JP2005007643A - 光量制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置100は、32個のLD及びレーザービームの光量を検出する単一のMPD20を備えたレーザーアレイ12を備えた光走査装置10、レーザー駆動装置D1〜D32、光量制御装置C1〜C32、切替スイッチSW1〜SW32を備えている。切替スイッチは、コントローラ102からのスイッチ切替信号に応じてMPD20を光量制御装置と接続するか接地するかを切り替える。コントローラ102は光量制御期間以外の期間ではMPD20に蓄積された電荷を放出させるべくMPD20を接地させ、光量制御期間中は光量制御が実行されるように光量制御対象のLDに対応した光量制御装置とMPD20とを接続させる。光量制御装置は、MPD20からの検出信号に基づいて光量が目標光量となるように光量制御を行う。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光量制御装置に係り、より詳しくは、複数の発光部から出射された光ビームを被走査面上に走査させる光走査装置等に用いられ、前記光ビームの光量制御を行う光量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式を採用した画像形成装置においては、モノカラーの画像を形成する画像形成装置、フルカラーの画像を形成する画像形成装置共に、画像形成速度の高速化、及び形成画像の高解像度化の要求が高くなってきている。そして、このような高速化及び高解像度化のためには、高速(高周波数)の画像クロック信号と、高速回転するポリゴンミラーと、レーザービームを高速に変調するレーザードライバと、を有する光走査装置が必要である。しかしながら、高い周波数のクロック信号を劣化なく伝送することは技術的にも難しく、伝送ケーブルやレーザードライバ等のデバイスも高価になってしまう。また、ポリゴンミラーを回転させるためのポリゴンモータは、回転速度を高速化させるほど、ポリゴンミラーの風損等の負荷による消費電流の増加に伴う発熱等により寿命が低下したり、発生する騒音が増加する等の問題もあり、回転速度の高速化にも限界がある。
【0003】
そこで、レーザービームを出射する発光点数を増やし、複数本のレーザービームを同時に走査することにより画像を形成する技術が、従来より提案されている。例えば、1チップから2本のレーザービームを出射することが可能な2個のレーザーダイオード(以下、「LD」という。)を備えたレーザ光源を使用することにより、ポリゴンミラーの回転速度を、1本のレーザービームを出射するレーザ光源に比較して1/2(2分の1)にすることができ、これによって感光体ドラム上を走査する速度も低下させることができることから、画像クロック信号の周波数も低下させることが可能となる。
【0004】
ところで、レーザーを用いた電子写真方式の画像形成装置では、レーザービームの光量を安定させて走査させるために、各走査毎にレーザービームの光量制御、すなわちAPC(Auto Power Control)制御を行っている。通常、当該光量制御は、レーザービームの発光光量をモニター・フォト・ダイオード(以下、「MPD」ともいう。)等のセンサ(通常はLDパッケージの内部に配置されており、LDのバックビームを検知するセンサ)でモニターし、モニターした光量に応じた電流値を電圧に変換し、目標とする光量に応じた基準電圧と比較することにより、LDの光量が上記目標とする光量となるようにフィードバック制御することにより行われる。
【0005】
高速、高解像度を求められるモノカラー及びフルカラーの画像形成装置においては、光走査装置内に搭載される光源のレーザービーム数を増加させるとともに、1走査期間内における光量補正を行わなければならない。
【0006】
レーザービーム数を増やせば増やすほど同時に光量制御を行うレーザービーム数も増加するが、一般的に複数の発光点を有するレーザーを備えたLDパッケージでは、1個のLDパッケージにつきMPDは1個であることが多く、必然的に各レーザービームに対する光量制御は、点灯するレーザービームを切換えることにより時系列的に行うことになる。
【0007】
複数のレーザービームについて同時に光量制御を行うためには、LDパッケージ内にMPDを設けずに、若しくはパッケージ内のMPDを使用せずに、レーザーの外部にMPDをレーザー数に応じた数だけ配置することが必要となるが、レーザービーム数が増加すればするほどMPDにかかるコストが高くなり、また、装置が大型化してしまうため現実的ではない。従って、LDパッケージ内にMPDを設けずに、若しくはLDパッケージ内のMPDを使用せずに外部にMPDを配置した場合であっても、単一のMPDを用いて、点灯するレーザービームを切換えることにより時系列的に光量制御を行う必要がある。
【0008】
複数のLDの点灯を切換えて光量制御を行う技術として、特許文献1に記載された技術がある。図18には、特許文献1に記載された光書込装置を示した。図18に示す光書込装置は、複数個(4個)のLDを備えた発光部200及び1個の受光部(MPD)202を1パッケージに納めたLDアレイ204を備え、LDの数に応じて、LD駆動部206及びAPC制御部208で構成されたLD駆動制御回路210〜216、切替スイッチ218〜224が設けられている。LDアレイ204の発光部200から射出された複数のレーザービームは、図示しないコリメートレンズによってコリメートされると共にポリゴンミラー226によって偏向され、fθレンズ228を介して所定方向(副走査方向)に回転する感光体ドラム230上を、感光体ドラム230の軸方向に主走査する。装置を統括制御するGAVD232は、主走査書込領域外に設けられた光検出器234からの同期検知信号(Start of Scan信号:以下SOS信号という)に基づいて、主走査方向の書込開始位置を決定する。
【0009】
各LDのAPC制御を行う場合、GAVD232は、各LDをそれぞれ個別に点灯させてAPC制御を実行するようにDATA信号及びAPC信号を何れかのLD駆動部206及びAPC制御部208に各々出力すると共に、点灯させたLDに対応した切替スイッチのみをオンさせ、受光部202からの出力電流を対応するAPC制御部208にのみ入力させる。
【0010】
このように、単一の受光部202からの出力電流を切換えて光量制御に用いるため、出力電流を電圧に変換してから切換えるよりも切換え速度の点で有利であり、光量制御の高速化という観点から有効である。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−150726公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、以下のような問題点があった。この問題点について、2つのLDについてAPC制御を行う場合について図19を参照して説明する。図19に示すように、画像形成処理中及びSOS信号の検知時は、切替スイッチSW1、SW2(例えば図18の切替スイッチ218、220)はオープン状態であるため、受光部202がどこにも接続されていない状態でレーザービームを受光することになり、受光した積算光量分の電荷(MPD電荷)が受光部202内に蓄積される。そして、切替スイッチSW1がオンされ、1番目のLDのAPC制御が開始されるときには、受光部202内に蓄積された電荷による電流により、図19の点線部で示すように受光部202からの電流(MPD電流)が実際のレーザービームの光量に応じた電流よりも大きな電流となってしまい、APC制御の精度が劣化する。
【0013】
この現象は、レーザービームの数が増加すればするほど顕著に現れる。レーザービームの数が1つなど少ない場合には、受光部202内に蓄積された電荷は、APC制御開始時にAPC制御部208と受光部202とが接続された時にごく短時間で速やかに放出されるため、ライン毎のAPC制御期間であっても電荷放出後のAPC制御時間内に正しい光量に調整が可能である。これに対し、レーザービーム数が多い場合、例えば4本のレーザービームを発光するLDアレイなどでは、画像領域における受光部202への入射光量が4倍になるため、受光部202に蓄積される電荷も4倍となり、決められたAPC制御期間内に電荷を放出することができない。従って、実際の光量に対応する電流よりも多くの電流がAPC制御部208に入力されるため、大きなパワーで発光しているのと同じ状態になり、LDの発光光量を下げるように制御してしまい、光量不足となる場合がある。
【0014】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、光ビームの光量調整の精度を向上させることができる光量制御装置、特に、複数の光ビームを射出する光源を備え、光ビームの数よりも少ない数の受光素子で前記複数の光ビームの光量調整を行う場合でも、各光ビームに対する光量調整の精度を向上させることができる光量制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像データに基づいて変調された光ビームを画像担持体上で走査する走査手段を備えると共に前記画像担持体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより画像を形成する画像形成装置に用いられ、前記光ビームの光量を制御する光量制御装置であって、前記光ビームを出射する発光部を備えた発光手段と、前記発光部から出射された光ビームの光量を検出する光検出手段と、前記光検出手段の検出結果に基づいて前記光ビームの光量が予め定めた所定光量となるように光量制御する光量制御手段と、少なくとも前記光量制御手段による光量制御開始時に、前記光量検出手段に電荷が蓄積されない状態にする電荷蓄積防止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
光量制御装置は、画像データに基づいて変調された光ビームを画像担持体上で走査する走査手段を備えると共に画像担持体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより画像を形成する画像形成装置に用いられる。
