JP2004535399A - ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、その製造方法、および薬剤としてのその応用 - Google Patents
ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、その製造方法、および薬剤としてのその応用 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、一般式(I)(式中、特に、R1、R2、R3、R4、R6およびR7は同一であるかまたは異なっており、互いに独立に水素、ハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、トリハロゲノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アリールアルキル、カルボキシ、アルキルカルボニルオキシ、アシル、アリールオキシまたはアリールアルコキシ基であり、R5は水素原子、アルキルまたはアリールアルキル基である)のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン化合物、およびその異性体、並びに薬学上許容可能な酸に対するその付加塩に関する。本発明の化合物は、医薬品、特に催眠薬として用いられる。
Description
【発明の背景】
【0001】
発明の分野
本発明は、下記一般式(I)のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、その異性体、および薬学上許容可能な酸とのその付加塩に関する:
【化1】
(式中、
R1、R2、R3およびR4は、同一でもまたは異なっていてもよく、独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基であり、
R5は、水素原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基であり、
R6およびR7は、同一であるかまたは異なっており、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基である)。
【発明の具体的説明】
【0002】
本明細書の記載において、「アリール」という用語は、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ジヒドロナフチル、インデニルまたはインダニル基を意味し、これらの基はそれぞれ、必要に応じて、同一または異なる手段で、1個以上のハロゲン原子、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ、アミノ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、アリールオキシ、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)トリハロゲノアルキル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシカルボニル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノカルボニル、またはオキソ基で置換される。
【0003】
有利な変更態様において、本発明の好ましい化合物は、
R1、R3およびR4が水素原子であり、
R6およびR7が独立して水素原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、またはアリール基であり、
R5が水素原子、または、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基である
化合物である。
【0004】
本発明による好ましい置換基R2は、水素原子、ハロゲン原子(フッ素、塩素または臭素)、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、および、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基である。
【0005】
本発明の好ましい化合物は、
3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−イソプロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−11−メチル−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
11−メチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−11−エチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8,11−トリメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
11−エチル−3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
である。
【0006】
本発明はまた、式(I)の化合物の製造方法であって、
用いる出発生成物は、式(II):
【化2】
(式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、式(I)に示した意味を有する)
の化合物であり、前記式(II)の化合物を、ペプチドカップリング合成条件下で、式(III):
【化3】
(式中、R6およびR7は、式(I)で定義した通りである)
の化合物と反応させて、式(IV):
【化4】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記で定義した通りである)
の化合物を生成させ、式(IV)の化合物をトルエンのような溶媒中でオキシ塩化リンの存在下にて処理して、式(I):
【化5】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記で定義した通りである)
の化合物を生成させ、必要に応じて、本発明の化合物を同時に構成する一般式(I)の化合物を、薬学上許容可能な酸を用いてそれらの付加塩に転換することを含んでなる方法に関する。
【0007】
式(II)および(III)を有する化合物は、市販の化合物であるか、または有機合成の既知の方法を用いて得られる。
【0008】
本発明はまた、単独でまたは1種類以上の毒性がなく且つ薬学上許容可能な賦形剤または不活性ビヒクルと組み合わせて用いられる、活性成分としての、式(I)の化合物の少なくとも1種、または薬学上許容可能な酸とのその付加塩を含んでなる医薬組成物に関する。
【0009】
言及することができる本発明の更に具体的な医薬組成物は、経口、非経口(静脈内、筋肉内または皮下)、経皮または経皮膚、鼻、直腸、舌下、眼または呼吸投与に適するものであり、特に単純なまたは糖衣錠剤、舌下錠、サシェ、ゲルール(gelules)、ロゼンジ、座薬、クリーム、ポマード、スキンゲル、注射用または飲用製剤、エアゾール、または点眼または点鼻薬である。
【実施例】
【0010】
下記の例により、本発明を説明するが、これらは発明の範囲を制限するものではない。
【0011】
ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体は、従来技術分野において下記の化合物の合成における中間体として記載されている:
R1=R2=R3=R4=R5=R6=Hであり、R7=CH3: Kanaoke, Y; Sato, E; Yonemitsu, O; Tetrahedron, 1968, 24, 2591-2594。
R1=R2=R3=R4=R5=R6=Hであり、R7=Ph: Elliott, J. Org. Chem., 1962, 3302−3305。
【0012】
明らかに、これらの誘導体は合成の中間体としてしか記載されておらず、治療活性については知られていない。それらは、薬剤、特に催眠薬としての関連においてのみ本発明の範囲に包含される。
【0013】
用いる出発生成物および/または試薬は、既知であるかまたは既知の方法を用いて調製される。
【0014】
例および合成段階に記載されている化合物の構造は、通常の分光光度法(赤外、NMR、質量分光法)を用いて決定した。
【0015】
本発明の主題を説明するために、一般式(I)(式中、R1=R3=R4=Hである)の誘導体の幾つかの例を下記に示す:
【化6】
【0016】
【表1】
【0017】
例1: 3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA: 2−アセチルアミノ−N−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]アセタミド
ジフェニルホスホリルアジド(5.8ml, 27.5ml)とトリエチルアミン(3.85ml, 27.5ml)を、0℃に冷却したDMF(100ml)中において、トリプタミン(4.32g, 27ミリモル)およびN−アセチルグリシン(3.3g, 28ミリモル)の混合物に連続して加えた。この混合物を窒素雰囲気下で周囲温度にて12時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行い、予想生成物(m=5.5g, 21ミリモル)を78%の収率で得た。
【0018】
操作モードB: 2−アセチルアミノ−N−[2−(l−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチルアセタミド
60%NaH/油(0.35g, 8.75ミリモル)とハロゲン化アルキル(CH3I,0.55ml,8.83ミリモル)を、操作モードAで得たアミド(2g,8.23ミリモル)をDMF(20ml)に溶解したものに加えた。これを周囲温度で12時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行ったところ、予想生成物(1.02g,3.96ミリモル)を48%の収率で得た。
【0019】
操作モードC: 3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードBからのアミド(1.02g,3.96ミリモル)を、トルエン(V=50ml)中で加熱還流した。POCl3(10ml)をトルエン(15ml)に懸濁したものを30分間かけて加えた。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣をエタノール(5ml)に溶解させた後、NaOH(20%,50ml)を加えた。これを30分間攪拌した後、形成した固形生成物を濾過によって回収した。生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、予想生成物を得た(280mg,1.26ミリモル;収率=32%)。
【0020】
3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネートをエタノールに溶解したものを得るために、メタンスルホン酸(1当量)を加えて、相当するメシレートを沈澱によって得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.72 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.23 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.71 (s, 3H); 4.22 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.11 (m, 2H); 7.24 (s, 2H); 7.48 (m, 2H)。
MS (m/z) 237 (100); 221; 195; 181。
【0021】
例2: 8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.40 (s, 3H); 2.80 (s, 3H); 3.00 (t, J=6.6 Hz, 2H); 3.80 (s, 3H); 3.96 (t, J=6.6 Hz, 2H); 6.78 (m, 2H); 7.20 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, lH)。
【0022】
例3: 8−メトキシ−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ホルミルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 3.09 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.82 (s, 3H); 4.2 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.79 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 6.91 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.10 (s, 1H); 7.23 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) 239 (100); 196; 168; 140.
