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JP2004534425A6 - 迅速テキストタイピングをサポートするハンドヘルド装置 - Google Patents

迅速テキストタイピングをサポートするハンドヘルド装置 Download PDF

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JP2004534425A6
JP2004534425A6 JP2002572162A JP2002572162A JP2004534425A6 JP 2004534425 A6 JP2004534425 A6 JP 2004534425A6 JP 2002572162 A JP2002572162 A JP 2002572162A JP 2002572162 A JP2002572162 A JP 2002572162A JP 2004534425 A6 JP2004534425 A6 JP 2004534425A6
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Abstract

本発明は、ハンドヘルド装置(図1)に係る。この装置は、その表面に多数のキー(112,113)を備え(表面キー)、そしてその側面に1つ以上のボタン(101,102,103)を備えている(側面ボタン)。ユーザは、装置を保持していない手の指を使用して表面キーの1つを押圧すると同時に、装置を保持している手の指で側面ボタンをある組合せで押すことによりキャラクタを打つ(又はファンクションを呼び出す)。いずれの側面キーも押さずに表面キーを押すと、所与のキャラクタ(又はファンクション)が発生する。同じ表面キーを押すと同時に側面キーを所与の組合せで押すと、異なるキャラクタ(又はファンクション)が生じる。本発明は、セルラー電話ハンドセット及び他のハンドヘルド装置においてテキストを迅速にタイプできるようにする。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ハンドヘルド電子装置に係る。より詳細には、本発明は、個人がハンドヘルド電子装置においてテキストを迅速にタイピングできるようにする装置に係る。
【背景技術】
【0002】
ほとんどのセルラー電話ハンドセット(及び他のハンドヘルド装置)では、タイピングが低速で扱い難いものである。しかも、主として、ワイヤレスデータサービス(米国のGoAmerica及びOmniSkyや、日本のNTT DoCoMoのような)が出現し、「インターネット・イネーブル型」セルラー電話ハンドセット及びパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)が増加し、そしてe−メール、インスタント・メッセージング及びウェブブラウジングのような移動インターネットベースサービスが益々普及してきているために、ハンドヘルド装置を使用してテキストをタイプする必要性が急速に増加している。
【0003】
ほとんどのセルラー電話ハンドセットは、「コール開始」ボタンと、「コール終了」ボタンとを備えている。ここに述べる他の全てのボタンと同様に、ボタンの正確な名前、記号又はグラフィックスは、説明上のものに過ぎず、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに変更し得る。ユーザが「コール開始」ボタンを押すと、セルラー電話ハンドセットは、他の電話と同様に振舞い、即ち数字0から9、「*」及び「#」をもつ表面キーを押すと、適当なトーンが発生すると共に、電話番号がダイヤルされる。コールを終了するときには、ユーザが「コール終了」ボタンを押すか、又はおそらくオン/オフボタンを使用して電話をオフに切り換える。
【0004】
しかしながら、多くの近代的な移動装置は、ユーザが電話コール以外のことを行えるようにし、即ち多くの近代的なセルラー電話ハンドセット(及び他のハンドヘルド装置)は、成長しつつある特徴のリストの中で、ユーザが、アドレスのようなパーソナル情報マネージメントデータを入力したり見たりし、e−メールをチェックしたり返答したりし、或いはインスタントメッセージを送信したり、ウェブをブラウジングしたりできるようにする。これらの特徴を使用するときには、ユーザは、それら自身、テキストのタイピングを必要とする環境にしばしば置かれる。
【0005】
ハンドヘルド装置、特に、セルラー電話ハンドセットを設計する場合の重要な制約は、サイズである。一般に、目標は、装置を小型に保持することである。しかしながら、現在のハンドセット設計は、フォームファクタが小さいという制約の中でテキストのタイピングを容易にする上であまり成功を得ていない。例えば、今日のセルラー電話ハンドセットでは、数字キーにわたってアルファベットが表示されている。ほとんどの場合に、A、B及びCは、2と示されたキー上にあり、D、E及びFは、3キーにあり、等々となっている。多くの電話は、Q及びZを省略している。他のものは、「PQRS」を7キーに配し、「WXYZ」を9キーに配している。ユーザは、数字キーを押すことでタイピングする。今日のほとんどのセルラー電話では、ワード「Baby」をタイピングする場合、ユーザは、2キーを素早く二度押し(「B」は、2キーにおける2番目の文字だからである)、文字「C」をタイピングしないように1秒間休止し、2キーを一度押し(文字「A」は、2キーにおける最初の文字だからである)、文字「B」をタイピングしないように1秒間休止し、再び2キーを二度押し(Babyの2番目のbとして)、次いで、9キーを三度押す(文字「Y」は、9キーにおける第3の文字だからである)。
【0006】
別の、依然低速の構成においては、センテンスの最初の文字を自動的に大文字にし、他のものを小文字にするように電話がプログラムされる。或いは、ユーザは、キーを更に何回か押すことで大文字を決定することもでき、例えば、2キーを一度押すと、小文字の「a」となり、二度押すと、小文字の「b」となり、三度押すと、小文字の「c」となり、四度押すと、大文字の「A」となり、五度押すと、大文字の「B」となり、六度押すと、大文字の「C」となり、そしておそらく七度押すと、「2」(そのキーの関連した数字)となる。そのキーを更に押すと、通常、一回りして最初に戻り、小文字の「a」となる。これは、エラーを招く傾向がある。例えば、所与の文字を二回タイプするためには、ユーザは、その文字を一度押し、休止し(これにより、ハンドセットは、押されているキーの文字を越えて循環しているのではないことを知り)、次いで、その文字をもう一度押さねばならない。例えば、文字「l」を二回タイピングするためには(例えば、ワード「hellow」をタイピングするとき)、ユーザは、5キーを三回押し(「l」は、そのキーにおける第3の文字であるため)、休止し、次いで、5キーを更に三回押す(第2の「l」をタイピングするために)。5キーを6回押すと(休止せずに)、典型的な現在のハンドセットでは、小文字の「l」が二回タイプされるのではなく、大文字の「L」が一度タイピングされる。
【0007】
ある電話及び電話にアクセスできるアプリケーション(例えば、E*Tradeの電話をベースとする株取引サービス)は、異なるものであるが同様に扱い難い機構を使用しており、即ち文字「J」をタイプしようとするユーザは、数字キー5(文字J、K及びLを有する)を押した後に、数字1を押す(Jは、そのキーの第1文字であるから)。文字Kをタイプするためには、ユーザは、5キーを押した後に、数字2を押す(Kは、5キーの第2の文字であるから)。そして文字Lをタイプするためには、ユーザは、5キーを押した後に、数字3を押す(Lは、5キーの第3文字であるから)。
【0008】
上記のいずれの機構でタイピングする場合にも、不便で且つ低速である。又、システムは、各文字が大文字か否かを推定しなければならない(例えば、各センテンスの最初のワードの最初の文字を大文字にし、残りを小文字にする)か、又はユーザが付加的なキーストロークを使用して所与の文字を大文字に変換することを必要とする。両機構は、個人が高速タイピングを許すある種の手−目、心−目及び筋肉の整合を発達させるのをほぼ不可能にする。
【0009】
他の電話ハンドセットタイピング機構は、ユーザがハンドセットの多数の表面キーを同時に押圧することにより文字及び数字をタイピングできるようにする。参考としてここに援用する米国特許第6,184,803号及び米国特許第6,043,761号は、2つの例について述べている。これらの機構は、ユーザが各文字を1つの事象でタイピングし、即ち2つの表面キーを同時に押圧することにより迅速なタイピングを許す。しかしながら、ユーザの著しい器用さを必要とする。例えば、文字「C」をタイピングするには、ユーザが2キー及び#キーを同時に押すことを必要とする。多くのユーザは、これを学習して使用するのは困難であることが分かるので、これらのハンドセットタイピング機構は、ユーザが、例えば、2キーを押した後に#キーを押すという逐次のタイピングに戻ることも許す。これら2つの特許でカバーされる機構は、ユーザが、全て小文字、全て大文字、又は文字を大文字化するのに付加的なキーストロークを必要とするモードのいずれかでタイピングすることを必要とする。換言すれば、大文字及び小文字の混在する文字をタイピングするには、ユーザが、文字当り多キーの形式に戻ることを必要とし、これは、大文字及び小文字の各キーを単一の事象で打つことができる場合よりも、タイピングが低速で且つ不便である。
【0010】
移動装置の1つのソフトウェア開発者であるテジック・コミュニケーションズ(www.t9.com)は、ディクショナリー及びアルゴリズムを使用して、人々が、文字ごとに1つのキーを打つだけでほとんどのワードをタイピングすることのできるセルラー電話用のソフトウェアを開発した。テジックのT9テキスト入力ソフトウェアでは、ユーザが、文字「h−o−m−e」が刻印された一連のセルラー電話ハンドセットキー(これらは、今日のほとんどのセルラー電話ハンドセットでは、キー4−6−6−3)を打つ場合に、テジックのソフトウェアは、そのキーシーケンスに対応し得る全てのワードを識別し(各キーが3つの文字に対応するので2つ以上存在し得る)、それらワードの1つを示し、そしてユーザがそれを受け入れるか、又はテジックのソフトウェアが間違ったワードを選択した場合には別のものをスクロールする。ユーザがあるワードをタイプするときには、ソフトウェアは、それまでに打たれたキーに対して一致を示す。ほとんどのキーが3つの文字(2キーにおけるA、B及びC、3キーにおけるD、E及びF、等々)を含むので、一連のキー押圧は、テジックのソフトウェアディクショナリーにおける多数の異なるワードに対応し得る。
【0011】
例えば、ユーザが「home」をタイプすると仮定する。ユーザが4キー(文字「h」に対応する)を打つとき、テジックのソフトウェアは、「i」(これも4キーにある)を示す。ユーザが6キー(ワード「home」の第2文字、「o」に対応する)を打つとき、テジックのソフトウェアは、「in」を示す(「n」も6キーにあるので)。ユーザが6キー(「home」の第3文字、「m」に対応する)を再び打つとき、テジックのソフトウェアは、「inn」を示す。ユーザがキー3(ワード「home」の最後の文字、「e」に対応する)を打つとき、テジックのソフトウェアは、それまでそれが示していたもの「inn」を、「good」即ちそれまで押されたキーに一致するそのディクショナリー内の第1ワードに変更する。ワード「home」と同様に、ワード「good」も、ほとんどの電話ハンドセットにおけるキー4−6−6−3に対応する。「good」は、ユーザがタイピングしようとするワード(これは「home」であった)ではないので、テジックのソフトウェアは、ユーザがセルラー電話の適当なボタン(例えば、ほとんどのハンドセットの下部中央にある0キー)を使用して他の一致を経てスクロールできるようにする。ユーザがこの「次のワード」ボタンを押すと、テジックのソフトウェアは、打たれたキーに対応するディクショナリー内の次のワードを示す。この例では、次のワードは、おそらく「home」である。従って、ユーザは、0キーを一度打って、ワード「good」をワード「home」に変更することができる。この例では、ユーザは、ワード「home」をタイピングするのに5つのキーを押さねばならない:4−6−6−3−0。多くの場合に、テジックにより提示される最初のワードが正しいワードである(というのは、それは、打ったキーのシーケンスに対応してディクショナリー内でテジックが見つける最初のワードだからである)。他の場合には、ユーザは、「次のワード」ボタンを数回押してディクショナリー内で正しいワードを得なければならない。更に他の場合には、ユーザがタイピングしようとするワードがディクショナリー内に全く存在しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従って、テジックのソフトウェアは、上述した「文字当り多キー押圧」の機構よりも少数のキーストロークでユーザがしばしばワードをタイピングできるようにする。多くの場合、ユーザは、文字当り1つのキーを打つことができ、テジックのソフトウェアは、正しいワードを与える。しかし、テジックの解決策は、多数の欠点がある。第1に、テジックのソフトウェアにより使用されるディクショナリーにワードが存在しない場合には(例えば、会社名のような固有名詞や頭文字の場合にしばしばそうである)、テジックのソフトウェアでは与えられる第1選択又は別のもののいずれかとしてワードが首尾良くタイピングされない。この場合に、ユーザは、上述した「文字当り多キー」機構の1つへ戻らねばならない。第2に、ユーザがワードをタイピングする途中であるときに、テジックのソフトウェアは、タイプされたものとは異なる部分的ワードをしばしば表示する。例えば、上述したように、ワード「home」の最初の3つのキーを押した後に、ユーザは、「hom」を見るのではなく、文字「inn」をディスプレイ上に見る。同様に、ワード「meeting」の最初の3つの文字を打った後に、ユーザは、ディスプレイ上に「off」を見る。これは、特に、今日のセルラー電話キーパッドにおいてタイピングすることがほとんどのユーザにとって非常に新しく且つ低速なプロセスであり、従って、進行を目で確認する必要があるので、ユーザに混乱を招くことになる。ユーザが、ワード「meeting」をタイピングしている途中であることを考えたときに「off」をルックアップしそして見る場合には、典型的な反応として、バックスペースキーを使用して、明らかな誤植を消去したくなる。(このため、テジックの文書は、ワードを完全に打ち込むまでスクリーン上に見えるものを「無視」するようにユーザに指示している。)テジックのソフトウェアに伴う第3の問題は、ディクショナリー及びルックアップソフトウェアを使用しており、これは、低コスト・低電力の移動装置において貴重なメモリ及びCPUの時間を消費する。50,000ワードをもつディクショナリーは、通常、150−300キロバイトのメモリを消費する。
