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JP2005020411A - シリコンマイクの作製方法 - Google Patents

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JP2005020411A
JP2005020411A JP2003182976A JP2003182976A JP2005020411A JP 2005020411 A JP2005020411 A JP 2005020411A JP 2003182976 A JP2003182976 A JP 2003182976A JP 2003182976 A JP2003182976 A JP 2003182976A JP 2005020411 A JP2005020411 A JP 2005020411A
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microphone
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JP2003182976A
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Masahide Goto
正英 後藤
Yoshinori Iguchi
義則 井口
Toshifumi Tajima
利文 田島
Hiroshi Takeshi
太司 武子
Takayuki Kai
隆行 甲斐
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Japan Broadcasting Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】シリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずに、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハを容易に分割して個々のシリコンマイクを得ることができるシリコンマイクの作製方法を提供すること。
【解決手段】固定電極板12と振動電極板11とを有する複数のコンデンサ型シリコンマイクをシリコンウェハ上に形成してから各シリコンマイクを個々のシリコンマイクに分割するシリコンマイクの作製方法であって、シリコンウェハのへき開面の法線方向と直交する方向に延在する複数の溝部27を形成する溝部形成工程と、各溝部27に沿ってシリコンウェハをへき開して、シリコンウェハを個々のシリコンマイクに分割するウェハ分割工程と、を含み、溝部27は、シリコンウェハに形成された隣接するシリコンマイクをそれぞれ区切るように形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンマイクの作製方法に関し、詳しくは、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハをダイシングを行わずに容易に個々のシリコンマイクに分割するシリコンマイクの作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリコンを主材料として半導体プロセス技術を用いて製造されるコンデンサ型シリコンマイクが知られている。図11(a)に示すようにシリコンマイク90は、シリコン基板を加工して形成された振動電極板91と、空隙を介して振動電極板91と対向するように設置される固定電極板92と、振動電極板91と固定電極板92とを電気的に絶縁させるための絶縁膜93とを備えている。振動電極板91は、外部装置と電気的に接続するための第1の電極91aと電気的に接続されており、固定電極板92は、外部装置と電気的に接続するための第2の電極92aをその表面に有している。このように構成されたシリコンマイク90において、音波に応じて振動電極板91が振動することで振動電極板91と固定電極板92との間の静電容量が変化し、外部装置により静電容量の変化が検出されることによって、音波が電気信号に変換される(例えば特許文献1参照)。
【0003】
従来のシリコンマイクの作製方法では、上述したようなシリコンマイク90は、シリコンウェハを半導体プロセス技術を用いて、図11(b)に示すように、シリコンマイク90を複数有するようにシリコンウェハ95を加工した後に、シリコンマイク90が多数形成されたシリコンウェハ95をダイシングによってシリコンマイク90を有する個々のチップに分割する。シリコンマイク90が形成されたシリコンウェハ95のダイシングにおいては、切削屑および切削水が振動電極板91と固定電極板92との間に設けられた空隙に入り込まないよう留意しなくてはならない。また、ダイシングは固定電極板92が形成されている面の反対側の面から行われ、ダイシング時に高圧の切削水が吹き付けられるが、高圧の切削水の吹き付けによって振動電極板91が破損されないように留意しなくてはならない。そこで従来、シリコンマイク90が形成されたシリコンウェハ95の分割において、例えば、振動電極板91を樹脂等で保護してからダイシングを行う方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−27595号公報
【特許文献2】
