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JP2004526826A - ジアシルペルオキシド漂白剤及びブルーミング香料を含んでなる自動食器洗浄用組成物 - Google Patents

ジアシルペルオキシド漂白剤及びブルーミング香料を含んでなる自動食器洗浄用組成物 Download PDF

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JP2004526826A JP2002565038A JP2002565038A JP2004526826A JP 2004526826 A JP2004526826 A JP 2004526826A JP 2002565038 A JP2002565038 A JP 2002565038A JP 2002565038 A JP2002565038 A JP 2002565038A JP 2004526826 A JP2004526826 A JP 2004526826A
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Abstract

ジアシルペルオキシド漂白剤と、約260℃未満の沸点及び少なくとも約3のClogPを有するブルーミング香料成分、及び約260℃未満の沸点及び少なくとも約3未満のClogPを有する遅効性ブルーミング香料成分を含有し、その際、ブルーミング香料成分と遅効性ブルーミング香料成分の重量比が約0.25:約1.5であるブルーミング香料組成物とを含んでなる自動食器洗浄用洗剤組成物。

Description

【技術分野】
【0001】
(相互参照)
本出願は、2001年2月14日に出願された米国特許出願番号09/783510について優先権を主張する。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、ブルーミング香料成分及び遅効性ブルーミング香料成分を含有するブルーミング香料組成物とジアシルペルオキシド漂白剤を含んでなる自動食器洗浄用洗剤組成物に関する。食器を清浄するのに好ましい方法が含まれる。
【背景技術】
【0003】
ビルダー、界面活性剤、アルカリ性、及び漂白剤は、食器からの汚れの除去、汚れの再付着防止、及び染み付き防止の利益を促進するために従来、自動食器洗浄用洗剤(ADD)組成物中に使用されてきた。しかしながら、水酸化ナトリウムのような強いアルカリ、及び次亜塩素酸塩のような漂白剤はガラス製品、食器類、又は銀器を損傷したり、それらの上に被膜を残したりする可能性がある。従って、過酸化水素源を利用するさらに穏かなADD組成物が開発されている。ジアシルペルオキシド漂白剤は、染み、特にカロチノイドをプラスチック製の食器から落す際に特に有効である。しかしながら、かかる漂白剤は、香料組成物でマスクする又はカバーのが困難でありうる強い塩基臭を有する。漂白剤が組成物中で他の成分をさらに分解し易い又はそれとさらに反応し易く、臭気を持ちこみ得る液体、ゲル及びペースト状の組成物でこれは特に事実である。
【0004】
プラスチック製の食器は、食物の悪臭又は食器洗浄工程のその他の悪臭を捕捉する傾向もある。かかる悪臭をカバー又はマスクすることができ、洗浄サイクル終了時に消費者が機械から品目を取り出したとき、洗浄された品目、特にプラスチック製の食器がみずみずしく且つ清潔であるという印象を与えることができる、ADD製品に対する香料組成物を配合することが望ましい。しかしながら、香料の匂いは、洗浄された品目に十分に残存すべきではないし、著しく付着すべきでもない。
【0005】
2000年11月7日トリン(Trinh)らに対して発行された特許第6,143,707号は、ブルーミング香料成分、及び任意で、遅効性ブルーミング香料成分、及び非ブルーミング香料成分を含有するブルーミング香料組成物を含んでなる自動食器洗浄用洗剤組成物を開示している。組成物はまたジアシルペルオキシド類を含む漂白剤を含有することができる。
【0006】
ラピサルダ(Rapisarda)らに対して1992年2月18日に発行された、米国特許第5,089,162号は、漂白剤に安定した黄色着色剤と、塩素漂白剤又は酸素漂白剤のいずれかを含有する清浄組成物を開示している。組成物は自動食器洗浄用洗剤であってもよく、好ましくはレモンのような香りを有する。多様な香料成分及び香料組成物が開示されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
今や、消費者に使用中明白な芳香シグナルも提供しつつ、清浄性及び染み除去(例えば、カロチノイドの染み除去)の利益を提供するように、ブルーミング香料組成物及び有効量のジアシルペルオキシド漂白剤を含んでなる自動食器洗浄用洗剤組成物を配合できることが発見されている。
【0008】
おおまかに見て、本発明は:
(a)約260℃未満の沸点及び少なくとも約3のClogPを有する、約15重量%〜約60重量%のブルーミング香料成分と、約260℃未満の沸点及び約3未満のClogPを有する約15重量%〜約70重量%の遅効性ブルーミング香料成分とを含む約0.01重量%〜約5重量%のブルーミング香料組成物であって、その際、ブルーミング香料成分対遅効性ブルーミング香料成分の重量比が約0.25:約1.5であり、少なくとも約40重量%のブルーミング香料成分及び遅効性ブルーミング香料成分を含む前記ブルーミング香料組成物と;
(b)有効量のジアシルペルオキシド漂白剤とを含んでなる自動食器洗浄用の洗剤組成物を包含する。
【0009】
上記のブルーミング香料組成物は、使用中及び使用後の自動食器洗浄機の周囲領域にて心地よい芳香を提供しつつ、組成物におけるジアシルペルオキシド漂白剤の塩基臭をマスクするという点で優れた香料効果を提供する。香料組成物は、残った食物の悪臭及び/又はかかる悪臭を捕捉する傾向があるプラスチック製食器のような洗浄された品目上を含む、洗浄工程のその他の悪臭をカバー又はマスクする。従って、香料組成物は洗浄サイクル終了時に機械から品目を取り出したとき洗浄された品目がみずみずしく且つ清潔であるという印象を与える。香料組成物の成分も、洗浄された品目、特にプラスチック製の品目上に残る臭気をできるだけ抑えるように選択される。
【0010】
本発明はまた、清浄方法;さらに詳しくは、上記で提供されるような組成物を含む水溶液バス(aqueous bath)を具備する自動食器洗浄機において汚れた食器を処理することを含んでなる、家庭用自動食器洗浄装置における食器洗浄の方法も包含する。
【0011】
本明細書で使用するあらゆる部分、パーセンテージ、及び比率は、特に指示がないかぎり重量%として表される。全ての引用文献は、関連部分において本明細書に参考文献として組み込まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の自動食器洗浄組成物は、以下でさらに詳細に説明するようなブルーミング香料組成物及び有効量のジアシルペルオキシド漂白剤を含んでなる。
【0013】
必須成分の量は、幅広い範囲で変化することができるが、本明細書で好ましい自動食器洗浄用洗剤組成物(約2〜約12、さらに好ましくは約3〜約11の1%水溶液のpHを有する)は、約0.01%〜約5%、好ましくは約0.03%〜約3%、及びさらに好ましくは約0.05%〜約2%のブルーミング香料組成物を含んでなる。
【0014】
本明細書の好ましい組成物は液体、ゲル、又はペーストの形態であり、また約40%〜約99%、好ましくは約60%〜約99%、さらに好ましくは約80%〜約99%の水を含有する。こうした組成物中の漂白剤の反応性のために、及び腐った臭いを発生する可能性のために、塩基マスク香料成分を含有する本発明のブルーミング香料組成物により提供される利益は、一般にこうした組成物においてより大きい。
【0015】
本明細書において「有効量」とは、どのような比較試験条件が用いられていたとしても、汚れた表面の清浄を高めるのに十分な量を意味する。自動食器洗浄において、汚れた表面とは、例えばトマトの染みのついたプラスチック製容器、又は単にデンプンにより、若しくはより複雑な食品汚れにより汚れた食器である可能性がある。試験の条件は使用される洗浄機の種類及びユーザーの習慣により変化する。当然、漂白剤の性能はこうした考察により影響され、完全に配合された洗剤及び清浄組成物中に用いられる濃度は適切に調整され得る。
【0016】
(ブルーミング香料組成物)
本明細書に開示されるように、ブルーミング香料組成物は、自動食器洗浄用洗剤組成物中に配合されることができ、及びブルーミング香料成分の十分な量を含有しない、非ブルーミング香料組成物よりも、著しく良く目立つものを消費者に提供する。さらに残留香料は、食器類、ガラス製品、及び刃物類、特にプラスチック、ゴム、及びシリコーンから製造されたものを含む多くの表面において望ましくない。
【0017】
ブルーミング香料成分は、その沸点(B.P.)及びそのオクタノール/水の分配係数(P)を特徴とする。香料成分のオクタノール/水の分配係数とは、オクタノール中と水中における香料成分の平衡濃度の比である。本発明の好ましい香料成分は、通常の約760mmHgの大気圧で測定して、約260℃以下、好ましくは約255℃未満;より好ましくは約250℃未満のB.P.、並びに約1,000以上のオクタノール/水の分配係数Pを有する。本発明の好ましい香料成分の分配係数は高い値を有するので、それらの10を底とする対数、logPの形で示すとより便利である。従って、本発明の好ましい香料成分は、25℃における約3以上のlogPを有する。
【0018】
多くの香料化合物の沸点は、以下の資料において見い出すことができる:
有機化合物の特性データベースCD−ROMバージョン5.0
CRC出版、
フロリダ州ボカラトン(Boca Raton,Florida);
フレーバ及び芳香剤−1995年、
