JP2004529948A - 末端アミノ官能ポリシロキサンヘアコンディショニング組成物及び毛髪着色組成物におけるその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、アモジメチコーン材料、及びヘアコンディショニング組成物特に毛髪着色組成物におけるアモジメチコーン材料の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪染料を適用することによって毛髪の色を変えることは周知である。
【0003】
所望される毛髪の色及び色調の強度を消費者に提供するために、非常に複雑な化学プロセスが利用されている。毛髪染料分子は、典型的には、少なくとも1つの酸化着色剤と酸化剤との反応によって生成され、この酸化剤は、消費者の毛髪上のその場で、典型的にはアルカリ化剤が存在し、pHがおよそ10の厳しい環境のもとで形成される。さらにこのプロセスは、所望の毛髪の色及び毛髪の色調強度を維持し、継続的に均一な、新しく発毛した部分も含んだ毛髪適用範囲を確保するために、消費者によって定期的に繰り返される。
【0004】
このような製品の製造者はまた、多数の制約のもとで働かなければならない。これらの製品は消費者の皮膚に直接接触するように適用され、染色プロセスの間に偶発的に(例えば)目に入ったり、口に入ったりする可能性があるため、配合物は厳格な安全基準を満たさなければならず、いかなるアレルギー反応も生じてはならない。これらの必要条件を満たすことに加えて、製品はまた、視覚的及び嗅覚的に消費者を満足させなければならない。特に、製品は、消費者の衣服、皮膚、又は他の物体を不用意に汚すことなく、その製品が消費者によって容易に髪に適用されて所望の効果をもたらすのを確実にするために、特定の物理的パラメータを満たす必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
毛髪染色プロセスに含まれる化学作用が、毛髪に永久的な損傷を与える場合がある。損傷作用には、もつれ、もろさ、及び乾燥が挙げられる。その結果、この損傷に有効であり、少なくとも毛髪の状態がよくなったと消費者に認識させるために、コンディショニング成分を含む毛髪染色組成物又は毛髪染色キットを提供する必要性が存在する。これは、毛髪染色プロセスが行われた直後及びその後のブローによる乾燥及びスタイリングの間に必要なだけではなく、次の毛髪染色サイクルまでの染色後洗浄サイクルの間も継続する消費者ニーズである。
【0006】
コンディショニング組成物を使用することは当該技術分野で周知であり、コンディショニング組成物は、従来のシャンプー及びコンディショニング処方の一部としてばかりでなく、いわゆるコンディショナー入りシャンプー(two−in−one)にも組み込まれている。毛髪染色キットにそれを使用することも周知である。通常、コンディショナーは、染色終了後の最終すすぎで使用される袋内に提供されている。例えば、米国特許第4563347号、欧州特許第275707号、及び国際公開第99/49836号に記載されるようなアミノシリコーンのようなコンディショナーは、通常は、より一層の櫛通りのよさ、もつれのほどきやすさにおける改良された滑らかさのような、消費者の髪に対する改良された感触を即時に提供する。しかし、このコンディショニングの利益は、多くの毛髪洗浄サイクルの間は持続せず、その結果、消費者は、次の染色処理及び/又はコンディショニング処理までの染色後サイクルの間、毛髪の状態に不満をもつようになる。
【0007】
残念ながら、単純に組成物中のコンディショニング物質の割合を増大させることによって、耐久性のあるコンディショニングを達成することはできない。実際に、過剰のコンディショナーが適用される場合、毛髪の初期の感触は、重くて脂ぎった状態になり、この状態は、毛髪の体積を減らし、べたつき及び毛髪の光沢の減少をもたらす。さらに、コンディショナーの量をふやすことはまた、コストの増大を生じる。これらの欠点は、消費者にとってはすべてまったく受け入れることができないものである。
【0008】
さらに、コンディショニング物質の性質又は量が染色後の洗浄サイクル過程で毛髪に維持され、次の着色サイクルを始める際にもなおかなりの量が毛髪に存在していると、染色プロセスの性能を予測できず、不利益な影響を及ぼす場合がある。このような結果は消費者にとっても同様に望ましくない。
【0009】
しかし、ヘアコンディショニング物質の分野では進展があり、特にアモジメチコーンなどの化合物は、向上したコンディショニング利益をもたらすことが認められている。特に、米国特許第4529586号、米国特許第5143518号、米国特許第5439677号、米国特許第5616758号、米国特許第5856544号、及び米国特許第5856544号に記載されるようなアミノ官能基がシリコーン鎖骨格に沿ってランダムに配置されているアミノ置換されたシリコーンは、改良されたコンディショニング特性を提供するものとして記載されている。
【0010】
カチオン性シリコーン化合物もまた、セルロース及びタンパク質性材料への結合を改良するものとして当該技術分野において記載されている。例えば、四級アミノ官能基がランダムに配置されたシリコーン化合物は、米国特許第5616758に記載され、該特許は、カチオン性アミノシリコーン化合物が、数ある中でも毛髪コンディショニングの適用での使用に適していることを記載している。同様に、国際公開第92/00303号、米国特許第5474835号、米国特許第532817号、米国特許第5164522号、米国特許第5143518号、米国特許第710314号、米国特許第4749656号、米国特許第4673568号、及び米国特許第4597962号は、改良されたコンディショニングのためにそのようなカチオン性シリコーンを含む毛髪処理組成物を記載している。
【0011】
国際公開第99/32539号は、水混和性で、洗濯製品及びヘアケア製品のような高い極性を有する溶媒又はキャリアに基づく製品中に処方するのに適切なマルチカチオン性ポリマーを記載している。
【0012】
しかし、最初の適用後に、いかなる脂っぽい感触の欠点もなく、必要とされる初期付着及び長期にわたる保持力を有し、次の毛髪染色サイクルの性能に負の影響を与えない毛髪染色組成物に特に使用するための耐久性のあるコンディショニング物質が今なお必要とされている。
【0013】
単独の毛髪染色後のコンディショニング工程を必要としない毛髪染色組成物であって、好ましくは、コンディショニング成分が、毛髪染色組成物の中に組み込まれている毛髪染色組成物を提供する必要性もまた存在する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、以下で定義されるような少なくとも1つの末端アミン官能基を有するアミノ官能性ポリシロキサンを含むヘアケア組成物に関し、それは特に毛髪着色組成物と組み合わせて利用される場合に改善されたコンディショニング効果を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本明細書で使用するとき、処理される毛髪は「生きている」、すなわち生体であっても、又は「生きていない」、すなわちかつら、ヘアピース、若しくは繊維製品や布地で使用されるような他の非生体繊維の集合体であってもよい。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。しかしながら、羊毛、毛皮、及び他のメラニン含有繊維が、本発明による組成物には好適な基材である。
【0016】
本発明に従うヘアケア組成物は、次式の少なくとも1つの末端アミノ官能基を有するアミノ官能性ポリシロキサン化合物の少なくとも1つ又は混合物を含む。
R3-yQySiO[A]xSiQzR3-z
式中、AはR2SiOを表し、ここで、Rは1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基、又はアルコキシ基若しくはヒドロキシ基であり、Qは式−R2Zのアミン官能基であり、R2は3〜6個の炭素の二価のアルキレンラジカル、好ましくは、トリメチレン、ペンタメチレン、−CH2CHCH3CH2−、又は−CH2CH2CHCH3CH2−であり、Zは−N(R3)2又は−NR3(CH2)nN(R3)2であり、R3は独立して、H原子又は1〜20個の炭素原子のアルキル基又はフェニル若しくはベンジルであり、ここで、xは1〜3000であり、yは0〜3であり、zは1〜3であり、nは2〜6である。
