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JP2005022106A - ローラの支持装置 - Google Patents

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JP2005022106A
JP2005022106A JP2003187135A JP2003187135A JP2005022106A JP 2005022106 A JP2005022106 A JP 2005022106A JP 2003187135 A JP2003187135 A JP 2003187135A JP 2003187135 A JP2003187135 A JP 2003187135A JP 2005022106 A JP2005022106 A JP 2005022106A
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Japan
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roller
moving
kneading
support device
lever
Prior art date
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JP2003187135A
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Inventor
Nobuaki Saito
信明 齊藤
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Priority to US10/874,709 priority patent/US7555981B2/en
Priority to EP04014939A priority patent/EP1493567A1/en
Priority to CNB2004100632101A priority patent/CN1315645C/zh
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/30Arrangements for tripping, lifting, adjusting, or removing inking rollers; Supports, bearings, or forks therefor
    • B41F31/304Arrangements for inking roller bearings, forks or supports
    • B41F31/305Eccentric bearings

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

【課題】ローラの着脱の作業性を向上させる。
【解決手段】内フレーム10に回動自在に支持されたローラホルダー11の軸受部12に練りローラ16が回転自在に軸支されている。ローラホルダー11の軸芯G1と練りローラ16の軸芯G2とは間隔d1だけ偏心している。ローラホルダー11はレバー21によって回動させられ、レバー11はロッド23を介して圧縮コイルばね28の弾発力によって付勢されている。レバー11のピン22と第2の小軸14間の長さd2はd1よりも長く形成されている。移動子25を後退させるように摘み30を回動操作すると、圧縮コイルばね28の弾発力が弱まり、練りローラ16が振りローラから離間可能になる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば印刷機のインキ装置や給水装置等に設けられ、互いに対接するローラ間の接触圧を一定に保持するローラの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オフセット印刷機のインキ装置においては、供給されるインキの膜厚を均一にするために、ゴムローラと金属ローラ(鉄ローラまたは表面を銅やその他硬い金属によって形成したローラ)とが、周面を互いに対接させて回転することによりインキを練るようにしている。このように構成していることにより、金属ローラに対接するゴムローラは摩耗等により外径が変化するため、ローラ間の接触圧すなわちニップ圧が変化する。ニップ圧が変化すると、インキの膜厚に変化が起こり、印刷品質に大きく影響するので、従来からインキ装置には、このニップ圧を調整する調整装置が設けられている。
【0003】
