JP2005051712A - 通信方法、基地局および無線ネットワーク制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】HS−PDSCHデータとDPCHデータが同一の周波数キャリアで送信される場合であっても、マルチパスに起因した直交性の崩れによるBERの劣化を低減可能な通信方法を得ること。
【解決手段】本発明の通信方法は、基地局1がHS−PDSCHデータとDPCHデータとを同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法であって、無線ネットワーク制御装置2が、前記HS−PDSCHデータと前記DPCHデータが多重化されないように、前記基地局1から送られてくるHS−PDSCHデータの送信タイミングに基づいて、DPCHデータの送信タイミングを決定し、さらに、前記基地局1が、前記無線ネットワーク制御装置2から送られてくる前記DPCHデータを、同時に送られてくる前記DPCHデータの送信タイミングで送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の通信方法は、基地局1がHS−PDSCHデータとDPCHデータとを同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法であって、無線ネットワーク制御装置2が、前記HS−PDSCHデータと前記DPCHデータが多重化されないように、前記基地局1から送られてくるHS−PDSCHデータの送信タイミングに基づいて、DPCHデータの送信タイミングを決定し、さらに、前記基地局1が、前記無線ネットワーク制御装置2から送られてくる前記DPCHデータを、同時に送られてくる前記DPCHデータの送信タイミングで送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、HS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared CHannel)と呼ばれるチャネルを用いて送信されるデータとDPCH(Dedicated Physical CHannel)と呼ばれるチャネルを用いて送信されるデータが、同一の周波数キャリアで送信される場合の通信方法に関するものである。
以下、従来の通信方法について説明する。デジタル無線通信の多元接続方式のひとつにCDMA(Code Division Multiple Access)方式があり、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、このCDMA方式が採用されている。
また、上記3GPPでは、下り高速無線通信の規格としてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が定められており、下り高速データ通信に用いられるチャネルとしてHS−PDSCHが規定されている(下記非特許文献1参照)。また、3GPPにおいては、下り音声や低速パケットなどの伝送の規格としてDCH(Dedicated CHannel)が定められており、DCHの通信に用いられるチャネルとしてDPCHが規定されている(下記非特許文献2参照)。
ここで、従来の通信方法における各装置間の処理について説明する。たとえば、端末(UE:User Equipment)から送信されたHS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)上の信号が基地局(BTS:Base Transceiver)で復調され、その復調結果が、たとえば、ACKの場合、次データは、HS−DPCCH信号の受信タイミングt1に基づく所定の送信タイミングt2で、UEへ送信される。送信タイミングt2は、たとえば、上記ACKの受信タイミングt1からΔt1秒後に設定される。このとき、HS−PDSCH上に送信される次データは、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network controller)からBTSに送られ、BTSにて符号化/変調後、送信タイミングt2でUEに送信される。なお、RNCからBTSへ送られたDPCH上の送信データについては、符号化/変調後、HS−PDSCH上のデータと多重され、UEへ送信される。
3GPP規格 TR25.858 v5.0.0(2002-3)
3GPP規格 TS25.211 v5.1.0(2002-6) 5.3 Downlink physical channels
