JP2004538396A - 固定式軌道 - Google Patents
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Abstract
スラブ(1)と、その上に配置された、軌道使用車両のためのレール(3)の連続する取付部または多数の取付部(4)とを備える、コンクリートからなる、特にプレキャストコンクリートからなる固定式軌道が提案される。本発明による固定式軌道は、スラブ(1)の上に、車両が脱線したときの誘導のために、レール(3)の少なくとも一方の側で少なくとも1つのレール(3)と平行に突起部(5)がプレキャストコンクリートとして配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、スラブと、その上に配置された、軌道使用車両のためのレールの連続する取付部または多数の取付部とを備える、コンクリートからなる、特にプレキャストコンクリートからなる固定式軌道に関する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ特許出願公開第19850617A1号明細書より、固定式軌道のための枕木が公知である。個々の枕木が連続して並べられ、それによって、その上に敷設されるレールのための土台を形成する。個々の枕木はある程度の相互間隔をおきながら、かなり緩やかに隣り合うように位置している。脱線した車両の回転する車輪をできるだけ支障なく安定して走行させることを可能にするために、脱線した車輪を中で転動させる捕捉溝を有する突起状装着物を、レールにコンクリート被覆することが提案されている。個々の突起状装着物は明らかな相互間隔を有しているので、脱線した車輪は突起部から突起部へと転がって進む。そのときに枕木、レール取付部、あるいは突起部が損傷する可能性がある。
【0003】
ドイツ特許出願公開第19931048A1号明細書では、レール使用車両のための軌道が軌道支持スラブの上に配置される。軌道支持スラブの上に、取付ネジによって軌道支持スラブに係止される吸収スラブが設けられる。脱線防止を行おうとする場合には、吸収スラブが、車両の脱線した車輪を誘導するエッジ保護部材を取り付ける役目を同時に果たす。このように吸収スラブは、一方では騒音防止の役目をするとともに、他方では脱線防止部の取付部材としての役目をする。
【0004】
さらに、軌道に沿って脱線防止用レールを配置することが、たとえばドイツ特許出願公開第4438397A1号明細書やドイツ特許出願公開第19941060A1号明細書から公知である。その場合にも、ドイツ特許出願公開第19931048A1号明細書の場合と同じく、鉄製の脱線防止用レールがレールに沿って取り付けられ、そのようにして、車両が脱線した場合に脱線した車輪を捕捉できるようにする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、脱線した車輪を確実に誘導し、その際に固定式軌道のスラブの損傷をできるだけ回避するような脱線防止部を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は請求項1の構成要件を備える固定式軌道によって解決される。
【0007】
固定式軌道はコンクリート、特にプレキャストコンクリートで製作されており、軌道使用車両のためのレールの取付部が上に配置されたスラブを有している。通常、このスラブは長さが約6mであり、レールの取付はそれぞれ約60cmの間隔で行われる。このように、各々のスラブの上に多数のレール取付部が設けられる。本発明によれば、レールと平行してスラブに少なくとも1つの突起部がプレキャストコンクリートとして配置され、この突起部が、車両が脱線したときにスラブとレールと車両を保護する役目を果たす。このプレキャストコンクリートにより、レール車両の脱線した車輪がレールとプレキャストコンクリートの間の中間スペースで捕捉され、車両を次第に停止させることができる。レールと並んで均等に延びる突起部は、基本的に、車両ないし脱線した車輪が唐突に転動を妨げられるような広い間隙を有していない。このように車輪が均等に誘導されることで、固定式軌道や突起部の損傷がほぼ回避される。さらに、レール車両が固定式軌道から逸れたり、そのために状況によっては車両全体が転倒することが防止される。突起部がプレキャストコンクリートとして構成されることにより、突起部は、車両を捕捉するのに十分な強度を得る。そのために必要な10t/mの耐荷重性は、現代の技術によるプレキャストコンクリートで実現可能である。
【0008】