従来のローラの支持装置は、練りローラが対接する振りローラに対して遠近方向へ移動自在に支持された支持部材と、この支持部材を振りローラに対する練りローラの押圧方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗して練りローラを振りローラから離間させる方向へ支持部材を移動させる支持部材移動手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−39211号公報(請求項1、図1,2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のローラの支持装置においては、練りローラを振りローラに押圧するために付勢部材の付勢力を増大させる機構を用いずに付勢部材の付勢力をそのまま利用する構造としているため、付勢部材の付勢力を大きくしなければならなかった。しかも、練りローラを振りローラから離間させる方向へ移動させるために、付勢部材の付勢力を蓄積する方向に支持部材移動手段を移動させるため、作業が煩雑で時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ローラの着脱の作業性を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、移動側ローラを移動させることにより固定側ローラに移動側ローラを対接または離間させるローラの支持装置において、移動側ローラを固定側ローラに対接させる方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力を前記移動側ローラに伝達するレバーと、前記付勢部材の付勢を解除する付勢解除手段と、前記移動側ローラを回転自在に支持し前記レバーの移動にしたがって回動するローラホルダーとを備え、前記ローラホルダーに、前記移動側ローラの軸部に係合しローラホルダーの回動にしたがって移動側ローラを固定側ローラに対接させる軸受部を設けたものである。
したがって、付勢手段の付勢力によってレバーが移動することによりローラホルダーが回動し、移動側ローラが固定側ローラに対接する。また、固定側ローラから移動側ローラを離間させるときは付勢解除手段を操作する。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記レバーに前記付勢部材の付勢力が加わる力点と前記ローラホルダーの回動中心との間隔が、ローラホルダーの回動中心と前記移動側ローラの軸芯との間隔よりも長く形成したものである。
したがって、付勢部材の付勢力をレバーのてこ作用で移動側ローラに伝達することができる。
【0009】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記移動側ローラが第3のローラに対接することにより、軸受部の軸芯が移動側ローラの軸芯から偏心するように前記軸受部を形成したものである。
したがって、軸受部の軸芯と移動側ローラの軸芯との偏心によって、固定側ローラに移動側ローラを対接または離間させることができる。
【0010】
また、請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記軸受部をカムによって形成したものである。
したがって、ローラホルダーを回動させることによりカム作用によって、固定側ローラに移動側ローラが対接または離間する。
【0011】
また、請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記軸受部を略U字状に形成し、この軸受部に前記移動側ローラの軸部の取付け、取外し用の開口を設けたものである。
したがって、移動側ローラはローラホルダーから工具無しで取り付け、取り外しができる。
【0012】
また、請求項6に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記移動側ローラが前記固定側ローラに対接することにより、前記移動側ローラが前記軸受部によって前記第3のローラに対接する方向に移動するように案内されるものである。
したがって、移動側ローラが固定側ローラに対接すると、固定側ローラからの反力によって、移動側ローラが軸受によって第3のローラに対接する方向に案内される。
【0013】
また、請求項7に係る発明は、請求項1に係る発明において、フレームの内側に前記移動ローラを支持する内フレームを設け、この内フレームの外側に前記レバー、付勢部材および付勢部材調整手段を設けたものである。
したがって、インキローラから飛散したインキの内フレームの外側への飛散を規制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るローラの支持装置を適用した印刷機のインキ装置の一部を破断して示す展開正面図、図2は図1におけるII部を拡大して示す詳細図、図3は同じく側面図で、同図(a)は振りローラから練りローラを離間させた状態を示し、同図(b)は振りローラに練りローラを対接させた状態を示し、図4は練りローラとローラホルダーの軸受部との関係を説明するための側面図で、同図(a)は振りローラから練りローラを離間させた状態を示し、同図(b)は振りローラに練りローラを対接させた状態を示す。
