JP2005027756A - 買い物籠 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止でき、商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる買い物籠を得る。
【解決手段】本体収納部8を有する籠本体2に、籠本体2の側壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に本体収納部8とは別に形成する拡張体20を設ける。この拡張体20を籠本体2に沿った形状に形成する。拡張体20を籠本体2に沿う第一位置と拡張収納部30を形成する第二位置との間で籠本体2に対して移動自在とする。
【選択図】 図3
【解決手段】本体収納部8を有する籠本体2に、籠本体2の側壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に本体収納部8とは別に形成する拡張体20を設ける。この拡張体20を籠本体2に沿った形状に形成する。拡張体20を籠本体2に沿う第一位置と拡張収納部30を形成する第二位置との間で籠本体2に対して移動自在とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小売店などで使用される買い物籠に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店には、顧客が購入する商品をレジまで運ぶための買い物籠が設置されている。
【0003】
買い物籠に商品を入れる際に、例えば卵やイチゴなどの潰れやすい商品の上に例えばペットボトルに入った飲料などの重たい商品を積み重ねた場合、潰れやすい商品が潰れてしまう。そこで、買い物籠に仕切を立設して収納スペースを左右に2分割するタイプの買い物籠が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、潰れやすい商品を重たい商品と分けて買い物籠に収納できる。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−47010号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のように収納スペースを左右に2分割するタイプの買い物籠では、潰れやすい商品が潰れるのを避けるため、分割した収納スペースのうちの一方に潰れやすい商品を入れその上には他の商品を積み重ねないという使用形態を想定しているため、潰れやすい商品の上方のスペースは使用されず、これにより、買い物籠の実質的な収納スペースの容量が減ってしまうという問題がある。
【0006】
ところで、潰れやすい商品の潰れを防止する方法としては、顧客が買い物籠の中に重たい商品を入れる度に、既に買い物籠に入っている潰れやすい商品を取り出し、重たい商品を入れた後にその潰れやすい商品を入れ直すという、置き換え作業も行われている。しかしながら、この場合には、商品の置き換え作業が顧客にとって負担となる。
【0007】
ここで、レジでの清算業務においてスーパーマーケットなどではキャッシャーは、顧客がレジカウンタに置いた買い物籠(以後、第1買い物籠という)から商品を取り出し、その商品に付された商品情報に対するスキャナの読み取り操作(以後、スキャンという)を行い、スキャン後の商品をスキャン後の商品を入れる為に予め用意した買い物籠(以後、第2買い物籠という)に入れるという作業を行う。
【0008】
このとき、前述したように第1買い物籠の中で潰れやすい商品が一番上に置かれていると、まず、その潰れやすい商品からスキャンし、スキャン後の潰れやすい商品を第2買い物籠には入れずに一旦レジカウンタに置いておき、重たい商品スキャンが終わり重たい商品を第2買い物籠に入れた後に、つまり、最後に潰れやすい商品を第2買い物籠に入れることにより、潰れやすい商品を一番上に置いている。これにより、第2買い物籠においても、潰れやすい商品の潰れを防止している。しかしながら、第2買い物籠にスキャン後の商品を入れる際に、第2買い物籠へ入れる商品の順番の入れ替えが発生してしまい、キャッシャーにとって負担であるという問題がある。
【0009】
