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JP2004360585A - エンジンの点火装置 - Google Patents

エンジンの点火装置 Download PDF

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JP2004360585A
JP2004360585A JP2003160401A JP2003160401A JP2004360585A JP 2004360585 A JP2004360585 A JP 2004360585A JP 2003160401 A JP2003160401 A JP 2003160401A JP 2003160401 A JP2003160401 A JP 2003160401A JP 2004360585 A JP2004360585 A JP 2004360585A
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Japan
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synthetic resin
resin pipe
pipe
plug
valve
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JP2003160401A
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English (en)
Inventor
Noriaki Fujii
徳明 藤井
Akiyuki Yonekawa
明之 米川
Katsunori Nakamura
勝則 中村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】従来のプラグパイプを廃止して動弁機構を配置するスペースを確保しながら、点火プラグおよびそれに高圧電流を供給する導電体にオイルが付着するのを防止する。
【解決手段】耐熱・耐油性材料で構成されて内部に導電体としてのコイルスプリング65,68を収納した合成樹脂パイプ54を動弁室53内に挿入し、合成樹脂パイプ54の先端部内周に点火プラグ51を嵌合させて端子51cをコイルスプリング68に導通させるとともに、合成樹脂パイプ54の先端部に設けたシール部材63をシリンダヘッド14の隆起部14bの内周面に当接させて該合成樹脂パイプ54の内部を動弁室53から隔絶する。合成樹脂パイプ54の内部を通して点火プラグ51を着脱する必要がないので、その合成樹脂パイプ54を必要最小限の太さにすることができ、動弁機構をレイアウトするスペースを拡大して設計自由度を高めることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダヘッドに装着した点火プラグの端子に導電体を介してイグニッションコイルからの二次側電流を供給するエンジンの点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるエンジンの点火装置は、例えば下記特許文献により公知である。このエンジンの点火装置は、シリンダヘッドの点火プラグの装着部の外周に金属製のプラグパイプの下端を圧入等により固定し、その上端をヘッドカバーを貫通させて開口させたもので、プラグパイプの上端に設けたイグニッションコイルと点火プラグとを、プラグパイプの内部に収納したハイテンションコードにより接続することで、プラグパイプの内部の点火プラグやハイテンションコードに動弁室のオイルが付着しないように保護している。
【0003】
【特許文献】
特開平11−82164号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のものは、狭い動弁室の内部にプラグパイプを配置する必要があるため、動弁機構がプラグパイプと干渉するのを回避するために設計自由度が大幅に制限されるという問題があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、従来のプラグパイプを廃止して動弁機構を配置するスペースを確保しながら、点火プラグおよびそれに高圧電流を供給する導電体にオイルが付着するのを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シリンダヘッドに装着した点火プラグの端子に導電体を介してイグニッションコイルからの二次側電流を供給するエンジンの点火装置において、耐熱・耐油性材料で構成されて内部に導電体を収納したパイプ部材を動弁室内に挿入し、パイプ部材の先端部内周に点火プラグを嵌合させて端子を導電体に導通させるとともに、パイプ部材の先端部に設けたシール部材をシリンダヘッドに当接させて該パイプ部材の内部を動弁室から隔絶することを特徴とするエンジンの点火装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、耐熱・耐油性材料で構成されて内部に導電体を収納したパイプ部材を動弁室内に挿入して点火プラグに嵌合させることで、導電体を点火プラグの端子に導通させてイグニッションコイルからの二次側電流を供給することができる。