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JP2005037360A - シート重量計測装置 - Google Patents

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JP2005037360A
JP2005037360A JP2004034522A JP2004034522A JP2005037360A JP 2005037360 A JP2005037360 A JP 2005037360A JP 2004034522 A JP2004034522 A JP 2004034522A JP 2004034522 A JP2004034522 A JP 2004034522A JP 2005037360 A JP2005037360 A JP 2005037360A
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JP2004034522A
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Tomonori Senoo
妹尾友紀
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Takata Corp
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Takata Corp
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    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
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Abstract

【課題】荷重センサの感度を安定させることができるとともに、熱の影響を受けにくいシート重量計測装置を提供する。
【解決手段】4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dがそれぞれセンサ板51上に、締結具69の中心Oから等距離に設けられている。また、2つの歪抵抗54b,54cの貼付位置(取付位置)近傍位置のセンサ板51に、4個の孔72,73,74,75がそれぞれ穿設されている。これらの孔72,73,74,75により、センサ板51の孔形成部分の断面の断面積が小さくなり、歪抵抗54a,54b,54c,54dの貼付位置でのセンサ板51は撓み(歪み)易くなる。これにより、歪抵抗54a,54b,54c,54dによる荷重の計測がより確実なものとなる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用シートに取り付けられ、座っている乗員の重量を含むシート重量を測定するシート重量計測装置の技術分野に属するものである。
自動車においては乗員の安全を確保するための設備として、シートベルト装置やエアバッグ装置が備えられている。最近では、シートベルトやエアバッグの性能をより向上させるため、乗員の体重や姿勢に合わせて、これらの安全装置の動作を制御しようとする試みがなされている。例えば、乗員の体重や姿勢に合わせて、エアバッグの展開ガス量や展開速度を調整したり、シートベルトのプリテンションを調整したりする。そのためには、シートに座っている乗員の重量を知る必要があり、またシート上における乗員の重心がどこにあるかを知る必要がある。
このような要請に応えるものとして、できるだけ安価で、正確なシート重量の測定が可能であるシート重量計測装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、この特許文献1に開示されているシート重量計測装置の前方部を部分的に示し、(A)は分解斜視図、(B)はピンブラケット部の正面断面図であり、図8は、図7に示すシート重量計測装置の前方部を部分的に示し、(A)は平面図、(B)は長手方向に沿う断面図、(C)は(B)におけるC−C線に沿う断面図、(D)は(B)におけるD−D線に沿う断面図である。
図7(A),(B)および図8(A),(B)に示すように、この従来のシート重量計測装置9は細長いべース21を基体として構成されている。べース21は、車体に取り付けたときに前後方向に長く延びており、図8(C)および(D)に示すように、底板21cとこの底板21cの左右端から90°曲がって上に立ち上がった側板21a、21a′とから、横断面が上向きコ字状の鋼板プレス品としてである。
