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JP2005029536A - ミルキータイプの浴用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入浴することにより、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる作用を有する入浴剤を提供する。
【解決手段】 1)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物と2)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を含有させる。該入浴剤としては、バスタブに投入する前の性状が透明溶液であって、バスタブに投入後乳状に白濁するタイプのものが好ましい。成分の分散媒として中鎖脂肪酸のトリグリセライドを含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、浴用剤に関し、更に詳細には、浴槽に投入した場合乳濁する透明溶液の性状である、所謂ミルキータイプの浴用剤に関する。
古来より、入浴は種々の効果を生体に及ぼすものであり、日本には湯治という、入浴により各種疾病を治療する習慣が存するし、西欧においても「クアハウス」という制度は、治療行為の一部を負担しており、医療と密着した制度である。この様な入浴の効果を高める手段として、浴用剤を用いることも、又、世界各国で行われていることである。この様な浴用剤は、薬用植物の含有する有効成分を、一様に可溶化、乳化或いは分散させて、体表面全体及び呼気より吸収させる目的で、湯に含有させる製剤であるが、通常、生薬類の有効成分は、精油成分など、水には溶解しにくい成分が多い為、界面活性剤を用いて、可溶化或いは乳化させることが広く行われている。この様な乳化系は、バスタブに投入した際、希釈して乳化されるような設計になっており、この様な特性に適した界面活性剤として、ポリオキシエチレンオレイン酸エステルや、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの不飽和炭化水素ポリオキシエチレン付加物が用いられている。(特許文献1、特許文献2を参照)更に、セリ科センキュウの抽出物、キク科カミツレの抽出物、シソ科メンタの抽出物或いはシソ科マンネンロウの抽出物も、単独では、この様な入浴剤の有効成分として使用することが知られている。セリ科センキュウの抽出物の、入浴剤に於ける効果としては、リパーゼ活性化作用(例えば、特許文献3参照)、繊維芽細胞活性化作用(例えば特許文献4を参照)、抗体産生抑制作用(例えば、特許文献5を参照)などが存し、キク科カミツレについては、抗体産生抑制作用(例えば、特許文献5を参照)、痩身作用(例えば特許文献6を参照)などが知られているし、シソ科メンタ属の植物については、香料のたちの持続作用(例えば、特許文献7を参照)、温感付与効果(例えば特許文献8を参照)或いは冷感付与作用(例えば特許文献9を参照)等が知られているし、シソ科マンネンロウについては、異臭を抑制する芳香作用(例えば、特許文献10を参照)や保湿作用(例えば、特許文献11を参照)などが知られている。しかしながら、1)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物と2)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物とを組み合わせて浴用剤に含有させることは全く知られていないし、この様な組合せを含有する浴用剤が、顕著なリフレッシュ効果を有することも全く知られていない。
一方、現代社会はストレス社会であり、現代社会での生活においては、かつて人類が経験したことがないほどのストレスが、各個人個人に付加されていると言われている。この様な状況を反映して、躁鬱病或いは総合精神失調症と言った精神疾患の罹患者は急激に増大している。又、過度のストレス負荷は精神のみならず、身体にも影響を及ぼし、アトピー性皮膚炎患者、花粉症患者、自己免疫疾患患者の激増の原因の一つに、この様なストレスがあることも常に指摘されることである。従って、現代社会においては、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる手段の開発が望まれていると言える。
特開2002−88391号公報 特開平11−71230号公報 特開2002−356434号公報 特開平10−36279号公報 特開平9−100236号公報 特開平9−241176号公報 特開2002−88391号公報 特開2002−179517号公報 特開2000−44924号公報 特開2003−818104号公報 特開平9−24935号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物と2)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を浴用剤に含有させ、これを用いて入浴することにより、かかるストレス緩和が為しうることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)1)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物と2)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を含有することを特徴とする、浴用剤。
(2)入浴剤が、浴槽に投入した場合乳濁する透明溶液の性状であることを特徴とする、(1)に記載の浴用剤。
(3)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物において、該抽出物が、アルコール抽出物であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の浴用剤。
(4)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物において、該抽出物が、精油であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の浴用剤。
(5)油剤として、中鎖脂肪酸のトリグリセライドを含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の浴用剤。
(6)界面活性剤として、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の浴用剤。
(7)リフレッシュ効果を有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の浴用剤。
本発明の浴用剤を用いて、入浴することにより、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせ、この影響を取り除くことが出来る。
