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JP2004356535A - 指紋センサ - Google Patents

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JP2004356535A JP2003154888A JP2003154888A JP2004356535A JP 2004356535 A JP2004356535 A JP 2004356535A JP 2003154888 A JP2003154888 A JP 2003154888A JP 2003154888 A JP2003154888 A JP 2003154888A JP 2004356535 A JP2004356535 A JP 2004356535A
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Abstract

【課題】低コストで、静電気等に強い、解像度やコントラストに優れた指紋センサを安定して提供する。
【解決手段】指紋を光学的に検出する指紋センサにおいて、複数の光電変換素子からなる光学センサ11と、光学センサ11の上方に配置され指と接触を行う部材とを有し、部材は、指の屈折率よりも高い屈折率であって、導電性を有するシリコン基板13が用いられ、且つシリコン基板13は光学センサ11とは絶縁物たる接着剤12を介して貼り合わされている。シリコン基板13は接地されている。部材は、半導体基板である。部材の表面には、汚れ防止用の薄膜が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は指紋を検出する指紋センサ、特に光学式の指紋センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の指紋センサには、プリズム等を用い指紋の山谷を画像で検出する光学式センサや、指紋の山谷とのギャップ差により生ずる静電容量の差を検出する静電容量センサ、指の電位を固定し生じた電界の強度を検出する電界強度センサ、指が接触することにより生じる温度上昇を検出する温度センサ等がある。
その中でも光学式センサは、原理が単純なため多くのバリエーションが生じている。例えばプリズムの代わりにFOP(ファイバーオプティカルプレート)を用いた指紋センサは、特許文献1等に開示されている。また光学式センサが形成されたシリコン基板の裏側から光を入射する例には、例えば赤外線を検出する裏面入射型CCD等が有り、これらは既に製品化されている。また、FOPの代わりに他の光学部材、薄板を使用する例は、例えば特許文献2に開示されている。
また指紋センサにおいては、センサを形成する半導体集積回路が指に近接して配置されているため、一般には静電気に非常に弱い。そして直接接触を行う指や人体には大量の静電気が蓄積するため、指からセンサに直接ESD(エレクトロスタティックディスチャージ)が生じないような工夫が成されているのが通常である。
【0003】
例えば、静電容量センサや電界強度センサにおいては、指の電位を取るための金属電極がセンサ最表面に形成されている。
また他のセンサにおいては、センサを前記指紋を検出する人の人体に対して直接暴露させず、センサの上方にシャッターを設け、シャッターに指を触れて静電気を除去した後に指紋センサに改めて触れる構成としている。
また光学式センサの場合には、静電気を除去するための電極として特許文献2にも記述されているように、ITO(インジウム錫酸化膜)等の透明金属薄膜を、前記指が接触する最表面に形成することも広く行われている。
【0004】
【特許文献1】
特許番号第3045629号
【特許文献2】
特開2003−6627号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光学式指紋センサには、以下に示すような問題点がある。
1)プリズムやFOP基板は高価である
2)プリズムやFOP基板はかさばる(実装大きさが大)
3)薄板を光学式センサ上に積層した場合には、解像度が劣化する
4)薄板を光学式センサ上に積層した場合には、コントラストも低下する
5)薄板を光学式センサ上に形成しただけでは静電気に弱く、またノイズ発生を防げない
6)透明電極の形成は高価であり、また半導体プロセスの制約も大きい
7)薄板の材質によっては指の油脂の付着により、光学残像が生じる
