JP2005036701A - エアクリーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルタエレメント20の収納されるケース2に、カバー11を係脱自在に係合し、カバー11に、外周縁から突出するアーム31と、カバー11の回転中心をなす枢軸33とを有する係合部30を設ける。一方、ケース2に、枢軸33を支持する枢軸支持部43と、枢軸支持部43と対向する方向からアーム31の周面を支持するアーム支持部42とを有する受側係合部40を設ける。これら枢軸支持部43とアーム支持部42とで枢軸33とアーム31の所定の範囲が内部にはめ込まれるポケットを形成し、密閉状態と、所定の角度に開かれた状態との範囲内おいて、枢軸33及びアーム31の所定範囲をポケットで拘束し、枢軸33を所定の位置に維持する。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルタエレメントの損傷を防止するためのエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
車載型のエアクリーナとして、ケースとカバーとをヒンジ構造で連結し、これらを相互に回転させることで開閉できるようにしたものがある。このようなエアクリーナは、ケース又はカバーの一方に吸気口を、他方に排気口をそれぞれ設け、これら吸気口と排気口とがフィルタエレメントを介して連通されるように、ケースとカバーとでフィルタエレメントの外縁を挟み込むようにして内部にフィルタエレメントを収納している。かかる構成は、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されている。
【0003】
特許文献1に記載のエアクリーナ装置は、ケースに軸受部を、カバーに軸機能部を設けてヒンジ装置を構成している。ケースに設けられた軸受部は、突部,案内部,背壁,離間限度規定部により構成され、軸機能部を離脱および回転可能に支持させている。また、クランプ装置の近傍に、案内部および規定部を設けている。このような構成を採用することで、フィルタエレメントを組み付ける際に、フィルタエレメントの周縁に設けられたシールがケースやカバーに干渉することを防止している。
【0004】
一方、特許文献2には、エアクリーナハウジングのカバーに、その外側面から離してヒンジピンを形成する一方で、ケースに、前記ヒンジピンとケース外側面との間を挿通するピン受けを形成したものが記載されている。この構成では、ピン受けの幅をヒンジピンとケース外側面との間隔より小さくして、進退動と横方向スライドでカバーをケースに着脱できるようにしている。また、ピン受けの上壁である第2の壁を傾斜させてカバーが斜め方向にケースに進退できるようにして、シール材のリップのめくれを防止している。
【0005】
また、このようなエアクリーナでは、車載された状態でカバーを開けて内部に収容されたフィルタエレメントを交換する際に、カバーをケースに対して十分に開けることができない。このため、フィルタエレメントを交換する際には、図16に示すように、カバー71を半開きの状態にして、フィルタエレメント80を斜めに傾けた状態で、エアクリーナ70の正面からケース72に挿入していた。この際、フィルタエレメント80の周縁に設けられたパッキン81がB部のようにケース72と干渉することがあった。さらには、図17に示すように、フィルタエレメント80を挿入する際にフィルタエレメント80を構成している襞状のフィルタ材82がケース72の上縁に干渉してしまうこともあった。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−247923号公報
【特許文献2】
特開平7−324655号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1並びに特許文献2に記載の発明では、図15に示すように、ケース72をカバー71で密閉した状態において、両者を結合している係合部分90には、ガタaがある。このガタa分だけカバー71がケース72に対してずれることがある。カバー71がケース72に対してずれると、これらに挟み込まれたフィルタエレメント80のパッキン81は、そのリップ83,83がめくれてしまう。また、フィルタエレメント80をケース72に取り付ける際にパッキン81がケース72と干渉すると、図16に示すように、パッキン80のリップ83,83がめくれてしまう。リップ83,83がめくれた状態でフィルタエレメント80が組み付けられると、この部分ではシール機能が著しく低下してしまう。
【0008】
一方、図17に示すように、襞状のフィルタ材82がケース72に干渉すると、フィルタ材82に形成された谷部の下端部が損傷してしまう。フィルタ材82の損傷したフィルタエレメント80が組み付けられたエアクリーナでは、所定の機能を発揮できない等の種々の不具合が発生するおそれがある。
【0009】