特開平5−95046号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシリコンマイクの作製方法では、振動電極板を保護していた樹脂等を溶解して除去するなど、シリコンマイクの主要部が形成された後に、溶液処理を行わなくてはならないため、溶液処理の後に、シリコンマイクを乾燥させた場合に、振動電極板と固定電極板とが貼り付いてしまい、シリコンマイクが正常に動作しなくなるという問題があった。すなわち、従来のシリコンマイクの作製方法では、シリコンマイクの主要部が形成された後に、ダイシングまたは溶液処理等のシリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずにシリコンウェハを容易に個々のシリコンマイクに分割することができないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、シリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずに、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハを容易に分割して個々のシリコンマイクを得ることができるシリコンマイクの作製方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るシリコンマイクの作製方法は、固定電極板と振動電極板とを有する複数のコンデンサ型シリコンマイクをシリコンウェハ上に形成してから各シリコンマイクを個々のシリコンマイクに分割するシリコンマイクの作製方法であって、シリコンウェハのへき開面の法線方向と直交する方向に延在する複数の溝部を形成する溝部形成工程と、各溝部に沿って前記シリコンウェハをへき開して、前記シリコンウェハを個々のシリコンマイクに分割するウェハ分割工程とを含み、前記溝部は、前記シリコンウェハに形成された隣接するシリコンマイクをそれぞれ区切るように形成されることを特徴としている。
【0008】
この構成により、シリコンウェハに形成された複数のシリコンマイクをそれぞれ区切るように形成された複数の溝部がシリコンウェハのへき開面の法線方向と直交する方向に延在するため、各溝部に沿ってシリコンウェハを容易にへき開でき、シリコンウェハを個々のシリコンマイクに容易に分割することができる。また、シリコンウェハのへき開では、溶液処理を行う必要も無いばかりかシリコンマイクの動作に悪影響を与える切削屑が発生しない。このため、ダイシングを行わずにシリコンウェハを容易に分割することができ、シリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずに、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハを容易に分割して個々のシリコンマイクを得ることができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項1において、アルカリ性の溶液を用いたエッチングによって前記振動電極板を形成する振動電極板形成工程を含み、前記溝部形成工程において前記複数の溝部は、アルカリ性の溶液を用いたエッチングによって形成され、前記溝部形成工程が、前記振動電極板形成工程と同時に行われることを特徴としている。
【0010】
この構成により、請求項1の効果に加えて、溝部がアルカリ性の溶液を用いたエッチングによって形成されるため、簡便な工程で溝部を形成することができ、エッチングによる溝部形成工程が、従来のシリコンマイクの作製プロセスに含まれる振動電極板の形成工程と同時に行われるため、シリコンウェハにシリコンマイクが形成された後に、溝形成工程を改めて実行する必要がない。このため、従来からあるシリコンマイクの作製プロセスの流れを変更することなく、シリコンウェハを分割するための溝部を容易に形成することができる。
【0011】
また、本発明の請求項3に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項2において、前記エッチングが、熱酸化膜よりなるエッチングマスクを用いて行われることを特徴としている。
【0012】
この構成により、請求項2の効果に加えて、アルカリ性の溶液を用いたエッチングは、エッチングマスクとして熱酸化膜が用いられており、熱酸化膜は、長時間のエッチングに対する耐性を有しているため、シリコンマイクおよび溝部を設計通りの形状で形成することができる。
【0013】
また、本発明の請求項4に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項3において、前記溝部形成工程における前記エッチングが、前記溝部の断面形状がV字形状となるように行われることを特徴としている。
【0014】
この構成により、請求項3の効果に加えて、溝部がV字形状となるようにエッチングされるため、溝部を形成する領域のエッチングマスクのマスク幅を調整して、溝部の深さを調節することができる。
【0015】
また、本発明の請求項5に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項4において、前記溝部形成工程における前記エッチングが、前記溝部が形成された領域における前記溝部が形成された後の前記シリコンウェハの厚さが50μm以上となるように行われることを特徴としている。
【0016】
この構成により、請求項4の効果に加えて、溝部をV字形状となるようにエッチングし、溝部が形成された領域における前記溝部が形成された後のシリコンウェハの厚さが50μm以上となるように溝部が形成されるため、溝部が形成された後の処理において、誤ってシリコンウェハが分割されることを防止できる。
【0017】
また、本発明の請求項6に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項1乃至請求項5の何れか1項において、前記ウェハ分割工程における前記シリコンウェハのへき開が、前記シリコンウェハを所定のクッション材の上に、前記シリコンウェハの一方の面が前記クッション材の1つの面と接するように設置し、前記シリコンウェハの他方の面から前記溝部が形成された部分にクサビ状の部材を押さえつけることによって行われることを特徴としている。
【0018】
この構成により、請求項1乃至請求項5の何れか1項の効果に加えて、へき開時の力で固定電極板が破損することを防止できる。