【0023】
例4: 8−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチル−2−フェニルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.5 (s, 3H); 3.15 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.85 (s, 3H); 4.08 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.8 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 6.94 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.36 (m, 1H); 7.46 (m, 2H); 7.74 (m, 2H); 8.30 (s, 1H).
MS (m/z) 329 (100); 286; 165; 143.
【0024】
例5: 1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチル−2−エチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.30 (t, 7 Hz, 3H); 2.43 (s, 3H); 2.80 (q, 7 Hz, 2H); 3.11 (t, J=7 Hz, 2H); 3.88 (s, 3H), 4.06 (t, J=7 Hz, 2H); 6.83 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.97 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.27 (d, J=8.7 Hz, 1H); 8.71 (brs, 1H).
MS (m/z) 281 (100); 266; 250; 233.
【0025】
例6: 8−メトキシ−3−イソプロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−イソブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.33 (d, J=6.8 Hz, 6H); 3.04 (m, 4H); 3.86 (s, 3H); 4.04 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.79 (d, J=8.76 Hz, 1H); 6.95 (s, 1H); 6.98 (s, lH); 7.22 (d, J=8.76 Hz, 1H); 10.30 (s,1H).
MS (m/z) 281 (100); 266; 196; 133.
【0026】
例7: 8−メトキシ−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.00 (t, 7.5 Hz, 3H); 1.76 (m, 2H); 2.70 (t, 7.5Hz, 2H); 3.08 (t, J=7.5 Hz, 2H); 3.87 (s, 3H); 3.97 (t, J=7.5 Hz, 2H); 6.81 (dd, J=2.7および8.7 Hz, 1H); 6.88 (d, J=2.7 Hz, 1H); 7.08 (s, 1H); 7.28 (d, J=8.7 Hz, 1H); 10.38 (brs, 1H).
MS (m/z) 281 M+.; 269; 252(100); 209.
【0027】
例8: 8−メトキシ−11−メチル−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.06 (t, 7.5 Hz, 3H); 1.83 (m, 2H); 2.75 (t, 7.5 Hz, 2H); 3.08 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.8 (s, 3H); 3.88 (s, 3H); 4.06 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.86 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.96 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (s, 1H); 7.18 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 295 (100); 266; 223; 133.
【0028】
例9: 8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.44 (s, 3H); 3.05 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.77 (s, 3H); 3.85 (s, 3H); 3.99 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.86 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.93 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 267 (100); 251; 235; 224.
【0029】
例10: 8−ヒドロキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン(例9,m=300mg,1ミリモル)を、−78℃で無水のジクロロメタンに溶解した。BBr3(V=8ml)を加え、攪拌を行いながら窒素雰囲気下にて温度を12時間かけて周囲温度に戻した。(2M)NaHCO3の溶液(15ml)を加えた。デカントした後、生成物がジクロロメタンから沈澱し、予想生成物を回収した(m=150mg,0.6ミリモル,収率=50%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.45 (s, 3H); 3.05 (t, J=6.7 Hz, 2H); 3.84 (s, 3H); 4.06 (t, J=6.7 Hz, 2H); 6.80 (d, J= 8.7 Hz, 1H); 6.91 (s, 1H); 7.15 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 253 (100); 224; 211; 126.
【0030】
例11: 8−ヒドロキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン(例2,m=350mg,1.4ミリモル)を、−78℃で無水のジクロロメタンに溶解した。BBr3(V=8ml)を加え、攪拌を行いながら窒素雰囲気下にて温度を12時間かけて周囲温度に戻した。(2M)NaHCO3の溶液(15ml)を加えた。デカントした後、生成物がジクロロメタンから沈澱し、予想生成物を回収した(m=200mg,0.83ミリモル,収率=59%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.67 (s, 3H); 3.19 (t, J=7.2 Hz, 2H); 4.21 (t, J=7.2 Hz, 2H); 6.78 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.88 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.23 (d, J=8.7 Hz, 1H).
【0031】
例12: 3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.53 (s, 3H); 3.08 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.99 (t, J=6.8 Hz, 2H); 7.04 (m, 2H); 7.16 (m, 2H); 7.36 (s, 1H); 7.44 (d, 1H).
MS (m/z) 223 (100); 208; 181; 154.
【0032】
例13: 8−クロロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.72 (s, 3H); 2,81 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.13 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.12 (dd, J=2および8.7 Hz, 1H); 7.31 (d, J=8.7 Hz, 1H); 7.44 (d, J=2 Hz, 1H); 7.52 (s, 1H).
MS (m/z) 257 (100); 242; 221; 215.