【0017】
光量制御装置は、光ビームを出射する発光部を備えた発光手段を備えている。この発光手段には、例えば面発光型のレーザ光源等が用いられる。
【0018】
光検出手段は、発光部から出射された光ビームの光量を検出する。検出された光量は、光電変換されて光量制御手段に出力される。
【0019】
光量制御手段は、光検出手段の検出結果、例えば検出光量に応じた電流値又は電圧値に基づいて、光ビームの光量が予め定めた所定光量となるように光量制御する。
【0020】
この光量制御は、例えば走査手段による一走査期間のうち画像形成期間以外の期間で行われるが、光検出手段がどこにも接続されないオープン状態となった場合、画像形成期間中等に光検出手段で検出した光ビームの光量に応じた電荷が光検出手段に蓄積される場合がある。このような状態で光量制御開始時に光検出手段と光量制御手段とを接続して光量制御を行った場合、実際に発光手段から出射された光ビームの光量よりも大きな光量が検出されることとなり、正確に光量制御を行うことができない場合がある。
【0021】
そこで、電荷蓄積防止手段は、少なくとも光量制御手段による光量制御開始時に、光量検出手段に電荷が蓄積されない状態にする。
【0022】
このように、光量制御開始時に光検出手段に電荷が蓄積されない状態とすることにより、光量制御を正確に行うことができる。
【0023】
具体的には、請求項2に記載したように、前記電荷蓄積防止手段は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるか又は接地させる切替手段と、前記光量制御手段による光量制御期間以外の少なくとも前記光量制御が開始される直前の所定期間は、前記光検出手段を接地させ、前記光量制御期間中は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるように前記切替手段を制御する切替制御手段と、から成る構成とすることができる。
【0024】
この発明によれば、光量制御手段による光量制御期間以外の少なくとも光量制御が開始される直前の所定期間は光検出手段が接地されるので、画像形成期間中等に光検出手段に蓄積されていた電荷が放出される。これにより、光量制御開始時には電荷が蓄積されない状態となっているため、光量制御を正確に行うことができる。
【0025】
なお、光量制御期間以外の期間は常に光検出手段を接地するようにしてもよいし、蓄積された電荷を放出するのに十分な時間であれば、光量制御が開始される直前の期間だけ光検出手段を接地するようにしてもよい。
【0026】
また、請求項3に記載したように、前記電荷蓄積防止手段は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるか又は非接続させる切替手段と、前記光量制御手段による前記光量制御期間以外の少なくとも前記光量制御が開始される直前の所定期間は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させ、前記光量制御期間中は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるように前記切替手段を制御する切替制御手段と、から成る構成としてもよい。
【0027】
この発明によれば、光量制御手段による光量制御期間以外の少なくとも光量制御が開始される直前の所定期間は光検出手段が光量制御手段と接続されるので、画像形成期間中等に光検出手段に蓄積されていた電荷が放出される。これにより、光量制御開始時には電荷が蓄積されない状態となっているため、光量制御を正確に行うことができる。
【0028】
なお、光量制御期間以外の期間は常に光検出手段を光量制御手段と接続するようにしてもよいし、蓄積された電荷を放出するのに十分な時間であれば、光量制御が開始される直前の期間だけ光検出手段を光量制御手段と接続するようにしてもよい。
【0029】
また、請求項4に記載したように、前記電荷蓄積防止手段は、前記光量制御手段による光量制御期間以外の期間は、前記光検出手段へ入射する光ビームを遮断し、前記光量制御期間中は、前記光検出手段へ前記光ビームを入射させる遮断手段である構成としてもよい。
【0030】
この発明によれば、光量制御手段による光量制御期間以外の期間は、光検出手段へ入射する光ビームが遮断されるので、光量制御開始時に光検出手段に電荷が蓄積されていることはなく、光量制御を正確に行うことができる。
【0031】
また、請求項5に記載したように、前記発光手段は、複数の発光部を備えると共に前記光量制御手段を前記発光部に対応して複数備え、前記光量制御手段による光量制御を前記発光部毎に順次行う構成としてもよい。
【0032】
このように、発光手段が複数の発光部を備えると共に光量制御手段を複数備え、各々の光量制御を単一の光検出手段を用いて行う場合、画像形成期間中等に光検出手段に蓄積される電荷が発光部の数に応じて多くなるが、電荷蓄積防止手段によって光量制御開始時に光検出手段に電荷が蓄積されない状態とされるため、各発光部の光量制御を正確に行うことができる。
【0033】
なお、各発光部の光量制御は、一走査期間内で全て行ってもよいし、複数の走査期間に分けて行うようにしてもよい。また、光検出手段を複数備えていても良いが、発光部の数よりも光検出手段の数が少ない場合に、本発明の効果が顕著となる。
【0034】
また、光量制御を順次行う際には、光量制御を行っている光量制御手段のみを光検出手段と接続させ、光量制御を行っていない光量制御手段は光検出手段と非接続となるようにする。これにより、光量制御期間中における光検出手段の検出結果は光量制御を行っている光量制御手段のみに入力されるため、光量制御を正確に行うことができる。
【0035】
上記発明は、例えば請求項6に記載したように、前記発光手段、前記光量制御手段、前記電荷蓄積防止手段、前記画像担持体、及び前記走査手段を各色毎に複数備えた構成の画像形成装置に適用することが可能である。
【0036】
この場合、各色毎に走査手段等が設けられているため、各々独立して各発光手段の光量制御を行えばよい。
【0037】
また、上記発明は、請求項7に記載したように、前記画像担持体を各色毎に複数備えた画像形成装置に適用することが可能である。この場合、単一の走査手段で各色毎の光ビームを各画像担持体上に走査させるため、発光部の数が複数の場合には、各発光部の光量制御が一走査期間内で終了しない場合がある。この場合は、光量制御を各色毎に複数の走査期間に分けて行えばよい。
【0038】
また、請求項8に記載したように、前記発光手段を各色毎に複数備えた画像形成装置に適用することも可能である。
【0039】
この場合も、複数の発光手段に対して単一の走査手段で各色毎の光ビームを各画像担持体上に走査させるため、各発光部の光量制御が一走査期間内で終了しない場合がある。この場合は、例えば光量制御を各色毎に複数の走査期間に分けて行えばよい。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を複数のレーザービームにより感光体ドラムに対して走査露光を行う光走査装置に適用した場合について説明する。
【0041】
(第1実施形態)
図1は、本実施の形態に係る光走査装置10の概略構成を示す平面図である。同図に示すように、この光走査装置10は、回路基板14に取り付けられると共に複数のレーザービームを出射する面発光型のレーザーアレイ12と、当該複数のレーザービームを主走査方向に走査するポリゴンミラー24とを備えている。
【0042】
このようにレーザーアレイ12は複数のレーザービームを発生するが、図1では簡略化のため1本のレーザービームのみを図示している。なお、アレイ化が容易な面発光型のレーザーアレイ12は、数十本のレーザービームを発生することができ、また、レーザービームの配列も1列に限ることなく、2次元的に配列することも可能である。本実施の形態に係るレーザーアレイ12は、図2に示すように2次元的に配置され、LD数は32個であるものとされている。以下では、これらのLDを第1LD〜第32LDといい、これらのLDから射出されるレーザービームを第1レーザービーム〜第32レーザービームという。
【0043】
レーザーアレイ12から出射されたレーザービームは、コリメータレンズ16により略平行光とされる。ハーフミラー18は、レーザービームの一部を分離してMPD20に導く。なお、レーザーアレイ12は、端面発光レーザとは異なり、共振器の後側からレーザービーム(バックビーム)を出射することができない。そこで、光量制御用のモニター信号を得るために、レーザーアレイ12から出射されたレーザービームの一部はハーフミラー18により分離された後、上記のようにMPD20に導かれる。
【0044】
一方、ハーフミラー18を通過したレーザービームは、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ22によってポリゴンミラー24の反射面近傍で主走査方向に長い線状に結像されてポリゴンミラー24に入射される。
【0045】
ポリゴンミラー24は図示しないモータによって回転され、入射されたレーザービームを主走査方向に偏向反射する。そして、ポリゴンミラー24によって偏向反射されたレーザービームは、主走査方向にのみパワーを有するfθレンズ26によって主走査方向において不図示の感光体ドラム上に結像され、かつ当該感光体ドラム上を略等速で移動するように結像される。そして、fθレンズ26を通過したレーザービームは、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルミラー28によって感光体ドラム上で結像され、対応する色の画像信号に応じた静電潜像が感光体ドラム上に形成される。
【0046】
また、光走査装置10は、ポリゴンミラー24の各反射面での走査開始の同期を取る必要があるため、走査開始前のレーザービームを反射するピックアップミラー30と、ピックアップミラー30で反射されたレーザービームを検出する主走査同期センサ(以下、「SOSセンサ」という。)32と、を備えており、SOSセンサ32から出力されたSOS信号によって主走査方向の書き出しタイミングの同期が取られる。