そこで本発明では、フィルタエレメントが組み付けられた状態、並びにフィルタエレメントの交換時に、当該フィルタエレメントが損傷することのないエアクリーナを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第一に、本発明では上記の課題を解決するため、フィルタエレメント(20)が収納されるケース(2,51)と、前記ケース(2,51)の開口部を開閉するカバー(11)とを有し、前記ケース(2,51)に、前記カバー(11)を係合させる受側係合部(40)を備える一方で、前記カバー(11)に、前記受側係合部(40)に対して係脱自在に係合させる係合部(30)を備え、前記係合部(30)に、前記カバー(11)の外周縁から突出するアーム(31)と、このアーム(31)と一体に形成され、前記カバー(11)の回転中心をなす枢軸(33)とを設ける一方で、前記受側係合部(40)に、前記枢軸(33)を支持する枢軸支持部(43)と、前記アーム(31)の回転中心が前記枢軸(33)の回転中心に一致されるように、前記枢軸支持部(43)と対向する方向から前記アーム(31)の周面を支持するアーム支持部(42)とを設け、
これら枢軸支持部(43)とアーム支持部(42)とで前記枢軸(33)と前記アーム(31)の所定の範囲が内部にはめ込まれるポケットを形成し、前記カバー(11)が前記ケース(2,51)を閉じた状態と、所定の角度に開かれた状態との範囲内おいて、前記枢軸(33)及び前記アーム(31)の所定範囲が前記ポケットに拘束されて、前記枢軸(33)が所定の位置に維持されるエアクリーナ(1,50)を採用した。
【0011】
本発明によれば、カバー(11)でケース(2,51)の開口部を密閉した状態、カバー(11)を所定の角度だけ回転させて開いた状態のいずれにおいても、係合部(30)が受側係合部(40)に拘束され、両者の間にガタがない。したがって、ケース(2,51)の周縁とカバー(11)の周縁とでフィルタエレメント(20)の周縁に設けられたパッキンを挟み込んで組み立てられるエアクリーナでは、カバー(11)のズレによるパッキンの損傷が確実に防止される。
【0012】
また、本発明では上記エアクリーナ(1,50)において、前記アーム(31)の外周面には、その曲率の変化する曲率変化点(32c)が設けられる一方で、前記ポケットには、前記枢軸(33)及び前記アーム(31)の所定範囲が抜き差しされる挿入部が設けられ、前記カバー(11)が前記ケース(2,51)に対して前記所定の角度に開かれた際に、前記曲率変化点(32c)が前記アーム支持部(42)に支持される位置にこの曲率変化点(32c)が形成され、この曲率変化点(32c)が前記アーム支持部(42)に支持されることに伴い前記枢軸(33)の位置がずらされて、前記枢軸(33)及び前記アーム(31)の所定範囲を前記挿入部に通して前記ポケットに対して係脱されるようにエアクリーナ(1,50)を構成した。
【0013】
本発明によれば、密閉状態からカバー(11)が所定の角度だけ回転して開かれた状態までの間では、係合部(30)が受側係合部(40)に拘束される。一方、カバー(11)が所定の角度だけ開かれると、両者の拘束状態が解除される。そして、前記挿入部にアーム(31)の所定範囲、及び枢軸(33)を通すことでカバー(11)をケース(2,51)から取り外すことができるようになる。逆に、分離しているカバー(11)及びケース(2,51)に関し、カバー(11)をケース(2,51)に対して所定の角度回転させた状態でカバー(11)の係合部(30)をケース(2,51)の受側係合部(40)に係合させることで両者をワンタッチで組み付けることができる。
【0014】
さらに、本発明では上記エアクリーナ(1,50)において、前記アーム(31)は、前記カバー(11)の外周縁から張り出す一対の部材で構成され、前記枢軸(33)は、所定寸法の隙間を介して、これらアーム(31)同士の間にて対をなすように各アーム(31)にそれぞれ形成され、前記受側係合部(40)には、前記枢軸(33)同士の間に形成された隙間に挿入させて、前記カバー(11)が前記枢軸(33)の軸方向へずれることを防止するストッパ(44)が形成されていることを特徴としている。
【0015】
本発明では、カバー(11)がケース(2,51)に対し、前記枢軸(33)の軸方向に直交する方向にずれてしまうことを阻止するだけでなく、枢軸(33)の軸方向にずれることをも防止できる。
【0016】
第二に、本発明では上記課題を解決するために、開口部を有するケース(2,51)と、このケース(2,51)の開口部を開閉するカバー(11)と、周縁にパッキンが取り付けられ、前記ケース(2,51)の開口部から挿入して前記ケース(2,51)に収納されるフィルタエレメント(20)とを備え、前記ケース(2,51)内には、前記フィルタエレメント(20)の挿入途中にこのフィルタエレメント(20)の挿入方向先端側を下から支持し、前記パッキンと前記ケース(2,51)の開口部との接触を回避するように前記フィルタエレメント(20)を案内するガイド(8,60)が設けられているエアクリーナ(1,50)を採用している。
