JP2004511011A - 顕微鏡機能の制御および/または表示のための装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の眼の高さまたはその近くに、好ましくも取り外し可能なディスプレーが配置されている、特に逆方式顕微鏡の機能を制御および/または表示するための装置。
【解決手段】このディスプレーを通じて顕微鏡機能の調整および/または保存を行なうことが可能であり、顕微鏡機能の制御操作で反射器リボルバを切り換えた際には、光源および/または照明光学系が予め保存された値および/またはポジションに自動的に切り換えられる。
【選択図】図2
【解決手段】このディスプレーを通じて顕微鏡機能の調整および/または保存を行なうことが可能であり、顕微鏡機能の制御操作で反射器リボルバを切り換えた際には、光源および/または照明光学系が予め保存された値および/またはポジションに自動的に切り換えられる。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
図1には倒立顕微鏡光路が図示されている。
顕微鏡台架MSに取り付けられたハロゲンランプの光HALが、集光器KOを通って試料テーブルPTに設置された対象物を照明する。
試料テーブルの下方には、実際には使用される対物レンズをここでは省略して描いた対物レンズリボルバORおよびここでは描かれていない反射器リボルバRRの一部である光源LFの蛍光励起光路FSとの連結光導用反射器RFが配置されている。
結像光路ASは、転向ミラーUSにより観察者の接眼レンズOK(図には描かれていない)の方向へ誘導される。
さらには、写真撮影用として記録光路AZが設けられている。
【0002】
図2は、集光器リボルバKRの接続された照明装置BGLが描かれた斜視図である。
試料テーブルPTの下方には、一部輪郭の描かれた対物レンズリボルバORおよび例えば蛍光分離器の備わった、主として電動調整式の反射器リボルバRRが配置されている。蛍光励起光源LFの光が側面方向から分離器リボルバに衝突する。
そのほか、観察者用の接眼レンズOK付属双眼式覗口BEも描かれている。
透過光照明装置BGLには、観察者のほぼ眼の高さにディスプレーDS、主としてLCD(液晶)ディスプレーが備えられている。
従って、観察者は双眼式覗口BEから観察する場合に、ランプ光の明るさ、ランプ電圧、対物レンズのタイプ、照明方式、コントラストモジュールに関する様々なポジション設定を即座に一望でき、また顕微鏡に備え付けられている操作キーによる調整も簡単にすることができる。
【0003】
ディスプレーDSは、双眼式覗口からの観察時には、光の影響を遮断するためスイッチオフにできるので有利である。その上、これは好ましくも取り外しでき、顕微鏡制御コンピュータとケーブル結合または無線結合することができるので、観察者は、例えば撮影条件を記録したい場合には、これを例えば自分の側に置いて作業することができる。
ディスプレーDSは、特に対物レンズリボルバの現ポジション、それに対応する対物レンズ識別記号(予め記憶させている)、照明光の種類(投射光/透過光)およびランプ光の明るさを − これは、好ましくは光量バーの増減および/または電圧示度の形式で − 表示するために用いられる。
【0004】
セットモードでは、各リボルバ・ポジション毎に拡大およびコントラストのモード(位相コントラスト、DIC)に設定される(例えば、組み合わせ可能な全リストによる)。
【0005】
それにより、反射器リボルバのポジションを簡単に切り換えることで、好ましくも照明およびコントラストモード(明視野、暗視野、位相コントラスト、DIC)を調整することが可能になる。
その目的のため、個々の対物レンズ毎に、複数のコントラスト法と対応の光度、照明モード(光源の種類HAL、FLまたはHAL+FL)のほか、集光器リボルバの位置(位相リング、DICの変換)をも併せて記憶させておくようにする。
反射器リボルバの(電動)切換により、これらの値は自動的に変更される。反射器リボルバを蛍光フィルタの付いた位置に切り換えれば、照明は自動的にHALからFLに切り換わる(光源切換)。
【0006】
驚いたことに、これまでに挙げてきた顕微鏡構成素子(対物レンズリボルバ、反射器リボルバ)以外の構成素子であっても、それらの接続状態の切換時に、延いては別な光学素子を顕微鏡光路に設置する場合に、1次構成素子として他の2次構成素子に対して制御作用を示すのであれば、それは顕微鏡の自動化、延いては操作利便性にとって好ましく、従って1次構成素子の設置以外は何の設定もしなくても、観察者にとっては観察条件的に最適と見なされ保存されている多数の態様の設定ができることが明らかになった。