【0015】
図1において、全体を符号1で示すものは印刷機のインキ装置の一部であって、このインキ装置1には左右一対のフレーム2,2が備えられており、これらフレーム2,2には、軸受3,3を介して固定側ローラとしての振りローラ4が回転自在かつ軸線方向に移動自在に軸支持されている。この振りローラ4の一方の端軸5には、歯幅の大きい歯車6が形成されており、この歯車6には中間歯車7の内歯が噛合し、この中間歯車7の外歯には本機モータの駆動を伝達する駆動側歯車8が噛合し、また、この一方の端軸5の先端部には、駆動用振りレバー9の一端部が係合している。したがって、本機モータの駆動によって振りローラ4が回転するとともに、駆動用振りレバー9を介して軸線方向に往復動する。
【0016】
図1において、10は左右のフレーム2,2の内側に設けられた左右の内フレームであって、フレーム2,2に図示を省略したスタッドを介してフレーム2,2と平行になるように取り付けられている。11,11は略円板状に形成された左右一対のローラホルダーであって、図3に示すように一方の端面に軸受12が一体に突設されている。この軸受12には、後述する練りローラ16のベアリング18を支持するU字状に形成された軸受部12aが設けられ、一部にベアリング18の径よりも僅かに大きな幅の開口12bが設けられている。
【0017】
また、ローラホルダー11の他方の端面の中央部には、図2に示すように、第1の小軸13が一体に突設され、この第1の小軸13には、第1の小軸13よりも径の小さい第2の小軸14が一体に突設されている。第1の小軸13にはベアリング15が装着されており、ローラホルダー11は、このベアリング15を介して軸受12が内フレーム10の内側に位置付けられ、第2の小軸14が内フレーム10の外側に突出するように、内フレーム10に回転自在に支持されている。
【0018】
16は上記した振りローラ4に対接する移動側ローラとしての練りローラであって、軸部としての端軸17,17の先端部にはベアリング18,18が装着されており、これらベアリング18,18を介して上記左右一対のローラホルダー11,11の軸受部12a,12aに回転自在に軸支持されている。19は練りローラ16に対接する第3のローラとしてのインキローラであって、フレーム2,2に回転自在に軸支されている。
【0019】
次に図4を用いてローラホルダー11の軸芯G1とローラホルダー11の軸受12に支持された練りローラ16の軸芯G2との位置関係および練りローラ16を振りローラ4に対接させた状態におけるローラホルダー11の軸受12と練りローラ16のベアリング18との位置関係について説明する。
【0020】
すなわち、同図(a)に示す練りローラ16を交換する状態においては、ローラホルダー11の軸受12の開口12bが、振りローラ4とインキローラ19との互いの軸芯間を結ぶ線lと略直交する矢印A方向を指向している。この状態で、練りローラ16のベアリング18をローラホルダー11の軸受12の軸受部12aに係入して練りローラ16をインキローラ19に対接させると、ローラホルダー11の軸芯G1に対して練りローラ16の軸芯G2が間隔d1だけ偏心した位置に位置付けられる。同時に、練りローラ16のベアリング18と、ローラホルダー11の軸受部12aとの間には、矢印B方向に間隔δの隙間20が形成されるように構成されている。
【0021】
したがって、この状態からローラホルダー11を反時計方向に回動させると、同図(b)に示すように、練りローラ16のベアリング18を支持しているローラホルダー11の軸受12の下方側の一端部である支持部(便宜上格子状のハッチングを付した部位)12cによって、練りローラ16が僅かに斜め上方に移動する。したがって、練りローラ16がインキローラ19に対接した状態を保持したまま振りローラ4に対接する。
【0022】
ローラホルダー11の第2の小軸14には、図2に示すように、レバー21の一端が軸着されており、レバー21の他端にはピン22を介してロッド23の一端が枢着されている。したがって、ロッド23が軸線方向へ移動すると、レバー21の他端も移動し、レバー21の移動にしたがって第2の小軸14が回動するためローラホルダー11も一体的に回動する。
【0023】
24は内フレーム10に植設されたスタッドであって、このスタッド24には内フレーム10に平行なねじ孔24aが螺設されている。25は中心部に貫通孔25aが設けられた略円筒状に形成された移動子であって、外周部にねじ部25bが設けられており、一端にフランジ25cが設けられている。この移動子25は、ねじ部25bがねじ孔24aに螺合することにより、スタッド24に矢印A−B方向へ移動自在に支持されており、フランジ25cがスタッド24に係合することにより、矢印B方向への移動が規制される。この移動子25の貫通孔25aには、上記したロッド23の先端がフランジ25cから突出するようにロッド23が遊挿されており、ロッド23の突出端部に係合用のリング26が嵌着されている。
