JP2004537648A - 移動式亜鉛陰極ストリッピングシステム - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、金属の製造および抽出の分野に関し、特に亜鉛の抽出と製造に関する。
【背景技術】
【0002】
亜鉛は、一般に、電気分解によって精錬される。典型的なプロセスでは、幾枚かのプレート(板)状の陰極が電解槽の中に挿入される。電解槽には亜鉛を含む化学溶液が入っている。電界が電解槽に印加され、陰極が電解槽に水没している高さ迄は、亜鉛が陰極上に析出する。亜鉛は陰極上にシート(薄板)すなわちカウントを形成する。亜鉛板の上縁は陰極の「溶解線」に在って、上記線の下では陰極が亜鉛溶液に水没している。陰極上に析出した亜鉛を採取するために、亜鉛シートを陰極から分離する必要がある。
【0003】
この取り外しは、典型的には、亜鉛シートストリッピングマシンによって行なわれる。電極は槽から取り外され、亜鉛シートストリッピングマシンのところに持って行かれて、上記マシンが亜鉛シートを陰極から剥離する。次に、陰極は槽に戻され、再び電解プロセスに供される。一方、除去された亜鉛シートは集められ、貯蔵される。
【0004】
この亜鉛ストリッピングマシンは、やがて、陰極に物理的損傷を与え、電解プロセスにおいて連続的に使用するのが不適当になる。電解プロセスでは、陰極は何度も繰り返し使用できるので、陰極の寿命が長いと、非常に経済的である。陰極を交換する必要回数が増加するにつれて、生産者にはコスト高になる。したがって、陰極に対する腐食や疵およびその他の損傷は、亜鉛製造業者の永続的な課題である。
【0005】
また、電解プロセスは、電解槽内で対をなす陰極と陽極との間に電流を印加することによって行なわれる。亜鉛を陰極上に析出させるのは、陰極と陽極との間の電気ポテンシャルである。このような電気めっきは、陰極と陽極とが清浄かつ表面不純物のないときに、最も効率がよい。例えば、陰極の表面上の汚れは、電流に影響し、汚れた領域では亜鉛が陰極上にメッキされるのが妨げられる。したがって、亜鉛製造業者は、また、効果的に陰極を清浄に保持する必要があるという課題を有している。
【0006】
亜鉛製造業者およびその従業員のもう一つの課題は、陰極から亜鉛を採取するときに生じる膨大な音である。陰極そのものと、陰極から取り除かれる亜鉛シートと、亜鉛シートを取り除くために使用される機械とは、全て、金属である。したがって、これらが互いに繰り返し接触するとき、多量の音が生じる。
【0007】
或る亜鉛抽出プラントは、陰極から亜鉛を除くために、固定した設備を有する。このような固定された設備は、度々、大きな固定設備のコストは正当なものとされる大きなプラントで使用されている。また、典型的には、亜鉛抽出プロセスのために利用できるスペースが大きい場合、固定された設備は適切なものとなる。固定された設備では、典型的には、陰極が固定型ストリッピング設備の入力端部に供給されて、機械の様々な部分を経て移動され、この間に、亜鉛シートが剥離されて、上記陰極は固定設備の出力端部に運ばれる。
【0008】
しかし、固定された亜鉛シート除去設備を有することが不経済である場合が在る。また、固定設備の使用を排除するほど限定された床面積に亜鉛製造者が直面している場合が在る。この場合、様々な異なるグループの電解槽の間を移動し得ると共に、このような電解槽に隣接する陰極を剥ぐために使用され得る移動亜鉛ストリピッングシステムを有することが好ましい。
【0009】
カナダ特許第2,178,776号は移動型自動陰極ストッピングシステムを開示している。このシステムは、複数の陰極を支持する支持フレームを含む。上記陰極は互いに平行に垂直に吊り下げされる。この装置はストリッピング機構を更に含む。ストリッピング機構は、支持フレームに沿って直線運動するために取付けられたキャリッジフレームワークを含んでいる。上記ストリッピング機構は、単一の旋回可能ストリッピングアームアセンブリを含む。上記アセンブリは、陰極の表裏面に各々1つの1対のストリッピングナイフを設けて、上記シートの頂部隅の亜鉛シートの下に押し進んでいく。その際に、ナイフは、亜鉛シートの下の陰極に沿って、円弧状に移動する。このようにして、亜鉛シートを陰極から剥し、亜鉛シートを重力によって落下させる。次に、亜鉛シートは収容ビンの中に移されて、上記ビンが一杯になると、スタック(積み重ねられたもの)は、リフト付きトラックによって吊り上げられて運び去るために、別の場所に移される。ジェットスプレイヘッドがキャリッジの上に設けられている。上記キャリッジはストリッピングアームアセンブリを運搬する。このジェットスプレイの目的は、亜鉛シートが剥された後に、洗浄のため、亜鉛シートとアルミニウム陰極とに水を噴霧することである。ジェットスプレーヘッドは、陰極上に吊り下げられて、45度の角度で下方に水を噴霧する。
【0010】
しかしながら、カナダ特許第2,178,776号に開示されたこのシステムは、幾つかの欠陥が在る。第1に、陰極の各面は、陰極の垂直方向の全長に渡って移行する単一ナイフによって剥される。このようなストリッピング方法(剥落方法)は、アルミニウム陰極をいたずらに腐食し、したがって、その寿命を限定する。
【0011】
第2に、水スプレーは、それ単独では、陰極の洗浄に特に有効というわけではない。これは、上記陰極に固着した不純物に対して、特に真実である。このような汚れは、水がそれらの上に流れても、固着する傾向にある。第3に、剥されたシートの収容ビンの特性から、上記装置は扱い難く使用しずらい。
【0012】
米国特許第5,269,897号は、アルミニウム板上に電気分解によって析出した亜鉛を除去する設備を開示している。上記設備は、被覆された陰極の貯蔵ゾーンと、スクレーピングゾーンと、亜鉛の無い陰極の貯蔵ゾーンとを含んでいる。上記陰極は、1つのゾーンから次のゾーンへと連続的に移行していく。スクレーピングゾーンは、水平方向に作動する横型ピアーサー(貫通器)を含み、上記横型ピアーサーは、陰極から析出した亜鉛シートの上部縁を分離する。また、スクレーピングゾーンは、亜鉛シート全体を除去するために、垂直に作用するスクレーピング装置を含む。上部縁は、最初に亜鉛シートの下に挿入された横型ピアーサーによって、分離される。次に、上記ピアーサーのヘッドは、上記上部縁の残存部が分離されると、最早、陰極に寄り掛かることのないように調整されていて、ピアーサーと陰極の間の接触が減じて、陰極への損傷を減少させる。
【0013】
しかし、この発明は固定設備を開示し、その固定設備では、陰極がストリッピング装置を介して運ばれる。したがって、米国特許第5269897号に開示されている設備は、スペースが限定されている場合や、固定された設備のコストが正当なものとされない場合には、使用するには不適当である。
【発明の開示】
【0014】