レール取付部は、特に固定式軌道のスラブの隆起部の上で、支持点に配置されるのが好ましい。それによってレールのための所定の取付位置が得られるので、レールを非常に正確にアライメントされた状態で敷設することができる。このときレールと突起部の間の空間の底面は、突起部またはスラブのいずれかのプレキャストコンクリートによって、脱線した車輪のための均等な回転高さがそこに生じるような高さで構成されていてよい。このようにして、レール支持点の後で車輪が急激に降下したり、ひいては次のレール支持点に乗り上げてしまうことが回避される。しかもこのような構成により、突起部ないしプレキャストコンクリートを相応に一体成形することによって、脱線した車輪がレール取付部の上を転がらないように守られる。
【0009】
突起部がスラブに一体化されていると、製造が非常に低コストになるので格別に好ましい。それにより、スラブと脱線防止用の突起部が1回の製造工程で両方とも製作される。以後の組立は必要なく、しかも、頑丈なスラブとの結合が成立するので、脱線防止用の突起部の強度がいっそう向上する。本発明による脱線防止部の構成では、稀なケースでしか突起部や固定式軌道が損傷する恐れがないので、脱線防止部が交換可能な別個の構成部分として製作されていなくてよい。したがって突起部とスラブの一体化された製造が好ましい。
【0010】
突起部が、軌道中央のほうを向いているレールの側に配置されると、格別に好ましい。それにより、軌道中央のほうを向いている脱線車輪が誘導される。これに加えて、当然、別の突起部が軌道外側に設けられていてもよく、それによって両方の脱線車輪が軌道と突起部の間で誘導をうけることになる。
【0011】
突起部が、スラブ長軸に対して横向きに延びる少なくとも1つの切込みを有していると格別に好ましく、発明的である。この切込みは、スラブの上に溜まった雨水や雪解け水を排出する役目をする。
【0012】
切込みがスラブの内部まで達していると、それによって突起部の予定破断個所が得られる。避けられない亀裂をそこで的確に突起部に導入し、突起部の状態に関して管理をすることができる。この種の予定破断個所により、突起部およびスラブの亀裂挙動に対して的確な影響が与えられる。切込みは、脱線した車輪の転動挙動がそれほど妨げられず、それによって突起部が損傷しないように構成される。
【0013】
スラブ自体がさらに別の予定破断個所を有しており、突起部の切込みはこのスラブ予定破断個所の領域に配置されると、格別に好ましい。それにより、スラブへの的確な亀裂導入が行われる。このようにして、管理不能な亀裂形成が高い信頼度で回避される。
【0014】
突起部の構成は、突起部の上縁がレール上縁の上方を延びるように、特に約20mm上方を延びるようになっていると、格別に好ましいことが実証されている。それにより、脱線中に作用する力によってレールから飛び出す可能性がある脱線車輪が、非常に高い信頼度で突起部により捕捉される。このように、脱線車輪をレールと突起部の間の中間スペースで停止まで確実に誘導することができる。
【0015】
レールと突起部の側壁との間で、レール車両の脱線車輪のための十分な間隔を得るために、このスペースが約180mmの幅を有していると好ましい。こうした寸法により、レール車両の通常の車輪を確実に誘導することができ、突起部やレールが破損したり、車輪が再び中間スペースから外に出る恐れがない。当然ながら、レールの上を通る車両が明らかに幅の広い車輪または幅の狭い車輪を有しているときは、好ましい寸法が上記と異なるように寸法決めされていてもよい。いずれの場合にも重要なのは、脱線した車輪を収容するのに十分な幅で中間スペースが寸法決めされることである。
【0016】
突起部が高強度コンクリートで製作されていると、格別に好ましい。それにより、脱線プロセスのときに予想される脱線防止部への力をコンクリート突起部によって受け止めることが可能であり、突起部が破損したり、状況によっては車両が固定式軌道から外へ出る恐れがない。高強度コンクリートにより、突起部は、所要の抵抗力を印加することができる強度を有する。
【0017】
突起部が一体化されている場合、突起部が鉄筋を介して固定式軌道と結合されるのが好ましい。それにより、突起部が損傷時に固定式軌道のスラブから引き抜かれることが防止される。
【0018】
突起部に繊維補強コンクリートが使用されると、このことも、脱線防止部のコンクリートに関して課せられる高い強度を得るための1つの手段となる。
【0019】
脱線防止部に格別に高い強度が必要なときは、上記に加えて、金属形材を突起部へ埋め込むことができる。特にコンクリートに埋め込まれた山形鋼板により、突起部のエッジが防護される。通常の利用ケースについては、突起部だけですでに十分であるが、こうした追加的な方策によって格別に高い脱線防止部が製作される。
【0020】
金属形材を備える突起部を使用する場合、金属形材が、突起部の切込みの領域で中断されていると好ましい。それにより、固定式軌道のスラブの予定破断個所が橋渡しされて無効になってしまわないことが保証される。
【0021】
上記の別案として、金属形材が長手方向へスライド可能なように突起部に取り付けられることが意図されていてもよい。それにより、金属形材の橋渡しのせいで予定個所以外のところで亀裂が行われずに、予定破断個所のところで固定式軌道のスラブに亀裂を入れることが可能である。