【発明の実施の形態】
その実現のために本発明に基づく顕微鏡では以下の特徴を具備している :
− 蛍光光路および/または透過光光路として構成されている、少なくとも1つの結像光路および少なくとも1つの照明光路
− 好ましくは電気的制御により光路に設置することのできる、少なくとも1つの対物レンズ
− これら光路に影響を与える顕微鏡構成素子であって、これら構成素子の少なくとも一部が電気的に制御でき、および/またはこれら構成素子の接続状態が電気的に検出できる、集光器、集光器リボルバ、反射器リボルバ、絞りおよび照明制御器などのような切換のできるいくつかの顕微鏡構成素子
− 電気的に制御または検出可能な構成素子と結合していて、これら顕微鏡構成素子の接続状態保存のための記憶装置を有している制御ユニット
− 少なくとも1つの1次顕微鏡構成素子が備わっていること
− この1次構成素子に対応させて、少なくとも1つの制御可能な2次構成素子が配置されていること
− 1次顕微鏡構成素子に変化があった場合、それに対応する2次構成素子が、記憶させた1次構成素子/2次構成素子間の接続状態相互関係に相応して接続されること
【0007】
上記の場合、1次構成素子の1つが反射器リボルバであって、この1次構成素子に対する2次構成素子として少なくとも1つの照明接続用素子が配置され、しかもその照明接続用素子が投射光路の接続切換を行なえば有利である。反射器リボルバに対しては、同じように、透過光光路に接続する照明接続用素子を配置することもできる。
【0008】
本発明のまた別な有利な実施態様として、1次構成素子の1つが反射器リボルバであって、この1次構成素子に対する2次構成素子として集光器リボルバが配置され、しかもその集光器リボルバが異なったコントラスト法(例えば、位相コントラスト、DIC、明視野、暗視野など)間で切換ができるという場合を想定することができる。
【0009】
さらに、1次構成素子の1つが集光器リボルバであって、この1次構成素子に対して照明調整素子が配置されているという場合も有利である。この照明調整素子に照明ランプ制御素子および/または調整可能な中性フィルタを装備させ、それらを照明光路内に配置することも可能である。
また、1次構成素子の集光器リボルバに対応させて、開口絞り制御素子を配置することもできる。
【0010】
そのほか、本発明を有利に実施するために、1次構成素子の1つを蛍光光路閉鎖素子とし、この1次構成素子に対応させて透過照明接続用素子を配置するということもできる。蛍光光路閉鎖素子に対しては、本発明に基づき集光器フロントレンズ切換素子および/または開口絞り制御素子を配置することもできる。
【0011】
このようにして好ましくも、集光器リボルバの切換時には光源および/または照明光学系を前もって記憶させた値および/またはポジションに自動切換させることが可能である。
同様に蛍光光路閉鎖素子の切換時にも、好ましくも、光源および/または照明光学系を前もって記憶させた値および/またはポジションに自動切換させることが可能である。
【0012】
【実施例】
図3に示す実施例では、制御ユニットSTが制御バスSBを通じて顕微鏡構成素子の集光器リボルバKR、対物レンズリボルバOR、反射器リボルバRR、中性ガラスフィルタリボルバND、投射照明素子HAL、蛍光照明素子LF、蛍光照明閉鎖素子SF、集光器フロントレンズの開閉切換素子KF、開口絞りAPおよび操作フィールドBFと電気結合した状態にある。制御ユニットSTは記憶装置SPを有していて、その中にこれら顕微鏡構成素子の接続状態を保存するが、同時にそれらデータの読出し機能も持っている。
【0013】
制御ユニットSTで実現される照明制御素子HALおよびLFの配置により、加えて1次構成素子、反射器リボルバRRに対応する2次構成素子としての集光器リボルバKRにより、最初の方で挙げた方法が簡単に実施できる。即ち、反射リボルバのポジションを単に切り換えるだけでコントラスト検査法およびランプ光度を調整する。
また別な可能性として、集光器リボルバKR(1次構成素子)に対応させて、第二構成素子、即ち2次構成素子であるランプ電圧素子および/または中性ガラスフィルタリボルバNDにより制御されるランプ光度素子を配置することもできる。
【0014】