したがって、望まれるものは、陰極から亜鉛シートを剥すのに効果的な移動式亜鉛ストリッピング機械である。本発明の機械は、好ましくも、稼動中、陰極への損傷を最小限にするように作用する。また、本発明の機械は、好ましくも、スペースの有効性が高く、亜鉛剥しプロセス中に発生する騒音を減少させるように作られており、剥し後の陰極を有効に洗浄できるように構築されている。
【0015】
つまり、本発明の一局面によると、陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記移動可能なベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されていると共に上記ストリッピングアセンブリに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備え、
上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から亜鉛シートの上部縁を分離するために、上記陰極支持フレームの上記陰極を横切って移動可能な横型ストリッパを含み、上記横型ストリッパは、上記亜鉛シートと上記陰極との間に差し込まれた直後に上記陰極から離れて偏るようになっていて、上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から上記シートの除去を完遂するために、上記横型ピアーサの方向と略垂直な方向に移動可能なスクレーピング装置を含む装置が提供される。
【0016】
本発明の別の局面によると、陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記移動可能なベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されたボトムアップスタッカーアセンブリと、
上記亜鉛シートを上記スタッカアセンブリに運搬するためのシートキャリアとを備え、上記シートキャリアは上記亜鉛シートが剥離されるときに上記亜鉛シートを収容するように配置され、上記スタッカアセンブリは上記シートキャリアで運ばれた上記亜鉛シートからスタックを形成するようになっていて、
上記ベースフレームに結合されていると共に、上記ストリップアセンブリと上記シートキャリアと上記スタッカアセンブリとに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備えている装置が提供される。
【0017】
本発明の別の局面によると、陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記ベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに移動可能に結合された少なくとも1つの陰極クリーナーを備え、上記陰極クリーナーは、上記陰極クリーナーが上記陰極支持フレームに支持された各陰極を清掃できるように、上記陰極支持フレームおよび上記各陰極に沿って移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されると共に上記ストリッピングアセンブリに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備えている装置が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明をより良い理解を容易にするために、図面を参照しながら、好ましい実施形態が説明される。
【0019】
図1を参照すると、本発明にしたがって使用される陰極の好ましい形態が示されている。陰極10はアルミニウムプレート12と支持棒14と運搬フック16とを含む。アルミニウムプレート12は、好ましくは、長さが50〜60インチ、幅が30〜32インチ、厚みが0.25インチである。上記プレート12は電解槽の中に没入され、亜鉛シート17が上記プレート12の両面に形成される。
【0020】
上記陰極10は誘電体領域18を含む。誘電体は電気的に中性なので、亜鉛は上記誘電体領域18に付着しない。プレート12は側部縁20,22と底部縁24とを有する。陰極の好ましい形態においては、側部縁20,22は誘電体で覆われているが、底部縁24は覆われていない。したがって、底部縁24は、電解プロセス中に、亜鉛で被覆されるが、側部縁20,22は亜鉛で被覆されない。この結果、亜鉛シートは全体がV字形になっている。亜鉛シート17は、シート12の平坦な表裏面と底部縁24とを覆うが、側部縁20,22を覆わない。
【0021】
さて、図2〜図6を参照すると、陰極10から亜鉛シート17を剥離する際の第1ステップは、幾つかの陰極10を電解槽から取り外し、上記陰極を陰極支持フレーム26に載置することである。上記陰極支持フレーム26は、剥離する際に陰極を支持するように、寸法取りされ、形状化にされ、配置されている。好ましい実施形態では、陰極支持フレーム26は、装置の一方の側に、連続的にノッチの入ったビームを備え、もう一方の側に、一連の間隔の開いた直立ビーム30を備える。上記ビーム30はサドルとその上のノッチとを有する。この構造によって、多数の陰極10が、直立ビーム30の間の空間を通って、陰極支持フレーム26内に側部装填される。
【0022】
上記ノッチ入りビーム28と上記直立ビーム30とは、ベースフレーム31に結合されている。上記ベースフレーム31は、ここに記載された装置の全部品のベースとして機能する。
【0023】
上記陰極支持フレーム26の中に上記陰極10を装填するために、電解槽から陰極10を持ち上げるためのグラバー(掴み)(図示せず)が使用される。上記グラバーは各陰極10の運搬フック16を掴む。好ましくは、上記陰極10は、15枚を1グループとして、陰極支持フレーム26に装填される。
【0024】
上記ノッチビーム28と上記直立ビーム30とのノッチは、支持棒14の一端がノッチビーム28のノッチ内にしっかりと座すように、サイズ化され、間隔が開けられている。このようにして、各陰極10は正規の位置に保持される。
【0025】
好ましい実施形態では、陰極支持フレーム26の中に、30個の陰極スロット(細長穴)が存在する。陰極10が陰極支持フレーム26の中に装填されるとき、好ましくは、陰極10は第2スロット毎に装填される。陰極支持フレーム26が、剥離された陰極10を既に含んでいる場合、まさに剥離される新しい陰極10を、陰極支持フレーム26の中に装填することができ、その直後、剥離された電極10を直ぐに除去できる。このようにして、陰極支持フレーム26の第2スロット毎に陰極10を装填することは、機械の有効利用と、陰極支持フレーム26への陰極10の装填と取り外しに用いる労力とを考慮したものである。本発明によって、陰極支持フレーム26の別の形態が包含されることは、当業者に認識される。必要なことは、ストリッピング(剥落)中に陰極を適切に支持するように、サイズ化され、形状化され、配置された陰極支持フレーム26を提供することである。