【0022】
突起部は、レール取付部が損傷から保護されるように構成されるのが好ましい。したがって、突起部とレールの間の中間スペースの底面が、車輪がレール取付部に接触することなく通り過ぎるような高さに構成されていると好ましい。この種の解決法は、コンクリート製の突起で非常に簡単に具体化することができる。
【0023】
本発明のその他の利点は、以下の実施形態の中で説明されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1には、固定式軌道のスラブ1の断面がレール3の領域で示されている。スラブ1はプレキャストコンクリートでできており、図示している多数の支持点2を表面に支持しており、これらの支持点の上にレール3がレール取付部4で固定されている。この場合、レールの脚部を土台に締め付けるクリップとネジで構成されることが多い従来式のレール取付部4を使用することができる。
【0025】
スラブ1の上に突起部5が配置されている。突起部5はスラブ1に一体化されており、したがってスラブ1とともにただ1つのプレキャストコンクリートをなしている。突起部5は、レール車両が脱線した場合の高い荷重を容易に受け止めることができ、軌道3と突起部5との間の中間スペースで脱線した車両の車輪を誘導できるようにするために、高強度コンクリートまたは繊維補強コンクリートで製作されている。本実施形態の突起部5は軌道中央部に向かって配置されている。軌道の図示しない第2のレールにも、同じくレール中央部に向かって別の突起部5が付属していてよい。それにより、両方の方向に向かう車両の脱線を高い信頼度で制限することができる。ただしこのことは、あらゆるケースで必要なわけではない。
【0026】
突起部5は、レール3の上縁7よりも高い上縁6を有している。それにより、脱線中に状況によっては外に飛び出す車輪が、レール3と突起部5との間の中間スペースで確実に捕捉されることが保証される。高低差としては、約20mmの寸法があれば十分であることが判明している。レール3の頭部と突起部5の内壁との間の中間スペースの幅は、レール車両の通常の車輪については180mmの寸法で設定すれば十分である。このとき車輪は確実に捕捉され、その際に停止させられる。
【0027】
図2は、スラブ1と突起部5をスラブ長手面から見た側面図を示している。この図面に見られるように、突起部5は有利には650mmの規則的な間隔で、切込み10を有している。切込み10はスラブ1の中まで達しており、予定破断部位11に移行している。予定破断部位でスラブ1は、スラブの敷設時やスラブの硬化時に避けられない亀裂を生成することができる。土台の沈下も、予定破断部位で発生してそこで管理することができる相応の亀裂につながる可能性がある。さらに切込みは、スラブの雨水や雪解け水を排出する役目も果たす。スラブの上や、平行に延びる突起部の間に溜まった雨水や雪解け水は、切込みを通ってスラブの外側縁部へ向かって流れ出ることができる。
【0028】
図3には、別案による突起部5の実施形態が示されている。この突起部5は、レール取付部4から次のレール取付部4までレール3の長手方向に延びる高くなった底面12を有している。通常はレール3の上で転動する車輪13は、管理不能な脱線に備えて、レール3と突起部5との間の中間スペースで捕捉されるようになっている。脱線した車輪13’は、突起部5の底面12の上で転動する。レール取付部4の損傷を防ぐために、底面12は、車輪13’がレール取付部4に接触せずにその上で転がることができるように、レール取付部4よりも高く施工されている。
【0029】
突起部5は、本実施形態ではさらに、上側の縁部7に金属形材15を有している。このとき金属形材15は、特に、たとえば車輪13が脱線中に突然突き当たったときに突起部5の上側の縁部の破損を防ぐために、突起部5のエッジ保護の役目をする。それに対して本来の脱線保護部は、突起部5そのものである。
【0030】
図4は、図3の側面図を示している。この図から明らかなように、突起部5の底面12は、車輪13’がレール取付部4に接触することなく、その上で転がることができる高さに配置されている。レール取付部4の損傷、およびこれに伴うレール3の損傷が、それによって高い信頼度で回避される。レール取付部4はそれぞれ底面12の窪みに配置されており、したがって脱線車輪13’と接触することがない。車輪13’は、底面12の第1の部分面から底面12の第2の部分面へと転がり、取付装置4と接触するところまで降下しないからである。
【0031】