さらに、この後、精算を済ませた顧客が第2買い物籠の中の商品を持ち帰り用のビニール袋に入れ替えるときも、第2買い物籠の中で一番上に置かれている潰れやすい商品を詰め替え用カウンタ上に取り出し、重たい商品をビニール袋に入れた後に、つまり最後に潰れやすい商品をビニール袋に入れることにより、潰れやすい商品を一番上に入れている。これによりビニール袋においても、潰れやすい商品の潰れを防止している。しかしながら、このように、精算後の商品を第2買い物籠からビニール袋に詰め替える際に、ビニール袋へ入れる商品の順番の入れ替えが発生してしまい、顧客にとって負担であるという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止でき、商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる買い物籠を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、籠本体に沿った形状に形成され前記籠本体の側壁とにより上面開口の拡張収納部を前記籠本体の外側に形成する拡張体を、前記籠本体に沿う第一位置と前記拡張収納部を形成する第二位置との間で前記籠本体に対して移動自在に設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。ここで、図1は本実施の形態の買い物籠を示す斜視図、図2はその縦断側面図、図3は拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図、図4はその縦断側面図である。
【0013】
図1ないし図4に示すように、本実施の形態の買い物籠1は、籠本体2に拡張体20が取り付けられて構成されている。籠本体2は、長方形状の底壁3の縁から側壁である4面の縦壁4,5,6,7が上方に立設され、上面が開口されて、外形が略長方体形状に形成されており、内部に上面開口の本体収納部8を形成している。この籠本体2は、上側の鉛直投影面積に比べて下側の鉛直投影面積が小さい形状に形成されている。以後、便宜上、籠本体2の長手方向を前後方向と呼び、籠本体2の短手方向を左右方向と呼ぶこととする。
【0014】
拡張体20は、底壁21の縁から側壁である左右の縦壁22,23及び前縦壁24が上方に立設され上面及び後面が開口されて籠本体2の前端部の外側に沿った形状に形成されている。詳しくは、籠本体2の前端部に対して一回り大きい相似形に形成されている。
【0015】
拡張体20は、保持機構25により籠本体2に対して水平方向(前後方向)にスライド自在に取り付けられている。保持機構25は、拡張体20の左右の縦壁22,23のそれぞれに上下2段に形成された前後方向に長い溝部26,27と、籠本体2の左右の縦壁4,5のそれぞれの上下端から外側に向けて突出して形成され溝部26,27がスライド自在に嵌合している突部28,29とから構成されている。このような構造の保持機構25は、拡張体20が籠本体2の前端部に沿う第一位置(図1及び図2参照)と、籠本体2から引き出された位置であり拡張体20が籠本体2の前縦壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に形成する第二位置(図3及び図4参照)との間で拡張体20を籠本体2に対してスライド自在に保持している。詳しくは、第二位置では、図4に示すように、拡張体20の底壁21の後端側は、籠本体2の底壁3に重なっており、拡張体20の底部は底壁21により閉塞されている。
【0016】
ここで、拡張体20の底部が閉塞とは、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない状態のことである。したがって、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない程度であれば、底壁21に孔を形成してもよいし、底壁21を網目状に形成してもよい。さらには、拡張体20の底壁21の後端と籠本体2の底壁3の前端との間に隙間が有ってもよい。
【0017】
買い物籠1には、コの字形の一対の取っ手31,32が設けられている。一方の取っ手31は、籠本体2の左右の縦壁4,5に掛け渡され左右の縦壁4,5に回動自在に支持されている。他方の取っ手32は、拡張体20の左右の縦壁22,23に掛け渡され左右の縦壁22,23に回動自在に支持されている。詳しくは、これらの取っ手31,32は、拡張体20が第一位置に位置しているときの買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置に取り付けられている。このような取付け構造により、拡張体20が第二位置に位置しているときにも取っ手31,32はその状態での買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置となる。
【0018】
このような構成において、顧客が商品を買い物籠1に入れる際には、拡張体20を籠本体2から引き出して拡張収納部30を形成し(図3及び図4参照)、卵やイチゴなどの潰れやすい商品を拡張収納部30に入れ、飲料などの重たい商品などを籠本体2の本体収納部8に入れれば良い。従来の買い物籠では潰れやすい物を潰れないように収納すると実質的に籠本体の収納容量が減ってしまっていたが、本実施の形態では、上述したように本体収納部8に加えて潰れやすい物を入れるための拡張収納部30を形成することができるので、籠本体2の収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止することができる。
【0019】