アルドリッチ(Aldrich)ケミカル社、
ウィスコンシン州、ミルウォーキー;
STNデータベース/オンライン
物理的特性データのデザイン研究所(Design Institute of for Physical Property Data)、
化学技術者アメリカ研究所(American Institute of Chemical Engineers);
STNデータベース/オンライン
有機化学のベイルステインハンドブック(Beilstein Handbook of Organic Chemistry)、
ベイルステイン(Beilstein)情報システム;及び
香料及びフレーバの化学、
ステファン アークタンダー(Steffen Arctander)、
第I、II巻−1969年。
【0019】
未報告の場合には、香料成分の760mmの沸点を推定することができる。これらの沸点を概算するには以下のコンピュータープログラムが有用である:
MPBPVPバージョン1.25(版権)1994〜96年メラン(Meylan)
シラキュースリサーチコーポレーション(Syracuse Research Corporation)(SRC)
ニューヨーク州、シラキュース;及び
ZPARC、
ケモロジック社(ChemLogic,Inc.)、
マサチューセッツ州、ケンブリッジ
多くの香料成分のlogPが報告されている;例えば、カリフォルニア州アーヴィン(Irvine)のデイライト・ケミカル・インフォメーション・システムズ社(Daylight Chemical Information Systems,Inc.)(デイライト CIS(Daylight CIS))より入手可能なポモナ92データベース(Pomona92 database)は、元の文献の引用と共に多くのものを含有している。しかしながら、logPの値は、カリフォルニア州クレアモント(Claremont)のバイオバイト社(Biobyte Corporation)より入手可能な、パモナ・メドケム/デイライト(Pamona Med Chem/Daylight)の「CLOGP」プログラム、バージョン4.42が、最も計算に便利である。このプログラムは、Pomona92データベースにおいて利用可能である場合には、実験的なlogPの値も一覧にしている。「logPの推定値」(ClogP)は、ハンス(Hansch)及びレオ(Leo)のフラグメント手法により求められる(A.レオ(Leo)の「包括的薬用化学(Comprehensive Medicinal Chemistry)」、第4巻、C.ハンス(Hansch)、P.G.サメンス(Sammens)、J.B.テイラー(Taylor)、及びC.A.ラムスデン(Ramsden)編の295ページ、ペルガモンプレス(Pergamon Press)、1990年、本明細書に参考文献として組み込まれる)。この分画法は、各香料成分の化学構造を基にして、原子の数と種類、原子の連結性、及び化学結合を考慮に入れている。ClogP値は、最も信頼でき、物理化学的特性の評価に広く用いられており、好ましくは本発明で有用な香料成分の選択において実験的logP値の代わりに用いられる。
【0020】
従って、約260℃以下のB.P.、及び約3以上のClogP又は実験的logPを有する成分から構成される香料組成物が、自動食器洗浄用洗剤組成物に用いられる場合、香料は非常に滲出性であり、製品が使用される場合は非常に良く目立つ。
【0021】
表1は、本発明の自動食器洗浄用洗剤組成物に有用なブルーミング香料成分の幾つかの非限定的例を示す。本発明のブルーミング香料組成物は、少なくとも2種類の異なったブルーミング香料成分、好ましくは少なくとも3種類の異なったブルーミング香料成分、さらに好ましくは少なくとも4種類の異なったブルーミング香料成分、及び一層さらに好ましくは少なくとも5種類以上の異なったブルーミング香料成分を含有する。さらに、本発明のブルーミング香料組成物は、約15〜約60%のブルーミング香料成分、好ましくは約20〜約50%のブルーミング香料成分、さらに好ましくは約25〜約40%のブルーミング香料成分を含有する。本明細書のブルーミング香料組成物は、好ましくは、いかなる単一のブルーミング成分も、食器洗浄用組成物の合計に対して、その成分が約2重量%を超えて提供されるような濃度で含有してはならず、さらに好ましくは食器洗浄用組成物の約1.5重量%以下で、及び一層さらに好ましくは約0.5重量%以下でなくてはならない。
香料組成物自体は、好ましくは、60%を超えるいかなる単一の香料成分も含有してはならない。
【0022】
天然資源に由来する最も一般的な香料成分は、多数の構成成分から構成される。例えば、オレンジテルペンは、約90%〜約95%のd−リモネンを含有するが、また多くのその他の微量成分も含有する。こうした各物質が本発明のブルーミング香料組成物の配合に用いられる場合、本発明の定義上、それは1つの成分として数えられる。こうした自然の香料成分の合成的複製物もまた、多数の構成成分を含み、及び本発明の定義上、1つの成分として数えられる。
【0023】
本発明のブルーミング香料組成物は、約15重量%〜約70重量%、好ましくは約20重量%〜約50重量%、さらに好ましくは約25重量%〜約40重量%の遅効性ブルーミング香料成分も含有する。
【0024】
本発明の遅効性ブルーミング香料成分は、正常な、通常の圧で測定した約260℃以下、好ましくは約255℃未満;及びさらに好ましくは約250℃未満のB.P.、及び約3未満のlogP又はClogPを有する。従って、香料組成物が幾つかの好ましいブルーミング成分、及び幾つかの遅効性ブルーミング成分から構成される場合、香料の効果は、製品を使用する場合に、より長く続く。表2は、本発明の自動食器洗浄用洗剤組成物において有用な遅効性ブルーミング香料成分の幾つかの非限定的例を提供する。遅効性ブルーミング香料成分は、水が蒸発することによって香料を遊離させるであろう用途において主に用いられる。
【0025】
プラスチック製の食器品目は自動食器洗浄機において完全に乾燥するのは難しい。プラスチック表面の疎水性の性質のために、水は、陶磁器のようなあまり疎水性ではない表面に形成される薄い水の被膜に比べて、表面から蒸発しにくい小さな液滴を集める傾向を持つ。本組成物では、プラスチック表面からのさらに遅い乾燥は、高濃度の遅効性ブルーミング成分のために、プラスチック製の食器表面における小さな水滴に分散された香料からの香料物質の一定の放出があるという利点に利用される。これが、本組成物における相対的に高いレベルの遅効性ブルーミング香料成分のために、従来のブルーミング香料よりも長い時間存在する。従って、サイクル終了後かなり経ってから食器洗浄機から取り出したプラスチック製品目が清潔でみずみずしい印象を与え、いかなる悪臭もマスクされる。この方法の主な利点は、遅効性ブルーミング香料成分がさほど疎水性ではないので、それがさほど長くプラスチックに残らないということである。従って、遅効性ブルーミング香料成分は、最終的には水滴と共に蒸発し、プラスチック製食器に汚れを残さない。
【0026】
本組成物におけるブルーミング香料成分と遅効性ブルーミング香料成分の重量比は、約0.25:約1.5、好ましくは約0.5:約1.35、さらに好ましくは約0.75:約1.2とすべきである。ブルーミング香料組成物はまた、少なくとも約40重量%のブルーミング香料成分と遅効性ブルーミング香料成分の複合を、好ましくは少なくとも約50重量%の複合香料成分、さらに好ましくは少なくとも約55重量%の複合香料成分、及び一層さらに好ましくは少なくとも約60重量%の複合香料成分を含有する。本発明のブルーミング香料組成物は、少なくとも2種類の異なった遅効性ブルーミング香料成分、好ましくは少なくとも3種類の異なった遅効性ブルーミング香料成分、さらに好ましくは少なくとも4種類の異なった遅効性ブルーミング香料成分を含有する。
【0027】
香料業界において、匂いのない又は匂いの少ない幾つかの補助物質、例えば、溶媒、希釈溶液、展延剤、定着剤が使用される。これらの物質の非限定的例は、エチルアルコール、カルビトール、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、イソプロピルミリステート、及びベンジルベンゾエートである。例えば、幾つかの固形又は粘稠な香料成分を可溶化又は希釈して、例えば、取り扱い性及び/又は配合性を改善するためにこれらの物質を使用する。これらの物質はブルーミング香料組成物に有用であるが、本発明のブルーミング香料組成物の定義/配合上の計算には数えられない。
【0028】
非ブルーミング香料成分は約260℃を超えるB.P.を有するものである。表3は、約3未満のClogPを有する非ブルーミング香料成分の幾つかの非限定的例を示す。特定の自動食器洗浄用洗剤組成物では、幾つかの非ブルーミング香料成分が、例えば全体の香料の匂いを高めるために少量で用いられることができる。
【0029】
本発明のブルーミング香料組成物はまた、好ましくは、約260℃を超えるB.P.及び少なくとも約3のClogPを有する約1%〜約30%、好ましくは約2%〜約30%、さらに好ましくは約3%〜約25%の非ブルーミング香料成分も含んでなる。これらの成分は特に、ジアシルペルオキシド−漂白剤の塩基臭をマスクする際に有効である。本明細書において低濃度で用いられる場合、皿類及び食器類上の残留香料をさらに最小にする一方で、塩基臭をより良好にマスクする改善したブルーミング香料組成物が得られる。表4は、こうした塩基マスク香料成分の幾つかの非限定的例を提供する。
【0030】
以下の表では、測定された沸点は、上述の資料から取られている。
推定された沸点は上述のコンピュータープログラムにより割り出されたものの平均である。
【0031】
以下のコンピュータープログラムにより25℃における予想ClogPが割り出された:
パノマメドケム(Panoma MedChem)/デイライト(Daylight)ClogPV.4.42