【0019】
また、本発明の請求項7に係るシリコンマイクの作製方法は、請求項6において、前記クッション材が前記シリコンウェハと接する面に、所定の粘着材が塗布されていることを特徴としている。
【0020】
この構成により、請求項6の効果に加えて、へき開時の衝撃でウェハが動いたり、シリコンマイクが飛散することを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態に係るシリコンマイクについて説明する。
図1に示すように、シリコンマイク10は、シリコン基板を加工して形成された振動電極板11と、空隙を介して振動電極板11と対向するように設置される固定電極板12と、振動電極板11と固定電極板12とを電気的に絶縁させるための絶縁膜13とを備えている。また、振動電極板11は、第1の電極11aと電気的に接続されており、固定電極板12は、その表面に第2の電極12aを有している。また、固定電極板12は、アコースティックホール12bを有している。
【0022】
振動電極板11は、大気中を伝搬してきた音波に応じて振動するようになっている。また、振動電極板11および固定電極板12は、それぞれ伝導性の高い半導体によって構成され、空隙を介して互いに対向して設置されているため、コンデンサとして動作するようになっている。なお、上記静電容量は、振動電極板11の振動に応じて変化するようになっている。また、アコースティックホール12bは、振動電極板11の振動のダンピングを制御するようになっている。
【0023】
なお、シリコンマイク10は、第1の電極11aおよび第2の電極12aを介して、振動電極板11および固定電極板12間の静電容量を検出し静電容量の変化に基づいて振動電極板11に到達した音波の音圧を表す電気信号を生成する外部装置と電気的に接続されるようになっている。
【0024】
本発明の実施の形態では、図1に示すようなコンデンサ型シリコンマイク(以下、単に「シリコンマイク」という)が多数形成されたシリコンウェハを、へき開によって個々のシリコンマイクに分割する方法について説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法について、図2図3、図4、図5および図6を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように、振動電極板11を形成するための第1のシリコン基板21上に絶縁膜13を構成する酸化シリコン膜22を、例えば化学気相堆積法によって堆積する(ステップS1)。なお、酸化シリコン膜22の主成分は、粉体酸化シリコンによって構成され、酸化シリコン膜22には、高濃度のホウ素またはリンが添加されている。また、酸化シリコン膜22は、固定電極板12を形成するための第2のシリコン基板23上に堆積されてもよい。
【0026】
次に、図3(b)に示すように、第1のシリコン基板21と第2のシリコン基板23とを酸化シリコン膜22を介して重ね合わせ熱処理を施すことによって、第1のシリコン基板21と第2のシリコン基板23とを接着する(ステップS2)。そして、第2のシリコン基板23を研削および研磨して、第2のシリコン基板23が予め定められた厚さになるように加工する(ステップS3)。
なお、以下の説明において、第1のシリコン基板21と第2のシリコン基板23とが接着されたウェハのことを単にシリコンウェハという。また、シリコンウェハにおいて、第2のシリコン基板23側の表面をシリコンウェハの表面といい、第1のシリコン基板21側の表面をシリコンウェハの裏面という。
ここで、第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23は、所謂シリコン(100)基板よりなり、第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23は、それぞれの結晶面方位が一致するように接着されているものとする。
【0027】
次に、図3(c)に示すように、第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23のそれぞれの表面に熱酸化処理を施して、第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23のそれぞれの表面に第1の熱酸化膜24および第2の熱酸化膜25を形成する(ステップS4)。そして、図4(a)に示すように、フォトリソグラフィおよびフッ化水素酸エッチングによって、第1の熱酸化膜24および第2の熱酸化膜25を加工する(ステップS5)。この工程により、第1の熱酸化膜24は、図4(b)に示すように、振動電極板11が形成される領域、および後述する溝部27が形成される領域の第1のシリコン基板21が露出するように加工され、第2の熱酸化膜25は、図4(c)に示すように、固定電極板12が形成される領域および後述する支持枠部26が形成される領域以外の第2のシリコン基板23が露出するように加工される。
なお、溝部27は、シリコンウェハに形成された複数のシリコンマイク10を区切るようにシリコンウェハの裏面側に形成され、シリコンウェハの(011)方向および(011)方向と直交する方向に平行に延在するように形成されるものである。また、支持枠部26は、溝部27と同様に、シリコンウェハに形成された複数のシリコンマイク10を区切るようにシリコンウェハの表面側に形成され、シリコンウェハの(011)方向および(011)方向と直交する方向に平行に延在するように形成されるものである。
【0028】
