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JP2004358511A - 鋳造した二輪車用ホイールの離型方法 - Google Patents

鋳造した二輪車用ホイールの離型方法 Download PDF

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JP2004358511A
JP2004358511A JP2003159388A JP2003159388A JP2004358511A JP 2004358511 A JP2004358511 A JP 2004358511A JP 2003159388 A JP2003159388 A JP 2003159388A JP 2003159388 A JP2003159388 A JP 2003159388A JP 2004358511 A JP2004358511 A JP 2004358511A
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JP
Japan
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casting
mold
die
wheel
releasing
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Pending
Application number
JP2003159388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Yamamoto
正美 山本
Naoki Fujie
直樹 藤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
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Abstract

【課題】鋳造品が離型の際に変形したり、押湯部が折損したりすることを防止でき、かつ、リム部を形成する横型の温度の低下を抑制して、鋳造のサイクルタイムを短縮するとともに、リム部の製品欠陥を生じにくくすることができるような二輪車用ホイールの離型方法を提供する。
【解決手段】主にハブ部1a、スポーク部1b及びリム部1cの内周面を形成する上型2、下型3と、リム部1cの外周面を形成する横型4、5とからなる鋳造用金型にて二輪車用ホイールを鋳造した後、当該鋳造用金型から鋳造品1である二輪車用ホイールを離型する方法である。鋳造後に、まず上型2を上昇させて鋳造品1から分離させ、次いで横型4、5を水平方向外側に開いて同様に鋳造品1から分離させ、最後に下型3上に残った鋳造品1を下型1に設けた押出機構6によって下型1から押し出して分離させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上型、下型及び横型からなる鋳造用金型にて二輪車用ホイールを鋳造した後、当該鋳造用金型から鋳造品である二輪車用ホイールを離型する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二輪車用のホイールを鋳造によって製造する場合には、通常、図5の断面概要図に示すような上型12、下型13及び横型14、15からなる鋳造用型を使用し、この型を組み合わせることにより内部に形成されるキャビティ(製品空間)に溶湯を充填させ凝固させることによって、主要な形状を形成する。上型12と下型13とは、主に鋳造品1のハブ部1a、スポーク部1b及びリム部1cの内周面を形成するように、また、左右の横型14、15は、リム部1cの外周面(タイヤ装着面)を形成するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、通常は薄肉のリム部1cに押湯部1dが形成されている。
【0003】型内にて凝固した鋳造品(二輪車用ホイール)1を離型するにあたっては、まず、図6のように左右の横型14、15を水平方向外側に開き、次いで図7のように上型12を上昇させる。この際、鋳造品1は、製品部のみならず押湯部1dにおいても上型12と強く固着しているため、下型13上には残らず、下型13から分離されて上型12に接触保持されたまま上型12とともに上昇する。
【0004】その後、図8のように上型12に保持された鋳造品1の下方に、型の外部より取り出し板17が挿入され、最後に図9のように上型12に設けられた押出ピン16によって上型12から押し出された鋳造品1が取り出し板17上に落下して離型が完了する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−273546公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような二輪車用ホイールの離型方法では、上型12が鋳造品1とともに上昇し、鋳造品1が下型13から分離する際に、まだ高温で幾分柔らかさの残る鋳造品1が分離抵抗によって変形したり、リム部1cの押湯部1dが折損しやすいという問題があった。
【0007】また、横型14、15が最初に鋳造品1から分離して、その成形面が早期に外気に露出するため横型14、15の温度が低下しやすく、このため鋳造を繰り返し行う場合にその鋳造のサイクルタイムが長くなってしまうとともに、当該横型14、15に面する比較的肉薄のリム部1cにおいて溶湯の流動性が悪くなり、製品欠陥が生じやすいという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鋳造品が離型の際に変形したり、押湯部が折損したりすることを防止でき、かつ、リム部を形成する横型の温度の低下を抑制して、鋳造のサイクルタイムを短縮するとともに、リム部の製品欠陥を生じにくくすることができるような二輪車用ホイールの離型方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主にハブ部、スポーク部及びリム部の内周面を形成する上型、下型と、リム部の外周面を形成する横型とからなる鋳造用金型にて二輪車用ホイールを鋳造した後、当該鋳造用金型から鋳造品である二輪車用ホイールを離型する方法であって、鋳造後に、まず上型を上昇させて鋳造品から分離させ、次いで横型を水平方向外側に開いて同様に鋳造品から分離させ、最後に下型上に残った鋳造品を当該下型に設けた押出機構によって下型から押し出して分離させることを特徴とする鋳造した二輪車用ホイールの離型方法、が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、鋳造した二輪車用ホイールを離型する際の鋳造用型の分離手順を従来の手順から変更することによって、前述のような従来技術の問題を解決しようとするものである。以下、具体的な手順を図面を参照しながら説明する。