【0013】
幾つかの新規なハンドヘルド装置の設計では、ほとんどのデスクトップコンピュータに使用されるキーボードの小型バージョンである小型のいわゆる「クエーティ」キーボードにユーザが親指又は人差し指を使用してタイピングできるようにする。小型のクエーティキーボードを伴うこのような装置の一例が、参考としてここに取り上げる米国特許第6,278,442B1号に見られる。しかしながら、セルラー電話におけるクエーティキーボードは、今日のほとんどのセルラー電話消費者にとって奇妙に見え、クエーティキーボードをもつセルラー電話を買おうとする潜在的なセルラー電話消費者の割合を制限する。大部分の人々にとって快適な形式である最小の親指−クエーティキーボードでも、今日販売されているほとんどのセルラー電話より巾が広く、従って、非標準的なセルラー電話フォームファクタを必要とする。
【0014】
他のハンドヘルド装置は、ユーザがスタイラス又は指を使用してタッチパッドに文字を描けるようにキャラクタ認識ソフトウェアを使用している。これら入力機構は、上述した「文字当り多キー押圧」セルラー電話タイピング機構より著しく容易に且つ素早く使用できるが、少なくとも経験のあるタイピストにとって、コンピュータキーボードよりも使用が著しく低速である。
【0015】
手短に述べると、装置を小型に保ちながらユーザがテキストを迅速にタイピングできるようにする新規なセルラー電話ハンドセット設計(及び更に一般的にはハンドヘルド装置設計)が益々要望される。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の最も一般的な形態は、その表面に多数のキー(以下「表面キー」と称する)を有しそしてその側部に1つ以上のボタン(以下「側面ボタン」又は「変更ボタン」と称する)を有するハンドヘルド装置である。ユーザは、装置を保持していない手の指を使って表面キーの1つを押すと同時に、装置を保持している手の指で側面ボタンをある組合せで保持することにより、キャラクタをタイプする(又はファンクションを呼び出す)。いずれの側面キーも保持せずに表面キーを押すと、1つのキャラクタがタイプされる(又はファンクションが実行される)。同じ表面キーを押すと同時に側面キーを所与の組合せで保持すると、異なるキャラクタをタイプすることができる(又は異なるファンクションを実行できる)。
【0017】
本発明は、ユーザが、ハンドヘルド装置、特に、セルラー電話ハンドセットにおいて迅速にタイピングを行えるようにする。PDA、ハンドヘルドコンピュータ、スマート電話、ウェブ電話、ページャー、インスタント・メッセージング装置、フィールド装置に接続された入力装置等を含む多数の他の形式の装置が、この同じ入力機構を使用することができる。本発明は、慣習的なセルラー電話フォームファクタ(及び非標準的なフォームファクタ)を維持しながらセルラー電話ハンドセットにおいて実施することができる。本発明は、初心者が学習しそして使用するのに容易であり且つ直観的であり、従って、直ちに非常に迅速にタイピングすることができる。更に、本発明は、タッチの速いタイピストが通常のコンピュータキーボード上で迅速にタイピングし且つスーパーマーケットの勘定台において勘定店員が10キー数字パッドを非常に迅速に操作するようなある種の「心−手」の整合及び筋肉−記憶を発達させることにより、動機のあるユーザが非常に迅速にタイピングするのを学習できるようにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の第1の好ましい実施形態では、図1に示すように、典型的なセルラー電話ハンドセットの側部に新たなボタンが3個追加される。図1は、ディスプレイを示すように描かれているが、本発明を実施するハンドヘルド装置の要件に基づき、実際には、ディスプレイが存在する必要はない。例えば、本発明は、ディスプレイを必要としないハンドヘルド装置において容易に実施することができる。図1に示された3つの新たな側面ボタンは、「シフト」側面ボタン101、「第2文字」側面ボタン102及び「第3文字」側面ボタン103である。テキストをタイプするように電話が使用される状況において、ユーザは、図1に示すハンドセットを左手で保持し、その手の人差し指、中指及び薬指を使用して、「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」側面ボタンをある組合せで各々保持すると同時に、右手を使用して、ハンドセットの表面のキーを押圧する。
【0019】
いずれの側面ボタンも押さない場合には、表面キーの1つを押圧すると、そのキーの第1文字が単にタイプされる。例えば、図1のハンドセットにおいて「2」キーを押すと、テキストをタイプするように電話が使用される状況において小文字の「a」であるキャラクタがタイプされる。所与の表面キーの第1文字の大文字バージョンであるキャラクタ(例えば、大文字「A」)をタイプするには、ユーザは、その表面キーを押圧しながら「シフト」側面ボタン101を押す。従って、「シフト」側面ボタン101は、通常のコンピュータキーボード上のシフトキーのように振舞い、他のキーの振舞いを変更する。多くの通常のコンピュータキーボード上の「シフト」及び「Ctrl」キーは、「変更(modifier)」キーとも称される。本発明の説明において述べる側面ボタンは、それを押したときに装置の表面キーの振舞いを変更するという点で変更ボタンである。
【0020】
所与の表面キーの第2文字の小文字バージョン(例えば、「2」キーの文字「b」)をタイプするために、ユーザは、その表面キーを押圧すると同時に、「第2文字」側面ボタン102を押す。所与の表面キーの第2文字の大文字バージョン(例えば、大文字「B」)をタイプするために、ユーザは、その表面キーを押圧しながら、「シフト」側面ボタン101及び「第2文字」側面ボタン102の両方を押す。
【0021】
所与の表面キーの第3文字の小文字バージョン(例えば、「2」キーの文字「c」)をタイプするために、ユーザは、その表面キーを押圧すると同時に、「第3文字」側面ボタン103を押す。所与の表面キーの第3文字の大文字バーション(例えば、大文字「C」)をタイプするために、ユーザは、その表面キーを押しながら、「シフト」側面ボタン101及び「第3文字」側面ボタン103の両方を押す。この例では文字及びキーを言及するときには、全て、図1に示すレイアウトの例を指すものとする。又、ハンドセットは、図4を参照して以下に述べるように、文字が異なるキーに配置されるようにして構成されてもよい。
【0022】
ある人は、「シフト」側面ボタン及び「第3文字」側面ボタンを、それらの間にある「第2文字」側面ボタンを押さずに、同時に押すことが若干下手であることが分かる(図1を参照)。従って、装置(並びに装置のソフトウェアプロセス及び記憶システム)の1つの好ましい実施形態では、3つの側面ボタン(「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」)全部が同時に押されたことを、「シフト」及び「第3文字」側面ボタンだけが同時に押されたのと同じであると解釈することができる。或いは、ある実施形態では、「第3文字」ボタンが押されたときに「第2文字」ボタンを単に無視することができる。
【0023】
タイピング用に形成されたハンドセットには、全アルファベットと、幾つかの通常の句読点と、スペースキャラクタ及びバックスペースキャラクタ(コンピュータキーボードのバックスペースキーのように振舞う)がなければならない。図1は、その一例を示す。図2、3及び4は、他の例を示し、以下で詳細に説明する。
【0024】
時々、ユーザは、テキストタイプ状況にある間に数字をタイプすることも必要となり、例えば、パーソナル情報管理データベースにおいてストリートアドレスを入力することが必要になる。図1は、「Num Lock」表面ボタン104をもつハンドセットを示す。ユーザが「Num Lock」ボタンを一度押すと、電話は、表面キーが多くのコンピュータキーボード上の数字キーパッドと同様に振舞うモードに入り、即ちこの数字ロックモードにおいて、所与の表面キーを押すと、その表面キーの主たる数字又は記号(1、2、3、4、5、6、7、8、9、0、*又は#)が単にタイプされる。この数字ロックモードは、図1に「Num Lock」ボタン104の下に小さな丸で示されたように、「Num Lock」ボタンの真下のLEDで指示することができる。ユーザが「Num Lock」表面ボタン104を再び押すと、電話は、数字ロックモードから退出し、そして上述した非ニューメリックタイピングモードに復帰し、「Num Lock」LEDライトは、ターンオフする。
【0025】
上記実施形態を具現化するのに必要なソフトウェアは、上記の教示から当業者であれば容易に書くことができよう。その一例は、次の通りである。装置の各変更ボタン及び各表面キーは、簡単なスイッチとして実施することができる。良く知られたように、ハードウェアスイッチのコンタクトは、所与の時間に開であるか又は閉である。ユーザが所与のボタン又はキーを押す(例えば、それに対応するスイッチのコンタクトを閉じる)と、装置のファームウェアが、その押されたボタン又はキーに対応する独特のコード、例えば、独特の数字又はキャラクタを、装置で実行されているソフトウェアにより読み取られる待ち行列へ送信する。そしてユーザがそのボタン又はキーを解放する(例えば、それに対応するスイッチのコンタクトを開く)と、装置のファームウェアは、その解放されるボタン又はキーに対応する独特のコードを待ち行列に送信する。ユーザがキーを一回押すと、スイッチコンタクトは、しばしば短時間で数回開閉し、即ち「反発」する。これは、ユーザがキーを解放するときにも発生する。従って、ファームウェア開発者は、通常、キーの押圧及び解放を「反発除去(debounce)」するファームウェアを開発する。ファームウェアは、非常に短い時間、例えば、1/50秒(又は他の短い時間)内に多数の接触がなされるかどうか追跡し、もし層であれば、それらを単一の押圧又は解放として処理する(スイッチがどんな状態にあったかそしてどんな状態になるかに基づいて)。
【0026】
装置のソフトウェアは、上述した待ち行列に現われる新たなコード、即ちファームウェアにより供給されるコードを常時探索する。ソフトウェアは、これらのコードを読み取り、そしてそれらをタイピングとして解釈するように進む。この解釈ソフトウェアは、装置の「ファームウェア」の一部分として実施されてもよいし、又はPocket PC又はLinuxのような高レベルオペレーティングシステムも実行するプロセッサにおいて実行されるように書かれてもよい。以下の擬似コードは、図1に示すような装置のボタン及びキーをユーザが操作するときに発生されるコードを解釈するための1つのソフトウェア手順である。
【0027】
Figure 2004534425
【0028】
Figure 2004534425
【0029】
Figure 2004534425
【0030】
Figure 2004534425
【0031】
Figure 2004534425
【0032】
Figure 2004534425
【0033】
適度に熟練したプログラマーであれば、本発明に基づきキー及び変更ボタンを解釈するソフトウェアを実施する他の多数の方法を開発することができよう。これは、ルックアップテーブルを使用してソフトウェアを上記擬似コードよりも更に拡張可能で且つ効率的なものにする(以下に述べるように)実施と、付加的な有用なファンクション(例えば、ほとんどのデスクトップコンピュータに見られる自動タイピング特徴と同様に、ユーザがキー及びボタンの所与の組合せを、ある最小時間長さ以上にわたって押圧保持する場合に、キャラクタを自動タイピングする)を解釈する実施とを含む。他の実施形態は、付加的なキャラクタキー又は付加的な変更キー(図2、3及び4に見られるような)を考慮することができる。そして更に別の実施形態は、付加的なコントローラ(例えば、カーソルコントローラ)又は装置の他のI/O機能を考慮することができる(おそらく、これらのコントローラ及び/又はI/O要素がユーザ又は装置により動作されるときに、どんな組合せで変更キーが押されるかに基づき、これらコントローラ又はI/O要素の振舞いを変更する)。
【0034】
上記擬似コードは、「if - then」ステートメントを使用して、待ち行列から読み取られたコード、即ちユーザが押した特定のキー及びボタンに対応するコードを解釈する。上述したように、コードを解釈する別の方法は、ルックアップテーブルを使用することである。例えば、上記擬似コードにおいて、if (code = = k3rdLetterDown) gNumLock = not gNumLock; と、if (charToType! = null) Type (charToType); との間の解釈区分は、ルックアップテーブルを使用する以下と同様のコードに置き換えることができる。
【0035】
Figure 2004534425
【0036】
この例において、テーブルCharTableは、メインループに入る前にコードにより設定される。このテーブルは、メインタイプキーの各々に対して1つの記録を有し、そして各記録に対して8つのエントリーを有し、即ちブールの変数gShift、g2ndLetter及びg3rdLetterの各考えられる組合せに対して1つのエントリーを有する。各記録エントリーは、ユーザがその記録に対応するキーを押すと同時に、そのエントリーに対応する「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」の側面変更ボタンをある組合せで押した場合に(上記のコード例に示されたように)タイプされねばならないキャラクタを含む。
【0037】
装置のソフトウェアは、キー、変更ボタン及びコントローラの押圧及び解除についての解釈をコンテクストに応じて変更できることに注意されたい。例えば、ドル指標しか含んではならないウェブベースフォーマットのフィールドに個人が現在ドル指標をタイピングする場合、及び装置のソフトウェアが、フィールドがドル指標しか含んではならないことを知るに充分なほど気の利いたものである場合には、装置のソフトウェアは、数字、ドル記号、小数点及びカンマを含むドル指標を個人がタイプし易くするように(即ち「$3,581.52」のような指標をそのフィールドにタイプし易くするように)、変更ボタンの振舞いを解釈することができる。これは、変更ボタン又はNum Lockの状態に関わりなく(そのフィールドにおいてタイピングを進める間に)、数字を含むキーの押圧を、その数字だけをタイプするように解釈することを含む。その後、個人が(例えば)e−メールやテキストメッセージをタイプしたいときに、装置のソフトウェアは、変更ボタンに注意を払う。