次いで、TMAH(アルカリ性の溶液、テトラ メチル アンモニウム ハイドロオキサイド)によるエッチングによって第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23を加工する(ステップS6)。このとき、ステップS5において加工された第1の熱酸化膜24および第2の熱酸化膜25をエッチングマスクとして第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23がエッチングされる。なお、TMAHによる第1のシリコン基板21および第2のシリコン基板23のエッチングは、例えばTMAHの温度が摂氏80度の場合に、エッチングレートが約20μm/hourであり、第1のシリコン基板21の膜厚が300μm以上であることから、15時間以上の時間を要する。また、エッチングに用いるアルカリ性の溶液は、TMAHだけでなく、例えば、水酸化カリウム溶液またはEDP(エチレン ジアミン ピロカテコール)溶液などでもよい。この工程により、図3(d)に示すように、振動電極板11および固定電極板12が形成される。なお、固定電極板12は当然にアコースティックホール12bを有している。また、各シリコンマイク10の間に、溝部27が形成される。また、溝部27の断面形状は、図3(d)に示すように、台形状となっている。
【0029】
次いで、フッ化水素酸によるエッチングによって酸化シリコン膜22を加工する(ステップS7)。このとき、ステップS6において加工された第2のシリコン基板23をエッチングマスクとして、酸化シリコン膜22がエッチングされる。この工程により、図3(e)に示すように、振動電極板11と固定電極板12との間の空隙28が形成される。なお、酸化シリコン膜22がエッチングされると同時に、第1の熱酸化膜24および第2の熱酸化膜25がエッチングされて除去される。また、各シリコンマイク10の間に、支持枠部26が形成される。なお、支持枠部26は、シリコンウェハが分割されることを防止している。
そして、図5(a)および図5(c)に示すように第1の電極11aおよび第2の電極12aとなる金属膜を真空蒸着によって形成する(ステップS8)。なお、シリコンウェハの裏面には、図5(b)に示すように、ステップS6の処理により、シリコンマイク10ごとに振動電極板11が形成され、各シリコンマイク10をそれぞれ区切るように溝部27が形成されている。また、シリコンウェハの表面には、図5(c)に示すように、ステップS7の処理により、各シリコンマイク10をそれぞれ区切るように支持枠部26が形成されている。
【0030】
最後に、図6(a)、図6(b)および図6(c)に示すように、支持枠部26および溝部27に沿うようにシリコンウェハをへき開し、個々のシリコンマイクに分割する(ステップS9)。このとき、支持枠部26および溝部27がシリコンウェハのへき開面の法線方向に直交して延在するように形成されているため、加工者の手によってシリコンウェハを容易にへき開することができる。
【0031】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法は、シリコンウェハに形成された複数のシリコンマイクをそれぞれ区切るように形成された複数の溝部がシリコンウェハのへき開面の法線方向と直交する方向に延在するため、各溝部に沿ってシリコンウェハを容易にへき開でき、シリコンウェハを個々のシリコンマイクに容易に分割することができる。また、シリコンウェハのへき開では、溶液処理を行う必要も無いばかりかシリコンマイクの動作に悪影響を与える切削屑が発生しない。このため、ダイシングを行わずにシリコンウェハを容易に分割することができ、シリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずに、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハを容易に分割して個々のシリコンマイクを得ることができる。
また、溝部がアルカリ性の溶液を用いたエッチングによって形成されるため、容易な工程で溝部を形成することができる。
また、エッチングによる溝部形成工程が、従来のシリコンマイクの作製プロセスに含まれる振動電極板の形成工程と同時に行われるため、シリコンウェハにシリコンマイクが形成された後に、溝形成工程を改めて実行する必要がない。このため、従来からあるシリコンマイクの作製プロセスの流れを変更することなく、シリコンウェハを分割するための溝部を容易に形成することができる。
また、アルカリ性の溶液を用いたエッチングは、エッチングマスクとして熱酸化膜が用いられており、熱酸化膜は、長時間のエッチングに対する耐性を有しているため、シリコンマイクおよび溝部を設計通りの形状で形成することができる。
【0032】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法について、図2図7、図8、図9および図10を参照して説明する。
まず、図7(a)に示すように、振動電極板11を形成するための第1のシリコン基板41上に絶縁膜13を構成する酸化シリコン膜42を、例えば化学気相堆積法によって堆積する(ステップS1)。なお、酸化シリコン膜42の主成分は、粉体酸化シリコンによって構成され、酸化シリコン膜42には、高濃度のホウ素またはリンが添加されている。また、酸化シリコン膜42は、固定電極板12を形成するための第2のシリコン基板43上に堆積されてもよい。
【0033】
次に、図7(b)に示すように、第1のシリコン基板41と第2のシリコン基板43とを酸化シリコン膜42を介して重ね合わせ熱処理を施すことによって、第1のシリコン基板41と第2のシリコン基板43とを接着する(ステップS2)。そして、第2のシリコン基板43を研削および研磨して、第2のシリコン基板43が予め定められた厚さになるように加工する(ステップS3)。
なお、以下の説明において、第1のシリコン基板41と第2のシリコン基板43とが接着されたウェハのことを単にシリコンウェハという。また、シリコンウェハにおいて、第2のシリコン基板43側の表面をシリコンウェハの表面といい、第1のシリコン基板41側の表面をシリコンウェハの裏面という。