しかしながら、上記従来の通信方法においては、たとえば、HS−PDSCH上にデータを送信する場合に、当該データが送信される周波数キャリアと同一の周波数キャリアで、DPCHデータが送信されることがある。通常、HS−PDSCHやDPCHを用いてデータが送信される場合は、「Inner Loop」による送信電力制御が行われているだけである。そのため、図9のように、バースト的にHS−PDSCHが送信されると、DPCHに対してHS−PDSCHの電力が大きくなり、マルチパスに起因した直交性の崩れによってBERの劣化が起きる、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、HS−PDSCHデータとDPCHデータが同一の周波数キャリアで送信される場合であっても、マルチパスに起因した直交性の崩れによるBERの劣化を低減可能な通信方法、および当該通信方法を実現するための基地局および無線ネットワーク制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる通信方法にあっては、基地局が、各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信する個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法であって、無線ネットワーク制御装置が、前記共通データと前記個別データが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、個別データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定ステップと、前記基地局が、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記個別データを、前記個別データの送信タイミングで送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、共通データの送信タイミングに基づいて個別データの送信タイミングを設定することにより、たとえば、個別データを、共通データの送信タイミングとずらして送信する。
この発明によれば、共通データと個別データの同時送信を回避できるので、マルチパスによる直交性崩れを起因とするBERの劣化を低減できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信方法、基地局および無線ネットワーク制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信方法を実現するための実施の形態1の基地局および無線ネットワーク制御装置の構成を示す図である。図1において、基地局(BTS)1は、端末(UE)からのHS−DPCCH上の信号を復号するHS−DPCCH受信部11と、HS−DPCCHのACK/NACKを判定するACK/NACK判定部12と、HS−PDSCHを用いて送信するデータ(HS−PDSCHデータ)の送信タイミングを算出する送信タイミング判定部13と、HS−PDSCHデータの符号化/変調を行うHS−PDSCH送信制御部14と、DPCHを用いて送信するデータ(DPCHデータ)の符号化/変調を行うDPCH送信制御部15と、変調後のHS−PDSCHデータをUE宛てに送信するHS−PDSCH送信部16と、変調後のDPCHデータをUE宛てに送信するDPCH送信部17と、HS−PDSCHデータとDPCHデータを多重する多重部18と、を備える。
図1は、本発明にかかる通信方法を実現するための実施の形態1の基地局および無線ネットワーク制御装置の構成を示す図である。図1において、基地局(BTS)1は、端末(UE)からのHS−DPCCH上の信号を復号するHS−DPCCH受信部11と、HS−DPCCHのACK/NACKを判定するACK/NACK判定部12と、HS−PDSCHを用いて送信するデータ(HS−PDSCHデータ)の送信タイミングを算出する送信タイミング判定部13と、HS−PDSCHデータの符号化/変調を行うHS−PDSCH送信制御部14と、DPCHを用いて送信するデータ(DPCHデータ)の符号化/変調を行うDPCH送信制御部15と、変調後のHS−PDSCHデータをUE宛てに送信するHS−PDSCH送信部16と、変調後のDPCHデータをUE宛てに送信するDPCH送信部17と、HS−PDSCHデータとDPCHデータを多重する多重部18と、を備える。
また、図1において、無線ネットワーク制御装置(RNC)2は、BTS1から送られてくるHS−PDSCHデータの送信タイミングからDPCHデータの送信タイミングを算出するDPCH送信タイミング制御部21と、HS−PDSCHデータをBTS1へ送信するHS−PDSCHデータ生成部22と、DPCHデータをBTS1へ送信するDPCHデータ生成部23と、を備える。
ここで、上記BTS1およびRNC2の動作について説明する。BTS1のHS−DPCCH受信部11では、UEから送られてくるHS−DPCCH信号を受信し、復調する。ACK/NACK判定部12では、復調後のHS−DPCCH信号のACK/NACKを判定する。たとえば、ACK/NACK判定部12による判定結果がACKであった場合は、次のHS−PDSCHデータが送信されることとなるので、その送信タイミングを決定するために、HS−DPCCH信号の受信タイミングt1を送信タイミング判定部13へ通知する。送信タイミング判定部13では、受け取ったHS−DPCCH信号の受信タイミングt1に基づいてHS−PDSCHデータの送信タイミングt2を算出し、その結果をRNC2のDPCH送信タイミング制御部21およびHS−PDSCH送信制御部14へ送信する。なお、HS−PDSCHデータの送信タイミングt2は、HS−DPCCH信号の受信タイミングt1に、たとえば、Δt1(=2ms)を加算することにより求められる。