【0024】
ロッド23の一端側には係止用のリング27が嵌着されており、このリング27と移動子25の端面との間には付勢部材としての圧縮コイルばね28が弾装されている。30は略有底円筒状に形成された摘みであって、この摘み30は移動子25のフランジ25cに止めねじ31によって一体的に被冠されており、この摘み30とフランジ25cとの間には、ロッド23のフランジ25cから突出した突出端部を非接触状態で収納する空間32が形成されている。
【0025】
このような構成において、摘み30を回動操作し移動子25を矢印B方向に移動させ、フランジ25cをスタッド24に当接させると、係止用のリング27と移動子25との間に弾装された圧縮コイルばね28が圧縮されてこの圧縮コイルばね28の弾発力によってロッド23が矢印B方向に移動する。この移動にともない、レバー21がローラホルダー11の第2の小軸14を回動中心として図3(b)に示すように反時計方向に回動するから、第2の小軸14も反時計方向に回動し、ローラホルダー11も反時計方向に回動する。
【0026】
したがって、上述したように、練りローラ16が振りローラ4に対接して互いの周面が圧接する。この状態でロッド23のリング26と移動子25のフランジ25cとの間に、図2に示すように隙間tが形成される。したがって、この圧縮コイルばね28の弾発力によって練りローラ16と振りローラ4との間のニップ圧が所定のニップ圧になるように構成されている。
【0027】
このように、圧縮コイルばね28の弾発力によって練りローラ16と振りローラ4との間に所定のニップ圧を設けるために、圧縮コイルばね28の弾発力を、レバー21を介してローラホルダー11の第2の小軸14に伝達するようにしている。しかも、ローラホルダー11の軸受12の軸心G1と練りローラ16の軸心G2との間隔d1に対して、レバー21のピン22と第2の小軸14間の長さd2を長く形成している。すなわち、レバー21に圧縮コイルばね28の弾発力が加わる力点としてのピン22の中心と、ローラホルダー11の回動中心としての第1の小軸13の中心G1との間隔d2が、ローラホルダー11の回動中心としてのG1と、練りローラ16の軸心G2との間隔d1よりも長く形成されている。したがって、レバー21がてことして作用するため、練りローラ16と振りローラ4との間に所定のニップ圧を得るのに、圧縮コイルばね28の弾発力を大きくする必要がない。
【0028】
次に、このような構成のローラの支持装置における練りローラの着脱の動作を説明する。先ず、練りローラ16を振りローラ4に対接させる着動作を説明する。
【0029】
予め、ローラホルダー11の軸受12の開口12bが、図3(a)に示すように矢印A方向を指向する状態とし、開口12bから練りローラ16のベアリング18,18を左右のローラホルダー11,11の軸受12内に係入させ、練りローラ16をインキローラ19に対接させる。このとき、上述したように、ローラホルダー11の軸芯G1に対して練りローラ16の軸芯G2が間隔d1だけ偏心した位置に位置付けられる。この状態にしてから、摘み30を回動操作し、図2に示すように移動子25を矢印B方向に移動させてフランジ25cをスタッド24に当接させ、圧縮コイルばね28を圧縮させると、この圧縮コイルばね28の弾発力によってロッド23が矢印B方向に移動する。
【0030】
このとき、圧縮コイルばね28の弾発力が小さいから、この弾発力に抗して移動子25を矢印B方向へ移動させるために、摘み30を回動操作する力を小さくすることができるから操作性が向上する。移動子25の矢印B方向の移動にともない、レバー21がローラホルダー11の第2の小軸14を回動中心として、図3(b)および図4(b)に示すように反時計方向に回動するから、第2の小軸14も反時計方向に回動し、ローラホルダー11も反時計方向に回動する。したがって、上述したように、練りローラ16が振りローラ4に対接して互いの周面が所定のニップ圧によって圧接する。
【0031】
このとき、練りローラ16から振りローラ4を圧接する力が反力となって、練りローラ16を図4(b)中下方に押圧する。上述したように、練りローラ16のベアリング18とローラホルダー11の軸受12との間には、インキローラ19方向(矢印D方向)に隙間20が形成されているから、練りローラ16への反力が矢印D方向への分力となる。したがって、練りローラ16は、ベアリング18がローラホルダー11の軸受12の支持部12cに案内されて矢印D方向に移動し、ローラホルダー11の軸心G1と練りローラ16の軸心G2との間隔がd1からd1′(d1>d1′)に変わる。このため、練りローラ16が矢印D方向へ押圧されるから、練りローラ16の周面がインキローラ19の周面に圧接するため、練りローラ16がインキローラ19に所定のニップ圧で対接する。このように、練りローラ16を振りローラ4に所定のニップ圧で対接させると、練りローラ16がインキローラ19に所定のニップ圧で対接するため、ニップ圧の調整作業を容易かつ短時間で行うことができる。
