JP2005023577A - 巻取式スクリーン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向に巻き取られるのを防止し、操作部材の操作を任意の位置で停止可能にすることにより、スクリーンの停止位置を所望の位置に変更できるようにする。
【解決手段】軸受キャップ14にスプリング24を固定した軸キャップ20を回転自在に支持させ、スプリング24に嵌挿した調整部材26を回転可能に支持させる。スプリング24に沿って移動自在の駒23を調整部材26の溝部26aに嵌入する。スプリング24の端部にネット8の開位置又は閉位置の限界を設定する駒止め24a,24bを設ける。駆動手段17によるネット8の繰り出し又は巻き取り、あるいは調整部材26の回転操作により、駒23を調整部材26の溝部26aに沿って駒止め24a,24bを限度として移動可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】軸受キャップ14にスプリング24を固定した軸キャップ20を回転自在に支持させ、スプリング24に嵌挿した調整部材26を回転可能に支持させる。スプリング24に沿って移動自在の駒23を調整部材26の溝部26aに嵌入する。スプリング24の端部にネット8の開位置又は閉位置の限界を設定する駒止め24a,24bを設ける。駆動手段17によるネット8の繰り出し又は巻き取り、あるいは調整部材26の回転操作により、駒23を調整部材26の溝部26aに沿って駒止め24a,24bを限度として移動可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物開口部に設置する目隠し用スクリーン、遮光用スクリーン、断熱用スクリーン、防虫用のロール網戸等の各種の巻取式のスクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、操作紐を操作してスクリーンの繰り出し又は巻き取りを行う巻取式のスクリーン装置は、例を挙げる間もなく一般に広く知られている。この種のスクリーン装置では、概して、スクリーンの巻取軸に連結されたプーリー部材を操作紐やチェーン等の操作部材の操作によって正逆回転させることにより該巻取軸を回転させ、上記スクリーンの繰り出し又は巻き取りを行うようにしている。
しかしながら、従来のこの種のスクリーン装置においては、通常、上記操作部材によってプーリー部材及び巻取軸が正逆方向に自由に回転させることができるため、スクリーンを全部繰り出した時点で操作部材の操作を停止させることなく、さらに操作部材の操作を行った場合、巻取軸を誤った方向、すなわちスクリーンを逆巻きする方向に巻き取ってしまうことになる。これによって、スクリーンの無理な巻き取りが行われ、スクリーンが破損する虞があるだけでなく、スクリーン装置自体が破損してしまう場合も考えられる。
【0003】
また、スクリーン装置の設置場所や季節等によっては、日光の差し込み具合や風の入り具合等を調節するために、ユーザーにおいてスクリーンの停止位置を適宜調節することが望まれるが、上記従来のスクリーン装置では、スクリーンを所望の位置で停止させるために、操作部材の操作を任意の位置で自動停止させることができず、すなわち、ユーザーが所望の位置にスクリーンを停止させるには、当該スクリーン装置の開閉操作をする度に、上記操作部材を微妙に操作してスクリーンをユーザーの所望する位置に停止させる必要があり、当該スクリーン装置を設置する場所や季節等に応じて、日光の差し込み具合や風の入り具合等の調節を容易に行うことができないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
叙上に鑑みて、本発明の技術的課題は、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止すると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止できるようにすることにより、スクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更できるようにした巻取式スクリーン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、スクリーンを巻き付けた巻取軸をスクリーンボックスの両端に設けた駆動キャップと軸受キャップで回転自在に支持すると共に、上記駆動キャップに巻取軸を正逆回転させる駆動手段を設けることにより、上記スクリーンの繰り出し及び巻き取りをできるようにした巻取式スクリーン装置において、上記スクリーンボックスにおける軸受キャップに、巻取軸の一端に嵌着固定され、その内端にコイル状のスプリングを固定した軸キャップを回転自在に支持させると共に、上記スプリングに嵌挿した調整部材を外部からの操作により回転可能に支持させ、上記調整部材の外面に軸線方向の溝部を設け、上記コイル状のスプリングに沿って移動自在の駒を該溝部に嵌入し、上記スプリングの端部に、スクリーンの開位置又は閉位置の限界を設定するための駒止めを設け、上記駆動手段の操作によるスクリーンの繰り出し又は巻き取り、あるいは上記調整部材の回転操作により、上記駒を調整部材における溝部に沿って上記駒止めを限度として移動可能としたことを特徴とするものである。