さらに、集光器リボルバKRに対しては、2次構成素子として開口絞りAPを配置させることも可能である。例えばコントラスト検査法DICへ接続するために集光器リボルバKRを作動させれば、制御ユニットの作用により、前もって観察者がこのコントラスト検査法のために保存しておいたランプ光度の値および開口絞りの位置に設定される。保存は顕微鏡の設定時に操作フィールドBF上の当該キーを操作して行なう。
【0015】
別な方策として、1次構成素子として蛍光励起光路FS用の閉鎖素子を機能設定し、これに対し2次構成素子としてハロゲンランプHALの接続/遮断装置、集光器フロントレンズKFを集光器および/または開口絞りAPの前に配置することもできる。その場合、蛍光励起光路FS用の閉鎖素子が作動すれば、ハロゲンランプHAL、集光器フロントレンズKFおよび開口絞りAPは閉鎖素子の設定位置に対応する、予め記憶させておいたポジションに自動的に配置される。
【0016】
ランプ光度
ランプ電圧の予備設定値が、例えばカラー写真用としての10.5ボルトである場合、ランプ電圧の急速な上昇は、例えばタンブラスイッチが働いて防止され、音響信号が発せられる。それ以上の上昇は、操作キーを改めて押すことによって達成される。
待機レベルの場合では、逆に迅速変位素子が作用せずに音響信号が発せられる。個々の対物レンズポジション毎に最終設定のランプ光度が記憶され、対物レンズの切換時に自動的に反応する。対物レンズ切換の間、眩暈光を遮断して光度切換をより迅速に達成させるために、ランプ電圧は自動的に低下する。
【0017】
本発明は上記実施例に拘束されるものではなく、特に直立型顕微鏡にも適用できる。
さらに、1次および2次顕微鏡構成素子の配置についてもここで挙げた例以外に実現可能なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】倒立顕微鏡光路
【図2】集光器リボルバの接続された照明装置
【図3】実施例
【符号の説明】
MS 顕微鏡台架
HAL ハロゲンランプの光
KO 集光器
PT 試料テーブル
OR 対物レンズリボルバ
RR 反射器リボルバ
LF 蛍光励起光源
FS 蛍光励起光路
RF 連結光導用反射器
AS 結像光路
US 転向ミラー
OK 接眼レンズ
AZ 記録光路
KR 集光器リボルバ
BGL 照明装置
DS ディスプレー
BE 双眼式覗口
ST 制御ユニット
SB 制御バス
ND 中性ガラスフィルタリボルバ
AP 開口絞り
【発明の属する技術分野】
図1には倒立顕微鏡光路が図示されている。
顕微鏡台架MSに取り付けられたハロゲンランプの光HALが、集光器KOを通って試料テーブルPTに設置された対象物を照明する。
試料テーブルの下方には、実際には使用される対物レンズをここでは省略して描いた対物レンズリボルバORおよびここでは描かれていない反射器リボルバRRの一部である光源LFの蛍光励起光路FSとの連結光導用反射器RFが配置されている。
結像光路ASは、転向ミラーUSにより観察者の接眼レンズOK(図には描かれていない)の方向へ誘導される。
さらには、写真撮影用として記録光路AZが設けられている。
【0002】
図2は、集光器リボルバKRの接続された照明装置BGLが描かれた斜視図である。
試料テーブルPTの下方には、一部輪郭の描かれた対物レンズリボルバORおよび例えば蛍光分離器の備わった、主として電動調整式の反射器リボルバRRが配置されている。蛍光励起光源LFの光が側面方向から分離器リボルバに衝突する。
そのほか、観察者用の接眼レンズOK付属双眼式覗口BEも描かれている。
透過光照明装置BGLには、観察者のほぼ眼の高さにディスプレーDS、主としてLCD(液晶)ディスプレーが備えられている。
従って、観察者は双眼式覗口BEから観察する場合に、ランプ光の明るさ、ランプ電圧、対物レンズのタイプ、照明方式、コントラストモジュールに関する様々なポジション設定を即座に一望でき、また顕微鏡に備え付けられている操作キーによる調整も簡単にすることができる。
【0003】
ディスプレーDSは、双眼式覗口からの観察時には、光の影響を遮断するためスイッチオフにできるので有利である。その上、これは好ましくも取り外しでき、顕微鏡制御コンピュータとケーブル結合または無線結合することができるので、観察者は、例えば撮影条件を記録したい場合には、これを例えば自分の側に置いて作業することができる。
ディスプレーDSは、特に対物レンズリボルバの現ポジション、それに対応する対物レンズ識別記号(予め記憶させている)、照明光の種類(投射光/透過光)およびランプ光の明るさを − これは、好ましくは光量バーの増減および/または電圧示度の形式で − 表示するために用いられる。
【0004】