【0017】
好ましくは、Rは1〜5個の炭素のアルキル基又はフェニル基、より好ましくはメチル基であり、Qは式−R2Zのアミン官能基であり、R2は3〜6個の炭素の二価アルキレンラジカル、好ましくはトリメチレン、ペンタメチレン、−CH2CHCH3CH2−、又は−CH2CH2CHCH3CH2−、より好ましくはプロピル又はイソプロピル基であり、Zは−N(R3)2又は−NR3(CH2)nN(R3)2、より好ましくはNH2又はNHCH2CH2NH2であり、R3は独立して、H原子又は1〜20個の炭素原子のアルキル基又はフェニル若しくはベンジルであり、ここで、xは1〜3000、より好ましくは10〜400、なおより好ましくは70〜150、最も好ましくは90〜120であり、yは0〜3、より好ましくは0〜1であり、zは1〜3、より好ましくは1であり、nは2〜6である。
【0018】
上述の末端アミノ官能化ポリシロキサンに代えて、又はこれに加えて、ヘアケア組成物は、以下の代替の単位を含むアミノ官能基を含む:
(i)次式によるポリシロキサン:
【0019】
【化1】
(ii)少なくとも1つの窒素原子を含む二価の有機部分、及び
(iii)一価の有機部分、好ましくは少なくとも1つの窒素原子を含む一価の有機部分であって、前記窒素原子は、前記ポリシロキサンの末端位置に位置し、ここで、
R1は1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基、又はアルコキシ基若しくはヒドロキシ基であり、xは1〜3000である当該有機部分。
【0020】
意外にも、ポリシロキサン鎖の末端位置にアミノ基が配置されていることにより、初期段階で顕著に改良されたコンディショニング性能を有し、多くの洗浄サイクルの間も少なくとも同等のコンディショニング性能を有するポリシロキサンが提供されることを見い出した。アミノ基が末端に配置されていることは、毛髪の清潔感を顕著に改良させ、もつれのほどきやすさのような優れたコンディショニングの利点をもたらすことが示された。グラフト重合アミノシリコーンポリマーは、同等の末端アミノ官能性ポリシロキサンと比較すると、べたつき及び髪がコーティングされている感触を顕著な課題として示す。
【0021】
例えば、分子量、粘度、アミンのタイプ、リンカーのタイプ、及び電荷密度のような多くの他の因子が、末端アミノ官能性ポリシロキサンの性能に有益な影響を与えるために選択されてもよいこともまた見い出された。
好ましくはアミノ官能性ポリシロキサンの粘度は、10cps〜3000cps、好ましくは100cps〜500cpsの範囲となるように選択すべきである。
【0022】
理論に拘束されないが、粘度はポリマーの分子量に比例し、分枝度に逆比例すると考えられている。粘度は毛髪上での広がり、及び組成物における処理のしやすさに影響を与える。そのため、分子量もこれらの重要なパラメータの両方に影響する。
【0023】
前記アミノ官能性ポリシロキサンの分子量は、好ましくは1000〜50000、より好ましくは1500〜35000である。
【0024】
理論に拘束されることを意図しないが、ある点まで電荷密度が増加すると、負に帯電した損傷毛髪に対する親和力が大きくなり、それによって着色サイクルにおける染色性及び耐久性を改善できると考えられている。電荷密度が高すぎると、シリコーンの表面活性能は洗い流しがあまりにも容易になる点まで増加して、そのため耐久性が低下する。
【0025】
本発明によれば、ヘアケア組成物は、毛髪に適用される組成物全体の0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%、最も好ましくは1重量%〜3重量%の末端アミノ官能性ポリシロキサン化合物を含む。本発明の末端アミノ官能性シリコーンの改良された性能の結果として、典型的には、必要とされるコンディショニング剤は、より少なくなる。
本発明によれば、末端アミノ官能性シリコーンは、シリコーンポリマー産業において周知の方法を用いて調製することができる。
【0026】
アミン官能基がポリマー鎖の末端に位置する末端官能性ポリマーの場合には、アミン基を隔てるジメチルシロキサン基の数を知ることは可能である。さらに、ポリマーの製造の間に、アミン基を隔てるジメチルシロキサン基の数を制御し、操作することが可能である。反対に、アミン官能基がポリマー鎖に沿って任意の場所(トリメチルシリル基で末端をキャップされているポリマーのまさに末端を除く)に位置するグラフト重合官能性ポリマーの場合には、アミン基を隔てるジメチルシロキサン基の数を知ること、又は制御し、操作することは可能ではない。
【0027】
アミンシリコーンの調製において、アミン修飾されたモノマーの選択は、最終ポリマーにおけるアミン官能基の配置を決定づける。末端アミンシリコーンに関して、アミン修飾された末端をキャップされるモノマー(しばしばM’といわれる)を調製する必要がある。これは、式R2R1SiO1/2の一官能性シロキシ基であり、式中、Rは独立して、飽和若しくは不飽和の一価炭化水素(特にメチル)を表し、R1は、例えば、アミノプロピル又はアミノエチルアミノプロピルのようなアミン基を表す。重合化プロセスは、当該技術分野において周知であり、化学両論量のジメチルシロキサン(しばしばオクタメチルシクロテトラシロキサン又は「シクロメチコンD4の形態で)、及び記載のアミン修飾された一官能性シロキシ「末端基(end-group)」のヒドロシリル化による反応を含む。ヒドロシリル化工程は、典型的には、例えば、ロジウム又は白金のようなVIII族貴金属触媒の存在下、及び希硫酸の存在下で行われる。得られるポリマーは、しばしばM’DxM’と略される。
【0028】
反対に、グラフトアミンシリコーンに関しては、式RR1SiO2/2と称されるアミン修飾された二官能シロキシモノマーを調整する必要がある。式中、Rは独立して、飽和又は不飽和の一価炭化水素(特にメチル)を表し、R1は、アミンプロピル又はアミノエチルアミノプロピルのようなアミン官能基を表す。この場合において、ヒドロシリル化反応を介する重合化プロセスは、化学両論量のジメチルシロキサン(しばしば、オクタメチルシクロテトラシロキサン又は「シクロメチコンD4」の形態で)、及び記載のようなアミン修飾された、二官能シロキシモノマー、並びに式R3SiO1/2のMと称されるアミン修飾されていない、一官能性シロキシ「末端キャッピング(end-capping)基(Mと称される)を必要とする。式中、Rは独立して、飽和若しくは不飽和の一価炭化水素(特にメチル)を表す。前述のように、ヒドロシリル化工程は、典型的には、例えば、ロジウム又は白金のようなVIII族貴金属触媒の存在下、及び希硫酸の存在下で行われる。
【0029】
意外にも、アミン官能基間のスペーシング(すなわち、ジメチルシロキサン基の数)は、最良のコンディショニング特性を送給すること、及び有効なコンディショニングを達成することにおいて重要であることが見い出された。これは、コーティングされている感触又は清潔でないという感触のような毛髪に対する負の属性をそれほど大きくは生じないシリコーン付着レベルから、毛髪に正の利点を提供する。
【0030】
本発明に従う組成物は、毛髪着色組成物と組み合わせて使用する場合、以下で記載される官能技術試験方法によって測定される場合に所望の初期コンディショニングを提供するだけでなく、多数の毛髪洗浄サイクルの間にも維持されるコンディショニングを提供することがさらに見い出された。
【0031】
(毛髪着色剤)
本願による組成物に関して、毛髪が特定の厳しい環境下に供されるような毛髪着色組成物、とりわけ酸化毛髪着色剤における特定の有用性を見い出した。
【0032】
(酸化毛髪着色剤)
本明細書に用いるのに好ましい毛髪着色剤は、酸化毛髪着色剤である。本発明による着色組成物における各酸化毛髪着色剤の濃度は、好ましくは約0.0001重量%〜約5重量%である。正確な量は、必要とされる最終色調に依存する。典型的には、ブロンド色調は毛髪上の組成物全体の0.0001重量%〜1.00重量%、赤色色調は0.0010重量%〜4重量%、茶色色調は0.0100%重量%〜4.00重量%、黒色色調は0.100〜4.00重量%で含まれる。
【0033】