また、HS−PDSCHデータの送信タイミングt2を受信したRNC2のDPCH送信タイミング制御部21では、DPCHデータの送信タイミングt3(=t2+Δt2(Δt2>10ms))を算出し、その結果をDPCHデータ生成部23に通知する。DPCHデータ生成部23では、DPCHデータとその送信タイミングに関する制御情報とをBTS1に対して送信する。BTS1のDPCH送信制御部15では、RNC2から送られてくるDPCHデータの符号化/変調を行い、その結果を上記DPCHデータの送信タイミングでDPCH送信部17に対して出力する。DPCH送信部17では、UE宛てに変調後のDPCHデータを送信する。
一方で、RNC2のHS−PDSCHデータ生成部22では、HS−PDSCHデータをBTS1のHS−PDSCH送信制御部14に対して送信する。そして、BTS1のHS−PDSCH送信制御部14では、受信したHS−PDSCHデータの符号化/変調を行い、その結果を、上記送信タイミング判定部13で算出された送信タイミングでHS−PDSCH送信部16に対して出力する。HS−PDSCH送信部16では、UE宛てに変調後のHS−PDSCHデータを送信する。
そして、多重部18では、HS−PDSCH送信部16およびDPCH送信部17から送信されたデータを多重化し、多重化後の信号をUEに対して送信する。
つづいて、上記BTS1およびRNC2の処理を時系列的に説明する。図2は、上記BTS1およびRNC2の処理を示すフローチャートである。まず、BTS1では、HS−DPCCH信号のACK/NACKを判定し(ステップS1)、その判定結果がACKであれば(ステップS1,Yes)、上記のようにHS−PDSCHデータの送信タイミングを算出する(ステップS2)。そして、BTS1では、RNC2から送られてくるHS−PDSCHデータを上記HS−PDSCHデータの送信タイミングで送信する(ステップS3)。つぎに、RNC2では、DPCHデータの送信タイミングを上記HS−PDSCHの送信タイミングに基づいて算出する(ステップS4)。そして、BTS1では、RNC2から送られてくるDPCHデータを、同時に送られてくるDPCHデータの送信タイミングで送信する(ステップS5)。なお、上記ステップS1においてHS−PDSCHデータが送信されていない場合は(ステップS1,No)、DPCHデータの送信タイミングを算出することなくDPCHデータを送信する(ステップS5)。
このように、本実施の形態においては、HS−PDSCHデータの送信タイミングに基づいてDPCHデータの送信タイミングを設定することにより、たとえば、図3のように、DPCHデータを、HS−PDSCHデータの送信タイミングとずらして送信することとした。なお、図3の上段は、DPCHデータの送信タイミングを変更しなかった場合の送信電力を表しており、図3の下段は、DPCHデータの送信タイミングを変更した場合の送信電力を表している。これにより、HS−PDSCHデータとDPCHデータの同時送信を回避できるので、マルチパスによる直交性崩れを起因とするBERの劣化を低減できる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、DPCHが1チャンネルの場合を想定していたが、実施の形態2では、DPCHが多重(N多重)された場合について説明する。
前述の実施の形態1では、DPCHが1チャンネルの場合を想定していたが、実施の形態2では、DPCHが多重(N多重)された場合について説明する。
図4は、本発明にかかる通信方法を実現するための実施の形態2の基地局および無線ネットワーク制御装置の構成を示す図である。図4において、基地局(BTS)1aは、DPCHデータの符号化/変調を行うDPCH送信制御部15a−1〜15a−N(自然数)で構成されたDPCH送信制御部群15aと、変調後のDPCHデータをUEへ送信するDPCH送信部17a−1〜17a−Nで構成されたDPCH送信部群17aと、HS−PDSCHデータとNチャンネル分のDPCHデータとを多重する多重部18aと、を備える。また、図4において、RNC2aは、DPCHデータをBTS1aへ送信するDPCHデータ生成部23a−1〜23a−Nで構成されたDPCHデータ生成部群23aと、を備える。なお、先に説明した実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
つづいて、上記BTS1aおよびRNC2aの動作について説明する。本実施の形態では、まず、RNC2aのDPCH送信タイミング制御部21にて生成されたDPCHデータの送信タイミングt3を、DPCH送信データ生成部群23aのすべてのチャネル(23a−1〜23a−N)に設定する。そして、各DPCH送信データ生成部23a−1〜23a−Nでは、DPCHデータの送信タイミングt3と対応するDPCHデータとを、BTS1aに対して送信する。
BTS1aのDPCH送信制御部15a−1〜15a−Nでは、RNC2aから送られてくる各DPCHデータの符号化/変調を個別に行い、それらの結果を上記DPCHデータの送信タイミングでDPCH送信部群17aに対して出力する。そして、DPCH送信部17a−1〜17a−Nでは、UE宛てに変調後のDPCHデータを送信する。
