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JP2005033049A - プリント配線板の配線パターン形成方法及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の配線パターン形成方法及びプリント配線板の製造方法 Download PDF

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JP2005033049A
JP2005033049A JP2003271777A JP2003271777A JP2005033049A JP 2005033049 A JP2005033049 A JP 2005033049A JP 2003271777 A JP2003271777 A JP 2003271777A JP 2003271777 A JP2003271777 A JP 2003271777A JP 2005033049 A JP2005033049 A JP 2005033049A
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forming
printed wiring
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copper foil
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JP2003271777A
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English (en)
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Tatsuo Suzuki
龍雄 鈴木
Takayuki Hosono
隆之 細野
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Kyocera Circuit Solutions Inc
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NEC Toppan Circuit Solutions Inc
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Abstract

【課題】銅張積層板の銅箔上にレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程でレジストパターン形成用の材料費を削減し、廉価で高品質のプリント配線板が作製可能なプリント配線板の配線パターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】両面銅張積層板10を粗面化処理し、インクジェットプリンターを用いて、光硬化タイプの樹脂溶液をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、両面銅張積層板10の銅箔21上にレジストパターン31a及び31bを形成する。次に、レジストパターン31a及び31bの端部をレーザービームにてレーザー加工し、成形レジストパターン31a’及び31b’を形成し、銅箔21をエッチングし、絶縁基材11の両面に配線パターン21a及び21bが形成された両面プリント配線板20を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の配線パターンの形成方法及びプリント配線板の製造方法に関する。
従来より、プリント配線板の配線パターン形成においては、フォトエッチング法が多く用いられている。フォトエッチング法は、銅箔表面上に耐エッチング性に優れた感光性樹脂層を設け、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理によってレジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッチングレジストとして露出した部分の銅をエッチングにより除去し、レジストパターンを剥膜し、配線パターンを形成するといった方法である。
上記感光性樹脂層へのパターン露光方法には、フォトマスクを介して感光性樹脂層上に紫外線を露光する転写法や、フォトマスクを介さずレーザ光を用いて感光性樹脂層上に配線パターンを描画する直接描画法などが挙げられる。フォトマスクを用いた転写法は、露光時間が短く、大量生産に適しているといわれる方法であるが、露光の際の作業環境、基板、人、装置などからの塵挨によって配線パターンに欠陥が生じ易く、また、露光によるカブリによって配線パターンの線巾に変動が生じ易いと言われている。
上記フォトマスクを用いた転写法に対し、露光の際の塵埃によるパターン欠陥を減少させるため、レーザー加工にてレジストパターンを形成するプリント配線板の回路パターン形成方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記プリント配線板の回路パターン形成方法は、図6(a)〜(e)に示すように、まず、ガラスエポキシ等からなる絶縁基材111の両面に銅箔121が積層された両面銅張積層板110(図6(a)参照)の銅箔121上に樹脂溶液を塗布するか、樹脂シートを貼付する等の方法で樹脂層131を形成する(図6(b)参照)。