【0017】
フィルタエレメント(20)の交換は、エアクリーナ(1,50)が車載された状態で行われる。車載された状態では、エアクリーナ(1,50)の周囲には様々な機器が存在し、カバー(11)をケース(2,51)に対して十分に開けることができず、半開きの状態で交換しなければならない。
【0018】
本発明によれば、この際、新しいフィルタエレメント(20)をケース(2,51)の奥まで挿入させる途中でフィルタエレメント(20)の挿入方向の前部が案内され、周囲に設けられているパッキンがケース(2,51)の上縁と干渉することを回避できる。これにより、パッキンの損傷を確実に阻止する。
【0019】
なお、上記エアクリーナ(1,50)において、前記ガイド(8,60)を、前記ケース(2,51)の壁面をケース(2,51)の内部へ窪ませて形成することで、ケース(2,51)の成型段階で上記ガイド(8,60)を形成できる。このため、ガイドを別途設ける必要がなく、極めてシンプルな構造にできる。
【0020】
そして、第三に、本発明では上記課題を解決するため、開口部を有するケース(2,51)と、このケース(2,51)の開口部を開閉するカバー(11)と、前記ケース(2,51)の開口部から所定方向に挿入して前記ケース(2,51)に収納されるフィルタエレメント(20)とを備え、前記フィルタエレメント(20)は襞状に形成されたフィルタ材(26)と、このフィルタ材(26)を保持するホルダ(21)とから構成され、前記ホルダ(21)には、前記フィルタ材(26)の下縁より突出させた保護リブ(25)がこのフィルタエレメント(20)が前記ケース(2,51)に挿入される挿入方向に沿って延びるよう設けられているエアクリーナ(1,50)を採用した。
【0021】
本発明によれば、フィルタエレメント(20)を交換する際に、新しいフィルタエレメント(20)をケース(2,51)に挿入する途中で、下端に設けられた保護リブ(25)がフィルタ材(26)の下端とケース(2,51)の上縁とが干渉することを阻止し、フィルタ材(26)が損傷することを確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は本発明の一実施形態にかかるエアクリーナ1の概要を示している。このエアクリーナ1は、ケース2と、このケース2の上部を開閉するカバー11と、ケース2の上部に収納されるフィルタエレメント20を備えている。
【0024】
ケース2に収納されるフィルタエレメント20は、矩形状のホルダ21と、このホルダ21の内側に保持される襞状のフィルタ材26,26と、ホルダ21の外周面に取り付けられたパッキン27とから構成されている。ホルダ21は、周縁部を構成する長方形状のメインフレーム22と、メインフレーム22の前後方向の中心にて長手方向に延びるリブ24とを備えている。また、メインフレーム22の前後方向における両端部には、所定高さをなす壁面23,23が長手方向に沿って設けられている。襞状のフィルタ材26,26は、これら壁面23,23と中央のリブ24との間に形成された空間部分に平行をなして収納される。一方、パッキン27はホルダ21を構成するメインフレーム22の外周面に取り付けられている。パッキン27は、中央のメインシール部28と、メインシール部28の上下にて対称をなすようにして設けられたリップ29,29とから構成されている。
【0025】
フィルタエレメント20は、このパッキン27がカバー11の周縁とケース2の周縁とに挟み込まれるようにしてケース2の上部に収納される。
【0026】
フィルタエレメント20が収納されるケース2は矩形状の筐体であり、その上部には開口部3が形成され、周壁面の一つをなす前面4には、内部にエアを導くための導入口7が形成されている。また、ケース2の上縁には、平坦な座面9が形成されており、フィルタエレメント20はその周縁に設けられたパッキン27がこの座面9に搭載されて装着させる。
【0027】
また、ケース2の両側面5,5には、その一部をケース2の内部に向けて窪ませたガイド8,8が形成されている。このガイド8,8は、ケース2の底面から上端より下方の位置までの間に設けられており、上方に向かうにつれ徐々に先細りとなるように形成されている。そして、ガイド8,8の上端8a,8aは、円弧状に形成されている。
【0028】
このガイド8,8は、後にその詳細を説明するように、フィルタエレメント20をケース2に挿入する際に、フィルタエレメント20の進行を案内する機能を有している。
【0029】
一方、カバー11は、その下部に開放された開口部12を有する一方で、その上面がその一方の側部から他方の側部に対して傾けられた傾斜面13で閉鎖されている。また、前面14及び背面15は、片側に向けて先細りとなる三角形に形成されている。そして、カバー11の側面16にはエアクリーナ1の内部に導入されたエアを外部に排出するための排気口17が形成されている。
【0030】