【0038】
上述した擬似コードの例において、キー及びボタンを打つことについてのこのコンテクストに応じた解釈は、各コンテクストに対して異なるルックアップテーブルをもつだけで実施することができる。例えば、3つの異なるコンテクストがあって、その各々がキー及びボタンを打つことについてそれ自身の対応する解釈を有する場合には、上記擬似コードにおける行:
charToType = CharTable [index];
を次のように変更する。
if (gContexst = = k1stContext) charToType = CharTable1 [index];
else if (gContexst = = k2ndContext) charToType = CharTable2 [index];
else if (gContexst = = k3rdContext) charToType = CharTable3 [index];
但し、CharTable1、CharTable2及びCharTable3は、初期の擬似コードにおいてCharTableが設定されたのと同様にメインループの前に設定され、そしてgContxtは、どのコンテクストが存在するか追跡する変数である(これは、コードの他の部分により変更できる)。
【0039】
キー及びボタンの解釈をコンテクストに応じて変更する別の例は、ユーザが、本発明を利用するセルラー電話装置を、片手を使ったタイピング(即ち側面変更ボタンを使用せずに)を希望するときに、慣習的なセルラー電話の文字当り多キー(multi-keys-per-letter)タイピングモードに入れるのを許すものである。このモードでは、側面変更ボタンが無視され、ユーザは、多くの標準的なセルラー電話で要求されるように、キーの第2又は第3キャラクタをタイピングしそして大文字と小文字とを区別するためにキーを何回も押さねばならない。この例のように、多キータイピングモードの装置を実施する装置製造者は、理想的には、アクセス容易なソフトウェアメニューオプションによるか、又は装置の物理的なボタンやスイッチにより、ユーザがモード間(即ち、上記擬似コードの例に示された両手タイピングモードと、今日の他の電話で使用可能な慣習的な片手タイピングモードとの間)を容易に切り換えられるユーザインター表面を実施しなければならない。
【0040】
コンテクストに適合するようにキー及びボタンの解釈を変更するもう1つの例として、本発明を使用するセルラー電話の1つの好ましい実施形態では、ユーザが電話コールを開始するために単に電話番号を打つことをソフトウェアが知ったときに(例えば、ユーザが電話の「コール開始」ボタンを押した直後に)、側面変更キーが単に無視される。電話番号ダイヤリングコンテクストでは、装置は、標準的な電話の場合と同様に、表面キーを単なるダイヤルボタンとして解釈することができる。側面変更キーは、(他の考えられるコンテクストの中でも)ユーザがe−メールやテキストメッセージのようなテキスト及び記号をタイプするか、或いはウェブページのフィールドを埋めるようなコンテクストに装置が切り換わるときに、その役割を果たせるようになる。
【0041】
図1の「Num Lock」表面ボタンに代わるものが、オプションの「Num」側面ボタン204を示した図2に示されている。この構成では、表面キー上に示されている番号或いは記号「*」又は「#」をタイプするために、ユーザは、電話を保持している手の小指で「Num」側面ボタン204を押しながら、他方の手でその表面キーを打つことができる。実際に、この「Num」側面ボタンは、上述した「第3文字」ボタンと同様に、「第4文字」ボタンとして振舞い、ユーザは、各表面キーに関連した第4のキャラクタ、即ちそのキーに対応する単なる数字或いは記号「*」又は「#」を打つことができる。
【0042】
本発明は、「Num−Lock」表面ボタンを有する設計と、「Num」側面ボタンを有する設計とを包含する。「Num−Lock」表面ボタンの解決策は、数字をタイピングするときにより多くのキーストロークを必要とする。「Num」側面ボタンの解決策は、数字を含むテキストを若干迅速にタイピングできるが、側面ボタンが4つになり(図2に示すように)、多少乱雑に見える。両解決策は、学習及び使用が容易である。
【0043】
図1の好ましい実施形態を使用して表面キーに関連した第1文字をタイプするために、ユーザは、その表面キーを押圧する。表面キーに関連した第2文字をタイプするために、ユーザは、「第2文字」側面ボタン102を押しながら、その表面キーを押す。表面キーに関連した第3文字をタイプするために、ユーザは、「第3文字」側面ボタン102を押しながら、その表面キーを押す。タイプされたいかなる文字も、「シフト」側面ボタンも押さない限り小文字であり、シフトボタンを押すと、大文字になる。表面キーに関連した数字又は記号(0−9、「*」又は「#」)をタイプするために、ユーザは、「Num Lock」ボタン104を押して、数字ロックモードに入り、その数字又は記号に対応する表面キーを押し、そして(希望する他の数字や、記号「*」又は「#」を押した後に)「Num Lock」ボタンを再び押して、数字ロックモードから退出する。ハンドセットの設計が、「Num Lock」表面ボタン(図1のような)ではなく、「Num」側面ボタン(図2のような)を組み込んでいる場合には、表面キーに関連した数字又は記号(0−9、*又は#)をタイプするために、ユーザは、「Num」側面ボタンを押しながら、その表面キーを打つ。
【0044】
個人が、図1又は図2の実施形態に基づいてハンドセット(又は他の装置)を保持し、そして個人に、前記の節で要約された命令が与えられたときには、その個人は、そのハンドセットを使用してテキストを直ちにタイプすることが非常に容易になる。新たなユーザは、たとえ1本の指だけを使用して表面キーを打つ場合にも、他のセルラー電話ハンドセットに比して、このようなハンドセットにおいて、正しい句読点をもつセンテンス全体を非常に迅速にタイプすることができる。
【0045】
この実施形態では、動機のあるユーザは、他のセルラー電話ハンドセット設計に対して非常に迅速にタイピングするように学習することができる。ユーザは、1つではなく3つの指を使用して表面キーを打つように学習することによりこれを行うことができ、図1に示す電話では、ユーザは、左のキー列(図1のキー「1」、「4」、「7」及び「*」)については人差し指を使用し、中央のキー列(キー「2」、「5」、「8」及び「0」)については中指を使用し、そして第3のキー列(キー「3」、「6」、「9」及び「#」)については薬指を使用する。右手で電話を保持して左手でキーを押すように電話が設計された場合には、ユーザは、左の列に対して薬指を使用し、中央の列に対して中指を使用し、そして右の列に対して人差し指を使用する。スーパーマーケットの勘定台の経験のある店員(及び会計係)は、3本の指を使用し、即ち各数字列に対して異なる指を使用することにより、加算器キーパッドにおいて非常に素早く数字を入力するように学習する。同様に、本発明の経験のあるユーザは、ハンドセットを片手で保持し、他方の手の3本の指を使用して表面キーを打ちながら(表面キーの各列に対して異なる指で)、「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」側面ボタンを使用して(ハンドセットを保持している手の指で)、各表面キーのどのキャラクタを所与の瞬間に発生すべきか決定することにより、全テキストを非常に迅速にタイプするように学習することができる。この技術を実施し経験を得た個人は、大勢の人々がコンピュータキーボード又は加算器において非常に素早くタイプできるようにするある種の筋肉−記憶及び心−目の整合を発達させることができる。ユーザは、おそらく、本発明のセルラー電話ハンドセットでは、コンピュータキーボード上で可能であるように迅速にタイプすることを学習しないであろう。しかしながら、多くのユーザは、おそらく、この実施形態に基づいて設計されたハンドセットでは、以前のセルラー電話ハンドセット設計において可能であったよりも相当に迅速にタイプするよう学習するであろう。
【0046】
この実施形態では、ユーザは、通常、両手を使用してタイピングし、即ち片方の手は、電話を保持すると共に側面ボタンを操作し、そして他方の手は、表面キーを打つ。ハンドセットの設計者は、完全片手操作用としてユーザがハンドセットを保持している同じ手でテキストもタイプできることを希望する場合に、ユーザがサムホイール(時々、「ジョグダイヤル」とも称される)、或いは他の形式のコントローラ、側面ボタン又は表面キーを使用して、電話を「キャラクタ当り多キー」モードに入れられるように、電話を設計することができる。このモードでは、ハンドセットは、今日のほとんどのセルラー電話ハンドセットのように動作して、キャラクタ当り多数のキー押圧を必要とするが、ユーザが表面キーのみを使用してタイピングを行えるようにする。しかしながら、この余計なモードを含む必要はなく、即ちほとんどのユーザは、たとえ今日のハンドセットの幾つかにおいて理論的に可能であるとしても、著しく困難で且つ扱いにくいので、セルラー電話ハンドセットに片手でテキストをタイプすることはしない。もしその優先順位が高い場合には、この特徴で片手使いのユーザをサポートすることができる。しかしながら、ハンドセットの設計は、ユーザがハンドセットを片手で保持しながら、他方の手でブリーフケースを押したり保持したりし、そしてハンドセットを保持している手の親指又は他の指でサムホイール又は他のコントローラを使用して、ハンドセットに記憶されたデータ及びファンクションを迅速にスクロールするのを容易にしなければならない。例えば、ユーザは、片手だけを使用して、それらの連絡先又はそのサブセットをスクロールし、そしていずれかの連絡先への電話コール又は音声メッセージを開始することができねばならない。多くの近代的なセルラー電話ハンドセットは、この問題を非常に適切に解消する。
【0047】
多数の言語のテキストにおいて最も一般的なキャラクタは、「スペース」キャラクタであり、従って、これらの言語に対して設計されたハンドセットにおいてスペースを打つことは特に容易でなければならない。図1は、ハンドセットの左下にある「*」表面キー113上の第1キャラクタとして「スペース」キャラクタを示している。タイピングが必要とされるコンテクストにあるときに、ユーザは、いずれの側面ボタンも押さずに「*」表面キーを押すだけでスペースを打つことができる。というのは、スペースキャラクタは、「*」キーの第1キャラクタだからである。図2は、スペースキー213が電話の左側で大きなスペースバーに分離されて、ユーザがスペースキーを更に容易に打てるようにした別の構成を示している。これは、ほとんどのコンピュータキーボードにおける大きなスペースバーと同様である。図2に示すように、スペースキーをそれ自身の大きな表面キー213に分離することにより特別なスピードを得ることができる。スペースキーが他の表面キー列の側でそれ自身の大きな表面キー213に分離される場合には、ユーザは、上述したように、親指を使用してスペースを打ちながら、右の人差し指、中指、及び薬指を使用して、他のキャラクタを打つことができる。同様に、図4に示すように、バックスペースキーをそれ自身の個別の大きなスペースキー412に分離すると、ユーザは、より迅速にテキストを編集したりミスを修正したりすることができる。スペースキー及びバックスペースキーを個別の大きな表面キーに分離すると、サイズが犠牲になり、即ち電話は、これら個別のキーがない場合より若干巾が広がる。しかし、特別なスピードが得られるので、ユーザは、ハンドヘルド装置においてテキストをタイピングするときに、かなり快適感(及びスピード感)を得ることができる。又、スペース及びバックスペースキーをそれら自身の表面キーに分離すると、主列のスペースキーにおける位置が開いて、付加的な記号を置くことができる。例えば図4は、スペース及びバックスペースキーを大きな個別の表面キーへ移動することにより可能にされた非常に機能的で、学習し易く、使い易く且つ良好に対称的にされたキャラクタ配列を示している。
【0048】
ハンドセットの設計者は、装置の側面ボタンの厳密な順序及び位置を調整することができる。ユーザは、この節で以前に述べたものとは別の指を使用するように選択してこれら側面ボタンを操作することができる。又、ハンドセットは、右手に保持するように設計することもでき、この場合に、側面ボタンは、ハンドセットの左側に配置され、ユーザは、右手の指でそれらを操作することができる。或いは、ハンドセットは、その両側に変更ボタンをもつように、即ち1組の「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」変更ボタンを左側に、そして鏡像的に1組の「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」変更ボタンを右側にもつように設計することもできる。側面ボタン及び表面ボタンを押圧することは、著しい器用さ又は手−目の整合を必要とせず、例えば、靴紐を結ぶか又は通常のコンピュータキーボードを打つのに必要なものより明らかに低い。従って、本発明者は、利き手に基づいて「左手用」又は「右手用」のセルラー電話を設計する必要はないと考える。多数の既存のハンドセットは、ハンドセットの左側にサムホイール(時々「ジョグダイヤル」と称される)を備え、幾つかのアプリケーションでは、これらのサムホイールは、ここに提案する新規な側面ボタンよりも高い器用さ及び手−目の整合を必要とする。しかし、ある人々は、単に左手で電話を持つことを好み、他の人々は、単に右手で電話を持つことを好み、従って、いずれの手でも変更ボタンを操作できるようにすると(装置の各側に変更ボタンを配置することにより)、両方の好みを満足することができる。
【0049】
本発明を使用するセルラー電話ハンドセットは、多数の移動インターネットサービス及び音声サービスにアクセスするのに使用される。サービスプロバイダーによりオファーされるサービスに基づき、ユーザは、e−メール、インスタント・メッセージング、ウェブページ、リモートホストアプリケーション、及び他のサービスにアクセスすることができる。ユーザが所与の時間にどのサービスを利用したいか指示できるようにする方法は、多数あり、即ち今日の幾つかのセルラー電話ハンドセットに見られるように、サムホイールを使用して、オプションをスクロールして選択することができ、電話の各側の側面ボタンを使用することができ、電話の表面(又は背面にも)にボタンを追加して、ユーザが機能を切り換えられるようにし、或いはこれらの機能を組み合わせて使用することができる。