【0047】
次に、図3を参照して、光走査装置10が適用される画像形成装置100の構成を説明する。同図に示すように、この画像形成装置100は、コントローラ102、画像処理装置104、レーザー駆動装置D1〜D32、光量制御装置C1〜C32、切替スイッチSW1〜SW32、及び上述した光走査装置10を含んで構成されている。
【0048】
コントローラ102は、画像形成装置100全体の動作を司るものであり、形成すべき画像を示す画像信号と、画像形成開始前に関係各部をリセットするためのリセット信号等が含まれた各種制御信号とを画像処理装置104に対して出力する役割と、光量制御の対象とするレーザービームの切り換えタイミングを示すスイッチ切替信号を切替スイッチSW1〜SW32に出力する役割と、を有するものである。なお、切替スイッチSW1〜SW32の各々に出力するスイッチ切替信号を第1スイッチ切替信号、第2スイッチ切替信号、…第32スイッチ切替信号とする。
【0049】
また、画像処理装置104は、コントローラ102から入力された画像信号に基づいて各レーザービームのオン/オフ状態を示す第1ビデオ信号〜第32ビデオ信号を生成してレーザー駆動装置D1〜D32に出力する役割と、光走査装置10のSOSセンサ32から出力されたSOS信号に基づいて光量制御の実行の開始を指示するための光量制御開始信号を光量制御装置C1〜C32に出力する役割と、レーザーアレイ12から出射される複数(本実施の形態では32本)のレーザービームが予め定められた目標光量を示すレベルに対応した基準電圧を設定するための光量制御基準電圧信号を光量制御装置C1〜C32に出力し、基準電圧の設定を指示する役割と、を有するものである。なお、光量制御装置C1〜C32の各々に出力する光量制御開始信号を第1光量制御開始信号、第2光量制御開始信号、…第32光量制御開始信号とする。
【0050】
また、レーザー駆動装置D1〜D32は、画像処理装置104から入力されたビデオ信号に基づくレーザー駆動信号(レーザー駆動電流値)をレーザーアレイ12の対応するLDに出力してレーザービームの点灯をオンオフさせることにより、光走査装置10による画像形成を実行する役割と、光量制御時において、光量制御装置C1〜C32から入力された後述する差分信号に基づいて各レーザービームの光量が上記目標光量となるレーザー駆動電流値を設定する役割と、を有するものである。
【0051】
更に、光量制御装置C1〜C32は、光走査装置10のMPD20から入力された後述する光量検知信号に基づいてレーザーアレイ12から出射される各レーザービームの光量を上記目標光量とするための差分信号を生成し、画像処理装置104から入力された光量制御開始信号に応じたタイミングでレーザー駆動装置D1〜D32に出力する。
【0052】
切替スイッチSW1〜SW32は、図3に示すように、1つの入力端Eと3つの出力端F〜Hを備えており、入力端Eは各々MPD20の出力端に接続され、出力端Fは光量制御装置C1〜C32に各々接続され、出力端Gはどこにも接続されないオープン状態であり、出力端Hは接地されている。入力端Eは、コントローラ102から入力されたスイッチ切替信号に応じて、出力端F〜Hの何れかと選択的に接続される。従って、入力端Eが出力端Fと接続されることにより、MPD20の出力端と光量制御装置C1とが接続され、入力端Eが出力端Gと接続されることによりMPD20の出力端はどこにも接続されないオープン状態となり、入力端Eが出力端Hと接続されることによりMPD20の出力端は接地される。
【0053】
本実施形態では、スイッチ切替信号がハイレベルのときに入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20の出力端と光量制御装置とが接続され、スイッチ切替信号がローレベルのときに入力端Eが出力端Hと接続されてMPD20の出力端が接地される。また、光量制御時には、第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号のうち光量制御対象のLDに対応したスイッチ切替信号のみがハイレベルとなり、他のスイッチ切替信号がローレベルとなるように制御される。これにより、光量制御時にはMPD20は1つの光量制御装置と接続される。なお、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号は第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号と略同様であり、光量制御時には、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号のうち、光量制御対象のLDに対応した光量制御開始信号のみがハイレベルとなり、他の光量制御開始信号はローレベルとなるように制御される。
【0054】
図4には、光量制御装置C1の回路構成を示した。なお、光量制御装置C2〜C32も同様の構成である。図4に示すように、光量制御装置C1は、演算増幅器(所謂オペアンプ)及び抵抗器により構成された増幅器106と、演算増幅器により構成された比較器108と、を含んで構成されている。ここで、増幅器106の入力端には切替スイッチSW1の出力端Fが接続され、増幅器106の出力端には比較器108の一方の入力端が接続されている。比較器108の他方の入力端には、画像処理装置104からの指示により設定される光量制御基準電圧信号としての上記基準電圧が印加される。
【0055】
以上のように構成された光量制御装置C1では、光量制御が指示された場合、すなわち第1光量制御開始信号がハイレベルになると共に第1スイッチ切替信号がハイレベルになり、切替スイッチSW1の入力端Eが出力端Fと接続された場合には、レーザーアレイ12の光量制御対象のLDから出射されたレーザービームの光量がMPD20により電流に変換され、これが光量検知信号として増幅器106に入力される。増幅器106では、入力された電流を予め定められたレンジの電圧に変換される。そして、変換された電圧が比較器108により上記基準電圧と比較されることにより、当該基準電圧との差分に応じたレベルとされた差分信号が比較器108からレーザー駆動装置D1に出力される。
【0056】
そして、レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0(零)となるように、すなわち、制御対象とするレーザービームの光量が上記目標光量と合致するように、当該レーザービームの光量が調整される。
【0057】
また、光量制御装置C1には、図4に示される構成の他に、画像処理装置104から入力された光量制御開始信号及びスイッチ切替信号により示される、光量制御の実行を許可する期間で、かつ制御対象とするレーザービームの切り換えタイミングから次回の切り換えタイミングまでの間の期間のみに上記差分信号をレーザー駆動装置D1に出力するように制御する回路も含まれているが、これについては図示を省略する。
【0058】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100のAPC制御の動作について、図5を参照して説明する。
【0059】
本実施の形態に係る光走査装置10では、MPD20がレーザーアレイ12に対して1つしか設けられていないため、各レーザービームの光量調整は同時には行われず、個別に点灯制御されながら行われる。
【0060】
図5に示すように、本実施の形態に係るAPC制御は、1走査期間(同図では‘SOSインターバル’と表記。)内における画像形成が行われる画像領域以外の領域にて行われる(同図では‘APC領域’と表記)。
【0061】
画像形成中は、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号及び第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号は何れもローレベルとなっており、切替スイッチSW1の入力端Eは出力端Hに接続され、接地される。
【0062】
画像形成が終了すると、画像処理装置104によって第1光量制御開始信号がハイレベルにされると共に、これにほぼ同期してコントローラ102によって第1スイッチ切替信号がハイレベルにされる。また、第1光量制御開始信号及び第1スイッチ切替信号がハイレベルになるのとほぼ同期して第1LDがレーザー駆動装置D1によって点灯される。これにより、切替スイッチSW1の入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20と光量制御装置C1とが接続され、第1レーザービームがMPD20によって検出され、その光量が電流に変換されて光量制御装置C1へ入力される。
【0063】
そして、光量制御装置C1によって、検出した光量に対応する電圧と基準電圧との差分に応じた差分信号がレーザー駆動装置D1に出力される。
【0064】
レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0(零)となるように、当該レーザービームの光量が調整される。これにより、第1レーザービームの光量が目標光量と一致するように調整される。
【0065】
なお、光量制御を開始するタイミングは、ポリゴンミラー24からの反射光が直接レーザーアレイ12に戻ることによる悪影響を避けるため、ポリゴンミラー24からの反射光が直接レーザーアレイ12に戻る回転角度を避けたタイミングで行うのがよい。
【0066】
第1LDのAPC制御が終了すると、図5に示すように第1光量制御開始信号及び第1スイッチ切替信号がローレベルにされると共に、第1LDが消灯される。そして、第2光量制御開始信号及び第2スイッチ切替信号がハイレベルにされると共に、第2LDが点灯され、上記と同様に第2LDについてAPC制御を行う。以下同様にして、第32LDまでのAPC制御を順に行う。
【0067】