ケース2の上縁とカバー11の下縁とは、エアクリーナ1の背面6,15側がヒンジ構造により連結されている。このヒンジ構造によりカバー11はケース2に対して回転するように構成されている。一方、ケース2の上縁及びカバー11の下縁におけるこれらの前面4,14側にはロック機構10,18が設けられている。このロック機構10,18は、カバー11でケース2の開口部3を閉鎖した際に、互いに係合しあい、カバー11とケース2の閉鎖状態を維持する。
【0031】
次に、図2〜図10を参照してケース2とカバー11と係合しているヒンジ構造についてその詳細を説明する。
【0032】
カバー11は、上述のようにケース2に対し、背面6,15側を軸として回転するように係合されている。ケース2の背面6の上端には、ケース2の両側並びに中央に、受側係合部40が外周縁から突出するように設けられている。一方、カバー11の背面部の下端には、受側係合部40に対して係脱可能な係合部30が、各受側係合部40と対応する位置に設けられている。ケース2の受側係合部40に対してカバー11の係合部30が係脱可能に構成されているため、図2に示すように、ケース2とカバー11とは分離可能となっている。
【0033】
まず、カバー11の係合部30についてその詳細を説明する。
【0034】
係合部30は、図2〜図4に示すように、カバー11の背面15における下端にてカバー11の外周縁から外側に向けて突出するようにして設けられている。これら係合部30は、カバー11の両側端よりやや中心側の位置に一つずつ、中心部に一つ設けられている。各係合部30は、カバー11の外周面から対をなして平行に延びるアーム31,31と、各アーム31,31の先端部にて、対向する内面にそれぞれ設けられた一対の枢軸33,33とから構成されている。
【0035】
図4に示すように、各アーム31,31は、その先端部分32,32が下方に向けて湾曲しており、この先端部分32,32の下端面32a,32aは、カバー11側の内側部分から外側面32b,32bまでの範囲が所定の曲率を有する円弧状に形成されている。一方、アーム31,31の先端部分32,32における外側面32b,32bは上下に延びる直線状に形成されている。そして、円弧状に形成された下端面32a,32aと直線状に形成された外側面32b,32bとの境界部分32c,32cは、両者が連続的に連絡されている。なお、平行に延びるアーム31,31の外側面32b,32bにはリブ34,34がそれぞれ形成されており、アーム31,31の強度並びに剛性の向上が図られている。
【0036】
一方、各アーム31,31の先端部分32,32に設けられた枢軸33,33は、各アーム31,31の内面から、対向する他方のアーム31,31に向けて延びている。これら枢軸33,33は、同軸上に形成されており、各枢軸33,33の先端どうしの間には所定の隙間が設けられている。
【0037】
これら枢軸33,33の中心Q1は、アーム31,31の先端部分32,32における円弧状の下端面32a,32aの中心Q2と一致する位置にそれぞれ設けられている。
【0038】
次に図2、図5並びに図6を参照してケース2の受側係合部40について説明する。
【0039】
受側係合部40は、図2に示すように、ケース2の背面6における上縁の3ヶ所にケース2の外周面から外側に突出するようにして設けられている。これら受側係合部40は、カバー11の係合部30が設けられた位置と対応するように、ケース2の両側部にそれぞれ1つずつ設けられていると共に、中央部に1つ設けられている。
【0040】
各受側係合部40は、ケース2の外周面から外側方に向けて突出するベース41と、ベース41の外周縁にて上側に向けて延びる枢軸支持部43と、ベース41の幅方向の中心にてベース41を左右に2分するようにして、枢軸支持部43の内側に形成されたストッパ44とを備えている。また、ベース41は、その下面が、ケース2の外周面から延びる三角形状のリブ45により支持されている。
【0041】
枢軸支持部43は、ベース41の幅方向における中央の所定範囲の部分にて、ベース41の外縁から上方に垂直に延びるように形成されている。そして、枢軸支持部43の中間部分が、所定の曲率で湾曲し、先端がケース2側に向けて延びている。この枢軸支持部43の湾曲部分43aの内面は、カバー11の係合部30に設けられた枢軸33,33と密接するように、枢軸33,33の外径と同寸の曲率半径となるように形成されている。
【0042】
ベース41の上面における枢軸支持部43の両サイドは、ケース2側が平坦に形成されている一方で、枢軸支持部43の設けられた外縁側が下方に向けて円弧状に窪んでいる。円弧状に窪んだ部分は、係合部30を構成しているアーム31,31の先端部分32,32が支持されるアーム支持部42,42である。このアーム支持部42,42は、アーム31,31の先端部分32,32における下端面32a,32aが密接するように、下端面32a,32aと同寸の曲率半径に形成されている。
【0043】
そして、枢軸支持部43の湾曲部分43aの中心Q3とアーム支持部42,42の中心Q4も、互いに一致するように湾曲部分43aとアーム支持部42,42とがそれぞれ形成されている。
【0044】