【0050】
上述した好ましい実施形態は、アルファベットを伴う言語並びに大文字及び小文字言語に適している。大文字及び小文字を含まない言語については、「シフト」側面ボタンが不要であり、これを省略することもできるし、或いは「第4文字」側面ボタン、「代替文字」側面ボタン、又は他の側面ボタンのような別の変更側面ボタンに置き換えることもできる。例えば、「代替文字」側面ボタンは、ほとんどのPCキーボードの「Alt」キー又は「Ctrl」キーのように動作して、どんな他の表面キー又は側面ボタンが同時に押圧されてもその振舞いを変更することができる。
【0051】
ユーザがバックスペースして、タイプしたものを取り消したいときがあることは、不可避である。図1は、ハンドセットの数字キーの左上にある「1」表面キー112に第1キャラクタとしてバックスペースを示している。タイピングが必要とされるコンテクストにあるときに、ユーザは、単に「1」表面キーを打つだけでバックスペースを打つことができる(バックスペースキーは、「1」キーの第1キャラクタであるから、いずれの側面キーも押さずに)。図4は、バックスペースキー412が電話の左側の大きなスペースバーに分離されて、ユーザがバックスペースし易くした別の構成を示す。これは、ほとんどのコンピュータキーボード上にある大きなバックスペースキーに類似している。
【0052】
セルラー電話ハンドセット(及び他のハンドヘルド装置)は、ウェブページ及びアプリケーションを見て対話するのに益々利用されており、これは、新たな形式の小型ディスプレイによりユーザがハンドヘルド装置において大きなウェブページ及びアプリケーションスクリーン(又はそれらの大部分)を見ることができるにつれておそらく加速されるトレンドである。このトレンドが加速されるにつれて、ユーザは、小型の装置上でウェブページ及びアプリケーションフォームを通してナビゲーションする容易な方法と、選択可能な項目を選択する良好な方法を必要とする。図3に示すように、ユーザがウェブページ及びアプリケーションフォーム上で選択可能な項目を通して迅速に移動して選択できるようにするために、3つの付加的な表面キー316を導入することができ、即ちディスプレイ上で「焦点」の合わされる項目は、ユーザが「選択」表面キーを押した場合に選択される項目である。これら項目は、ボタン、チェックボックス、無線ボタン、編集可能なテキストボックス、又は他の選択可能な項目である。編集可能なテキストボックスに焦点が合わされた場合には、ユーザがタイピングを開始するときに次のキャラクタが現われる場所を指示するテキストエントリーマーカーがその編集可能なテキストボックスに現われねばならない。(これは、今日のほとんどのデスクトップコンピュータのワードプロセッサに生じるものと同様であり、即ちフラッシングする「Iビーム」テキストエントリーマーカーは、タイプされるべき次のキャラクタが現われる場所を示す。)アプリケーションは、新たなフォーム、スクリーン、ウインドウ又はウェブページが提示されたときに適当な項目(例えば、あるフォームにおける第1の選択可能な項目)に最初の焦点をセットすることができる。ユーザは、次いで、「タブ」表面キー(図3に示す1行のキー316の右側に示された)を使用して、焦点を1つの選択可能な項目から次の項目(ウェブページ又はアプリケーションフォーム上の各選択可能な項目の中で)へ移動することができる。又、ユーザは、「タブバック」表面キーを使用して、焦点を1つの選択可能な項目から、ウェブページ又はアプリケーションフォーム上の各選択可能な項目の中で以前の項目へ移動することができ、そして「選択」キーを使用して、現在焦点の合わされた項目を実際に選択することができる。
【0053】
ここに述べた他の各々の表面キー又は側面ボタンと同様に、表面キー又はサイドボタンの正確な位置及び名前は、変更し得るものである。装置の表面に「タブ」、「タブバック」及び「選択」キーを配置するのに代わる1つの態様は、それらの幾つか又は全部をサイドボタンとしてハンドセットの側面に配置することであり、好ましくは、ユーザの親指が通常載せられる電話の側に配置することである(例えば、「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」の変更ボタンが装置の片側のみに現われる場合にはそれらが現われる側とは反対の側)。別の態様は、それらの幾つか又は全部を、ユーザが1本以上の指を用いて操作できる装置の背面に配置することである。
【0054】
「タブ」、「タブバック」及び「選択」ファンクション用の表面キー又は側面ボタンを設けるのに代わる態様は、電話の側面に(好ましくはユーザの親指が載る側に)サムホイール108を設けることである。ユーザは、サムホイールを親指で全ての選択可能な項目を通してタブ順方向に(一方向に回したとき)又はタブ逆方向に(他方向に回したとき)素早く回して、ホイールが所与の量だけ順方向又は逆方向に回転されるたびに焦点を次の又は以前の選択可能な項目に切り換える。更に、サムホイールは、ボタンとして働くこともでき、ハンドセットに向って押圧すると、焦点を合わせる項目が選択される。それに代わる態様は、ユーザがサムホイールを回すことにより焦点を切り換えられるようにすることであるが、ユーザがハンドセットの表面上の「選択」表面キーを押して、現在焦点を合わせた項目を選択することを必要とする。
【0055】
ほとんどのセルラー電話ハンドセットは、図1ないし4に示す多数の項目を備え、これらは、図1に示すように、スピーカ105と、オン/オフボタン106と、ディスプレイ107と、コール開始ボタン109と、コール終了ボタン110と、マイクロホン115とを含む。
図1及び2は、ユーザがテキストをタイプするのに必要な多数のセルラー電話ハンドセットに見られるコントローラ、即ちタイプされるテキストのようなテキストを通してユーザがエントリーポイントを順方向又は逆方向に移動させる左矢印/右矢印コントローラ111を示している。これらは、ほとんどのコンピュータキーボードに見られる左右の矢印のように動作する。図3及び4は、このコントローラの更に進歩した形態、即ちほとんどのコンピュータキーボードに見られる左右上下矢印のように、ユーザがテキストのブロックを通して左右上下に移動させる左/右/上/下矢印コントローラ311を示している。更に進歩した装置は、装置のディスプレイ上に示される像に対して実際上いかなる方向にもカーソルを移動できる全カーソルコントローラを含むことができる。
【0056】
ユーザは、時々、ほとんどのセルラー電話ハンドセットで使用可能な(又は少なくとも容易に使用可能な)以上のキャラクタをタイプできることを希望する。上述した(そして図1に示した)「シフト」、「第2文字」及び「第3文字」側面ボタンにより、ユーザは、既にほとんどのセルラー電話ハンドセット以上の文字をタイプすることができる。そして図2に示すように、若干の表面キー216を追加することで、ユーザは、更に多くの記号をタイプすることができる。図2に示すように、左かっこキャラクタ「( 」を打つために、ユーザは、単に、そのキャラクタをもつ表面キーをタイプするだけである。更に、左かっこキャラクタ「[ 」を打つために、ユーザは、「シフト」側面ボタンを押しながら同じ表面キーを打つ(「[ 」キャラクタは、その表面キーの「( 」キャラクタの上に示されているので)。二重引用符「“」を打つために、ユーザは、「第2文字」側面ボタンを押しながらその同じ表面キーを打つ。というのは、二重引用符キャラクタは、その表面キーにおける第2キャラクタだからである。単一引用符キャラクタ「‘」を打つために、ユーザは、「シフト」側面ボタン及び「第2文字」側面ボタンを押しながらその同じ表面キーを打つ。というのは、単一引用符キャラクタは、その表面キー上の第2キャラクタの上にあるからである。右かっこキャラクタ「 )」を打つために、ユーザは、「第3文字」側面ボタンを押しながらその同じ表面キーを打つ。というのは、右かっこキャラクタは、その表面キーの第3キャラクタだからである。そして右かっこキャラクタ「 ]」を打つために、ユーザは、「シフト」側面ボタン及び「第3文字」側面ボタンを押しながらその同じ表面キーを打つ。というのは、この右かっこキャラクタは、その表面キー上の第3キャラクタの上にあるからである。図2のハンドセットの下部にわたって示された他の表面キー216における他のキャラクタも、同様に打つことができる。
【0057】
キー上の正確なキャラクタ及び位置、並びに使用するキーの数は、所与のハンドセット設計で広い範囲の考えられるキャラクタを打つことができるように変化し得る。例えば、図4に示す表面キーの配列では、ユーザは、典型的なUS英語コンピュータキーボードに見られるほぼ全てのキャラクタを打つことができる。他のハンドセット設計では、更に多くのキーを追加して、更に広範囲のキャラクタを打てるようにする。そして設計者は、別のコントローラを使用して、表面キーに現われないキャラクタへのユーザアクセスを与えることができ、例えば、装置の表面又は側面の「代替キャラクタ」、或いは装置の前面又は側面のサムホイールは、ユーザが代替キャラクタをスクロールするのを許す。
【0058】
既に述べたように、側面ボタンの順序は、本発明の範囲内で変更できるが、側面ボタンとしては図1及び2に示す順序が推奨される。というのは、これは、ユーザにとって学習を容易にする直観的順序だからである。表面キーにおける文字、記号及び数字の位置は、変更し得るものである。図1、2、3及び4に若干の変更が示されている。
【0059】
図4は、特に、最初の9個の電話ダイヤル表面キーにおけるアルファベットの配置が、英語のタイピングを可能にするように設計されたほとんどの電話に見られるものとは若干異なるものを示している。これは、慣習的な電話に使用されるアルファベット配列(図1に示すものと同様)よりも学習及び使い方が若干容易であると考えられる。英語のタイピング用に設計された慣習的な電話ハンドセットは、「2」キーにおいてアルファベットをスタートし、「pqrs」を7キーに配置し、「wxyz」を9キーに配置し、そしてキー3、4、5、6及び8には各々3つの文字だけを配置する。古いハンドセットは、q及びzキャラクタを省略している。図4に示す文字の配列は、幾つかの観点で簡単である。即ち、図4において、アルファベットは、「1」キーでスタートし、数字キーを経て順に進み、そして「9」キーで終りとなり、全アルファベットを上部の9個の表面キー(3x3のキー配列)に順に配置することができる。そして各キーは、3つのキャラクタを有する。慣習的な電話に対して文字の位置を変更することは問題である。しかしながら、今日でも、異なる電話がq及びzキャラクタを異なる位置に配置している。現在の電話ハンドセットにおいて迅速テキストタイピングの熟練度に達しているユーザは、もし居ても、非常に僅かであるから、文字の移動は、おそらく実際上問題にならないであろう。ユーザが、「1−800−STOCKS5」のような文字を使用する電話番号を覚えている場合には若干混乱が生じ得るが、ウェブにサーフィンしそしてウェブアプリケーションを使用するように設計されたハンドセットに対しては、あまり問題にならない。個々のハンドセット設計者は、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、特定のハンドセット及び顧客に基づいて適当な文字配列を選択することができる。
【0060】
図4に示すハンドセット設計は、電話コール、インスタント・メッセージング、e−メール、ウェブブラウジング、及び計算(例えば、レストランのチップを計算したり勘定を割り勘したりするときにハンドセットを計算器として使用して)を行うのに使用できることに注意されたい。
又、本発明は、「ブラックベリー」状装置(「クエーティ」キーボードを伴う)に「シフト」ボタンを増設し、ユーザがこれを片手で押すと同時に、他方の手でキャラクタキーを打てるようにして使用することもできる。これは、「シフト」ボタンを押し、次いで、キャラクタキーを押さねばならない(2つの別々の事象として)ものより、若干迅速に大文字を打つことができる。シフトボタンは、QWERTY装置の側面、上面又は下面に配置することができる。好ましい実施形態では、2つのシフトボタンが設けられ、ほとんどの全サイズタイプキーボードと同様に、その1つがQWERTY配列の左下に設けられ、そしてもう1つが右下付近に設けられる。これは、いずれか一方の手でシフトボタンを押しながら他方の手でキャラクタを打つことを容易にする。
【0061】
本発明の一般的な形態は、アルファベットのテキストを単にタイプするのに加えてユーザが異なる形式のオペレーションを発生できるように使用することができる。例えば、本発明による装置の側面に設けられた変更ボタンの1つを押すと同時に、装置の表面に設けられた「メニュー」ボタンを押すと、その変更ボタンを押さずにメニューボタンを押したときに現われるものとは異なるメニュー呼び出すことができる。そして装置の側面に設けられた変更ボタンの1つを押すと同時に、カーソルコントローラを使用すると、カーソルを単に移動する以外の何か関心のあることを実行でき、例えば、カーソルが置かれたところの個人又は電話番号に電話コールを発信することができる。重要なことは、変更キーを使用して、単に変更キーを押すと同時に、装置の他のボタン又はコントローラを操作するだけで、そのボタン又はコントローラの振舞いを変更できることである。本発明は、「迅速なタイピング」に向けられるが、タイピング以外のオペレーションにも適用できる。
【0062】