(1)本発明の浴用剤の必須成分であるセリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物
本発明の浴用剤は、セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物を含有することを特徴とする。セリ科センキュウとしては、漢方生薬に「川笈」として定義される植物類であれば特段の限定無く適用することが出来る。又、キク科カミツレとしては、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール等のカモミール類全体を意味する「カミツレ」に分類される植物であれば特段の限定無く使用することが出来る。ここで、本発明に言う抽出物とは、植物体そのもの、植物体の加工物、植物体乃至は植物体の加工物に溶媒を加えて抽出した物、抽出した物より溶媒を除去した抽出した物の溶媒除去物、抽出した物乃至はその溶媒除去物を分画、精製した精製物、植物体乃至はその加工物を圧搾して得た流分、蒸留乃至は水蒸気蒸留で得た溜分等の何れもが使用可能である。本発明の浴用剤の必須成分である、セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物としては、かかる抽出物の内、抽出した物乃至はその溶媒除去物が好ましい。抽出した物としては、極性の高いい溶剤によって抽出された抽出した物の溶剤除去物が特に好ましく例示できる。極性の高い溶剤としては、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、蟻酸メチルなどのエステル類、アセトンやメチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリルなどのニトリル類、1,3−ブタンジオール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、水などが好ましく例示できる。これらの内では、アルコール及び/又は水が特に好ましく、更に好ましいものは水抽出物を更に15%程度のエタノール水溶液で抽出した抽出物である。この様な抽出物は既に市販されているものが存しそれを利用することが出来る。かかる市販品としては例えば、丸善製薬株式会社より販売されている「センキュウエキス」や「カミツレ流エキス」等が存する。抽出は、植物体に対して1〜10重量倍の溶剤を加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬すればよい。抽出後は、必要に応じて、減圧濃縮などして溶剤を除去することが好ましい。本発明の浴用剤においては、これらセリ科センキュウの抽出物及びキク科カミツレの抽出物から選択されるものを、唯一種含有することも出来るし、二種以上組み合わせて含有させることも出来る。好ましい形態は、セリ科センキュウの抽出物とキク科カミツレの抽出物と組み合わせて含有させる形態であり、その好ましい含有量としては、総量で1〜10重量%、更に好ましくは2〜7重量%であり、加えて、それぞれが0.1〜5重量である場合が特に好ましい。
(2)本発明の浴用剤の必須成分であるシソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物
本発明の浴用剤は、シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を必須成分として含有することを特徴とする。抽出物の定義は、前記「セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物」における抽出物の定義に準ずるが、シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物としては、揮発成分が好ましく、精油成分が好ましく例示出来る。精油成分は、蒸留乃至は水蒸気蒸留などで得られた非水溶性の溜分或いは植物体を圧搾して得られる流分等が好適に例示出来る。ここで、メンタ属の抽出物としては、スペアミント、ペパーミント、日本ハッカ、メリッサ(ヤマハッカ)等メンタ属に分類される植物の抽出物であれば、特段の限定無く適用することができる。特に好ましいもはスペアミントの精油で、日本薬局方に記載のものが好ましい。又、シソ科マンネンロウの抽出物としても、同様に揮発成分が好ましく、精油成分が好ましく例示出来る。精油成分は、蒸留乃至は水蒸気蒸留などで得られた非水溶性の溜分或いは植物体を圧搾して得られる流分等が好適に例示出来る。これは、メンタ属の植物の抽出物にしても、マンネンロウの抽出物にしてもその香気成分が効果に大きな役目を負っているからである。本発明の浴用剤において、シソ科メンタの抽出物及びシソ科マンネンロウの抽出物から選択されるものとしては、かかる抽出物の内唯一種を含有することも出来るし、二種乃至はそれ以上を組み合わせて含有することも出来る。好ましい形態は、シソ科メンタの抽出物及びシソ科マンネンロウの抽出物の両方を含有する形態である。本発明の浴用剤において、かかるシソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物の好ましい含有量は、総量で、浴用剤全量に対して、0.1〜5重量%であり、更に好ましくは0.5〜3重量%である。又、シソ科メンタの抽出物及びシソ科マンネンロウの抽出物が、それぞれ0.1〜1.5重量%ずつ含有されている形態がより好ましい。
(3)本発明の浴用剤
本発明の浴用剤は、上記シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を含有することを特徴とする。この様な構成を取ることにより、本発明の浴用剤は、これを用いて入浴したものに対して、このものに過剰に負荷されたストレスの影響を、速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる効果を奏する。本発明の浴用剤においては、通常浴用剤や化粧料で使用される任意成分を、かかる必須成分以外に、含有することが出来る、この様な任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらの内特に、好ましいものは中鎖脂肪酸のトリグリセライドとポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルである。中鎖脂肪酸トリグリセライドとしては、カプリン酸・カプリル酸のトリグリセライドが特に好ましく例示出来る。これは、この成分が、本発明の精油成分の保香効果に優れることと、油剤の中では水への分散性に優れる為、乳濁系に用いた場合、油滴の分散性に優れ、追い炊きしても、湯あかなどを生じにくい為である。