またパイプ部材の先端部に設けたシール部材をシリンダヘッドに当接させることで、パイプ部材の内部を動弁室から隔絶してオイルの浸入を防止することができるので、従来のプラグパイプを動弁室に設ける必要がなくなる。しかもパイプ部材の内部を通して点火プラグを着脱する必要がないので、そのパイプ部材を必要最小限の太さにすることができ、動弁機構をレイアウトするスペースを拡大して設計自由度を高めることができる。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、シール部材を動弁室の底壁から上方に突出する隆起部に当接させたことを特徴とするエンジンの点火装置が提案される。
【0009】
上記構成によれば、パイプ部材をシリンダヘッドから取り外したときに、点火プラグの取付部にオイルが流入するの隆起部によって阻止することができる。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、バルブを駆動するロッカーアームがロッカーアームシャフトに揺動自在に支持され、前記パイプ部材にはロッカーアームの揺動支持部との干渉を回避するための切欠が設けられていることを特徴とするエンジンの点火装置が提案される。
【0011】
上記構成によれば、パイプ部材にロッカーアームの揺動支持部との干渉を回避するための切欠を設けたので、ロッカーアームをパイプ部材に接近させて動弁機構をコンパクトに配置することができる。しかもパイプ部材に切欠を設けたのでシール部材に切欠を設ける必要がなくなり、シール性の低下を防止することができる。
【0012】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記シール部材の上端は、前記隆起部の上端よりも高い位置まで延びていることを特徴とするエンジンの点火装置が提案される。
【0013】
上記構成によれば、シール部材の上端を隆起部の上端よりも高い位置まで延ばしたのでシール部材と隆起部との間にオイルが溜まらなくなり、パイプ部材およびシール部材を取り外したときに点火プラグの取付部にオイルが流入するの阻止することができる。
【0014】
尚、実施例の吸気バルブ19および排気バルブ20は本発明のバルブに対応し、実施例の吸気ロッカーアームシャフト33および排気ロッカーアームシャフト38は本発明のロッカーアームシャフトに対応し、実施例の吸気ロッカーアーム34および排気ロッカーアーム39は本発明のロッカーアームに対応し、実施例の合成樹脂パイプ54は本発明のパイプ部材に対応し、実施例の二次側コイル59は本発明のイグニッションコイルに対応し、実施例のコイルスプリング65,68およびハイテンションコード74は本発明の導電体に対応する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すもので、図1はエンジンの部分縦断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4はイグニッションコイルユニットの装着時の作用説明図である。
【0017】
図1に示すように、直列多気筒エンジンEは、内部にシリンダボア11…が設けられたシリンダブロック12と、シリンダボア11…に摺動自在に嵌合するピストン13…と、シリンダブロック12の頂面に結合されたシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14およびピストン13…間に形成された燃焼室15…と、シリンダヘッド14の頂面に結合されたヘッドカバー16とを備える。シリンダヘッド14に各々の燃焼室15に連通する吸気ポート17および排気ポート18が形成されており、吸気ポート17が2個の吸気バルブ19,19で開閉され、排気ポート18が2個の排気バルブ20,20で開閉される。各々の吸気バルブ19のステム19aはシリンダヘッド14に設けたバルブガイド21に摺動自在に嵌合し、上下のスプリングシート22,23間に配置したバルブスプリング24によって閉弁方向に付勢される。また各々の排気バルブ20のステム20aはシリンダヘッド14に設けたバルブガイド25に摺動自在に嵌合し、上下のスプリングシート26,27間に配置したバルブスプリング28によって閉弁方向に付勢される。