ある言語(例えば、中国語)は、アルファベットキャラクタの比較的小さいセットではなく、非常の多数のグラフィック(図形)キャラクタを含む。本発明を使用して、ユーザは、グラフィックキャラクタをストロークごとに効率的に書くことができる。これは、多数のやり方で実施できる。1つの例として、装置表面のキーパッドの各キーは、英語用電話器の各キーに3つの主たるキャラクタがいかに書き込まれるかと同様に、3つの独特のストロークが書き込まれる。各キーの上には、上記例において幾つかのキーの上に、シフト変更ボタンを使用してアクセスできる付加的なキャラクタが書き込まれるのと同様に、更に3つの独特のストロークがある。キーの第1ストロークを打つには、ユーザは、単にそのキーを押すだけである。キーの第2ストロークを打つには、ユーザは、そのキーを打つと同時に、装置の側面の「第2文字」変更ボタンを押す。キーの第3ストロークを打つには、ユーザは、そのキーを打つと同時に、装置の側面の「第3文字」変更ボタンを押す。キーの上に書かれた3つの付加的なストロークのいずれかを打つために、「シフト」変更ボタンを使用する。これら全ての変更ボタンには、このアプリケーションのために異なる名前を与えることができる。(例えば、装置開発者は、とりわけ、「シフト」ボタンを、「代替」の短縮形である「Alt」と呼ぶように選択でき、或いはそれに英語以外の名前を与えるように選択でき、又はそれをラベル表示しないように選択でき、或いはワード以外の記号でそれをラベル表示するように選択できる。同様に、装置開発者は、「第2文字」、変更ボタン「第2」等とラベル表示するよう選択することもできる。)ソフトウェアは、ユーザがストロークを打ったときにそれらを書いて、完全なキャラクタを形成し、即ち実際には、ユーザがキャラクタをストロークごとに描く。ユーザは、あるキャラクタを終了すると、電話装置上の指定のボタン(例えば、「次のキャラクタ」ボタン)を押して、次のキャラクタへ進むことができる。又、キー当りの独特のストロークは3つより多くても少なくてもよく、或いは多数のキーに同じストロークを持たせるのも適当である。キーパッドのキー当り3つの独特のストローク(シフト変更ボタンによりアクセスできる更に3つがそれに加えられる)は、単なる便利な構成に過ぎない。又、装置開発者は、「第4文字」変更ボタン(おそらく「第4」と呼ばれる)を追加するように選択することもでき、これは、ユーザが、シフトボタンを押さずに4つまでのストロークを打ち込み、そしてシフトボタンを押したときに更に4つまでのストロークを打ち込むようにさせる。
【0063】
上述したように、装置が本発明を使用してストロークベースのグラフィックキャラクタを効率的に打つことのできる実施形態では、装置のソフトウェアは、ユーザが各ストロークを打つときにそれを書き込み(そして任意であるが、ユーザがボタン又は他のコントローラを使用して各ストロークの位置を調整できるようにし)、完全なキャラクタをストロークごとに形成する。ユーザが所与のキャラクタに対してストロークの打ち込みを終了すると、ボタン(例えば、「次のキャラクタ」又は「キャラクタ終了」と表示されるか、単にその上に独特の記号をもつ)を押して、その文字が完成したことを指示することができる。次いで、ユーザは、新たなキャラクタをストロークごとに打ち始めることができる。例えば、4つの変更ボタンを側面に有し(「シフト」、「第2」、「第3」及び「第4」と表示された)、更に、15個の表面キー(各々8つまでのストロークが書かれた)と、「次のキャラクタ」キーとを有する装置に対し、このプロセスを示す擬似コードは、次の通りである。
【0064】
Figure 2004534425
【0065】
Figure 2004534425
【0066】
Figure 2004534425
【0067】
Figure 2004534425
【0068】
Figure 2004534425
【0069】
上記擬似コードの例に示されたように、多数の「if - then」ステートメントを使用するのではなく、ルックアップテーブルを使用して、ボタン及びキーが押されたときにコード待ち行列に送信されるコードを更に効率的に解釈することができる。そして上記擬似コードの例に示されたように、装置は、デジット又は非アルファベット記号のような各キーにおける付加的な記号をユーザが打てるようにする「Num Lock」表面キーも含むことができる。
【0070】
本発明は、単にキー及び変更ボタンを異なる組合せで打つだけで、ユーザが、同じ装置上に全て存在するキャラクタ、ストローク、記号、又は全ワードをタイプできるか、或いはファンクションを発生できるようにする装置を開発するように使用できる。極端な例として(例示のための)、いずれの変更ボタンも同時に押さずに所与の表面キーを打つと、文字「a」が発生し、シフト変更ボタンを押した状態で同じキーを打つと、大文字「A」が発生し、シフト変更ボタンを押さずに「第2文字」変更ボタンを押した状態で同じキーを打つと、ハッピーフェイス記号(又は他のグラフィックオブジェクト)が発生し、「第2文字」変更ボタンを押しそしてシフト変更ボタンを押した状態で同じキーを打つと、「新たなe−メールフェッチ」ファンクション(装置で使用できるファンクションの例として)がトリガーされ、シフト変更ボタンを押さずに「第3文字」変更ボタンを押した状態で同じキーを打つと、グラフィックストローク(例えば、中国語の図名文字の一部分)が発生し、「第3文字」変更ボタンを押しそしてシフト変更ボタンを押した状態で同じキーを打つと、完全な中国語キャラクタが発生し、シフトボタンを押さずに「第4文字」変更ボタン(装置がこれを有すると仮定して)を押した状態で同じキーを打つと、全ワード「Yes」が発生し、そして「第4文字」変更ボタンを押しそしてシフトボタンを押した状態で同じキーを打つと、全ワード「No」が発生する装置を想像することができる。この例では、ユーザは、単一キーを打つと同時に変更ボタンを異なる組合せで押すことにより8個までの異なるものをタイプすることができる。この例示的装置に例えば15個の表面キーがある場合に、ユーザは、単一のタイピング事象で120(8x15)までの異なるキャラクタ、ストローク、記号、ワード、又はファンクションのいずれかをタイプすることができる(ここで、「タイピング事象」とは、片手で単一の表面キーを打つと同時に他方の手で変更ボタンをある組合せで押すことを意味する)。装置は、変更ボタンの冗長コピーをもつことができる。例えば、例示的装置の1つは、装置の各側にシフト、第2文字及び第3文字ボタンを有し、ユーザが各手で電話を保持して操作するのを容易にする。(又、変更ボタンの冗長コピーを有する装置は、装置の片側又は他側で変更ボタン上にユーザが配置できる取り外し可能なカバーも備え、ユーザが他側のボタンしか使用しないと分かっている場合に片側のボタンを覆うことができる。)
【0071】
変更ボタンは、適当な位置に配置することができる。例えば、潜在的に有用な1つの構成では、変更ボタンが装置の表面の下部においてキーバッドの残り部分より下に配置される。次いで、ユーザは、片手の親指で変更キーを操作すると同時に、他方の手でキーパッドのキーを押圧することができる。
しかしながら、好ましい実施形態では、変更ボタンが装置の側面に配置され、この場合、変更ボタンは、装置を保持する手の人差し指、中指及び薬指で操作する一方、他方の手で、装置のキーパッドのキーを打つことができる。本発明では、個人の人差し指、中指及び薬指を、装置を保持するときに装置の片側の3つの変更ボタンに自然に載せる一方、親指が装置の他側に心地良く載るように、変更ボタンが入念に配置される。
【0072】
本発明の別の実施形態では、電話を保持する手の指に適合するくぼみ即ち「指受け」に側面変更ボタンが配置される。
別の実施形態では、比較的簡単な1組のスライドパネルにより、ユーザは、それらボタンを装置の側面で上下に移動させて、ユーザがこれら変更キーを最も快適に操作すると感じる場所に配置することができる。
【0073】
別の実施形態では、変更ボタンの取り外し可能なストリップを装置の片側に設け、ユーザは、それを滑らせて外して装置の他側へ挿入することができる。これにより、装置のいずれの側に変更ボタンをもたせるか(即ち、どちらの手で装置を保持しながら変更ボタンを操作したいか)ユーザに選択させる。上述したように、これに対する1つの変形態様は、単に電話の両側に変更ボタンを含ませることである。
【0074】
本発明は、広範囲のハンドヘルド装置、即ち双方向TV及びウェブイネーブル型インターネット機器のためのリモートコントローラ、現場作業者により使用されるステーションを遠隔監視するための入力装置、移動入力装置(例えば、FedEx作業者のような人々により使用される)、等々に適用することができる。本発明は、タイプされているテキストが見える同じ装置のディスプレイに組み合わせたときに特に有用である。
【0075】
他の多数の特徴を、上述した電話に追加し又は組み合わせることができる。例えば、ユーザがワードのタイピングを終了する前にワードを自動的に終了しようと試みるソフトウェアが存在する。このソフトウェアでは、ユーザは、「comp」をタイプし、ソフトウェアは、ワード「computer」を書き上げる。次いで、ユーザは、エンターキーを打ってそのワードを受け入れるか、又はユーザは、タイピングを続けることができる。ユーザの次のキャラクタが「r」、即ち「compr」である場合には、ソフトウェアは、ユーザがタイプしようとするワードを推測してワード「compromise」を書き上げる。マイクロソフトのインターネット・エクスプローラは、例えば、ユーザがURLをタイプすると、自動ワード終了を使用する。自動ワード終了は、ある人々があるコンテクストにおいて迅速にタイプするように助けることができるが、若干気が散ることにもなる。自動ワード終了は、上述した全ての実施形態に関連して使用することができる。
【0076】
好ましい操作方法を含む本発明の好ましい実施形態を以上に詳細に説明した。しかしながら、この説明及びオペレーションは、上述したものとは異なる要素及びステップでも実行できることを理解されたい。これら実施形態は、一例に過ぎず、本発明の精神又は範囲を何ら限定するものではなく、本発明は、特許請求の範囲により限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】迅速タイピングを可能にする電話ハンドセットを示す図である。
【図2】迅速タイピングを可能にする電話ハンドセットを示す図である。
【図3】迅速タイピング及び迅速アプリケーションナビゲーションを可能にするウェブ電話ハンドセットを示す図である。
【図4】迅速タイピング及び迅速アプリケーションナビゲーションを可能にするウェブ電話ハンドセットを示す図である。

Claims (133)

  1. 少なくとも1つの表面キーを有すると共に、1つ以上の変更ボタンを装置の片側に有するハンドヘルド電子装置であって、該装置のユーザは、片手で装置を保持し、そして装置を保持していない手の指を使用して上記少なくとも1つの表面キーの1つを押圧すると同時に、装置を保持している手の指で0、1つ又はある組合せで1つ以上の変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出すことができるようにした装置。
  2. 2つの変更ボタンを含むと共に、少なくとも1つの表面キーに関連した複数のキャラクタを有し、いずれの変更ボタンも押さずに上記少なくとも1つの表面キーを同時に押すと、上記表面キーに関連した第1キャラクタが発生される請求項1に記載の装置。
  3. 上記表面キー及び1つの変更ボタンを同時に押すと、上記表面キーに関連した第2キャラクタが発生される請求項2に記載の装置。
  4. 上記表面キー及び第2の変更ボタンを同時に押すと、上記表面キーに関連した第3キャラクタが発生される請求項3に記載の装置。
  5. 第3の変更ボタンを備え、上記表面キー及び上記第3の変更ボタンを同時に押すと、上記表面キーに関連した第4キャラクタが発生される請求項3に記載の装置。
  6. 装置の側部に「Num」ボタンが配置されると共に、上記少なくとも1つの表面キーは、更に、「0」から「9」までの数字、又はそれに関連した「*」又は「#」のような非アルファベットキャラクタを有し、上記少なくとも1つの表面キー及び上記Numボタンを同時に押圧すると、上記数字又は上記非アルファベットキャラクタが発生される請求項1に記載の装置。
  7. 第1変更ボタンを有し、この第1変更ボタンと、上記少なくとも1つの表面キーの1つと、0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの特定の組合せとを同時に押圧すると、上記装置は、上記第1変更ボタンを同時に押圧せずに上記表面キーと上記0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの上記組合せとを同時に押圧することから生じる以外のキャラクタ又はファンクションを発生することができる請求項1に記載の装置。
  8. 上記第1変更ボタンは、シフトボタンと呼称される請求項7に記載の装置。
  9. 上記装置の表面には「Num Lock」ボタンが配置され、(a)このNum Lockボタンを初めて押圧すると、その後に上記少なくとも1つの表面ボタンを押圧したときに、上記数字又は非アルファベットキャラクタが発生され、そして(b)その後に、Num Lockボタンを押圧すると、上記少なくとも1つの表面ボタンのいずれかをその後に押圧したときに、アルファベットキャラクタが発生される請求項1に記載の装置。
  10. 「スペースバー」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このスペースバーを押すと、タイプされたテキストにスペースが発生される請求項1に記載の装置。
  11. 「バックスペース」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このバックスペースボタンを押すと、キャラクタが削除される請求項1に記載の装置。
  12. 上記変更ボタンは、装置の側部にある変更ボタンの位置を調整できるようにスライドパネル上にある請求項1に記載の装置。
  13. 上記変更ボタンは、装置の片側にあって取り外して装置の他側に挿入できる変更ボタンの取り外し可能なストリップに収容される請求項1に記載の装置。
  14. 3つの変更ボタンを有し、これら変更ボタンは、装置を保持する手の人差し指、中指及び薬指で操作できるように配置される請求項1に記載の装置。
  15. 上記少なくとも1つの表面キーは、テンキーのキーパッド上にある請求項1に記載の装置。
  16. 上記変更ボタンは、装置の両側にあり、ユーザが装置を保持していずれかの手で変更ボタンを操作できるようにされた請求項1に記載の装置。
  17. 4つの変更ボタンを有し、これら変更ボタンは、装置を保持する手の人差し指、中指、薬指及び小指で操作できるように配置される請求項1に記載の装置。
  18. 上記変更ボタンの少なくとも1つは、指受けに配置される請求項1に記載の装置。
  19. 複数の表面キーと、1つ以上のディスプレイと、装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンとを有するハンドヘルド電子装置であって、ユーザは、上記表面キーの1つを押圧するのと同時に、0、1つ又は1つ以上の組合せで変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出すようにされた装置。
  20. いずれの変更ボタンも押さずに表面キーを押圧すると、所与のキャラクタ又はファンクションが発生し、そして同じ表面キーを押圧すると同時に、1つ又はある組合せで変更ボタンを押すと、異なるキャラクタ又はファンクションが生じ得る請求項19に記載の装置。