【0032】
【表1−1】
Figure 2004526826
【0033】
【表1−2】
Figure 2004526826
【0034】
【表1−3】
Figure 2004526826
【0035】
【表2−1】
Figure 2004526826
【0036】
【表2−2】
Figure 2004526826
【0037】
【表2−3】
Figure 2004526826
【0038】
【表2−4】
Figure 2004526826
【0039】
【表3】
Figure 2004526826
【0040】
【表4−1】
Figure 2004526826
【0041】
【表4−2】
Figure 2004526826
【0042】
【表4−3】
Figure 2004526826
自動食器洗浄用洗剤組成物への使用に好適な香料は、既知の芳香剤成分から配合することができ、環境との適合性を高めるために、香料は、好ましくはハロゲン化芳香剤物質及びニトロ麝香を実質的に含まない。
【0043】
本発明の組成物は、有効量の多様な、水分により活性化される封入された香料粒子を任意成分として含有してもよい。これらは、トリン(Trinh)らの米国特許第6,143,707号に詳細に記載され、本明細書に参考文献として組み込まれる。封入された粒子は保護担体として働き、使用に先立つ香料の損失を減少する。こうした物質には、例えばシクロデキストリン/香料包接錯体、多糖類細胞間質香料マイクロカプセルなどが挙げられる。香料の封入は揮発性ブルーミング香料成分の拡散及び損失を最小にする。香料は、物質が濡れると放出され、使用中に快い匂いのシグナルを提供する。特に好ましいのは、シクロデキストリン包接錯体である。
【0044】
任意の水分により活性化される保護香料担体は、生産中及び使用中の香料の損失を減少させるため、本明細書の洗剤組成物中での低濃度の香料の使用を可能にする。ブルーミング香料組成物中の揮発性成分の損失が最小であるため、水分により活性化される保護香料担体を組み込んだ香料組成物は、遊離した封入されていない形態で用いられる香料組成物より、少ないブルーミング香料成分を含有することができる。封入された及び/又は錯体化された香料組成物は、典型的には少なくとも約20%、好ましくは少なくとも約30%、より好ましくは少なくとも約40%のブルーミング香料成分を含有する。任意選択的に、しかし好ましくは、封入された及び/又は錯体化された香料を含有する組成物はまた、組成物が使用される前に消費者が明白な匂いのシグナルを提供されるために遊離香料を含んでなる。
【0045】
(漂白剤)
本発明の組成物は一般に約0.1%〜約10%、好ましくは約0.3%〜約7%、さらに好ましくは約0.5%〜約5%、及び最も好ましくは約0.7%〜約3%の次一般式のジアシルペルオキシドを含有する:
RC(O)OO(O)CR
式中Rは、それぞれ独立してヒドロカルビル基である。Rはそれぞれ、アルキル基、アリール基、複素環基、イミノ基、アミノ基、又はフロロ基であることができる。好ましくは、1以下のRが、10以上の長さの炭素原子のヒドロカルビル鎖であり、さらに好ましくは少なくとも1つは芳香族核である。
【0046】
好ましいジアシルペルオキシドは、約30℃を超える、好ましくは約50℃を超える、最も好ましくは70℃を超える融点を有する。
【0047】
ジアシルペルオキシドは、約0.1〜約30ミクロン、好ましくは約0.5〜約20ミクロン、さらに好ましくは約1〜約10ミクロンの粒径を有する不溶性の又は相対的に不溶性の粒子の形態で存在すべきである。好ましくは、少なくとも約25%、さらに好ましくは少なくとも約50%、一層さらに好ましくは少なくとも約75%、最も好ましくは少なくとも約90%の粒子が10ミクロンより小さく、好ましくは6ミクロンより小さい。さらに粒径の大きいジアシルペルオキシド粒子を有する組成物は、特に長期間保存する間、本発明の好ましい液体組成物又はゲル組成物中でさらに安定化しにくく、結果として、自動食器洗浄機での使用中に食器上の付着や膜を生じることが多くなる。上記の粒径範囲内にあるジアシルペルオキシドは、望ましくない付着や膜を最小化する一方で、さらに大きいジアシルペルオキシド粒子よりも良好な、プラスチック製食器からの染み除去を提供することも見い出されている。従って、好ましいジアシルペルオキシドの粒径によって配合者は低濃度のジアシルペルオキシドにより良好な染み除去を得ることができ、それによって付着や膜が軽減される。逆に、ジアシルペルオキシドの粒度が増すにつれて、良好な染み除去にはさらに多くのジアシルペルオキシドが必要となり、食器洗浄工程の間に関わる表面に沈着を増やすことになる。
【0048】
好適なジアシルペルオキシドの例には、ジベンゾイルペルオキシド、ベンゾイルラウリルペルオキシド、ベンゾイルスクシニルペルオキシド、ジ−(2−メチルベンゾイル)ペルオキシド、ジフタロイルペルオキシド、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましくは、ジアシルペルオキシドはジベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジフタロイルペルオキシド、及びこれらの混合物から選択される。特に好ましいジアシルペルオキシドはジベンゾイルペルオキシドである。
【0049】
(任意成分)
本発明の好ましい液体組成物又はゲル組成物は、粘弾性の、揺変性の増粘剤成分を含有する。増粘剤成分は、組成物の約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約0.2重量%〜約3重量%、最も好ましくは約0.3重量%〜約2重量%の濃度にて使用される。増粘剤の種類及び濃度は、プラスチック表面における付着や膜のような望ましくない性質を最小化する一方で、所望の製品の濃厚さ及び安定性を提供するように選択されるべきである。
【0050】
好ましくは、増粘剤成分は、少なくとも約500,000、好ましくは約500,000〜10,000,000の分子量を持つポリマーである。ポリマーの増粘剤は、架橋ポリカルボキシレートポリマーであることができるが、これに限定されない。
【0051】
架橋ポリカルボキシレートポリマーは、好ましくはカルボキシビニルポリマーである。かかる化合物は、1957年7月2日ブラウン(Brown)に対して発行された米国特許第2,798,053号に開示されており、本明細書に参考文献として組み込まれる。この特許には、カルボキシビニルポリマーの製造方法も開示されている。カルボキシビニルポリマーは液体、揮発性有機炭化水素に実質上不溶性であり、空気露出時に次元的に安定性である。
【0052】
多様なカルボキシビニルポリマー、ホモポリマー及びコポリマーが、B.F.グッドリッチカンパニー(B.F.Goodrich Company)(ニューヨーク)からカルボポール(Carbopol)(登録商標)の名前で市販されている。これらのポリマーはカルボマー又はポリアクリル酸としても知られている。本発明の処方に有用なカルボキシビニルポリマーには、カルボポール910(分子量約750,000)、カルボポール941(分子量約1,250,000)、カルボポール934(分子量約3,000,000)、並びに940(分子量約4,000,000)が挙げられる。生産工程においてエチルアセテート及びシクロヘキサンを使用する一連のカルボポール、例えば、カルボポール981、984、980、及び1382、並びにその分散し易い同等物、例えばカルボポールETD2001、ETD2050及びETD2020はさらに好ましい。
【0053】
本発明の好ましいポリカルボキシレートポリマーは、ポリアルケニルポリエーテルで架橋した非直鎖状で水分散性のポリアクリル酸であり、少なくとも750,000、好ましくは約750,000〜約4,000,000の分子量を有する。
【0054】
これらのポリカルボキシレートポリマーの、本発明に使用するのに非常に好ましい例は、BASFコーポレーション(Corporation)から入手可能なポリアクリル酸であるソカラン(Sokalan)PHC−25(登録商標)、B.F.グッドリッチ(Goodrich)から入手可能なカルボポールシリーズの樹脂、及び3−Vケミカルコーポレーションから入手可能なポリゲルシリーズである。本明細書において記述したポリカルボキシレートポリマーの混合物も使用されてもよい。
【0055】
ポリカルボキシレートポリマー−増粘剤成分は、単独で又は無機粘土(例えばアルミニウムシリケート、ベントナイト、燻蒸シリカ)と共に使用することができる。好ましい粘土−増粘剤成分は天然のものであっても合成であってもよい。好ましい合成粘土は、米国特許第3,843,598号に開示され、本明細書に引用し援用される。天然に存在する粘土には、本明細書に参考文献として組み込まれる米国特許第4,824,590号に開示されているようなスメクタイト粘土及びアタパルジャイト粘土の一部が挙げられる。
【0056】
本組成物に使用できる別の種類の増粘剤には、キサンタンゴム、イナゴマメゴム、グアーゴムなどの天然ゴムが挙げられる。セルロース系の増粘剤:ヒドロキシエチル及びヒドロキシメチルセルロース(ダウケミカル(Dow Chemical)より入手可能なエトセル(ETHOCEL)及びメトセル(METHOCEL)(登録商標)のような半合成の増粘剤を使用することもできる。本明細書で記載されるポリマーの増粘剤、半合成の増粘剤、及び天然の増粘剤の混合物を使用してもよい。
【0057】
本発明の好ましい液体組成物又はゲル組成物は、約40重量%〜約99重量%、好ましくは約60重量%〜約99重量%、さらに好ましくは約80重量%〜約99重量%、及び最も好ましくは約90重量%〜約99重量%の水を含有する。
【0058】