【0026】
次に、陰極10はストリッピングアセンブリ32によって剥離される。上記ストリッピングアセンブリ32は、横方向ストリッパ34と垂直スクレーピング装置36とを含む。横型ストリッパ34はストリッパキャリッジ38によって運搬され、スクレーピング装置36はスクレーピング装置キャリッジ39によって運搬される。両キャリッジ38,39は、ベースフレーム31に結合された2つのキャリッジレール40,42に取付けられる。
【0027】
キャリッジ38,39は一本のキャリッジレールまたは二本以上のキャリッジレールの上に乗せることができることが分かる。しかし、2本のキャリッジレールが好ましい。何故ならば、このような形態は、キャリッジ38に対して充分安定させる必要性を均衡させつつ、非常に多くの空間を使い果たすことはない。
【0028】
ストリッパ(剥離器)34とスクレーピング(掻き落し)装置36とは、それらを適切に移動させるキャリッジアセンブリによって運搬される。しかし、上記2つのキャリッジ形態(キャリッジアセンブリとしてのキャリッジ38,39)は単一のキャリッジよりも好ましい。何故ならば、ストリッパ34とスクレーピング装置36とが別である(すなわち、スクレーピング装置36がストリッパを追跡する)ことを考えるならば、それは小さな装置を考慮に入れたものだからである。
【0029】
ストリッピングアセンブリ32は次のように作動する。キャリッジ38は、吊り下げられた各陰極に隣接する位置まで、陰極支持フレーム26に沿って移動し、そこで、横型ストリッパ34とスクレーピング装置36とが各陰10を順番に剥離していく。各陰極10に対して、第1段階の剥離は横型ストリッパ34によって行なわれる。
【0030】
横型ストリッパの設計は、図8乃至図15を参照して説明される。
【0031】
まず、図8乃至図12を参照すると、横型ストリッパは、参照番号が224と225の2つの等しい水平アームから成る。水平アームは、テーブル226に沿って長手方向に変位できるように取付けられている。これらのアームは、後方の作動油圧シリンダ227に接続されている。これらアームの前方端部は楔形ストリッパヘッド228であり、楔形ストリッパヘッド228は先細りの垂直な縁229を形成する。上記ストリッパ34は、陰極支持フレーム26における陰極の1つと対面する位置に配置されていて、アーム224と225が陰極10の表裏面の各々に1つ配置されるようになっている。アーム224,225の先細りの縁229が、陰極10に固着した亜鉛シート17の上部縁の高さになるように、上記ストリッパ34は配置されている。
【0032】
図8乃至図10に見られるように、シリンダ227のロッドは横ヘッド230に接続され、横ヘッド230の端部はアーム224,225に接続されている。このヘッドは下部突起231を有し、下部突起231は、テーブル226に形成された長手方向のチャンネル(溝)に沿って変位できる。テーブル226は、また、アーム224,225が長手方向に変位するのを案内するために、固定された長手方向のガイド233と、自由に回転する後部ローラー234とを有している。
【0033】
図8、図9、図12に見られるように、アーム224,225を互いに駆動する2つの横型プッシュロッド(押し棒)がテーブル226の前方部に設けられている。これらのプッシュロッド235の各々は、端部の1つ236が固定点に連接されているロッド235から成る。一方、その他端は、自由に回転するローラー237を有し、ローラー237は隣接のアームに支持されている。シリンダ238がロッド235に作用すると、そのシリンダの作用によって、アーム224と225とが互いに近接する。
【0034】
図8、図9、図14、図15に見られるように、テーブル226はその前部において拡大部を形成する。そこでは、その上面から始まるオフセットすなわちスロット(溝穴)239が作れられていて、そこには、支持体240が取付けられている。この支持体240は、スロットの幅と略同一の幅であるが長さが僅かに短い平坦な部品から構成されている。したがって、この部品は、その上部において、支持体240の幅よりも大きな長さの2つの横方向分割器241により、限定されている。支持体240は、横方向側部から始まる2つの対向する盲ドリル穴242を有している。盲ドリル穴242は圧縮ばね243を収容し、圧縮ばね243はスロット239の薄い壁に支持されている。これらは、支持体240に対するセンタリング要素として機能する。
【0035】
支持体240の上面には、2つの中間部スロット244が在る。中間部スロット244の各々は支持体240の長手方向側部の1つに開口している。これら2つの中間部スロット244は、支持体240の長手方向において位相が互いに僅かに異なっている。これらのスロット244の各々は、セントラライザー(中央体)245を有している。各セントラライザーは、外形が矩形で幅はスロット244の幅と略等しいが長さは短い平坦な部品から成る。セントラライザー245は、外側に面する側部から開始する盲ドリル穴を有し、上記盲ドリル穴は圧縮ばね247を収容する。上記圧縮ばね247はスロット244の対向壁に支持されている。セントラライザー245は、また、これらの大きな表面の間に、ドリル穴248を有する。上記ドリル穴248は、自由回転ローラー249(図10と図11)を取り付けるためもので、下記に述べるように、ローラー249はアーム224と225との分離を調整する。
【0036】
また、セントラライザー245の位置はねじ付きロッド250によって調整される。上記ロッド250は、支持体240の側部に形成された開口部251を貫通すると共に、テーブルのスロット239を限定する壁に形成された穴すなわち開口部を経て、外側に突出している。支持体240の分割器241の端部には、シリンダ238が取付けられ、上記シリンダ238はアームを移動させるためにロッド235に作用する。
【0037】
図11と図13とに見られるように、アーム224と225の下部表面と、隣接する側部とは、自由回転ローラー249を収容するオフセットすなわち凹んだ段状部252を有する。上記オフセット252は、ローラー249の回転軌道として、これらオフセットの垂直壁253を形成する。このオフセット252によって、断面部254に沿った幅が変化することになり、縁229は、軸方向移動におけるローラー249,249間の分離の距離と等しい距離だけ、位相のずれを引き起させる。図8に見られるように、ローラー249は、対向するアームの軌道上で作動する。
【0038】