【0018】
シリンダヘッド14に設けたカムシャフトホルダ29およびカムシャフトキャップ30間に、吸気カムシャフト31および排気カムシャフト32が回転自在に支持される。カムシャフトホルダ29に固定した吸気ロッカーアームシャフト33に吸気ロッカーアーム34の一端部が枢支されており、吸気ロッカーアーム34の中間部にピン35で軸支したローラ36が吸気カムシャフト31に設けた吸気カム37に当接する。またカムシャフトホルダ29に固定した排気ロッカーアームシャフト38に排気ロッカーアーム39の一端部が枢支されており、排気ロッカーアーム39の中間部にピン40で軸支したローラ41が排気カムシャフト32に設けた排気カム42に当接する。両ロッカーアーム34,39の他端に係合してロックナット43…で固定されたアジャストボルト44…の下端が、吸気バルブ19,19および排気バルブ20,20のステムエンドに当接する。
【0019】
図1〜図3から明らかなように、シリンダヘッド14に形成した雌ねじ部14aに点火プラグ51の雄ねじ部51aがねじ結合されており、点火プラグ51の火花電極51bが燃焼室15に臨んでいる。点火プラグ51のプラス側の端子51cに高圧電流を供給するイグニッションコイルユニット52は、ヘッドカバー16に形成した開口16aから動弁室53内に挿入され、その下端が点火プラグ51に接続される。
【0020】
イグニッションコイルユニット52は、耐熱性および耐油性を兼ね備えたナイロン等で形成された合成樹脂パイプ54とコイルハウジング55とを備えており、合成樹脂パイプ54およびコイルハウジング55はゴムパイプ56で直列に接続される。コイルハウジング55の内部に収納された鉄心57に一次側コイル58および二次側コイル59が巻回されており、一次側コイル58はコイルハウジング55の側面に設けたコネクタ端子60に接続される。コイルハウジング55の上面開口部はエポキシ樹脂等でポッティング61される。
【0021】
コイルハウジング55の外周に装着したゴム製のシール部材62がヘッドカバー16に形成した開口16aに弾性的に係合してシール機能を発揮する。また合成樹脂パイプの下端に装着したシール部材63が、シリンダヘッド14に前記雌ねじ部14aと同軸に形成した環状の隆起部14bの内周面に弾性的に係合してシール機能を発揮する。環状の隆起部14bはシリンダヘッド14の底壁から立ち上がっており、その隆起部14bの周囲に一段低くなったオイル溜まり14cが形成される。
【0022】
コイルハウジング55の下部に高圧ダイオード64が埋め込まれており、この高圧ダイオード64の上端に前記二次側コイル59が接続される。コイルハウジング55の下部から合成樹脂パイプ54の上部に亘って導電体としてのコイルスプリング65が収納されており、このコイルスプリング65の上端が高圧ダイオード64の下端に接続される。合成樹脂パイプ54の中間部に埋め込まれた防雑抵抗66の上端に前記コイルスプリング65の下端が接続され、防雑抵抗66の下端に接続されたばね座67に導電体としてのコイルスプリング68の上端が接続される。
【0023】
そしてイグニッションコイルユニット52は、そのコイルハウジング55に突設したフランジ55aがボルト69でヘッドカバー16に固定される。
【0024】
次に、上記構成を備えた本発明の第1実施例の作用を説明する。
【0025】
先ず、ヘッドカバー16に形成した開口16aからプラグ51を挿入し、その雄ねじ部51aをシリンダヘッド14の雌ねじ部14aにねじ込んで固定すると、点火プラグ51の本体部がバッテリのマイナス側にアースされたシリンダヘッド14に電気的に接続される。続いて、ヘッドカバー16の開口16aから動弁室53内にイグニッションコイルユニット52を挿入し、その下端を点火プラグ51の外周に嵌合させると、点火プラグ51のプラス側の端子51cがコイルスプリング68に当接して電気的に接続される。この状態でコイルハウジング55のフランジ55aをボルト69でヘッドカバー16に固定すると、合成樹脂パイプ54の下端に設けたシール部材63がシリンダヘッド14の隆起部14bの内周面に嵌合してシールされるとともに、コイルハウジング55に設けたシール部材62がヘッドカバー16の開口16aに嵌合してシールされる。
【0026】
しかして、図示せぬイグナイタから一次側コイル58に低圧の一次側電流を供給すると、二次側コイル59に誘起された高圧の二次側電流が、高圧ダイオード64,コイルスプリング65、防雑抵抗66およびコイルスプリング68を介して点火プラグ51の端子51cに供給され、火花電極51bに火花が発生することで燃焼室15内の混合気に点火される。
【0027】