【0006】
上記巻取式スクリーン装置においては、軸受キャップに、駒側からの回転力により上記調整部材が回転するのを防止するための回転防止手段を設けるのが適切であり、この場合に、上記回転防止手段は、軸受キャップに着脱可能に嵌着され、その装着により上記調整部材における多角状頭部の周面に衝当する当接面をもった回転防止部材からなり、該当接面により調整部材の回転を阻止するものとして構成することができ、また、上記駒は、コイル状のスプリングに遊嵌したビーズ状部材とすることができる。
更に、駆動キャップにおける上記駆動手段は、スクリーンの繰り出し又は巻き取りのための操作部材を巻き付けたプーリー部材を回転自在に支持することにより構成することができる。
【0007】
上記巻取式スクリーン装置は、調整部材を外部から回転操作することにより、スプリングに遊嵌した駒が該調整部材の溝部に沿って上記駒止めを限度として移動する。したがって、スクリーンを任意の開位置に停止させた状態で、上記調整部材の操作により駒をスプリングの開位置側の限度の駒止めまで移動させれば、上記駆動手段によるスクリーンの繰り出し時において所望の開位置でスクリーンが停止し、それ以上スクリーンが繰り出されることはない。一方、上記スクリーンを任意の閉位置に停止させた状態で、上記調整部材の操作により駒をスプリングの閉位置側の限度の駒止めまで移動させれば、上記駆動手段によるスクリーンの巻き取り時において所望の閉位置でスクリーンが停止し、それ以上スクリーンが巻き取られることはない。
【0008】
また、上記軸受キャップに、駒側からの回転力により調整部材が回転するのを防止するための回転防止手段を設けることにより、スクリーンの繰り出し又は巻き取りにより上記駒がスプリングの端部の駒止めまで移動した場合において、該駒側から調整部材に巻取軸の回転力が伝達するのを確実に防止し、延いては上記スクリーンを設定した開位置又は閉位置で確実に停止させることができる。
【0009】
このように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止することができると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止でき、延いてはスクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するに、図1乃至図5は、本発明の巻取式スクリーン装置を防虫網戸に適用した場合の一実施例を示している。
この防虫網戸は、図1に示すように、建物開口部の上枠部材(図示省略)に沿って取り付けられるスクリーンボックス2と、該ボックス2の内部において回転自在に支持された巻取軸4と、該巻取軸4に巻き付けられて先端が上記ボックス2の下面のスリット6から導出されたスクリーンを構成する防虫ネット8と、該ネット8の先端に取り付けられたボトムバー10と、上記ボックス2の両端部から下方に向けて縦設され、上記ネット8の開閉操作時に該ネット8及びボトムバー10の左右両端部を摺動自在に案内する左右一対のガイドレール12とを備え、後述する駆動キャップ16に設けた駆動手段17を構成する操作紐18を操作して上記巻取軸4を正逆回転させることにより、上記ネット8の繰り出し及び巻き取りをできるようにしている。
【0011】
上記スクリーンボックス2は、図1に示すように、その両端にそれぞれ軸受キャップ14及び駆動キャップ16を取り付けており、該軸受キャップ14及び駆動キャップ16におけるボックス2の内側に向く面に突設された軸支部14a,16aに、上記巻取軸4の両端に嵌着した軸キャップ20,22により該巻取軸4が回転自在に支持されている。また、上記ボックス2の下面には、巻取軸4に巻き付けたネット8を導出するためのスリットが設けられている。
【0012】