  21. メニューボタンを更に備え、上記変更ボタンの1つを押圧すると同時にメニューボタンを押圧すると、上記変更ボタンを押圧せずにメニューボタンが押圧されたときに現れるものとは異なるメニューを発生させる請求項19に記載の装置。
  22. 上記1つ以上のディスプレイの少なくとも1つにおいてカーソルを制御するためのカーソル制御要素を更に備え、上記1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧すると同時に、上記カーソル制御要素を操作すると、上記1つ以上の変更ボタンを上記組合せで同時に押圧せずに上記カーソル制御要素が操作されたときに生じるファンクション以外のファンクションを生じさせる請求項19に記載の装置。
  23. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された個人の名前の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルが名前の上にあるところの個人へ電話コールを発信する請求項22に記載の装置。
  24. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された電話番号の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルがその上にあるところの電話番号へ電話コールを発信する請求項22に記載の装置。
  25. 上記表面キーの上記1つを押圧すると同時に、変更ボタンを所与の組合せで押圧すると、上記表面キーを押圧すると同時に、変更ボタンを異なる組合せで押圧するか又は変更ボタンを押さなかったときに発生されるものとは異なるキャラクタ又はファンクションが発生される請求項19に記載の装置。
  26. 2つの変更ボタンを備え、そして少なくとも1つの表面キーに関連した複数のキャラクタを有し、いずれの変更ボタンも押さずに1つの表面キーを押すと、上記表面キーに関連した第1キャラクタが発生される請求項19に記載の装置。
  27. 上記1つの表面キーと1つの変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第2のキャラクタが発生される請求項26に記載の装置。
  28. 上記1つの表面キーと第2の変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第3のキャラクタが発生される請求項27に記載の装置。
  29. 第3の変更ボタンを備え、上記表面キーと上記第3の変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第4のキャラクタが発生される請求項28に記載の装置。
  30. 「Num」側面キーを有し、上記少なくとも1つの表面キーは、更に、「0」から「9」までの数字、又はそれに関連した「*」又は「#」のような非アルファベットキャラクタを有し、上記少なくとも1つの表面キー及び上記Num側面キーを同時に押圧すると、上記数字又はキャラクタが発生される請求項19に記載の装置。
  31. 「シフト」側面変更ボタンを有し、このシフトボタンと、上記少なくとも1つの表面キーの1つと、0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの特定の組合せとを同時に押圧すると、上記装置は、上記シフトボタンを同時に押圧せずに、上記表面キーと、上記0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの上記組合せとを同時に押圧することにより生じるものとは異なるキャラクタ又はファンクションを発生することができる請求項19に記載の装置。
  32. 上記装置の表面には「Num Lock」ボタンが配置され、(a)このNum Lock表面ボタンを初めて押圧すると、その後に上記少なくとも1つの表面ボタンのいずれかを押圧したときに、上記数字又は非アルファベットキャラクタが発生され、そして(b)その後に、Num Lock表面ボタンを押圧すると、上記少なくとも1つの表面ボタンのいずれかをその後に押圧したときに、アルファベットキャラクタが発生される請求項19に記載の装置。
  33. 「スペースバー」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このスペースバーを押すと、タイプされたテキストにスペースが発生される請求項19に記載の装置。
  34. 「バックスペース」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このバックスペースボタンを押すと、キャラクタが削除される請求項1に記載の装置。
  35. 上記1つ以上のディスクプレイの少なくとも1つを使用して「ワールドワイドウェブ」ページ或いは他のアプリケーション文書又はフォームの選択可能な項目に電子的に焦点を合わすのに使用される請求項19に記載の装置。
  36. 「タブ−順方向」ボタンが側面キーとして配置されるか、又は表面キーとして配置され、このタブ−順方向ボタンを押圧すると、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の次の選択可能な項目へと焦点が急速に移動される請求項35に記載の装置。
  37. 「タブ−逆方向」ボタンが側面キー又は表面キーとして配置され、このタブ−逆方向ボタンを押圧すると、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の以前の選択可能な項目へと焦点が急速に移動される請求項36に記載の装置。
  38. 「選択」ボタンを有し、この選択ボタンを押圧すると、現在焦点を合わされた項目が選択される請求項35に記載の装置。
  39. 上記装置は、ワイヤレス電話である請求項19に記載の装置。
  40. 上記装置は、双方向テレビジョン又はウェブイネーブル型インターネットアプリケーションのリモートコントローラである請求項19に記載の装置。
  41. 上記装置は、現場作業員により使用するためのステーションをリモートモニタリングするための入力装置である請求項19に記載の装置。
  42. サムホイールが上記装置の前部、片側又は両側に配置され、(1)上記サムホイールを親指又は他の指で一方向に回転すると、上記選択可能な項目の中で順方向にタビングされ、そして(2)上記サムホイールを親指又は他の指で他の方向に回転すると、上記選択可能な項目の中で逆方向にタビングされる請求項35に記載の装置。
  43. 上記サムホイールは、更に、現在焦点の合わされた項目を選択するために押圧することができる請求項42に記載の装置。
  44. 3つの変更ボタンを有し、これら変更ボタンは、装置を保持する手の人差し指、中指及び薬指で操作できるように配置される請求項19に記載の装置。
  45. 4つの変更ボタンを有し、これら変更ボタンは、装置を保持する手の人差し指、中指、薬指及び小指で操作できるように配置される請求項19に記載の装置。
  46. 少なくとも1つの変更ボタンは、指受けに配置される請求項19に記載の装置。
  47. 標準的な「クエーティ」キーボードを有するハンドヘルド電子装置であって、このクエーティキーボードは、キャラクタキー及びシフトボタンを有し、ユーザは、上記シフトボタンを片手で押すと同時に、キャラクタキーを他方の手で押すようにしたハンドヘルド装置。
  48. 上記クエーティキーボードに第1のシフトボタンを有すると共に、上記クエーティキーボードに第2のシフトボタンを有し、いずれかの手で上記シフトボタンの1つを押圧すると同時に、他方の手で文字キーを押圧する請求項47に記載のハンドヘルド装置。
  49. 上記第1の付加的なシフトボタンは、キーボードの左下にあり、そして上記第2の付加的なシフトボタンは、キーボードの右下にある請求項48に記載のハンドヘルド装置。
  50. 上記シフト変更ボタンは、上記装置の側部、頂部又は底部に配置できる請求項1又は19に記載のハンドヘルド装置。
  51. 複数の表面キーと、1つ以上のディスプレイと、装置の表面或いは装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンとを有するハンドヘルド電子装置であって、ユーザは、表面キーの1つを押圧すると同時に、0、1つ又はある組合せで変更ボタンを押圧することにより、グラフィックストロークを打つか又はファンクションを呼び出すようにした装置。
  52. 複数のキーの各々は、それに関連した多数のグラフィックストロークを有する請求項51に記載の装置。
  53. 上記複数の表面キーの1つだけを押圧すると、上記グラフィックストロークの第1の所定の1つが発生され、上記1つの表面キーを押圧しながら、1つの変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第2の所定の1つが発生され、上記1つのキーを押圧しながら、第2の変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第3の所定の1つが発生され、そして上記装置が第3の変更ボタンを含む場合には、上記1つの表面キーを押圧しながら、その第3の変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第4の所定の1つが発生される請求項52に記載の装置。
  54. 更に、第1の変更ボタンを有し、この第1の変更ボタンと、特定の表面キーと、0、1つ又は2つ以上の特定の組合せの付加的な変更ボタンを同時に押圧すると、上記第1の変更ボタンが押圧されずに上記表面キー及び上記組合せの変更ボタンが同時に押圧された場合に発生されるものとは異なるグラフィックストローク又はファンクションを発生することができる請求項53に記載の装置。
  55. 上記第1の変更ボタンは、「シフト」ボタンと呼称される請求項54に記載の装置。
  56. 上記装置に含まれたソフトウェアは、グラフィックストロークが、上記ディスプレイに表示するためにそのグラフィックストロークからキャラクタ又はグラフィック指標を形成するようにする請求項53に記載の装置。
  57. 制御ボタンを有し、この制御ボタンを押圧すると、上記ソフトウェアが現在キャラクタ又はグラフィック指標を完了と考え、そしてユーザがその後のキャラクタ又はグラフィック指標のタイピングを開始できるようにする請求項56に記載の装置。
  58. 上記制御ボタンは、「次のキャラクタ」ボタンと呼称される請求項57に記載の装置。
  59. 少なくとも1つの表面キーを有すると共に、装置の片側又は両側に少なくとも1つの変更ボタンを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法であって、上記装置のユーザは、片手で装置を保持し、そして装置を保持していない手の指を使用して少なくとも1つの表面キーの1つを押圧すると同時に、装置を保持している手の指で1つ又はある組合せで少なくとも1つの変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出し、そしてタイプされたキャラクタを発生することができ、上記方法は、
    押圧又は解放された各キー及びボタンに対して独特のコードを待ち行列に送信し、
    キー及びボタンが押圧又は解放されたときに待ち行列に現われる新たなコードをサーチし、
    上記コードを、タイピングを含む(これに限定されないが)ファンクションとして解釈し、そして
    このようなコードを連続的に読み取って、このようなファンクションとして解釈する、
    という段階を備えたコンピュータ実施される方法。
  60. タイプされた各キャラクタを表わすキャラクタコードを発生する段階を更に備えた請求項59に記載のコンピュータ実施される方法。
  61. コードをタイピングとして解釈する上記段階は、タイプされたキャラクタを表わす発生されたキャラクタコードをテキストバッファへ送信するのをトリガーする請求項60に記載のコンピュータ実施される方法。
  62. テーブルルックアッププロセスを使用して上記コードを解釈する請求項59に記載のコンピュータ実施される方法。
  63. 1つのキーと、0、1つ又は2つ以上のボタンの所与の組合せをある最小時間長さ以上に押圧し保持するのを、付加的な有用なファンクションを与える指示として解釈する段階を更に備えた請求項59に記載のコンピュータ実施される方法。
  64. 上記有用なファンクションの1つは、自動タイピングである請求項63に記載のコンピュータ実施される方法。
  65. 複数の表面キーと、1つ以上のディスプレイと、装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンとを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法であって、ユーザは、表面キーの1つを押圧すると同時に、0、1つ、又は1つ以上の組合せで変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出し、上記方法は、
    押圧又は解放された各キー及びボタンに対して独特のコードを待ち行列に送信し、
    キー及びボタンが押圧又は解放されたときに待ち行列に現われる新たなコードをサーチし、
    上記コードを、タイピングを含む(これに限定されないが)ファンクションとして解釈し、そして
    このようなコードを連続的に読み取って、このようなファンクションとして解釈する、
    という段階を備えたコンピュータ実施される方法。
  66. タイプされた各キャラクタを表わすキャラクタコードを発生する段階を更に備えた請求項65に記載のコンピュータ実施される方法。
  67. 上記キャラクタコードを上記1つ以上のディスプレイにタイピングとして表示する更に別の段階を備えた請求項66に記載のコンピュータ実施される方法。
  68. コードをタイピングとして解釈する上記段階は、各キャラクタを表わす発生されたキャラクタコードをテキストバッファへ送信するのをトリガーする請求項67に記載のコンピュータ実施される方法。
  69. テーブルルックアッププロセスを使用して上記コードを解釈する請求項65に記載のコンピュータ実施される方法。
  70. 1つのキーと、0、1つ又は2つ以上のボタンの所与の組合せをある最小時間長さ以上に押圧し保持するのを、付加的な有用なファンクションを与える指示として解釈する段階を更に備えた請求項65に記載のコンピュータ実施される方法。