【0033】
例14: 8−メトキシ−3−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中の5−メトキシトリプタミンおよび馬尿酸を基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CD3COCD3): 2.87 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.82 (s, 3H), 4.45 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.77 (dd, J=2.4および9.6 Hz, 1H); 7.05 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.30 (s, 1H); 7.31 (d, J=9.6 Hz, 1H); 7.52 (m, 3H); 7.75 (m, 2H); 8.02 (s, 1H).
MS (m/z) 315 (100); 272; 211; 168
【0034】
例15: 11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): 1.33 (t, 7.1 Hz, 3H); 2.76 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.25 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.24 (m, 4H); 7.12 (t, 1H); 7.3 (m, 2H); 7.49 (d+1s, 2H).
【0035】
例16: 8−クロロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−クロロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.60 (s, 3H); 2.70 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.8 Hz, 2H); 4.20 (t, J=6.8 Hz, 2H); 7.12 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.25 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H); 7.6 (s, 1H).
MS (m/z) 271 (100); 235; 193; 167.
【0036】
例17: 8−クロロ−3−メチル−11−エチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−クロロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.39 (t, J=4.8 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.85 (s, 3H); 3.2 (t, J=7 Hz, 2H); 4.3 (m, 4H); 7.2 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 7.35 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.53 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.6 (s, 1H).
MS (m/z) 285 (100); 270; 249; 180.
【0037】
例18: 3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.43 (s, 3H); 2.61 (s, 3H); 2.85 (s, 3H); 3.14 (t, J=7 Hz, 2H); 4.08 (t, J=7 Hz, 2H); 7.05 (d, 8.6 Hz, 1H); 7.28 (s, 1H); 7.32 (d, J=8.6 Hz, 1H); 7.51 (s, 1H).
MS (m/z) 237 (50); 129; 73; 55 (100).
【0038】
例19: 3,8,11−トリメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて例1の手順を行った。
1H NMR (CDCl3:CD3OD/90:10): 2.40 (s, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.2 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.75 (s, 3H); 4.18 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.07 (d, J=8.5 Hz, 1H); 7.21 (d, J=8.5 Hz, 1H); 7.27 (s, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) 251 (100); 235; 203.
【0039】
例20: 11−エチル−3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H); 2.40 (s, 3H); 2.72 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.21 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.19 (m, 4H); 7.08 (d, J= 8.4 Hz, 1H); 7.20 (d, J=8.4 Hz, 1H); 7.29 (s, 1H); 7.45 (s, 1H).
MS (m/z) 265 (100); 250; 236; 223.
【0040】
例21: 8−フルオロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手続きを行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.60 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.09 (t, J=7 Hz, 2H); 4.10 (t, J=7 Hz, 2H); 6.87 (dt, J=2.4および9 Hz, 1H); 7.02 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.26 (dd, J=3および9 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) : 241 (100); 226; 199; 172.
【0041】
例22: 8−ブロモ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−ブロモトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.68 (s 3H); 2.86 (s, 3H); 3.19 (t, J=7.2 Hz, 2H); 4.20 (t, J=7.2 Hz, 2H); 7.28 (m, 2H); 7.34 (s, 1H); 7.58 (s, 1H); 7.61 (s, 1H).
MS (m/z) 301/302 (100); 286; 259; 234.
【0042】
例23: 8−フルオロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.78 (s, 3H); 2.83 (s, 3H); 3.25 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.31 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.07 (dt, J=2.4および9Hz, 1H); 7.22 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.32 (dd, J=3および9 Hz, 1H); 7.66 (s, 1H).
MS (m/z) 255 (100); 213; 185; 128.
【0043】
例24: 8−フルオロ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.80 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.2 (m, 4H); 6.97 (dt, J=2.4および9 Hz , 1H); 7.13 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.23 (dd, J=4および9 Hz, 1H); 7.65 (s, 1H).
MS (m/z) 269 (100); 254; 227; 199.
【0044】
例25: 8−ブロモ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−ブロモトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.18 (t, J=7 Hz, 2H); 3.59 (s, 3H); 4.20 (m, 4H); 7.19 (d, J=8.7 Hz, 1H); 7.30 (dd, J=1.8および8.7 Hz, 1H); 7.53 (s, 1H); 7.63 (d, J=1.8Hz, 1H) .
MS (rnlz) 329/330 (100); 316; 300; 273.