上記ボックス2の一端(図1において左端側)に取り付けた軸受キャップ14は、図1及び図2に示すように、巻取軸4の一端(図1において左端側)に嵌着した軸キャップ20を軸支部14aにおいて回転自在に支持しており、上記軸キャップ20の内端には、上記ネット8の開位置又は閉位置の限界を設定するための駒23を移動自在に遊嵌したコイル状のスプリング24を固定している(図3参照)。また、該スプリング24の軸受キャップ14側及び駆動キャップ16側の端部には、該部を巻取軸4の軸線方向に鉤形に折曲した駒止め24a,24bがそれぞれ形成されており、上記駒23がこの駒止め24aに到達すると該駒23の移動が停止するようになっている。そして、後述する調整部材26を、その軸部26Aを上記軸キャップ20及びスプリング24に嵌挿すると共に、頭部26Bを軸受キャップ14から露出させることにより、外部からの操作により回転可能に支持している。上記駒23は、図5に示すようなビーズ状部材として構成するのが好ましい。
【0013】
上記調整部材26は、図2及び図4に明確に示すように、その中央に操作部26bを有する側面視略六角形の頭部26Bと、該頭部26Bの操作部26bとは反対側の面から延びる軸部26Aとを備え、該軸部26Aの外面には軸線方向に溝部26aが形成されている。この調整部材26は、上記ネット8の繰り出し時又は巻き取り時において、あるいは上記頭部26Bの操作部26bをドライバー等の調整手段30により回転操作することにより(図2参照)、上記スプリング24に遊嵌した駒23が、溝部26aに沿って上記駒止め24a,24bを限度として移動できるように構成している(図5参照)。但し、上記溝部26aとの関係で必ずしも駒が駒止めまで移動できるとは限らない。また、駒23の移動の限度を設定するための駒止めを、上記溝部26aの端部に設けることもできる。さらに、上記調整部材26が駒23側からの回転力によって回転するのを防止するための回転防止手段として、該調製部材26の回転を阻止する回転防止部材28を軸受キャップ14に設けている。この回転防止部材28は、上記軸受キャップ14の下面の穴に嵌着して、上記調整部材26の側面視略六角形状をなす頭部26Bの周面の複数辺に衝当させる当接面28aを有し、該面の当接により、上記駒23がスプリング24の端部の駒止め24a又は24bに達した状態において、該駒23側からの回転力により上記調整部材26が回転するのを防止するものである。なお、29は上記回転防止部材28を軸受キャップ14に固定しておく止めねじである。
【0014】
一方、上記ボックス2の右端に取り付けた駆動キャップ16は、上記巻取軸4を正逆回転させるための駆動手段17を備えている。該駆動手段17は、上記ネット8の繰り出し又は巻き取りのための操作部材としての操作紐18を巻き付けたプーリー32を回転自在に支持することにより構成されている。
【0015】
上記巻取軸4には、防虫ネット8の一端を取り付けており、該ネット8をその巻取軸4の周囲に巻き付けている。そして、上記ボックス2の下面のスリットから上記ネット8を導出し、該ネット8の先端部に開閉操作用のボトムバー10を取り付けている。該ボトムバー10は、ネット8をボックス2から引き出したときに、該ネット8を常に緊張状態に保持し、それを建物開口部に張設しうる程度の重量をもたせ、その両端のガイド部8aは上記ガイドレール12に案内させている。
【0016】
上記構成を有する巻取式スクリーン装置においては、駆動手段17の操作により巻取軸4を回転駆動して該巻取軸4に巻き付けたネット8を繰り出し、あるいは巻き取るが、その差異、巻取軸4と共に回転する軸キャップ20に設けたスプリング24にもその回転が伝達される。一方、軸受キャップ14に固定された調整部材26の軸部26Aは、上記巻取軸4が回転してもそれとともに回転することはなく、そのため、上記スプリング24に遊嵌するとともに調整部材26の軸部26Aの溝部26aに嵌入した駒23は、スプリング24の回転に伴って溝部26a内をいずれかの方向に移動し、それがスプリング24の端部の駒止め24aまたは24bに達したときには、その駒23が移動できなくなることから、巻取軸4の回転が阻止される。そのため、上記調整部材26による駒23の初期位置調整により、巻取軸4の回転の限度を設定することができる。
【0017】
すなわち、上記巻取式スクリーン装置は、調整部材26の操作部26bを外部からドライバー等の調整手段30により回転操作することにより(図2参照)、スプリング24に遊嵌した駒23が、該調整部材26における軸部26Aの溝部26aに沿って上記駒止め24a,24bを限度として移動する。したがって、ネット8を任意の開位置(閉位置)に停止させた状態で、上記調整部材26の操作により駒23をスプリング24の開位置側の限度の駒止め24aに移動させれば、上記操作紐18よるネット8の繰り出し時において所望の開位置で該ネット8が停止し、それ以上ネット8が繰り出されることはない。一方、上記調整部材26の操作により駒23をスプリング24の閉位置側の限度の駒止め24bに移動させれば、上記操作紐18によるネット8の巻き取り時において所望の閉位置で該ネット8が停止し、それ以上ネット8が巻き取られることはない。
【0018】