ところで、動弁室53の内部には潤滑用のオイルが飛散しているが、合成樹脂パイプ54の下端に設けたシール部材63がシリンダヘッド14の隆起部14bの内周面に嵌合しているため、点火プラグ51にオイルが付着したり合成樹脂パイプ54の内部にオイルが浸入したりすることが防止される。またシール部材63が嵌合する隆起部14bはシリンダヘッド14の底壁から上方に突出しており、しかも隆起部14bの周囲にはオイル溜まり14cが形成されているため、点火プラグ51のメンテナンスのためにイグニッションコイルユニット52を取り外しても、隆起部14bの内側にオイルが流入して点火プラグ51を汚す虞がない。
【0028】
以上のように、耐熱・耐油性材料で構成された合成樹脂パイプ54の内部に導電体としてのコイルスプリング65,68を収納したイグニッションコイルユニット52を、動弁室53の内に挿入して点火プラグ51に嵌合させることで、点火プラグ51の端子51cに高圧の二次側電流を供給するので、従来のプラグパイプを動弁室53に設ける必要がなくなる。しかも合成樹脂パイプ54の内部を通して点火プラグ51をシリンダヘッド14に着脱する必要がないので、その合成樹脂パイプ54を必要最小限の太さにすることができ、従来のプラグパイプを採用した場合に比べて、動弁機構をレイアウトするスペースを拡大して設計自由度を高めることができる。
【0029】
尚、イグニッションコイルユニット52の太さは長手方向に均一である必要はなく、動弁室53内のスペースに応じて変化させることが望ましい、図1に示す実施例では、吸気ロッカーアーム34および排気ロッカーアーム39の間のスペースが狭くなっているが、そこに配置される合成樹脂パイプ54を最も細くすることで、両ロッカーアーム34,39との干渉を回避している。
【0030】
次に、図5に基づいて本発明の第2実施例を説明する。尚、第2実施例において、第1実施例の部材に対応する部材には、第1実施例と同じ符号を付して重複する説明を省略する。
【0031】
第1実施例では、鉄心57に一次側コイル58および二次側コイル59を巻回したイグニッションコイルを備えたイグニッションコイルユニット52を例示したが、第2実施例はエンジンEの外部に配置したイグニッションコイルと点火プラグ51とを接続するハイテンションコードユニット71を備える。ハイテンションコードユニット71は、導線72を被覆73で覆ったハイテンションコード74を備えており、ハイテンションコード74は合成樹脂パイプ54の内部と、その上部に接続された取付部材75の内部とに埋め込まれ、その先端がコイルスプリング68に電気的に接続される。このとき、合成樹脂パイプ54の内部に埋め込まれるハイテンションコード74は、その外周に金属板を巻き付けたスチフナ76によって補強される。
【0032】
このような構造のハイテンションコードユニット71は、取付部材75に設けたフランジ75aを貫通するボルト69でヘッドカバー16に固定される。
【0033】
しかして、この第2実施例によっても、上記第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0034】
次に、図6に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0035】
第3実施例は第1実施例の変形であって、その合成樹脂パイプ54の中間部に2個の切欠54a,54aが設けられており、これらの切欠54a,54aの内部に吸気ロッカーアーム34および排気ロッカーアーム39の揺動支持部が嵌まり込んでいる。これにより吸気ロッカーアーム34および排気ロッカーアーム39を合成樹脂パイプ54の中心に接近させて動弁機構をコンパクトに配置することができる。しかも合成樹脂パイプ54に切欠54a,54aを設けたのでシール部材63に切欠を設ける必要がなくなり、シール性の低下を防止することができる。
【0036】
また第3実施例のシール部材63は、その上端がシリンダヘッド14の隆起部14bの上端よりも上方に延びている。これによりシール部材63と隆起部14bとの間にオイルが溜まるのを防止し、イグニッションコイルユニット52を取り外したときに、点火プラグ51が取り付けられる隆起部14bの内側にオイルが流入するのを阻止することができる。
【0037】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0038】
例えば、実施例では合成樹脂パイプ54の材質としてナイロンを選択しているが、耐熱性および耐油性を有するものであれば他の任意の材質を選択することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、耐熱・耐油性材料で構成されて内部に導電体を収納したパイプ部材を動弁室内に挿入して点火プラグに嵌合させることで、導電体を点火プラグの端子に導通させてイグニッションコイルからの二次側電流を供給することができる。またパイプ部材の先端部に設けたシール部材をシリンダヘッドに当接させることで、パイプ部材の内部を動弁室から隔絶してオイルの浸入を防止することができるので、従来のプラグパイプを動弁室に設ける必要がなくなる。しかもパイプ部材の内部を通して点火プラグを着脱する必要がないので、そのパイプ部材を必要最小限の太さにすることができ、動弁機構をレイアウトするスペースを拡大して設計自由度を高めることができる。