べース側板21a、21a′には、前後それぞれ2ヵ所ずつのピン孔21e、21gが開けられている。各孔21e、21gは、左右の側板21a、21a′に対向して開けられている。端寄りの孔21eは、べース21の前後端からべース21全長の約1/8程度中央に寄った部位に開けられている。同孔21eは、図7(A)に示すように上下に長く延びる長孔である。この長孔21e内には、ブラケットピン27の端部が入っている。ブラケットピン27の左右の端部には、リテーナー33が取り付けられている。このリテーナー33により、ブラケットピン27は長穴21eから抜け止めされている。
しかし、ブラケツトピン27と長孔21eの上下・左右には隙間があつて、通常はブラケットピン27が長孔21eの内縁に触れることはない。しかしながら、このシート重量計測装置9(具体的にはピンブラケット25の部分)に過大な荷重がかかったときには、ブラケットピン27が下がって長孔21eの下縁に当たり、超過荷重はセンサ板(ばね材)51上の荷重センサ50には伝わらない。つまり、ブラケットピン27と長孔21eは、センサ板51に加える荷重の上限を制限する機構の一部を構成する。なお、ブラケットピン27の主な役割は、ピンブラケット25にかかるシート重量をアーム23に伝えることである。
長孔21eのやや中央寄り(べース21全長の約1/10中央寄りのところ)にはピン孔21gが開けられている。同孔21gには、べースピン31が貫通している。べースピン31は、左右のべース側板21a、21a′間を掛け渡すように存在する。同ピン31の左右の端部にはリテーナー33が取り付けられており、べースピン31がべース21に固定されている。なお、べースピン31はアーム23の回動中心軸である。
アーム23は弾性部材からなり、べース21の内側に配置されている。アーム23の平面形状は、中央寄りが左右二又に分かれ(2又部23h)、前後端寄りが長方形をしている。アーム23の前後端寄りの半分の部分の左右端部には、上方に90°折り返された側板23aが形成されている。2又部23hは単なる平たい板である。側板23aは、べース21の側板21aの内側に沿っている。ただし、両側面23a、21a間には隙間がある。
Zアーム側板23aにも2カ所のピン孔23c、23eが開けられている。前後端寄りのピン孔23cにはブラケットピン27が貫通している。ピン孔23cとブラケットピン27とは、ほとんど摺動しない。中央寄りのピン孔23eにはべースピン31が貫通している。べースピン31は、アーム23の回動中心であり、ピン孔23eとべースピン31の間では、アーム23の回動分だけ摺動がある。べースピン31外周のべース側板21aとZアーム側板23aの間には、孔開き円板状のスペーサ35がはめ込まれている。
アーム23の2又部23hは、ほぼアーム23の全長の半分の長さである。同部23hは、左右に分かれて前後方向中央寄りに延びており、中央寄りでは巾狭となっている。アーム23の2又部23hの先端の作用部23jは、上下のハーフアーム41、42の羽根部41a、42aの間にはさまれている。上ハーフアーム41の本体部の下面及び下ハーフアーム42の本体部の上面はフラットな面であって、センサ板51の表面にピッタリ合わせてビス43で固定されている。
ピンブラケット25に荷重がかかると、この荷重がアーム23に加えられ、アーム23はわずかに回動して(最大約5°)、この荷重をその作用部23jから上下のハーフアーム41、42を介してセンサ板51に伝える。図9に示すように、センサ板51の上には、荷重センサ50が形成されている。荷重センサ50を構成する4個の歪抵抗のうち、2個の歪抵抗54a,54bが引張歪側に配置されており、他の2個の歪抵抗54c,54dが圧縮歪側に配置されている。これらの4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dはセンサ中心部を通る線に沿ってセンサ板51の長手方向に順に配置されている。
そして、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dはブリッジ回路を形成するように配線により接続されている。ピンブラケット25は、図8(C)に示すように断面形状が下向きほぼコの字状である。前後方向の長さは、べース21のほぼ1/20とあまり長くない。ピンブラケット25の上面25aは平らであり、ここにシートレール7が載る。両者の間は、ボルト締結等により強固に連結される。また、センサ板51はベース底板21cの中央部に立設されたコラム63に、ナット68、ビスやボルト等の締結具69により固定されている。