【0032】
次に、練りローラ16を振りローラ4から離間させる脱動作および練りローラ16の交換の動作を説明する。
【0033】
摘み30を回動操作して、図2に示す状態から移動子25を矢印A方向に移動させると、圧縮コイルばね28が伸長して弾発力が小さくなるから、ロッド23の矢印B方向への付勢力が小さくなるため、レバー21がローラホルダー11の第2の小軸14を回動中心として、図3(b)中時計方向へ回動可能になる。このように、スタッド24と、このスタッド24に進退自在に支持された移動子25と、この移動子25を移動させる摘み30とが、圧縮コイルばね28のレバー21への付勢を解除する付勢解除手段35を構成している。さらに、摘み30を回動操作すると、図2において、移動子25のフランジ25cがロッド23のリング26に係合し、ロッド23を矢印A方向へ移動させるため、レバー21が図3(a)に示すように、第2の小軸14を回動中心として時計方向に回動する。
【0034】
したがって、第2の小軸14も時計方向に回動するから、ローラホルダー11も、図4(a)に示すように時計方向に回動するため、練りローラ16の自重によって練りローラ16が僅かに斜め下方に移動するから練りローラ16が振りローラ4から離間して脱状態になる。このように、練りローラ16を振りローラ4から離間させて脱状態にするために、摘み30を回動操作して移動子25を矢印A方向に移動させるのに、圧縮コイルばね28の弾発力を利用することができるから、摘み30の回動操作力を小さくすることができるので操作性が向上する。
【0035】
この状態で、練りローラ16を交換する場合には、ローラホルダー11の軸受12の開口12bが、図4(a)に示すように、矢印A方向を指向しているため、この開口12bから練りローラ16のベアリング18を取り外すことにより古い練りローラ16をローラホルダー11から取り外すことができる。したがって、新しい練りローラ16のベアリング18を開口12bから軸受12に係入させ、上述した練りローラ16の着動作によって、新しい練りローラに交換される。このように、ローラホルダー11の軸受12に開口12bを設けたことにより、練りローラ16を交換するときに工具が不要になるばかりではなく、作業時間が短縮できる。
【0036】
また、フレーム2の内側に内フレーム10,10を設け、これら内フレーム10,10の内側に練りローラ16を設け、内フレーム10の外側にレバー21、ロッド23、圧縮コイルばね28、摘み30等を設けている。したがって、練りローラ16から飛散したインキの内フレーム10の外側への飛散を規制することができるから、これらレバー21、ロッド23、圧縮コイルばね28、摘み30等へのインキの付着を防止できる。このため、これらレバー21、ロッド23、圧縮コイルばね28、摘み30等の動作不良を防止できるから、練りローラ16の着脱動作を確実に行うことができる。
【0037】
図5は本発明の第2の実施の形態におけるローラホルダーの正面図で、同図(a)は振りローラから練りローラが離間しているときのローラホルダーの軸受部と練りローラのベアリングとの関係を示し、同図(b)は振りローラに練りローラが対接しているときのローラホルダーの軸受部と練りローラのベアリングとの関係を示す。
【0038】
この第2の実施の形態におけるローラホルダー11の軸受12は、軸受部12aとローラホルダー11の軸芯G1との間隔が、下方側の一端(E点)から中央側(F点)に向かって漸次短くなるように軸受部12aをカムによって形成した点に特徴を有する。すなわち、G1とF点との間隔R2がG1とE点との間隔R1よりも短く形成されている。
【0039】
このように構成されていることにより、同図(a)に示すように、練りローラ16のベアリング18が軸受部12aのE点で支持されているときは、振りローラ4から練りローラ16が離間している。この状態からローラホルダー11を、同図(b)に示すように反時計方向へ回動させると、ベアリング18は軸受部12aのF点で支持される。G1とF点との間隔R2がG1とE点との間隔R1よりも短く形成されていることにより、ベアリング18が上方に移動するから、練りローラ16が振りローラ4に対接する。
【0040】