【0045】
本発明のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、特にメチルスルホネート(可溶性)の形態でのものを、ヒナ鳥で試験し、ヒナ鳥で活性なある種の化合物を雌および雄のビーグル犬に単回用量で投与し、少なくとも4時間睡眠ポリグラフにより検討を行った。
【0046】
ヒナ鳥の実験プロトコール
Couvoir Gauguet, 44 Le PinのJA 657ヒナ鳥を、25±2℃に温度調節して12時間の日光と12時間の暗闇との明暗の交互プログラムに少なくとも6日間慣らした。それらに自由に食餌を与え、試験日に平均体重が100±10gである3匹の群で飼育器中で試験化合物を与えた。この種のその齢では、有効な髄膜(血液−脳)関門はない。試験生成物を、溶液または水性懸濁液(Tween 80 1滴/ml)で3用量(1、3および10mg/kg)で3匹のヒナ鳥の2バッチにそれぞれ筋肉内(IM)に投与し、90分間観察した。それぞれの試験種(18飼育器)について、注射用製剤の代わりに同容積(0.2ml IM)の水を投与するネガティブコントロールを少なくとも1バッチ用いた。
【0047】
90分間の観察期間中に、ヒナ鳥に15分毎に一杯になった飼槽を見せることによって強く刺激し、5分毎にその期間の警戒態勢の状態に相当する下記の5段階の状態:
あちこち移動する、座ったままで警戒、眠たげ、静止、睡眠様状態の中から等級を付ける。検討を行ったパラメーターは、時間対投与と睡眠の最初の段階の間に経過した非活動状態(TA)、最初の睡眠の時間(TS)、およびその期間中の総鎮静時間(Tsed)を、分およびその期間の%(Sed)として表したものであった。
【0048】
異なる日に行った試験の結果を比較するため、試験コントロールと比較した最初の睡眠の時間TSの伸長を記録した。
【0049】
結果
同齢の試験に今日されていないヒナ鳥では、覚醒−睡眠サイクルは一日中20〜30分間継続する。従って、(20種類の中)少なくとも11種類の化合物では、1mgの用量から、20分を上回る最初の睡眠時間TSによって示されるように運動活性の著しい減少が誘発された。
【0050】
一層高用量では、この範疇の試験生成物の数は、3〜10mg/kgに対して18/20〜20/20に変化した。
【0051】
試験化合物の大半には明らかなポジティブな用量−効果関係があり、用量を増加すると、非活動状態の開始が短くなる。
【0052】
90分間に対して、プラシーボを用いて観察したものと比較した鎮静時間の差は、1mg/kgの用量では2種類の化合物について、3mg/kgでは4種類の化合物について、および10mg/kgでは12種類の化合物について52分間を上回った。
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
イヌについての実験プロトコール
睡眠ポリグラフ試験を、シリーズからの3種類の生成物のそれぞれについて、HARLAN, 03 Gannatの免許を有するブリーダーから雌および雄の6頭の成犬について、脳の運動ニューロンに面している洞を通って前頭骨と接触している試験期間中に外科的に移植したステンレススチール電極を用いて行った。Tafani, Valin et alによって適用されたNishino et alの方法は、別途報告している。これは、眼の運動についての2種類の軌跡であって、筋肉運動(項部筋肉の求心性電極)についての1本の軌跡と、2本の脳波記録(EEG)の軌跡を記録することを含んでなる。デジタルEEG軌跡は、0、16または48mg(すなわち、平均して、生活体重の0、1および3mg/kg)の試験生成物を含む00 ゲルールを投与した後4時間Nicollet Schwarzerポリグラフなど(DELTAMED Coherence 2 and 3, MEI Galileo NT)を用いて記録した。
【0057】
それぞれのイヌを、SHOR-LINE型の1m2であって高さが80cmの観察ケージに1週間の順化の後に、1日2回2日間にわたって午前または午後に4時間観察した。それぞれのイヌについて、観察は常に同じ時間に開始した。えさは、観察開始の30分前に与えた。
【0058】
睡眠ポリグラフの軌跡は、それぞれ連続的な30秒間について少なくとも4段階、すなわち覚醒、催眠、遅延睡眠、およびパラ睡眠を区別することができた。最初の無警戒症状のそれぞれの出現の潜伏期と2時間当たりの各段階の期間を、それぞれのイヌについて記録した。平均値を比較することによって、睡眠の微小構造についての試験生成物の効果を検討することができた。
【0059】
結果
潜伏時間:表 V 〜 VII :
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
3種類の試験生成物は、最初の催眠の潜伏期の明らかな減少を示し、これは、例1の生成物について3mg/kgの用量で一層明らかである。最初の遅延睡眠症状(EEG軌跡でのスパイクを特徴とする)の潜伏期は、全般的試験生成物と比較してはんぶんであった。
【0064】
3種類の化合物は、正の催眠効果を誘発する。
【0065】
それぞれの警戒段階で経過した時間:表VIII〜X
【0066】
【表8】
【0067】
【表9】
【0068】
【表10】
【0069】
4時間の観察にわたって、特に3種類の化合物について3mg/kgの用量について、警戒時間の減少傾向が観察された。この警戒の減少は、本質的には遅延睡眠とパラ睡眠段階の増加によって達成された。
【0070】
観察された効果は、特に1mg/kgの用量については最初の2時間中に一層明らかになり、これは生成物の排泄反応速度論に相当することができた。
【0071】
3種類の化合物は、催眠特性を示す。
【0072】
既知化合物とは対照的に、催眠比率にもまたは無警戒期間におけるパラ睡眠の比率にも変更はなかった。
【0073】
本発明のイミダゾピリドインドール誘導体はいずれも、少なくとも2つの動物種の中枢神経系に薬理活性を示した。それらは、警戒態勢を減少し、睡眠の開始を促進する(正の催眠効果)。ヒナ鳥とイヌでは、警戒活性が減少した。この後者の種では、睡眠の超微細構造に変更はない。従って、それらは、薬剤、特に睡眠薬として有用である。
【0001】
発明の分野
本発明は、下記一般式(I)のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、その異性体、および薬学上許容可能な酸とのその付加塩に関する:
【化1】
(式中、
R1、R2、R3およびR4は、同一でもまたは異なっていてもよく、独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基であり、
R5は、水素原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基であり、
R6およびR7は、同一であるかまたは異なっており、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基である)。
【発明の具体的説明】
【0002】
本明細書の記載において、「アリール」という用語は、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ジヒドロナフチル、インデニルまたはインダニル基を意味し、これらの基はそれぞれ、必要に応じて、同一または異なる手段で、1個以上のハロゲン原子、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ、アミノ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ、アリールオキシ、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ、線状もしくは分岐状(C1〜C6)トリハロゲノアルキル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシカルボニル、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノカルボニル、またはオキソ基で置換される。
【0003】
有利な変更態様において、本発明の好ましい化合物は、
R1、R3およびR4が水素原子であり、
R6およびR7が独立して水素原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、またはアリール基であり、
R5が水素原子、または、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基である
化合物である。
【0004】
本発明による好ましい置換基R2は、水素原子、ハロゲン原子(フッ素、塩素または臭素)、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、および、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基である。
【0005】
本発明の好ましい化合物は、
3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−イソプロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−11−メチル−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
11−メチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−11−エチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8,11−トリメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
11−エチル−3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
である。
【0006】
本発明はまた、式(I)の化合物の製造方法であって、
用いる出発生成物は、式(II):
【化2】
(式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、式(I)に示した意味を有する)