この形態では、陰極に作用するアーム224,225に関して、これら2つのアームは、図8に示す位置から変位し始め、プレートの縁部において、アームの両側229がプレート12上に配置されようになる迄、すなわち、プアームがレートの表裏面に配置されようになる迄、シリンダ238が作動されることなく、アームは変位する。次に、シリンダ238が作動されて、アーム224と225とが一緒に移動して、縁229が陰極表裏面を保持する。アーム224と225との間の最大分離距離は、ねじ付きロッド250によって調整される。この位置でアームが進行して、アームの側部229が陰極10上に堆積された亜鉛シートを掻き落し始める。この進行中に、ローラーを支持する軌道253の傾斜部254に、ローラー249が到達すると、アーム224と225とが僅かに離れて、これらアームの前側部229は、最早、陰極10の表面上に存在しなくなる。したがって、ローラー249は、縁229が亜鉛シート229の下に入った直後に、ヘッド228を陰極から離れるように移動すなわちバイアスさせる(偏らせる)移動要素またはバイアス要素として機能する。この瞬間から、アームの急速な進行が行なわれて、陰極表面を掻くことなく、亜鉛シートが分離される。アームの進行は意のままに調整できるが、アームが陰極に沿って進行している間の或る瞬間には、部品245を押圧してアーム224,225を強制的に分離させるばね247を用いて、シンダー238の作動を省くことができる。
【0039】
ばね243,247のために、たとえこれらの刃(ブレード)が陰極上から逸れ始めても、陰極上のアーム224,225は自動的に中心部に戻る。
【0040】
アーム224,225を中心に向かわせる共にアームを互いに近接移動させるこの装置を用いると、亜鉛堆積物の上部を除去すると共に陰極の腐食または劣化を防止するための正しい行為が陰極上でなされる。
【0041】
亜鉛シート17の上部縁56,58が、ひとたび、プレート12から解放されてしまうと、横型ストリッパ34はその元の位置に移動する。そして、キャリッジ38は、陰極支持フレーム26に沿って移動して、横型ストリッパ34が次の陰極10に作用する。一方、スクレーピング装置36は、横型ストリッパ34を携えて、キャリッジ39によって運搬される。
【0042】
横型ストリッパ34によって既に処理された陰極10の直上に在る装置36の位置に、キャリッジ39が移動すると、下記に説明するように、次に、スクレーピング装置36が作動して陰極10から完全に亜鉛シート17を除去する。
【0043】
この過程は図7に詳細に示されている。亜鉛シート17の上部縁56,58は、既にプレート12から曲げ離されている。次に、上記スクレーピング装置36は、図示されているように下方に移動して、広い間隙を造る。
【0044】
スクレーピング装置36は、2つのスクレーピング(掻き落し)アーム60,62と、亜鉛シートの表裏面に対してそれぞれ1つ計2つのスクレーピングヘッド64,66とを含んでいる。スクレーピングアーム60,62が下方に移動するとき、スクレーピングヘッド64,66の先端は、亜鉛シート17の分離した上部縁56,58の下に進入する。スクレーピングアーム60,62がさらに下方に進行していくにつれて、スクレーピングヘッド64,66は、亜鉛シート17の内側の部分に接触し、プレート12から亜鉛シート17を強制的に分離する。スクレーピングアーム60,62は、全部の亜鉛シート17がプレート12から剥離されてしまうまで、下方に移動する。
【0045】
スクレーピングヘッド64,66は、それらが下方に進行するとき、好ましくは、プレート12に寄り掛からないように、すなわち、プレート12に接触しないように配置されている。この配置は、プレート12が掻き傷すなわち刻み目によって物理的損傷を受ける危険を著しく減少させる。この配置は、上部縁56,58が横型ストリッパ34によってプレート12から既に分離されているという事実によって可能となり、幅の広い間隙を形成する。このようにして、スクレーピングヘッド64,66は、プレート12と接触する必要なく、亜鉛シート17に係合し、亜鉛シート17を剥ぎ取る。
【0046】
好ましい実施形態では、スクレーピングヘッド64,66は、亜鉛シート17に接触するために丸い縁(刃)68,70を有して、亜鉛シートの裂け等を最小限にしている。また、各スクレーピングヘッド64,66に取付けられるステンレス鋼製ブラシ72,74を、ヘッド64,66の内側に、有することが好ましい。上記ステンレス鋼製ブラシ72,74は、スクレーピングヘッド64,66が下方に移動して亜鉛シート17を剥ぎ取る際に、陰極をブラシ掛けするように、寸法取りされ、形状化され、配置されている。上記ブラシ72,74は、亜鉛シート17が剥離されるとき、ヘッド64,66の縁68,70に追随して、プレート12をブラッシングする。スクレーピング装置36が次の陰極10を剥がすために再度持ち上げられるとき、ブラシ72,74は再度プレート12をブラッシングする。好ましくは、ブラシ72,74は、ブラシ72,74の各々1つがプレート12の1つの面にブラシを掛けるように配置されている。
【0047】
上記スクレーピングヘッド64,66はプレート12の全幅に沿って延在することが望ましい。これには2つの利得がある。第1には、力が亜鉛シート17の横切って均等に働くならば、剥ぎ落としは最も有効に完遂され、シートの裂けや座屈の可能性を減少させる。第2には、ヘッド64,66の内側に取付けられたブラシ72,74が、プレート12を完全に横切って延在することができるので、プレート12をより完全に清浄化する。さらに、亜鉛シート17を剥離させる楔状の力は、ブラシに据え込む力を付与して、良好な洗浄接触が生じることが理解される。
【0048】
上述のスクレーピングアセンブリは、所定の理由により、好ましいものであるが、本発明の範囲内で他のスクレーピングアセンブリが用いられ得ることは、当業者によって認識される。重要なことは、上記装置が、ベースフレーム31に移動可能に結合されていて陰極10から亜鉛シート17を剥離するのに効果的なストリッピングアセンブリ32を含んでいることである。上記ストリッピングアセンブリ32は、装置が据付けられた床76と陰極支持フレーム26とに対して移動可能であって、それらが陰極支持フレーム26上に在るとき、ストリッピングアセンブリが陰極10を剥離する。
【0049】
亜鉛シート17は、陰極10から剥離された後、シートキャリア78に落される。シートキャリア78は、亜鉛シート17が剥離されるとき、亜鉛シート17を収容するように配置されている。シートキャリア78は、好ましくは、一対の駆動シャフト82に作動可能に結合されたコンベアベルト80を備え、上記駆動シャフトは回転によって上記コンベアベルト80を駆動する。
【0050】
図2に示すように、好ましくは、剥離された亜鉛シート17は「V字」または「タコ(taco)」の形状を有している。上記シート17は、コンベアベルト80に接触するとき、典型的には、コンベアベルト80の動きによって横に傾き、スタッカアセンブリ84へと運搬される。このスタッカアセンブリ84はベースフレーム31に結合されている。