次に、レーザー光を照射し、樹脂層131をパターン状にレーザー加工して、銅箔121上の所定位置にレジストパターン131a、131bを形成する(図6(c)参照)。
次に、レジストパターン131a、131bをマスクにして、銅箔121を塩化第2鉄等でエッチングし(図6(d)参照)、レジストパターン131a、131bを専用の剥離液で剥離処理し、絶縁基材111の両面に回路パターン121a及び121bを形成する(図6(e)参照)。
特開2002−190658号公報
上記プリント配線板の回路パターン形成方法では、樹脂層のパターン加工にレーザー光を用いているため、パターン加工の際の塵埃によるパターン欠陥を減少させることはできるが、さらなる、回路パターンの品質向上とコストダウンが強く求められている。
本発明は、上記要望に対応したもので、銅張積層板の銅箔上にレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程でレジストパターン形成用の材料費を削減し、廉価で高品質のプリント配線板が作製可能なプリント配線板の配線パターンの形成方法及びプリント
配線板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1においては、少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
(a)絶縁基材11の両面に銅箔21が積層された銅張積層板10の銅箔21表面を粗面化処理する工程。
(b)インクジェットプリンターを用いて、前記銅箔21の所定位置に光硬化性樹脂にて樹脂パターンを形成し、紫外線照射して樹脂パターンを硬化してレジストパターン31a及び31bを形成する工程。
(c)前記レジストパターン31a及び31bの端部をレーザー加工して、成形レジストパターン31a’及び31b’を形成する工程。
(d)成形レジストパターン31a’及び31b’をマスクにして銅箔21をエッチングし、成形レジストパターン31a’及び31b’を剥離処理して、配線パターン21a及び21bを形成する工程。
また、請求項2においては、少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
(a)絶縁基材11の両面に銅箔21が積層された銅張積層板10の銅箔21表面を粗面化処理する工程。
(b)インクジェットプリンターを用いて、前記銅箔21の所定位置に熱硬化性樹脂にて樹脂パターンを形成し、加熱硬化してレジストパターン31a及び31bを形成する工程。
(c)前記レジストパターン31a及び31bの端部をレーザー成形して、成形レジストパターン31a’及び31b’を形成する工程。
(d)成形レジストパターン31a’及び31b’をマスクにして銅箔21をエッチングし、成形レジストパターン31a’及び31b’を剥離処理して、配線パターン21a及び21bを形成する工程。
また、請求項3においては、前記レーザー加工に用いるレーザー光波長が355〜1321nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
また、請求項4においては、前記レーザー加工に用いるレーザー光のスポット径が25〜80μmφであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
また、請求項5においては、前記インクジェットプリンターで形成するレジストパターン幅Wは、成形レジストパターン幅をLwとしたとき、W>Lwの関係が満たされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
また、請求項6においては、前記レジストパターンの膜厚は8μm以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法としたものである。
さらにまた、請求項7においては、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法を用いて、絶縁基材上に絶縁層を介して少なくとも2層以上の配線パターンを形成してなるプリント配線板の製造方法としたものである。
上記したように、本発明のプリント配線板の配線パターン形成法及びプリント配線板の製造方法では、レジストパターンをインクジェットプリンターにて形成するため、樹脂の使用量を大幅に削減でき、プリント配線板のコスト削減に寄与できる。
また、インクジェットプリンターにて形成したレジストパターンの端部をレーザー加工にて成形するため、成形レジストパターンの側壁を垂直にすることができ、高精度の配線パターンを得ることができ、高品質、廉価なプリント配線板を作製可能となる。
以下本発明の実施の形態につき、詳細に説明する。