そして、ストッパ44は、枢軸支持部43の内側にてベース41の幅方向の中心に形成された板状の部位であり、枢軸支持部43と直交するように設けられている。このストッパ44は、カバー11の係合部30がケース2の受側係合部40に係合された際に、係合部30の枢軸33,33の間に形成された隙間にはめ込まれ、カバー11がケース2に対して左右にずれてしまうことを防止する。
【0045】
これらカバー11の係合部30とケース2の受側係合部40とが係合した状態を示しているのが図7及び図8である。図7は、カバー11がケース2を密閉した状態を、図8は、カバー11がケース2に対して半開きにされた状態をそれぞれ示している。これら図7及び図8から明らかなように、係合部30と受側係合部40とが係合されると、外側並びに上側から係合部30の枢軸33,33が枢軸支持部43により支持される。一方、アーム31,31の先端部分32,32、アーム支持部42,42により下方から支持されると共に、アーム支持部42,42の側面部により内側から支持される。このように、受側係合部40に設けられた枢軸支持部43とアーム支持部42,42とは、係合部30のアーム31,31の先端部分32,32と枢軸33,33をこれらの間にはめ込ませるポケットとして機能し、係合部30は受側係合部40に挟み込まれるように係合して、係合部30は受側係合部40に対して回転可能に構成される。
【0046】
しかも、上述したように、係合部30におけるアーム31,31の先端部分32,32を構成している円弧状の下端面32a,32aの中心Q2と枢軸33,33の中心Q1とは一致している。また、受側係合部40の枢軸支持部43における湾曲部分43aの中心Q3と、アーム支持部42,42の中心Q4とは一致している。このため、カバー11に設けられている係合部30は、枢軸33,33の位置が常に一定の位置に拘束された状態で受側係合部40に対して回転する。
【0047】
一方、図8の状態から更にカバー11が開かれて、図9に示すように、カバー11がケース2の開口部3に対して、ほぼ直角をなすように開かれると、アーム31,31の先端部分32,32を構成する下端面32a,32aと外側面32b,32bとの境界部分32c,32cがアーム支持部42,42を通過する。この境界部分32c,32cは、アーム31,31の外周面の曲率変化点であり、この部分より外側面32b,32bがアーム支持部42,42に取り支持されると、枢軸33,33の中心は、枢軸支持部43の中心部、及びアーム支持部42,42の中心部からずらされる。枢軸33,33の中心がずらされると、受側係合部40に対する係合部30の拘束が解除される。
【0048】
そして、受側係合部40に関し、枢軸支持部43における先端部と、ベース41との間には、所定幅の通路が形成される。この通路は、カバー11をケース2に対して着脱させる際に、アーム31,31の先端部分32,32及び枢軸33,33をこの間に通すための挿入部として機能する。図9に示す状態にて、係合部30の受側係合部40に対する拘束が解除された後、係合部30の先端部分32,32及び枢軸33,33をこの挿入部の間を自在に通すことができる。
【0049】
なお、図7に示すように、カバー11がケース2を密閉した状態では、枢軸33,33の中心は、フィルタエレメント20の周縁に設けられたパッキン27のリップ29の上端より距離d1だけ下方に位置し、図8に示すようにカバー11が半開きの状態では、枢軸33,33の中心は、リップ29の上端より距離d2だけ下方に位置する。このように、枢軸33,33の中心は、カバー11の開閉状態にかかわらず、リップ29の上端より常に下側に位置する。
【0050】
以上の係合部30を備えたカバー11及び受側係合部40を備えたケース2によれば、図10に示すように、カバー11がケース2に対して着脱されると共に、カバー11がケース2に対して回転してケース2の開口部3を開閉する。
【0051】
図10(a)は、カバー11がケース2に対して離脱した状態を示している。カバー11をケース2に装着させるには、この図10(a)に示すように、ケース2の開口部3に対してカバー11の開口部12が丁度90度をなすようカバー11を開いた状態にする。この際、係合部30を受側係合部40よりケース2側に位置させる。
【0052】
次いで、図10(b)に示すようにカバー11をケース2の外側方へ移動させ、アーム31,31の先端部分32,32と枢軸33,33とを、挿入部の間に通す。なお、この状態では、図9に示す状態と同様に、アーム31,31の先端部分32,32をなす円弧状の下端面32a,32aではなく、直線状に形成された外側面32b,32bが受側係合部40のベース41に支持されている。このため、係合部30は受側係合部40に拘束されることなく、自由に係合部30を受側係合部40に対してスライドさせることができる。
【0053】