ここで、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43は、所謂シリコン(100)基板よりなり、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43は、それぞれの結晶面方位が一致するように接着されているものとする。
【0034】
次に、図7(c)に示すように、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43のそれぞれの表面に熱酸化処理を施して、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43のそれぞれの表面に第1の熱酸化膜44および第2の熱酸化膜45を形成する(ステップS4)。そして、フォトリソグラフィおよびフッ化水素酸エッチングによって、図8(a)に示すように、第1の熱酸化膜44および第2の熱酸化膜45を加工する(ステップS5)。この工程により、第1の熱酸化膜44は、図8(b)に示すように、振動電極板11が形成される領域、および溝部47が形成される領域の第1のシリコン基板41が露出するように加工され、第2の熱酸化膜45は、図8(c)に示すように、固定電極板12が形成される領域以外の第2のシリコン基板43が露出するように加工される。なお、以下の説明において、溝部47が延在する方向に垂直な方向における溝部47が形成される領域の幅のことを単にマスク幅という。
なお、溝部47は、シリコンウェハに形成された複数のシリコンマイク10を区切るようにシリコンウェハの裏面側に形成され、シリコンウェハの(011)方向および(011)方向と直交する方向に平行に延在するように形成されるものである。
【0035】
次いで、TMAHによるエッチングによって第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43を加工する(ステップS6)。このとき、ステップS5において加工された第1の熱酸化膜44および第2の熱酸化膜45をエッチングマスクとして第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43がエッチングされる。なお、TMAHによる第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板43のエッチングは、例えばTMAHの温度が摂氏80度の場合に、エッチングレートが約20μm/hourであり、第1のシリコン基板41の膜厚が300μm以上であることから、15時間以上の時間を要する。また、エッチングに用いるアルカリ性の溶液は、TMAHだけでなく、例えば、水酸化カリウム溶液またはEDP溶液などでもよい。この工程により、図7(d)に示すように、振動電極板11および固定電極板12が形成される。なお、固定電極板12は当然にアコースティックホール12bを有している。また、各シリコンマイク10の間に、溝部47が形成される。また、溝部47の断面形状は、図7(d)に示すように、V字形状となっている。また、溝部47は、溝部47の深さが第1のシリコン基板41の厚さよりも50μm以上小さくなるように形成される。これにより、シリコンウェハが分割されることを防止できる。
【0036】
なお、溝部47の深さは、第2の熱酸化膜45のマスク幅によって決定されるものである。ここでV字形状の溝部47の形成原理について説明する。
シリコン(100)面の基板をTMAHでエッチングした場合には、シリコン(111)面が選択的に発現するようにエッチングが進行する。ここで、シリコン(100)面とシリコン(111)面とがなす角度は、約55度である。このとき、溝部47の深さをD、マスク幅をTとすると、DとTの間には、2×D=T×tan(55°)の関係が成り立つ。したがって、例えば、ステップS6において深さ250μmの溝部47を形成する場合には、ステップS5において、マスク幅が約350μmとなるように第1の熱酸化膜44を加工する。
なお、V字形状の溝部47の形成に必要なエッチング時間は、振動電極板11の形成に必要なエッチング時間よりも短いが、溝部47の形成領域におけるサイドエッチングの進行は、振動電極板11を形成するエッチングと比較して非常に遅いため、V字形状の溝部47が形成された後にシリコンウェハがアルカリ性の溶液内に浸されていたとしても、溝部47のV字形状および溝部47の深さは保たれる。
【0037】
次いで、フッ化水素酸によるエッチングによって酸化シリコン膜42を加工する(ステップS7)。このとき、ステップS6において加工された第2のシリコン基板43をエッチングマスクとして、酸化シリコン膜42がエッチングされる。この工程により、図7(e)に示すように、振動電極板11と固定電極板12との間の空隙48が形成される。なお、酸化シリコン膜42がエッチングされると同時に、第1の熱酸化膜44および第2の熱酸化膜45がエッチングされて除去される。
そして、図9(a)および図9(c)に示すように第1の電極11aおよび第2の電極12aとなる金属膜を真空蒸着によって形成する(ステップS8)。なお、シリコンウェハの裏面には、図9(b)に示すように、ステップS6の処理により、シリコンマイク10ごとに振動電極板11が形成され、各シリコンマイク10をそれぞれ区切るように溝部47が形成されている。
【0038】
最後に、図10(a)、図10(b)および図10(c)に示すように、溝部47に沿うようにシリコンウェハをへき開し、個々のシリコンマイクに分割する(ステップS9)。このとき、溝部47がシリコンウェハのへき開面の法線方向に直交して延在するように形成されているため、加工者の手によってシリコンウェハを容易にへき開することができる。