【0040】
また請求項2に記載された発明によれば、パイプ部材をシリンダヘッドから取り外したときに、点火プラグの取付部にオイルが流入するの隆起部によって阻止することができる。
【0041】
また請求項3に記載された発明によれば、パイプ部材にロッカーアームの揺動支持部との干渉を回避するための切欠を設けたので、ロッカーアームをパイプ部材に接近させて動弁機構をコンパクトに配置することができる。しかもパイプ部材に切欠を設けたのでシール部材に切欠を設ける必要がなくなり、シール性の低下を防止することができる。
【0042】
また請求項4に記載された発明によれば、シール部材の上端を隆起部の上端よりも高い位置まで延ばしたのでシール部材と隆起部との間にオイルが溜まらなくなり、パイプ部材およびシール部材を取り外したときに点火プラグの取付部にオイルが流入するの阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの部分縦断面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】イグニッションコイルユニットの装着時の作用説明図
【図5】本発明の第2実施例に係る、ハイテンションコードユニットの断面図
【図6】本発明の第3実施例に係る、前記図2に対応する図
【符号の説明】
14 シリンダヘッド
14b 隆起部
14c オイル溜まり
19 吸気バルブ(バルブ)
20 排気バルブ(バルブ)
33 吸気ロッカーアームシャフト(ロッカーアームシャフト)
34 吸気ロッカーアーム(ロッカーアーム)
38 排気ロッカーアームシャフト(ロッカーアームシャフト)
39 排気ロッカーアーム(ロッカーアーム)
51 点火プラグ
51c 端子
53 動弁室
54 合成樹脂パイプ(パイプ部材)
54a 切欠
59 二次側コイル(イグニッションコイル)
63 シール部材
65 コイルスプリング(導電体)
68 コイルスプリング(導電体)
74 ハイテンションコード(導電体)

Claims (4)

  1. シリンダヘッド(14)に装着した点火プラグ(51)の端子(51c)に導電体(65,68,74)を介してイグニッションコイル(59)からの二次側電流を供給するエンジンの点火装置において、
    耐熱・耐油性材料で構成されて内部に導電体(65,68,74)を収納したパイプ部材(54)を動弁室(53)内に挿入し、パイプ部材(54)の先端部内周に点火プラグ(51)を嵌合させて端子(51c)を導電体(65,68,74)に導通させるとともに、パイプ部材(54)の先端部に設けたシール部材(63)をシリンダヘッド(14)に当接させて該パイプ部材(54)の内部を動弁室(53)から隔絶することを特徴とするエンジンの点火装置。
  2. シール部材(63)を動弁室(53)の底壁から上方に突出する隆起部(14b)に当接させたことを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの点火装置。
  3. バルブ(19,20)を駆動するロッカーアーム(34,39)がロッカーアームシャフト(33,38)に揺動自在に支持され、前記パイプ部材(54)にはロッカーアーム(34,39)の揺動支持部との干渉を回避するための切欠(54a)が設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のエンジンの点火装置。
  4. 前記シール部材(63)の上端は、前記隆起部(14b)の上端よりも高い位置まで延びていることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの点火装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064115A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の点火装置の取り付け構造
JP2013029057A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Denso Corp 内燃機関用の点火コイル

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