の化合物であり、前記式(II)の化合物を、ペプチドカップリング合成条件下で、式(III):
【化3】
(式中、R6およびR7は、式(I)で定義した通りである)
の化合物と反応させて、式(IV):
【化4】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記で定義した通りである)
の化合物を生成させ、式(IV)の化合物をトルエンのような溶媒中でオキシ塩化リンの存在下にて処理して、式(I):
【化5】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は上記で定義した通りである)
の化合物を生成させ、必要に応じて、本発明の化合物を同時に構成する一般式(I)の化合物を、薬学上許容可能な酸を用いてそれらの付加塩に転換することを含んでなる方法に関する。
【0007】
式(II)および(III)を有する化合物は、市販の化合物であるか、または有機合成の既知の方法を用いて得られる。
【0008】
本発明はまた、単独でまたは1種類以上の毒性がなく且つ薬学上許容可能な賦形剤または不活性ビヒクルと組み合わせて用いられる、活性成分としての、式(I)の化合物の少なくとも1種、または薬学上許容可能な酸とのその付加塩を含んでなる医薬組成物に関する。
【0009】
言及することができる本発明の更に具体的な医薬組成物は、経口、非経口(静脈内、筋肉内または皮下)、経皮または経皮膚、鼻、直腸、舌下、眼または呼吸投与に適するものであり、特に単純なまたは糖衣錠剤、舌下錠、サシェ、ゲルール(gelules)、ロゼンジ、座薬、クリーム、ポマード、スキンゲル、注射用または飲用製剤、エアゾール、または点眼または点鼻薬である。
【実施例】
【0010】
下記の例により、本発明を説明するが、これらは発明の範囲を制限するものではない。
【0011】
ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体は、従来技術分野において下記の化合物の合成における中間体として記載されている:
R1=R2=R3=R4=R5=R6=Hであり、R7=CH3: Kanaoke, Y; Sato, E; Yonemitsu, O; Tetrahedron, 1968, 24, 2591-2594。
R1=R2=R3=R4=R5=R6=Hであり、R7=Ph: Elliott, J. Org. Chem., 1962, 3302−3305。
【0012】
明らかに、これらの誘導体は合成の中間体としてしか記載されておらず、治療活性については知られていない。それらは、薬剤、特に催眠薬としての関連においてのみ本発明の範囲に包含される。
【0013】
用いる出発生成物および/または試薬は、既知であるかまたは既知の方法を用いて調製される。
【0014】
例および合成段階に記載されている化合物の構造は、通常の分光光度法(赤外、NMR、質量分光法)を用いて決定した。
【0015】
本発明の主題を説明するために、一般式(I)(式中、R1=R3=R4=Hである)の誘導体の幾つかの例を下記に示す:
【化6】
【0016】
【表1】
【0017】
例1: 3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA: 2−アセチルアミノ−N−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]アセタミド
ジフェニルホスホリルアジド(5.8ml, 27.5ml)とトリエチルアミン(3.85ml, 27.5ml)を、0℃に冷却したDMF(100ml)中において、トリプタミン(4.32g, 27ミリモル)およびN−アセチルグリシン(3.3g, 28ミリモル)の混合物に連続して加えた。この混合物を窒素雰囲気下で周囲温度にて12時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行い、予想生成物(m=5.5g, 21ミリモル)を78%の収率で得た。
【0018】
操作モードB: 2−アセチルアミノ−N−[2−(l−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチルアセタミド
60%NaH/油(0.35g, 8.75ミリモル)とハロゲン化アルキル(CH3I,0.55ml,8.83ミリモル)を、操作モードAで得たアミド(2g,8.23ミリモル)をDMF(20ml)に溶解したものに加えた。これを周囲温度で12時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行ったところ、予想生成物(1.02g,3.96ミリモル)を48%の収率で得た。
【0019】
操作モードC: 3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードBからのアミド(1.02g,3.96ミリモル)を、トルエン(V=50ml)中で加熱還流した。POCl3(10ml)をトルエン(15ml)に懸濁したものを30分間かけて加えた。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣をエタノール(5ml)に溶解させた後、NaOH(20%,50ml)を加えた。これを30分間攪拌した後、形成した固形生成物を濾過によって回収した。生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、予想生成物を得た(280mg,1.26ミリモル;収率=32%)。
【0020】
3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネートをエタノールに溶解したものを得るために、メタンスルホン酸(1当量)を加えて、相当するメシレートを沈澱によって得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.72 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.23 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.71 (s, 3H); 4.22 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.11 (m, 2H); 7.24 (s, 2H); 7.48 (m, 2H)。
MS (m/z) 237 (100); 221; 195; 181。
【0021】
例2: 8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.40 (s, 3H); 2.80 (s, 3H); 3.00 (t, J=6.6 Hz, 2H); 3.80 (s, 3H); 3.96 (t, J=6.6 Hz, 2H); 6.78 (m, 2H); 7.20 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, lH)。
【0022】
例3: 8−メトキシ−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ホルミルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 3.09 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.82 (s, 3H); 4.2 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.79 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 6.91 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.10 (s, 1H); 7.23 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) 239 (100); 196; 168; 140.
【0023】
例4: 8−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチル−2−フェニルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.5 (s, 3H); 3.15 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.85 (s, 3H); 4.08 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.8 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 6.94 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.36 (m, 1H); 7.46 (m, 2H); 7.74 (m, 2H); 8.30 (s, 1H).
MS (m/z) 329 (100); 286; 165; 143.
【0024】
例5: 1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチル−2−エチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.30 (t, 7 Hz, 3H); 2.43 (s, 3H); 2.80 (q, 7 Hz, 2H); 3.11 (t, J=7 Hz, 2H); 3.88 (s, 3H), 4.06 (t, J=7 Hz, 2H); 6.83 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.97 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.27 (d, J=8.7 Hz, 1H); 8.71 (brs, 1H).
MS (m/z) 281 (100); 266; 250; 233.