ピンブラケット25の左右側板25bは同ブラケット25の左右に垂下しており、その下端部は内側寄りに曲がっている。側板25bはZアーム側板23a、23a′の内側に遊びを持たせて配置されている。側板25bにはピン孔25cが開いている。この孔25cには、ブラケットピン27が貫通している。ピン孔25cの寸法はブラケットピン27の径よりも大きい。両者の隙間によりシートや車体の寸法誤差や不測の変形を吸収する。
ピンブラケット25の左右側板25bと左右のZアーム側板23aの間には、バネ板29がはさまれている。バネ板29は、孔の開いたバネ座金状の部分を有し、ブラケットピン27の外側に隙間を持たせてはめ込んである。このバネ板29は、ピンブラケット25を中央方向に付勢するセンタリング機構を構成する。このようなセンタリング機構は、ピンブラケット25をスライド可能範囲の中心付近に極力位置させる。
このシート重量計測装置9では、シートレール7、ピンブラケット25、アーム23、べース21、シートブラケット11等が、シートと車体との連結機構を構成する。
特開2001−041813号公報。
ところで、前述の特許文献1に開示のシート重量計測装置においては、荷重センサ50である一対の歪抵抗54a,54cの間および他の一対の歪抵抗54b,54dの間のセンサ板51に凹部が形成されており、これらの間でのセンサ板51が撓み(歪み)易くすることで安定した荷重センサの感度を得ているが、センサ板に複雑な加工を施す必要があり、コストが高くなる。
また、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dはセンサ中心部(つまり、締結具69の中心)を通る線に沿ってセンサ板51の長手方向に順に配置されているため、センサ中心部から等距離に配置されていない。このため、周囲の温度が急速に変化した場合にセンサ中央部の締結具69を通して伝わる熱の影響により、4個のすべての歪抵抗54a,54b,54c,54dが等しい温度にならず、4個の歪抵抗のブリッジのバランスがくずれるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、安価に荷重センサの安定した感度を得ることができるとともに、熱の影響を受けにくいシート重量計測装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、車両用シートに座っている乗員の重量を含むシート重量を計測する荷重センサと、前記シート重量を前記荷重センサに伝達する荷重伝達部材と、前記荷重センサおよび前記荷重伝達部材を支持するベースとを備えているシート重量計測装置において、前記荷重センサが前記荷重が伝達されるセンサ板に取り付けられており、前記センサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に、前記荷重センサの取付位置におけるセンサ板を歪み易くする手段が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記手段が、前記センサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に穿設された所定数の孔からなることを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、前記センサ板が前記ベースに締結具により固定されており、前記荷重センサが、前記センサ板にこのセンサ板の締結具から等距離に配置されて取り付けられた所定数の歪抵抗を有していることを特徴としている。
このように構成された請求項1ないし3の発明のシート重量計測装置によれば、センサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に、荷重センサの取付位置におけるセンサ板を歪み易くする手段が設けられているので、この手段により荷重センサ取付位置の近傍位置のセンサ板を容易に撓ませる(歪ませる)ことができる。したがって、歪みのポイントを荷重センサ取付位置に集中させることができ、荷重センサの感度を安定させることができる。これにより、荷重センサによるシート荷重の計測をより確実に行うことができる。
特に、請求項2の発明によれば、荷重センサの取付位置におけるセンサ板を歪み易くする手段をセンサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に穿設された所定数の孔により構成しているので、センサ板のねじられる力に対する耐性を強くすることができ、荷重センサによる荷重の計測をより確実に行うことができるとともに、前述の手段を簡単な構成で形成することができる。
また、請求項3の発明によれば、所定数の歪抵抗を、センサ板の締結具から等距離に設けているので、所定数の歪抵抗が急激な温度変化により締結具を通してセンサ板に伝達される熱で不均一に影響されず、所定数の歪抵抗のブリッジのバランスがくずれるのを防止できる。これにより、シート重量をより正確に計測することができる。