このように商品を本体収納部8及び拡張収納部30とに分けて入れることができるので、従来行われていた既に買い物籠1に入っている潰れやすい商品を取り出し重たい商品を入れた後にその潰れやすい商品を入れ直すという置き換え作業を行う必要がなく、買い物籠1に商品を入れる際の顧客の手間を少なくすることができる。
【0020】
次に、レジでの清算業務においては、キャッシャーは、顧客がレジカウンタに置いた買い物籠1(以後、第1買い物籠1という)から商品を取り出し、その商品に付された商品情報に対するスキャナの読み取り操作(以後、スキャンという)を行い、スキャン後の商品をスキャン後の商品を入れる為に予め用意した買い物籠1(以後、第2買い物籠1という)に入れるという作業を行う。このとき、第1買い物籠1の本体収納部8に入っている商品を第2買い物籠1の本体収納部8に入れ、第一買い物籠1の拡張収納部30に入っている商品を第2買い物籠1の拡張収納部30に入れるようにする。これにより、第2買い物籠1においても、潰れやすい商品の潰れが防止されるとともに、従来行っていた第2買い物籠1へ入れる商品の順番の入れ替え作業が必要ないので、キャッシャーの商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【0021】
次に、精算を済ませた顧客が第2買い物籠1の中の商品を持ち帰り用のビニール袋などに入れ替える際にも、重たい商品と潰れやすい商品とが分別されて収納されているので、重たい商品からビニール袋に入れることができ、その後、最後に潰れやすい商品をビニール袋に入れることができる。これによりビニール袋においても、潰れやすい商品の潰れが防止される。これにより、従来行っていたビニール袋へ入れる商品の順番の入れ替え作業が必要ないので、顧客の商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【0022】
また、拡張体20を籠本体2から引き出して第二位置に位置付けることにより拡張収納部30を形成し(図3及び図4参照)、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより拡張収納部30を形成しないので(図1及び図2参照)、買い物する商品に合わせて買い物籠1の態様を設定することができる。また、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより、買い物籠1の外形を小さくすることができ、買い物籠1を置くためのスペースが小さく済む。
【0023】
また、本実施の形態においては、籠本体2は、上側の鉛直投影面積に比べて下側の鉛直投影面積が小さい形状であることにより、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより、買い物籠1同士を積み重ねることができる。これにより、買い物籠1を置くためのスペースがさらに小さくて済む。
【0024】
また、本実施の形態においては、保持機構25は、拡張体20を第一位置と第二位置との間で水平方向にスライド自在に保持することにより、拡張収納部30の底部を水平にすることができ、これにより、拡張収納部30に商品を水平状態で収納することができる。
【0025】
また、本実施の形態においては、籠本体2に回動自在に取り付けられた取っ手31と、拡張体20に回動自在に設けられた取っ手32と、を備えることにより、拡張体20の移動に伴って一方の取っ手32も移動して買い物籠1に対する取っ手32の取付け位置が拡張体20の位置に応じて変わるので、拡張体20の位置が第1位置、第2位置であっても一対の取っ手31,32を把持して買い物籠1を持ち上げたときのバランスを同じようにとることができる。
【0026】
さらに、拡張体20が第一位置に位置しているときの買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置に取っ手31,32が取り付けられていることにより、拡張体20が第二位置に位置しているときにも取っ手31,32はその状態での買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置となるので、拡張体20がどちらの位置にあっても一対の取っ手31,32を把持して買い物籠1を持ち上げたときのバランスが最適となる。
【0027】
次に、本発明の第二の実施の形態を図5ないし図8に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、拡張体の形状及び保持機構が第一の実施の形態に対して異なる。ここで、図5は本実施の形態の買い物籠を示す斜視図、図6はその縦断側面図、図7は拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図、図8はその縦断側面図である。
【0028】
