低減装置1は、高圧ゴムからなるホース状の部材である継手管2と、その両端に嵌合された上流側連結部材3および下流側連結部材4とを備えており、上流側管5および下流側管6の間に配置され且つそれぞれの端部に嵌合され、油圧回路内に設置される。継手管2の内径D2は上流側連結部材3の内径D3より大きく、継手管2と上流側連結部材3との接続部分には反射波を生じせしめる段差10aが形成されている。上流側から伝播してくる圧力の脈動はこの段差10aにおいて生じる反射波によって減衰され、段差10aより下流側に伝播する脈動は上流側よりもレベルが低減されたものとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液圧脈動低減装置に関し、特に油圧回路などの液圧回路内における圧力の脈動やサージ圧を低減する装置に関する。
例えば油圧ショベルなど建設機械の油圧回路では、油圧ポンプの機械的構造や制御系の共振に起因して圧力の脈動が発生したり、アクチュエータに衝撃的な負荷がかかったときやバルブの切換時などにサージ圧が発生したりする。これら圧力の脈動やサージ圧は、管路やアクチュエータを振動させ、これらを破損させ得ると共に、振動が車両の構造体から音として放射されて騒音問題にもなる。
そこでこのような脈動を低減するため、従来は、アキュムレータやサイドブランチなどが一般に用いられている。しかしアキュムレータはかなり高価である上に、内封するガスの管理などのメンテナンスに手間がかかってしまうという問題がある。一方、サイドブランチは、低減できる脈動の周波数帯域が限定されるため、油圧ポンプで発生する圧力の脈動が通常略300Hzの基本次周波数およびこの複数倍の音成分の高調波からなる高周波数帯域の広い範囲にわたる場合が多いことを考慮すると、十分な脈動低減効果を期待することができない。
上述のようなアキュムレータやサイドブランチの問題を解消するものとして、独立気泡を含む弾性体を用いて脈動を吸収させる構成が考え出されている。例えば、ケーシングの内面に独立気泡を含む弾性体を挿入し、さらに当該弾性体の内孔に多数の孔が形成されたフィルタ管を挿入した装置を油圧回路内の一部に設置する構成(特許文献1参照)や、油圧回路の配管を複数層の構成としてその層の一部に独立気泡を含む弾性体を設ける構成(特許文献2参照)が開示されている。
また、その他、比較的広い周波数帯域で脈動低減効果が得られるものとして、主配管の直径より大きな拡張室を設け、拡張室内での脈動干渉により脈動を低減する、いわゆる「拡張室型」の脈動低減装置がある。従来技術において、拡張室は鋼管により構成されるのが一般である。
特開2000−2393号公報 (第2頁、図1) 特開2000−55250号公報 (第3頁、図1)
しかしながら、従来の「拡張室型」の脈動低減装置では、拡張室が鋼管で構成されるために、重量が大きく、取り扱いが困難である。また、鋼管を含む脈動低減装置の重量を支えるために支持部材がさらに必要となるので、部品点数が増え、コスト面でも不利である。
また、独立気泡を含む弾性体を用いる場合は、近年の油圧回路における高圧化傾向のため、耐久性が問題となる。特に高周波数帯域での脈動低減効果を大きくするには非常に柔らかい弾性体を用いざるを得ず、このような場合に脈動による圧縮膨張が繰り返されると、油の熱の影響も重なって、弾性体が劣化しやすい。また、上記特許文献1においては、弾性体を固定するためのケーシングや多孔管などの付加的な部材が必要であることから、部品点数の増加と共に構造が複雑化して製造コストが高くついてしまう。
そこで、本発明の目的は、比較的広い周波数帯域に対して脈動低減効果を発揮できると共に、耐久性に優れ、軽量で取り扱いが容易であり、且つ、単純な構成の液圧脈動低減装置を提供することである。
課題を解決するための手段および効果
上記目的を達成するため、本発明に係る液圧脈動低減装置の第1の特徴は、脈動が伝播する管路に沿って配置される継手管と、継手管および管路における上流側管を連結する第1の連結部と、継手管および管路における下流側管を連結する第2の連結部とを備えており、継手管が高圧ゴムからなり、継手管の内径が第1の連結部の内径より大きく、脈動が伝播する側における継手管と第1の連結部との接続部分に反射波を生じせしめる段差が形成されていることである。
上記構成は、比較的広い周波数帯域で脈動低減効果が得られるいわゆる「拡張室型」の脈動低減装置であって、第1の連結部と継手管との接続部分に形成された段差において脈動の反射波を生じさせることにより脈動のレベルを低減させるものである。ここで、拡張室を構成する継手管が従来のように鋼管ではなく高圧ゴムから構成されているため、軽量で取り扱いが容易になっている。そして鋼管の場合のように重量を支える支持部材も必要なく、部材点数が増えたりコスト面で不利になったりすることがない。