図1は本発明にかかるシート重量計測装置の実施の形態の一例を示す斜視図、図2は図1に示すシート重量計測装置を示し、(A)は平面図、(B)は(A)におけるA−A線に沿う断面図、(C)は右側面図である。なお、前述の図7ないし図9に示す特許文献1に開示のシート重量計測装置の構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
図1および図2(A),(B),(C)に示すように、この例のシート重量計測装置9は、前後の荷重伝達部70とこれらの荷重伝達部70の間に配設される荷重センサ部71とから構成され、これらは互いに分割可能となっている。したがって、ベース21は、前後の荷重伝達部70における2つの荷重伝達用ベース21αと荷重センサ部71における荷重センサ用ベース21βとから分割構成されている。荷重伝達用ベース21αおよび荷重センサ用ベース21βは、特許文献1に開示のベース21と同様に横断面コ字状に形成されている。その場合、前後2つの荷重伝達用ベース21αは特許文献1に開示のベース21とほぼ同じ大きさで形成されているが、荷重センサ用ベース21βは、底が荷重伝達用ベース21αに比べて浅く形成されている。そして、図2(B)に示すように荷重センサ用ベース21βの底板21cの前後端部がそれぞれ前後2つの荷重伝達用ベース21αの底板21c上に載置される。この状態で、荷重伝達用ベース21αの側板21a,21a′と荷重センサ用ベース21βの側板21a,21a′とが、4個のボルト等の連結具76によって連結されることで全体のベース21が形成されている。このように、ベース21全体が形成されたときは、2つの荷重伝達用ベース21αの側板21a,21a′と荷重センサ用ベース21βの側板21a,21a′は同一高さとなるように設定されている。
図3(A)および図4(A)に示すように、後部の荷重伝達部70の荷重伝達用ベース21α内には、シート重量が加えられるピンブラケット25とこのピンブラケット25からシート重量が伝達されるアーム23が配設されている。アーム23は弾性部材からなるが、2又部が形成されて2つの作用部23jを有する特許文献1に開示されたアーム23と異なり、2又部を有さず、先端に1つの作用部23jを有している。この1つの作用部23jが、図1および図2(A),(B)に示すように上下のハーフアーム41、42によりセンサ板51に取り付けられ、シート重量がアーム23からハーフアーム41、42を介してセンサ板51に伝達されるようになっている。
アーム23の他の構成は特許文献1に開示のアーム23と同じであるとともに、このアーム23はべースピン31によりベース21の側板21a,21a′に回動可能に支持されている。また、ブラケットピン27がアーム23の側板を貫通しており、ピンブラケット25からのシート重量がブラケットピン27を介して、アーム23に伝達されるようになっている。
また、ピンブラケット25は、特許文献1に開示のピンブラケット25と異なりべースピン31に回動可能に支持されていて、加えられてシート重量をブラケットピン27に伝達するようになっている。
前部の荷重伝達部70もこの後部の荷重伝達部70とまったく同じ構成を有しているが、後部の荷重伝達部70と前後対称に配設されている。
また、図2(A)および図5に示すようにこの例のシート重量計測装置9では、所定数(図示例では4個)の歪抵抗54a,54b,54c,54dがそれぞれセンサ板51上に、センサ中心(締結具69の中心)Oと同心円上に配設されて貼付されて(取り付けられて)いる。すなわち、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dはセンサ中心(締結具69の中心)Oから等距離に設けられている。
更に、2つの歪抵抗54b,54cの貼付位置(取付位置)近傍位置のセンサ板51に、所定数(図示例では4個)の孔72,73,74,75がそれぞれ穿設されている。各孔72,73,74,75は、2つの歪抵抗54b,54cの貼付位置をそれぞれ通りかつ上下のハーフアーム41、42を介して伝達される荷重によりセンサ板51に加えられる曲げモーメントの軸と平行な直線α,β上に2つの歪抵抗54b,54cを挟みむようにして設けられている。これらの孔72,73,74,75により、直線α,βに沿うセンサ板51の断面の断面積が小さくなり、歪抵抗54a,54b,54c,54dの貼付位置でのセンサ板51は撓み(歪み)易くなる。これにより、歪抵抗54a,54b,54c,54dによる荷重の計測がより確実なものとなる。すなわち、各孔72,73,74,75により、本発明の、荷重センサの取付位置におけるセンサ板を歪み易くする手段が構成されている。