なお、本実施の形態においては、ローラホルダー11の軸受12の軸受部12aをU字状に形成したが、練りローラ16のベアリング18を支持する支持部12cだけを形成するようにしてもよい。また、本発明のローラ支持装置を印刷機に適用した例を示したが、コーティング装置にも適用できる。さらに、本発明のローラ支持装置をインキ装置に適用した例を示したが給水装置にも適用できる。また、本実施の形態においては、レバー21に連結したローラホルダー11を回動させることにより、練りローラ16を振りローラ4に対接させるようにしたが、練りローラ16のベアリング18を支持する支持部材にレバー21の一端を連結し、支持部材を移動させることにより、練りローラ16を振りローラ4に対接させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、操作性が向上する。
【0042】
また、請求項5に係る発明によれば、移動側ローラを交換するときに工具が不要になるばかりではなく、作業時間が短縮できる。
【0043】
また、請求項6に係る発明によれば、ニップ圧の調整作業を容易かつ短時間で行うことができる。
【0044】
また、請求項7に係る発明によれば、インキローラからのインキの飛散を防止できるため移動側ローラの着脱動作を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローラの支持装置を適用した印刷機のインキ装置の一部を破断して示す展開正面図である。
【図2】図1におけるII部を拡大して示す詳細図である。
【図3】本発明に係るローラの支持装置を適用した印刷機のインキ装置の側面図で、同図(a)は振りローラから練りローラを離間させた状態を示し、同図(b)は振りローラに練りローラを対接させた状態を示す。
【図4】本発明に係るローラの支持装置における練りローラとローラホルダーの軸受部との関係を説明するための側面図で、同図(a)は振りローラから練りローラを離間させた状態を示し、同図(b)は振りローラに練りローラを対接させた状態を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるローラホルダーの正面図で、同図(a)は振りローラから練りローラが離間しているときのローラホルダーの軸受部と練りローラのベアリングとの関係を示し、同図(b)は振りローラに練りローラが対接しているときのローラホルダーの軸受部と練りローラのベアリングとの関係を示す。
【符号の説明】
1…インキ装置、2…フレーム、4…振りローラ(固定側ローラ)、10…内フレーム、11…ローラホルダー、12…軸受、12a…軸受部、12b…開口、16…練りローラ(移動側ローラ)、18…ベアリング、21…レバー、23…ロッド、25…移動子、28…圧縮コイルばね(付勢部材)、30…摘み、35…付勢解除手段、G1…ローラホルダーの軸芯、G2…練りローラの軸芯。

Claims (7)

  1. 移動側ローラを移動させることにより固定側ローラに移動側ローラを対接または離間させるローラの支持装置において、移動側ローラを固定側ローラに対接させる方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力を前記移動側ローラに伝達するレバーと、前記付勢部材の付勢を解除する付勢解除手段と、前記移動側ローラを回転自在に支持し前記レバーの移動にしたがって回動するローラホルダーとを備え、前記ローラホルダーに、前記移動側ローラの軸部に係合しローラホルダーの回動にしたがって移動側ローラを固定側ローラに対接させる軸受部を設けたことを特徴とするローラの支持装置。
  2. 請求項1記載のローラの支持装置において、前記レバーに前記付勢部材の付勢力が加わる力点と前記ローラホルダーの回動中心との間隔が、ローラホルダーの回動中心と前記移動側ローラの軸芯との間隔よりも長く形成したことを特徴とするローラの支持装置。
  3. 請求項1記載のローラの支持装置において、前記移動側ローラが第3のローラに対接することにより、軸受部の軸芯が移動側ローラの軸芯から偏心するように前記軸受部を形成したことを特徴とするローラの支持装置。
  4. 請求項1記載のローラの支持装置において、前記軸受部をカムによって形成したことを特徴とするローラの支持装置。
  5. 請求項1記載のローラの支持装置において、前記軸受部を略U字状に形成し、この軸受部に前記移動側ローラの軸部の取付け、取外し用の開口を設けたことを特徴とするローラの支持装置。
  6. 請求項3記載のローラの支持装置において、前記移動側ローラが前記固定側ローラに対接することにより、前記移動側ローラが前記軸受部によって前記第3のローラに対接する方向に移動するように案内されることを特徴とするローラの支持装置。
  7. 請求項1記載のローラの支持装置において、フレームの内側に前記移動ローラを支持する内フレームを設け、この内フレームの外側に前記レバー、付勢部材および付勢解除手段を設けたことを特徴とするローラの支持装置。
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