【0051】
コンベアベルト80がシート17をスタッカアセンブリ84に運搬するとき、シート17は、好ましくは、ピンチローラー86の下を通過することによって、平坦化され、積み上げ準備がなされる。ピンチローラー86は、ベースフレーム31に結合されていると共に、コンベアベルト80の端部かつコンベアベルト80の直上に配置されている。ピンチローラー86によって、亜鉛シート17はスタッカアセンブリ84に移行するが、同時に、コンベアベルト80によってスタッカアセンブリ84に運搬される際に、亜鉛シート17を平坦にする(すなわち、V字形状の亜鉛シートの「V」を閉める)。
【0052】
このシートキャリア78のための構造は好ましいものであるが、この構造は本発明に対しては必要とされないことが認識される。寧ろ、亜鉛シート17をスタッカアセンブリ84に運搬するためのシートキャリア78は、亜鉛シート17が剥離されたときに、亜鉛シート17を収容するよう配置されているなら、如何なるシートキャリア78でもよい。
【0053】
スタッカアセンブリ84は、ボトムアップスタッカーアセンブリ、すなわち、下から積み重ねる方法によってスタック88を形成するようになったスタッカアセンブリが好ましい。この方法は、好ましくも、床面積の節約を考慮したものなので、装置の設置面積が小さい。トップダウン積み重ね方式では、亜鉛シート17を、積み重ねられたものの最上部まで運搬する必要がある。これは、積み重ねられたものの最上部までシートを斜め方向上方に運搬するためにコンベアベルト80を更に伸ばす必要があるので、より大きな床面積の使用を要する。対照的に、ボトムアップ積み重ね方式を用いると、亜鉛シート17をスタック88の底部に運搬しさえすればよく、したがって、コンベアベルト80の必要な長さは短くなり、ストリッピング装置の全設置面積が小さくなる。
【0054】
好ましい実施形態では、スタッキングアセンブリは、一対のアーム90,92の形態をしたスタック捕捉器を備え、上記アーム90,92は、下方からのスタック88を掴むためにフック部94,96を有する。また、スタッキングアセンブリは、好ましくは、ベースフレーム31とアーム90,92とに結合されたリフティング機構98を備える。
【0055】
ボトムアップ式の積み上げを実施するために、アーム90,92は、リフティング機構98によって吊り上げられたスタック88を掴む。次に、追加の亜鉛シート17が、コンベアベルト80によってスタッカアセンブリ84に運搬され、続いて、上記スタック88が、リフティング機構98を下げることによって、上記追加の亜鉛シート17上に配置される。アーム90,92が開いて、スタック88を追加の亜鉛シート17上に放出し、そして再度、アーム90,92が追加の亜鉛シート17の下で閉まる。このようにして、追加の亜鉛シート17がスタック88に追加される。
【0056】
このスタッキングの方法は、トップダウン積み上げ方式よりも騒音が少ないらしいことが認識される。トップダウン式のスタッカー(積み上げ機)では、追加のシートが、現存するスタックの上に騒音を立てながら落されることが多いからである。対照的に、好ましい実施形態では、スタックは追加の亜鉛シートの上に載置され(落下されない)、次に、最近追加されたシートを含めたスタックは、再度持ち上げられる。
【0057】
また、アーム90,92は、好ましくは、ベースフレーム31に、最も好ましくは、回転可能なスタッカシャフト100を介して、回転可能に結合される。回転可能なスタッカシャフト100は、アーム90,92と共に、スタックローテータとして機能する。上記スタックローテータは、床76に略平行な平面において、垂直な軸の周りに約180度までスタックを回転できる。好ましい実施形態では、上記回転可能なスタッカシャフト100は、スタック88の上の或る点においてベースフレーム31に結合されていて、シャフト100が回転すると、上記スタック88が床76に略平行な平面において回転する。
【0058】
典型的には、スタック88は、より多くのシート17がスタック88に加えられるにつれて、その幅に渡って不均等な高さになる傾向がある。特に、シート17の閉塞端部が位置するスタック88の側は、多くのシートが加えられるにつれて、開口端部の側とは異なる高さとなる。この理由の1つは、電解プロセス中、亜鉛は僅かながら陰極10の底部に流れる傾向が在る。したがって、スタック88にシート88が加えられていくと、次第に、より不均衡かつ不安定になる。しかしながら、スタック88が半分まで完了した時点でスタック88を回転させることにより、スタック88は均衡することができ、いっそう安定するようになる。この理由により、装置は、好ましくは、スタックローテータを含み、最も好ましくは、上述のスタックローテータを含む。
【0059】
上記装置は、また、好ましくは、ベースフレームに結合されたスタック除去ステーション102を含む。好ましい実施形態では、アーム90,92は、ベースフレーム31に沿ってスタック除去ステーション102に往復移動できて、完成したスタック88をスタック除去ステーション102に移動させることができる。
【0060】
スタック88は、スタック除去ステーション102に配置され、スタック88が除去されて、次のスタックに空間を与える。好ましい実施形態では、スタック除去ステーションは、第1リフトトラックアクセスと第2リフトトラックアクセスとを有する。最も好ましくは、第1と第2のリフトトラックアクセスは、第1と第2の対をなす穴104,106を備えて、リフトトラックのフォークを収容する。床面積が限定されている場合、リフトトラックアクセスが2つ在ることは、荷済みの柔軟性を増大させる。つまり、狭い空間では、リフトトラックが第1リフトトラックアクセスに近づく余裕がない可能性がある。しかし、第2リフトトラックアクセスを設けることによって別のルート(経路)が作られ、このルートによって、リフトトラックは取り除かれるスタック88に到達することができる。2対の穴104,106は、最も好ましくは、互いに略直角に配置されている。その結果、リフトトラックは、装置の端部と装置の側部から、スタック88に近づくことができる。
【0061】
スタック88は、平面図で見たとき、典型的には、シート17の形状のために広い寸法と狭い寸法とを有している。リフトトラックは、より安定させるために、好ましくは、広い寸法をフォークに横切らせ、狭い寸法をフォークに平行にさせて、スタック88を吊り上げる。したがって、好ましい実施形態形では、アーム90,92は、第1対の穴104の使用が容易となる第1位置と、第2対の穴106の使用が容易となる第2位置との間で、スタックを回転させるようになっている。この場合、第2位置は第1位置から角度的に変位している。第1位置と第2位置とは、最も好ましくは、互いに約90度だけ変位される。
【0062】