また、上記軸受キャップ14に、駒23側からの回転力により調整部材26が回転するのを防止するための回転防止部材28を設けているので、ネット8の繰り出し又は巻き取りにより上記駒23がスプリング24の端部の駒止め24a又は24bまで移動した状態において、該駒23側から上記調整部材26に巻取軸4の回転力が伝達するのを確実に防止することができ、延いては上記ネット8を設定した開位置又は閉位置で確実に停止させることができる。
【0019】
このように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、ネット8が巻取軸4に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止することができると共に、駆動手段17における操作紐18の操作を任意の位置で停止でき、延いてはネット8の停止位置をユーザーの所望の位置に変更することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止すると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止できるようにすることにより、スクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取式スクリーン装置の実施例の部分破断正面図である。
【図2】同部分側面図である。
【図3】(a)は軸キャップにスプリングを固定した状態の正面図、(b)は同左側面図である。
【図4】(a)は調整部材の正面図、(b)は同左側面図である。
【図5】図1のX−X線における拡大断面図である。
【符号の説明】
2 スクリーンボックス
4 巻取軸
8 ネット
14 軸受キャップ
16 駆動キャップ
17 駆動手段
18 操作紐
20,22 軸キャップ
23 駒
24 スプリング
24a,24b 駒止め
26 調整部材
26a 溝部
28 回転防止部材
32 プーリー
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物開口部に設置する目隠し用スクリーン、遮光用スクリーン、断熱用スクリーン、防虫用のロール網戸等の各種の巻取式のスクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、操作紐を操作してスクリーンの繰り出し又は巻き取りを行う巻取式のスクリーン装置は、例を挙げる間もなく一般に広く知られている。この種のスクリーン装置では、概して、スクリーンの巻取軸に連結されたプーリー部材を操作紐やチェーン等の操作部材の操作によって正逆回転させることにより該巻取軸を回転させ、上記スクリーンの繰り出し又は巻き取りを行うようにしている。
しかしながら、従来のこの種のスクリーン装置においては、通常、上記操作部材によってプーリー部材及び巻取軸が正逆方向に自由に回転させることができるため、スクリーンを全部繰り出した時点で操作部材の操作を停止させることなく、さらに操作部材の操作を行った場合、巻取軸を誤った方向、すなわちスクリーンを逆巻きする方向に巻き取ってしまうことになる。これによって、スクリーンの無理な巻き取りが行われ、スクリーンが破損する虞があるだけでなく、スクリーン装置自体が破損してしまう場合も考えられる。
【0003】
また、スクリーン装置の設置場所や季節等によっては、日光の差し込み具合や風の入り具合等を調節するために、ユーザーにおいてスクリーンの停止位置を適宜調節することが望まれるが、上記従来のスクリーン装置では、スクリーンを所望の位置で停止させるために、操作部材の操作を任意の位置で自動停止させることができず、すなわち、ユーザーが所望の位置にスクリーンを停止させるには、当該スクリーン装置の開閉操作をする度に、上記操作部材を微妙に操作してスクリーンをユーザーの所望する位置に停止させる必要があり、当該スクリーン装置を設置する場所や季節等に応じて、日光の差し込み具合や風の入り具合等の調節を容易に行うことができないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