  71. 上記有用なファンクションの1つは、自動タイピングである請求項70に記載のコンピュータ実施される方法。
  72. (a)いずれの変更ボタンも押圧せずに表面キーを押圧するのを、所与のキャラクタ又はファンクションを発生するものとして解釈し、そして
    (b)同じ表面キーを押圧するのと同時に、1つ又はある組合せで変更ボタンを押圧するのを、異なるキャラクタ又はファンクションを発生するものとして解釈する、
    という段階を更に備えた請求項65に記載のコンピュータ実施される方法。
  73. 上記装置は、メニューボタンを備え、上記変更ボタンの1つを押圧すると同時に、このメニューボタンを押圧すると、上記変更ボタンを押圧せずにそのメニューボタンが押圧されたときに現われるものとは異なるメニューを発生させる命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載のコンピュータ実施される方法。
  74. 上記装置は、上記1つ以上のディスプレイの少なくとも1つにおいてカーソルを制御するためのカーソル制御要素を更に備え、上記1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧すると同時に、上記カーソル制御要素を操作すると、上記変更ボタンを上記組合せで同時に押圧せずに上記カーソル制御要素が操作されたときに生じるファンクション以外のファンクションを生じさせる命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  75. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された個人の名前の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルが名前の上にあるところの個人へ電話コールを発信する請求項74に記載の方法。
  76. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された電話番号の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルがその上にあるところの電話番号へ電話コールを発信する請求項74に記載の方法。
  77. 上記表面キーの上記1つを押圧すると同時に、変更ボタンを所与の組合せで押圧すると、上記表面キーを押圧すると同時に、変更ボタンを異なる組合せで押圧するか又は変更ボタンを押さなかったときに発生されるものとは異なるキャラクタ又はファンクションを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  78. 上記装置は、2つの変更ボタンを備え、そして少なくとも1つの表面キーに関連した複数のキャラクタを有し、いずれの変更ボタンも押さずに1つの表面キーを押すと、上記表面キーに関連した第1キャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  79. 上記1つの表面キーと1つの変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第2のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生され、そして上記1つの表面キーと第2の変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第3のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項78に記載の方法。
  80. 上記装置は、第3の変更ボタンを備え、上記少なくとも1つの表面キーと上記第3の変更ボタンを同時に押圧すると、上記表面キーに関連した第4のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項79に記載の方法。
  81. 上記装置は、「Num」側面キーを備え、上記少なくとも1つの表面キーは、更に、「0」から「9」までの数字、又はそれに関連した「*」又は「#」のような非アルファベットキャラクタを有し、上記少なくとも1つの表面キー及び上記Num側面キーを同時に押圧すると、上記数字又はキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  82. 上記装置は、「シフト」側面変更ボタンを備え、このシフトボタンと、上記少なくとも1つの表面キーの1つと、0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの特定の組合せとを同時に押圧すると、上記装置は、上記シフトボタンを同時に押圧せずに、上記表面キーと、上記0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの上記組合せとを同時に押圧することにより生じるものとは異なるキャラクタ又はファンクションを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生できる請求項65に記載の方法。
  83. 上記装置は、その表面に配置された「Num Lock」ボタンを有し、
    (c)このNum Lock表面ボタンを初めて押圧すると、その後に上記少なくとも1つの表面キーのいずれかを押圧したときに、上記数字又は非アルファベットキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生され、そして
    (d)その後に、Num Lock表面ボタンを押圧すると、上記少なくとも1つの表面キーのいずれかをその後に押圧したときに、アルファベットキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  84. 上記装置は、「スペースバー」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このスペースバーを押すと、タイプされたテキストにスペースを発生する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  85. 上記装置は、「バックスペース」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、このバックスペースボタンを押すと、キャラクタを削除する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  86. 上記装置は、上記1つ以上のディスクプレイの少なくとも1つを使用して「ワールドワイドウェブ」ページ或いは他のアプリケーション文書又はフォームの選択可能な項目に電子的に焦点を合わすのに使用され、そして「タブ−順方向」ボタンが側面キーとして配置されるか、又は表面キーとして配置され、このタブ−順方向ボタンを押圧すると、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の次の選択可能な項目へと焦点を急速に移動する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項65に記載の方法。
  87. 上記装置は、「タブ−逆方向」ボタンが側面キー又は表面キーとして配置され、このタブ−逆方向ボタンを押圧すると、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の以前の選択可能な項目へと焦点を急速に移動する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項86に記載の方法。
  88. 上記装置は、「選択」ボタンが側面キー又は表面キーとして配置され、この選択ボタンを押圧すると、現在焦点を合わされた項目を選択する命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項86に記載の方法。
  89. 上記装置は、上記1つ以上のディスクプレイの少なくとも1つを使用して「ワールドワイドウェブ」ページ或いは他のアプリケーション文書又はフォームの選択可能な項目に電子的に焦点を合わすのに使用され、そしてサムホイールが上記装置の前部、片側又は両側に配置され、(1)上記サムホイールを親指又は他の指で一方向に回転すると、上記選択可能な項目の中で順方向にタビングする命令として解釈されるコードが発生され、そして(2)上記サムホイールを親指又は他の指で他の方向に回転すると、上記選択可能な項目の中で逆方向にタビングする命令として解釈されるコードが発生される請求項65に記載の方法。
  90. 上記サムホイールは、現在焦点の合わされた項目を選択する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項89に記載の方法。
  91. 複数の表面キーと、1つ以上のディスプレイと、装置の表面或いは装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンとを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法であって、
    (a)上記複数のキーの各々は、それに関連した多数のグラフィックストロークを有し、そして
    (b)上記複数の表面キーの1つだけを押圧すると、上記グラフィックストロークの所定の1つを発生する命令として解釈される第1コードが発生され、上記1つのキーを押圧しながら、1つの変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第2の所定の1つを発生する命令として解釈される第2コードが発生され、上記1つのキーを押圧しながら、第2の変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第3の所定の1つを発生する命令として解釈される第3コードが発生され、そして上記装置が第3の変更ボタンを含む場合には、上記1つの表面キーを押圧しながら、その第3の変更ボタンを押圧すると、上記グラフィックストロークの第4の所定の1つが発生されるようにしたコンピュータ実施される方法。
  92. 上記装置は、「シフト」ボタンを備え、このシフトボタンと、特定の表面キーと、0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの特定の組合せとを同時に押圧すると、上記シフトボタンを押圧せずに、上記表面キーと、上記変更ボタンの上記組合せとを同時に押圧した場合に生じるものとは異なるグラフィックストローク又はファンクションを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生できる請求項91に記載の方法。
  93. グラフィックストロークが、上記1つ以上のディスプレイに表示するためにそのグラフィックストロークからキャラクタ又はグラフィック指標を形成するようにさせる命令として解釈されるコードを発生する更に別の段階を備えた請求項92に記載の方法。
  94. 少なくとも1つの表面キーを有すると共に、装置の片側又は両側に少なくとも1つの変更ボタンを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法を構成するコンピュータコードを埋め込んだ記憶媒体であって、上記装置のユーザは、片手で装置を保持し、そして装置を保持していない手の指を使用して少なくとも1つの表面キーの1つを押圧すると同時に、装置を保持している手の指で0、1つ又はある組合せで少なくとも1つの変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出し、そしてタイプされたキャラクタを発生することができ、上記方法は、上記記憶媒体が上記装置に使用されたときに、
    押圧又は解放された各キー及びボタンに対して独特のコードを待ち行列に送信し、
    キー及びボタンが押圧又は解放されたときに待ち行列に現われる新たなコードをサーチし、
    上記コードを、タイピングを含む(これに限定されないが)ファンクションとして解釈し、そして
    このようなコードを連続的に読み取って、このようなファンクションとして解釈する、
    という段階を含むものである記憶媒体。
  95. 上記コンピュータ実施される方法は、更に、タイプされた各キャラクタを表わすキャラクタコードを発生する段階を備えた請求項94に記載の記憶媒体。
  96. コードをタイピングとして解釈する上記段階は、各キャラクタを表わす発生されたキャラクタコードをテキストバッファへ送信するのをトリガーする請求項94に記載の記憶媒体。
  97. テーブルルックアッププロセスを使用して上記コードを解釈する請求項94に記載の記憶媒体。
  98. 上記コンピュータ実施される方法は、更に、少なくとも1つのキーと、0、1つ又は2つ以上のボタンとの所与の組合せをある最小時間長さ以上に押圧し保持するのを、付加的な有用なファンクションを与える指示として解釈する段階を更に備えた請求項94に記載の記憶媒体。
  99. 上記有用なファンクションの1つは、自動タイピングである請求項98に記載の記憶媒体。
  100. 複数の表面キー、1つ以上のディスプレイ、及び装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法を構成するコンピュータコードを埋め込んだ記憶媒体であって、ユーザは、表面キーの1つを押圧すると同時に、0、1つ又は1つ以上の組合せで変更ボタンを押圧することにより、キャラクタをタイプするか又はファンクションを呼び出し、上記方法は、上記記憶媒体が上記装置に使用されたときに、
    押圧又は解放された各キー及びボタンに対して独特のコードを待ち行列に送信し、
    キー及びボタンが押圧又は解放されたときに待ち行列に現われる新たなコードをサーチし、
    上記コードを、キャラクタ、記号、ストローク又はワードのタイピングを含む(これに限定されないが)ファンクションとして解釈し、
    上記タイプされたキャラクタ、記号、ストローク又はワードを上記1つ以上のディスプレイに表示し、そして
    コードを待ち行列に送信し、コードを待ち行列から読み取り、コードを解釈し、そしてコードがタイピングとして解釈されたときに上記タイプされた項目を上記1つ以上のディスプレイに表示する上記段階を繰り返す、
    という段階を含むものである記憶媒体。
  101. 上記コンピュータ実施される方法は、タイプされた各キャラクタを表わすキャラクタコードを発生する段階を含む請求項100に記載の記憶媒体。