このように、APC領域において、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号、第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号を選択的にハイレベルにすると共に第1LD〜第32LDを選択的に点灯させてAPC制御を順に行う。このようにMPD20と何れか1つの光量制御装置とMPD20とを接続してAPC制御を行うのは、MPD20と複数の光量制御装置が接続されていると、APC制御時には1つのレーザービームしか点灯していないため、MPD20からの出力電流が複数の光量制御装置に分流され、APC制御対象の光量制御装置では光量が低いと判断してAPC制御を正確に行うことができなくなるためである。
【0068】
上記のようにAPC制御対象のLDに対応した光量制御装置の入力端のみをMPD20に接続させ、他の光量制御装置の入力端を接地させることにより、図5に示すように、画像領域やSOS信号を検出するためのSOSサーチ領域におけるレーザー点灯時のMPD20の出力電流(同図では‘MPD電流’と表記)は全て接地側、すなわち切替スイッチの出力端H側に流れる。このため、MPD20内に電荷が蓄積されることがなく、単一のMPD20で複数のレーザービームの光量を調整する場合でも、正確に光量調整を行うことができる。
【0069】
なお、本実施形態では、切替スイッチSW1〜SW32の入力端Eは、出力端F又は出力端Hの何れかに接続されるため、出力端Gは省略してもよい。
【0070】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0071】
図6には、本実施形態に係る画像形成装置110の概略構成を示した。画像形成装置110が図3の画像形成装置100と異なる点は、切替スイッチSW1〜SW32の構成だけであり、その他の構成は同一であるので説明は省略する。
【0072】
図6に示すように、切替スイッチSW1〜SW32は、スイッチ切替信号に応じて、入力端Eが出力端Fと接続するか、非接続となるかの何れかの状態となる。本実施形態では、スイッチ切替信号がハイレベルの場合に入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20と光量制御装置とが接続され、スイッチ切替信号がローレベルの場合に入力端Eがどこにも接続されないオープン状態となる。
【0073】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置110のAPC制御の動作について、図7を参照して説明する。
【0074】
図7に示すように、画像形成中は、第1スイッチ切替信号のみがハイレベルで、その他のスイッチ切替信号はローレベルになると共に、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号は何れもローレベルとなっている。従って、切替スイッチSW1の入力端Eは出力端Fに接続されてMPD20と光量制御装置C1とは接続された状態となる。その他の切替スイッチSW2〜SW32はオープン状態となる。
【0075】
画像形成が終了すると、画像処理装置104によって第1光量制御開始信号がハイレベルにされると共に、第1LDがレーザー駆動装置D1によって点灯される。これにより、第1レーザービームがMPD20によって検出され、その光量が電流に変換されて光量制御装置C1へ入力される。そして、光量制御装置C1によって、検出した光量に対応する電圧と基準電圧との差分に応じた差分信号がレーザー駆動装置D1に出力される。
【0076】
レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0となるように、当該レーザービームの光量が調整される。これにより、第1レーザービームの光量が目標光量と一致するように調整される。
【0077】
第1LDのAPC制御が終了すると、図7に示すように第1光量制御開始信号及び第1スイッチ切替信号がローレベルにされると共に、第1LDが消灯される。これにより、切替スイッチSW1の入力端Eがどこにも接続されないオープン状態になる。そして、第2光量制御開始信号及び第2スイッチ切替信号がハイレベルにされると共に、第2LDが点灯される。これにより、切替スイッチSW2の入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20と光量制御装置C2とが接続される。そして、上記と同様に第2LDについてAPC制御を行う。以下同様にして、第32LDまでのAPC制御を順に行う。そして、第32LDのAPC制御が終了した後は、第1スイッチ切替信号が再びハイレベルとなり、MPD20と光量制御装置C1とが接続された状態となる。
【0078】
このように、APC領域以外の領域、すなわち画像領域及びSOSサーチ領域では切替スイッチSW1を光量制御装置C1と常に接続しておくため、他の切替スイッチSW2〜SW32がオープン状態であっても、MPD20の出力電流は光量制御装置C1側に全て流れる。このため、図7に示すようにMPD20内に電荷が蓄積されることがなく、単一のMPD20で複数のレーザービームの光量を調整する場合でも、正確に光量調整を行うことができる。なお、光量制御開始信号がハイレベルにならなければAPC制御は開始されないため、光量制御装置にMPD20の出力電流が入力されてもAPC制御が誤動作することはなく、特に問題はない。
【0079】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0080】
図8には、本実施形態に係る画像形成装置120の概略構成を示した。画像形成装置120が図6の画像形成装置110と異なる点は、シャッター機構122、シャッター機構122を制御するシャッターコントロール装置124が設けられている点である。なお、その他の構成は画像形成装置110と同一であるので説明は省略する。なお、図8では、スイッチ切替信号及び切替スイッチSW1〜SW32の内部構成を省略している。
【0081】
図9(A)、(B)に示すように、MPD20の前方には、シャッター機構120が設けられている。シャッター機構122は、ステッピングモーター126及びステッピングモーター126を駆動するドライブ回路128から成るシャッターコントロール装置124によって駆動される。
【0082】
シャッターコントロール装置124は、コントローラ102からのシャッター制御信号に応じてシャッター機構122を開閉駆動する。本実施形態では、シャッターコントロール装置124は、シャッター制御信号がハイレベルの場合にシャッター機構122がオープン状態となるように、すなわちシャッター機構122が図9(A)、(B)の点線で示す位置となるように回転駆動する。これにより、ハーフミラー18によって反射されたレーザービームLがMPD20に入射される。また、シャッターコントロール装置124は、シャッター制御信号がローレベルの場合にシャッター機構122がクローズ状態となるように、すなわちシャッター機構122が図9(A)、(B)の実線で示す位置となるように回転駆動する。これにより、ハーフミラー18によって反射されたレーザービームLがMPD20に入射されるのを防ぐことができる。
【0083】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置120のAPC制御の動作について、図10を参照して説明する。
【0084】
図10に示すように、画像形成中は、第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号及び第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号は何れもローレベルとなっている。また、シャッター制御信号はローレベルとなっている。従って、切替スイッチSW1〜SW32はオープン状態となるが、シャッター機構122はクローズ状態のため、MPD20に対してレーザービームの入射が遮断され、MPD20に電荷は蓄積されない。
【0085】
画像形成が終了すると、コントローラ102によって第1スイッチ切替信号がハイレベルにされると共に画像処理装置104によって第1光量制御開始信号がハイレベルにされ、第1LDがレーザー駆動装置D1によって点灯される。また、これと同期してシャッター制御信号がハイレベルになり、シャッター機構122がオープン状態となる。これにより、第1レーザービームがMPD20によって検出され、その光量が電流に変換されて光量制御装置C1へ入力される。そして、光量制御装置C1によって、検出した光量に対応する電圧と基準電圧との差分に応じた差分信号がレーザー駆動装置D1に出力される。
【0086】
レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0となるように、当該レーザービームの光量が調整される。これにより、第1レーザービームの光量が目標光量と一致するように調整される。
【0087】
第1LDのAPC制御が終了すると、図10に示すように第1光量制御開始信号及び第1スイッチ切替信号がローレベルにされると共に、第1LDが消灯される。そして、第2光量制御開始信号及び第2スイッチ切替信号がハイレベルにされると共に、第2LDが点灯される。これにより、切替スイッチSW2の入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20と光量制御装置C2とが接続される。そして、上記と同様に第2LDについてAPC制御を行う。以下同様にして、第32LDまでのAPC制御を順に行う。そして、第32LDのAPC制御が終了した後は、シャッター制御信号が再びローレベルとなり、MPD20へのレーザービームの入射が遮断される。
【0088】
このように、APC領域以外の領域、すなわち画像領域及びSOSサーチ領域ではシャッター機構122を常にクローズ状態にしておくため、図10に示すように切替スイッチSW1〜SW32がオープン状態であってもMPD20に電荷が蓄積されることがなく、単一のMPD20で複数のレーザービームの光量を調整する場合でも、正確に光量調整を行うことができる。