叙上に鑑みて、本発明の技術的課題は、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止すると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止できるようにすることにより、スクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更できるようにした巻取式スクリーン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、スクリーンを巻き付けた巻取軸をスクリーンボックスの両端に設けた駆動キャップと軸受キャップで回転自在に支持すると共に、上記駆動キャップに巻取軸を正逆回転させる駆動手段を設けることにより、上記スクリーンの繰り出し及び巻き取りをできるようにした巻取式スクリーン装置において、上記スクリーンボックスにおける軸受キャップに、巻取軸の一端に嵌着固定され、その内端にコイル状のスプリングを固定した軸キャップを回転自在に支持させると共に、上記スプリングに嵌挿した調整部材を外部からの操作により回転可能に支持させ、上記調整部材の外面に軸線方向の溝部を設け、上記コイル状のスプリングに沿って移動自在の駒を該溝部に嵌入し、上記スプリングの端部に、スクリーンの開位置又は閉位置の限界を設定するための駒止めを設け、上記駆動手段の操作によるスクリーンの繰り出し又は巻き取り、あるいは上記調整部材の回転操作により、上記駒を調整部材における溝部に沿って上記駒止めを限度として移動可能としたことを特徴とするものである。
【0006】
上記巻取式スクリーン装置においては、軸受キャップに、駒側からの回転力により上記調整部材が回転するのを防止するための回転防止手段を設けるのが適切であり、この場合に、上記回転防止手段は、軸受キャップに着脱可能に嵌着され、その装着により上記調整部材における多角状頭部の周面に衝当する当接面をもった回転防止部材からなり、該当接面により調整部材の回転を阻止するものとして構成することができ、また、上記駒は、コイル状のスプリングに遊嵌したビーズ状部材とすることができる。
更に、駆動キャップにおける上記駆動手段は、スクリーンの繰り出し又は巻き取りのための操作部材を巻き付けたプーリー部材を回転自在に支持することにより構成することができる。
【0007】
上記巻取式スクリーン装置は、調整部材を外部から回転操作することにより、スプリングに遊嵌した駒が該調整部材の溝部に沿って上記駒止めを限度として移動する。したがって、スクリーンを任意の開位置に停止させた状態で、上記調整部材の操作により駒をスプリングの開位置側の限度の駒止めまで移動させれば、上記駆動手段によるスクリーンの繰り出し時において所望の開位置でスクリーンが停止し、それ以上スクリーンが繰り出されることはない。一方、上記スクリーンを任意の閉位置に停止させた状態で、上記調整部材の操作により駒をスプリングの閉位置側の限度の駒止めまで移動させれば、上記駆動手段によるスクリーンの巻き取り時において所望の閉位置でスクリーンが停止し、それ以上スクリーンが巻き取られることはない。
【0008】
また、上記軸受キャップに、駒側からの回転力により調整部材が回転するのを防止するための回転防止手段を設けることにより、スクリーンの繰り出し又は巻き取りにより上記駒がスプリングの端部の駒止めまで移動した場合において、該駒側から調整部材に巻取軸の回転力が伝達するのを確実に防止し、延いては上記スクリーンを設定した開位置又は閉位置で確実に停止させることができる。
【0009】
このように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止することができると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止でき、延いてはスクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するに、図1乃至図5は、本発明の巻取式スクリーン装置を防虫網戸に適用した場合の一実施例を示している。
この防虫網戸は、図1に示すように、建物開口部の上枠部材(図示省略)に沿って取り付けられるスクリーンボックス2と、該ボックス2の内部において回転自在に支持された巻取軸4と、該巻取軸4に巻き付けられて先端が上記ボックス2の下面のスリット6から導出されたスクリーンを構成する防虫ネット8と、該ネット8の先端に取り付けられたボトムバー10と、上記ボックス2の両端部から下方に向けて縦設され、上記ネット8の開閉操作時に該ネット8及びボトムバー10の左右両端部を摺動自在に案内する左右一対のガイドレール12とを備え、後述する駆動キャップ16に設けた駆動手段17を構成する操作紐18を操作して上記巻取軸4を正逆回転させることにより、上記ネット8の繰り出し及び巻き取りをできるようにしている。
【0011】
上記スクリーンボックス2は、図1に示すように、その両端にそれぞれ軸受キャップ14及び駆動キャップ16を取り付けており、該軸受キャップ14及び駆動キャップ16におけるボックス2の内側に向く面に突設された軸支部14a,16aに、上記巻取軸4の両端に嵌着した軸キャップ20,22により該巻取軸4が回転自在に支持されている。また、上記ボックス2の下面には、巻取軸4に巻き付けたネット8を導出するためのスリットが設けられている。
【0012】