本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。突起部5やレール取付部、ならびにレール支持点のその他の構成もいつでも可能である。たとえば突起部5は、他方のスラブ側にある、図示しない平行に延びる第2の突起部まで連続するように構成されていてもよい。それにより、救助車両のために利用することができるプラットフォームができる。さらに、平行に延びる別の突起部を各々のレール3の外側で利用することもできる。それにより追加的な脱線防止が保証される。突起部5の断面形状は、当然ながら、ここに図示している形状と異なるように施工されていてもよい。さらに、突起部5がスラブ1の上にネジ止めされていてもよく、この場合には一体的な形態よりも安定性の劣る施工形態となる。
【0032】
レールの取付に関しては、スラブに配置された多数の取付部位での取付に代えて、スラブへのレールの連続的な取付を行うこともできる。この場合、取付形材がレールをスラブないしこれに設けられた対向面にクランプ固定する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】スラブを示す断面図である。
【図2】スラブの側面図である。
【図3】別案の実施形態を示す断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【0001】
本発明は、スラブと、その上に配置された、軌道使用車両のためのレールの連続する取付部または多数の取付部とを備える、コンクリートからなる、特にプレキャストコンクリートからなる固定式軌道に関する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ特許出願公開第19850617A1号明細書より、固定式軌道のための枕木が公知である。個々の枕木が連続して並べられ、それによって、その上に敷設されるレールのための土台を形成する。個々の枕木はある程度の相互間隔をおきながら、かなり緩やかに隣り合うように位置している。脱線した車両の回転する車輪をできるだけ支障なく安定して走行させることを可能にするために、脱線した車輪を中で転動させる捕捉溝を有する突起状装着物を、レールにコンクリート被覆することが提案されている。個々の突起状装着物は明らかな相互間隔を有しているので、脱線した車輪は突起部から突起部へと転がって進む。そのときに枕木、レール取付部、あるいは突起部が損傷する可能性がある。
【0003】
ドイツ特許出願公開第19931048A1号明細書では、レール使用車両のための軌道が軌道支持スラブの上に配置される。軌道支持スラブの上に、取付ネジによって軌道支持スラブに係止される吸収スラブが設けられる。脱線防止を行おうとする場合には、吸収スラブが、車両の脱線した車輪を誘導するエッジ保護部材を取り付ける役目を同時に果たす。このように吸収スラブは、一方では騒音防止の役目をするとともに、他方では脱線防止部の取付部材としての役目をする。
【0004】
さらに、軌道に沿って脱線防止用レールを配置することが、たとえばドイツ特許出願公開第4438397A1号明細書やドイツ特許出願公開第19941060A1号明細書から公知である。その場合にも、ドイツ特許出願公開第19931048A1号明細書の場合と同じく、鉄製の脱線防止用レールがレールに沿って取り付けられ、そのようにして、車両が脱線した場合に脱線した車輪を捕捉できるようにする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、脱線した車輪を確実に誘導し、その際に固定式軌道のスラブの損傷をできるだけ回避するような脱線防止部を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は請求項1の構成要件を備える固定式軌道によって解決される。
【0007】
固定式軌道はコンクリート、特にプレキャストコンクリートで製作されており、軌道使用車両のためのレールの取付部が上に配置されたスラブを有している。通常、このスラブは長さが約6mであり、レールの取付はそれぞれ約60cmの間隔で行われる。このように、各々のスラブの上に多数のレール取付部が設けられる。本発明によれば、レールと平行してスラブに少なくとも1つの突起部がプレキャストコンクリートとして配置され、この突起部が、車両が脱線したときにスラブとレールと車両を保護する役目を果たす。このプレキャストコンクリートにより、レール車両の脱線した車輪がレールとプレキャストコンクリートの間の中間スペースで捕捉され、車両を次第に停止させることができる。レールと並んで均等に延びる突起部は、基本的に、車両ないし脱線した車輪が唐突に転動を妨げられるような広い間隙を有していない。このように車輪が均等に誘導されることで、固定式軌道や突起部の損傷がほぼ回避される。さらに、レール車両が固定式軌道から逸れたり、そのために状況によっては車両全体が転倒することが防止される。突起部がプレキャストコンクリートとして構成されることにより、突起部は、車両を捕捉するのに十分な強度を得る。そのために必要な10t/mの耐荷重性は、現代の技術によるプレキャストコンクリートで実現可能である。