なお、孔72,73,74,75に代えて、センサ板51の直線α,βが通る縁部γ,δ;ε,ζに凹部(一例として、縁部δ,ζに点線で示す。図示しないが、縁部γ,εも同様)を設けることにより、直線α,βに沿うセンサ板51の断面積を小さくしてセンサ板51は撓み(歪み)易くすることもできる。しかし、この場合には、センサ板51の縁部γ,δ;ε,ζが欠けることから、センサ板51はねじりに弱くなる。このため、その分荷重の計測精度が低下する。これに対して、孔72,73,74,75を設けた場合には、センサ板51の縁部γ,δ;ε,ζが欠けないことから、センサ板51はねじりに強いので、歪抵抗54a,54b,54c,54dによるシート荷重の計測精度が高くなる。
更に、図2(B)に示すようにセンサ板51は、締結具69を、荷重センサ部71における荷重センサ用ベース21βの底板21cの下から底板21cの孔およびセンサ板51の孔に貫通させ、ナット68で締結することで、荷重センサ用ベース21βに固定される。このとき、締結具69が設けられる荷重センサ用ベース21βの底が荷重伝達用ベース21αに比べて浅くなっているので、締結具69が荷重センサ用ベース21βの底板21cから下方に突出しても、ベース21の全体としての高さは抑制されるようになる。
この例のシート重量計測装置9の他の構成要素は、前述の図7ないし図9に示す特許文献1に開示のシート重量計測装置の構成要素と同じである。
この例のシート重量計測装置9によれば、2個の歪抵抗54b,54cの近傍位置のセンサ板51に、4個の孔72,73,74,75を設けているので、これらの孔72,73,74,75により荷重センサ取付位置の近傍位置におけるセンサ板51の横断面積を小さくすることができる。したがって、荷重センサ取付位置におけるセンサ板51は容易に撓む(歪む)ようになり、歪みのポイントを荷重センサ取付位置に集中させることができ、荷重センサ50の感度を安定させることができ、かつセンサ板のねじられる力に対する耐性を強くすることができる。これにより、荷重センサによるシート荷重の計測をより確実に行うことができる。
また、アーム23に伝達されたシート重量は1つの作用部23jからセンサ板51に伝達されるようになる。このように、アーム23が2又部に形成されず、1つの作用部23jを有するだけであるので、荷重伝達のばらつきを抑制することができる。したがって、製造上のアーム23の精度を2又部を有するアーム23より低くできる。これにより、アーム23を簡単にかつ安価に製造することができる。
更に、ベース23を2つの荷重伝達用ベース21αと荷重センサ用ベース21βとに分割構成しているので、荷重伝達部70と荷重センサ部71とをそれぞれ個別にサブアッセンブリが可能となる。これにより、シート重量計測装置9の組立が容易となる。しかも、荷重センサ部71の荷重センサ用ベース21βの底を荷重伝達用ベース21αの底より浅くしている、つまり荷重センサ用ベース21βの高さを荷重伝達用ベース21αの高さより小さくしているので、締結具69が荷重センサ用ベース21βの底板21cから突出しても、ベース21を含むシート重量計測装置9の全体としての高さを抑えることができる。
更に、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dをセンサ中心(締結具69の中心)から等距離に設けているので、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dが急激な温度変化により締結具を通してセンサ板に伝達される熱で不均一に影響されず、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dのブリッジのバランスがくずれるのを防止できる。これにより、シート重量をより正確に計測することができる。
この例のシート重量計測装置9の他の作動および他の作用効果は、前述の図7ないし図9に示す特許文献1に開示のシート重量計測装置の作動および作用効果と同じである。
なお、前述の例では、荷重を荷重センサ50に伝達するアーム23が1つの作用部23jのみを有するものとしているが、本発明はこれに限定されることはなく、前述の特許文献1に開示のシート重量計測装置9と同様に2又部に形成されて2つの作用部23jを有するアーム23を備えるシート重量計測装置9にも適用することができる。
2つの作用部23jを有するアーム23を用いた場合における、センサ板51に貼付される4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dおよびセンサ板51を歪み易くする手段である4個の孔72,73,74,75の一例を図6に示す。