組成物はまた、ジアシルペルオキシドが溶解しない少量の溶媒を含有してもよい。本明細書で有用な好適な溶媒は、グリセロール、ジメチルシロキサン、ソルビトール、及びこれらの混合物である。存在するならば、かかる溶媒は、組成物の約20重量%未満、好ましくは約10重量%未満、最も好ましくは約5重量%未満で存在する。
【0059】
本明細書の組成物は、本明細書のジアシルペルオキシドが溶解可能な十分量の溶媒を含有すべきではない。かかる溶媒の例は、N−アルキルピロリドン類、例えば、N−エチルピロリドン、ジアセトンアルコール、アルキルエーテル類、環状アルキルケトン類、及びこれらの混合物である。アミン類、エーテル類並びに低分子量の第一級及び第二級アルコール類(約C1〜C6)も、それらは安定性の問題をもたらすと考えられているので好ましくは存在しない。好ましくは、本明細書の組成物は約5重量%以下でかかる溶媒を含有する。さらに好ましくは、組成物は、約2重量%以下でかかる溶媒を含有する。最も好ましくは、それらは実質的にかかる溶媒を含まない。
【0060】
本明細書の好ましい液体組成物又はゲル組成物は、1重量%の水濃度で測定した2〜約10、好ましくは約3〜約9、さらに好ましくは約4〜約8、及び最も好ましくは約5〜約7のpHを有する。さらに高いpHでは、特に界面活性剤のようなジアシルペルオキシドを可溶化する作用剤の存在下では、ジアシルペルオキシド粒子が分解され、染み除去性能が低下する。
【0061】
従って、組成物は、水溶性のアルカリ無機塩及び水溶性の有機又は無機ビルダー類から選択されるpH調整成分を含んでなってもよい。好ましいpH調整成分は、炭酸又はセスキ炭酸ナトリウム/カリウム;ナトリウム/カリウムシリケート、好ましくは約1.:1〜約2:1のSiO2:Na2O比を有する含水ナトリウムシリケート;クエン酸ナトリウム/カリウム;クエン酸;重炭酸ナトリウム/カリウム;ホウ酸ナトリウム/カリウム、好ましくはホウ砂;並びに水酸化ナトリウム/カリウム;及びこれらの混合物より成る群から選択される。
【0062】
アルカリ金属シリケート類はまた、本明細書に参考文献として組み込まれる1996年6月19日発行の欧州特許第717,102号に記載されるように、金属の腐食に対しての防護を提供し、ガラス製品及び陶磁器製品の腐食を阻止する。しかしながら、シリケートの種類及び濃度は、pHが所望のpH範囲にとどまるように選択しなければならない。
【0063】
種々の水溶性の、アルカリ金属、ホウ酸アンモニウム又は置換されたホウ酸アンモニウム、ヒドロキシスルホネート類、ポリアセテート類、及びポリカルボキシレート類を含む当該技術分野において既知のホスフェート又は非ホスフェート洗浄性ビルダーから選択される任意の洗浄性ビルダーによってpH調整系統を補完することができる(例えば、硬水における改善された金属イオン封鎖)。アルカリ金属、特にかかる物質のナトリウム、塩が好ましい。金属イオン封鎖特性のために、別の水溶性、非リン有機ビルダーを用いることができる。ポリアセテート及びポリカルボキシレートビルダーの例は、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二コハク酸(特にS−S形態)のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩;ニトリロ三酢酸、酒石酸モノコハク酸、酒石酸ジコハク酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチロキシコハク酸、メリト酸、及びナトリウムベンゼンポリカルボキシレート塩である。ゼオライトのような非水溶性ビルダーもビルダーとして使用することができる。
【0064】
本発明の組成物はまた、漂白組成物、特に、自動食器洗浄機で使用する組成物において使用するのに既知のその他の種々の成分を含有してもよい。一般に、本明細書の組成物は、約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、さらに好ましくは約0.5重量%〜約10重量%のかかる任意成分を含有する。
【0065】
重金属イオン封鎖剤(キレート剤)は本明細書で有用な構成成分である。これらの構成成分は、カルシウム及びマグネシウムキレート化能力を有する可能性もあるが、優先的に鉄、マンガン、及び銅などの重金属イオンと結合する。存在するならば、重金属イオン封鎖剤は好ましくは組成物の0.005重量%〜5重量%、さらに好ましくは0.05重量%〜1重量%の濃度で使用される。
【0066】
例えば、ホスホン酸若しくはカルボン酸官能基を有する本来は酸性の重金属イオン封鎖剤は、酸の形態で存在してもよいし、又はアルカリ若しくはアルカリ金属イオン、アンモニウム若しくは置換アンモニウムイオン、又はこれらの混合物のような好適な対陽イオンとの錯体/塩として存在してもよい。好ましくは、いかなる塩/錯体も水溶性である。前記対陽イオンと重金属イオン封鎖剤のモル比は、好ましくは少なくとも1:1である。
【0067】
本明細書の使用に好適な重金属イオン封鎖剤としては、アミノアルキレンポリ(アルキレンホスホネート)及びニトリロトリメチレンホスホネートなどオルガノアミノホスホネートが挙げられる。好ましいオルガノアミノホスホネートは、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)及びヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)である。
【0068】
本明細書での使用に適切な他の重金属イオン封鎖剤としては、ニトリロトリ三酢酸、及びエチレンジアミノ四酢酸、エチレントリアミン五酢酸、又はエチレンジアミンジコハク酸などのポリアミノカルボン酸が挙げられる。特に好ましいのは、エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)であり、最も好ましくはそのS、S異性体の形態で存在し、これは生分解特性のためにも好ましい。
本明細書での使用に一層好適な他の重金属イオン封鎖剤は、20−ヒドロキシエチル二酢酸又はグリセリルイミノ二酢酸などのイミノ二酢酸誘導体である。
【0069】
好ましいキレート剤は、有機ジホスホン酸又はその塩/錯体の1つである。有機ジホスホン酸は好ましくは、C1〜C4のジホスホン酸であり、さらに好ましくはエチレンジホスホン酸のようなC2のジホスホン酸であり、又は最も好ましくはエタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸(HEDP)である。
【0070】
本発明の組成物はさらに、追加的量の酸素漂白剤又は塩素系漂白剤を含有することができる。
酸素漂白剤は、組成物の0.01重量%〜約8重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5.0重量%、さらに好ましくは約0.3重量%〜約4.0重量%、最も好ましくは約0.8重量%〜約3重量%の有効酸素(AvO)を提供するのに十分とすべきである。
【0071】
本明細書で有用な過酸素漂白系統は、水溶液中で過酸化水素を生成できるものである。これらの化合物は、過酸化水素、アルカリ金属過酸化物、過酸化尿素のような有機過酸化物漂白化合物、並びにアルカリ金属過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩等のような無機過酸塩漂白化合物が挙げられるが、これに限定されない。これらの漂白化合物の2つ以上の混合物もまた使用できる。
【0072】
好ましい過酸素漂白化合物には、1−、3−、及び4−水和物の形態で市販されている過ホウ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムペルオキシ水和物(peroxyhydrate)、尿素ペルオキシ水和物(urea peroxyhydrate)、過炭酸ナトリウム及び過酸化ナトリウムが挙げられる。特に好ましいのは過ホウ酸ナトリウム四水和物、過ホウ酸ナトリウム一水和物及び過炭酸ナトリウムである。過炭酸塩は、ホウ素に関係した環境問題のために特に好ましい。
【0073】
好適な酸素型漂白剤は、1983年11月1日に発行された米国特許第4,412,934号(チャン(Chung)ら)にさらに記載されており、1989年9月13日サゲル(Sagel)らに公開された欧州特許出願第033,259号に記載されているペルオキソ酸漂白剤を使用することもでき、双方とも本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0074】
任意の過酸化漂白成分を活性剤(過酸前駆体)と共に配合してもよい。活性化剤は、組成物の約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、さらに好ましくは約0.5重量%〜約2重量%の濃度にて存在する。好ましい活性剤は、ベンゾイルカプロラクタム(BzCL)、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3−クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、フェニルベンゾエート(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10−OBS)、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベンゼンスルホネート(C8−OBS)、過加水分解性エステル及びこれらの混合物より成る群から選択され、最も好ましくは、ベンゾイルカプロラクタム及びベンゾイルバレロラクタムである。好ましい漂白活性剤は、米国特許第5,130,045(ミッチェル(Mitchell)ら)、及び同第4,412,934号(チャン(Chung)ら)、並びに米国特許第5,998,350号及び同第5,686,401号、並びにEP699,230に記載されたものであり、すべて本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0075】