【0011】本発明の離型方法において使用される二輪車ホイール用鋳造用型は、図1に示すように、上型2、下型3及び横型4、5からなるものである。上型2と下型3とは、主に鋳造品1のハブ部1a、スポーク部1b及びリム部1cの内周面を形成するように、また、左右の横型4、5は、リム部1cの外周面(タイヤ装着面)を形成するように構成されている。
【0012】本発明の離型方法における鋳造用型の分離(型開き)手順としては、まず最初に、図2に示すように上型2を上昇させて鋳造品1から分離させる。前述の従来の離型方法においては、上型を上昇させた際に、上型とともに鋳造品も上昇していたが、本発明の離型方法では、上型2の上昇時には、まだ横型4、5が開いておらず、鋳造品1である二輪車用ホイールは、そのリム部1cを横型4、5によって押さえられているため、上型2とともに上昇することはない。
【0013】こうして上型2を上昇させた後、続いて、図3に示すように横型4、5を水平方向外側に開いて、上型2と同様に鋳造品1から分離させる。すなわち、本発明の離型方法と前述の従来の離型方法とでは、上型と横型の分離の順序が逆になることになる。
【0014】そして、最後に、下型3上に残った鋳造品1を下型3から分離させることになるが、この分離は、下型3に設けた押出機構によって鋳造品1を下型3から上方に押し出すことによって行われる。この押出機構としては、例えば図4に示すように、その一端部を下型3の底面側から押し上げることにより、他端部が下型3のキャビティ内に突き出るような押出ピン6が好適に使用できる。なお、押出ピン6により下型3の上方に押し出された鋳造品1は、例えばロボットアーム(図示せず)などによって把持され、型外に搬出される。
【0015】本発明の離型方法においては、このように、上型2を上昇させる際に、鋳造品1である二輪車用ホイールを、そのリム部1cにおいて左右の横型4、5で保持するとともに、鋳造品1と下型3との分離を、鋳造品温度が低下してより硬化が進行した離型の最終段階にて行うようにしたことにより、離型時の鋳造品1の変形を抑制することが可能となる。また、前記のとおり、上型2と鋳造品1の分離の際には、鋳造品1は横型4、5によって、その位置及び形状が保持されているため、リム部1cの押湯部1dの折損も生じにくい。
【0016】更に、前述の従来の離型方法では、横型が最初に鋳造品から分離するのに対し、本発明の離型方法では、上型2が先に鋳造品1から分離し、その後に、横型4、5が鋳造品1から分離するため、横型4、5がより長時間に渡って鋳造品1と接触し続けることになる。
【0017】このため、繰り返し鋳造を行う場合において、離型の際の横型4、5の温度低下が従来に比して抑制され、鋳造のサイクルタイムの短縮が可能となるとともに、当該横型4、5に面する比較的肉薄のリム部1cにて溶湯の流動性が向上し、製品欠陥が生じにくくなる。また、このように型温度の低下が抑制され、リム部1cの流動性が向上する結果として、押湯部1dをより小さくしたり、リム部1cをより肉薄することも可能となり、歩留まりの改善も期待できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、鋳造用型から鋳造品である二輪車用ホイールを離型する際において、鋳造品の変形や押湯部の折損を効果的に防止できるとともに、鋳造のサイクルタイムの短縮、製品欠陥の発生防止、歩留まりの改善も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る離型方法に使用される二輪車ホイール用鋳造用型の断面概要図である。
【図2】本発明に係る離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図3】本発明に係る離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図4】本発明に係る離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図5】従来の離型方法に使用される二輪車ホイール用鋳造用型の断面概要図である。
【図6】従来の離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図7】従来の離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図8】従来の離型方法の手順を示す断面概要図である。
【図9】従来の離型方法の手順を示す断面概要図である。
【符号の説明】
1…鋳造品、2…上型、3…下型、4…横型、5…横型、6…押出ピン、12…上型、13…下型、14…横型、15…横型、16…押出ピン、17…取り出し板。

Claims (1)

  1. 主にハブ部、スポーク部及びリム部の内周面を形成する上型、下型と、リム部の外周面を形成する横型とからなる鋳造用金型にて二輪車用ホイールを鋳造した後、当該鋳造用金型から鋳造品である二輪車用ホイールを離型する方法であって、
    鋳造後に、まず上型を上昇させて鋳造品から分離させ、次いで横型を水平方向外側に開いて同様に鋳造品から分離させ、最後に下型上に残った鋳造品を当該下型に設けた押出機構によって下型から押し出して分離させることを特徴とする鋳造した二輪車用ホイールの離型方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272433A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Asahi Tec Corp 自動二輪車ホイール鋳造用金型及び鋳造方法
JP2007083293A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Aisin Takaoka Ltd 可傾鋳造装置
CN103878306A (zh) * 2012-12-21 2014-06-25 南通太和机械集团有限公司 一种带浇筑孔的铸造模具
CN105057603A (zh) * 2015-08-21 2015-11-18 广东富华铸锻有限公司 解决轮毂类铸件缩松工艺
CN119819909A (zh) * 2025-03-19 2025-04-15 菅沼研磨(福州)有限公司 一种导轮模压成型用快速脱模装置及工艺

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