【0025】
例6: 8−メトキシ−3−イソプロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−イソブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.33 (d, J=6.8 Hz, 6H); 3.04 (m, 4H); 3.86 (s, 3H); 4.04 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.79 (d, J=8.76 Hz, 1H); 6.95 (s, 1H); 6.98 (s, lH); 7.22 (d, J=8.76 Hz, 1H); 10.30 (s,1H).
MS (m/z) 281 (100); 266; 196; 133.
【0026】
例7: 8−メトキシ−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行い、得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.00 (t, 7.5 Hz, 3H); 1.76 (m, 2H); 2.70 (t, 7.5Hz, 2H); 3.08 (t, J=7.5 Hz, 2H); 3.87 (s, 3H); 3.97 (t, J=7.5 Hz, 2H); 6.81 (dd, J=2.7および8.7 Hz, 1H); 6.88 (d, J=2.7 Hz, 1H); 7.08 (s, 1H); 7.28 (d, J=8.7 Hz, 1H); 10.38 (brs, 1H).
MS (m/z) 281 M+.; 269; 252(100); 209.
【0027】
例8: 8−メトキシ−11−メチル−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−ブチリルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.06 (t, 7.5 Hz, 3H); 1.83 (m, 2H); 2.75 (t, 7.5 Hz, 2H); 3.08 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.8 (s, 3H); 3.88 (s, 3H); 4.06 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.86 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.96 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (s, 1H); 7.18 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 295 (100); 266; 223; 133.
【0028】
例9: 8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中に5−メトキシトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.44 (s, 3H); 3.05 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.77 (s, 3H); 3.85 (s, 3H); 3.99 (t, J=6.9 Hz, 2H); 6.86 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.93 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.15 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 267 (100); 251; 235; 224.
【0029】
例10: 8−ヒドロキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン(例9,m=300mg,1ミリモル)を、−78℃で無水のジクロロメタンに溶解した。BBr3(V=8ml)を加え、攪拌を行いながら窒素雰囲気下にて温度を12時間かけて周囲温度に戻した。(2M)NaHCO3の溶液(15ml)を加えた。デカントした後、生成物がジクロロメタンから沈澱し、予想生成物を回収した(m=150mg,0.6ミリモル,収率=50%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.45 (s, 3H); 3.05 (t, J=6.7 Hz, 2H); 3.84 (s, 3H); 4.06 (t, J=6.7 Hz, 2H); 6.80 (d, J= 8.7 Hz, 1H); 6.91 (s, 1H); 7.15 (d, J=8.7 Hz, 1H).
MS (m/z) 253 (100); 224; 211; 126.
【0030】
例11: 8−ヒドロキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン(例2,m=350mg,1.4ミリモル)を、−78℃で無水のジクロロメタンに溶解した。BBr3(V=8ml)を加え、攪拌を行いながら窒素雰囲気下にて温度を12時間かけて周囲温度に戻した。(2M)NaHCO3の溶液(15ml)を加えた。デカントした後、生成物がジクロロメタンから沈澱し、予想生成物を回収した(m=200mg,0.83ミリモル,収率=59%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.67 (s, 3H); 3.19 (t, J=7.2 Hz, 2H); 4.21 (t, J=7.2 Hz, 2H); 6.78 (dd, J=2.4および8.7 Hz, 1H); 6.88 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.23 (d, J=8.7 Hz, 1H).
【0031】
例12: 3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.53 (s, 3H); 3.08 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.99 (t, J=6.8 Hz, 2H); 7.04 (m, 2H); 7.16 (m, 2H); 7.36 (s, 1H); 7.44 (d, 1H).
MS (m/z) 223 (100); 208; 181; 154.
【0032】
例13: 8−クロロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.72 (s, 3H); 2,81 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.13 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.12 (dd, J=2および8.7 Hz, 1H); 7.31 (d, J=8.7 Hz, 1H); 7.44 (d, J=2 Hz, 1H); 7.52 (s, 1H).
MS (m/z) 257 (100); 242; 221; 215.
【0033】
例14: 8−メトキシ−3−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン
操作モードA中の5−メトキシトリプタミンおよび馬尿酸を基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CD3COCD3): 2.87 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.8 Hz, 2H); 3.82 (s, 3H), 4.45 (t, J=6.8 Hz, 2H); 6.77 (dd, J=2.4および9.6 Hz, 1H); 7.05 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.30 (s, 1H); 7.31 (d, J=9.6 Hz, 1H); 7.52 (m, 3H); 7.75 (m, 2H); 8.02 (s, 1H).
MS (m/z) 315 (100); 272; 211; 168
【0034】
例15: 11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中のトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): 1.33 (t, 7.1 Hz, 3H); 2.76 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.25 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.24 (m, 4H); 7.12 (t, 1H); 7.3 (m, 2H); 7.49 (d+1s, 2H).
【0035】
例16: 8−クロロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−クロロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 2.60 (s, 3H); 2.70 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.8 Hz, 2H); 4.20 (t, J=6.8 Hz, 2H); 7.12 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.25 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H); 7.6 (s, 1H).
MS (m/z) 271 (100); 235; 193; 167.
【0036】
例17: 8−クロロ−3−メチル−11−エチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−クロロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): 1.39 (t, J=4.8 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.85 (s, 3H); 3.2 (t, J=7 Hz, 2H); 4.3 (m, 4H); 7.2 (dd, J=2.4および8.8 Hz, 1H); 7.35 (d, J=8.8 Hz, 1H); 7.53 (d, J=2.4 Hz, 1H); 7.6 (s, 1H).
MS (m/z) 285 (100); 270; 249; 180.
【0037】
例18: 3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.43 (s, 3H); 2.61 (s, 3H); 2.85 (s, 3H); 3.14 (t, J=7 Hz, 2H); 4.08 (t, J=7 Hz, 2H); 7.05 (d, 8.6 Hz, 1H); 7.28 (s, 1H); 7.32 (d, J=8.6 Hz, 1H); 7.51 (s, 1H).
