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JP2005041818A - コーティング製剤 - Google Patents

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JP2003278229A
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Shinji Omori
真治 大森
Yasuo Ono
泰雄 大野
Tadashi Makino
正 槙野
Tomoya Kawakami
智也 川上
Koji Akimoto
浩二 秋元
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】 含有成分に起因する不快な戻り臭を低減し、服用しやすくした固形製剤の提供。
【解決手段】 服用後に生体内で不快な戻り臭を生じる化合物を含有する薬剤を、腸溶性コーティング基剤などの高分子基剤を用いてコーティングを施す。
【選択図】なし

Description

本発明は、服用後に生体内で不快な臭い、すなわち、戻り臭を生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤でコーティングすることにより、戻り臭を低減し、服用しやすくした固形製剤に関する。
薬物の中で、例えば、硫黄含有化合物など、その中でも塩酸フルスルチアミンは、服用後に、生体内で不快な戻り臭を生じることがあり、そのことが服用の障害となり、正しい用法用量を遵守できず、充分な薬効を得ることができないといった人がしばしば存在する。塩酸フルスルチアミンの特異的な臭いをマスキングする方法としては、ショ糖を基剤とした糖衣を施し、糖衣錠とすることやシクロデキストリンを配合し臭いを低減させる方法(例えば、特許文献1)などが公知であるが、これらの方法では、服用前の臭いを低減することはできても、服用後の戻り臭を充分に低減させることはできないという欠点がある。また、ビタミンB12類を配合することにより、塩酸フルスルチアミンの戻り臭を低減する方法(例えば、特許文献2)が公知であるが、これも充分なものではない。
特開昭61-257923号公報 特開平9-52832号公報
本発明の目的は、服用後に生体内で不快な臭い、すなわち戻り臭を生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤、特に腸溶性コーティング基剤を用い、コーティングすることにより服用後の不快感を低減できる固形製剤を提供することにある。
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意検討の結果、服用後に生体内で不快な戻り臭を生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤、特に腸溶性コーティング基剤を用い、コーティングし、胃の中での薬物の溶出を遅延させることにより、服用後の生体内で生じる不快な臭い(戻り臭)が低減できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
(1)生体内で不快な臭いを生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤でコーティングしたことを特徴とする固形製剤、
(2)生体内で不快な臭いを生じる化合物が硫黄含有化合物であることを特徴とする上記(1)記載の固形製剤、
(3)生体内で不快な臭いを生じる化合物が塩酸フルスルチアミンであることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤、および
(4)高分子基剤が腸溶性コーティング基剤であることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤を提供する。
生体内で不快な戻り臭を生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤でコーティングすることにより、薬効を損なうことなく、含有成分に起因する不快臭または服用後の不快臭を著しく抑制し、極めて服用感の優れた医薬組成物を提供することが可能となった。
本発明は、服用後に生体内で不快な臭い、すなわち、戻り臭を生じる化合物、特に活性成分として塩酸フルスルチアミンを含有する薬剤を高分子基剤、特に胃の中での薬物の溶出を遅延させることができる腸溶性コーティング基剤を用い、コーティングしたことを特徴とする固形製剤である。
本発明における服用後に生体内で不快な臭い(戻り臭)を生じる化合物としては、化合物自体が生体内で不快臭を生じるもののみならず、その化合物が生体内で分解、代謝等を受けることによって不快臭の起因物質を生じるものも含み、例えば、硫黄含有化合物、中でもフルスルチアミン、塩酸フルスルチアミン、プロスルチアミンを挙げることができる。その中でも特に塩酸フルスルチアミンを挙げることができる。