図5ないし図8に示すように、本実施の形態の拡張体50は、左右の縦壁51,52と前縦壁53とを有してコの字形に形成され、籠本体2の前端部の外側に沿った形状に形成されている。また、左右の縦壁51,52は下側よりも上側になるほど幅が大きく形成されている。
【0029】
このような拡張体50は、左右の縦壁51,52の下端部が籠本体2の左右の縦壁4,5の前端部の下端部において外側に向けて突出して形成され支点として機能する一対の支軸54により回動自在に支持されており、これにより拡張体50が籠本体2対して回動自在に取り付けられている。また、拡張体50の左右の縦壁51,52の上端部には支軸54を中心とする円弧状の溝部55が形成されている。一方、籠本体2の左右の縦壁4,5の上端部にはそれらの縦壁4,5から外側に向けて突出し溝部55がスライド自在に嵌合している突部56が形成されている。ここで、支軸54、溝部55、突部56により保持機構57が構成されている。
【0030】
このような構造の保持機構57は、拡張体50が籠本体2の前端部に沿う第一位置(図5及び図6参照)と、籠本体2から引き出された位置であり拡張体50が籠本体2の前縦壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に形成する第二位置(図7及び図8参照)との間で拡張体50を前記籠本体2に対して回動自在に保持している。そして、水平状態の拡張体50は、その自重により、第一位置に位置しているときには前縦壁53が籠本体2の前縦壁6に密着する方向に移動しようとし、その移動が籠本体2に規制されて位置保持される。一方、第二位置に位置しているときには、拡張体50は、その自重により、籠本体2から離れる方向に移動しようとし、その移動が突部56により規制されて位置保持される。
【0031】
拡張体50の前縦壁53の下端部は拡張体50の位置に関わらず、常に籠本体2の前縦壁6に近接している。これにより、拡張体50が第二位置にあるときの拡張収納部30の底部は、拡張体50の前縦壁53と籠本体2の前縦壁6とにより閉塞されている。前述したように、拡張体50の底部が閉塞とは、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない状態である。したがって、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない程度であれば、前壁6,53に孔を形成してもよいし、前壁6,53を網目状に形成してもよい。さらには、拡張体20の前縦壁53の下端と籠本体2の前縦壁6との間に隙間が有ってもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、一対の取っ手31,32は、両方とも籠本体2の左右の縦壁4,5に掛け渡され左右の縦壁4,5に回動自在に支持されている。
【0033】
このように本実施の形態においては、保持機構57は、拡張体50の下端部に位置する支点である支軸54を中心に拡張体50を第一位置と第二位置との間で回動自在に保持することにより、買い物籠1同士を上下に積み重ねる際には、下の買い物籠1の中に上の買い物籠1を入れることにより、上の買い物籠1の第一位置に位置している拡張体50が下の買い物籠1の前壁に押されて第2位置に向かって回動し、最終的に第2位置に位置付けられる。このように、買い物籠1を上下に積み重ねる際には、拡張体50が自動的に第2位置に位置付けられるので、ユーザは拡張体50の位置を意識する必要がなく、買い物籠1の積み重ね作業を楽に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止でき、商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の買い物籠を示す斜視図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図である。
【図4】その縦断側面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の買い物籠を示す斜視図である。
【図6】その縦断側面図である。
【図7】拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図である。
【図8】その縦断側面図である。
【符号の説明】
1…買い物籠、2…籠本体、6…前縦壁(側壁)、8…本体収納部、20…拡張体、25…保持機構、30…拡張収納部、31…取っ手、32…取っ手、50…拡張体、54…支軸(支点)、57…保持機構
【発明の属する技術分野】
本発明は、小売店などで使用される買い物籠に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店には、顧客が購入する商品をレジまで運ぶための買い物籠が設置されている。
【0003】