上記ボックス2の一端(図1において左端側)に取り付けた軸受キャップ14は、図1及び図2に示すように、巻取軸4の一端(図1において左端側)に嵌着した軸キャップ20を軸支部14aにおいて回転自在に支持しており、上記軸キャップ20の内端には、上記ネット8の開位置又は閉位置の限界を設定するための駒23を移動自在に遊嵌したコイル状のスプリング24を固定している(図3参照)。また、該スプリング24の軸受キャップ14側及び駆動キャップ16側の端部には、該部を巻取軸4の軸線方向に鉤形に折曲した駒止め24a,24bがそれぞれ形成されており、上記駒23がこの駒止め24aに到達すると該駒23の移動が停止するようになっている。そして、後述する調整部材26を、その軸部26Aを上記軸キャップ20及びスプリング24に嵌挿すると共に、頭部26Bを軸受キャップ14から露出させることにより、外部からの操作により回転可能に支持している。上記駒23は、図5に示すようなビーズ状部材として構成するのが好ましい。
【0013】
上記調整部材26は、図2及び図4に明確に示すように、その中央に操作部26bを有する側面視略六角形の頭部26Bと、該頭部26Bの操作部26bとは反対側の面から延びる軸部26Aとを備え、該軸部26Aの外面には軸線方向に溝部26aが形成されている。この調整部材26は、上記ネット8の繰り出し時又は巻き取り時において、あるいは上記頭部26Bの操作部26bをドライバー等の調整手段30により回転操作することにより(図2参照)、上記スプリング24に遊嵌した駒23が、溝部26aに沿って上記駒止め24a,24bを限度として移動できるように構成している(図5参照)。但し、上記溝部26aとの関係で必ずしも駒が駒止めまで移動できるとは限らない。また、駒23の移動の限度を設定するための駒止めを、上記溝部26aの端部に設けることもできる。さらに、上記調整部材26が駒23側からの回転力によって回転するのを防止するための回転防止手段として、該調製部材26の回転を阻止する回転防止部材28を軸受キャップ14に設けている。この回転防止部材28は、上記軸受キャップ14の下面の穴に嵌着して、上記調整部材26の側面視略六角形状をなす頭部26Bの周面の複数辺に衝当させる当接面28aを有し、該面の当接により、上記駒23がスプリング24の端部の駒止め24a又は24bに達した状態において、該駒23側からの回転力により上記調整部材26が回転するのを防止するものである。なお、29は上記回転防止部材28を軸受キャップ14に固定しておく止めねじである。
【0014】
一方、上記ボックス2の右端に取り付けた駆動キャップ16は、上記巻取軸4を正逆回転させるための駆動手段17を備えている。該駆動手段17は、上記ネット8の繰り出し又は巻き取りのための操作部材としての操作紐18を巻き付けたプーリー32を回転自在に支持することにより構成されている。
【0015】
上記巻取軸4には、防虫ネット8の一端を取り付けており、該ネット8をその巻取軸4の周囲に巻き付けている。そして、上記ボックス2の下面のスリットから上記ネット8を導出し、該ネット8の先端部に開閉操作用のボトムバー10を取り付けている。該ボトムバー10は、ネット8をボックス2から引き出したときに、該ネット8を常に緊張状態に保持し、それを建物開口部に張設しうる程度の重量をもたせ、その両端のガイド部8aは上記ガイドレール12に案内させている。
【0016】
上記構成を有する巻取式スクリーン装置においては、駆動手段17の操作により巻取軸4を回転駆動して該巻取軸4に巻き付けたネット8を繰り出し、あるいは巻き取るが、その差異、巻取軸4と共に回転する軸キャップ20に設けたスプリング24にもその回転が伝達される。一方、軸受キャップ14に固定された調整部材26の軸部26Aは、上記巻取軸4が回転してもそれとともに回転することはなく、そのため、上記スプリング24に遊嵌するとともに調整部材26の軸部26Aの溝部26aに嵌入した駒23は、スプリング24の回転に伴って溝部26a内をいずれかの方向に移動し、それがスプリング24の端部の駒止め24aまたは24bに達したときには、その駒23が移動できなくなることから、巻取軸4の回転が阻止される。そのため、上記調整部材26による駒23の初期位置調整により、巻取軸4の回転の限度を設定することができる。
【0017】
すなわち、上記巻取式スクリーン装置は、調整部材26の操作部26bを外部からドライバー等の調整手段30により回転操作することにより(図2参照)、スプリング24に遊嵌した駒23が、該調整部材26における軸部26Aの溝部26aに沿って上記駒止め24a,24bを限度として移動する。したがって、ネット8を任意の開位置(閉位置)に停止させた状態で、上記調整部材26の操作により駒23をスプリング24の開位置側の限度の駒止め24aに移動させれば、上記操作紐18よるネット8の繰り出し時において所望の開位置で該ネット8が停止し、それ以上ネット8が繰り出されることはない。一方、上記調整部材26の操作により駒23をスプリング24の閉位置側の限度の駒止め24bに移動させれば、上記操作紐18によるネット8の巻き取り時において所望の閉位置で該ネット8が停止し、それ以上ネット8が巻き取られることはない。