また、独立気泡を含む弾性体を用いる場合における耐久性の問題を軽減することができる。つまり、独立気泡を含む弾性体を用いる場合はその柔らかい材質のため劣化しやすいが、上記構成では比較的硬い高圧ゴムを用いているので高圧の状況下の使用でも劣化しにくく、耐久性に優れている。またさらに、弾性体を固定するための付加的な部材が必要ないので部品点数および製造コストも抑えられる。そして継手管と第1の連結部との接続部分に段差を形成するだけの単純な構成であって、容易に製作可能である。
なお、本明細書における“脈動”とは、サージ圧をも含むものである。
また、継手管の内径が第1の連結部の内径の2倍以上であることが好ましい。これは、第1の連結部と継手管との接続部分に形成された段差において反射波を生じさせることにより脈動のレベルを低減させる構成であるので、この段差の量が大きいほど脈動低減効果が大きいことになる。したがって、継手管の内径が第1の連結部の内径の2倍以上とすることで、段差が大きくなり、脈動を良好に低減することができる。
また、継手管により構成される拡張室の管路に沿った長さが脈動の周波数の基本次の1/4波長と実質的に等しいことが好ましい。この構成によると、拡張室内での共鳴現象によって反射波および干渉が強化され、高い脈動低減効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る液圧脈動低減装置を示す横断面図である。本実施の形態に係る液圧脈動低減装置1は、油圧ショベルなど建設機械の油圧回路において、圧力の脈動が伝播する配管、即ち上流側管5および下流側管6の間に配置されて両者を連結するものであり、継手管2と、上流側連結部材3と、下流側連結部材4とから構成されている。図中の矢印は圧力の脈動の伝播方向を示すものであり、図1では紙面左側から右側に伝播し、左側が上流側、右側が下流側である。
継手管2は、高圧ゴムからなるホース状の部材であって、両端がそれぞれ上流側連結部材3および下流側連結部材4の挿込口3a,4aに挿し込まれている。本実施の形態に係る液圧脈動低減装置1を組立てる際は、継手管2の両端をそれぞれ上流側連結部材3および下流側連結部材4の挿込口3a,4aに挿し込んだ後、挿込口3a,4aの外側から締め付けて固定する。このようにして組立てられた液圧脈動低減装置1は、脈動が伝播する上流側管5および下流側管6の間に管路に沿って配置され、上流側連結部材3および下流側連結部材4を上流側管5および下流側管6それぞれの一端に嵌合させることにより、油圧回路内に設置される。
継手管2を構成する高圧ゴムは、各種高圧装置の可撓性配管材として使用されるものであり、例えば内層ゴムチューブの上層に1又は複数の編組補強層を設け、その編組補強層の上層に外層ゴムを被覆してなる。内層ゴムチューブの材料は、内層ゴムチューブ内を移動させる流体に耐えられるゴムがよく、本実施の形態では流体が油であるので耐油性ゴムが好ましい。耐油性ゴムとしては、例えばニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴムなどがある。編組補強層の材料は、ゴムホースの高圧による変形を防止できる高強度の繊維がよく、例えば強力レーヨン、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ガラス繊維などが好ましい。編組補強層が二層以上になる場合には、その中間に各編組層間の相互擦れ防止と補強層相互の強度向上のために中間ゴム層を設けるのが一般である。外層ゴムの材料は、外界からの機械的ストレス、環境的ストレスに耐えられる材料がよく、例えばクロロプレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴムなどが好ましい。
なお、油圧回路を構成する上流側管5および下流側管6もまた高圧ゴムからなるホース状の部材であって、両者は互いに内径および外径など同じサイズである。
上流側連結部材3および下流側連結部材4は、共に同じ構成で、それぞれ一端側は内径D3,D4(D3=D4)を有し、その一端側の端面には継手管2の端部を挿入可能な円形の挿込口3a,4aが管路方向に沿って形成されている。一方、上流側連結部材3および下流側連結部材4の他端側は、一端側よりも肉厚が薄く、一端側の内径D3,D4より大きい内径を有すると共に上流側管5および下流側管6の内径と同じ外径を有している。つまり、上流側連結部材3および下流側連結部材4の他端側は、上流側管5および下流側管6の内側に嵌合可能な突出部を形成している。
継手管2の内径D2は上流側連結部材3および下流側連結部材5の内径D3,D4より大きく、これらを組立てた際、脈動が伝播する側、即ち管の内側における各接続部分には段差10a,10bが形成される。つまり、本実施の形態における段差10a,10bは、継手管2の内径D2と上流側および下流側連結部材3,4の内径D3,D4との差によって形成されるもので、段差量tは内径の差(D2−D3,D2−D4)の1/2となる。