【0039】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの製造方法は、上述した本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの製造方法に係る効果に加えて、溝部がV字形状となるようにエッチングされるため、溝部を形成する領域のエッチングマスクのマスク幅を調整して、溝部の深さを調節することができる。
さらに、溝部をV字形状となるようにエッチングし、溝部が形成された領域における前記溝部が形成された後のシリコンウェハの厚さが50μm以上となるように溝部が形成されるため、溝部が形成された後の処理において、誤ってシリコンウェハが分割されることを防止できる。
【0040】
なお、本発明の第1および第2の実施の形態においては、シリコンウェハのへき開は加工者の手によって行うものとしたが、シリコンウェハをスポンジのようなクッション材の上に設置し、クッション材と接している面の反対側の面から溝部が形成された部分にくさび状の部材を押し付けることによって、へき開を行うようにしてもよい。これにより、へき開時の力で固定電極板が破損することを防止できる。また、クッション材におけるシリコンウェハと接触する面が粘着材で被覆されていてもよい。これにより、へき開時の衝撃で、ウェハが動いたり、シリコンマイクが飛散することを防止できる。
【0041】
また、本発明のシリコンマイクの作製方法に係る溝部形成工程およびウェハ分割工程は、シリコンマイクのだけでなく、半導体加工技術を用いて半導体ウェハ上に一括して複数形成された半導体装置を個々の半導体装置に分割する工程においても、適用可能である。特に、アルカリ性の溶液を用いたエッチング工程を含む半導体装置の作製方法において、本発明と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、シリコンマイクに悪影響を及ぼすような工程を経ずに、複数のシリコンマイクが形成されたシリコンウェハを容易に分割して個々のシリコンマイクを得ることができるシリコンマイクの作製方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係るコンデンサ型シリコンマイクの側面断面図である。
(b)本発明の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係るコンデンサ型シリコンマイクの裏面側の断面図である。
(c)本発明の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係るコンデンサ型シリコンマイクの表面側の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のシリコンマイクの作製方法の処理の流れを表すフローチャートである。
【図3】(a)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る酸化シリコン膜が堆積された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る酸化シリコン膜を介して第1のシリコン基板と第2のシリコン基板とが接着され、第2のシリコン基板が研削および研磨された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(c)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係るシリコンウェハの両面が熱酸化処理された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(d)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る振動電極板、固定電極板、溝部、および支持枠部が形成された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(e)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る振動電極板と固定電極板との間の空隙が形成され、第1および第2の熱酸化膜が除去された後のシリコンウェハの側面断面図である。
【図4】(a)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る第1および第2の熱酸化膜が加工された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図4(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図4(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図5】(a)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る第1および第2の電極が形成された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図5(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図5(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図6】(a)本発明の第1の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る個々のシリコンマイクに分割された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図6(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図6(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図7】(a)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