又、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、好ましくはポリオキシエチレン中鎖脂肪酸グリセリル乃至はポリオキシエチレン分岐脂肪酸グリセリルは、液状で乳化、再乳化性に優れる為、バスタブ中で形成した乳化物の安定性が向上する。又、対追い炊き性も向上する。本発明の浴用剤に於ける中鎖脂肪酸のトリグリセライドの好ましい含有量は、総量で、1〜20重量%であり、更に好ましくは、5〜15重量%であり、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルの好ましい含有量は、総量で5〜20重量%であり、更に好ましくは10〜15重量%である。本発明の浴用剤は、かかる必須成分と、任意成分とを常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に、本発明について、実施例を挙げて更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の浴用剤を作成した。即ち、処方成分を80℃に加熱して、攪拌、可溶化し、攪拌冷却して本発明の浴用剤1を得た。
「センキュウエキス」(丸善製薬株式会社製) 1 重量部
「カミツレ流エキス」(丸善製薬株式会社製) 2.5重量部
スペアミント油 0.7重量部
ローズマリー油 0.9重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<実施例2>
実施例1と同様に本発明の浴用剤2を得た。
「センキュウエキス」(丸善製薬株式会社製) 1 重量部
「カミツレ流エキス」(丸善製薬株式会社製) 2.5重量部
スペアミント油 1.6重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<実施例3>
実施例1と同様に本発明の浴用剤3を得た。
「カミツレ流エキス」(丸善製薬株式会社製) 3.5重量部
スペアミント油 0.7重量部
ローズマリー油 0.9重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<実施例4>
実施例1と同様に本発明の浴用剤4を得た。
「カミツレ流エキス」(丸善製薬株式会社製) 3.5重量部
スペアミント油 1.6重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<比較例1>
実施例1と同様に比較例1の浴用剤を得た。
「カミツレ流エキス」(丸善製薬株式会社製) 5.1重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<比較例2>
実施例1と同様に比較例2の浴用剤を得た。
スペアミント油 5.1重量部
カプリン酸・カプリル酸トリグリセライド 5 重量部
POE(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル 6 重量部
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 7 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
流動パラフィン 76.4重量部
<試験例1>
上記実施例1〜4、比較例1、2の浴用剤について、その効果をパネラーを用いて確かめた。効果は、入浴した翌朝の血液検査の結果より確認した。即ち、パネラー10名を用い、1週間に1回上記の入浴剤を用いて入浴してもらい、入浴当日の朝、入浴の翌日の朝に血液を採取し、試験受託機関にて、乳酸値、コレステロール量、中性脂肪量を測定してもらった。(試験当日の朝の値−試験翌日の朝の値)/試験当日の朝の値*100の計算式より、これらの値の入浴による減少率を求めた。試験は検体を変えて、6回(6週)行った。結果を表1に示す。これより、本発明の浴用剤は比較例の浴用剤に比して、これライ値の減少率が高いことが判る。又、セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物においては、この両者を併用したもののが方が単独使用よりも減少率は高く、シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物においては、両者を併用したものの方が単独使用よりも減少率が高く、セリ科センキュウの抽出物、キク科カミツレの抽出物、シソ科メンタの抽出物及びシソ科マンネンロウの抽出物を含む系が最も減少率が高いことが判る。これは、この様な系が、過剰に負荷されたストレスを解除し、疲労を回復せしめている為と勘案される。
Figure 2005029536
<試験例2>
試験1と同様の手技で、試験当日の朝と、翌朝に唾液を採取し、唾液中のハイドロコルチゾール(ストレス指標)濃度とプラステロン硫酸濃度(快感指標)を測定し減少率を求めた。濃度は、市販の抗体を用いた、サンドウィッチ抗体法によって行った。標識抗体としては、ホースラディッシュペルオキシダーゼ標識抗体を用いた。結果を減少率として、表2に示す。これより、本発明の浴用剤を用いて入浴することにより、ストレス指標が著しく減じ、快感指標が増加することが判る。
Figure 2005029536
本発明の浴用剤は、過剰に負荷されたストレスを緩和し、リラクゼーションを促す浴用剤に利用出来る。

Claims (7)

  1. 1)セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物と2)シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を含有することを特徴とする、浴用剤。
  2. 入浴剤が、浴槽に投入した場合乳濁する透明溶液の性状であることを特徴とする、請求項1に記載の浴用剤。
  3. セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物において、該抽出物が、アルコール抽出物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の浴用剤。
  4. シソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物において、該抽出物が、精油であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の浴用剤。
  5. 油剤として、中鎖脂肪酸のトリグリセライドを含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の浴用剤。
  6. 界面活性剤として、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の浴用剤。
  7. リフレッシュ効果を有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の浴用剤。
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