本発明の過酸化漂白化合物(AvOとして)と漂白活性剤のモル比は、一般に少なくとも1:1、好ましくは約20:1〜約1:1、さらに好ましくは約10:1〜約3:1である。
【0076】
本発明の組成物はまた、米国特許第4,430,243号;同第5,246,621号;同第5,244,594号;同第4,246,612号;同第5,227,084号;同第5,194,416号;同第5,114,606号;及び同第5,114,611号に記載されるような漂白触媒物質を含有してもよい。
【0077】
その他の漂白触媒は、例えば、欧州特許出願公開番号408,131(コバルト錯体触媒)、欧州特許出願公開番号384,503及び同306,089(メタロ−ポルフィリン触媒)、米国特許第4,728,455号(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,748号及び欧州特許出願公開番号224,952、(アルミノシリケート触媒上に吸収されたマンガン)、米国特許第4,601,845号(マンガン及び亜鉛又はマグネシウム塩によるアルミノシリケート支持体)、米国特許第4,626,373号(マンガン/配位子触媒)、米国特許第4,119,557号(鉄錯体触媒)、ドイツ特許第2,054,019号(コバルトキレート剤触媒)、カナダ特許第866,191号(遷移金属含有塩)、米国特許第4,430,243号(マンガン陽イオン及び非触媒金属陽イオンによるキレート剤)、並びに米国特許第4,728,455号(グルコン酸マンガン触媒)に記載されている。
【0078】
本発明の組成物は、界面活性剤の種類及び濃度が所望のジアシルペルオキシドの粒径を維持するように選択されるという条件で洗浄性界面活性剤を含むことができる。起泡性の低い非イオン性界面活性剤(LFNI)が好ましく、0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.25重量%〜約10重量%、最も好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の量で存在することができる。LFNIは最も典型的には、LFNIが製品に与える改善されたウォーターシート作用(特にガラスから)を提供するように用いられる。LFNIはまた、非シリコーン、リン酸、又は非リン酸ポリマー物質を含んでなるが、これらはこの後の明細書にさらに説明され、自動食器洗浄において遭遇する食品の汚れを消泡することが知られている。
【0079】
好ましいLFNIには、非イオン性アルコキシル化界面活性剤、特に第一級アルコールから得られるエトキシレート、及びより優れた界面活性剤とそれらのブレンド、例えばポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンリバースブロックポリマーが挙げられる。PO/EO/POポリマー型の界面活性剤は、特に卵のような一般的食品汚れ成分に関して、泡抑制又は消泡作用を有することは周知である。
【0080】
好ましい実施形態において、LFNIは、環状炭素原子を除く、約8〜約20の炭素原子を含有するモノヒドロキシアルコール又はアルキルフェノールと、アルコール又はアルキルフェノールの1モルあたり平均で約6〜約15モルのエチレンオキシドとの反応から得られる、エトキシル化界面活性剤である。
【0081】
特に好ましいLFNIは、約16〜約20の炭素原子を含有する直鎖脂肪アルコール(C16〜C20アルコール)、好ましくはC18アルコールから得られ、アルコールの1モルあたり平均約6〜約15モルの、好ましくは約7〜約12モルの、また最も好ましくは約7〜約9モルのエチレンオキシドとの縮合により得られる。好ましくは、そのようにして得られたエトキシル化非イオン性界面活性剤は、平均に対してエトキシレートの狭い分布を有する。
【0082】
LFNIは、任意選択的に約15重量%までの量でプロピレンオキシドを含有することができる。その他の好ましいLFNI界面活性剤は、1980年9月16日にビロティ(Builloty)に発行された米国特許第4,223,163号に記載される方法によって調製することができるが、この特許は本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0083】
LFNIを含有する、本明細書において好ましい組成物は、エトキシル化モノヒドロキシアルコール又はアルキルフェノールを利用しており、及びさらにポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロックポリマー化合物を含んでなり;LFNIのエトキシル化モノヒドロキシアルコール又はアルキルフェノール部分は、LFNI全体の約20%〜約80%、好ましくは約30%〜約70%を含んでなる。
【0084】
上記必要条件に適合する好適なブロックポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンポリマー化合物は、開始剤反応性水素化合物として、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン及びエチレンジアミンに基づくものを包含する。C1218脂肪族アルコールのような、単一の反応性水素原子を持つ開始剤化合物の連続的エトキシル化及びプロポキシル化により製造されたポリマー化合物は、一般に本組成物に満足のいく泡抑制を提供しない。BASF−ワイアンドット(Wyandotte)コープ(ミシガン州、ワイアンドット)によりプルロニック(PLURONIC)(登録商標)及びテトロニック(TETRONIC)(登録商標)と命名された特定のブロックポリマー界面活性剤化合物は、本発明の組成物において好適である。
【0085】
特に好ましいLFNIは、約40%〜約70%のポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマーブレンドを含有し、これはエチレンオキシド17モル及びプロピレンオキシド44モルを含有するポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンのリバースブロックコポリマーを、ブレンドの重量で約75重量%;並びにトリメチロールプロパンで開始され、そしてトリメチロールプロパン1モルあたりプロピレンオキシド99モル及びエチレンオキシド24モルを含有するポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンのブロックコポリマーをブレンドの重量で約25重量%含む。
【0086】
組成物中にLFNIとして用いるのに好適なものは、比較的低い曇点及び高い親水性−親油性バランス(HLB)を有するLFNIである。水中で1%溶液の曇点は、水温の全範囲において、起泡の最適な抑制をするために、典型的には約32℃未満であり、及び好ましくはより低く、例えば0℃である。
【0087】
また用いられてもよいLFNIには、約8のエトキシル化度を有し、BASFからSLF18として市販される、C18アルコールポリエトキシレート、及び上記において述べた雲点特性を有するいずれかの生分解性LFNIが挙げられる。
【0088】
本明細書の組成物はさらに組成物の0〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約3重量%、さらに好ましくは約0.25重量%〜約1重量%の量にて陰イオン性界面活性剤を含有することができる。
【0089】
好適な陰イオン性界面活性剤には、分枝状の又は直鎖状のアルキルサルフェート類及びスルホネート類が挙げられる。これらは約8〜約20の炭素原子を含有してもよい。その他の陰イオン性界面活性剤には、アルキル基において約6〜約13の炭素原子を含有するアルキルベンゼンスルホネート類、及びモノ−及び/又はジアルキルフェニルオキシドモノ−及び/又はジ−スルホネート類が挙げられ、その際アルキル基は約6〜約16の炭素原子を含有する。これらの陰イオン性補助界面活性剤は、安定した塩、好ましくはナトリウム及び/又はカリウムとして使用される。
【0090】
好ましい陰イオン性界面活性剤には、スルホベタイン類、ベタイン類、アルキル(ポリエトキシ)サルフェート類(AES)及びアルキル(ポリエトキシ)カルボキシレート類が挙げられ、通常発泡性が高い。任意の陰イオン性界面活性剤は、公開されている英国特許第2,116,199A号;米国特許第4,005,027号(ハートマン(Hartman));米国特許第4,116,851号(ルーペ(Rupe)ら);及び米国特許第4,116,849号(レイキム(Leikhim))でさらに説明されており、すべて本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0091】
組成物のその他の構成成分と組み合わせた本発明の好ましい陰イオン性界面活性剤は、優れた清浄性及び残っている染みや膜という観点から見事な性能を提供する。しかしながら、これらの補助界面活性剤の多くは発泡性も高くてもよく、それによってLFNIの添加、以下で開示されるような代わりの泡抑制剤と併用したLFNIの添加、又は従来のLFNI成分なしで代わりの泡抑制剤の添加を必要とする。
【0092】
本発明の組成物は、任意選択的にアルキルリン酸エステル泡抑制剤、シリコーン泡抑制剤、又はそれらの組み合わせを含有することができる。一般に濃度は0%〜約3%、好ましくは約0.001%〜約2%である。シリコーン泡抑制剤が使用される場合、典型的な濃度は、例えば、約0.01%〜約1%と、低い傾向がある。好ましい非リン酸組成物はリン酸エステル成分を完全に除外する。
【0093】