図6に示すように、この例のセンサ板51は、特許文献1のセンサ板51と同様にほぼT字状に形成されている。
そして、このT字状の横方向に延びる部分に、4個の歪抵抗54a,54b,54c,54dが貼付されている。その場合、上下のハーフアーム41、42のセンサ板51への固定中心点(ハーフアーム41、42からセンサ板51への荷重の作用点)O1,O2と荷重センサ50の中心(締結具69の中心)Oとが1直線η上に形成されるとともに、2個の歪抵抗54a,54bがこの直線η上で中心Oと固定中心点O1との間に、また他の2個の歪抵抗54c,54dが直線η上で中心Oと固定中心点O2との間にそれぞれ配置される。
更に、図6に示す例では、前述の例と同様に一対の孔72,73;74,75がそれぞれ直線α,β上で2個の歪抵抗54b,54cを挟むようにしてセンサ板51に穿設されているとともに、更に、他の一対の孔77,78;79,80がそれぞれ直線α,βと平行な直線θ,ι上で2個の歪抵抗54d,54aを挟むようにしてセンサ板51に穿設されている。この図6に示す例によっても、前述の例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
また、前述の例では、ベース23が3部材に分割構成されるものとしているが、本発明はこれに限定されることはなく、前述の特許文献1に開示のシート重量計測装置9と同様にベース23は1部材で構成されるシート重量計測装置9にも適用することができる。
本発明のシート重量計測装置は、高さが制限される車両用シートに取り付けられ、座っている乗員の重量を含むシート重量を測定するシート重量計測装置に好適に利用することができる。
本発明にかかるシート重量計測装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1に示すシート重量計測装置を示し、(A)は平面図、(B)は(A)におけるA−A線に沿う断面図、(C)は右側面図である。 図1に示すシート重量計測装置の一部を示し、(A)は荷重伝達部を示す斜視図、(B)は荷重センサ部を示す斜視図である。 図3に示す荷重伝達部と荷重センサ部を分解して示し、(A)は荷重伝達部の分解斜視図、(B)は荷重センサ部の分解斜視図である。 図1および図2に示す例の所定数の孔が穿設されたセンサ板の平面図である。 アームが2つの作用部を有する場合のセンサ板に貼付される歪抵抗およびセンサ板を歪み易くする手段を示し、(A)はその一例を示す平面図、(B)は他の一例を示す平面図である。 特許文献1に開示されているシート重量計測装置の前方部を部分的に示し、(A)は分解斜視図、(B)はピンブラケット部の正面断面図である。 図7に示すシート重量計測装置の前方部を部分的に示し、(A)は平面図、(B)は長手方向に沿う断面図、(C)は(B)におけるCーC線に沿う断面図、(D)は(B)におけるDーD線に沿う断面図である。 特許文献1に開示されているシート重量計測装置の荷重センサ部を示す部分斜視図である。
符号の説明
9…シート重量計測装置、21…ベース、21α…荷重伝達用ベース、21β…荷重センサ用用ベース、21a,21a′…側板、21c…底板、23…アーム、23j…作用部、25…ピンブラケット、27…ブラケットピン、31…ベースピン、50…荷重センサ、51…センサ板、54a,54b,54c,54d…歪抵抗、69…締結具、70…荷重伝達部、71…荷重センサ部、72,73,74,75…孔、76…連結具

Claims (3)

  1. 車両用シートに座っている乗員の重量を含むシート重量を計測する荷重センサと、前記シート重量を前記荷重センサに伝達する荷重伝達部材と、前記荷重センサおよび前記荷重伝達部材を支持するベースとを備えているシート重量計測装置において、
    前記荷重センサは前記荷重が伝達されるセンサ板に取り付けられており、前記センサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に、前記荷重センサの取付位置におけるセンサ板を歪み易くする手段が設けられていることを特徴とするシート重量計測装置。
  2. 前記手段は、前記センサ板の荷重センサ取付位置近傍位置に穿設された所定数の孔からなることを特徴とする請求項1記載のシート重量計測装置。
  3. 前記センサ板は前記ベースに締結具により固定されており、前記荷重センサは、前記センサ板にこのセンサ板の締結具から等距離に配置されて取り付けられた所定数の歪抵抗を有していることを特徴とする請求項1または2記載のシート重量計測装置。
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