買い物籠に商品を入れる際に、例えば卵やイチゴなどの潰れやすい商品の上に例えばペットボトルに入った飲料などの重たい商品を積み重ねた場合、潰れやすい商品が潰れてしまう。そこで、買い物籠に仕切を立設して収納スペースを左右に2分割するタイプの買い物籠が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、潰れやすい商品を重たい商品と分けて買い物籠に収納できる。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−47010号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のように収納スペースを左右に2分割するタイプの買い物籠では、潰れやすい商品が潰れるのを避けるため、分割した収納スペースのうちの一方に潰れやすい商品を入れその上には他の商品を積み重ねないという使用形態を想定しているため、潰れやすい商品の上方のスペースは使用されず、これにより、買い物籠の実質的な収納スペースの容量が減ってしまうという問題がある。
【0006】
ところで、潰れやすい商品の潰れを防止する方法としては、顧客が買い物籠の中に重たい商品を入れる度に、既に買い物籠に入っている潰れやすい商品を取り出し、重たい商品を入れた後にその潰れやすい商品を入れ直すという、置き換え作業も行われている。しかしながら、この場合には、商品の置き換え作業が顧客にとって負担となる。
【0007】
ここで、レジでの清算業務においてスーパーマーケットなどではキャッシャーは、顧客がレジカウンタに置いた買い物籠(以後、第1買い物籠という)から商品を取り出し、その商品に付された商品情報に対するスキャナの読み取り操作(以後、スキャンという)を行い、スキャン後の商品をスキャン後の商品を入れる為に予め用意した買い物籠(以後、第2買い物籠という)に入れるという作業を行う。
【0008】
このとき、前述したように第1買い物籠の中で潰れやすい商品が一番上に置かれていると、まず、その潰れやすい商品からスキャンし、スキャン後の潰れやすい商品を第2買い物籠には入れずに一旦レジカウンタに置いておき、重たい商品スキャンが終わり重たい商品を第2買い物籠に入れた後に、つまり、最後に潰れやすい商品を第2買い物籠に入れることにより、潰れやすい商品を一番上に置いている。これにより、第2買い物籠においても、潰れやすい商品の潰れを防止している。しかしながら、第2買い物籠にスキャン後の商品を入れる際に、第2買い物籠へ入れる商品の順番の入れ替えが発生してしまい、キャッシャーにとって負担であるという問題がある。
【0009】
さらに、この後、精算を済ませた顧客が第2買い物籠の中の商品を持ち帰り用のビニール袋に入れ替えるときも、第2買い物籠の中で一番上に置かれている潰れやすい商品を詰め替え用カウンタ上に取り出し、重たい商品をビニール袋に入れた後に、つまり最後に潰れやすい商品をビニール袋に入れることにより、潰れやすい商品を一番上に入れている。これによりビニール袋においても、潰れやすい商品の潰れを防止している。しかしながら、このように、精算後の商品を第2買い物籠からビニール袋に詰め替える際に、ビニール袋へ入れる商品の順番の入れ替えが発生してしまい、顧客にとって負担であるという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止でき、商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる買い物籠を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、籠本体に沿った形状に形成され前記籠本体の側壁とにより上面開口の拡張収納部を前記籠本体の外側に形成する拡張体を、前記籠本体に沿う第一位置と前記拡張収納部を形成する第二位置との間で前記籠本体に対して移動自在に設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。ここで、図1は本実施の形態の買い物籠を示す斜視図、図2はその縦断側面図、図3は拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図、図4はその縦断側面図である。
【0013】
図1ないし図4に示すように、本実施の形態の買い物籠1は、籠本体2に拡張体20が取り付けられて構成されている。籠本体2は、長方形状の底壁3の縁から側壁である4面の縦壁4,5,6,7が上方に立設され、上面が開口されて、外形が略長方体形状に形成されており、内部に上面開口の本体収納部8を形成している。この籠本体2は、上側の鉛直投影面積に比べて下側の鉛直投影面積が小さい形状に形成されている。以後、便宜上、籠本体2の長手方向を前後方向と呼び、籠本体2の短手方向を左右方向と呼ぶこととする。
【0014】
拡張体20は、底壁21の縁から側壁である左右の縦壁22,23及び前縦壁24が上方に立設され上面及び後面が開口されて籠本体2の前端部の外側に沿った形状に形成されている。詳しくは、籠本体2の前端部に対して一回り大きい相似形に形成されている。