【0089】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0090】
本実施形態に係る画像形成装置は、図3に示した画像形成装置100と同一であるが、本実施形態では、切替スイッチSW1〜SW32の入力端Eが、出力端F〜Hの何れとも接続された状態となり得る点が異なる。
【0091】
本実施形態では、スイッチ切替信号が第1のハイレベルのときに入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20の出力端と光量制御装置とが接続され、スイッチ切替信号がローレベルのときに入力端Eが出力端Hと接続されてMPD20の出力端が接地され、スイッチ切替信号が第1のハイレベルよりも低くローレベルよりも高い第2のハイレベルの場合に入力端Eが出力端Gと接続されてMPD20の出力端がオープン状態となる。なお、スイッチ切替信号は、上記に限らず、入力端Eが出力端F〜Hの何れかと選択的に接続されるような信号であればよい。
【0092】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置100のAPC制御の動作について、図11を参照して説明する。
【0093】
図11に示すように、画像形成中は、第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号は何れも第2のハイレベルであると共に、第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号は何れもローレベルとなっている。このため、切替スイッチSW1〜SW32の入力端Eは何れも出力端Gと接続され、MPD20の出力端はオープン状態となっている。従って、図11に示すように、MPD20には電荷が蓄積された状態となる。
【0094】
画像形成が終了して所定期間経過後のtaの時点では、第1スイッチ切替信号がローレベルとなり、所定期間経過後のtbの時点では、コントローラ102によって第1スイッチ切替信号が第1のハイレベルにされると共に画像処理装置104によって第1光量制御開始信号がハイレベルにされ、第1LDがレーザー駆動装置D1によって点灯される。このように、一旦第1スイッチ切替信号がローレベルになって切替スイッチSW1の入力端Eが出力端Hと接続されることにより、図11に示すようにMPD20に蓄積された電荷が接地側へ放出される。
【0095】
そして、第1レーザービームがMPD20によって検出され、その光量が電流に変換されて光量制御装置C1へ入力され、光量制御装置C1によって、検出した光量に対応する電圧と基準電圧との差分に応じた差分信号がレーザー駆動装置D1に出力される。
【0096】
レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0となるように、当該レーザービームの光量が調整される。これにより、第1レーザービームの光量が目標光量と一致するように調整される。
【0097】
第1LDのAPC制御が終了すると、図11に示すように第1スイッチ切替信号が第2のハイレベルになると共に第1光量制御開始信号がローレベルになり、かつ第1LDが消灯される。これにより、切替スイッチSW1の入力端Eは再びオープン状態となる。そして、第2光量制御開始信号及び第2スイッチ切替信号が第1のハイレベルにされると共に、第2LDが点灯される。これにより、切替スイッチSW2の入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20の出力端と光量制御装置C2とが接続される。そして、上記と同様に第2LDについてAPC制御を行う。以下同様にして、第32LDまでのAPC制御を順に行う。
【0098】
このように、APC領域以外の領域、すなわち画像領域及びSOSサーチ領域ではMPD20がオープン状態となって電荷が蓄積されるものの、画像形成が終了した後、APC制御が開始される前に、MPD20の出力端を一旦接地することで蓄積された電荷を放出させるため、MPD20に電荷が蓄積された状態でAPC制御が開始されることがなく、単一のMPD20で複数のレーザービームの光量を調整する場合でも、正確に光量調整を行うことができる。
【0099】
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0100】
本実施形態に係る画像形成装置は、図6に示した画像形成装置110と同一であるので、説明は省略する。
【0101】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置110のAPC制御の動作について、図12を参照して説明する。
【0102】
図12に示すように、画像形成中は、第1スイッチ切替信号〜第32スイッチ切替信号及び第1光量制御開始信号〜第32光量制御開始信号は何れもローレベルとなっている。このため、切替スイッチSW1〜SW32の入力端Eはどこにも接続されず、MPD20の出力端はオープン状態となっている。従って、図12に示すように、MPD20には電荷が蓄積された状態となる。
【0103】
画像形成が終了して所定期間経過後のtaの時点で第1スイッチ切替信号がハイレベルとなり、所定期間経過後のtbの時点で画像処理装置104によって第1光量制御開始信号がハイレベルにされ、第1LDがレーザー駆動装置D1によって点灯される。このように、画像形成終了後、APC制御が開始される前のtaの時点から第1スイッチ切替信号をハイレベルにして切替スイッチSW1の入力端Eが出力端Fと接続されるようにすることにより、図12に示すようにMPD20に蓄積された電荷が光量制御装置C1側へ放出される。なお、光量制御開始信号がハイレベルにならなければAPC制御は開始されないため、光量制御装置C1にMPD20の出力電流が入力されてもAPC制御が誤動作することはなく、特に問題はない。
【0104】
そして、第1レーザービームがMPD20によって検出され、その光量が電流に変換されて光量制御装置C1へ入力され、光量制御装置C1によって、検出した光量に対応する電圧と基準電圧との差分に応じた差分信号がレーザー駆動装置D1に出力される。
【0105】
レーザー駆動装置D1では、光量制御装置C1から入力された差分信号のレベルが0となるように、当該レーザービームの光量が調整される。これにより、第1レーザービームの光量が目標光量と一致するように調整される。
【0106】
第1LDのAPC制御が終了すると、図12に示すように第1スイッチ切替信号及び第1光量制御開始信号がローレベルになると共に、第1LDが消灯される。これにより、切替スイッチSW1の入力端Eは再びオープン状態となる。そして、第2光量制御開始信号及び第2スイッチ切替信号が第1のハイレベルにされると共に、第2LDが点灯される。これにより、切替スイッチSW2の入力端Eが出力端Fと接続されてMPD20の出力端と光量制御装置C2とが接続される。そして、上記と同様に第2LDについてAPC制御を行う。以下同様にして、第32LDまでのAPC制御を順に行う。
【0107】
このように、APC領域以外の領域、すなわち画像領域及びSOSサーチ領域ではMPD20がオープン状態となって電荷が蓄積されるものの、画像形成が終了した後、APC制御が開始される前に、MPD20を光量制御装置に接続させるため、MPD20に蓄積された電荷を光量制御装置側に放出させることができる。従って、MPD20に電荷が蓄積された状態でAPC制御が開始されることがなく、単一のMPD20で複数のレーザービームの光量を調整する場合でも、正確に光量調整を行うことができる。
【0108】
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置の他の形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0109】
上記実施形態では、1つの光走査装置によって1色の画像を形成するための画像形成装置について説明したが、本実施形態では、複数色の画像を形成するための多色画像形成装置について説明する。
【0110】
図13には、本発明が適用される多色画像形成装置の概略構成が示されている。図13に示されるように、多色画像形成装置130は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための現像ユニット40Y、40M、40C、40Kとが並んで(図13における右から左へ順に)配設されている。
【0111】
なお、これらの現像ユニット40Y、40M、40C、40Kは同様の構成であるため、ここでは、現像ユニット40Yについてのみ説明し、その他の現像ユニット40M、40C、40Kについては説明を省略する。また、現像ユニット40Y内の部材と同様の現像ユニット40M、40C、40K内の部材については、現像ユニット40Y内の部材に付与した符号の末尾の英字Yを、それぞれの色を表す英字に置き換えた符号を付して説明する。
【0112】
現像ユニット40Yは、イエローの画像データに基づく光ビームを図13矢印A方向に照射する光走査装置10Yと、図13矢印B方向に定速回転する円筒状の感光体ドラム42Y等を含んで構成されている。なお、光走査装置10Yは、図1に示した光走査装置10と同様の構成である。
【0113】
また、図13に示されるように、光走査装置10Yによる光ビームの照射位置(図13矢印A参照)よりも感光体ドラム42Yの回転方向(図13矢印B参照)上流側には、帯電器44Yが配設されており、感光体ドラム42Yを一様に帯電させる。帯電器44Yにより一様に帯電された感光体ドラム42Yは、図13矢印B方向に回転することによって光ビームの副走査がなされ、感光体ドラム42Yに潜像が形成される。
【0114】
また、光走査装置10Yによる光ビームの照射位置よりも感光体ドラム42Yの回転方向下流側には、感光体ドラム42Yの周面に対向して、感光体ドラム42Yにイエローのトナーを供給する現像器46Yが配設されている。現像器46Yから供給されたトナーは、光走査装置10Yによって光ビームが照射された部分に付着されるようになっている。これにより感光体ドラム42Yにイエローのトナー像が形成される。