本発明における高分子基剤としては、胃の中での薬物の溶出を遅延させることができればよく、合成高分子、天然高分子の種類を問わない。腸溶性コーティング基剤、胃溶性コーティング基剤、不溶性コーティング基剤、徐放性コーティング基剤、水溶性コーティング基剤等が挙げられるが、その中でも特に胃の中での薬物の溶出を効率的に遅延させることができる腸溶性コーティング基剤を挙げることができる。
本発明における腸溶性コーティング基剤としては、実質的に酸性液下で不溶であり、アルカリ性液下で可溶の高分子が使用できる。例えば、メタアクリル酸コポリマーLD(EudragitL30D55)、メタアクリル酸コポリマーL(EudragitL100)、メタアクリル酸コポリマーS(EudragitS100)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(AQOAT)、カルボシキメチルエチルセルロース(CMEC)、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、ポリビニルアセテートフタレート(PVAP)、セルロースアセテートトリメリテート(CAT)、アクアテリック(CAP水分散)、ゼイン等を用いればよい。また、必要とあれば、腸溶性コーティング基剤に賦形剤、結合剤、崩壊剤、充填剤、滑沢剤、隠蔽剤、可塑剤、着色剤等の添加剤を配合することができる。
本発明に使用できる添加剤としては、乳糖、トレハロース、精製白糖、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、粉末還元麦芽糖水アメ、ラクチトール、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム末、プルラン、タルク、沈降炭酸カルシウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、酸化チタン、マクロゴール(ポリエチレングリコール)、コポリビドン、トリアセチン、クエン酸トリエチル、グリセリン、プロピレングリコール、ポリソルベート、グリセリン脂肪酸エステル、リボフラビン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、黄色5号アルミニウムレーキなどが挙げられる。また、必要とあれば、腸溶性コーティング基剤に他のコーティング基剤を配合することができる。他のコーティング基剤としては、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルセルロース水分散液(アクアコート)、シュアリリース(エチルセルロース内部可塑化)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液(EugragitNE30D)アミノアルキルメタアクリレート コポリマーE(Eugragit E)、アミノアルキルメタアクリレート コポリマーRS(Eugragit RS)、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート(AEA)、フマル酸・ステアリン酸・ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート・ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910混合物(HA)、カルボキシルビニルポリマー(CP)などが挙げられる。
本発明における固形製剤においては、必要とあれば、ビタミン類を配合できる。本発明で使用できるビタミン類としては、ビタミンB1誘導体(塩酸フルスルチアミン、塩酸ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、ベンフォチアミン等)、ビタミンB1(塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩等)、ビタミンB2(リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン等)、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール等)、ビタミンC(アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウム等)、ビタミンB12(シアノコバラミン、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、メコバラミン等)、ビタミンE(コハク酸d-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロールカルシウム、酢酸d-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール等)、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、パントテン酸カルシウムタイプS、ビオチン、ガンマーオリザノール、オロチン酸、グルクロノラクトン、グルクロン酸アミド、ヨクイニン等が挙げられる。