セットモードでは、各リボルバ・ポジション毎に拡大およびコントラストのモード(位相コントラスト、DIC)に設定される(例えば、組み合わせ可能な全リストによる)。
【0005】
それにより、反射器リボルバのポジションを簡単に切り換えることで、好ましくも照明およびコントラストモード(明視野、暗視野、位相コントラスト、DIC)を調整することが可能になる。
その目的のため、個々の対物レンズ毎に、複数のコントラスト法と対応の光度、照明モード(光源の種類HAL、FLまたはHAL+FL)のほか、集光器リボルバの位置(位相リング、DICの変換)をも併せて記憶させておくようにする。
反射器リボルバの(電動)切換により、これらの値は自動的に変更される。反射器リボルバを蛍光フィルタの付いた位置に切り換えれば、照明は自動的にHALからFLに切り換わる(光源切換)。
【0006】
驚いたことに、これまでに挙げてきた顕微鏡構成素子(対物レンズリボルバ、反射器リボルバ)以外の構成素子であっても、それらの接続状態の切換時に、延いては別な光学素子を顕微鏡光路に設置する場合に、1次構成素子として他の2次構成素子に対して制御作用を示すのであれば、それは顕微鏡の自動化、延いては操作利便性にとって好ましく、従って1次構成素子の設置以外は何の設定もしなくても、観察者にとっては観察条件的に最適と見なされ保存されている多数の態様の設定ができることが明らかになった。
【発明の実施の形態】
その実現のために本発明に基づく顕微鏡では以下の特徴を具備している :
− 蛍光光路および/または透過光光路として構成されている、少なくとも1つの結像光路および少なくとも1つの照明光路
− 好ましくは電気的制御により光路に設置することのできる、少なくとも1つの対物レンズ
− これら光路に影響を与える顕微鏡構成素子であって、これら構成素子の少なくとも一部が電気的に制御でき、および/またはこれら構成素子の接続状態が電気的に検出できる、集光器、集光器リボルバ、反射器リボルバ、絞りおよび照明制御器などのような切換のできるいくつかの顕微鏡構成素子
− 電気的に制御または検出可能な構成素子と結合していて、これら顕微鏡構成素子の接続状態保存のための記憶装置を有している制御ユニット
− 少なくとも1つの1次顕微鏡構成素子が備わっていること
− この1次構成素子に対応させて、少なくとも1つの制御可能な2次構成素子が配置されていること
− 1次顕微鏡構成素子に変化があった場合、それに対応する2次構成素子が、記憶させた1次構成素子/2次構成素子間の接続状態相互関係に相応して接続されること
【0007】
上記の場合、1次構成素子の1つが反射器リボルバであって、この1次構成素子に対する2次構成素子として少なくとも1つの照明接続用素子が配置され、しかもその照明接続用素子が投射光路の接続切換を行なえば有利である。反射器リボルバに対しては、同じように、透過光光路に接続する照明接続用素子を配置することもできる。
【0008】
本発明のまた別な有利な実施態様として、1次構成素子の1つが反射器リボルバであって、この1次構成素子に対する2次構成素子として集光器リボルバが配置され、しかもその集光器リボルバが異なったコントラスト法(例えば、位相コントラスト、DIC、明視野、暗視野など)間で切換ができるという場合を想定することができる。
【0009】
さらに、1次構成素子の1つが集光器リボルバであって、この1次構成素子に対して照明調整素子が配置されているという場合も有利である。この照明調整素子に照明ランプ制御素子および/または調整可能な中性フィルタを装備させ、それらを照明光路内に配置することも可能である。
また、1次構成素子の集光器リボルバに対応させて、開口絞り制御素子を配置することもできる。
【0010】
そのほか、本発明を有利に実施するために、1次構成素子の1つを蛍光光路閉鎖素子とし、この1次構成素子に対応させて透過照明接続用素子を配置するということもできる。蛍光光路閉鎖素子に対しては、本発明に基づき集光器フロントレンズ切換素子および/または開口絞り制御素子を配置することもできる。
【0011】
このようにして好ましくも、集光器リボルバの切換時には光源および/または照明光学系を前もって記憶させた値および/またはポジションに自動切換させることが可能である。
同様に蛍光光路閉鎖素子の切換時にも、好ましくも、光源および/または照明光学系を前もって記憶させた値および/またはポジションに自動切換させることが可能である。
【0012】
【実施例】