【0115】
なお、現像ユニット40M、40C、40Kについては、感光体ドラム42M、42C、42Kにそれぞれマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。
【0116】
現像器46Y、46M、46C、46Kの配設位置よりも感光体ドラム42Y、42M、42C、42Kの回転方向下流側(感光体ドラム42Y、42M、42C、42Kの軸芯垂下位置)には、無端ベルト状の中間転写体48が配置されている。
【0117】
この中間転写体48は、複数の搬送ローラ50に張架され、図13矢印D方向に搬送されるようになっている。この搬送により、中間転写体48が感光体ドラム42Y、42M、42C、42Kの順に案内されて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が順番に重ね合わされ、中間転写体48表面に多色トナー像が形成される。
【0118】
すなわち、中間転写体48は各感光体ドラム42Y、42M、42C、42Kで現像されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を1回の通過で全て重ね合わせて転写され、多色のトナー画像を形成される。その後、図示しないトレイから1枚ずつ、図13矢印P方向に搬送されてくる記録用紙52へ転写ローラ53により一括転写され、記録用紙52上に多色画像が形成される。
【0119】
なお、中間転写体48にトナー像を転写後の感光体ドラム42Y、42M、42C、42Kは、図示しない感光体ドラム用クリーナにより表面に残留しているトナーが除去されるようになっている。また、記録用紙52に多色トナー像を転写後の中間転写体48にも、図示しない中間転写体用クリーナが配設されており、中間転写体表面に残留しているトナーが除去されるようになっている。
【0120】
このように、多色画像形成装置130では、複数の色毎に光走査装置を備えるのに伴い、図3に示すような回路を色毎に4系統備えることとなる。このような多色画像形成装置130にも本発明を適用可能であり、光量調整を精度よく行うことができるので画質の良いカラー画像を得ることができる。
【0121】
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、光走査装置の他の形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0122】
上記実施形態では、光走査装置にレーザーアレイが1つのみ備えられている場合の形態について説明したが、本実施形態では、光走査装置に2色で画像を形成するための2つのレーザーアレイが備えられている場合の形態について説明する。
【0123】
図14には、本実施形態に係る光走査装置10Bの構成を示した。なお、図1の光走査装置10と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0124】
図14に示すように、本第2実施形態に係る光走査装置10Bは、回路基板14Bに取り付けられると共に複数のレーザービームを出射する面発光型のレーザーアレイ12Bと、コリメータレンズ16Bと、ビームスプリッタ17と、シリンドリカルミラー28Bと、を更に備えた点が上記第1実施形態に係る光走査装置10と異なっている。なお、レーザーアレイ12Bの構成はレーザーアレイ12と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0125】
レーザーアレイ12Bから出射されたレーザービームは、コリメータレンズ16Bにより略平行光とされ、コリメータレンズ16とハーフミラー18との中間部に配設されたビームスプリッタ17により、レーザーアレイ12から出射されてコリメータレンズ16によって略平行光とされたレーザービームと光路が合わせられる。
【0126】
その後、当該レーザービームは、ハーフミラー18によって一部が分離されてMPD20に導かれる。
【0127】
一方、ハーフミラー18を通過した当該レーザービームは、シリンドリカルレンズ22によってポリゴンミラー24の反射面近傍で主走査方向に長い線状に結像されてポリゴンミラー24に入射される。
【0128】
ポリゴンミラー24は図示しないモータによって回転され、入射された当該レーザービームを主走査方向に偏向反射する。そして、ポリゴンミラー24によって偏向反射された当該レーザービームは、Fθレンズ26によって主走査方向において不図示の第2の感光体ドラム上に結像され、かつ当該第2の感光体ドラム上を略等速で移動するように結像される。そして、Fθレンズ26を通過した当該レーザービームは、シリンドリカルミラー28Bによって第2の感光体ドラム上で結像され、対応する色の画像信号に応じた静電潜像が第2の感光体ドラム上に形成される。
【0129】
本実施の形態に係る光走査装置10Bでは、このように2つのレーザーアレイ12、12Bを用いるものとして構成されているが、SOS信号は、上記第1実施形態に係る光走査装置10と同様に、レーザーアレイ12から出射されたレーザービームに応じてSOSセンサ32から出力されるものを適用し、当該SOS信号によって2色各々の主走査方向の書き出しタイミングの同期が取られる構成となっている。
【0130】
なお、本実施の形態に係る光走査装置10Bが適用される画像形成装置の構成は、上記第1実施形態に係る画像形成装置100(図3参照)の構成と略同一であるので、ここでの詳細な説明は省略するが、レーザーアレイが2つとされたことに伴い、レーザー駆動装置D1〜D32、光量制御装置C1〜C32、切替スイッチSW1〜SW32が各々2系統設けられ、これらに入力される各信号も2系統設けられる点が異なる。
【0131】
このように、単一の光走査装置で複数のレーザーアレイを備えた構成では、レーザービーム数が多くなることにより、1走査期間内で全てのレーザービームについてAPC制御を行うには時間が足りないことがある。このような場合には、レーザーアレイ毎にAPC制御を実行すればよい。すなわち、ある1つの走査期間では、1つのレーザーアレイの全レーザービームのAPC制御を行い、次の走査期間では、他のレーザーアレイの全レーザービームのAPC制御を行う。このように、各走査に対してAPC制御を行うレーザーアレイを割り当てることにより、確実にAPC制御を行うことができる。
【0132】
このように、複数のレーザーアレイを備えた光走査装置を備えた画像形成装置にも本発明を適用可能であり、光量調整を精度よく行うことができるので画質の良いカラー画像を得ることができる。
【0133】
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態では、1つの光走査装置で複数色の画像を形成する形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0134】
図15には、本発明に係る画像形成装置としての画像形成装置140が示されている。画像形成装置140は、3個の搬送ローラ50と、搬送ローラ50に巻き掛けられた無端の中間転写体48と、中間転写体48を挟んで搬送ローラ50と対向配置された転写ローラ53を備えている。
【0135】
中間転写体48の側方には、中間転写体48が回転駆動されたときの中間転写体48の移動方向(図15矢印A方向)に沿って、ブラック(K)の単色画像を形成するための現像ユニット40K、シアン(C)の単色画像を形成するための現像ユニット40C、マゼンダ(M)の単色画像を形成するための現像ユニット40M、イエロー(Y)の単色画像を形成するための現像ユニット40Yが略等間隔で順に配置されている。
【0136】
図15では詳細な図示を省略しているが、個々の現像ユニット40は、中間転写体48の移動方向と直交するように各々配置された感光体ドラム42を備え、各感光体ドラム42の周囲に、感光体ドラム42を帯電させるための帯電器、光走査装置60によって感光体ドラム42上に形成された静電潜像を所定色(K又はC又はM又はY)のトナーによって現像してトナー像を形成させる現像器、感光体ドラム19上に形成されたトナー像を中間転写体48に転写する転写器、感光体ドラム19に残されたトナーを除去する清掃器が順に配置されて構成されている。
【0137】
個々の現像ユニット40の感光体ドラム42に形成された互いに異なる色のトナー像は、中間転写体48のベルト面上で互いに重なり合うように中間転写体48に各々転写される。これにより、中間転写体48上にカラーのトナー像が形成され、形成されたカラーのトナー像は、搬送ローラ50と転写ローラ53との間に送り込まれた記録用紙52に転写される。そして、記録用紙52は図示しない定着装置に送りこまれ、転写されたトナー像が定着される。これにより記録用紙52上にカラー画像(フルカラー画像)が形成される。
【0138】
光走査装置60は、少なくとも4個のLDから成るレーザーアレイ12を備えており、レーザーアレイ12からは、K,C,M,Yの各単色画像を形成するための少なくとも4本の光ビームが各々射出される。レーザーアレイ12から射出された少なくとも4本の光ビームは、レーザーアレイ12のビーム射出側に配置されたコリメータレンズ16によって各々平行光束とされた後に、単一のポリゴンミラー24の同一の反射面に各々入射される。なお、レーザーアレイ12は4個以上のLDを備えていてもよく、この場合各色に複数のLDが割り当てられる。
【0139】
ポリゴンミラー24は正多角柱状で、鏡面加工により側面に複数の反射面が形成されている。ポリゴンミラー24は図示しないモータの駆動力が伝達されることで、高速で回転し、同一の反射面に入射された少なくとも4本の光ビームを主走査方向に沿って各々偏向走査させる。
【0140】