【0008】
レール取付部は、特に固定式軌道のスラブの隆起部の上で、支持点に配置されるのが好ましい。それによってレールのための所定の取付位置が得られるので、レールを非常に正確にアライメントされた状態で敷設することができる。このときレールと突起部の間の空間の底面は、突起部またはスラブのいずれかのプレキャストコンクリートによって、脱線した車輪のための均等な回転高さがそこに生じるような高さで構成されていてよい。このようにして、レール支持点の後で車輪が急激に降下したり、ひいては次のレール支持点に乗り上げてしまうことが回避される。しかもこのような構成により、突起部ないしプレキャストコンクリートを相応に一体成形することによって、脱線した車輪がレール取付部の上を転がらないように守られる。
【0009】
突起部がスラブに一体化されていると、製造が非常に低コストになるので格別に好ましい。それにより、スラブと脱線防止用の突起部が1回の製造工程で両方とも製作される。以後の組立は必要なく、しかも、頑丈なスラブとの結合が成立するので、脱線防止用の突起部の強度がいっそう向上する。本発明による脱線防止部の構成では、稀なケースでしか突起部や固定式軌道が損傷する恐れがないので、脱線防止部が交換可能な別個の構成部分として製作されていなくてよい。したがって突起部とスラブの一体化された製造が好ましい。
【0010】
突起部が、軌道中央のほうを向いているレールの側に配置されると、格別に好ましい。それにより、軌道中央のほうを向いている脱線車輪が誘導される。これに加えて、当然、別の突起部が軌道外側に設けられていてもよく、それによって両方の脱線車輪が軌道と突起部の間で誘導をうけることになる。
【0011】
突起部が、スラブ長軸に対して横向きに延びる少なくとも1つの切込みを有していると格別に好ましく、発明的である。この切込みは、スラブの上に溜まった雨水や雪解け水を排出する役目をする。
【0012】
切込みがスラブの内部まで達していると、それによって突起部の予定破断個所が得られる。避けられない亀裂をそこで的確に突起部に導入し、突起部の状態に関して管理をすることができる。この種の予定破断個所により、突起部およびスラブの亀裂挙動に対して的確な影響が与えられる。切込みは、脱線した車輪の転動挙動がそれほど妨げられず、それによって突起部が損傷しないように構成される。
【0013】
スラブ自体がさらに別の予定破断個所を有しており、突起部の切込みはこのスラブ予定破断個所の領域に配置されると、格別に好ましい。それにより、スラブへの的確な亀裂導入が行われる。このようにして、管理不能な亀裂形成が高い信頼度で回避される。
【0014】
突起部の構成は、突起部の上縁がレール上縁の上方を延びるように、特に約20mm上方を延びるようになっていると、格別に好ましいことが実証されている。それにより、脱線中に作用する力によってレールから飛び出す可能性がある脱線車輪が、非常に高い信頼度で突起部により捕捉される。このように、脱線車輪をレールと突起部の間の中間スペースで停止まで確実に誘導することができる。
【0015】
レールと突起部の側壁との間で、レール車両の脱線車輪のための十分な間隔を得るために、このスペースが約180mmの幅を有していると好ましい。こうした寸法により、レール車両の通常の車輪を確実に誘導することができ、突起部やレールが破損したり、車輪が再び中間スペースから外に出る恐れがない。当然ながら、レールの上を通る車両が明らかに幅の広い車輪または幅の狭い車輪を有しているときは、好ましい寸法が上記と異なるように寸法決めされていてもよい。いずれの場合にも重要なのは、脱線した車輪を収容するのに十分な幅で中間スペースが寸法決めされることである。
【0016】
突起部が高強度コンクリートで製作されていると、格別に好ましい。それにより、脱線プロセスのときに予想される脱線防止部への力をコンクリート突起部によって受け止めることが可能であり、突起部が破損したり、状況によっては車両が固定式軌道から外へ出る恐れがない。高強度コンクリートにより、突起部は、所要の抵抗力を印加することができる強度を有する。
【0017】
突起部が一体化されている場合、突起部が鉄筋を介して固定式軌道と結合されるのが好ましい。それにより、突起部が損傷時に固定式軌道のスラブから引き抜かれることが防止される。
【0018】
突起部に繊維補強コンクリートが使用されると、このことも、脱線防止部のコンクリートに関して課せられる高い強度を得るための1つの手段となる。
【0019】
脱線防止部に格別に高い強度が必要なときは、上記に加えて、金属形材を突起部へ埋め込むことができる。特にコンクリートに埋め込まれた山形鋼板により、突起部のエッジが防護される。通常の利用ケースについては、突起部だけですでに十分であるが、こうした追加的な方策によって格別に高い脱線防止部が製作される。
【0020】