継手管2の内部で段差10a,10bの間の空間を拡張室10と称する。
なお、上流側連結部材3と継手管2との接続部分の段差10aは、圧力の脈動がこの部分を伝播するときに反射波を生じせしめるもので、より詳細には、3/4インチ管の場合、段差量tは略10mm以上必要である。本実施の形態の液圧脈動低減装置1は、後に詳述するように、段差10aにおいて反射波を生じさせることにより脈動のレベルを低減させる構成であるので、この段差10aの量tが大きいほど脈動低減効果が大きいことになる。簡易計算では、内径の比(D2/D3)の4倍が圧力脈動の減音量(dB)になる。継手管2の内径D2が上流側連結部材3の内径D3の2倍以上であるのが好ましく、これにより脈動を良好に低減することができる。
図2には、比較例として、脈動が伝播する管路内に段差が形成されていない液圧脈動低減装置が示されている。この液圧脈動低減装置101では、上流側側連結部材103および下流側連結部材104それぞれの継手管102との接続側の肉厚が図1のものに比べて薄く、内径D3,D4が継手管2の内径D2とほぼ同じである。つまり、図2の液圧脈動低減装置101では、図1の液圧脈動低減装置1のような段差10a,10bが実質的に形成されておらず、上流側管105から上流側連結部材103、継手管102、下流側連結部材104、そして下流側管106に至るまでの管路の内径はほぼ一定である。
従来は図2のように各接続部分に段差をなくす構成が一般に取られており、製造上やむを得ず微小な段差が形成される場合はあっても、図1に示した本実施の形態のように反射波を生じせしめるものではない。より詳細には、3/4インチ管の場合、従来は段差量tが略1mm未満である。
ここで、図1および図2の液圧脈動低減装置1,101における圧力の脈動の伝播について図3(a)および図3(b)を参照しつつ説明する。図1に示した本実施の形態の液圧脈動低減装置1の場合は、図3(a)に示すように、脈動が左側即ち上流側から伝播してくると、段差10aにて反射波が生じ、段差10aより下流側に伝播する脈動のレベルが低減される。これに対し、図2に比較例として示した液圧脈動低減装置101の場合は、図3(b)に示すように、段差がほとんどないために反射波が生じず、左側即ち上流側から伝播してくる脈動は減衰されることなく下流側へと伝播していく。
なお、継手管2により構成される拡張室10の管路に沿った長さL1、即ち上流側の段差10aおよび下流側の段差10bの間の距離(図1参照)を、低減効果を期待する脈動の周波数の基本次の1/4波長と実質的に等しくすることが好ましい。こうすることで、拡張室10内での共鳴現象によって反射波および干渉が強化され、高い脈動低減効果が得られる。図4は、図1の液圧脈動低減装置1を用いた場合の減音量と周波数との関係を示すグラフである。ここでは、横軸の周波数f1の1/4波長と拡張室10の長さL1とが等しい場合が示しされており、周波数f2,f3はそれぞれf1の2倍および3倍の高次成分である。このグラフから、拡張室10の長さL1が1/4波長となる周波数f1と、その高次成分f2,f3とにおける減音量が大きいことがわかる。なお、このことは後述の実施例においてより明確に示されるものである。
以上に述べたように、本実施形態に係る液圧脈動低減装置1は、比較的広い周波数帯域で脈動低減効果が得られるいわゆる「拡張室型」であって、上流側連結部材3と継手管2との接続部分に形成された段差10aにおいて脈動の反射波を生じさせることにより脈動のレベルを低減させるものである。ここで、拡張室10を構成する継手管2が従来のように鋼管ではなく高圧ゴムから構成されているため、軽量で取り扱いが容易になっている。そして鋼管の場合のように重量を支える支持部材も必要なく、部材点数が増えたりコスト面で不利になったりすることがない。
また、独立気泡を含む弾性体を用いる場合における耐久性の問題を軽減することができる。つまり、独立気泡を含む弾性体を用いる場合はその柔らかい材質のため劣化しやすいが、本実施形態では比較的硬い高圧ゴムを用いているので高圧の状況下の使用でも劣化しにくく、耐久性に優れている。またさらに、弾性体を固定するための付加的な部材が必要ないので部品点数および製造コストも抑えられる。そして継手管2と上流側連結部材3との接続部分に段差10aを形成するだけの単純な構成であって、容易に製作可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、上流側連結部材3および下流側連結部材4は、上述の実施の形態のような差込口3a,4aが形成されたものではなく、継手管2の内側又は外側に嵌合するより単純な形状など、様々な形状であってよい。