本発明におけるコーティングの製造方法は、造粒ハンドブック(日本粉体工業技術協会編、オーム社)、経口投与製剤の処方設計(京都大学大学院薬学研究科教授 橋田充編、薬業時報社)、粒子設計工学(粉体工学会編、産業図書)、粒子設計と製剤技術(粉体工学会製剤と粒子設計部会 部会長 川島嘉明編、薬業時報社)のような刊行物に記載されている一般的な方法で調製すればよく、特別な制限はない。例えば、服用後に生体内で不快な臭い(戻り臭)を生じる薬物を含有する素錠に、フィルムコーティング機により、コーティング液を噴霧し、コーティングすることにより得ることができる。または、服用後に生体内で不快な臭い(戻り臭)を生じる薬物を含有する顆粒あるいは細粒にコーティング機(転動流動層コーティング機、流動層コーティング機)を用い、トップスプレー法、タンジェンシャルスプレー法、ボトムスプレー法、ワースター法により、コーティング液を噴霧し、コーティングすることにより得ることができる。あるいは、服用後に生体内で不快な臭い(戻り臭)を生じる薬物自身をコーティング機(転動流動層コーティング機、流動層コーティング機)を用い、トップスプレー法、タンジェンシャルスプレー法、ボトムスプレー法、ワースター法により、コーティング液を噴霧し、コーティングすることもできる。更には、回転流動装置(オムニテックス、奈良機械)、ワースター式微粒子コーティング装置(パウレック)を用いて、コーティングをしてもよい。また、噴霧乾燥法、液中乾燥法、コアセルベーション法、溶融コーティング法、2軸エクストルダー法といった方法を用いてもよい。
本発明における固形製剤では、コーティング後、必要とあれば、フィルムコーティング、糖衣、薄層糖衣、シュガーレス糖衣、シュガーレス薄層糖衣等の別のコーティングを施すこともできる。また、コーティング顆粒、細粒、薬物粒子が得られる場合は、他の賦形剤と共に圧縮し、錠剤とすることもできる。または、カプセルに充填し、カプセル剤とすることもできる。更には、そのまま、顆粒剤、細粒剤として分包し、服用することもできる。あるいは、用時溶解型の製剤、口腔内速崩壊錠、徐放性製剤、フィルムシート型製剤、グミ製剤、ゼリー製剤とすることもできる。
以下に、実施例、比較例および試験例を挙げてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
コハク酸トコフェロールカルシウム 1450g、塩酸ピリドキシン 1400g、ガンマーオリザノール 140g、軽質無水ケイ酸(サイリシア320) 216.3g、結晶セルロース(アビセルPH101)607.2gを6%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L)水溶液2940gを用い、流動層造粒機(FD-5S、パウレック)にて、造粒、乾燥した、得られた造粒末を整粒機(パワーミル、昭和化学機械)にて、整粒した。この整粒末をE群整粒末とする。一方、塩酸フルスルチアミン 2838.2g、結晶セルロース(アビセルPH101)935.3gを流動層造粒機(FD-5S、パウレック)にて、6%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L)水溶液1430gを用い、流動層造粒機にて、造粒、乾燥した。なお、HPC-L水溶液を噴霧する前に、7%酢酸ヒドロキソコバラミン水溶液 582gを噴霧した。得られた造粒末を整粒機(パワーミル、昭和化学機械)にて、整粒した。この整粒末をT群整粒末とする。
得られたE群整粒末 2850g、 T群整粒末 1500g、軽質無水ケイ酸(サイリシア320)55.5g、結晶セルロース(アビセルPH101)686.5g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L-HPC(LH31))417g、ステアリン酸マグネシウム 41gを混合機(タンブラー混合機、昭和化学機械)にて混合し、得られた混合末をロータリー式打錠機で直径8mmの臼、曲率半径6.5mmのR面杵にて、1錠当たりの重量185mg、厚み4.25mmとなるように製錠し、素錠を得た。
上記の素錠 3330gを用い、コーティング機(ドリアコーター DRC-500、パウレック)にて、コーティング液として、EudragitL30D55 1932.7g、タルク 174.2g、マクロゴール6000(PEG6000) 57.2g、酸化チタン 57.2g、ポリソルベート80(レオドールTW-0120)26gを精製水2721.3gに溶解、分散させた液を用い、素錠重量に対して10%量をスプレーコーティングした。その後、得られたコーティング錠に、エリスリトール 1007g、タルク 532g、酸化チタン 38g、結晶セルロース(アビセルPH-F20) 95g、アラビアゴム末 228gを精製水 3097gに溶解、分散したコーティング液を用い、コーティング機(ドリアコーター DRC-500、パウレック)にて、素錠重量に対して45%量をスプレーコーティングした。更にその上に、精製白糖789.1g、リボフラビン 1.92gを精製水 1840gに溶解したコーティング液を用い、コーティング機(ドリアコーター DRC-500、パウレック)にて、素錠重量に対して13.5%量をスプレーコーティングし、糖衣錠を得た。