る酸化シリコン膜が堆積された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る酸化シリコン膜を介して第1のシリコン基板と第2のシリコン基板とが接着され、第2のシリコン基板が研削および研磨された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(c)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係るシリコンウェハの両面が熱酸化処理された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(d)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る振動電極板、固定電極板、および溝部が形成された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(e)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る振動電極板と固定電極板との間の空隙が形成され、第1および第2の熱酸化膜が除去された後のシリコンウェハの側面断面図である。
【図8】(a)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る第1および第2の熱酸化膜が加工された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図8(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図8(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図9】(a)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る第1および第2の電極が形成された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図9(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図9(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図10】(a)本発明の第2の実施の形態のシリコンマイクの作製方法に係る個々のシリコンマイクに分割された後のシリコンウェハの側面断面図である。
(b)図10(a)に示したシリコンウェハの裏面側の平面図である。
(c)図10(a)に示したシリコンウェハの表面側の平面図である。
【図11】
(a)従来のシリコンマイクの作製方法に係るシリコンマイクの側面断面図である。
(b)従来のシリコンマイクの作製方法に係るシリコンマイクが多数形成されたシリコンウェハの側面断面図である。
【符号の説明】
10、90 シリコンマイク
11、91 振動電極板
11a、91a 第1の電極
12、92 固定電極板
12a、92a 第2の電極
12b アコースティックホール
13、93 絶縁膜
21、41 第1のシリコン基板
22、42 酸化シリコン膜
23、43 第2のシリコン基板
24、44 第1の熱酸化膜
25、45 第2の熱酸化膜
26 支持枠部
27、47 溝部
28、48 空隙
95 シリコンウェハ

Claims (7)

  1. 固定電極板と振動電極板とを有する複数のコンデンサ型シリコンマイクをシリコンウェハ上に形成してから各シリコンマイクを個々のシリコンマイクに分割するシリコンマイクの作製方法であって、
    シリコンウェハのへき開面の法線方向と直交する方向に延在する複数の溝部を形成する溝部形成工程と、
    各溝部に沿って前記シリコンウェハをへき開して、前記シリコンウェハを個々のシリコンマイクに分割するウェハ分割工程とを含み、
    前記溝部は、前記シリコンウェハに形成された隣接するシリコンマイクをそれぞれ区切るように形成されることを特徴とするシリコンマイクの作製方法。
  2. アルカリ性の溶液を用いたエッチングによって前記振動電極板を形成する振動電極板形成工程を含み、
    前記溝部形成工程において前記複数の溝部は、アルカリ性の溶液を用いたエッチングによって形成され、
    前記溝部形成工程が、前記振動電極板形成工程と同時に行われることを特徴とする請求項1に記載のシリコンマイクの作製方法。
  3. 前記エッチングは、熱酸化膜よりなるエッチングマスクを用いて行われることを特徴とする請求項2に記載のシリコンマイクの作製方法。
  4. 前記溝部形成工程における前記エッチングは、前記溝部の断面形状がV字形状となるように行われることを特徴とする請求項3に記載のシリコンマイクの作製方法。
  5. 前記溝部形成工程における前記エッチングは、前記溝部が形成された領域における前記溝部が形成された後の前記シリコンウェハの厚さが50μm以上となるように行われることを特徴とする請求項4に記載のシリコンマイクの作製方法。
  6. 前記ウェハ分割工程における前記シリコンウェハのへき開は、前記シリコンウェハを所定のクッション材の上に、前記シリコンウェハの一方の面が前記クッション材の1つの面と接するように設置し、前記シリコンウェハの他方の面から前記溝部が形成された部分にクサビ状の部材を押さえつけることによって行われることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のシリコンマイクの作製方法。
  7. 前記クッション材が前記シリコンウェハと接する面には、所定の粘着材が塗布されていることを特徴とする請求項6に記載のシリコンマイクの作製方法。
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