しかしながら、プリズムやFOPは元々高価な光学部品である。高精度なガラスプリズムを、例えばプラスチック等で代用する技術も存在するが、指紋センサに要求される高精度なそれを作成することは容易ではない。またFOPはグラスファイバーを束ねて作るので、FOPの板厚を薄くしても思ったほどは安価にはならない。両者はmmオーダーの大きさを有するために、例えば指紋センサを携帯用機器に実装する際には、その大きさは無視することができない。
また特許文献2に開示されている薄板型指紋センサは、本質的にはFOP型のそれと比べると、解像度やコントラストが悪化しがちである。その理由は、FOP型が指の凹凸、機械的形状を検出する接触、非接触センサであるのに対して、薄板型は透過してくる光量を画像として検出する本質的に光学的なセンサであるからである。このため前者では10近いコントラストが得られるのに対して、後者は1から10程度のコントラストしか有しないのが通常である。
またFOP型では、指紋を検出する光は厚い板厚のFOPを透過する際には大部分の光がグラスファイバー中を混合、減衰せず通過するのに対して、薄板型では光学的な工夫が無い薄板中を単に光が拡散して通過する。そのため前者では本質的には空間解像度の劣化が生じないのに対して、後者では大幅な空間解像度の劣化が生じる。
【0006】
また特許文献2には薄板の屈折率や板厚の設計指針が一部述べられているが、それらは単に2つの界面、指−エアギャップ、エアギャップ−薄板界面における光の散乱式を掛け合わせただけのものであり、理論の精度に欠けている。より具体的には、指紋の幾何学的な考察の欠如、光線追跡の不採用等である。また指紋画像のコントラストには言及しているものの、指紋検出の際に最も問題となる空間解像度には全く触れていない。また指を照明する光の質にも言及しておらず、特許文献2の中では照明光は指の中を通る拡散光として取り扱われている。
また薄板型はFOP型と比べると、板厚がより薄いため静電気や外部電界に弱い。そして薄板の材料に例えばシリコンのように高屈折率、高誘電性、高導電性材料を用いた場合には、その電気的取り扱いも問題となる。
静電気や外部電界を防ぐためにITO等の透明電極を形成することは、透明電極の形成方法が従来の半導体ICプロセスと整合性が無いために、一般に高価困難である。そのため透明金属は、従来ではどちらかというと光学センサが形成されている半導体IC側よりも薄板側に形成され勝ちであった。また静電気や外部電界の悪影響は、何も指紋画像光が入射する画素部だけでは無い。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の指紋センサは、指紋を光学的に検出する指紋センサにおいて、複数の光電変換素子からなる光学センサと、前記光学センサの上方に配置され前記指と接触を行う部材とを有し、前記部材は、指の屈折率よりも高い屈折率であって、導電性を有しており、且つ前記部材は前記光学センサとは絶縁物を介して貼り合わされていることを特徴とする。
高屈折率な物質は、以下の式
n=√(ε×μ) ・・・(1)
n:屈折率 ε:誘電率 μ:透磁率
から本質的に高誘電性物質である。従って静電気や外部電界の影響で、部材中に電荷や電気ノイズを発生し易い物質である。
【0008】
図5は、本発明の指紋センサの部材と絶縁物の部分を模式化した図である。51は指紋センサの部材と絶縁物の部分を合わせたものを示し、52(Rh)は部材のシート抵抗を表す抵抗である。また53(Rv)は絶縁物の単位面積当りの抵抗を表す抵抗である。
【0009】
また、54は指55と接触する電気的接点であり、56は指紋センサを形成する光学センサの上部と接触する接点である。抵抗52(Rh)は部材の末端で、公知のように接地電位に接続されている。
本発明では、例えば、部材には抵抗率0.1Ω−cm、厚さ100μm程度の基板が使用される。従ってRhの値は、0.1/0.01=10Ωである。また指紋を検出する領域の大きさは大略2cm×1cm程度であるから、この直方体全体の抵抗値は、10Ω×2=20Ωとなる。
それに対して、絶縁物には抵抗率1016Ω−cm、厚さ10μm程度の接着剤が用いられるから、Rvの値は1016×0.001=1013Ωと、前記Rvと比べると大変大きな値となっている。
【0010】
本発明においては部材は導電性を有し(電気抵抗を低減する工夫が成されており)、これにより部材中の任意の場所の電位は、電位が固定された外部の電位とほぼ同電位となる。このため、部材中で生じた電荷等は、速やかに電位固定された外部へと移送除去される。また絶縁体の介在により、導電性部材と光学センサとは充分電気的に分離されているため、電荷等が光学センサに対して悪影響を与えることがない。