そして、多重部18aでは、HS−PDSCH送信部16から送信されるデータおよびDPCH送信部群17aから送信されるNチャネル分のデータを多重化し、多重化後の信号をUEに対して送信する。
このように、本実施の形態においては、HS−PDSCHデータの送信タイミングに基づいてNチャネル分のDPCHデータの送信タイミングを設定することにより、たとえば、図5のように、Nチャネル分のDPCHデータを、HS−PDSCHデータの送信タイミングとずらして送信することとした。なお、図5の上段は、DPCHデータの送信タイミングを変更しなかった場合の送信電力を表しており、図5の下段は、DPCHデータの送信タイミングを変更した場合の送信電力を表している。これにより、HS−PDSCHデータとNチャネル分のDPCHデータの同時送信を回避できるので、マルチパスによる直交性崩れを起因とするBERの劣化を低減できる。
実施の形態3.
前述の実施の形態1,2では、スケジューリングによりHS−PDSCHデータとDPCHデータを同時に送信しないこととしたが、実施の形態3では、DPCHに優先度をつけ、優先度の高いDPCHデータに対しては送信タイミングを調整し、優先度の低いDPCHデータについては、送信タイミングを調整せず直ちに(最も速いタイミング)で送信する。なお、基地局および無線ネットワーク制御装置の構成については、前述した実施の形態2の図4と同一である。
前述の実施の形態1,2では、スケジューリングによりHS−PDSCHデータとDPCHデータを同時に送信しないこととしたが、実施の形態3では、DPCHに優先度をつけ、優先度の高いDPCHデータに対しては送信タイミングを調整し、優先度の低いDPCHデータについては、送信タイミングを調整せず直ちに(最も速いタイミング)で送信する。なお、基地局および無線ネットワーク制御装置の構成については、前述した実施の形態2の図4と同一である。
ここで、本実施の形態のBTS1aおよびRNC2aの動作について説明する。なお、ここでは、先に説明した実施の形態1および2と異なる動作についてのみ説明する。
本実施の形態においては、前述同様、HS−PDSCHデータの送信タイミングをt2とした場合、DPCH送信タイミング制御部21が、優先度が最も高いDPCHデータの送信タイミングt3(前述同様)を算出する。そして、その算出結果を、対応するDPCH送信データ生成部に対して設定し、それ以外のDPCHデータについては、送信タイミングを設定しない。その後、優先度が最も高いDPCHデータに対応するDPCHデータ生成部では、DPCHデータと送信タイミングt3に関する制御情報とをBTS1aに対して送信し、それ以外のDPCHデータ生成部では、対応するDPCHデータだけをBTS1aに対して送信する。
なお、上記DPCHの優先度はシンボルレートで決定する。図6は、DPCHデータのシンボルレートと優先度の対応を示す図である。ここでは、シンボルレートが15ksps〜960kspsまでの7段階で構成され、シンボルレートが高いほど優先度が高いとものとする。また、最も優先度の高いDPCHデータが複数存在する場合には、同レートの全てのDPCHデータを送信タイミングt3で送信する。
図7は、本実施の形態の送信タイミングの調整方法の具体例を示す図である。送信タイミングを調整する前は(図7の上段)、時刻t2で、HS−PDSCH101,DPCH(60ksps)102,DPCH(120ksps)103,DPCH(240ksps)104が同時に送信されている。しかしながら、本実施の形態においては、図7の下段のように、優先度が最も高いDPCHデータ以外に対応する各DPCH送信制御部が、DPCH102,DPCH103を、HS−PDSCHデータの送信タイミングt2(最も早いタイミング)で送信し、その後、優先度が最も高いDPCHデータに対応する特定のDPCH送信制御部が、DPCH104を、RNC2aから通知される送信タイミングt3で送信する。
つづいて、上記BTS1aおよびRNC2aの処理を時系列的に説明する。図8は、上記BTS1aおよびRNC2aの処理を示すフローチャートである。まず、BTS1aでは、HS−DPCCHにおいてACK/NACKを判定し(ステップS1)、その判定結果がACKであれば(ステップS1,Yes)、実施の形態1と同様に、HS−PDSCHデータの送信タイミングt2を算出する(ステップS2)。つぎに、RNC2aでは、複数のDPCHデータのシンボルレートを比較し(ステップS11)、優先度が最も高いDPCHデータの送信タイミングt3を、上記HS−PDSCHの送信タイミングt2に基づいて算出する(ステップS4)。そして、BTS1aでは、RNC2aから送られてくるHS−PDSCHデータと、優先度が最も高いDPCHデータ以外のDPCHデータと、を上記HS−PDSCHデータの送信タイミングt2で送信する(ステップS12,S13)。一方、BTS1aでは、RNC2aから送られてくる優先度が最も高いDPCHデータを、同時に送られてくるDPCHデータの送信タイミングt3で送信する(ステップS5)。なお、上記ステップS1においてHS−PDSCHデータが送信されていない場合は(ステップS1,No)、DPCHデータの送信タイミングを算出することなくDPCHデータを送信する(ステップS12,13)。