本組成物における消泡剤としての単なるカルシウム沈殿の石鹸の使用は、それが食器に沈着する傾向があるので避けることが好ましい。実際、リン酸エステルはかかる問題から完全に離れることはなく、配合者は一般に本組成物における沈着する可能性のある消泡剤の含量をできるだけ抑えるように選択する。
【0094】
本明細書の組成物はさらに分散性ポリマーを含有してもよい。分散性ポリマーは一般に、ジアシルペルオキシドに対して相溶性であり(すなわち、ジアシルペルオキシドを可溶化せず)、通常、組成物の約10重量%までの、好ましくは約0.1重量%〜約6重量%、さらに好ましくは約0.2重量%〜約4重量%の濃度で使用される。分散性ポリマーは、pHが約9.5を超えるような特にpHのより高い実施形態において、本組成物の膜形成性能を改善するのに有用である。特に好ましいのは、食器類における炭酸カルシウム又はマグネシウムシリケートの付着を阻害するポリマーである。
本明細書での使用に好適な分散性ポリマーは、米国特許第4,379,080号(1983年4月5日発行、マーフィ(Murphy))で記載される膜形成ポリマーによって説明されており、本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0095】
好適なポリマーは好ましくは、ポリカルボン酸の少なくとも部分的に中和された又はアルカリ金属、アンモニウム又は置換されたアンモニウム(例えば、モノ−、ジ−又はトリエタノールアンモニウム)塩である。アルカリ金属は、特にナトリウム塩が、最も好ましい。ポリマーの分子量は、広い範囲にわたって変化することができるが、好ましくはそれは約1000〜約500,000、さらに好ましくは約1000〜約250,000、及び最も好ましくは、約1000〜約5,000である。
【0096】
そのほかの好適な分散性ポリマーには、本明細書に参考文献として組み込まれる、1967年3月7日ディール(to Diehl)に対して発行された米国特許第3,308,067号で開示されるものが挙げられる。適切な分散性ポリマーを形成するために重合することができる不飽和モノマー酸には、アクリル酸、マレイン酸(又は無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸、及びメチレンマロン酸が挙げられる。メチルビニルエーテル、スチレン、エチレン等のようなカルボキシレートラジカルを含有しないモノマー断片の存在は、かかる断片が約50重量%を超える分散性ポリマーを構成しないという条件で好適である。
【0097】
約3,000〜約100,000、好ましくは約4,000〜約20,000の分子量を有し、アクリルアミドの含有量が分散性ポリマーの約50重量%未満、好ましくは約20重量%未満であるアクリルアミドとアクリレートのコポリマーも用いることができる。最も好ましくは、かかる分散性ポリマーは、約4,000〜約20,000の分子量及びポリマーの約0%〜約15重量%のアクリルアミド含有量を有する。
【0098】
特に好ましい分散性ポリマーは、低分子量の修飾されたポリアクリレートコポリマーである。かかるコポリマーは、モノマーユニットとして:a)約90重量%〜約10重量%、好ましくは約80重量%〜約20重量%のアクリル酸又はその塩と、b)約10重量%〜約90重量%、好ましくは約20重量%〜約80重量%の置換型アクリルモノマー又はその塩とを含有し、一般式:−[(C(R2)C(R1)(C(O)OR3))−を有し、式中、角括弧の中の不完全な原子価は水素であり、置換基、R1、R2又はR3の少なくとも1つ、好ましくはR1又はR2が1〜4の炭素のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R1又はR2は水素であることができ、及びR3は水素又はアルカリ金属塩であることができる。最も好ましいのは、R1がメチルであり、R2が水素であり、R3がナトリウムである置換アクリルモノマーである。
【0099】
低分子量のポリアクリレート分散性ポリマーは好ましくは、約15,000未満、好ましくは約500〜約10,000、最も好ましくは約1,000〜約5,000の分子量を有する。本明細書での使用に最も好ましいポリアクリレートコポリマーは、3500の分子量を有し、約70重量%のアクリル酸及び約30重量%のメタクリル酸を含んでなる完全に中和された形態のポリマーである。
そのほかの好適な修飾ポリアクリレートコポリマーには、双方共本明細書に参考文献として組み込まれる米国特許第4,530,766号及び同第5,084,535号に開示されている不飽和脂肪族カルボン酸の低分子量コポリマーが挙げられる。
【0100】
好ましいポリマーにはまた、約1,000〜約10,000平均分子量を持つポリアクリレート、及び約2,000〜約80,000の平均分子量を有し、アクリレートとマレアート又はフマレート断片の比が約30:1〜約1:2であるアクリレート/マレアート又はアクリレート/フマレートのコポリマーも挙げられる。不飽和モノ−とジカルボキシレートモノマーの混合物に基づいたかかるコポリマーの例は、1982年12月15日公開の欧州特許出願第66,915号に開示され、本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0101】
本明細書で有用なそのほかの分散性ポリマーには、約950〜約30,000の分子量を有し、ミシガン州ミッドランドのダウケミカルカンパニー(Dow Chemical Company)から入手することができるポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられる。例えば、約30℃〜約100℃の範囲内で融点を有する、かかる化合物は、1450、3400、4500、6000、7400、9500、及び20,000の分子量で得ることができる。かかる化合物は、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドの必要モル数を持つエチレングリコール又はプロピレングリコールの重合によって形成され、所望の分子量及び融点を提供する。ポリエチレン、ポリプロピレン及び混合グリコール類は、式HO(CH2CH2O)m(CH2CH(CH3)O)n(CH(CH3)CH2O)OHを用いて言及され、式中m、n、及びoは上記で与えられた分子量及び温度要件を満たす整数である。
【0102】
本組成物はまた腐食防止剤を含有してもよい。かかる腐食防止剤は、本発明に基づいた機械食器洗浄組成物の好ましい構成成分であり、好ましくは全組成物の0.05重量%〜10重量%、さらに好ましくは0.1重量%〜5重量%の濃度で組み入れられる。好適な腐食防止剤にはパラフィン油、通常は主として分枝状の20〜50の範囲で炭素原子の数を有する脂肪族炭化水素が挙げられる。好ましいパラフィン油は、約32:68の環状炭化水素と非環状炭化水素の比を持つ、主として分枝状のC2545の種から選択される。これらの特徴を満たすパラフィン油は、商品名WINOG70にてドイツ、ザルツベルゲン(Salzbergen)のウインターシェル(Wintershall)から販売されている。
【0103】
そのほかの好適な腐食防止剤化合物には、ベンゾトリアゾール及びその任意のその誘導体、メルカプタン類及びジオール類、特に、ラウリルメルカプタン、チオフェノール、チオナフトール、チオナリド及びチオアントラノールを含む4〜20の炭素原子を持つメルカプタン類が挙げられる。また好適なのはC12〜C20の脂肪酸及びヒドロキシ脂肪酸、又はそれらの塩、特にトリステアリン酸アルミニウムである。ホスホン酸化オクタデカン及びベータヒドロキシトルエン(BHT)のようなその他の酸化防止剤も好適である。
【0104】
漂白剤に安定した染料(例えば、1987年12月22日にローゼル(Roselle)らに対して発行された米国特許第4,714,562号に開示されているもの)も、適当な量にて本組成物に添加することができる。
【0105】
(清浄方法)
本発明は、自動食器洗浄機において食器を清浄するための方法を包含し、該方法は、本明細書の自動食器洗浄用洗剤組成物を含む水溶液バス(aqueous bath)に該食器を接触させることを含む。好ましい実施形態では、該方法は、付着を最小化する一方でプラスチック製の食器表面を清浄することを包含し、約10ppm〜約300ppmの、約0.1〜約30ミクロンの粒径を有する上記ジアシルペルオキシド粒子を含んでなる水性洗浄溶液に前記表面を接触させることを含む。洗浄溶液は、良好な清浄性能のために好ましくは約2〜約11、好ましくは約2〜約10のpHを有する。
【0106】
洗浄溶液におけるジアシルペルオキシド粒子は好ましくは、さらに大きなジアシルペルオキシド粒子の付着による膜形成を最小化する一方で、最良の染み除去のために約0.5〜約20ミクロン、さらに好ましくは約1〜約10ミクロンの粒径を有する。ジアシルペルオキシド粒子が可溶化されるか、又は、洗浄溶液におけるジアシルペルオキシドの濃度が約300ppmを超えれば、膜形成も増す可能性がある。好ましい実施形態では、水性の洗浄溶液は、約20〜約250ppm、さらに好ましくは約50〜約200ppm、最も好ましくは約50〜約150ppmのジアシルペルオキシド粒子を含んでなる。
【0107】
ジアシルペルオキシド粒子の付着及び膜形成が消費者に気付かれないような清浄用食器洗浄機を対象とする本明細書の組成物については、さらに大きなジアシルペルオキシド粒子及びそのさらに高い濃度を用いてもよく、本明細書の任意の清浄成分が好ましい可能性があることが十分理解される。
【0108】