金属形材を備える突起部を使用する場合、金属形材が、突起部の切込みの領域で中断されていると好ましい。それにより、固定式軌道のスラブの予定破断個所が橋渡しされて無効になってしまわないことが保証される。
【0021】
上記の別案として、金属形材が長手方向へスライド可能なように突起部に取り付けられることが意図されていてもよい。それにより、金属形材の橋渡しのせいで予定個所以外のところで亀裂が行われずに、予定破断個所のところで固定式軌道のスラブに亀裂を入れることが可能である。
【0022】
突起部は、レール取付部が損傷から保護されるように構成されるのが好ましい。したがって、突起部とレールの間の中間スペースの底面が、車輪がレール取付部に接触することなく通り過ぎるような高さに構成されていると好ましい。この種の解決法は、コンクリート製の突起で非常に簡単に具体化することができる。
【0023】
本発明のその他の利点は、以下の実施形態の中で説明されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1には、固定式軌道のスラブ1の断面がレール3の領域で示されている。スラブ1はプレキャストコンクリートでできており、図示している多数の支持点2を表面に支持しており、これらの支持点の上にレール3がレール取付部4で固定されている。この場合、レールの脚部を土台に締め付けるクリップとネジで構成されることが多い従来式のレール取付部4を使用することができる。
【0025】
スラブ1の上に突起部5が配置されている。突起部5はスラブ1に一体化されており、したがってスラブ1とともにただ1つのプレキャストコンクリートをなしている。突起部5は、レール車両が脱線した場合の高い荷重を容易に受け止めることができ、軌道3と突起部5との間の中間スペースで脱線した車両の車輪を誘導できるようにするために、高強度コンクリートまたは繊維補強コンクリートで製作されている。本実施形態の突起部5は軌道中央部に向かって配置されている。軌道の図示しない第2のレールにも、同じくレール中央部に向かって別の突起部5が付属していてよい。それにより、両方の方向に向かう車両の脱線を高い信頼度で制限することができる。ただしこのことは、あらゆるケースで必要なわけではない。
【0026】
突起部5は、レール3の上縁7よりも高い上縁6を有している。それにより、脱線中に状況によっては外に飛び出す車輪が、レール3と突起部5との間の中間スペースで確実に捕捉されることが保証される。高低差としては、約20mmの寸法があれば十分であることが判明している。レール3の頭部と突起部5の内壁との間の中間スペースの幅は、レール車両の通常の車輪については180mmの寸法で設定すれば十分である。このとき車輪は確実に捕捉され、その際に停止させられる。
【0027】
図2は、スラブ1と突起部5をスラブ長手面から見た側面図を示している。この図面に見られるように、突起部5は有利には650mmの規則的な間隔で、切込み10を有している。切込み10はスラブ1の中まで達しており、予定破断部位11に移行している。予定破断部位でスラブ1は、スラブの敷設時やスラブの硬化時に避けられない亀裂を生成することができる。土台の沈下も、予定破断部位で発生してそこで管理することができる相応の亀裂につながる可能性がある。さらに切込みは、スラブの雨水や雪解け水を排出する役目も果たす。スラブの上や、平行に延びる突起部の間に溜まった雨水や雪解け水は、切込みを通ってスラブの外側縁部へ向かって流れ出ることができる。
【0028】
図3には、別案による突起部5の実施形態が示されている。この突起部5は、レール取付部4から次のレール取付部4までレール3の長手方向に延びる高くなった底面12を有している。通常はレール3の上で転動する車輪13は、管理不能な脱線に備えて、レール3と突起部5との間の中間スペースで捕捉されるようになっている。脱線した車輪13’は、突起部5の底面12の上で転動する。レール取付部4の損傷を防ぐために、底面12は、車輪13’がレール取付部4に接触せずにその上で転がることができるように、レール取付部4よりも高く施工されている。
【0029】
突起部5は、本実施形態ではさらに、上側の縁部7に金属形材15を有している。このとき金属形材15は、特に、たとえば車輪13が脱線中に突然突き当たったときに突起部5の上側の縁部の破損を防ぐために、突起部5のエッジ保護の役目をする。それに対して本来の脱線保護部は、突起部5そのものである。
【0030】
図4は、図3の側面図を示している。この図から明らかなように、突起部5の底面12は、車輪13’がレール取付部4に接触することなく、その上で転がることができる高さに配置されている。レール取付部4の損傷、およびこれに伴うレール3の損傷が、それによって高い信頼度で回避される。レール取付部4はそれぞれ底面12の窪みに配置されており、したがって脱線車輪13’と接触することがない。車輪13’は、底面12の第1の部分面から底面12の第2の部分面へと転がり、取付装置4と接触するところまで降下しないからである。