アーム31,31の先端部分32,32と枢軸33,33とが、枢軸支持部43とベース41との間に形成されたポケットにはめ込まれた後、図10(c)に示すように、カバー11の開口部12をケース2の開口部3に向けてカバー11を回転させる。図10(b)の状態から図10(c)の状態まで回転させるまでの途中に、アーム31,31の外側面32b,32bと下端面32a,32aとの境界部分32c,32cがアーム支持部42,42に到達する。そして、境界部分32c,32cを通過して、下端面32a,32aがアーム支持部42,42に支持されるとアーム31,31に設けられた枢軸33,33の中心Q1及び下端面32a,32aの中心Q2が、枢軸支持部43の湾曲部分43aの中心Q3及びアーム支持部42,42の中心Q4と一致する。これにより、係合部30は、枢軸33,33が一定の位置に拘束された状態で、この枢軸33,33を回転軸として受側係合部40に対して回転する。
【0054】
その後、カバー11をケース2に向けて更に回転させれば、図10(d)に示すように、カバー11がケース2の開口部3を完全に密閉する。
【0055】
一方、カバー11をケース2から取り外すときは、以上の動作と逆の動作を行えばよい。この際、図10(b)の状態から図10(a)の状態に移る間に、アーム31,31の外周面に設けられた下端面32a,32aと外側面32b,32bとの境界部分32c,32cがアーム支持部42,42を通過する。このため境界部分32c,32cが通過した後は、枢軸33,33の位置が移動して、係合部30の受側係合部40に対する拘束が解除される。
【0056】
次に、図11〜図13を参照して、フィルタエレメント20を交換する際に、フィルタエレメント20の損傷が防止される機構について説明する。
【0057】
図11は、フィルタエレメント20を底部側から見た図であり、ホルダ21に設けられた保護リブ25,25の一態様を示している。上述したように、ホルダ21は、前後方向の両端部に所定高さの壁面23,23が設けられている。また、ホルダ21の前後方向における中心部には、ホルダ21の長手方向に沿って延びるリブ24が設けられている。このリブ24の高さは、ホルダ21の両端に設けられている壁面23,23の高さとほぼ同寸に形成されており、リブ24の下端縁は、壁面23,23の下端縁とほぼ面一となるように構成されている。
【0058】
そして、ホルダ21の長手方向における両端部には、各壁面23,23の下端縁とリブ24の下端縁とをそれぞれ連絡するように、保護リブ25,25が設けられている。この保護リブ25,25は、各壁面23,23とリブ24との間に保持されるフィルタ材26,26の下端縁よりも下方に突出するようにして設けられている。このため、保護リブ25,25はフィルタ材26,26の下端部が外部の物と擦れることを阻止し、フィルタ材26,26の下端部が損傷することを防止する。
【0059】
図12は、フィルタエレメント20をケース2に挿入する際に、この保護リブ25,25がフィルタ材26,26とケース2の上端との干渉を阻止している様子を示すものである。
【0060】
エアクリーナ1が車載された状態では、エアクリーナ1の周囲には様々な機器が存在している。このため、カバー11をケース2に対して全開させることができず、この図12に示すように、カバー11は、所定の角度までしかケース2に対して回転させることができない。エアクリーナ1が車載された状態で内部のフィルタエレメント20を交換する場合には、この図12に示すようにカバー11が半開きの状態でフィルタエレメント20を交換する必要がある。かかる状態でフィルタエレメント20をケース2に挿入する場合、一般に、フィルタエレメント20を前方に所定の角度傾けてケース2の前面4側から挿入させる。そうすると、図12のA部に示すように、フィルタエレメント20の下端がケース2の前面側の上端に擦れることがある。
【0061】
しかし、このフィルタエレメント20では、保護リブ25,25がフィルタ材26,26の下端縁より下方に突出するように設けられているため、この保護リブ25,25がケース2の上端に干渉し、フィルタ材26,26が直接ケース2の上端に擦れることを防止する。
【0062】
図13は、図12よりさらにフィルタエレメント20を奥へ挿入させた状態を示している。上述のように、ケース2の両側面5,5には、背面6の近傍にガイド8,8が形成されている。フィルタエレメント20を奥へ挿入させると、図13(a)に示すように、前側に位置する壁面23の下端縁がガイド8,8の上端8a,8aに当接する。当接した後、さらにフィルタエレメント20を内部に挿入すると、壁面23,23の下端縁がガイド8,8の上端に案内され、図13(b)に示すように、フィルタエレメント20の前部はこのガイド8,8を乗り越える。前部がガイド8,8を乗り越えることにより、メインフレーム22の外周面に設けられたパッキン27がケース2の背面6側の上縁に干渉されることが回避され、パッキン27のリップ29がめくられてしまうことを確実に防止する。なお、ガイド8,8の上端8a,8aは円弧状に形成されているため、壁面23,23の下端縁はスムーズにガイド8,8の上端8a,8aをスライドする。
【0063】