コハク酸トコフェロールカルシウム932.22g、塩酸ピリドキシン900g、ガンマーオリザノール90g、ニコチン酸アミド540g、軽質無水ケイ酸(サイリシア320)139.05g、結晶セルロース(アビセルPH101)390.627gを6%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L)水溶液2394gを用い、流動層造粒機(FD-5S、パウレック)にて、造粒、乾燥した、なお、HPC-L水溶液を噴霧する前に、6.3%酢酸ヒドロキソコバラミン水溶液 223.803gを噴霧した。得られた造粒末を整粒機(パワーミル、昭和化学機械)にて、整粒した。この整粒末をE群整粒末とする。一方、塩酸フルスルチアミン 2183.2 g、結晶セルロース(アビセルPH101)750.8gを流動層造粒機(FD-5S、パウレック)にて、5.7%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L)水溶液1166gを用い、造粒、乾燥した。引き続き、この造粒末に流動層造粒機(FD-5S、パウレック)にて、EudragitL30D55 2973.4g、タルク 268g、マクロゴール6000(PEG6000) 88g、酸化チタン 88g、ポリソルベート80(レオドールTW-0120)40gを精製水4186.6gに溶解、分散させた液を2バッチ用い、造粒末重量に対して50%量をスプレーコーティングした。このコーティング末をT群コーティング末とする。
得られたE群整粒末 1750g、 T群コーティング末1125g、軽質無水ケイ酸(サイリシア320)20.5g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L-HPC(LH31))234g、ステアリン酸マグネシウム 20.5gを混合機(タンブラー混合機、昭和化学機械)にて混合し、得られた混合末をロータリー式打錠機で直径8mmの臼、曲率半径6.5mmのR面杵にて、1錠当たりの重量210mg、厚み4.85mmとなるように製錠し、素錠を得た。
上記の素錠 300gを用い、コーティング機(ハイコーターミニ、フロイント)にて、コーティング液として、エリスリトール 636g、タルク 336g、酸化チタン 24g、結晶セルロース(アビセルPH-F20) 60g、アラビアゴム末 144gを精製水 1956gに溶解、分散したコーティング液を用い、素錠重量に対して50%量をスプレーコーティングした。更にその上に、エリスリトール 157.8g、リボフラビン 0.38gを精製水 368gに溶解したコーティング液を用い、コーティング機(ハイコーターミニ、フロイント)にて、素錠重量に対して10%量をスプレーコーティングし、糖衣錠を得た。
比較例1
実施例1の素錠 900gを用い、12インチオニオンパンにて、糖衣を行った。糖衣液として、精製白糖 1590g、タルク 438g、沈降炭酸カルシウム 720g、酸化チタン 66g、アラビアゴム末 186gを精製水 808gに溶解、分散させた液を用いた。散布剤として、タルク 980g、アラビアゴム末 20gを混合した粉末を用いた。糖衣は、糖衣液を素錠に注液後、液を展延させ、その後、散布剤を散布し、散布剤を展延させ、乾燥を行うサイクルにて行った。このサイクルを10数回繰り返した。次に、散布剤を用いず、糖衣液のみで上記にサイクルを10数回繰り返した。更に、精製白糖748.3g、リボフラビン 1.7gを精製水 374.3gに溶解したシロップ液を用い、シロップコーティングを行い、糖衣錠を得た。得られた糖衣錠の1錠当たりの重量は、370mgである。
試験例
実施例1、実施例2および比較例1の錠剤を水と共に3錠、ボランティア 6名に服用してもらい、服用後1時間以内に感じる不快臭(戻り臭)の有無を官能試験した。6名中、戻り臭を感じる人数を表1に示す。
Figure 2005041818
実施例1、2の錠剤では、塩酸フルスルチアミンを腸溶性コーティング基剤(メタアクリル酸コポリマーLD(EudragitL30D55))により、コーティングしているため、コーティングしていない比較例1に比べ、服用後の戻り臭が少なかった。実施例1、2の錠剤は服用性を向上させた錠剤であることが明らかとなった。
含有成分に起因する不快な戻り臭を低減または除去することができ、医薬品の用途に適用することができる。

Claims (4)

  1. 生体内で不快な臭いを生じる化合物を含有する薬剤を高分子基剤でコーティングしたことを特徴とする固形製剤。
  2. 生体内で不快な臭いを生じる化合物が硫黄含有化合物であることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤。
  3. 生体内で不快な臭いを生じる化合物が塩酸フルスルチアミンであることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤。
  4. 高分子基剤が腸溶性コーティング基剤であることを特徴とする請求項1に記載の固形製剤。
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