いずれの酸化毛髪着色剤も本明細書の組成物に使用できる。ただし、これによって限定されることを意図しないが、典型的には、酸化毛髪着色剤は本質的に少なくとも2つの成分からなり、それらはまとめて染料形成中間体(又は前駆体)と呼ばれる。染料形成中間体は、着色分子を形成するのに好適な酸化剤の存在下で反応させることができる。
【0034】
酸化毛髪着色剤に使用される染料形成中間体としては、芳香族ジアミン類、アミノフェノール類、種々の複素環類、フェノール類、ナフトール類、及びこれらの種々の誘導体が挙げられる。これらの染料形成中間体は広く、第一中間体及び第二中間体に分類できる。酸化染料前駆体としても既知の第一中間体は酸化によって活性化される化学的化合物であり、その後お互いに及び/又はカップラーと共に反応して着色染料複合体を形成できる。色変性剤又はカップラーとしても既知の第二中間体は、活性化前駆体/第一中間体の存在下で色を形成できる一般的に無色の分子であり、他の中間体と共に使用され特定の色効果を生成し又は色を安定化する。
【0035】
本明細書の組成物及びプロセスに使用するのに好適な第一中間体としては、芳香族ジアミン類、多価フェノール類、アミノフェノール類、及びこれらの芳香族化合物の誘導体(例えば、アミンのN−置換誘導体、及びフェノールのエーテル類)が挙げられる。このような第一中間体は、一般的に酸化の前は無色の分子である。
【0036】
いかなる特定の理論に束縛されるものではないが、色がこれらの第一中間体及び第二カップラー化合物から生成されるプロセスには、一般的に第一中間体が(酸化によって)活性化され、カップラーと結合して二量体の共役した染色種を生成し、それから他の活性化第一中間体と結合すると三量体である共役した染色分子を生成する連続的な段階を含むということが本明細書において提案されている。
【0037】
(酸化染料前駆体)
一般的な用語において、酸化染料第一中間体としては、酸化されて分子構造に拡大された電子共役系を有するオリゴマー又はポリマーを形成する単量体物質が挙げられる。新しい電子構造のため、結果として生じるオリゴマー及びポリマーは電子スペクトルが可視範囲にシフトし、色が現れる。例えば、有色ポリマーを形成できる酸化第一中間体としては、単一の官能基を有し、酸化によって一連の共役したイミン及びキノイド二量体、三量体などを形成し、色は緑から黒の範囲であるアニリンのような物質が挙げられる。2官能基を有するp−フェニレンジアミンのような化合物を、酸化重合させて、拡大された共役電子系を有する高分子量の有色物質を得ることができる。当該技術分野において既知の酸化染料を本発明による組成物に使用することができる。本明細書の使用に好適な第一中間体及び第二カップラーの代表的な一覧表が、サガリン(Sagarin)の「化粧品の科学及び技術」(Cosmetic Science and Technology)、インターサイエンス(Interscience)、特別版、第2巻、308〜310ページに見られる。以下に詳述する第一中間体は例として挙げられているだけであり、本明細書の組成物及び方法を限定することは意図されないことを理解されたい。
【0038】
本明細書において第一中間体は、単独で使用することも他の第一中間体と組み合わせて使用することもでき、1つ以上の中間体を1つ以上のカップラーと組み合わせて使用することもできる。第一中間体及びカップラーの選択は、所望の着色の色、色調、及び彩度によって決定される。第一中間体及びカップラーは、本発明にて単独で又は組み合わせて使用し、灰色がかったブロンドから黒までの様々な色調の染料を提供できるが、それらは、ピロガロール、レゾルシノール、p−トルエンジアミン、p−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、p−アミノフェノール、4−アミノ−2−ニトロフェノール、ニトロ−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、m−アミノフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、1−ナフトール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)p−フェニレンジアミン、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−メチルレゾルシノール、及び2,4−ジアミノアニソールである。分子の形で又は過酸化物融和性の塩の形でこれらを使用することができる。
【0039】
例えば、自然なブロンドから明るい茶色の毛髪の色調などの強度の低い色は、一般的に着色組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1重量%の全酸化染色剤を含み、1,4−ジアミノ−ベンゼン、2,5−ジアミノトルエン、2,5−ジアミノ−アニソール、4−アミノフェノール、2,5−ジアミノベンジルアルコール、及び2−(2’,5’−ジアミノ)フェニルエタノールなどの第一中間体を、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、又は4−クロロレゾルシノールなどのカップラーと共に組み合わせて達成されてもよい。
【0040】
同様に、上記第一中間体と、約0.5%〜約1%の全染色剤濃度での、5−アミノ−2−メチルフェノール及び2,4−ジアミノ−アニソールなどの1,3−ジアミノベンゼン誘導体等のカップラーとの組み合わせによって、中程度の彩度の赤色を出すことができる。青から青紫の毛髪の色調等の彩度の高い色は、組成物の約1重量%〜約6重量%の全染色剤濃度で、上記第一中間体と、1,3−ジアミノベンゼン、又は2,5−ジアミノトルエンのようなその誘導体等のカップラーとの組み合わせによって生成することができる。黒い毛髪の色は、前述の第一中間体を1,3−ジアミノベンゼン又はその誘導体のようなカップラーと結み合わせることによって得られる。
【0041】
(非酸化毛髪着色剤及びその他の毛髪着色剤)
本発明の毛髪着色組成物は、酸化毛髪着色剤に加えて又はその代わりに、非酸化染料物質及び他の染料物質を含んでもよい。本発明による毛髪着色組成物及び方法に使用するのに好適な任意選択的な非酸化染料及びその他の染料としては、半永久的染料、一時的染料、及びその他の染料が挙げられる。本明細書中に定義されるような非酸化染料としては、いわゆる「直接作用(direct action)染料」、金属染料、金属キレート染料、繊維反応染料、並びに他の合成染料及び天然染料が挙げられる。種々のタイプの非酸化染料は、以下に詳述される:「人毛の化学的挙動及び物理的挙動(Chemical and Physical Behaviour of Human Hair)、第3編、クラレンス・ロビンス(Clarence Robbins)著(250〜259ページ);「化粧品の化学及び製造(The Chemistry and Manufacture of Cosmetics)」、第4巻、第2編、Maison G.De Navarre、45章、G.S.カス(Kass)著(841〜920ページ);「化粧品:科学及び技術(cosmetics:Science and Technology)」第2編、第2巻、Balsam Sagarin、23章、F.E.ウォール(Wall)(279〜343ページ);「ヘアケアの科学(The Science of Hair Care)」、C.ズバイク(Zviak)編、7章(235〜261ページ)、及び「毛髪染色(Hair Dye)」、J.C.ジョンソン(Johnson)、Noyes Data Corp.、米国パークリッジ(1973年)、(3〜91ページ及び113〜139ページ)。
【0042】
(酸化剤)
本明細書の毛髪着色組成物は好ましくは少なくとも1つの酸化剤を含み、それは無機酸化剤又は有機酸化剤であってよい。酸化剤は、好ましくは組成物の約0.01重量%〜約10重量%、好ましくは約0.01重量%〜約6重量%、より好ましくは約1重量%〜約4重量%の濃度で着色組成物中に存在する。
【0043】
(無機酸化剤)