水性洗浄溶液は食器洗浄機において本明細書の漂白組成物を分散することにより形成される。好ましい実施形態では、本明細書の漂白組成物は、自動食器洗浄機の主洗浄用分配カップから分配される揺変性のゲルである。これによって、ジアシルペルオキシド粒子が洗浄工程中にプラスチック表面から染みを漂白及び、除去するのに適当な接触時間が提供される。対照的に、洗浄前に投入すると、十分な活性のある漂白種が最適な性能のために主洗浄まで残ることができない。もう1つの方法としては、工程の開始時に分配しても、洗浄工程の間に適当量のジアシルペルオキシド粒子を放出する増粘製品を配合してもよい。例えば、増粘された製品は、チューブ又はビンから、ドア(開放型分配カップを含む)の上に、又は機械の底に、又は機械の中の汚れた食器の上に直接分配することができる。次いで、1つ又は双方の分配カップに加えられた、完全に配合された自動食器洗浄用洗剤組成物と共に、又はそれなしで食器洗浄機を作動させることができる。ジアシルペルオキシド粒子と漂白されるべき表面との間で適当な接触時間がある限り、本発明の製品は機械の内側に設置された装置から投入することもできる。しかしながら、最終のすすぎにおけるジアシルペルオキシドの投入は、一般に最適な漂白性能に対して不十分な接触時間を提供する。
【0109】
さらに、本明細書の漂白組成物の包装は好ましくは、水、二酸化炭素、及び光に対して実質的に不浸透性である。再充填可能な又はリサイクル型を含むプラスチック製のビン、並びに従来の仕切り付きダンボール又は箱も一般に好適である。成分があまり相溶性でない場合、例えば、シリケートとクエン酸の混合物の場合、保護のために、少なくとも1つのかかる成分を起泡性の低い非イオン性界面活性剤で被覆するのがさらに望ましくてもよい。さもなければ不相溶性のかかる成分の好適な被覆された粒子を形成するのに使用し易い可能性がある多数の蝋状物質がある。
【0110】
包装物は好ましくは、組成物を含有する包装と共に、又は組成物の販売若しくは使用に付随するその他の形態の広告と共に本明細書の組成物を使用するのに際して、使用説明書を含有する。使用説明書は、消費製品の生産業者又は供給会社によって通常使用されるいずれかの方式で含んでもよい。例としては組成物を保持する容器に貼付されるラベル上での説明書;容器に貼付されるか又は購入時に渡されるシート上での説明書;又は組成物の購入又は使用につながるかもしれない、広告、実演、及び/又はその他の文章若しくは口頭による説明における説明書の提供が挙げられる。使用説明書は、洗浄溶液におけるジアシルペルオキシドの所望の濃度を得るための好ましい使用量濃度、及び最適な性能のための好ましい接触時間及び洗浄溶液温度を含む、本明細書の組成物を使用するための最適な方法についてユーザーを導くべきである。プラスチック製食器の漂白及びそれからの染みの除去を対象とする本明細書の好ましい組成物については、使用説明書により、自動食器洗浄機の主洗浄分配カップを満たすようユーザーを導き、普通の洗剤を加えることなく機械を作動させる。本発明のその他の好ましい組成物は、特に主洗浄サイクルにてジアシルペルオキシドの少なくとも一部を放出するように十分な増粘剤を含有していれば、予備洗浄分配カップから分配することができ、又はさもなければ、上述のとおりである。かかる組成物は、好ましくは普通の自動食器洗浄用洗剤組成物と併用して用いられる。自動食器洗浄機の内部にてプラスチック表面から汚れを除く及び清浄するための機械洗浄製品として使用することを対象とする本明細書のその他の好ましい組成物は、好ましくは、その使用のための使用説明書を包含する。例えば、使用説明書は、主洗浄分配カップを製品で満たし、機械を空のまま作動させるようにユーザーを導いてもよい。
【0111】
以下の実施例によって本発明の組成物を説明する。これらの実施例は、本発明の範囲を限定又はさもなければ規定することを意味するものではない。本明細書で使用するあらゆる部分、パーセンテージ、及び比率は、特に指示がないかぎり重量%として表される。
【0112】
香料A及びBは、本発明の好ましいブルーミング香料組成物の例である。香料はまた、本明細書の好ましいブルーミング香料成分、遅効性ブルーミング香料成分及び塩基マスク香料成分も含有する。
【0113】
【表5−1】
Figure 2004526826
【0114】
【表5−2】
Figure 2004526826
【0115】
【表6−1】
Figure 2004526826
【0116】
【表6−2】
Figure 2004526826
【実施例1】
【0117】
(実施例1)
本発明の安定した液状組成物は以下のとおりである:
【0118】
【表7】
Figure 2004526826
*1〜10ミクロンの大きさの粒子、ABCOインダストリーズ(Industries)からオキシケア(OxyCare)50(登録商標)(50%活性成分)として入手可能。
**ローム・アンド・ハス(Rohm & Hass)より入手可能な100ppmのネオロン(Neolone)M−50に加えてロンザ(Lonza)より入手可能な0.15%ダントガード(Dantogard)2000
【0119】
上記の組み成物はカルボポール増粘剤を脱イオン水にゆっくり加え、カルボポールが水和されるのに十分な時間を与え、次いで、苛性物質を除く、過酸化ベンゾイル、香料及びその他の成分を混合物に加えることによって製造される。次いで、水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム又はナトリウムシリケートをゆっくり加えてカルボポールを中和して製品を増粘させ、最後にいずれかの非イオン性界面活性剤を加える。結果として得られる揺変性のゲルは、プラスチック製食器上の付着及び膜形成を最小化する一方で、該食器から染みを除去するのに特に有用である。組成物Aは、好ましくは自動食器洗浄機の主洗浄分配カップに注ぎ込まれ、普通の自動食器洗浄用洗剤組成物の代わりにプラスチック清浄剤として使用される。組成物Bは、好ましくは予備洗浄分配カップに入れられ、普通の自動食器洗浄用洗剤組成物と共に使用される増粘剤製品である。組成物Gは、好ましくは機械を空のまま作動させる前に主洗浄分配カップに注ぎ込まれる機械清浄製品である。
【0120】
(実施例2)
本発明の顆粒状組成物は以下のとおりである。記述されたパーセンテージは、AvOとして記載されている過ホウ酸塩(一価水和物)構成成分以外はすべて、最終組成物の重量によるものである。
【0121】
【表8】
Figure 2004526826
1ペンタアンミンアセテートコバルト(Pentaammineacetatocobalt)(III)ニトレート;MnTACNで置き換えてもよい
20.45プロテアーゼDで置き換えてもよい
3ポリアクリレート又はアクソール(Acusol)480N又はポリアクリレート/ポリメタクリレートコポリマー
4ポリターゲント(PolyTergent)SLF−18で置き換えてもよい
5平均Cl2=0.28〜2.8%。
【0122】
*1〜10ミクロンの大きさの粒子、ABCOインダストリーズ(Industries)よりオキシケア(Oxycare)50(登録商標)(50%活性成分)として入手可能、好ましくは、本明細書に参考文献として組み込まれるペインター(Painter)らの米国特許第5,763,378号に記載されているようなポリエチレングリコールを含有する複合粒子として加えられる。
【0123】
組成物A及びBでは、触媒及び酵素は、スプレーコーティング、流動床造粒、マルマライジング(marumarizing)−丸めること、小球化、又は薄片化/粉砕操作によって調製された200〜2400ミクロンの複合体粒子としての組成物に、導入される。所望であれば、安定性の理由から、プロテアーゼ及びアミラーゼ酵素を、それら各々の触媒/酵素複合体粒子に別々に形成してもよく、及びこれらの別々の複合体を組成物に加えてもよい。

Claims (11)

  1. (a)260℃未満の沸点及び少なくとも3のClogPを有する15重量%〜60重量%、好ましくは20重量%〜50重量%、最も好ましくは0.75〜1.2のブルーミング香料成分と、260℃未満の沸点及び3未満のClogPを有する15重量%〜70重量%の遅効性ブルーミング香料成分とを含んでなり、その際、ブルーミング香料成分と遅効性ブルーミング香料成分の重量比が0.25:1.5、好ましくは0.5:1.35、最も好ましくは0.75:1.2であり、該ブルーミング香料組成物が少なくとも40重量%、好ましくは20重量%〜50重量%のブルーミング香料成分及び遅効性ブルーミング香料成分を含んでなる、0.01重量%〜5重量%のブルーミング香料組成物と
    (b)有効量のジアシルペルオキシド−漂白剤;ここで、ジアシルペルオキシド漂白剤は、好ましくはジベンゾイルペルオキシド、ベンゾイルラウリルペルオキシド、ベンゾイルスクシニルペルオキシド、ジ−(2−メチルベンゾイル)ペルオキシド、ジフタロイルペルオキシド、並びにそれらの混合物から成る群から選択され、その際、好ましくは0.1〜30ミクロン、最も好ましくは1〜10ミクロンの粒経を有するジアシルペルオキシド−漂白剤を含んでなることを特徴とする自動食器洗浄用洗剤組成物。
  2. アロ−オシメン、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アリルヘプタノエート、トランス−アネトール、ベンジルブチレート、カンフェン、カジネン、カルバクロール、シス−3−ヘキセニルチグレート、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルニトリル、シトロネリルプロピオネート、シクロヘキシルエチルアセテート、デシルアルデヒド(カプラアルデヒド)、デルタダマスコーン、ジヒドロミルセノール、ジヒドロミルセニルアセテート、3,7−ジメチル−1−オクタノール、ジフェニルオキシド、フェンキルアセテート(1,3,3−トリメチル−2−ノルボルナニルアセテート)、ゲラニルアセテート、ゲラニルホルメート、ゲラニルニトリル、シス−3−ヘキセニルイソブチレート、ヘキシルネオペンタノエート、ヘキシルチグレート、α−イオノン、イオノンβ、イソボルニルアセテート、イソブチルベンゾエート、イソノニルアセテート、イソノニルアルコール(3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール)、イソプルレギルアセテートラウルアルデヒド、d−リモネン、リナリルアセテート、ロリシア、リモレン、(−)−L−メンチルアセテート、メチルカビコール(エストラゴール)、メチルn−ノニルアセトアルデヒド、メチルオクチルアセトアルデヒド、β−ミルセン、ネリルアセテート、ノニルアセテート、ノナイルアルデヒド、パラ−シメン、α−ピネン、β−ピネン、α−テルピネン、γ−テルピネン、テルピネオレン、α−テルピニルアセテート、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロミルセノール、ウンデカベルトール、2−ウンデセナール、ヴァードックス(o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート)、及びバーテネックス(4−3級ブチルシクロヘキシルアセテート)、並びにそれらの混合物より成る群から選択されるブルーミング香料成分を含んでなる請求項1に記載の組成物。