図3に示す実施例では、制御ユニットSTが制御バスSBを通じて顕微鏡構成素子の集光器リボルバKR、対物レンズリボルバOR、反射器リボルバRR、中性ガラスフィルタリボルバND、投射照明素子HAL、蛍光照明素子LF、蛍光照明閉鎖素子SF、集光器フロントレンズの開閉切換素子KF、開口絞りAPおよび操作フィールドBFと電気結合した状態にある。制御ユニットSTは記憶装置SPを有していて、その中にこれら顕微鏡構成素子の接続状態を保存するが、同時にそれらデータの読出し機能も持っている。
【0013】
制御ユニットSTで実現される照明制御素子HALおよびLFの配置により、加えて1次構成素子、反射器リボルバRRに対応する2次構成素子としての集光器リボルバKRにより、最初の方で挙げた方法が簡単に実施できる。即ち、反射リボルバのポジションを単に切り換えるだけでコントラスト検査法およびランプ光度を調整する。
また別な可能性として、集光器リボルバKR(1次構成素子)に対応させて、第二構成素子、即ち2次構成素子であるランプ電圧素子および/または中性ガラスフィルタリボルバNDにより制御されるランプ光度素子を配置することもできる。
【0014】
さらに、集光器リボルバKRに対しては、2次構成素子として開口絞りAPを配置させることも可能である。例えばコントラスト検査法DICへ接続するために集光器リボルバKRを作動させれば、制御ユニットの作用により、前もって観察者がこのコントラスト検査法のために保存しておいたランプ光度の値および開口絞りの位置に設定される。保存は顕微鏡の設定時に操作フィールドBF上の当該キーを操作して行なう。
【0015】
別な方策として、1次構成素子として蛍光励起光路FS用の閉鎖素子を機能設定し、これに対し2次構成素子としてハロゲンランプHALの接続/遮断装置、集光器フロントレンズKFを集光器および/または開口絞りAPの前に配置することもできる。その場合、蛍光励起光路FS用の閉鎖素子が作動すれば、ハロゲンランプHAL、集光器フロントレンズKFおよび開口絞りAPは閉鎖素子の設定位置に対応する、予め記憶させておいたポジションに自動的に配置される。
【0016】
ランプ光度
ランプ電圧の予備設定値が、例えばカラー写真用としての10.5ボルトである場合、ランプ電圧の急速な上昇は、例えばタンブラスイッチが働いて防止され、音響信号が発せられる。それ以上の上昇は、操作キーを改めて押すことによって達成される。
待機レベルの場合では、逆に迅速変位素子が作用せずに音響信号が発せられる。個々の対物レンズポジション毎に最終設定のランプ光度が記憶され、対物レンズの切換時に自動的に反応する。対物レンズ切換の間、眩暈光を遮断して光度切換をより迅速に達成させるために、ランプ電圧は自動的に低下する。
【0017】
本発明は上記実施例に拘束されるものではなく、特に直立型顕微鏡にも適用できる。
さらに、1次および2次顕微鏡構成素子の配置についてもここで挙げた例以外に実現可能なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】倒立顕微鏡光路
【図2】集光器リボルバの接続された照明装置
【図3】実施例
【符号の説明】
MS 顕微鏡台架
HAL ハロゲンランプの光
KO 集光器
PT 試料テーブル
OR 対物レンズリボルバ
RR 反射器リボルバ
LF 蛍光励起光源
FS 蛍光励起光路
RF 連結光導用反射器
AS 結像光路
US 転向ミラー
OK 接眼レンズ
AZ 記録光路
KR 集光器リボルバ
BGL 照明装置
DS ディスプレー
BE 双眼式覗口
ST 制御ユニット
SB 制御バス
ND 中性ガラスフィルタリボルバ
AP 開口絞り
Claims (24)
- 操作者の眼の高さまたはその近くにディスプレーが配置されている、特に逆方式顕微鏡の機能を制御および/または表示するための装置。
- ディスプレーが顕微鏡の照明ユニットに固定されている、請求項1に記載の装置。
- ディスプレーが取り外しできる、請求項1または2に記載の装置。
- ディスプレーが直立した顕微鏡に取り付けられている、請求項1または3に記載の装置。
- ディスプレーを通じて顕微鏡機能の調整および/または保存が行われる、上記請求項の1に記載の装置。
- 反射器リボルバの切換時には、光源および/または照明光学系が、予め保存された値および/またはポジションに自動的に切り換えられる、好ましくは請求項1〜5のいずれか1に記載された装置の使用下で行なわれる顕微鏡機能の制御方法。
- 光源および/または照明光学系が異なったコントラスト法および/または蛍光法に対応して切り換えられる、請求項6に記載の装置。