ガイド8,8を乗り越えたフィルタエレメント20の前部はケース2の開口部3に設けられた座面9に向けて徐々に降下する。その後、図13(c)に示すように、パッキン27の下側のリップ29の先端がケース2の開口部3に設けられた座面9上に押し当てられる。そして、フィルタエレメント20が十分に挿入された後、図13(d)に示すように、メインフレーム22の外周面に設けられたパッキン27の全体がケース2の座面9に降ろされて、フィルタエレメント20がケース2の上部に装着される。
【0064】
なお、このエアクリーナは、ケースの形状を図14に示すように形成しても構わない。
【0065】
この図14に示すエアクリーナ50についても、その外殻をなすハウジングは、ケース51と、このケース51の開口部52を開閉するカバー11とから構成され、フィルタエレメントがケース51の上部に収納される。そして、これらケース51とカバー11とでフィルタエレメント20の周縁に設けられたパッキン27を挟み込むようにして組み立てられる。
【0066】
なお、この図14に示すエアクリーナ50は、カバー11の構造、カバー11とケース51とを係合する係合部30及び受側係合部40の構造、並びにケース51に収納されるフィルタエレメント20の構造は、図1〜図13に示したエアクリーナ1のものと同様であるので、ここでは、その説明を省略し、ケース51の構造のみを詳細に説明する。
【0067】
ケース51は、その前面53がほぼ垂直に延びるように形成されている一方で、背面54は、下方に向かうにつれ内側に漸次入り込むように、傾斜面として形成されている。この前面53の中央からは、エアを内部に導入する筒状の導入口55が斜め下方に向けて延びている。また、底面56は、背面54から前面53に向けて斜め下方に傾けられている。そして、ケース51の側面には、背面54の近傍において、ケース51の上端から所定の距離だけ下方の位置を部分的に内側に窪ませたガイド60が形成されている。この実施形態にかかるガイド60は、上述の実施形態にかかるガイド8とは異なり、その下部がケース51の上下方向における中間部分に位置している。また、ガイド60の上端は、前面53側に形成された傾斜面からなり、フィルタエレメント20の前部を上側へ押し上げる上昇面61、中央にて水平に形成されたスライド面62、並びに背面54と連続的に形成された傾斜面からなり、フィルタエレメントを下降させる下降面63とから構成されている。これら、上昇面61、スライド面62並びに下降面63の境界部分は、案内されるフィルタエレメント20の前部がスムーズにスライドするように、円弧状に滑らかに接続されている。
【0068】
かかる構成のエアクリーナ50によれば、車載された状態でケース51にフィルタエレメントを挿入する場合に、この図14(a)〜図14(d)に示すように作用する。フィルタエレメント20の前部をケース51の奥まで挿入すると、フィルタエレメント20の前部に位置する壁面23の下端がガイド60の上昇面61に当接する。下端が上昇面61に当接した状態で、フィルタエレメント20をさらに奥まで押し込むと、図14(a)に示すように、壁面23の下端が上昇面61に案内され、フィルタエレメント20の前部が上方へ押し上げられる。さらに、フィルタエレメント20を押し込むと、壁面23の下端がスライド面62に沿ってスライドし、フィルタエレメント20の前部が背面54側に移動する(図14(b)参照)。その後、図14(c)に示すように、壁面23の下端が下降面63によって案内され、フィルタエレメント20の前部に位置するパッキン27が、ケース51の開口部に形成されている座面57に向けて下降される。
【0069】
このように、ガイド60が壁面23の下端を案内することで、ホルダの外周に設けられたパッキン27がケース51の上端と干渉することを防止できる。
【0070】
そして、フィルタエレメント20が十分に挿入された後、図14(d)に示すように、パッキン27の全体がケース51の座面57に降ろされる。以上の作用を通してフィルタエレメント20は、ケース51の上部に装着される。
【0071】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、第一に、カバーのケースに対するズレを阻止して、密閉状態においてパッキンの損傷を効果的に防止する。
【0072】
第二に、フィルタエレメントをケースに挿入する際に、フィルタエレメントの外周縁に設けられているパッキンがケースに干渉することを阻止し、フィルタエレメントの挿入時においてもパッキンの損傷を防止する。
【0073】
第三に、フィルタエレメントをケースに挿入する際に、フィルタエレメントを構成するフィルタ材がケースと直に干渉することを阻止し、フィルタ材の損傷を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるフィルタエレメントの構成を示す斜視図。
【図2】カバーとケースとが分離された状態を示す、カバーとケースとを示す斜視図。
【図3】カバーの平面図。
【図4】図3のIV−IV断面により示されるカバーの係合部の拡大断面図。
【図5】ケースの斜視図。