以下請求項1に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成方法について説明する。
図1(a)〜(e)は、請求項1に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成方法の一実施例を示す模式構成部分断面図である。
まず、ガラスクロスにエポキシ樹脂等を含浸させた絶縁基材11の両面に銅箔21が積層された両面銅張積層板10を準備する(図1(a)参照)。
次に、両面銅張積層板10の銅箔21を機械研磨、薬液による化学洗浄等を行って粗面化処理し、温風にて、粗面化された銅箔21の表面乾燥を行う。
次に、インクジェットプリンターを用いて、光硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、粗面化処理された両面銅張積層板10の銅箔21上に樹脂パターンを形成し、紫外線を所定量照射して樹脂パターンを硬化し、両面銅張積層板10の両面の銅箔21上にレジストパターン31a及び31bを形成する(図1(b)参照)。
ここで、レジストパターン31a及び31bは、塩化第2鉄もしくは塩化第2銅等のエッチング液に対する耐レジスト性とピンホールレスが要求され、請求項6に係る発明においては、耐レジスト性とピンホールレスを満足するレジストパターン31a及び31bの膜厚は、8μm以上が好ましく、10〜15μmの範囲が好適である。
次に、レジストパターン31a及び31bの端部にレーザービームを照射して端部を除去するレーザー加工を行うことにより、成形レジストパターン31a’及び31b’を形成する(図1(c)参照)。
この工程は、インクジェットプリンターでレジストパターン31aを形成した際図3(a)に示すように、レジストパターン31aの端部は裾を引いたような形状を示し、正確
なレジストパターン幅を得ることが難しい。
そこで、レジストパターンのパターン幅をW、成形レジストパターン幅をLwとしたとき、W>Lwの関係が満たされるように、レジストパターンのパターン幅を設定しておき、レジストパターンの端部をレーザービームにてレーザー加工し、所定の寸法に仕上げる。この際レジストパターン端部の銅箔21表面が1〜5μm深さ加工されるようにする。
次に、成形レジストパターン31a’及び31b’をマスクにして、塩化第2鉄もしくは塩化第2銅溶液により銅箔21をエッチングし(図1(d)参照)、成形レジストパターン31a’及び31b’を専用の剥離液で剥離処理し、絶縁基材11の両面に配線パターン21a及び21bが形成された両面プリント配線板20を得る(図1(e)参照)。
上記したように、インクジェットプリンターにてレジストパターンを形成することにより、必要最小限の樹脂量でレジストパターンの形成が可能になり、樹脂量を大幅に削減することができる。
以下請求項2に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成方法について説明する。
図2(a)〜(e)は、請求項2に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成方法の一実施例を示す模式構成部分断面図である。
まず、ガラスクロスにエポキシ樹脂等を含浸させた絶縁基材11の両面に12〜18μm厚の銅箔21が積層された両面銅張積層板10を準備する(図2(a)参照)。
次に、両面銅張積層板10の銅箔21を機械研磨、薬液等による化学洗浄等を行って粗面化処理し、温風にて、粗面化された銅箔21の表面乾燥を行う。
次に、インクジェットプリンターを用いて、加熱硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、粗面化処理された両面銅張積層板10の銅箔21上に樹脂パターンを形成し、紫外線を所定量照射して樹脂パターンを硬化して、両面銅張積層板10の両面の銅箔21上にレジストパターン32a及び32bを形成する(図2(b)参照)。
ここで、レジストパターン32a及び32bは、塩化第2鉄もしくは塩化第2銅等のエッチング液に対する耐レジスト性とピンホールレスが要求され、請求項6に係る発明においては、耐レジスト性とピンホールレスを満足するレジストパターン32a及び32bの膜厚は、8μm以上が好ましく、10〜15μmの範囲が好適である。
次に、レジストパターン32a及び32bの端部にレーザービームを照射して端部を除去するレーザー加工を行うことにより、成形レジストパターン32a’及び32b’を形成する(図2(c)参照)。
この工程は、インクジェットプリンターでレジストパターン32aを形成した際図3(a)に示すように、レジストパターン32aの端部は裾を引いたような形状を示し、正確なレジストパターン幅を得ることが難しい。
そこで、請求項5に係る発明においては、レジストパターンのパターン幅をW、成形レジストパターン幅をLwとしたとき、W>Lwの関係が満たされるように、レジストパターンのパターン幅を設定しておき、レジストパターンの端部をレーザービームにてレーザ
ー成形し、所定の寸法に仕上げる。この際レジストパターン端部の銅箔21表面が1〜5μm深さ加工されるようにする。