また、上流側の段差10aは、反射波を生じせしめるものであればよく、上述の実施の形態のように直角に形成されるのに限定されない。例えば、図1の断面において上流側連結部材3の内面に下流側に向けて狭まるテーパーが形成されていてもよい。しかしいかなる場合でも、上流側連結部材3の拡張室10への開口部の内径は拡張室10の内径即ち継手管2の内径よりも小さく、反射波を生じせしめる段差が形成されている必要がある。
また、継手管2と下流側連結部材4との接続部分に上流側と同様の段差10bが形成されているが、この段差10bは脈動低減効果に直接的に寄与するものではない。したがって、脈動低減のみを考慮すると下流側の段差10bはなくてよい。しかしながら設計上は、上述の実施の形態のように上流側下流側共に同じ段差が形成されている方が好ましい。
また、継手管2の内径D2は上流側連結部材3の内径D3の2倍以上であることに限定されない。さらに、継手管2により構成される拡張室10の管路に沿った長さL1は、低減効果を期待する脈動の周波数の基本次の1/4波長と実質的に等しくなくてもよい。上記条件はいずれも脈動低減効果において有利なものであるが、本発明に係る液圧脈動低減装置はこのような条件を満たすことを必須用件としていない。
また、上述の実施の形態では上流側管5および下流側管6は継手管2と同様の高圧ゴムからなるが、他の材料から構成されてもよい。
本発明に係る液圧脈動低減装置において、継手管2の内径D2を38.6mm、上流側連結部材3の内径D3を19.0mm、拡張室10の管路に沿った長さL1を380mmとし、上流側管5および下流側管6にそれぞれ圧力センサを取り付けて圧力を測定した。図5に、上流側から下流側に伝播する脈動の圧力伝達関数を調べた結果が示されており、このグラフにおいて、点線は上記条件の本発明に係る液圧脈動低減装置(段差あり)、実線は比較例としての従来の液圧脈動低減装置(段差なし)についての結果である。グラフ横軸は脈動の周波数(Hz)、縦軸は圧力伝達関数であり、縦軸の値の差が減音量であると考える。
図5から、上記条件の本発明に係る液圧脈動低減装置では、特に750Hz、1500Hz、2250Hz前後において、従来のものより高い低減効果、より詳細には10dB以上高いの低減効果が得られることがわかる。油中の音速が略1200m/sであることを考慮すると、L1(380mm)と1/4波長とが等しい周波数の値fxは、fx=1200/(0.38×4)=780Hzであって、高い低減効果が確認された750Hzとほぼ一致している。そしてこの750Hzを基本次とすると、2倍、3倍の高次成分が1500Hz、2250Hzにあたる。このことから、拡張室10の長さL1を低減効果を期待する脈動の周波数の基本次の1/4波長と実質的に等しくすることにより、高い脈動低減効果が得られるといえる。
本発明の一実施の形態に係る液圧脈動低減装置を示す横断面図である。 比較例として脈動が伝播する管路内に段差が形成されていない液圧脈動低減装置を示す横断面図である。 (a)は、図1の液圧脈動低減装置における圧力の脈動の伝播を示す説明図である。(b)は、図2の液圧脈動低減装置における圧力の脈動の伝播を示す説明図である。 図1の液圧脈動低減装置を用いた場合における脈動の周波数と減音量との関係を示すグラフである。 本発明に係る液圧脈動低減装置と段差のない従来の液圧脈動低減装置との各場合における上流側から下流側に伝播する脈動の圧力伝達関数を調べた結果を示すグラフである。
符号の説明
1 液圧脈動低減装置
2 継手管
3 上流側連結部材(第1の連結部)
4 下流側連結部材(第2の連結部)
5 上流側管
6 下流側管
10 拡張室
10a 段差
D2 継手管の内径
D3 上流側連結部材の内径(第1の連結部の内径)
L1 拡張室の長さ

Claims (3)

  1. 脈動が伝播する管路に沿って配置される継手管と、
    前記継手管および前記管路における上流側管を連結する第1の連結部と、
    前記継手管および前記管路における下流側管を連結する第2の連結部とを備えており、
    前記継手管が高圧ゴムからなり、
    前記継手管の内径が前記第1の連結部の内径より大きく、前記脈動が伝播する側における前記継手管と前記第1の連結部との接続部分に反射波を生じせしめる段差が形成されていることを特徴とする液圧脈動低減装置。
  2. 前記継手管の内径が前記第1の連結部の内径の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の液圧脈動低減装置。
  3. 前記継手管により構成される拡張室の前記管路に沿った長さが前記脈動の周波数の基本次の1/4波長と実質的に等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧脈動低減装置。
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