- 対物レンズの切換の間、ランプ電圧が自動的に低下する、好ましくは請求項1〜5のいずれか1に記載された装置の使用下で行なわれる顕微鏡機能の制御方法。
- 予備設定した値に合わせて、ランプ電圧の上昇が停止または減速する、好ましくは請求項1〜5のいずれか1に記載された装置の使用下で行なわれる顕微鏡機能の制御方法。
- 予備設定した値で音響信号が発せられる、請求項9に記載の装置。
- 少なくとも1つの1次顕微鏡構成素子が備わっていること、
この1次構成素子に対応させて、少なくとも1つの制御可能な2次構成素子が配置されていること、
および1次顕微鏡構成素子に変化があった場合、それに対応する2次構成素子が、記憶させた1次構成素子/2次構成素子間の接続状態相互関係に相応して接続されること、
を特徴とする、
蛍光光路および/または透過光光路として構成されている、少なくとも1つの結像光路および少なくとも1つの照明光路を、
好ましくは電気的制御により光路に設置することのできる、少なくとも1つの対物レンズを、
これら光路に影響を与える顕微鏡構成素子であって、これら構成素子の少なくとも一部が電気的に制御でき、および/またはこれら構成素子の接続状態が電気的に検出できる、集光器、集光器リボルバ、反射器リボルバ、絞りおよび照明制御器などのような切換のできる幾つかの顕微鏡構成素子を、および
電気的に制御または検出可能な構成素子と結合していて、これら顕微鏡構成素子の接続状態保存のための記憶装置を有している制御ユニットを
持つ顕微鏡。 - 1次構成素子の1つが反射器リボルバであって、この1次構成素子に対する2次構成素子として1つの照明接続用素子が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 照明接続用素子が、投射光路の接続切換を行なうことを特徴とする、請求項12に記載の顕微鏡。
- 照明接続用素子が、透過光光路に接続していることを特徴とする、請求項12に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが、反射器リボルバであること、およびこの1次構成素子に対する2次構成素子として集光器リボルバが配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 集光器リボルバが、異なったコントラスト法(例えば、位相コントラスト、DIC、明視野、暗視野など)間で切換ができることを特徴とする、請求項15に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが、集光器リボルバであること、およびこの1次構成素子に対して照明調整素子が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 照明調整素子に装備させた照明ランプ制御素子および/または調整可能な中性フィルタが、照明光路内に配置されていることを特徴とする、請求項17に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが、集光器リボルバであること、およびこの1次構成素子に対して開口絞り調整素子が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが、蛍光光路閉鎖素子であること、およびこの1次構成素子に対応させて透過照明接続用素子が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが、蛍光光路閉鎖素子であること、およびこの1次構成素子に対応させて集光器フロントレンズ切換素子が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の顕微鏡。
- 1次構成素子の1つが蛍光光路閉鎖素子であること、およびこの1次構成素子に対応させて開口絞り制御素子が配置されていることを特徴とする、請求項20に記載の顕微鏡。
- 集光器リボルバの切換時には、光源および/または照明光学系が、予め保存された値および/またはポジションに自動的に切り換えられる、好ましくは請求項11に記載された顕微鏡の使用下で行なわれる顕微鏡機能の制御方法。
- 蛍光光路閉鎖素子の切換時には、光源および/または照明光学系が、予め保存された値および/またはポジションに自動的に切り換えられる、好ましくは請求項11に記載された顕微鏡の使用下で行なわれる顕微鏡機能の制御方法。
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