次に、成形レジストパターン32a’及び32b’をマスクにして、塩化第2鉄もしくは塩化第2銅溶液により銅箔21をエッチングし(図2(d)参照)、成形レジストパターン32a’及び32b’を専用の剥離液で剥離処理し、絶縁基材11の両面に配線パターン21a及び21bが形成された両面プリント配線板20を得る(図2(e)参照)。
上記したように、インクジェットプリンターにてレジストパターンを形成することにより、必要最小限の樹脂量でレジストパターンの形成が可能になり、樹脂量を大幅に削減することができる。
上記レジストパターンの端部を加工するレーザーとしてはYAG、YLF、UV、エキシマレーザーが使用でき、請求項3に係る発明においては、波長355〜1321nmのレーザー光を用いることを特徴としており、レジストパターンの樹脂の種類、膜厚、加工精度に応じて最適のレーザー光の波長選択を行う。
さらに、請求項4に係る発明においては、上記レジストパターンの端部を加工するレーザー光のスポット径は25〜80μmの範囲が好ましく、レジストパターン幅、加工精度、樹脂の種類、膜厚に応じて最適のレーザー光スポット径を選択する。
以下本発明の請求項7に係るプリント配線板の製造方法について説明する。
図4(a)〜(g)及び図5(h)〜(l)は、請求項7に係る本発明のプリント配線板の製造方法の一実施例を示す模式構成部分断面図である。
まず、上記請求項1または2のプリント配線板の配線パターン形成方法で作製された絶縁基材11の両面に配線パターン21a及び21bが形成された両面プリント配線板20(図4(a)参照)の両面にプリプレグと銅箔を積層し、所定の温度、圧力で加熱・加圧して、絶縁層41及び銅箔51が形成された積層回路板30を作製する(図4(b)参照)。
次に、積層回路板30の銅箔51を機械研磨、薬液等による化学洗浄を行って粗面化処理し、温風にて、粗面化された銅箔51の表面乾燥を行う。
次に、インクジェットプリンターを用いて、光硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、積層回路板30の両面の粗面化処理された銅箔51上にレジスト層33を形成する(図4(c)参照)。
次に、レジスト層33にパターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってレジストパターン33a、33b及び開口部34を形成し(図4(d)参照)、レジストパターン33a及び33bをマスクにして銅箔51をエッチングし、レジストパターン33a及び33bを剥離処理し、銅箔51の所定位置に開口部52を形成する(図4(e)参照)。
次に、開口部52よりレーザービームを照射し、絶縁層41の穴あけ加工を行い、ビア用穴42を形成し、さらに、積層回路板30の所定位置をドリル穴あけ加工して貫通孔43を形成し、ビア用穴42及び貫通孔43のデスミア処理、めっき触媒付与及び無電解銅めっきを行って、めっき下地層(特に、図示せず)を形成する(図4(f)参照)。
次に、積層回路板を硫酸銅めっき浴中に浸漬し、銅箔51をカソードにして電解銅めっきを行い、銅箔51上に所定厚の導体層61を、ビア用穴41にフィルドビア52を、貫通孔43の側面に所定厚の導体層を形成してIVH(インタースティシャルビアホール)63を形成する(図4(g)参照)。
次に、熱硬化タイプの穴埋め樹脂溶液をIVH63の貫通孔にスクリーン印刷にて穴埋めし、加熱硬化し、バフ研磨等を行って、埋込樹脂層44を形成する(図5(h)参照)。
次に、インクジェットプリンターを用いて、加熱硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、導体層61上に樹脂パターンを形成し、加熱乾燥して樹脂パターンを硬化し、導体層61上にレジストパターン35a及び35bを形成する(図5(i)参照)。
次に、レジストパターン35a及び35bの端部をレーザービームにてレーザー加工し、成形レジストパターン35a’及び35b’を形成する(図5(j)参照)。
次に、成型レジストパターン35a’及び35b’をマスクにして導体層61及び銅箔51をエッチングし(図5(k)参照)、成型レジストパターン35a’及び35b’を剥離処理し、配線パターン71、72及び73を形成し、絶縁基材11の両面に絶縁層41を介して、配線パターン21a及び21bと配線パターン71、72及び73が形成された4層のプリント配線板100を得る(図5(l)参照)。
さらに、必要に応じて上記絶縁層、配線パターン及びビア形成工程を必要回数繰り返すことにより、所望の多層プリント配線板を得ることができる。
上記したように、インクジェットプリンターにてレジストパターンを形成することにより、必要最小限の樹脂量でレジストパターンの形成が可能になり、樹脂量を大幅に削減することができ、プリン配線板のコスト削減を図ることができる。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
<実施例1>
まず、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させた絶縁基材11の両面に18μm厚の銅箔21が積層された両面銅張積層板10を準備した(図1(a)参照)。