また部材の電位を固定したことで、光学センサの電気回路との電気的リーク、ショートが懸念されるが、上述したように絶縁物の抵抗値が充分に高いために、漏れるリーク電流の値は問題とならない値に押さえ込むことができる。
また、指紋の検出に用いる光とは、指に大略垂直に入射する光である。
以下に簡単なモデルを用いて、指を照明する照明光の質が如何に重要であるかを説明する。
【0011】
図6は指紋構造に散乱光が入射した時のモデルである。
図6において、63は指紋の谷部を表す半径rの半円柱の表面である。その上方は指の内部65である。指の内部65の屈折率には、水と大略同じで有るとして値1.3を用いている。その下方は谷部のエアギャップ64であり、屈折率1.0の空気が満たされた空洞である。指紋の山部は部材62と接している。
62は厚さtを有する部材であり、その屈折率は単結晶シリコンと同じ3.448である。61は絶縁物を示す。θ1はエアギャップ64から部材62への光66の入射角(部材62の法線方向に対する入射光66の角度)、θ2は部材62での屈折角(部材62の法線方向に対する屈折光67の角度)である。tは部材62の厚さ、xは部材62の光の入射位置(半径rの半円柱の円弧の中心)と部材62の光の出射位置との距離である。
【0012】
本モデルでは問題を簡単にするため、指の内部65から円柱の表面63に垂直に、均一な照明光が入射すると仮定している(実際には前記散乱光は、前記表面に垂直な光を中心にして任意の入射角度の光を含む)。また指紋の山谷のピッチは同じ(2×r)であると仮定している。
まず指紋の山部に入射する光量Phiは、単位長さ当りの入射光密度をPiとすると、
Phi=∫Pidl ・・・(2)
dl:積分長さ
で表される。この積分範囲は(−r,+r)である。
結局山部での入射光量Phiの値は、2×Pi×rとなる。
山部で問題とするファクタは、
1)指−部材界面(内部65と部材62との界面)での界面反射
2)部材62中での減衰
である。
上記1)の指−部材界面の透過率は下記の式
Figure 2004356535
で表すことができる。この値は表1に示したように、0.795333325である。
【0013】
【表1】
Figure 2004356535
【0014】
また上記2)の部材中での透過率は下記の式
Th2=exp(−αt) ・・・(4)
で表すことができる。単結晶シリコンのλ=850nmでのαの値は、0.6dB/μm程度である。従ってt=100μmの板厚では、Th2の値は−60dB、0.001になる。
以上から、光学センサに入射する山部の光量Phは、
Ph=∫(Pi×Th1×Th2)dl ・・・(5)
となる。この値は、2×Pi×r×0.795333325×0.001であるから、表1に示したように、
2×Pi×r×0.00079533となる。
一方、谷部での入射光量Pviは、
Pvi=∫Pidl ・・・(6)
dl:積分長さ
であり、積分範囲は半円柱の表面63に沿った角度πの円弧である。
【0015】
また谷部で問題とするファクタは、
3)指−空気界面(内部65とエアギャップ64との界面)での界面反射
4)空気−部材界面(エアギャップ64と部材62との界面)での界面反射
5)部材62中での減衰
である。
上記3)の指−空気界面では、入射光は界面に対して垂直に入射する。従って透過率Tv1は、
Tv1=(2/(1+1/1・3))×(1/1.3) ・・・(7)
と表される。この値は、表1に示したように0.982986767である。
また上記4)の空気−部材界面の透過率Tv2は入射角θ1と屈折角θ2に依存し、下記のように書ける。
Figure 2004356535
ここでtsはs波の、tpはp波のそれである。
ここでは入射光は、s波とp波が半々に含まれると仮定している。
ts、tpはそれぞれ
Figure 2004356535
と表される。
【0016】
表1中ではTv2(θ1,θ2)の値は、θ1の値のπ/100毎に0からπ/2まで計算している。
上記5)の部材62中の減衰は、透過率Tv3
Tv3=exp(−αt(θ2)) ・・・(11)
で表される。ここでt(θ2)は屈折のために延長された光路長であり、
t(θ2)=t/cosθ2 ・・・(12)
である。
また(11)式と(12)式を用いて適当に変形すると、以下のように簡単化される。
Tv3=(0.001)(1/cosθ2) ・・・(13)
谷部の全体の透過率Tvを
Tv=Tv1×Tv2×Tv3 ・・・(14)
で定義すると、前記光学センサに入射する谷部の光量Pvは、