  102. コードをタイピングとして解釈する上記段階は、各キャラクタを表わす発生されたキャラクタコードをテキストバッファへ送信するのをトリガーする請求項95に記載の記憶媒体。
  103. 上記コンピュータ実施される方法は、テーブルルックアッププロセスを使用して上記コードを解釈する請求項100に記載の記憶媒体。
  104. 上記コンピュータ実施される方法は、1つのキーと、0、1つ又は2つ以上のボタンの所与の組合せをある最小時間長さ以上に押圧し保持するのを、付加的な有用なファンクションを与える指示として解釈する段階を更に備えた請求項100に記載の記憶媒体。
  105. 上記有用なファンクションは、自動タイピングである請求項104に記載の記憶媒体。
  106. 上記コンピュータ実施される方法は、
    (a)いずれの変更ボタンも押圧せずに表面キーを押圧するのを、所与のキャラクタ又はファンクションを発生するものとして解釈し、そして
    (b)同じ表面キーを押圧するのと同時に、1つ又はある組合せで変更ボタンを押圧するのを、異なるキャラクタ又はファンクションを発生するものとして解釈する、
    という段階を更に備えた請求項100に記載の記憶媒体。
  107. 上記装置は、メニューボタンを備え、そして上記コンピュータ実施される方法は、上記変更ボタンの1つを押圧すると同時に、このメニューボタンを押圧するのを、上記変更ボタンを押圧せずにそのメニューボタンが押圧されたときに現われるものとは異なるメニューを発生させるものとして解釈することを含む請求項100に記載の記憶媒体。
  108. 上記装置は、上記1つ以上のディスプレイの少なくとも1つにおいてカーソルを制御するためのカーソル制御要素を更に備え、上記1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧すると同時に、上記カーソル制御要素を操作すると、上記変更ボタンを上記組合せで同時に押圧せずに上記カーソル制御要素が操作されたときに生じるファンクション以外のファンクションを生じさせる命令として解釈される1つ以上のコードが発生される請求項100に記載の記憶媒体。
  109. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された個人の名前の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルが名前の上にあるところの個人へ電話コールを発信する請求項108に記載の記憶媒体。
  110. 上記装置は、セルラー電話であり、そしてカーソルが上記1つ以上のディスプレイに表示された電話番号の上にあるときに、上記カーソル制御要素を操作すると同時に、1つ以上の変更ボタンを特定の組合せで押圧することにより生じるファンクションは、カーソルがその上にあるところの電話番号へ電話コールを発信する請求項108に記載の記憶媒体。
  111. 上記表面キーの上記1つを押圧すると同時に、変更ボタンを所与の組合せで押圧すると、上記方法は、上記表面キーを押圧すると同時に、変更ボタンを異なる組合せで押圧するか又は変更ボタンを押さなかったときに発生されるものとは異なるキャラクタ又はファンクションを発生する命令として解釈されるコードを発生させる請求項100に記載の記憶媒体。
  112. 上記装置は、2つの変更ボタンを備え、そして少なくとも1つの表面キーに関連した複数のキャラクタを有し、ユーザがいずれの変更ボタンも押さずに上記少なくとも1つの表面キーの1つを押すのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記表面キーに関連した第1キャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  113. ユーザが上記少なくとも1つの表面キーと1つの変更ボタンを同時に押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記表面キーに関連した第2のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生し、そしてユーザが上記少なくとも1つの表面キーと第2の変更ボタンを同時に押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記表面キーに関連した第3のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項112に記載の記憶媒体。
  114. ユーザが上記少なくとも1つの表面キーと第3の変更ボタンを同時に押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記表面キーに関連した第4のキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項113に記載の記憶媒体。
  115. 上記装置は、「Num」側面キーを備え、上記少なくとも1つの表面キーは、更に、「0」から「9」までの数字、又はそれに関連した「*」又は「#」のような非アルファベットキャラクタを有し、ユーザが上記少なくとも1つの表面キー及び上記Num側面キーを同時に押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記数字又はキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  116. 上記装置は、「シフト」側面変更ボタンを備え、ユーザがこのシフトボタンと、上記少なくとも1つの表面キーの1つと、0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの特定の組合せとを同時に押圧するのに応答して、上記装置は、上記コンピュータ実施される方法により、ユーザが上記シフトボタンを同時に押圧せずに、上記表面キーと、上記0、1又は2つ以上の付加的な変更ボタンの上記組合せを同時に押圧することにより生じるものとは異なるキャラクタ又はファンクションを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  117. 上記装置は、その表面に配置された「Num Lock」ボタンを有し、
    (a)このNum Lock表面ボタンを初めて押圧すると、その後に上記少なくとも1つの表面キーのいずれかを押圧したときに、上記コンピュータ実施される方法により、上記数字又は非アルファベットキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生し、そして
    (b)その後に、Num Lock表面ボタンを押圧すると、上記少なくとも1つの表面キーのいずれかをその後に押圧したときに、上記コンピュータ実施される方法により、アルファベットキャラクタを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  118. 上記装置は、「スペースバー」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、ユーザがこのスペースバーを押すのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、タイプされたテキストにスペースを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  119. 上記装置は、「バックスペース」ボタンが側面キーとして配置されるか又は上記少なくとも1つの表面キーより大きな表面キーとして配置され、ユーザがこのバックスペースボタンを押すのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、キャラクタを削除する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  120. 上記装置は、上記1つ以上のディスクプレイの少なくとも1つを使用して「ワールドワイドウェブ」ページ或いは他のアプリケーション文書又はフォームの選択可能な項目に電子的に焦点を合わすのに使用され、そして「タブ−順方向」ボタンが側面キーとして配置されるか、又は表面キーとして配置され、ユーザがこのタブ−順方向ボタンを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の次の選択可能な項目へと焦点を急速に移動する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項100に記載の記憶媒体。
  121. 上記装置は、「タブ−逆方向」ボタンが側面キー又は表面キーとして配置され、ユーザがこのタブ−逆方向ボタンを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、ページ、文書又はフォーム上の第1の選択可能な項目から、ページ、文書又はフォーム上の以前の選択可能な項目へと焦点を急速に移動する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項120に記載の記憶媒体。
  122. 上記装置は、「選択」ボタンが側面キー又は表面キーとして配置され、ユーザがこの選択ボタンを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、現在焦点を合わされた項目を選択する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項120に記載の記憶媒体。
  123. 上記装置は、その側部に配置されたサムホイールを有し、(1)ユーザがこのサムホイールを親指又は他の指で一方向に回転するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記選択可能な項目の中で順方向にタビングする命令として解釈されるコードを発生し、そして(2)ユーザが上記サムホイールを親指又は他の指で他の方向に回転するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記選択可能な項目の中で逆方向にタビングする命令として解釈されるコードを発生する請求項120に記載の記憶媒体。
  124. ユーザがサムホイールを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、現在焦点の合わされた項目を選択する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項123に記載の記憶媒体。
  125. 複数の表面キーと、1つ以上のディスプレイと、装置の表面或いは装置の片側又は両側に配置された1つ以上の変更ボタンとを有するハンドヘルド電子装置のキーストロークを解釈するためのコンピュータ実施される方法が埋め込まれた記憶媒体であって、ユーザは、表面キーの1つを押圧すると同時に、0、1つ又はある組合せで変更ボタンを押圧することにより、タイプするか又はファンクションを呼び出し、複数のキーの各々には多数のグラフィックストロークが関連され、
    (a)ユーザが上記複数の表面キーの1つだけを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記グラフィックストロークの所定の1つを発生する命令として解釈される第1コードを発生し、
    (b)ユーザが上記1つのキーを押圧しながら、1つの変更キーを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記グラフィックストロークの第2の所定の1つを発生する命令として解釈される第2コードを発生し、そして
    (c)ユーザが上記1つのキーを押圧しながら、第2の変更キーを押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記グラフィックストロークの第3の所定の1つを発生する命令として解釈される第3コードを発生する、
    というようにされた記憶媒体。
  126. 上記装置は、「シフト」ボタンを備え、ユーザがこのシフトボタンと、特定の表面キーと、特定の組合せの上記変更ボタンとを同時に押圧するのに応答して、上記コンピュータ実施される方法は、上記シフトボタンを押圧せずに、上記特定の表面キーと、上記組合せの変更ボタンとを同時に押圧したときに発生されるものとは異なるグラフィックストローク又はファンクションを発生する命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項125に記載の記憶媒体。
  127. 上記コンピュータ実施される方法は、グラフィックストロークが、上記ディスプレイに表示するためにそのグラフィックストロークからキャラクタ又はグラフィック指標を形成するようにさせる命令として解釈される1つ以上のコードを発生する請求項125に記載の記憶媒体。
  128. 同時に押圧又は操作される表面キー及び側面変更ボタンの所与の組合せに対してタイプされるキャラクタ、タイプされるストローク又は呼び出されるファンクションは、ソフトウェアコンテクストに基づいて変化し得る請求項1、19又は51に記載の装置。
  129. キーストローク及びボタン押圧の解釈は、ソフトウェアコンテクストに基づいて変化し得る請求項59、65又は91に記載の装置。
  130. キーストローク及びボタン押圧の解釈は、ソフトウェアコンテクストに基づいて変化し得る請求項94、100又は125に記載の装置。
  131. 上記装置は、セルラー電話であり、これは、更に、(1)主として片手で操作される文字当り多キー押圧のタイピングモードと、(2)ユーザが、このタイピングモードと、表面キーの1つを押圧すると同時に、0、1つ又はある組合せで1つ以上の変更ボタンを押圧することにより操作されるタイピングモードとの間を切り換えられるようにするインター表面とを備えた請求項19に記載の装置。
  132. 少なくとも1つの表面キーを含むと共に、1つ以上の変更ボタンを装置の片側又は両側に含むハンドヘルド電子装置であって、該装置のユーザは、片手で装置を保持し、そして装置を保持していない手の指を使用して上記少なくとも1つの表面キーの1つを押圧すると同時に、装置を保持している手の指で0、1つ又はある組合せで1つ以上の変更ボタンを押圧することにより、記号をタイプするか又はファンクションを呼び出すことができる装置。
  133. タイプすることのできる記号は、キャラクタ、ストローク、全ワード、及び像を含む請求項132に記載の装置。
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