本明細書の使用に好ましい酸化剤は無機過酸素酸化剤である。無機過酸素酸化剤は本明細書の組成物に安全かつ効果的に使用される。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は、液状又は使用される予定の状態で、本発明による組成物中にあって可溶性である。好ましくは、本明細書の使用に好適な無機過酸素酸化剤は水溶性である。本明細書で定義される水溶性酸化剤とは、25℃で脱イオン水1000mlに対して約10g程度の溶解度を有する薬剤を意味する。(「化学」(Chemistry)C.E.モルティマー(Mortimer)、第5版、277ページ)。
【0044】
本明細書で有用な無機過酸素酸化剤は、一般的に水溶液中で過酸化物を発生可能な無機過酸素物質である。無機過酸素酸化剤は当業者には周知であり、過酸化水素、過ヨウ素酸ナトリウム、過臭素酸ナトリウム、及び過酸化ナトリウムなどの無機アルカリ金属過酸化物、並びに過ホウ酸、過炭酸、過リン酸、過ケイ酸、過硫酸などのアルカリ金属塩のような無機過水和塩酸化化合物が挙げられる。これらの無機過水和塩は、一水塩、四水塩などとして組み込まれてもよい。必要に応じて、2つ以上のかかる無機過酸素酸化剤の混合物を使用することができる。アルカリ金属臭素酸塩及びヨウ素酸塩物は本明細書の使用に好適であるが、臭素酸塩が好ましい。本発明による組成物の使用に極めて好ましいのは過酸化水素である。
【0045】
本明細書の好ましい着色組成物において、無機過酸素酸化剤は毛髪上の組成物全体の約0.01重量%〜約6重量%未満、好ましくは約0.01重量%〜約4重量%、より好ましくは約1重量%〜約4重量%、さらにより好ましくは約2重量%〜約3重量%の濃度で存在する。
【0046】
(あらかじめ形成された有機ペルオキソ酸)
本明細書の組成物は無機過酸素酸化剤の代わりにあるいはそれに加えて、1つ以上のあらかじめ形成された有機ペルオキソ酸酸化剤を含んでもよい。
【0047】
本発明による着色組成物に使用するのに好適な有機過オキソ酸酸化剤は次式を有する:
R−C(O)OOH
式中、Rは、1〜14個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和、置換若しくは非置換、直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、アリール基、又はアルカリール基から選択される。
【0048】
(コンディショニング剤)
本発明に従うヘアケア組成物は、好ましくは末端アミノ官能性ポリシロキサンに加えて、少なくとも1つの毛髪コンディショニング剤を含む。本発明のコンディショニング剤は、毛髪のコンディショニングにおける使用に好適な任意のコンディショニング剤であり得る。追加のコンディショニング剤を混和して、毛髪のコンディションをさらに改善することができる。
【0049】
コンディショニング剤は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約25重量%、好ましくは約1重量%〜約20重量%、さらに好ましくは約5重量%〜約20重量%、とりわけ約5重量%〜約15重量%の濃度で存在することが好ましい。
【0050】
本発明の使用に好適なコンディショニング剤には、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、不溶性シリコーン、非揮発性炭化水素、飽和C14〜C22直鎖脂肪族アルコール、非揮発性炭化水素エステル、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。他の好適なコンディショニング剤は国際公開第95/20939号及び国際公開第96/32919号に開示されており、本明細書に引用して援用する。
【0051】
本明細書の使用に好ましいコンディショニング剤には、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、不溶性シリコーンコンディショニング剤、及び飽和C14〜C22直鎖脂肪族アルコール、並びにこれらの混合物が挙げられる。本発明での使用に特に好ましいのは、カチオン性ポリマー、非揮発性シリコーン、及びC14〜C22直鎖脂肪族アルコールの混合物である。
【0052】
不溶性シリコーンコンディショニング剤が存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約1重量%〜約3重量%の濃度で存在する。好適な不溶性シリコーンとしては、ポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリエーテルシロキサンコポリマー類(polether siloxane copolymers)、及びこれらの混合物が挙げられる。シリコーンコンディショニング剤は好ましくは非揮発性である。本明細書で使用するとき、用語「非揮発性」は、物質が少なくとも約260℃、好ましくは少なくとも約275℃、より好ましくは少なくとも約300℃の沸点を有することを意味する。このような物質は、周囲条件において、極めて低い蒸気圧を有するか、又は有意な蒸気圧を示さない。用語「シリコーン流体」は、25℃で1,000,000センチストークス未満の粘度を有する流動性シリコーン物質を意味する。用語「シリコーンゴム」は、25℃で1,000,000センチストークス以上の粘度を有する流動性シリコーン物質を意味する。粘度は1920年7月20日付のダウ・コーニング社(Dow Corning Corporate)試験法CTM0004に記載されているガラスキャピラリー粘度計、又は同等のもので測定できる。
【0053】
本明細書での使用に好ましいシリコーン物質はポリジメチルシロキサンである。これらのシリコーン類は、例えば、ビスカシル(Viscasil)シリーズ及びSF96シリーズでゼネラルエレクトリック社(General Electric Company)から、及びダウ・コーニング(Dow Corning)200シリーズでダウ・コーニング(Dow Corning)から、入手可能である。
【0054】
本明細書の使用に好適な他の不溶性シリコーンは、国際公開第96/32919号に開示されており、本明細書に引用して援用する。
【0055】
カチオン性ポリマーが存在する場合、組成物の約0.1重量%〜10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約1重量%〜約3重量%の濃度で存在する。本明細書の使用に好適なカチオン性ポリマー類は、国際公開第96/32919号に開示されており、本明細書に引用して援用する。
【0056】
脂肪族アルコール類が存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約1重量%〜約15重量%、より好ましくは約3重量%〜約10重量%の濃度で存在する。本明細書の使用に好ましい脂肪族アルコール類は、セチルアルコール及びステアリルアルコール並びにこれらの混合物である。
【0057】
本発明の方法に使用される着色組成物は、例えば、約2〜約13の広いpH域で配合することができるが、組成物は高pH、好ましくは約8〜約12、より好ましくは約9〜約11、最も好ましくは約9.5〜10.5に配合される。
【0058】
組成物は1つ以上の任意の緩衝剤及び/又は毛髪膨潤剤(HSA)を含有してもよい。最終組成物のpH又はそのいずれかの構成要素部分のpHを調整するのに、いくつかの異なるpH調節剤を使用することができる。しかしながら、本明細書の好ましい組成物は、実質的には付加的な緩衝剤類及び毛髪膨潤剤類を含まないものであって、すなわち、このような薬剤の含有量は約1重量%未満、好ましくは約0.5重量%未満、さらに好ましくは約0.1重量%未満である。
【0059】
本明細書の毛髪着色組成物は、本明細書で後述するように、毛髪に適用される前に混合されている毛髪着色剤及びコンディショニング剤を含有する最終的な組成物を含んでもよく、又は単一成分系を含んでもよい。そのように、本明細書の組成物はいくつかの単独の成分の着色キットを含んでもよい。
【0060】
過酸化水素などの無機過酸素酸化剤の一部分を含む酸化着色キットでは、無機過酸素酸化剤は固体又は液体の形状のいずれであってもよく、緩衝剤溶液を過酸化水素を安定化するのに使用することができる。過酸化水素はpH2〜4の範囲で安定であるので、この範囲内のpHを有する緩衝剤を使用するのが好ましい。希釈された酸は好適な過酸化水素緩衝剤である。
【0061】
(界面活性剤物質)