MS (m/z) 237 (50); 129; 73; 55 (100).
【0038】
例19: 3,8,11−トリメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて例1の手順を行った。
1H NMR (CDCl3:CD3OD/90:10): 2.40 (s, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.2 (t, J=6.9 Hz, 2H); 3.75 (s, 3H); 4.18 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.07 (d, J=8.5 Hz, 1H); 7.21 (d, J=8.5 Hz, 1H); 7.27 (s, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) 251 (100); 235; 203.
【0039】
例20: 11−エチル−3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−メチルトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H); 2.40 (s, 3H); 2.72 (s, 3H); 2.78 (s, 3H); 3.21 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.19 (m, 4H); 7.08 (d, J= 8.4 Hz, 1H); 7.20 (d, J=8.4 Hz, 1H); 7.29 (s, 1H); 7.45 (s, 1H).
MS (m/z) 265 (100); 250; 236; 223.
【0040】
例21: 8−フルオロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手続きを行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.60 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.09 (t, J=7 Hz, 2H); 4.10 (t, J=7 Hz, 2H); 6.87 (dt, J=2.4および9 Hz, 1H); 7.02 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.26 (dd, J=3および9 Hz, 1H); 7.50 (s, 1H).
MS (m/z) : 241 (100); 226; 199; 172.
【0041】
例22: 8−ブロモ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−ブロモトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。得られたアミドを、操作モードCの環化反応に直接用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.68 (s 3H); 2.86 (s, 3H); 3.19 (t, J=7.2 Hz, 2H); 4.20 (t, J=7.2 Hz, 2H); 7.28 (m, 2H); 7.34 (s, 1H); 7.58 (s, 1H); 7.61 (s, 1H).
MS (m/z) 301/302 (100); 286; 259; 234.
【0042】
例23: 8−フルオロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 2.78 (s, 3H); 2.83 (s, 3H); 3.25 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.31 (t, J=6.9 Hz, 2H); 7.07 (dt, J=2.4および9Hz, 1H); 7.22 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.32 (dd, J=3および9 Hz, 1H); 7.66 (s, 1H).
MS (m/z) 255 (100); 213; 185; 128.
【0043】
例24: 8−フルオロ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−フルオロトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.80 (s, 3H); 3.16 (t, J=6.9 Hz, 2H); 4.2 (m, 4H); 6.97 (dt, J=2.4および9 Hz , 1H); 7.13 (dd, J= 2.4および9 Hz, 1H); 7.23 (dd, J=4および9 Hz, 1H); 7.65 (s, 1H).
MS (m/z) 269 (100); 254; 227; 199.
【0044】
例25: 8−ブロモ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート
操作モードA中の5−ブロモトリプタミンおよびN−アセチルグリシンを基質として用いて、例1の手順を行った。操作モードBのアルキル化剤は、臭化エチルであった。
1H NMR (300 MHz, CDCl3:CD3OD/90:10): 1.32 (t, J=7 Hz, 3H); 2.70 (s, 3H); 2.75 (s, 3H); 3.18 (t, J=7 Hz, 2H); 3.59 (s, 3H); 4.20 (m, 4H); 7.19 (d, J=8.7 Hz, 1H); 7.30 (dd, J=1.8および8.7 Hz, 1H); 7.53 (s, 1H); 7.63 (d, J=1.8Hz, 1H) .
MS (rnlz) 329/330 (100); 316; 300; 273.
【0045】
本発明のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン誘導体、特にメチルスルホネート(可溶性)の形態でのものを、ヒナ鳥で試験し、ヒナ鳥で活性なある種の化合物を雌および雄のビーグル犬に単回用量で投与し、少なくとも4時間睡眠ポリグラフにより検討を行った。
【0046】
ヒナ鳥の実験プロトコール
Couvoir Gauguet, 44 Le PinのJA 657ヒナ鳥を、25±2℃に温度調節して12時間の日光と12時間の暗闇との明暗の交互プログラムに少なくとも6日間慣らした。それらに自由に食餌を与え、試験日に平均体重が100±10gである3匹の群で飼育器中で試験化合物を与えた。この種のその齢では、有効な髄膜(血液−脳)関門はない。試験生成物を、溶液または水性懸濁液(Tween 80 1滴/ml)で3用量(1、3および10mg/kg)で3匹のヒナ鳥の2バッチにそれぞれ筋肉内(IM)に投与し、90分間観察した。それぞれの試験種(18飼育器)について、注射用製剤の代わりに同容積(0.2ml IM)の水を投与するネガティブコントロールを少なくとも1バッチ用いた。
【0047】
90分間の観察期間中に、ヒナ鳥に15分毎に一杯になった飼槽を見せることによって強く刺激し、5分毎にその期間の警戒態勢の状態に相当する下記の5段階の状態:
あちこち移動する、座ったままで警戒、眠たげ、静止、睡眠様状態の中から等級を付ける。検討を行ったパラメーターは、時間対投与と睡眠の最初の段階の間に経過した非活動状態(TA)、最初の睡眠の時間(TS)、およびその期間中の総鎮静時間(Tsed)を、分およびその期間の%(Sed)として表したものであった。
【0048】
異なる日に行った試験の結果を比較するため、試験コントロールと比較した最初の睡眠の時間TSの伸長を記録した。
【0049】
結果
同齢の試験に今日されていないヒナ鳥では、覚醒−睡眠サイクルは一日中20〜30分間継続する。従って、(20種類の中)少なくとも11種類の化合物では、1mgの用量から、20分を上回る最初の睡眠時間TSによって示されるように運動活性の著しい減少が誘発された。
【0050】
一層高用量では、この範疇の試験生成物の数は、3〜10mg/kgに対して18/20〜20/20に変化した。
【0051】
試験化合物の大半には明らかなポジティブな用量−効果関係があり、用量を増加すると、非活動状態の開始が短くなる。
【0052】
90分間に対して、プラシーボを用いて観察したものと比較した鎮静時間の差は、1mg/kgの用量では2種類の化合物について、3mg/kgでは4種類の化合物について、および10mg/kgでは12種類の化合物について52分間を上回った。
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
イヌについての実験プロトコール