ポリゴンミラー24の光ビーム射出側には主走査方向にのみパワーを有するFθレンズ26が配置されており、ポリゴンミラー24によって偏向・反射された光ビームは、感光体ドラムの外周面上を略等速で移動し、且つ主走査方向の結像位置が感光体ドラムの外周面上に一致するようにfθレンズ26によって屈折される。fθレンズ26の光ビーム射出側には分離ミラー36が配置されており、分離ミラー36に入射された少なくとも4本の光ビームは、分離ミラー36により、対応する現像ユニット40が位置している側へ反射される。
【0141】
現像ユニット40K,40C,40M,40Yの近傍には、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルミラー38が各々配置されている。分離ミラー36から射出された少なくとも4本の光ビームは、副走査方向の結像位置が感光体ドラム42上に一致するようにシリンドリカルミラー38によって各々反射され、対応する現像ユニット40の感光体ドラム42に各々照射される。なお、シリンドリカルミラー38はポリゴンミラー24と感光体ドラム42の外周面を副走査方向において共役にする面倒れ補正機能も有している。
【0142】
また、光走査装置60は、上記実施形態と同様に単一のMPD20を備えており、各レーザーのAPC制御は、MPD20によって検出された光量に応じて行われる。
【0143】
このように、単一の光走査装置で複数のレーザビームを射出するレーザーアレイを備えた構成の場合、レーザービーム数が多くなることにより、1走査期間内で全てのレーザービームについてAPC制御を行うには時間が足りないことがある。この場合、各色に割り当てられたLD毎にAPC制御を実行すればよい。すなわち、ある1つの走査期間では、ある色に割り当てられたLDのAPC制御を行い、次の走査期間では、他の色の割り当てられたLDのAPC制御を行う。このように、各走査に対してAPC制御を行うLDを割り当てることにより、確実にAPC制御を行うことができる。
【0144】
このように、複数の画像形成部と1つの光走査装置を備えた画像形成装置にも本発明を適用可能であり、光量調整を精度よく行うことができるので画質の良いカラー画像を得ることができる。
【0145】
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態では、光走査装置の他の形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0146】
本実施形態では、各色毎の複数のレーザーアレイを備えた単一の光走査装置及び各色毎の複数の画像形成部を備えた場合の形態について説明する。
【0147】
図16には、本発明が適用された画像形成装置150の概略が示されている。この画像形成装置160は、カラー画像信号を構成する各色信号に対応した4つの現像ユニット40(イエロー現像ユニット40Y、マゼンタ現像ユニット40M、シアン現像ユニット40C、ブラック現像ユニット40K)を備え、各現像ユニットは同一の構成とされており、画像担持体としての感光体ドラム42を各々含んでいる。
【0148】
また、画像形成装置150は、上記の各現像ユニットに含まれる感光体ドラム42の表面(以下、ドラム表面と称する。)における所定の露光走査位置64にレーザ光を照射するための光走査装置62を備えている。
【0149】
また、各現像ユニットでは、感光体ドラム42が図示しないモータによって、図16の矢印▲1▼方向に所定角速度で回転するようになっている。これによって、上記光走査装置62から出射されるレーザ光は、ドラム表面を感光体ドラム42の軸方向(主走査方向)に沿って繰り返し走査される(詳細は後述)。
【0150】
各現像ユニットでは、図16の矢印▲1▼で示すドラム回転方向に沿って露光走査位置64のわずか上流側には帯電器44が設けられており、ドラム表面を一様に帯電させるようになっている。これにより、帯電器44によって一様に帯電されたドラム表面に対して、レーザ光の露光走査がなされることにより、画像部分以外の帯電電荷を除去して、画像部分に電荷を残した静電潜像を形成するようになっている。
【0151】
また、図16の矢印▲1▼で示すドラム回転方向に沿って露光走査位置64のわずか下流側には現像器46が設けられている。この現像器46は、静電潜像と逆極性に帯電したトナーが充填されており、ドラム表面に形成された静電潜像に、それぞれの色(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)に着色した帯電微粒子であるトナーを静電的に付着させて可視像(トナー像)を形成するようになっている。
【0152】
また、感光体ドラム42の図16の下方には転写器66が設けられており、この転写器66と感光体ドラム42とによって上記トナー像を転写する中間転写体48が挟持されている。この中間転写体48は、搬送ローラによって、図16の矢印▲2▼方向へ、各現像ユニットY、M、C、Kを順に搬送されるようになっている。また、各現像ユニットにおける転写器66では、電荷を中間転写体48に与え、その静電力によって各色毎のトナー像を中間転写体48に順次転写するようになっている。
【0153】
さらに、各色毎のトナー像が転写された中間転写体48の図16の矢印▲2▼方向下流側には、定着器68が配設されている。この定着器68では、画像を記録する記録用紙52を挟持して図16の矢印▲3▼方向へ搬送しつつ、熱又は圧力を加えることによって中間転写体48に転写されたトナー像を記録用紙52に融着するようになっている。
【0154】
なお、各現像ユニットの感光体ドラム42の回転方向(図16の矢印▲1▼方向)最後端には、転写後感光体ドラム42上に残留するトナー等を除去するためのクリーナ70が設けられている。
【0155】
図17には、図16の矢印A方向からみた上記光走査装置62の概略が示されている。この光走査装置62には、レーザ光を反射するための鏡面加工が施された側面(反射面)を有する正多角柱形状で、かつ図16の矢印▲1▼方向に等速回転するポリゴンミラー24が設けられている。なお、本実施形態では、このポリゴンミラー24の側面の数が12面である場合を例に挙げて説明する。
【0156】
さらに、光走査装置62では、上記のポリゴンミラー24を中心として、平凸レンズ及び平凹レンズで構成されたfθレンズ26、及びレーザ光を屈折反射させて上記感光体ドラム42へ導くためのシリンドリカルミラー38が、図16の上下方向各々に順に配置されている。
【0157】
また、光走査装置62には、カラー画像信号を構成する各色信号に基づいて変調されたレーザ光を出射するLD72Aと、当該LD72Aを駆動するLDドライバ(LDD)72Bとからなる、各色(Y、M、C、K)にそれぞれ対応する4つレーザ光源74Y、74M、74C、74Kが、ポリゴンミラー24に対して図2の左側部に並べて配設されている(以下、4つのレーザ光源74Y、74M、74C、74Kを総称する場合、レーザ光源74という。)。なお、レーザ光源74は、上記実施形態で説明したような複数のレーザービームを射出するレーザーアレイであってもよい。
【0158】
上記のレーザ光源74から出射される各レーザ光の光軸X上にはコリメータレンズ76及びハーフミラー77が各々配置されている。これらコリメータレンズ76はレーザ光源74からのレーザ光を平行光線にすると共に所定のビーム径に集光するものであり、レーザ光は集光された光線として通過するようになっている。ハーフミラー77は、コリメータレンズ76を通過したレーザ光の一部を反射してMPD20へ導く。
【0159】
レーザ光源74から出射された各レーザ光は、コリメータレンズ76及びハーフミラー77を通過して、上記ポリゴンミラー24に入射されるようになっている。また、一部のレーザ光は、ハーフミラー77でMPD20の方向へ反射される。なお、レーザ光源74M、74Cから出射された各レーザ光については、それぞれの光軸X上に配置された反射ミラー78を介してポリゴンミラー24へ入射されるようになっており、これによって、レーザ光源74C、74Kからの各レーザ光は、互いに相対する方向からポリゴンミラー24に入射し、同様に、レーザ光源74M、74Yからの各レーザ光は、互いに相対する方向からポリゴンミラー24に入射することになる。
【0160】
ポリゴンミラー24は、駆動制御IC79によって駆動制御される。駆動制御IC79は、ポリゴンミラー24を回転駆動するための図示しないモータの駆動制御を行うためのものであり、位相同期制御部(Phase Locked Loop;PLL)79A、駆動回路79B、及びアンプ79Cが順に接続されて、集積回路化されている。
【0161】
位相同期制御部79Aには図示しないホール素子がアンプ79Cを介して接続されると共に、前記モータの回転速度の基準となる基準クロック信号(CLK)を出力する図示しない基準クロック信号発生部が接続されている。この位相同期制御部79Aは、前記モータを所定の速度で等速回転させるために、前記モータの回転周波数を示す信号(回転周波数信号)として前記ホール素子から出力されるホール信号の位相と、上記基準クロック信号発生部61からの基準クロック信号の位相とが、所定の位相差で位相ロック状態となるように、上記駆動回路79Bに対して、所定のPLL制御信号を出力するものである。
【0162】
また、駆動回路79Cは、位相同期制御部79Aから入力されるPLL制御信号の信号電圧に比例した励磁電流を、前記モータのステータコイル群へ供給するものである。
【0163】
これにより、前記モータは、基準クロック信号とホール信号とによるPLL制御によって、その回転速度を適切に増速/減速調節されて、精度よく等速回転するように制御される。これによって、ポリゴンミラー24を等速回転させて各反射面へのレーザ光の入射角を連続的に変化させることにより、レーザ光を偏向してシリンドリカルミラー38側に送りつつ、主走査方向に沿って各現像ユニットにおける感光体ドラム42上に照射することができる。
【0164】
ポリゴンミラー24に入射した各レーザ光は、ポリゴンミラー24の反射面で反射偏向され、fθレンズ26を透過して各々対応するシリンドリカルミラー38へ導光されるようになっている。ここでは、レーザ光源74C、74Kから出射されたレーザ光はポリゴンミラー24によって図17の矢印▲2▼方向(CK主走査方向)へ順に偏向走査され、レーザ光源74Y、74Mから出射されたレーザ光はポリゴンミラー24によって図17の矢印▲3▼方向(YM主走査方向)へ順に偏向走査されるようになっており、互いに相反する方向への双方向走査が行われるようになっている。