Figure 2004356535
となる。Tv1からTvの値を、表1に示す。
【0017】
本散乱モデルの傾向を図に示すと、図8から図10のようになる。
まず入射角度θ1に対する透過率Tv(図8)であるが、TvはThに比べると小さく、θ1=0の垂直入射の時が最大でThの値の86%程度である。以下順次低減してθ1=π/2の時に0となる。
これは谷部に入射する入射光では、部材に垂直に入射する光の寄与が大きいということである。但しその低減の仕方は緩やかであるため、かなりの角度の光まで谷部の画像形成に寄与している。
【0018】
次に、入射光が光学センサに入射する位置(受光位置)x(図9)であるが、入射光は垂直入射の場合には真下(x=0μm)に入射し、以下、順次谷部の中心x=0から30μmの間に入射している。これは指紋のピッチ(2r×2、400μm程度)に比べるとかなり小さな値である。
この原因は、部材の材質に高屈折率物質である単結晶シリコンを用いたことと比較的薄い板厚(t=100μm)を採用したことに有る。
いま仮に指紋のピッチを山部、谷部200μm(r=100μm)とすると、本散乱モデルでは30−70μmの間には光が入射しないことになる。(図10)それどころか谷部の中央には多くの光量が集中して受光されることになる。これは前記山部と山部の丁度中間に、偽山部、偽隆線を発生させてしまう。
【0019】
以上の結果を元に、前記散乱モデルのコントラストとMTFを議論する。
まず山部と谷部のコントラストを比較する。
山部に入射する光量は前述のようにPhであるから、2×Pi×r×0.00079533である。
ここでPi=1W/μm、r=100μmとすると、Ph=0.159066Wである。
それに対してPvは、(15)式で表される。
今ここで、前記積分値を以下の近似式で代用すると、
Figure 2004356535
この値は表1に示したように、Pv=0.175135165Wである。
ここでコントラストを山部全体が示す光量/谷部全体が示す光量と定義すると、
コントラスト=Ph/Pv ・・・(17)
となる。
【0020】
この量は本モデルでは1以下の、0.908である。即ち本散乱モデルでは、通常の実験結果が示すPv<Phという関係ではなく、Pv>Phという実験事実とは反する反対の結論が導かれる。
勿論これはモデルの精度であるが、「薄板型指紋センサは、FOPを使用したそれと比べるとコントラストが悪い」という事実を証明するそれでもある。現に我々は類似の系の試作評価結果で、コントラスト1.3という値を得ている。
次にMTFであるが、本散乱モデルでは谷の中心によって生じる指紋ピッチと同じピッチのλ=400μm(谷部中心間距離)の偽信号と、谷部の境界に存在する2つの暗部(図10)に起因するλ=130μm(同一の谷の暗部間距離)とλ=270μm(隣り合う谷の暗部間距離)との偽信号を発生させる。
前者は指紋ピッチと位相の異なる偽信号であり、また後者はより高周波の偽信号であり、前記指紋画像の画質を悪化させる。即ち、本散乱光を用いた薄板型指紋センサのMTF特性は不満足である。
【0021】
次に、図7は指紋/指構造に垂直光が入射した時のモデルである。指紋構造や部材の構造は、図6に示した散乱光モデルと同一である。
図7において、73は指紋の谷部を表す半径rの半円柱の表面である。その上方は指の内部75である。指の内部75の屈折率には、水と大略同じで有るとして値1.3を用いている。その下方は谷部のエアギャップ74であり、屈折率1.0の空気が満たされた空洞である。指紋の山部は部材72と接している。
72は厚さtを有する部材であり、その屈折率は単結晶シリコンと同じ3.448である。71は絶縁物、78は指の上方の空間(空気)を示す。θ1は部材72の法線方向と光入射部での表面73の法線方向とのなす角度、θ2は指の内部75からエアギャップ74への光の入射角(光入射部での表面73の法線方向に対する入射光76の角度)、θ3はエアギャップ74での屈折角(表面73の法線方向に対する屈折光の角度)、θ4はエアギャップ74から部材72への光の入射角(部材72の法線方向に対する入射光の角度)、θ5は部材72での屈折角(部材72の法線方向に対する屈折光77の角度)である。tは部材72の厚さ、xは半径rの半円柱の円弧の中心と部材72の光の出射位置との距離、yは半径rの半円柱の円弧の中心と表面73への光の入射位置との距離である。
本モデルでは指の内部75から円柱の表面63に、部材72の法線方向と平行に、均一な照明光が入射するとしている。
【0022】
まず山部に入射する入射光であるが、これはすでに図6を用いて説明した散乱光モデルと同一である。