このように、本実施の形態においては、複数のDPCHの中から最も優先度の高いチャネルの送信タイミングを調整することとした。これにより、全DPCHデータを遅延させることなく、マルチパスの影響を受けやすいチャネルの品質劣化を抑えることができる。
以上のように、本発明にかかる通信方法は、3GPPにおいて採用されたCDMA方式を用いて通信を行う通信装置に有用であり、特に、HS−PDSCHデータとDPCHデータとを同一の周波数キャリアで送信する基地局および無線ネットワーク制御装置に適している。
1 基地局(BTS)
2 無線ネットワーク制御装置(RNC)
11 HS−DPCCH受信部
12 ACK/NACK判定部
13 送信タイミング判定部
14 HS−PDSCH送信制御部
15,15a−1,15a−2,15a−N DPCH送信制御部
15a DPCH送信制御部群
16 HS−PDSCH送信部
17,17a−1,17a−2,17a−N DPCH送信部
17a DPCH送信部群
18,18a 多重部
21 DPCH送信タイミング制御部
22 HS−PDSCHデータ生成部
23,23a−1,23a−2,23a−N DPCHデータ生成部
23a DPCHデータ生成部群
2 無線ネットワーク制御装置(RNC)
11 HS−DPCCH受信部
12 ACK/NACK判定部
13 送信タイミング判定部
14 HS−PDSCH送信制御部
15,15a−1,15a−2,15a−N DPCH送信制御部
15a DPCH送信制御部群
16 HS−PDSCH送信部
17,17a−1,17a−2,17a−N DPCH送信部
17a DPCH送信部群
18,18a 多重部
21 DPCH送信タイミング制御部
22 HS−PDSCHデータ生成部
23,23a−1,23a−2,23a−N DPCHデータ生成部
23a DPCHデータ生成部群
Claims (13)
- 基地局が、各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信する個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法において、
無線ネットワーク制御装置が、前記共通データと前記個別データが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、個別データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定ステップと、
前記基地局が、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記個別データを、前記個別データの送信タイミングで送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 基地局が、各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法において、
無線ネットワーク制御装置が、前記共通データと前記Nチャネル分の個別データとが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、個別データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定ステップと、
前記基地局が、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記Nチャネル分の個別データを、前記個別データの送信タイミングで送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 基地局が、各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する場合の通信方法において、
無線ネットワーク制御装置が、前記Nチャネル分の個別データに所定の優先順位をつけ、前記共通データと優先順位の最も高い個別データとが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、前記優先順位の最も高い個別データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定ステップと、
前記基地局が、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記優先順位の最も高い個別データを、前記決定した送信タイミングで送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 前記基地局は、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる優先順位の最も高い個別データ以外の個別データを、タイミング調整を行わずに直ちに送信することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
- 前記優先順位を、前記Nチャネル分の個別データのシンボルレートに基づいて決定することを特徴とする請求項3または4に記載の通信方法。