好ましい実施形態では、装置はスタック88の重量を検知するために、スタック除去ステーション102に作動可能に結合されたスケール(秤)110をさらに含んでいる。最も好ましくは、スタック除去ステーション102はプラットフォーム112を含み、スタック88に作用する重力がスケール110に伝達されるように、上記スケールは上記プラットフォーム112の下に配置されている。
【0063】
スケール110を有することは品質管理の目的に対して有用であり、亜鉛生産者はスタック88の重量変化が如何なるものかが分かる。在庫管理の目的に対して、生産者は、どれだけ多くの亜鉛が製造されているか、また、どれだけ多くの亜鉛が在庫しているかを知ることができる。したがって、スケール110が生産者の在庫品質管理コンピュータデータベースに接続され、効率的に生産者に必要な情報を提供することが、最も好ましい。
【0064】
ストリッピング装置を移動させるために、好ましくは、移動可能なベースフレーム31は、ベースフレームに結合された1組のホイール116を含み、上記ホイール116はベースフレームを床の上に支持するために配置されている。最も好ましくは、ホイール116の内の少なくとも2つは、装置を移動させるために、油圧源または電力源のような出力源に接続可能となっている。
【0065】
最も好ましくは、装置は、自動的に作動する。もし必要ならば或いは望まれるならば、装置は少なくとも1つ或いはそれ以上の制御器によって制御される。制御器は、好ましくは、産業用機械を作動させるために利用可能な形式のプログラマブルロジックオントロラー112である。
【0066】
また、好ましくは、装置の移動部は(多数の動力源を含む)少なくとも1つの動力源によって動力供給される。最も好ましくは、動力源は油圧ポンプ120である。油圧ポンプ120は、ストリッピングアセンブリとスタッキングアセンブリとシートキャリアとスタックローテータとに作動可能に接続され、したがって、動力が供給される。油圧ポンプ120はホイール116に動力供給するために使用されてもよい。
【0067】
本発明の完全なる開示のために本発明の上記実施形態が極めて詳細に説明されたが、様々な変形が、添付されたクレームに記載されている本発明の範囲を逸脱することなく、上記装置になされ得ることは、当業者には明らかである。これら変形例の内の幾つかは、上文で検討されている。例えば、動力源は油圧ポンプ以外の例えば電気モーターのような動力源であってもよい。本願発明で最も重要と考えられるものは、移動式亜鉛ストリッピング装置を提供することである。移動式亜鉛ストリッピング装置は、好ましくは、床面積効率の優れていて、剥離される陰極上の磨耗を減少させ、陰極を有効に洗浄する手段を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明に関連して使用される代表的な陰極の側面図である。
【図2】移動式亜鉛ストリッピング装置の好ましい実施形態の側面図である。
【図3】移動式亜鉛ストリッピング装置の好ましい実施形態の平面図である。
【図4】陰極支持フレーム端から見た移動式亜鉛ストリッピング装置の好ましい実施形態の端面図である。
【図5】スタッカアセンブリ端から見た移動式亜鉛ストリッピング装置の好ましい実施形態の端面図である。
【図6】明確にするために、装置の詳細を省いた上記スタッカアセンブリの背面図である。
【図7】作動中のスクレーピング装置を示す。
【図8】横型ストリッパーの平面図である。
【図9】図8の横型ストリッパーのIX−IX線縦断面図である。
【図10】図8のX−X線横断面図である。
【図11】図8のXI−XI線横断面図である。
【図12】図8のXII−XII線断面図である。
【図13】横型ストリッパーのアームの平面図である。
【図14】ストリッパーのアームが取り外された横型ストリッパーテーブルの部分平面図である。
【図15】図14のXV−XV線断面図である。
Claims (33)
- 陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記移動可能なベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されていると共に上記ストリッピングアセンブリに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備え、
上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から亜鉛シートの上部縁を分離するために、上記陰極支持フレームの上記陰極を横切って移動可能な横型ストリッパを含み、上記横型ストリッパは、上記亜鉛シートと上記陰極との間に差し込まれた直後に上記陰極から離れて偏るようになっていて、上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から上記シートの除去を完遂するために、上記横型ピアーサの方向と略垂直な方向に移動可能なスクレーピング装置を含むことを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記移動可能ベースフレームは、上記床の上に上記ベースフレームを支持するために、上記ベースフレームの上に配置された1組のホイールを含んでいることを特徴とする装置。 - 請求項2に記載の装置において、
上記1組のホイールは少なくとも2つのホイールを含み、上記少なくとも2つのホイールは、上記少なくとも2つのホイールに動力供給するために、移動型動力供給源に接続可能であることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記横型ストリッパは、上記陰極の第1側面に対応した第1ストリッパヘッドと、上記陰極の第2側面に対応した第2ストリッパヘッドとを含み、上記第1ストリッパヘッドは第1ストリッパアーム上に携えられ、上記第2ストリッパヘッドは第2ストリッパアーム上に携えられ、上記ストリッパは、第1と第2のストリッパヘッドが上記シートと上記陰極との間に差し込まれた直後に、上記第1と第2のストリッパヘッドが上記陰極から離れて偏るように配置されたバイアス要素を含んでいることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記ストリッピングアセンブリは、上記横型ストリッパと上記スクレーピング装置とを携えるキャリッジアセンブリを更に含み、上記キャリッジアセンブリは上記ベースフレームに移動可能に結合され、上記陰極が陰極支持フレーム上に在るとき、上記横型ストリッパと上記スクレーピング装置とが上記陰極を剥離するように、上記キャリッジアセンブリは上記陰極支持フレームと上記床に対して移動可能であることを特徴とする装置。 - 請求項5に記載の装置において、