【0018】
また、上記軸受キャップ14に、駒23側からの回転力により調整部材26が回転するのを防止するための回転防止部材28を設けているので、ネット8の繰り出し又は巻き取りにより上記駒23がスプリング24の端部の駒止め24a又は24bまで移動した状態において、該駒23側から上記調整部材26に巻取軸4の回転力が伝達するのを確実に防止することができ、延いては上記ネット8を設定した開位置又は閉位置で確実に停止させることができる。
【0019】
このように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、ネット8が巻取軸4に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止することができると共に、駆動手段17における操作紐18の操作を任意の位置で停止でき、延いてはネット8の停止位置をユーザーの所望の位置に変更することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の巻取式スクリーン装置によれば、簡易な構造により、スクリーンが巻取軸に誤った方向、すなわち逆巻きに巻き取られるのを防止すると共に、操作部材の操作を任意の位置で停止できるようにすることにより、スクリーンの停止位置をユーザーの所望の位置に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取式スクリーン装置の実施例の部分破断正面図である。
【図2】同部分側面図である。
【図3】(a)は軸キャップにスプリングを固定した状態の正面図、(b)は同左側面図である。
【図4】(a)は調整部材の正面図、(b)は同左側面図である。
【図5】図1のX−X線における拡大断面図である。
【符号の説明】
2 スクリーンボックス
4 巻取軸
8 ネット
14 軸受キャップ
16 駆動キャップ
17 駆動手段
18 操作紐
20,22 軸キャップ
23 駒
24 スプリング
24a,24b 駒止め
26 調整部材
26a 溝部
28 回転防止部材
32 プーリー
Claims (5)
- スクリーンを巻き付けた巻取軸をスクリーンボックスの両端に設けた駆動キャップと軸受キャップで回転自在に支持すると共に、上記駆動キャップに巻取軸を正逆回転させる駆動手段を設けることにより、上記スクリーンの繰り出し及び巻き取りをできるようにした巻取式スクリーン装置において、
上記スクリーンボックスにおける軸受キャップに、巻取軸の一端に嵌着固定され、その内端にコイル状のスプリングを固定した軸キャップを回転自在に支持させると共に、上記スプリングに嵌挿した調整部材を外部からの操作により回転可能に支持させ、
上記調整部材の外面に軸線方向の溝部を設け、上記コイル状のスプリングに沿って移動自在の駒を該溝部に嵌入し、上記スプリングの端部あるいは溝部の端部に、スクリーンの開位置又は閉位置の限界を設定するための駒止めを設け、
上記駆動手段の操作によるスクリーンの繰り出し又は巻き取り、あるいは上記調整部材の回転操作により、上記駒を調整部材における溝部に沿って上記駒止めを限度として移動可能とした、
ことを特徴とする巻取式スクリーン装置。 - 軸受キャップに、駒側からの回転力により上記調整部材が回転するのを防止するための回転防止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の巻取式スクリーン装置。
- 上記回転防止手段が、軸受キャップに着脱可能に嵌着され、その装着により上記調整部材における多角状頭部の周面に衝当する当接面をもった回転防止部材からなり、該当接面により調整部材の回転を阻止するものとしたことを特徴とする請求項2に記載の巻取式スクリーン装置。
- 上記駒が、コイル状のスプリングに遊嵌したビーズ状部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻取式スクリーン装置。
- 駆動キャップにおける上記駆動手段が、スクリーンの繰り出し又は巻き取りのための操作部材を巻き付けたプーリー部材を回転自在に支持することにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の巻取式スクリーン装置。
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