本明細書の組成物は付加的に界面活性剤系を含有することができる。本発明に使用する組成物に含まれるのに好適な界面活性剤は一般に、炭素原子数約8〜約22の長さの親油性鎖を有し、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、双性イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択することができる。特に好ましいのは、カチオン性、非イオン性、及びこれらの混合物である。本明細書において使用するのに好適な界面活性剤は、国際公開第98/27945号に開示されており、これをすべて本明細書に引用して援用する。特に好ましい界面活性剤は次の一般式の界面活性剤である。
【0062】
【化2】
式中、R1、R2、及びR3は水素又は有機ラジカルのいずれかを示し、nは0又は整数に等しい。ラジカルは、1〜24個の炭素鎖を有する本質的に飽和、不飽和、又は芳香族であってもよい。R1、R2、及びR3にはヘテロ原子が含有されていてもよく、例えば、酸素、窒素、及び硫黄などが挙げられるが、これらに限定されない。E1、E2、及びE3は、mが0又は整数であり得るようなエチレンオキシドサブユニットを有するポリエチレンオキシド部分を示す。E1、E2、及びE3のエトキシル化の程度は、同一又は異なっていてもよい。Tは水素を示し、pH及び系に使用される溶媒に依存して、窒素に結合していても、していなくてもよい。
【0063】
本明細書の好ましい方法において、ヘアコンディショニング組成物及び着色組成物が約20%未満の界面活性剤、好ましくは約10%未満の界面活性剤を含むのが好ましい。毛髪色変更組成物が、約5%未満のアニオン性界面活性剤を含むものも好ましい。
【0064】
(任意物質)
本発明の組成物は、典型的には、当業者に周知であるシャンプー、コンディショナー、スタイリング助剤、及び着色剤のようなヘアケア組成物で一般に利用される、例えば、増粘剤及び希釈液のような多数のその他の成分をさらに含む。さらに、数多くの任意物質を本発明に記載されている組成物に加えることができ、それぞれの量は組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約3重量%、さらに好ましくは約0.05重量%〜約2重量%である。そのような物質としては、タンパク質、及びポリペプチドとその誘導体;DMDMヒダントイン(Hydantoin)、ジャーマール(Germall)115、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル、及びブチルエステル、EDTA、ユーキシル(Euxyl)(登録商標)K400等の水溶性又は可溶性防腐剤、ベンジルアルコール、ソルビン酸カリウム及びビサバロール、安息香酸、安息香酸ナトリウム及び2−フェノキシエタノール等の天然防腐剤;亜硫酸ナトリウム、ハイドロキノン、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、及びチオグリコール酸、ジチオン酸ナトリウム、エリスロビン酸及びその他のメルカプタン等の酸化防止剤;シュウ酸、硫酸化ヒマシ油、サリチル酸及びチオ硫酸ナトリウム等の染料除去剤;スズ酸ナトリウム、水酸化第二スズ、及びオクタン酸第一スズのようなスズ化合物等のH2O2安定剤、アセトアニリド、ケイ酸マグネシウムのようなフェナセチンコロイド状シリカ、硫酸オキシキノリン、リン酸ナトリウム、及びピロリン酸四ナトリウム;並びにρ−ヒドロキシ安息香酸塩;ヒアルロン酸、キチン等の湿潤剤、及びセラニーズ・スーパーアブソーベント・マテリアルズ社(米国ヴァージニア州ポートスミス)から入手でき、米国特許公開第4,076,663号に記載されているサンウエット(Sanwet)(登録商標)IM−1000、IM−1500、及びIM−2500等のスターチグラフトポリアクリル酸ナトリウム、並びにメチルセルロース、スターチ、高級脂肪族アルコール、パラフィン油、脂肪酸など;溶媒;オキセコ(Oxeco)(フェノキシイソプロパノール)のような抗菌剤;アンモニウムイオン源(例えば、NH4Cl)のような低温相調整剤;硫酸マグネシウム及びその他の電解質等の粘度制御剤;ジステアリル−、ジラウリル−、ジ水添ビーフタロー−、ジメチル塩化アンモニウム、ジセチルジエチルメチル硫酸アンモニウム、ジタロージメチルメチル硫酸アンモニウム、ジソヤジメチル塩化アンモニウム、及びジココジメチル塩化アンモニウム等の四級アミン化合物;カルシウム又はホウ酸塩分子種の水溶性源等の酵素安定剤;TiO2及びTiO2でコートした雲母;香料及び香料安定剤;並びにバルフォア(Valfour)BV400のようなゼオライトとその誘導体、及びポリカルボキシレート、アミノポリカルボキシレート、ポリホスフォネート、アミノポリホスフォネート等の金属イオン封鎖剤、並びにクエン酸ナトリウムのような水軟化剤、無機過酸素酸化剤、並びに酵素が挙げられる。
【0065】
(使用法)
ヘアコンディショニング及び着色組成物が使用者にとって調製及び使用が容易で簡便な形状であることは重要である。というのは、酸化剤は一定時間毛髪に接触して残存しなければならず、目又は皮膚の刺激の原因となるように、毛髪から流れたり、したたったりしてはならないからである。したたることなく消費者が毛髪に容易に適用できる組成物を提供するために、組成物の粘度率を制御すべきである。
【0066】
コンディショニング及び着色組成物を、必要とされるコンディショニング成分及び着色成分をすべて含有する単一の組成物として提供してもよい。着色組成物が酸化着色剤及び酸化剤を含む場合、1つは酸化着色剤を含み、もう一方は酸化剤を含む、二成分形態で提供するのが好ましい。コンディショニング剤は、これらの成分のいずれかに、又は単独の第3成分として存在してもよい。組成物を2成分の形態で提供する場合、これらを毛髪に適用する前に1つの組成物として形成してもよく、又は毛髪上で単一の組成物を形成するように別々に適用してもよい。本明細書において議論するとき、パーセント及び量は毛髪上の最終組成物におけるパーセント及び量のことをいう。
それ故に、着色及びコンディショニング組成物を単一のパッケージとして提供するか、又は安定度を維持するために別々に包装された成分としてキットの形態で提供することができ、それを所望するならばユーザーによって毛髪に適用する直前に混合することができる。
【0067】
好ましくは着色及びコンディショニング組成物は少なくとも2成分の形態で提供され、第1成分は酸化剤を含み、第2成分は毛髪着色剤を含む。アミノ官能性ポリシロキサンコンディショニング剤は、第1成分内若しくは第2成分内に含まれるか、又は第3成分内に含まれてもよい。第1成分及び第2成分は、毛髪に適用する直前にユーザーによって混合されること、又は別々に適用することのいずれかが可能である。本発明の1つの実施形態において、酸化成分は、毛髪に使用する着色組成物における最終的な濃度が約0.05重量%〜約6重量%となる量の無機過酸素酸化剤、最も一般的には過酸化水素を含む安定化されたクリームを含む。それは、本明細書において上記で記載されたような追加の薬剤を含有してもよい。
【0068】
第1成分及び第2成分、並びに存在するならば第3成分は、別々に包装され、単独のパッケージは連結していてもよく(例えば、単一のエアゾールディスペンサー中の2つ若しくは3つのチャンバーとして)、又は完全に分離していてもよい(例えば、2つ若しくは3つの連結していない袋)。好ましくは、それらは別々に包装されているが、連結した(例えば、つながったパッケージ)成分の形態である。
【0069】
結合したパッケージに別々に成分が包装される場合、これらは複数のチャンバーを有する単一のパッケージの形態であってもよく、1つのチャンバーは単独の成分をそれぞれ含む。本明細書で好ましいパッケージは、毛髪着色剤を含む第1成分を含む第1チャンバー、及び酸化剤を含む第2成分を含む第2チャンバーの2つのチャンバーを有するパッケージである。第1成分及び第2成分のいずれか又は両方は、末端アミノ官能性ポリシロキサンを含有してもよく、あるいは末端アミノ官能性ポリシロキサンは第3チャンバーに存在してもよい。2つの成分をパッケージ外(例えば、手での混合)で、又はパッケージ内(例えば、機械的手段での混合)でのいずれかによって混合できる。2つの成分が、毛髪に適用するための均一な毛髪着色組成物を提供するために十分に混合されるのが好ましい。このようなパッケージは、使用が容易で簡便な製品を提供する。着色組成物はまた、ブリスターパッケージ及び袋の内部に包装することもできる。例えば、2つの異なる袋を共に混合する場合、個々の袋が単一適用に十分な量を含有してもよい。ブリスターパッケージは、所定数の2つの異なる成分の組成物を含有してもよく、2つを混合する場合、各ブリスターは単一適用に十分な組成物を含有する。