【0165】
シリンドリカルミラー38へ導光されたレーザ光は、シリンドリカルミラー38で反射され、さらにそれぞれ対応する反射ミラー38Aによって上記各現像ユニットにおけるドラム表面の露光走査位置64に導光されるようになっている。従って、このレーザ光は、上記fθレンズ26の作用によって、ドラム表面を等速度で走査されることになる。なお、レーザ光の各光路はそれぞれ矢印80Y、80M、80C、80Kで示している。
【0166】
また、光走査装置62において、CK主走査方向(図17の矢印▲2▼方向)及びYM主走査方向(図2の矢印▲3▼方向)への偏向走査開始位置の近傍にはそれぞれ、レーザ光による主走査開始(Start Of Scan;SOS)のタイミングの同期をとるためにレーザ光を検出する同期検出器(SOSセンサ)82CK、82YMと、各SOSセンサ82CK、82YMへレーザ光を導くための反射ミラー84CK、84YMとが配設されている。なお、SOSセンサ82CK、82YMにはそれぞれレーザ光を感知するセンサ部が設けられており、レーザ光を感知しないときは高レベルの信号(以下、H信号という。)を出力し、レーザ光を感知したときには低レベルの信号(以下、L信号という。)を出力するようになっている。
【0167】
これにより、レーザ光源74Cからのレーザ光と、レーザ光源74Kからのレーザ光とについてのSOSセンサ82CKまでの光路長差によって、SOSセンサ82CKから出力されるSOS信号(C+K)は、レーザ光源74Cからのレーザ光の検出によるSOS信号(C)とレーザ光源74Kからのレーザ光の検出によるSOS信号(K)とが時系列に合成された信号となる。同様に、レーザ光源74Yからのレーザ光と、レーザ光源74Mからのレーザ光とについてのSOSセンサ82YMまでの光路長差によって、SOSセンサ82YMから出力されるSOS信号(Y+M)は、レーザ光源74Yからのレーザ光の検出によるSOS信号(Y)とレーザ光源74Mからのレーザ光の検出によるSOS信号(M)とが時系列に合成された信号となる。
【0168】
上記の構成のように、複数のレーザ光源に対して単一のMPDでAPC制御を行う場合、1走査期間内で全てのレーザービームについてAPC制御を行うには時間が足りないことがある。各々のレーザ光源として複数のLDを備えたレーザ光源を用いる場合には特に時間が足りなくなってしまう。この場合、レーザ光源毎にAPC制御を実行すればよい。すなわち、ある1つの走査期間では、1つのレーザ光源の全レーザービームのAPC制御を行い、次の走査期間では、他のレーザ光源の全レーザービームのAPC制御を行う。このように、各走査に対してAPC制御を行うレーザ光源を割り当てることにより、確実にAPC制御を行うことができる。
【0169】
このように、複数のレーザ光源を備えた光走査装置を備えた画像形成装置にも本発明を適用可能であり、光量調整を精度よく行うことができるので画質の良いカラー画像を得ることができる。
【0170】
なお、上記実施形態では、単一のMPDにより複数のレーザービームの光量制御を行う場合について説明したが、光量制御を行うレーザービームの数よりも少ない複数のMPDを用いた場合にも本発明を適用可能である。
【0171】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、光ビームの光量調整の精度を向上させることができ、特に、複数の光ビームを射出する光源を備え、光ビームの数よりも少ない数の受光素子で複数の光ビームの光量調整を行う場合でも、各光ビームに対する光量調整の精度を向上させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る光走査装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】第1実施形態に係るレーザーアレイの構成を示す概略図である。
【図3】第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態に係る光量制御装置の一部構成を示す回路図である。
【図5】第1実施形態に係る画像形成装置のAPC制御の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図6】第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態に係る画像形成装置のAPC制御の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図8】第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図9】(A)は第3実施形態に係るシャッター機構の概略構成を示す上面図である。(B)は(A)の側面図である。
【図10】第3実施形態に係る画像形成装置の初期APCの動作の説明に供するタイムチャートである。
【図11】第4実施形態に係る画像形成装置のAPC制御の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図12】第5実施形態に係る画像形成装置のAPC制御の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図13】第6実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図14】第7実施形態に係る光走査装置の概略構成を示す図である。
【図15】第8実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図16】第9実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図17】第9実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図18】従来例に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図19】従来例に係る画像形成装置のAPC制御の動作の説明に供するタイムチャートである。
【符号の説明】
10 光走査装置
12 レーザーアレイ(発光手段)
16 コリメータレンズ(走査手段)
19 感光体ドラム(画像担持体)
20 MPD(光検出手段)
22 シリンドリカルレンズ(走査手段)
24 ポリゴンミラー(走査手段)
26 fθレンズ(走査手段)
100 画像形成装置
102 コントローラ(切替制御手段)
104 画像処理装置
122 シャッター機構(遮断手段)
124 シャッターコントロール装置
C1〜C32 光量制御装置(光量制御手段)
SW1〜SW2 切替スイッチ(切替手段)
Claims (8)
- 画像データに基づいて変調された光ビームを画像担持体上で走査する走査手段を備えると共に前記画像担持体上に形成された画像を記録媒体に転写することにより画像を形成する画像形成装置に用いられ、前記光ビームの光量を制御する光量制御装置であって、
前記光ビームを出射する発光部を備えた発光手段と、
前記発光部から出射された光ビームの光量を検出する光検出手段と、
前記光検出手段の検出結果に基づいて前記光ビームの光量が予め定めた所定光量となるように光量制御する光量制御手段と、
少なくとも前記光量制御手段による光量制御開始時に、前記光量検出手段に電荷が蓄積されない状態にする電荷蓄積防止手段と、
を備えた光量制御装置。 - 前記電荷蓄積防止手段は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるか又は接地させる切替手段と、前記光量制御手段による光量制御期間以外の少なくとも前記光量制御が開始される直前の所定期間は、前記光検出手段を接地させ、前記光量制御期間中は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるように前記切替手段を制御する切替制御手段と、から成ることを特徴とする請求項1記載の光量制御装置。
- 前記電荷蓄積防止手段は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるか又は非接続させる切替手段と、前記光量制御手段による前記光量制御期間以外の少なくとも前記光量制御が開始される直前の所定期間は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させ、前記光量制御期間中は、前記光検出手段を前記光量制御手段と接続させるように前記切替手段を制御する切替制御手段と、から成ることを特徴とする請求項1記載の光量制御装置。
- 前記電荷蓄積防止手段は、前記光量制御手段による光量制御期間以外の期間は、前記光検出手段へ入射する光ビームを遮断し、前記光量制御期間中は、前記光検出手段へ前記光ビームを入射させる遮断手段であることを特徴とする請求項1記載の光量制御装置。
- 前記発光手段は、複数の発光部を備えると共に前記光量制御手段を前記発光部に対応して複数備え、前記光量制御手段による光量制御を前記発光部毎に順次行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光量制御装置。
- 前記発光手段、前記電荷蓄積防止手段、前記画像担持体、及び前記走査手段を各色毎に複数備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光量制御装置。
- 前記画像担持体を各色毎に複数備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光量制御装置。
- 前記発光手段を各色毎に複数備えたことを特徴とする請求項7記載の光量制御装置。
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