【図6】ケースの受側係合部の拡大図。
【図7】カバーがケースの開口部を密閉した状態における、係合部と受側係合部との係合状態を示す図。
【図8】カバーが半開きの状態における、係合部と受側係合部との係合状態を示す図。
【図9】カバーがケースの開口部に対して直角となる状態における、係合部と受側係合部との係合状態を示す図。
【図10】カバーとケースとが離脱された状態からカバーでケースの開口部を密閉した状態の変化を示す図。
【図11】フィルタエレメントを底面側から見た斜視図。
【図12】フィルタエレメントの前部をケースに挿入した状態を示す図。
【図13】フィルタエレメントの前部がガイドに当接してから、フィルタエレメントがケースに装着されるまでのフィルタエレメントの状態変化を示す図。
【図14】図1〜図13とは別の実施形態にかかるエアクリーナに関し、フィルタエレメントが挿入されてからケースに装着されるまでの状態変化を示す図。
【図15】従来のエアクリーナのカバーとケースの係合部分の構造を示す図。
【図16】従来のエアクリーナについてフィルタエレメントを挿入した際の不都合を示す説明図。
【図17】従来のエアクリーナについてフィルタエレメントを挿入した際の不都合を示す説明図。
【符号の説明】
1,50 エアクリーナ
2,51 ケース
7,55 導入口
8,60 ガイド
11 カバー
20 フィルタエレメント
21 ホルダ
23 壁面
25 保護リブ
26 フィルタ材
27 パッキン
29 リップ
30 係合部
31 アーム
32a 下端面
32c 境界部分(曲率変化点)
32b 外側面
33 枢軸
40 受側係合部
41 ベース
42 アーム支持部
43 枢軸支持部
43a 湾曲部分
44 ストッパ
Claims (6)
- フィルタエレメントが収納されるケースと、前記ケースの開口部を開閉するカバーとを有し、前記ケースに、前記カバーを係合させる受側係合部を備える一方で、前記カバーに、前記受側係合部に対して係脱自在に係合させる係合部を備え、
前記係合部に、前記カバーの外周縁から突出するアームと、このアームと一体に形成され、前記カバーの回転中心をなす枢軸とを設ける一方で、
前記受側係合部に、前記枢軸を支持する枢軸支持部と、前記アームの回転中心が前記枢軸の回転中心に一致されるように、前記枢軸支持部と対向する方向から前記アームの周面を支持するアーム支持部とを設け、
これら枢軸支持部とアーム支持部とで前記枢軸と前記アームの所定の範囲が内部にはめ込まれるポケットを形成し、
前記カバーが前記ケースを閉じた状態と、所定の角度に開かれた状態との範囲内おいて、前記枢軸及び前記アームの所定範囲が前記ポケットに拘束されて、前記枢軸が所定の位置に維持されることを特徴とするエアクリーナ。 - 前記アームの外周面には、その曲率の変化する曲率変化点が設けられる一方で、前記ポケットには、前記枢軸及び前記アームの所定範囲が抜き差しされる挿入部が設けられ、
前記カバーが前記ケースに対して前記所定の角度に開かれた際に、前記曲率変化点が前記アーム支持部に支持される位置にこの曲率変化点が形成され、この曲率変化点が前記アーム支持部に支持されることに伴い前記枢軸の位置がずらされて、前記枢軸及び前記アームの所定範囲を前記挿入部に通して前記ポケットに対して係脱されることを特徴する請求項1に記載のエアクリーナ。 - 前記アームは、前記カバーの外周縁から張り出す一対の部材で構成され、前記枢軸は、所定寸法の隙間を介して、これらアーム同士の間にて対をなすように各アームにそれぞれ形成され、
前記受側係合部には、前記枢軸同士の間に形成された隙間に挿入させて、前記カバーが前記枢軸の軸方向へずれることを防止するストッパが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアクリーナ。 - 開口部を有するケースと、このケースの開口部を開閉するカバーと、周縁にパッキンが取り付けられ、前記ケースの開口部から挿入して前記ケースに収納されるフィルタエレメントとを備え、
前記ケース内には、前記フィルタエレメントの挿入途中にこのフィルタエレメントの挿入方向先端側を下から支持し、前記パッキンと前記ケースの開口部との接触を回避するように前記フィルタエレメントを案内するガイドが設けられていることを特徴とするエアクリーナ。 - 前記ガイドは、前記ケースの壁面をケースの内部へ窪ませて形成されていることを特徴とする請求項4に記載のエアクリーナ。
- 開口部を有するケースと、このケースの開口部を開閉するカバーと、前記ケースの開口部から所定方向に挿入して前記ケースに収納されるフィルタエレメントとを備え、
前記フィルタエレメントは襞状に形成されたフィルタ材と、このフィルタ材を保持するホルダとから構成され、
前記ホルダには、前記フィルタ材の下縁より突出させた保護リブがこのフィルタエレメントが前記ケースに挿入される挿入方向に沿って延びるよう設けられていることを特徴とするエアクリーナ。
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