- 前記基地局は、前記共通チャネルを用いたデータ送信が行われていない場合、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる個別データを、タイミング調整を行わずに直ちに送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信方法。
- 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信する個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局と通信を行う無線ネットワーク制御装置において、
前記共通データと前記個別データが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、個別データの送信タイミングを決定し、当該送信タイミング情報を前記個別データとともに前記基地局に対して送信する送信タイミング制御手段、
を備えることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局と通信を行う無線ネットワーク制御装置において、
前記共通データと前記Nチャネル分の個別データとが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、個別データの送信タイミングを決定し、当該送信タイミング情報を前記Nチャネル分の個別データとともに前記基地局に対して送信する送信タイミング制御手段、
を備えることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局と通信を行う無線ネットワーク制御装置において、
前記Nチャネル分の個別データに所定の優先順位をつけ、前記共通データと優先順位の最も高い個別データとが多重化されないように、前記基地局から送られてくる共通データの送信タイミングに基づいて、前記優先順位の最も高い個別データの送信タイミングを決定し、当該送信タイミング情報を前記優先順位の最も高い個別データとともに前記基地局に対して送信する送信タイミング制御手段、
を備えることを特徴とする無線ネットワーク制御装置。 - 前記優先順位を、前記Nチャネル分の個別データのシンボルレートに基づいて決定することを特徴とする請求項9に記載の無線ネットワーク制御装置。
- 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信する個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局において、
無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記個別データを、同時に送られてくる個別データの送信タイミングで送信し、一方で、前記共通チャネルを用いたデータ送信が行われていない場合には、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる個別データを、タイミング調整を行わずに直ちに送信する送信制御手段、
を備え、
前記共通データと前記個別データが多重化されないように、前記個別データの送信タイミングを調整することを特徴とする基地局。 - 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局において、
無線ネットワーク制御装置から送られてくる前記Nチャネル分の個別データを、同時に送られてくる個別データの送信タイミングで送信し、一方で、前記共通チャネルを用いたデータ送信が行われていない場合には、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくる個別データを、タイミング調整を行わずに直ちに送信する送信制御手段、
を備え、
前記共通データと前記Nチャネル分の個別データが多重化されないように、前記Nチャネル分の個別データの送信タイミングを調整することを特徴とする基地局。 - 各移動機共通の共通チャネルを用いて送信する共通データと、各移動機固有の個別チャネルを用いて送信するN(自然数)チャネル分の個別データと、を同一の周波数キャリアで送信する基地局において、
前記無線ネットワーク制御装置から送られてくるNチャネル分の個別データの中で、シンボルレートの最も高い個別データを、同時に送られてくる個別データの送信タイミングで送信し、一方で、前記無線ネットワーク制御装置から送られてくるシンボルレートの最も高い個別データ以外の個別データを、さらに前記共通チャネルを用いたデータ送信が行われていない場合には前記無線ネットワーク制御装置から送られてくるすべての個別データを、タイミング調整を行わずに直ちに送信する送信制御手段、
を備え、
前記共通データと前記シンボルレートの最も高い個別データが多重化されないように、前記シンボルレートの最も高い個別データの送信タイミングを調整することを特徴とする基地局。
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- 2003-07-31 JP JP2003284332A patent/JP2005051712A/ja active Pending
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