上記ストリピングアセンブリは、上記ベースフレームに結合されると共に上記陰極支持フレームに沿って延在するた少なくとも1つのキャリッジレイルを更に含み、上記少なくとも1つのキャリッジレイルはキャリッジアセンブリを携えることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記ベースフレームに結合されたボトムアップスタッカーアセンブリと、上記亜鉛シートを上記ボトムアップスタッカーアセンブリに運搬するためのシートキャリアとを更に備え、上記シートキャリアは、上記亜鉛シートが剥離された後、上記亜鉛シートを収容するように配置され、上記ボトムアップスタッカーアセンブリは、上記シートキャリアで運ばれた亜鉛シートのスタックを形成するようになっていて、上記少なくとも1つの動力源が上記ボトムアップスタッカーアセンブリと上記シートキャリアとに作動可能に接続されていることを特徴とする装置。 - 請求項7に記載の装置において、
上記ボトムアップスタッカーアセンブリは、スタックを掴むために1対のアームを備えたスタックグラスパーと、上記スタックを吊り上げて上記亜鉛シートの上に上記スタックを載置するために、上記ベースフレームと上記1対のアームに結合されたリフティング機構とを含んでいることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記ベースフレームに結合されたスタッカアセンブリと、上記亜鉛シートを上記スタックアセンブリに運搬するためのシートキャリアとを備え、上記シートキャリアは、上記亜鉛シートが剥離された後、上記亜鉛シートを収容するように配置され、上記スタッカアセンブリは、上記シートキャリアで運ばれた上記亜鉛シートのスタックを形成するようになっていて、上記スタッカアセンブリは、上記床に略平行な平面において上記スタックを回転させるために、スタックローテータを含み、少なくとも1つの動力供給源が上記スタッカアセンブリと上記シートキャリアと上記スタックローテータとに作動可能に接続されていることを特徴とする装置。 - 請求項9に記載の装置において、
上記スタックローテータは、上記スタックを垂直なスタッキング軸の周りに約180度回転するようになっていることを特徴とする装置。 - 請求項10に記載の装置において、
上記スタックローテータは、ベースフレームに回転可能に結合されたスタックグラスパーを含み、上記スタックグラスパーは、上記スタックを掴んで上記スタックを上記床に略平行な平面において回転できるように配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項11に記載の装置において、
上記スタックグラスパーは1対のアームを備え、上記アームの各々は、上記スタックを掴むためのフック部を有していることを特徴とする装置。 - 請求項7に記載の装置において、
スタック除去ステーションを更に備え、上記ボトムアップスタッガアセンブリは、上記ベースフレームに沿って水平方向に移動可能なように上記ベースフレームに結合されたスタックグラスパーを含み、上記スタック除去ステーションは、上記スタックグラスパーが上記ボットムアップスタッカアセンブリから上記スタック除去ステーションに上記スタックを移動させることができるように配置され、上記装置は、スタックの重量を検知するために、上記スタック除去ステーションに作動可能に結合されたスケールを更に含んでいることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載の装置において、
上記ベースフレームに結合されたスタッカアセンブリと、上記スタッカアセンブリに亜鉛シートを運搬するためにシートキャリアとを更に備え、上記シートキャリアは、上記亜鉛シートが剥離された後、上記亜鉛シートを収容するように配置され、上記スタッカアセンブリは、上記シートキャリアで運ばれた上記亜鉛シートのスタックを形成するようになっていて、上記装置は、更にスタック除去ステーションを備え、上記スタッカアセンブリは、上記ベースフレームに沿って水平方向に移動可能なように上記ベースフレームに結合されたスタックグラスパーを含み、上記スタック除去ステーションは、上記スタックグラスパーが上記スタッカアセンブリから上記スタック除去ステーションに上記スタックを異動させることができるように配置され、上記スタック除去ステーションは第1リフトトラックアクセスと第2リフトトラックアクセスとを含んでいることを特徴とする装置。 - 陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記移動可能なベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されたボトムアップスタッカーアセンブリと、
上記亜鉛シートを上記スタッカアセンブリに運搬するためのシートキャリアとを備え、上記シートキャリアは上記亜鉛シートが剥離されるときに上記亜鉛シートを収容するように配置され、上記スタッカアセンブリは上記シートキャリアで運ばれた上記亜鉛シートからスタックを形成するようになっていて、
上記ベースフレームに結合されていると共に、上記ストリップアセンブリと上記シートキャリアと上記スタッカアセンブリとに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備えていることを特徴とする装置。 - 請求項15に記載の装置において、
上記ボトムアップスタッカーアセンブリは、スタックグラスパーとリフティング機構とを含み、上記リフティング機構は上記ベースフレームと上記スタックグラスパーとに結合され、上記リフティング機構は上記スタックを吊り上げると共に、ボトムアップスタッカーアセンブリに運搬された追加の亜鉛シート上に上記スタックを載置するようになっていることを特徴とする装置。 - 請求項16に記載の装置において、
上記スタックグラスパーは1対のアームを備え、上記アームは各々上記スタックを掴むためにフック部を有することを特徴とする装置。 - 請求項15に記載の装置において、
上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から亜鉛シートの上部縁を分離するために、上記陰極支持フレームの上記陰極を横切って移動可能である横型ストリッパを含み、上記横型ストリッパは、上記亜鉛シートと上記陰極との間に差し込まれた直後に上記陰極から離れて偏るようになっていて、上記ストリッピングアセンブリは、上記各陰極からの上記シートの除去を完遂するために、上記横型ピアーサーの方向に対して略垂直な方向に移動可能なスクレーピング装置を含んでいることを特徴とする装置。 - 請求項18に記載の装置において、