【0031】
本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。突起部5やレール取付部、ならびにレール支持点のその他の構成もいつでも可能である。たとえば突起部5は、他方のスラブ側にある、図示しない平行に延びる第2の突起部まで連続するように構成されていてもよい。それにより、救助車両のために利用することができるプラットフォームができる。さらに、平行に延びる別の突起部を各々のレール3の外側で利用することもできる。それにより追加的な脱線防止が保証される。突起部5の断面形状は、当然ながら、ここに図示している形状と異なるように施工されていてもよい。さらに、突起部5がスラブ1の上にネジ止めされていてもよく、この場合には一体的な形態よりも安定性の劣る施工形態となる。
【0032】
レールの取付に関しては、スラブに配置された多数の取付部位での取付に代えて、スラブへのレールの連続的な取付を行うこともできる。この場合、取付形材がレールをスラブないしこれに設けられた対向面にクランプ固定する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】スラブを示す断面図である。
【図2】スラブの側面図である。
【図3】別案の実施形態を示す断面図である。
【図4】図3の側面図である。
Claims (16)
- スラブ(1)と、その上に配置された軌道使用車両のためのレール(3)の連続する取付部または多数の取付部(4)とを備え、スラブ(1)の上に、車両が脱線したときの保護と誘導のために、レール(3)の少なくとも一方の側で少なくとも1つのレール(3)と平行に突起部(5)が配置されているコンクリート製の固定式軌道であって、前記突起部(5)が、スラブ長軸に対して交差方向に延在する少なくとも1つの切込み(10)を有しており、前記切込み(10)はスラブ(1)の内部まで達していることを特徴とする、固定式軌道。
- 前記突起部(5)により、脱線した車輪(13’)が均等に誘導される、請求項1に記載の固定式軌道。
- スラブ(1)および/または前記突起部(5)がプレキャストコンクリートである、請求項1または2に記載の固定式軌道。
- レール取付(4)が支持点(2)で行われており、特に隆起部の上で行われている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)がスラブ(1)に一体化されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)が、レール(3)の軌道中央部に対向する側に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記切込み(10)がスラブ(1)の予定破断部位(11)の領域に配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)の上縁(6)がレール上縁(7)よりも上方にあり、特に約20mm上方にある、請求項1〜7のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- レール(3)に対向する前記突起部(5)の側壁が、レール頭部との間隔を有しており、それによって生じるスペースで車両の車輪(13’)を受け止めるのに適しており、前記間隔は特に約180mmである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)が高強度コンクリートで製作されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)に鉄筋が入っている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)が繊維補強コンクリートで製作されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記突起部(5)のレール(3)に対向する側壁が金属形材、特に山形鋼材を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記金属形材(15)が前記切込み(10)の領域で中断されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- 前記金属形材(15)が長手方向へスライド可能なように前記突起部(5)に取り付けられている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の固定式軌道。
- レール取付部(4)が前記突起部(5)によって損傷から守られている、請求項1〜15のいずれか1項に記載の固定式軌道。
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