【0070】
本発明によれば組成物が酸化着色剤を含有するのが特に好ましく、そのため本発明の別の態様によれば、好ましくは少なくとも1つの酸化着色剤及び少なくとも1つの酸化剤を含有する毛髪着色組成物と、末端アミノ官能性ポリシロキサンを含むヘアコンディショニング組成物とを毛髪に適用する工程、及びその後毛髪から当該組成物をすすぐ工程を含む毛髪の着色及びコンディショニングの方法が提供されている。末端アミノ官能性ポリシロキサンコンディショナーを、毛髪着色組成物を適用する前に毛髪に適用してもよく、毛髪着色組成物を適用すると同時に、又は毛髪着色組成物を適用した後に適用してもよい。
【0071】
本発明の別の態様では、毛髪の着色及びコンディショニングに使用されるキットを提供する。このキットは、(a)少なくとも1つの着色剤を含有する毛髪着色組成物、(b)末端アミノ官能性ポリシロキサンを含むヘアコンディショニング組成物、及び(c)毛髪に着色組成物を適用し、毛髪に着色組成物を残し、次いで毛髪から着色組成物を濯ぎ、次いで別の工程でヘアコンディショニング組成物を毛髪に適用するための説明書を含む。
【0072】
本発明の別の態様によれば、(a)少なくとも1つの着色剤及び少なくとも1つの酸化剤を含有する毛髪着色組成物、及び(b)末端アミノ官能性ポリシロキサンコンディショナーを含有する別に包装されたヘアコンディショニング組成物を含む毛髪の着色及びコンディショニングに使用されるキットが提供される。組成物及び説明書は、本発明の方法の内容において適切に上記で議論された好ましい特徴のいずれかを有している。
【0073】
本発明のキットは、一連の別々に包装された1回用量の各組成物を含んでいてもよく、各用量は1回の適用に適当であり、全体としてキットは消費者が一定の間方法を行うのに十分であってもよい。
【0074】
試験方法及び実施例の組成物
ヘアケア組成物を用いたピースの処理
(ヘアピース)
次の試験に利用されるヘアピースは次のものである:
未処理の淡褐色毛髪4g×8インチ(20cm)毛髪、(1試験あたり10ピースが必要である)
(水の設定)
次の試験に利用される水の設定は次のものである:
水道水、硬度15−16gpg(1Lあたり4g−1Lあたり4.2g)
水流速6±0.5L/分。
水温37±2℃。
【0075】
(試料の調製)
定期的に着色される毛髪上で本発明の性能を評価するために、まず最初に試験に利用するヘアピースサンプルを製造者の説明書により、市販品の毛髪着色剤(すなわち、ロレアルエクセレンス(L' Oreal, Excellence)No.3)で処理する。着色剤の入ったインボックス(in−box)コンディショナーは使用しない。この処理に続いて、サンプルを以下に記載されるように洗浄する。
【0076】
1.ピースを10秒間湿らせる。
2.シリンジを用いてヘアピースに0.4mlのプレル(Prell)シャンプーを適用する。
3.揉み込み(milking)動作を利用して30秒間泡立て、ヘアピースの両側にシャンプーをいきわたらせる。
4.30秒間すすぐ。
5.工程2〜4を4回繰り返す。
6.熱風乾燥し、ベントブラシ(vent brush)でブラシをかけて、全体で3分間、高熱/高速度でブロー乾燥する(各側1分及びブラシをかけながら1分間)。
【0077】
(試料の初期処理)
ピースをシンクの上に吊るす。試験すべき6.0グラムの着色組成物をピースの上側に適用し、下方向に均一に広げ、それからピースに揉み込む。次いで、ピースを定温器内に30℃で30分吊るす。次いで、ピースを水で2分間すすぐ(片側1分)。過剰な水をピースから絞り出す。初期平均官能清潔指数(initial average sensory clean index value)及び平均官能湿潤コンディショニング指数(average sensory wet conditioning index value)を、濡れたピースを用いて本明細書中に記載される官能試験を行うことによって計算する。
【0078】
(試料の最終処理)
次いでピースを記載されたように18回洗浄する。
1.ピースを10秒間湿らせる。
2.シャンプー1回あたり、0.4mlのパンテーン(Pantene)2をシリンジを用いてヘアピースに適用する。
3.揉み込み(milking)動作を利用して30秒間泡立て、ヘアピースの両側にシャンプーをいきわたらせる。
4.30秒間すすぐ。
5.工程2、3、及び4を1回繰り返す。
6.熱風乾燥し、ベントブラシ(vent brush)でブラシをかけて、全体で3分間、高熱/高速度でブロー乾燥する(各側1分及びブラシをかけながら1分間)。
7.再び10秒間ぬらしたサンプルから、本明細書中に記載されるような感覚試験を行うことによって、最終平均官能清潔指数値(final average sensory clean index value)及び湿潤コンディショニング指数値(wet conditioning index value)を計算する。
【0079】
(官能評価及び記述式分析パネル)
官能評価は、視覚、臭覚、味覚、触覚、及び聴覚によって知覚されるような製品特性に対する反応を測定、分析、及び判断するために設計される。一般に使用される官能評価技術は記述分析である。記述分析は製品の官能特性を完全に詳述し、客観的に特性描写するものであり、この目的のために特別に訓練された、審査され資格を与えられたパネリストによって行われる。記述分析は知覚される官能特性(又は属性)についての情報を与え、定量的な用語で各官能属性の強度を提供する。パネリストは、個人的な好みは無視して、多数の官能特性の強度を評価できるように訓練されている。各官能属性は細かく定義され、パネリストには各官能属性の強度について高、中、低を表す参照物が示される。パネリストは官能ブースにおいて孤立して働き、1つのサンプルの全官能特性を評価した後、次のサンプルに移る。サンプルを見えないようにし、無作為化して、環境(明るさ、温度、湿度)を制御することに留意する。
【0080】
高水準の訓練はデータのばらつきを小さくするので(小さい標準偏差)、記述分析パネルは10人のパネリストを必要とする。パネリストはテスト間の評価に一貫性がある場合、その評価がパネルの評価に一致する場合、及び小さな相違を識別するのに十分敏感である場合にのみ適格となる。記述分析パネル及び個々のパネリストの作業は厳密にモニターされる。通常、各製品は全てのパネリストによって1回又は2回評価され、パネリスト又はパネリスト手段について平均の属性評価を計算する。強度の得点は万国共通の得点に関連して記録されているので、属性及び製品間の相対強度を比較できる。記述分析評価は品質管理及び貯蔵寿命調査のために、製品開発のために、及びクレームの実証のために役立つ。ASTMガイドラインE1958−98「官能クレーム実証の標準ガイド(Standard Guide for Sensory Claim Substantiation)」には、パネルが良好な一貫性及び信頼性を示す場合、並びに記述官能属性と消費者の応答との間の関係が確立されている場合に、記述分析データがクレームの実証に好適であるということが記載されている。
【0081】
(記述分析パネル)
10人の訓練された女性からなるパネルを使用して試験を行う。
【0082】
(残存物なし)
技法:ピースを櫛でとかした後、乾燥毛髪サンプル上のコーティングの量を、親指及び人指し指/中指を用いた「揉み込み(milking)」動作を用いて評価する。揉み込み時の毛髪において感じ得るコーティング量を評価する。
定義:残存物なしとは、毛髪サンプルの上に製品のコーティング又は残渣物の感触がない(コーティングの種類に拘わらず)ことをいう。コーティングされていない=0(低アンカー)から非常にコーティングされている=100(高アンカー)まで。
【0083】
(べたつきなし)
技法:ピースを櫛でとかした後、親指と人差し指ですばやく軽い動作でピースを押さえることによってべたつき感を評価し、離したときに指とピースとの間の接着感の量を評価する。