  3. アリルアミルグリコレート、アリルカプロエート、アミルアセテート(n−ペンチルアセテート)、アミルプロピオネート、p−アニスアルデヒド、アニスアルデヒド、アニソール、ベンズアルデヒド(ベンゼンカルボキシアルデヒド)、ベンジルアセテート、ベンジルアセトン、ベンジルアルコール、ベンジルホルメート、ベンジルプロピオネート、β−γ−ヘキセノール(2−ヘキセン−1−オル)、(+)−カンファー、(+)−カルボン、L−カルボン、ケイ皮アルコール、シナミルホルメート、シス−ジャスモン、シス−3−ヘキセニルアセテート、シトラール(ネラール)、クミンアルコール、クミンアルデヒド、シクラル(2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、ジメチルベンジルカルビノール、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルアセテート、エチルアセトアセテート、エチルアミルケトン、エチルベンゾエート、エチルブタノエート、エチルブチレート、エチル−2−メチルブチレート、エチル−2−メチルプロピオネート、3−ノナノン(エチルヘキシルケトン)、エチルマルトール、エチルフェニルアセテート、ユーカリトール、ユーゲノール、フェンキルアルコール、フローアセテート(トリシクロデセニルアセテート)、フルテン(トリシクロデセニルプロピオネート)、γノナラクトン、トランス−ゲラニオール、シス−3−ヘキセン−1−オル/リーフアルコール、ヘキシルアセテート、ヘキシルホルメート、ヒドラトピンアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドール(2,3−ベンゾピロール)、イソアミルアルコール、イソプロピルフェニルアセテート、イソプレゴール、イソキノリン(ベンゾピリジン)、リグストラール(2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、リナロール、リナロールオキシド、メントン、4−メチルアセトフェノン、メチルペンチルケトン、アントラニル酸メチル、メチルベンゾエート、メチルフェニルカルビニルアセテート(α−メチルベンジルアセテート)、メチルオイゲノール(オイゲニルメチルエーテル)、メチルヘプテノン(6−メチル−5−ヘプテン−2−オン)、メチルヘプチンカーボネート(メチル2−オクチオネート)、メチルヘプチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルパンプルムース(1,1−ジメトキシ−2、2、5−トリメチル−4−ヘキセン)、メチルサリシレート、ジメチルアンスラニレート、ネロール、δ−ノナラクトン、γ−オクタラクトン、2−オクタノール、オクチルアルデヒド(カプリルアルデヒド)、p−クレソール、p−クレシルメチルエーテル、アセタニゾール、2−フェノキシエタノール、フェニルアセトアルデヒド、2−フェニルエチルアセテート、フェネチルアルコール、フェニルエチルジメチルカルビノール(ベンジル−3級−ブタノール)、プレニルアセテート、プロピルブタノエート、(+)−プレゴン、ローズオキシド、サフロール、ステモン、4−テルピネノール、α−テルピネオール、トリプラール(2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、ベラトロール(1,2−ジメトキシベンゼン)、ビオリフ、ベリジン(フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール)、並びにこれらの混合物より成る群から選択される遅効性ブルーミング香料成分を含んでなる請求項1又は2に記載の組成物。
  4. βピネン、シトロネリルアセテート、デシルアルデヒド、δダマスコーン、ゲラニルニトリル、イオノンβ、d−リモネン、ロリシア、リモレン、メチルノニルアセトアルデヒド、パラシメン、テルピネオレン、ウンデカベルトール、ヴァードック、バーテネックス、テトラヒドロリナロール、並びにこれらの混合物より成る群から選択されるブルーミング香料成分を含んでなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. アリルアミルグリコレート、アリルカプロエート、ベンジルアセトン、βγヘキセノール、シス−3−ヘキセニルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルマルトール、エチル−2−メチルブチレート、エチル−2−メチルペンタノエート、ユーカリプトール、フローアセテート、フルテン、ゲラニオール、リグストラール、メチルイソブテニルテトラヒドロピラン、メチルパンプルムース、メチルフェニルカルビニルアセテート、オクチルアルデヒド、フェニルエチルアルコール、プレニルアセテート、ステモン、テルピネオール、ビオリフ、並びにこれらの混合物より成る群から選択される遅効性ブルーミング香料成分を含んでなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記ブルーミング香料組成物が、260℃を超える沸点及び少なくとも3のClogPを有する、1%〜30%の塩基マスク香料成分をさらに含んでなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. (アンブレットリド)オキサシクロヘプタデック−10−エン−2−オン、(アミルベンゾエート)n−ペンチルベンゾエート、イソアミルシナメート、α−アミルシナムアルデヒド、α−アミルシナムアルデヒドジメチルアセタール、(イソ−アミルサリチラート)イソペンチルサリチラート、(アウランチオール)アントラニル酸メチル/ヒドロキシシトロネラールシッフ塩基、ベンゾフェノン、ベンジルサリチラート、β−カリオフィレン、セドロール、セドリルアセテート、シナミルシナメート、シトラサル、シトロネリルイソブチレート、クロナール、シクロヘキシルサリチラート、シクラメンアルデヒド、シクラブト、δ−ドデカラクトン、(ジヒドロイソジャスモネート)メチル2−ヘキシル−3−オキソ−シクロペンタンカルボキシレート、ジフェニルメタン、エチレンブラシレート、エチルウンデシレネート、フロリドラル、イソEスーパー、(エキサルトリデ)ペンタデカノリド、(ガラクソリド)4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−シクロペンタ(G)−2−ベンゾピラン、γ−メチルイオノン(α−イソメチルイオノン)、ゲラニルイソブチレート、ハバノリド、ヘキサデカノリド、シス−3−ヘキセニルサリチラート、α−ヘキシルシナムアルデヒド、n−ヘキシルサリチラート、ヘキサデカノリド、α−イロン、6−イソブチルキノリン、リリアル(p−3級ブチル−α−メチルジヒドロ桂皮アルデヒド、PTブシノール)、リナリルベンゾエート、(2−メトキシナフタレン)β−ナフチルメチルエーテル、ネクタリル、ネオブテノン、10−オキサヘキサデカノリド、パトチョウリアルコール、(ファントリド)5−アセチル−1,1,2,3,3,6−ヘキサメチルインダン、フェネチルベンゾエート、フェネチルフェニルアセテート、フェニルヘキサノール(3−メチル−5−フェニル−1−ペンタノール)、トナリド(7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリン)、δ−ウンデカラクトン、γ−ウンデカラクトン、ベリチナートアセテート、並びにこれらの混合物より成る群から選択される塩基マスク香料成分を含んでなる請求項6に記載の組成物。
  8. 3%〜25%の塩基マスク香料成分を含んでなり、該塩基マスク香料成分がシトラサル、ハバノリド100%、α−ヘキシルシナムアルデヒド、イソEスーパー、リリア−ル、ネオブテノン、クロナール、フロリドラル、ネクタリル、若しくはγ−ウンデカラクトン、又はそれらの混合物を含んでなる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. ジアシルペルオキシド漂白剤がジベンゾイルペルオキシド、好ましくは0.1%〜10%のジベンゾイルペルオキシドである請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 40%〜99%の水を含む液体又はゲルの形態である請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 自動食器洗浄機において食器を清浄する方法であって、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の自動食器洗浄組成物を含んでなる水溶液バスに該食器を接触させることを含むことを特徴とする方法。
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