次に、両面銅張積層板10の銅箔21をバフ(#600)研磨を行って、さらに硫酸過水系ソフトエッチング液(CL−8:旭電化製)にて化学洗浄を行って粗面化処理し、80℃の温風にて15秒間風乾し、粗面化された銅箔21の表面乾燥を行った。
次に、インクジェットプリンターを用いて、アクリル系の光硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、粗面化処理された両面銅張積層板10の銅箔21上に樹脂パターンを形成し、紫外線を所定量照射して樹脂パターンを硬化し、両面銅張積層板10の両面の銅箔21上に10μm厚のレジストパターン31a及び31bを形成した(図1(b)参照)。
次に、レジストパターン31a及び31bの端部をレーザー加工装置(LAVIA−UV200:住友重機械工業(株)製)を用いて、レーザービームスポット径75μmφにてレーザー加工し、成形レジストパターン31a’及び31b’を形成した(図1(c)
参照)。
次に、成形レジストパターン31a’及び31b’をマスクにして、50℃の塩化第2銅溶液をスプレー圧2.0kg/cm2にて銅箔21を3分間スプレーエッチングし、スプレー圧2.0kg/cm2にてスプレー水洗して(図1(d)参照)、成形レジストパターン31a’及び31b’を50℃の水酸化ナトリウム水溶液で60秒間剥離処理し、スプレー圧2.0kg/cm2にてスプレー水洗し、80℃の温風にて15秒間風乾して、絶縁基材11の両面に配線パターン21a及び21bが形成された両面プリント配線板20を得た(図1(e)参照)。
<実施例2>
まず、上記実施例1で得られた両面プリント配線板20の両面にガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸したプリプレグと銅箔を積層し、所定の温度、圧力で加熱・加圧して、絶縁層41及び銅箔51が形成された積層回路板30を作製した(図4(b)参照)。
次に、両面銅張積層板10の銅箔51をバフ(#600)研磨を行って、さらに硫酸過水系ソフトエッチング液(CL−8:旭電化製)にて化学洗浄を行って粗面化処理し、80℃の温風にて15秒間風乾し、粗面化された銅箔51の表面乾燥を行った。
次に、インクジェットプリンターを用いて、アクリル系の光硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、積層回路板30の両面の粗面化処理された銅箔51上にレジスト層33を形成した(図4(c)参照)。
次に、レジスト層33にパターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってレジストパターン33a、33b及び開口部34を形成した(図4(d)参照)。
さらに、レジストパターン33a及び33bをマスクにして銅箔51をエッチングし、レジストパターン33a及び33bを剥離処理し、銅箔51の所定位置に開口部52を形成した(図4(e)参照)。
次に、開口部52よりレーザービームを照射し、絶縁層41の穴あけ加工を行い、ビア用孔42を形成し、さらに、積層回路板30の所定位置をドリル穴あけ加工して貫通孔43を形成し、ビア用孔42及び貫通孔43のデスミア処理、めっき触媒付与及び無電解銅めっきを行って、めっき下地層(特に、図示せず)を形成した(図4(f)参照)。
次に、上記基板を硫酸銅70〜100g/L、硫酸150〜250g/L、塩酸50〜100ppmの組成から成る硫酸銅めっき浴に浸漬し、電流密度1.5〜2.5A/dm2の条件で銅箔51をカソードにして20〜50分電解銅めっきを行って、銅箔51上に15μm厚の導体層61を、ビア用孔41にフィルドビア52を、貫通孔43の側面に15μm厚の導体層を形成してIVH(インタースティシャルビアホール)63を形成した(図4(g)参照)。
次に、熱硬化タイプの穴埋め樹脂溶液(PHP−900 IR6:山栄化学製)をIVH63の貫通孔にスクリーン印刷にて穴埋めし、加熱硬化、バフ研磨等を行って、埋込樹脂層44を形成した(図5(h)参照)。
次に、インクジェットプリンターを用いて、エポキシ系の加熱硬化タイプの樹脂溶液(粘度:15cp程度)をインクジェットプリンターのインクジェットノズルより噴射し、導体層61上に樹脂パターンを形成し、加熱乾燥して樹脂パターンを硬化し、導体層61
上にレジストパターン35a及び35bを形成した(図5(i)参照)。
次に、レジストパターン35a及び35bの端部をレーザー加工装置(LAVIA−UV200:住友重機械工業(株)製)を用いて、レーザービームスポット径75μmφにてレーザー加工し、成形レジストパターン35a’及び35b’を形成した(図5(j)参照)。
次に、成型レジストパターン35a’及び35b’をマスクにして50℃の塩化第2銅溶液をスプレー圧2.0kg/cm2にて導体層61及び銅箔51をスプレーエッチングし(図5(k)参照)、成型レジストパターン35a’及び35b’を50℃の水酸化ナトリウム水溶液で剥離処理し、配線パターン71、72及び73を形成し、絶縁基材11の両面に絶縁層41を介して、配線パターン21a及び21bと配線パターン71、72及び73が形成された4層プリント配線板100を得た(図5(l)参照)。