【0015】
拡張体20は、保持機構25により籠本体2に対して水平方向(前後方向)にスライド自在に取り付けられている。保持機構25は、拡張体20の左右の縦壁22,23のそれぞれに上下2段に形成された前後方向に長い溝部26,27と、籠本体2の左右の縦壁4,5のそれぞれの上下端から外側に向けて突出して形成され溝部26,27がスライド自在に嵌合している突部28,29とから構成されている。このような構造の保持機構25は、拡張体20が籠本体2の前端部に沿う第一位置(図1及び図2参照)と、籠本体2から引き出された位置であり拡張体20が籠本体2の前縦壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に形成する第二位置(図3及び図4参照)との間で拡張体20を籠本体2に対してスライド自在に保持している。詳しくは、第二位置では、図4に示すように、拡張体20の底壁21の後端側は、籠本体2の底壁3に重なっており、拡張体20の底部は底壁21により閉塞されている。
【0016】
ここで、拡張体20の底部が閉塞とは、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない状態のことである。したがって、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない程度であれば、底壁21に孔を形成してもよいし、底壁21を網目状に形成してもよい。さらには、拡張体20の底壁21の後端と籠本体2の底壁3の前端との間に隙間が有ってもよい。
【0017】
買い物籠1には、コの字形の一対の取っ手31,32が設けられている。一方の取っ手31は、籠本体2の左右の縦壁4,5に掛け渡され左右の縦壁4,5に回動自在に支持されている。他方の取っ手32は、拡張体20の左右の縦壁22,23に掛け渡され左右の縦壁22,23に回動自在に支持されている。詳しくは、これらの取っ手31,32は、拡張体20が第一位置に位置しているときの買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置に取り付けられている。このような取付け構造により、拡張体20が第二位置に位置しているときにも取っ手31,32はその状態での買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置となる。
【0018】
このような構成において、顧客が商品を買い物籠1に入れる際には、拡張体20を籠本体2から引き出して拡張収納部30を形成し(図3及び図4参照)、卵やイチゴなどの潰れやすい商品を拡張収納部30に入れ、飲料などの重たい商品などを籠本体2の本体収納部8に入れれば良い。従来の買い物籠では潰れやすい物を潰れないように収納すると実質的に籠本体の収納容量が減ってしまっていたが、本実施の形態では、上述したように本体収納部8に加えて潰れやすい物を入れるための拡張収納部30を形成することができるので、籠本体2の収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止することができる。
【0019】
このように商品を本体収納部8及び拡張収納部30とに分けて入れることができるので、従来行われていた既に買い物籠1に入っている潰れやすい商品を取り出し重たい商品を入れた後にその潰れやすい商品を入れ直すという置き換え作業を行う必要がなく、買い物籠1に商品を入れる際の顧客の手間を少なくすることができる。
【0020】
次に、レジでの清算業務においては、キャッシャーは、顧客がレジカウンタに置いた買い物籠1(以後、第1買い物籠1という)から商品を取り出し、その商品に付された商品情報に対するスキャナの読み取り操作(以後、スキャンという)を行い、スキャン後の商品をスキャン後の商品を入れる為に予め用意した買い物籠1(以後、第2買い物籠1という)に入れるという作業を行う。このとき、第1買い物籠1の本体収納部8に入っている商品を第2買い物籠1の本体収納部8に入れ、第一買い物籠1の拡張収納部30に入っている商品を第2買い物籠1の拡張収納部30に入れるようにする。これにより、第2買い物籠1においても、潰れやすい商品の潰れが防止されるとともに、従来行っていた第2買い物籠1へ入れる商品の順番の入れ替え作業が必要ないので、キャッシャーの商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【0021】
次に、精算を済ませた顧客が第2買い物籠1の中の商品を持ち帰り用のビニール袋などに入れ替える際にも、重たい商品と潰れやすい商品とが分別されて収納されているので、重たい商品からビニール袋に入れることができ、その後、最後に潰れやすい商品をビニール袋に入れることができる。これによりビニール袋においても、潰れやすい商品の潰れが防止される。これにより、従来行っていたビニール袋へ入れる商品の順番の入れ替え作業が必要ないので、顧客の商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【0022】