睡眠ポリグラフ試験を、シリーズからの3種類の生成物のそれぞれについて、HARLAN, 03 Gannatの免許を有するブリーダーから雌および雄の6頭の成犬について、脳の運動ニューロンに面している洞を通って前頭骨と接触している試験期間中に外科的に移植したステンレススチール電極を用いて行った。Tafani, Valin et alによって適用されたNishino et alの方法は、別途報告している。これは、眼の運動についての2種類の軌跡であって、筋肉運動(項部筋肉の求心性電極)についての1本の軌跡と、2本の脳波記録(EEG)の軌跡を記録することを含んでなる。デジタルEEG軌跡は、0、16または48mg(すなわち、平均して、生活体重の0、1および3mg/kg)の試験生成物を含む00 ゲルールを投与した後4時間Nicollet Schwarzerポリグラフなど(DELTAMED Coherence 2 and 3, MEI Galileo NT)を用いて記録した。
【0057】
それぞれのイヌを、SHOR-LINE型の1m2であって高さが80cmの観察ケージに1週間の順化の後に、1日2回2日間にわたって午前または午後に4時間観察した。それぞれのイヌについて、観察は常に同じ時間に開始した。えさは、観察開始の30分前に与えた。
【0058】
睡眠ポリグラフの軌跡は、それぞれ連続的な30秒間について少なくとも4段階、すなわち覚醒、催眠、遅延睡眠、およびパラ睡眠を区別することができた。最初の無警戒症状のそれぞれの出現の潜伏期と2時間当たりの各段階の期間を、それぞれのイヌについて記録した。平均値を比較することによって、睡眠の微小構造についての試験生成物の効果を検討することができた。
【0059】
結果
潜伏時間:表 V 〜 VII :
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
3種類の試験生成物は、最初の催眠の潜伏期の明らかな減少を示し、これは、例1の生成物について3mg/kgの用量で一層明らかである。最初の遅延睡眠症状(EEG軌跡でのスパイクを特徴とする)の潜伏期は、全般的試験生成物と比較してはんぶんであった。
【0064】
3種類の化合物は、正の催眠効果を誘発する。
【0065】
それぞれの警戒段階で経過した時間:表VIII〜X
【0066】
【表8】
【0067】
【表9】
【0068】
【表10】
【0069】
4時間の観察にわたって、特に3種類の化合物について3mg/kgの用量について、警戒時間の減少傾向が観察された。この警戒の減少は、本質的には遅延睡眠とパラ睡眠段階の増加によって達成された。
【0070】
観察された効果は、特に1mg/kgの用量については最初の2時間中に一層明らかになり、これは生成物の排泄反応速度論に相当することができた。
【0071】
3種類の化合物は、催眠特性を示す。
【0072】
既知化合物とは対照的に、催眠比率にもまたは無警戒期間におけるパラ睡眠の比率にも変更はなかった。
【0073】
本発明のイミダゾピリドインドール誘導体はいずれも、少なくとも2つの動物種の中枢神経系に薬理活性を示した。それらは、警戒態勢を減少し、睡眠の開始を促進する(正の催眠効果)。ヒナ鳥とイヌでは、警戒活性が減少した。この後者の種では、睡眠の超微細構造に変更はない。従って、それらは、薬剤、特に睡眠薬として有用である。
Claims (8)
- 下記一般式(I)のジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン化合物、その異性体、および薬学上許容可能な酸とのその付加塩:
R1、R2、R3およびR4は、同一でもまたは異なっていてもよく、独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基であり、
R5は、水素原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、または線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基であり、
R6およびR7は、同一であるかまたは異なっており、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルキル基、線状もしくは分岐状トリハロゲノ(C1〜C6)アルコキシ基、シアノ基、アミノ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルアミノ基、線状もしくは分岐状ジ(C1〜C6)アルキルアミノ基、アリール基、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルキル基、カルボキシル基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキルカルボニルオキシ基、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アシル基、アリールオキシ基、または、線状もしくは分岐状アリール(C1〜C6)アルコキシ基である)、
ただし、一般式(I)中、R1〜R6が水素原子であり、R7がCH3基またはフェニル基である、化合物を除く。 - R1、R3、およびR4が水素原子であり、
R6およびR7が、独立して水素、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、またはアリール基、特にフェニル基であり、
R5が、水素原子であるか、または線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基である、請求項1に記載の化合物。 - R2が、水素原子、ハロゲン原子(フッ素、塩素または臭素)、線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルキル基、ヒドロキシル基、または線状もしくは分岐状(C1〜C6)アルコキシ基である、請求項1または2に記載の化合物。
- 下記の化合物から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物:
3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−イソプロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
8−メトキシ−11−メチル−3−プロピル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ヒドロキシ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−メトキシ−3−フェニル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリン、
11−メチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−クロロ−3−メチル−11−エチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
3,8,11−トリメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
11−エチル−3,8−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−3,11−ジメチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−フルオロ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート、
8−ブロモ−11−エチル−3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[5,1−a]−β−カルボリンメタンスルホネート。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
式(II):
の化合物を、ペプチドカップリング合成条件下で、式(III):
の化合物と反応させて、式(IV):
の化合物を生成させ、式(IV)の化合物をトルエンのような溶媒中でオキシ塩化リンの存在下にて処理して、式(I):
の化合物を生成させ、必要に応じて、式(I)の化合物を、薬学上許容可能な酸を用いてそれらの付加塩に転換することを含んでなる、方法。 - 活性成分としての、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の少なくとも1種または薬学上許容可能な酸とのその付加塩の一つを、1種類以上の毒性がなく且つ薬学上許容可能な賦形剤または不活性ビヒクルと、組み合わせて含んでなる、医薬組成物。
- 薬剤としての、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
- 催眠薬としての、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
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