(a)〜(e)は、請求項1に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成法の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 (a)〜(e)は、請求項2に係る本発明のプリント配線板の配線パターン形成法の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 (a)は、インクジェットプリンターにて形成したレジストパターンのパターン形状を示す模式構成部分断面図である。
(b)は、レーザー加工後の成型レジストパターンのパターン形状を示す模式構成部分断面図である。
(a)〜(g)は、本発明のプリント配線板の製造方法における工程の一部を示す模式構成部分断面図である。 (h)〜(l)は、本発明のプリント配線板の製造方法における工程の一部を示す模式構成部分断面図である。 (a)〜(e)は、レーザー加工によるプリント配線板の配線パターン形成法の一例を示す模式構成部分断面図である。
符号の説明
10、110……両面銅張積層板
11、111……絶縁基材
20……両面プリント配線板
21、51、121……銅箔
21a、21b……配線パターン
30……積層回路板
31a、31b、32a、32b、35a、35b……レジストパターン
31a’、31b’、32a’、32b’、35a’、35b’……成形レジストパターン
33……レジスト層
33a、33b……レジストパターン
34、52……開口部
41……絶縁層
42……ビア用孔
43……貫通孔
44……埋込樹脂層
52……ビア用孔
61……導体層
62……フィルドビア
63……IVH(インタースティシャルビアホール)
71、72、73……配線パターン
100……4層プリント配線板
131……樹脂層
131a、131b……レジストパターン
W……レジストパターン幅
Lw……成形レジストパターン幅

Claims (7)

  1. 少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするプリント配線板の配線パターン形成方法。
    (a)絶縁基材(11)の両面に銅箔(21)が積層された銅張積層板(10)の銅箔(21)表面を粗面化処理する工程。
    (b)インクジェットプリンターを用いて、前記銅箔(21)の所定位置に光硬化性樹脂にて樹脂パターンを形成し、紫外線照射して樹脂パターンを硬化してレジストパターン(31a)及び(31b)を形成する工程。
    (c)前記レジストパターン(31a)及び(31b)の端部をレーザー加工して、成形レジストパターン(31a’)及び(31b’)を形成する工程。
    (d)成形レジストパターン(31a’)及び(31b’)をマスクにして銅箔(21)をエッチングし、成形レジストパターン(31a’)及び(31b’)を剥離処理して、配線パターン(21a)及び(21b)を形成する工程。
  2. 少なくとも以下の工程を具備することを特徴とするプリント配線板の配線パターン形成方法。
    (a)絶縁基材(11)の両面に銅箔(21)が積層された銅張積層板(10)の銅箔(21)表面を粗面化処理する工程。
    (b)インクジェットプリンターを用いて、前記銅箔(21)の所定位置に熱硬化性樹脂にて樹脂パターンを形成し、加熱硬化してレジストパターン(32a)及び(32b)を形成する工程。
    (c)前記レジストパターン(32a)及び(32b)の端部をレーザー加工して、成形レジストパターン(32a’)及び(32b’)を形成する工程。
    (d)レジストパターン(32a’)及び(32b’)をマスクにして銅箔(21)をエッチングし、レジストパターン(32a’)及び(32b’)を剥離処理して、配線パターン(21a)及び(21b)を形成する工程。
  3. 前記レーザー加工に用いるレーザー光波長が355〜1321nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法。
  4. 前記レーザー加工に用いるレーザー光のスポット径が25〜80μmφであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法。
  5. 前記インクジェットプリンターで形成するレジストパターン幅Wは、成形レジストパターン幅をLwとしたとき、W>Lwの関係が満たされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法。
  6. 前記レジストパターンの膜厚は8μm以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプリント配線板の配線パターン形成方法を用いて、絶縁基材上に絶縁層を介して少なくとも2層以上の配線パターンを形成してなるプリント配線板の製造方法。
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