定義:べたつきとは、毛髪上の残存物が本質的にべたついていると思える程度のことをいう(ワックス状、油状、かたいとは対照的に)。この属性は特定の種類のコーティングの量を定量するのに特有のものである。得点は、べたつきなし=0(高アンカー)から非常にべたつく=100(低アンカー)までである。
【0084】
(もつれのほどきやすさ):
技法:櫛の広端部で3回とき、もつれを取り除く。サンプルの毛髪からもつれを取り除くのが困難かどうかを評価する。全てのもつれを解くのに回数が足りない場合には、全てのもつれが取り除かれるまで櫛の広端部でとき続ける。
定義:もつれのほどきにくさとは、サンプルの毛髪から櫛の広端部で全てのもつれを取り除くのに必要な回数及び力であり、非常に容易=0(1回のストローク)から非常に困難=100(多くのストローク/たくさんの力が必要)まで。
【0085】
(がさつきがない):
技法:毛髪に櫛を入れた後で、水平方向に親指、人差し指、及び中指で毛髪を擦ることによって毛髪のがさつき又はかたい感触を評価する。
定義:がさつきがないとは、毛髪にがさつき又はかたい感触がないことであり、明らかながさつきがない=0から極めてがさつく=100まで。
【0086】
(揉み込み(milking)に対する抵抗性)
技法:ピースを櫛でとかした後、揉み込み(milking)動作(1ストローク/秒)を用いてピースの長さの下まで指を動かしたときに受ける抵抗を評価する。
定義:揉み込み(milking)に対する抵抗とは、受ける抵抗の程度であり、極めて抵抗がある(滑らない)=0から、抵抗がない(極めて滑りやすい)=100まで。
【0087】
(光沢)
技法:同一方向の光源の下で、ピースを鋭角に曲げた場合の毛髪の光沢を評価する。
定義:上述の条件のもとで観測される光沢の視覚的な量、光沢なし(鈍い(dull))=0から非常に光沢がある=100まで。
【0088】
X線蛍光分光法によるアミノシリコーンの付着
X線蛍光(XRF)分光法は、ヘアピース上のアミノ官能性シリコーンのレベルを測定するために使用される(毛髪における100万分の一(ppm)Siとして報告される)。ヘアピースは、上述のように調製される。
【0089】
実施例の組成物
着色組成物を、各々の適用の前に、過酸化物クリームを染色クリーム、及び適用可能であれば、試験されるアミノ官能性シリコーンと混合することによって用意した。染料クリーム組成物及び過酸化物クリーム組成物を本明細書の以下で記載するように調製する。アミノ官能性シリコーンを、平均粒径が10〜20ミクロンの分散液ができるまで、過酸化物クリームと混合する。アミノ官能性シリコーンを含む過酸化物クリームを、次いで染色クリームと混合する。
【0090】
(最終染色クリーム配合物の実施例)
次の染色クリーム配合物は、染色クリームと過酸化物クリームとアミノ官能性シリコーンが1:1:0.02で混合される。
【0091】
【表1】
【0092】
(染料エマルションベースの配合物の実施例)
以下は、エマルションベースのプレミックス配合物の実施例である:
【0093】
【表2】
【0094】
【表3】
【0095】
(染色クリームエマルションの製造方法)
上記で記載され、例示された染料ベースエマルションは標準アプローチのいずれか1つを利用して製造でき、それらには以下が含まれる:
・水中油型プロセス
・転相プロセス
・ワンポット(One-pot)プロセス。
【0096】
例示的な染料ベースのエマルションの製造方法を以下に示す。
【0097】
(染色クリームエマルションを製造するためのワンポットプロセス)
1.容器に水を加える。脂肪族アルコール類の融点を超えるまで攪拌しながら加熱する。
2.脂肪族アルコール類と、例えば、セテアレス(Ceteareth)−25、セチル、ステアリル、及びステアレス(Ceteareth)−2のようなエトキシ化脂肪族アルコール類を添加し、融解させる。攪拌を強くする。
3.使用する場合、例えば、ジヒドロキシエチル大豆アミンジオレエート(ローエステイン(Lowenstein)からのローエノール(Lowenol)S216)、及び/又はPeg−3コカミン(ローエステイン(Lowenstein)からのローエノール(Lowenol)C243)、及び/又はPEG−5コカミン(アクゾノーベル(Akzo Nobel)からのエトミーン(Ethomeen)C/15)、及び/又はジPEG−2大豆アミンIPDIのような他の界面活性剤を添加する。
4.剪断力を加えながら混合を続ける。
5.剪断力を加えながら冷却し始め、適切な温度で防腐剤を添加する。
6.室温まで冷却し、脂肪族アルコールが固化し、構造ができるように剪断力を止める。
【0098】
最終的な染色クリームの製造方法
以下は最終染色クリームの製造方法の例である:
染色クリームエマルションに次のものを添加する:
・デシルグルコシド(使用する場合)、次いで混合して均一な製品を得る。
・以下を含む染料プレミックス:水、酸化防止剤、溶媒、前駆体、及びカップラー、その後、均一な製品が得られるまで混合する。
・水酸化アンモニウム、次いで混合して均質な最終製品を得る。
【0099】
(染料プレミックスの配合物):
以下は、種々の色調域を配合するために使用される代表的なカップラー及び前駆体のリストである。
【0100】
【表4】
【0101】
追加的に染料プレミックス配合物は次の追加的な物質を含んでもよい:
【0102】
【表5】
【0103】
(種々の色調で使用される全染料の濃度の例)
【0104】
【表6】
【0105】
染料プレミックスの製造方法
染料プレミックスを以下のような標準アプローチ法のいずれか1つを用いて製造してもよい。
・水中油型プロセス
・転相プロセス
・ワンポットプロセス
染料プレミックスの製造方法の一例は以下のようである:
1.混合しながら水を以下に添加する:
溶媒、酸化防止剤、前駆体、及びカップラー
2.必要に応じて、加温して可溶化する。
3.室温まで冷却する。
【0106】
過酸化水素クリームの製造方法
(過酸化水素エマルションベースの実施例)
【0107】
【表7】
【0108】
(過酸化水素エマルションベース法)
本明細書で記載された過酸化水素エマルションベースは標準アプローチのいずれか1つを利用して製造でき、それらには以下が含まれる:
・水中油型プロセス
・転相プロセス
・ワンポット(One-pot)プロセス。
【0109】
過酸化水素エマルションベースの製造方法の一例を以下に示す。
【0110】
(過酸化水素エマルションベースを製造するためのワンポットプロセス)
1.容器に水を加える。脂肪族アルコール類の融点を超えるまで攪拌しながら加熱する。
2.脂肪族アルコール類及びいずれかのエトキシ化脂肪族アルコール類を加えて融解させる。攪拌を強くする。
3.エマルションが形成されるまで剪断力を加えながら混合を続ける。
4.適切な温度で剪断を止めて冷却し始める。
5.室温まで冷却する。
【0111】
(過酸化物を安定化するためのキレータープレミックス)
【0112】
【表8】
【0113】
(キレート剤プレミックスの製造方法の実施例)
1.水相にキレート剤を溶解する。
2.必要によりリン酸及び/又は水酸化ナトリウムでpHを調整する。
【0114】
(6%過酸化水素クリーム)
【0115】
【表9】
【0116】
(6%過酸化水素クリームの製造方法の実施例)
過酸化水素エマルションベースに以下の成分を攪拌しながら添加する:水、キレート剤プレミックス、及び35%過酸化水素溶液、均一になるまで混合する。適切な量のリン酸及び/又は水酸化ナトリウムでpHを1〜5に調整する。
【0117】
(9%過酸化水素クリーム)
【0118】
【表10】
【0119】
(9%過酸化水素クリームの製造方法の実施例)
過酸化水素エマルションベースに以下の成分を攪拌しながら添加する:水、キレート剤プレミックス、及び35%過酸化水素溶液、均一になるまで混合する。適切な量のリン酸及び/又は水酸化ナトリウムでpHを1〜5に調整する。
【0120】
(結果):
実施例1は、9%の過酸化水素及び2%の構造M’D102M’の末端アミノ官能性シリコーンを含むブロンドの色調の上述の本発明による毛髪染色組成物であり、ここで、M’はアミノプロピルジメチルシリルを表し、Dはジメチルシロキサンを表す。
【0121】
比較例1は、実施例1において使用されるような同じ染色クリーム配合物及び過酸化酸素クリーム処方物、並びに2%の市販のグラフト重合アミノ官能性シリコーン(ダウ・コーニング社(Dow Corning Company)により供給されるQ2−8220)を含む毛髪染色組成物である。