上記ボトムアップストリッピングアセンブリは、上記横型ストリッパと上記スクレーピング装置とを運搬するキャリッジアセンブリを更に含み、上記キャリッジアセンブリは上記ベースフレームに移動可能に結合され、上記キャリッジアセンブリは、上記横型ストリッパと上記スクレーピング装置とが上記陰極支持フレーム上に支持された各陰極を剥離させるように、上記陰極支持フレームおよび上記床に対して移動可能であることを特徴とする装置。 - 請求項15に記載の装置において、
スタック除去ステーションを更に備え、上記ボトムアップスタッカーアセンブリは上記ベースフレームに結合されたスタックグラスパーを含み、上記スタックグラスパーは上記床に略平行な方向に上記ベースフレームに沿って移動可能であり、上記スタック除去ステーションは、上記スタックグラスパーが上記ボトムアップスタッカーアセンブリから上記スタックを移動できるように配置されていると共に、第1リフトトラックアクセスと第2リフトアクセスとを有していることを特徴とする装置。 - 請求項15に記載の装置において、
スタック除去ステーションを更に備え、上記ボトムアップスタッカーアセンブリは上記ベースフレームに結合されたスタックグラスパーを含み、上記スタックグラスパーは上記床に略平行な方向に上記ベースフレームに沿って移動可能であり、上記スタック除去ステーションは、上記スタックグラスパーが上記スタッカアセンブリから上記スタックを移動できるように配置され、
上記装置は、上記スタックの重量を検知するために、上記スタック除去ステーションに作動可能に接続されたスケールを更に備えていることを特徴とする装置。 - 陰極から亜鉛シートを剥離するための装置であって、
床に沿って上記装置を移動させるための移動可能なベースフレームと、
上記ベースフレームに結合された陰極支持フレームとを備え、
上記陰極支持フレームは、剥離する際に上記陰極を支持するように寸法取りされ、形状化され、配置され、
上記陰極から上記亜鉛シートを剥離するためのストリッピングアセンブリを備え、上記ストリッピングアセンブリは、上記ベースフレームに移動可能に結合されていると共に、上記ストリッピングアセンブリが陰極支持フレームに支持された各陰極を剥離することができるように、上記陰極支持フレームに対して移動可能であり、
上記ベースフレームに移動可能に結合された少なくとも1つの陰極クリーナーを備え、上記陰極クリーナーは、上記陰極クリーナーが上記陰極支持フレームに支持された各陰極を清掃できるように、上記陰極支持フレームおよび上記各陰極に沿って移動可能であり、
上記ベースフレームに結合されると共に上記ストリッピングアセンブリに作動可能に接続されている少なくとも1つの動力供給源を備えていることを特徴とする装置。 - 請求項22に記載の装置において、
上記ストリッピングアセンブリは、上記陰極の各々から亜鉛シートの上部縁を分離するために、上記陰極支持フレームの上記陰極を横切って移動可能である横型ストリッパを含み、上記横型ストリッパは、上記亜鉛シートと上記陰極との間に差し込まれた直後に上記陰極から離れて偏るようになっていて、上記ストリッピングアセンブリは、上記各陰極からの上記シートの除去を完遂するために、上記横型ピアーサーの方向に対して略垂直な方向に移動可能なスクレーピング装置を含み、
上記陰極クリーナーは上記スクレーピング装置に結合された少なくとも1つのブラシを備え、上記少なくとも1つのブラシは、上記各亜鉛シートが剥離されるとき上記各陰極を清浄化するように、配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項23に記載の装置において、
上記陰極クリーナーは第1ブラシと第2ブラシとを備え、上記第1ブラシは、上記スクレーピング装置に結合されていると共に上記各陰極の1つの側面を清浄化するように配置され、上記第2ブラシは、上記スクレーピング装置に結合されていると共に上記各陰極のもう一方の側面を清浄するように配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項24に記載の装置において、
上記スクレーピング装置は、上記陰極の第1側面に対応した第1スクレーピングヘッドと、上記陰極の第2側面に対応した第2スクレーピングヘッドとを含み、上記陰極クリーナーは、上記第1スクレーピングヘッドに取付けられた第1ブラシと、上記第2スクレーピングヘッドに取付けられた第2ブラシとを備えていることを特徴とする装置。 - 請求項13に記載の装置において、
上記スタック除去ステーションはプラットフォームを備え、上記スケールは、上記プラットフォーム上の上記スタックの力が上記スケールに伝わるように、上記プラットフォームの下に配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項21に記載の装置において、
上記スタック除去ステーションはプラットフォームを備え、上記スケールは、上記プラットフォーム上の上記スタックの力が上記スケールに伝わるように、上記プラットフォームの下に配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項14に記載の装置において、
上記スタックグラスパーは、上記スタック除去ステーションにおいて上記第1リフトトラックアクセスの使用を容易にする第1位置に上記スタックが配置されるように、かつ、上記第1位置から角度的に変位し上記第2リフトトラックアクセスの使用を容易にする第2位置に上記スタックが配置されるように、上記ベースフレームに回転可能に結合されていることを特徴とする装置。 - 請求項28に記載の装置において、
フォーク付きリフトトラックのフォークを収容するために、上記第1と第2のリフトトラックアセクスは、それぞれ、上記スタック除去ステーションに1対の穴を備えていることを特徴とする装置。 - 請求項29に記載の装置において、
上記第1リフトトラックアクセスと上記第2リフトトラックアクセスとは、互いに略直角に配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項20に記載の装置において、
上記スタックグラスパーは、上記スタック除去ステーションにおいて上記第1リフトトラックアクセスの使用を容易にする第1位置に上記スタックが配置されるように、かつ、上記第1位置から角度的に変位し上記第2リフトトラックアクセスの使用を容易にする第2位置に上記スタックが配置されるように、上記ベースフレームに回転可能に結合されていることを特徴とする装置。 - 請求項31に記載の装置において、
フォーク付きリフトトラックのフォークを収容するために、上記第1と第2のリフトトラックアセクスは、それぞれ、上記スタック除去ステーションに1対の穴を備えていることを特徴とする装置。 - 請求項32に記載の装置において、
上記第1リフトトラックアクセスと上記第2リフトトラックアクセスとは、互いに略直角に配置されていることを特徴とする装置。
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