また、拡張体20を籠本体2から引き出して第二位置に位置付けることにより拡張収納部30を形成し(図3及び図4参照)、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより拡張収納部30を形成しないので(図1及び図2参照)、買い物する商品に合わせて買い物籠1の態様を設定することができる。また、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより、買い物籠1の外形を小さくすることができ、買い物籠1を置くためのスペースが小さく済む。
【0023】
また、本実施の形態においては、籠本体2は、上側の鉛直投影面積に比べて下側の鉛直投影面積が小さい形状であることにより、拡張体20を籠本体2に沿わせることにより、買い物籠1同士を積み重ねることができる。これにより、買い物籠1を置くためのスペースがさらに小さくて済む。
【0024】
また、本実施の形態においては、保持機構25は、拡張体20を第一位置と第二位置との間で水平方向にスライド自在に保持することにより、拡張収納部30の底部を水平にすることができ、これにより、拡張収納部30に商品を水平状態で収納することができる。
【0025】
また、本実施の形態においては、籠本体2に回動自在に取り付けられた取っ手31と、拡張体20に回動自在に設けられた取っ手32と、を備えることにより、拡張体20の移動に伴って一方の取っ手32も移動して買い物籠1に対する取っ手32の取付け位置が拡張体20の位置に応じて変わるので、拡張体20の位置が第1位置、第2位置であっても一対の取っ手31,32を把持して買い物籠1を持ち上げたときのバランスを同じようにとることができる。
【0026】
さらに、拡張体20が第一位置に位置しているときの買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置に取っ手31,32が取り付けられていることにより、拡張体20が第二位置に位置しているときにも取っ手31,32はその状態での買い物籠1の前後方向の中心に対して対称の位置となるので、拡張体20がどちらの位置にあっても一対の取っ手31,32を把持して買い物籠1を持ち上げたときのバランスが最適となる。
【0027】
次に、本発明の第二の実施の形態を図5ないし図8に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、拡張体の形状及び保持機構が第一の実施の形態に対して異なる。ここで、図5は本実施の形態の買い物籠を示す斜視図、図6はその縦断側面図、図7は拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図、図8はその縦断側面図である。
【0028】
図5ないし図8に示すように、本実施の形態の拡張体50は、左右の縦壁51,52と前縦壁53とを有してコの字形に形成され、籠本体2の前端部の外側に沿った形状に形成されている。また、左右の縦壁51,52は下側よりも上側になるほど幅が大きく形成されている。
【0029】
このような拡張体50は、左右の縦壁51,52の下端部が籠本体2の左右の縦壁4,5の前端部の下端部において外側に向けて突出して形成され支点として機能する一対の支軸54により回動自在に支持されており、これにより拡張体50が籠本体2対して回動自在に取り付けられている。また、拡張体50の左右の縦壁51,52の上端部には支軸54を中心とする円弧状の溝部55が形成されている。一方、籠本体2の左右の縦壁4,5の上端部にはそれらの縦壁4,5から外側に向けて突出し溝部55がスライド自在に嵌合している突部56が形成されている。ここで、支軸54、溝部55、突部56により保持機構57が構成されている。
【0030】
このような構造の保持機構57は、拡張体50が籠本体2の前端部に沿う第一位置(図5及び図6参照)と、籠本体2から引き出された位置であり拡張体50が籠本体2の前縦壁6とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部30を籠本体2の外側に形成する第二位置(図7及び図8参照)との間で拡張体50を前記籠本体2に対して回動自在に保持している。そして、水平状態の拡張体50は、その自重により、第一位置に位置しているときには前縦壁53が籠本体2の前縦壁6に密着する方向に移動しようとし、その移動が籠本体2に規制されて位置保持される。一方、第二位置に位置しているときには、拡張体50は、その自重により、籠本体2から離れる方向に移動しようとし、その移動が突部56により規制されて位置保持される。
【0031】