【0122】
さらなる例示的な処方物を用意した。これらは、実施例1に記載される末端アミノシリコーンの代わりに以下の末端アミノ官能性シリコーンを用いた以外は、実施例1と同じであった。
【0123】
【表11】
D=ジメチルシロキサン
【0124】
【表12】
sは、LSD法を用いた90%での有意差を示す。
【0125】
上述の官能試験の結果は、グラフト類似体に対して末端アミノ官能性シリコーンがコンディショニング特性において顕著に向上していることを示す。この利点は、末端アミノ官能性シリコーンが、べたつき感又は高い残存感を付与しないという点で、染料の適用初期において最も顕著である。もつれのほどきやすさ及びがさつかないというような重要なコンディショニングの利点は、初期及び長期間の両方でもたらされている。
【0126】
【表13】
コンディショニング性能/付着重量の指数は、より効果的なコンディショニングが最も好ましい範囲の末端アミノ官能性シリコーンによって達成されることを示す。消費者の鍵となる関心事は、洗浄時の濡れた髪のがさつき感である。大量のシリコーンを付着させる必要なくこのがさつき感を軽減することは、最も効果的なコンディショニングをもたらし、これは、実施例4の末端アミノシリコーンを用いて達成される。
Claims (16)
- 次式による末端アミノ官能ポリシロキサン:
R3-yQySiO[A]xSiQzR3-z
式中、AはR2SiOを表し、ここで、
Rは1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基、又はアルコキシ基若しくはヒドロキシ基であり、
Qは式−R2Zのアミン官能基であり、
R2は3〜6個の炭素の二価のアルキレンラジカル、好ましくは、トリメチレン、ペンタメチレン、−CH2CHCH3CH2−、又は−CH2CH2CHCH3CH2−であり、
Zは−N(R3)2又は−NR3(CH2)nN(R3)2であり、
R3は独立して、H原子又は1〜20個の炭素原子のアルキル基又はフェニル若しくはベンジルであり、
ここで、
xは1〜3000であり、
yは0〜3であり、
zは1〜3であり、及び
nは2〜6である
及び/又は、以下の代替ユニットを含むアミノ官能ポリシロキサン:
(i)次式によるポリシロキサン
(iii)一価の有機部分、好ましくは少なくとも1つの窒素原子を含む一価の有機部分であって、前記窒素原子は、前記ポリシロキサンの末端位置に位置し、ここで、R1は1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基、又はアルコキシ基若しくはヒドロキシ基であり、xは1〜3000である当該有機部分
を含むヘアケア組成物。 - 次式による末端アミノ官能ポリシロキサン
R3-yQySiO[A]xSiQzR3-z
式中、AはR2SiOを表し、ここで、
Rは1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基、又はアルコキシ基若しくはヒドロキシ基であり、
Qは式−R2Zのアミン官能基であり、
R2は3〜6個の炭素の二価のアルキレンラジカル、好ましくは、トリメチレン、ペンタメチレン、−CH2CHCH3CH2−、又は−CH2CH2CHCH3CH2−であり、
Zは−N(R3)2又は−NR3(CH2)nN(R3)2であり、
R3は独立して、H原子又は1〜20個の炭素原子のアルキル基又はフェニル若しくはベンジルであり、
ここで、
xは1〜3000であり、
yは0〜3であり、
zは1〜3であり、及び
nは2〜6である
を含むヘアケア組成物。 - Rは1〜5個の炭素のアルキル基、又はフェニル基であり、
Qは式−R2Zのアミン官能基であり、
R2は3〜6個の炭素の二価のアルキレンラジカル、好ましくは、トリメチレン、ペンタメチレン、−CH2CHCH3CH2−、又は−CH2CH2CHCH3CH2−であり、
Zは−N(R3)2又は−NR3(CH2)nN(R3)2であり、
R3は独立して、H原子又は1〜20個の炭素原子のアルキル基又はフェニル若しくはベンジルであり、
ここで、
xは1〜3000であり、
yは0〜3であり、
zは1〜3であり、及び
nは2〜6である
請求項1に記載のヘアケア組成物。 - Rはメチルであり、
Qは式−R2Zのアミン官能基であり、
R2はプロピル又はイソブチルであり、
ZはNH2又はNHCH2CH2NH2であり、
ここで、
xは10〜400であり、
yは0〜1であり、及び
zは1である
請求項1に記載のヘアケア組成物。 - Rはメチルであり、
Qは式−R2Zのアミン官能基であり、
R2はプロピル又はイソブチルであり、
ZはNH2又はNHCH2CH2NH2であり、
ここで、
xは70〜120であり、
yは0〜1であり、及び
zは1である
請求項1に記載のヘアケア組成物。 - 前記組成物が、前記毛髪に適用される組成物全体に基づいて、0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%、最も好ましくは1重量%〜3重量%の前記末端アミノ官能ポリシロキサンを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
- 前記組成物が、少なくとも1つの酸化染料をさらに含む請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
- 前記組成物のpHが9〜11、好ましくは9.5〜10.5である請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
- 前記組成物が、少なくとも1つの追加のコンディショニング剤をさらに含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
- 前記組成物が、界面活性剤をさらに含む請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
- 酸化剤を含む第1成分と毛髪着色剤を含む第2成分との少なくとも2つの成分を含む毛髪着色及びコンディショニングキットであって、ここで前記キットが、請求項1に記載のアミノ官能ポリシロキサンをさらに含み、またここで前記アミノポリシロキサンが前記第1成分に含まれるか、又は前記第2成分に含まれるか、又は第3成分に含まれ、ここで前記第1成分及び前記第2成分が、毛髪に適用される直前に混合される当該キット。
- 酸化剤を含む第1組成物を含む第1チャンバーと酸化毛髪着色剤を含む第2組成物を含む第2チャンバーとの少なくとも2つのチャンバーを含むパッケージ式毛髪着色及びコンディショニング製品であって、ここで前記パッケージが、請求項1に記載のアミノ官能ポリシロキサンをさらに含み、ここで前記アミノ官能ポリシロキサンが、前記第1組成物又は前記第2組成物内に含まれるパッケージ式毛髪着色及びコンディショニング製品。
- 酸化剤を含む第1組成物を含む第1チャンバーと、酸化毛髪着色剤を含む第2組成物を含む第2チャンバーと、請求項1に記載のアミノ官能ポリシロキサンを含む第3組成物を含む第3チャンバーとの、少なくとも3つのチャンバーを含む、パッケージ式毛髪着色及びコンディショニング製品。
- 請求項1に記載の毛髪着色組成物及びヘアコンディショニング組成物を毛髪へ適用する工程と、その後、前記毛髪から前記組成物を洗い流す工程とを含むヒト又は動物の毛髪の着色及びコンディショニング方法。
- (1)第1に、請求項1に記載のコンディショニング組成物を毛髪に適用し、好ましくはその後、前記毛髪から前記組成物を洗い流す工程、及びそれから
(2)第2に、毛髪着色組成物を前記毛髪に適用し、その後、前記毛髪から前記組成物を洗い流す工程、
を含む、請求項13に記載のヒト又は動物の毛髪の着色及びコンディショニング方法。 - (1)第1に、毛髪着色組成物を毛髪に適用し、その後、前記毛髪から前記組成物を洗い流す工程、及びそれから
(2)第2に、請求項1に記載のコンディショニング組成物を前記毛髪に適用し、好ましくはその後、前記毛髪から洗い流す工程、
を含む、請求項13に記載のヒト又は動物の毛髪の着色及びコンディショニング方法。
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