拡張体50の前縦壁53の下端部は拡張体50の位置に関わらず、常に籠本体2の前縦壁6に近接している。これにより、拡張体50が第二位置にあるときの拡張収納部30の底部は、拡張体50の前縦壁53と籠本体2の前縦壁6とにより閉塞されている。前述したように、拡張体50の底部が閉塞とは、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない状態である。したがって、拡張体20に収納した商品が拡張体20から落ちない程度であれば、前壁6,53に孔を形成してもよいし、前壁6,53を網目状に形成してもよい。さらには、拡張体20の前縦壁53の下端と籠本体2の前縦壁6との間に隙間が有ってもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、一対の取っ手31,32は、両方とも籠本体2の左右の縦壁4,5に掛け渡され左右の縦壁4,5に回動自在に支持されている。
【0033】
このように本実施の形態においては、保持機構57は、拡張体50の下端部に位置する支点である支軸54を中心に拡張体50を第一位置と第二位置との間で回動自在に保持することにより、買い物籠1同士を上下に積み重ねる際には、下の買い物籠1の中に上の買い物籠1を入れることにより、上の買い物籠1の第一位置に位置している拡張体50が下の買い物籠1の前壁に押されて第2位置に向かって回動し、最終的に第2位置に位置付けられる。このように、買い物籠1を上下に積み重ねる際には、拡張体50が自動的に第2位置に位置付けられるので、ユーザは拡張体50の位置を意識する必要がなく、買い物籠1の積み重ね作業を楽に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、収納容量を減らすことなく商品が潰れるのを防止でき、商品の出し入れの際の手間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の買い物籠を示す斜視図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図である。
【図4】その縦断側面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の買い物籠を示す斜視図である。
【図6】その縦断側面図である。
【図7】拡張体が引き出された状態の買い物籠を示す斜視図である。
【図8】その縦断側面図である。
【符号の説明】
1…買い物籠、2…籠本体、6…前縦壁(側壁)、8…本体収納部、20…拡張体、25…保持機構、30…拡張収納部、31…取っ手、32…取っ手、50…拡張体、54…支軸(支点)、57…保持機構
Claims (5)
- 上面開口の本体収納部を内部に有する籠本体と、
前記籠本体に沿った形状に形成され前記籠本体の側壁とにより上面開口であって底部閉塞の拡張収納部を前記籠本体の外側に形成する拡張体と、
前記籠本体に沿う第一位置と前記拡張収納部を形成する第二位置との間で前記拡張体を前記籠本体に対して移動自在に保持する保持機構と、
を備える買い物籠。 - 前記籠本体は、上側の鉛直投影面積に比べて下側の鉛直投影面積が小さい形状である請求項1記載の買い物籠。
- 前記保持機構は、前記拡張体を前記第一位置と前記第二位置との間で水平方向にスライド自在に保持する請求項1又は2記載の買い物籠。
- 前記籠本体に回動自在に設けられた取っ手と、
前記拡張体に回動自在に設けられた取っ手と、
を備える請求項3記載の買い物籠。 - 前記保持機構は、前記拡張体の下端部に位置する支点を中心に前記拡張体を前記第一位置と前記第二位置との間で回動自在に保持する請求項1又は2記載の買い物籠。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003194019A JP2005027756A (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 買い物籠 |
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JP2005027756A true JP2005027756A (ja) | 2005-02-03 |
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ID=34205291
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005027756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101447426B1 (ko) | 2013-06-05 | 2014-10-06 | 김예별 | 바구니 |
-
2003
- 2003-07-09 JP JP2003194019A patent/JP2005027756A/ja active Pending
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