次に谷部であるが、考慮するファクタは、
3′)指−空気界面(内部75とエアギャップ74との界面)での反射
4′)空気−部材界面(エアギャップ74と部材72との界面)での反射
5′)部材72内部での減衰
である。
上記3′)の指−空気界面では、透過率Tv1は、
Figure 2004356535
上記4′)の空気−部材界面では、透過率Tv2は、
Figure 2004356535
上記5′)の部材62中の減衰では、透過率Tv3は、
Tv3=(0.001)(1/cosθ5) ・・・(20)
で表される。
これらの計算結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
Figure 2004356535
【0024】
また図11から図13に、これらの結果をグラフ化して示す。
まず入射位置y−透過率Tのグラフ(図11)であるが、Tv(y=0μm)の値は、散乱光モデルと同一の値である。(Thの値の86%程度)またTvはy=0μmからほぼ一定の値を保ち、80μm近傍でストンと落ちている。これ以上では入射光は指−空気界面で全反射を行うため、光学センサの受光面には到達しない。
【0025】
図12は入射位置yと受光位置xとの対応を表している。これから両者にはほぼ線形の対応が有るものの、谷部の境界付近では受光光は谷部を越えて山部の受光部で検出されることが分かる。その最大の大きさは40μm程度(オフセット、x−yは60μm程度)である。
【0026】
また図13は受光位置xに対応する透過率Tであるが、全体になだらか、一定であり、散乱光モデルのように急激なTの変化は観察されていない。
図の0から100μmは谷部を表すデータ(測定量)であり、100μmを越える部分は逆の山部を表すデータである。従って谷部のカーブの100μmから140μmの透過率Tvは、Thに寄与する部分である。前記0.00065から0.0004に相当する光量は、前記Thの0から40μmの光量を持ち上げる働きを示し、両者のエッジを強調する働きを示す。
【0027】
以上の結果から、同様にコントラストとMTFを議論する。
まずコントラスト、Ph/Pvであるが、これは表2から0.159066/0.101550271=1.57という値が得られている。
この値は前記散乱光モデルよりも高コントラストであり、垂直入射の照明光を採用するとコントラストが向上することを示している。また現実に我々の試作評価結果においても、「直進性の高い遠距離に有る照明光源を用いた方がコントラストが向上する」という実験結果が得られている。
【0028】
またMTFであるが、図13に示したグラフが物語るように、散乱光モデルで見られたような不連続な画像特性(図9)は見られない。また前述の100から140μmにかけてのTvの漏れこみも前記MTFを悪化させるが、幸いなことにピッチがλ=240μm(同一谷部の両側の距離)とλ=160μm(隣接する谷部間の距離)と指紋ピッチに近いことと、エッジ強調の働きを有していることである。従ってこれによるMTFの悪化は致命的ではない。
【0029】
以上説明したように、コントラスト、MTF向上のためには、照明に用いる光は散乱光よりも垂直入射光であることが望ましい。
また指紋の検出に用いる光は、指に入射する外光であることが望ましい。これにより、指を例えばLED等で側面から照明した例よりもより垂直に入射する照明光を期待することができる。
【0030】
また部材は、半導体基板であることが望ましい。半導体基板は本質的に誘電体基板であり、高い屈折率を期待することができる。また高純度であり、化学的な安定性や機械的な強度も期待することができる。半導体基板は、特にシリコン基板であることが望ましい。シリコン基板の屈折率は前述のように3.448とかなり高く、理想的である。
【0031】
また部材の表面には、汚れ防止用の薄膜が形成されていることが望ましい。これにより部材表面に残留する残留指紋の影響を最小にすることができる。汚れ防止用の薄膜は、シリコン系の化合物やセラミック等を用いることができる。これにより充分な硬度と安定性を得ることができる。また半導体プロセス技術の援用も容易である。
【0032】
また光学センサは、外部電界、静電気等によって部材に誘起される電荷から前記センサを保護するために、その内部にシールドプレートが設けられていることが望ましい。これにより前記電荷等の影響をより小さくすることができる。
また部材に導電性を持たせるには、部材に低抵抗基板を用いることが挙げられる。
【0033】
また低抵抗基板の抵抗率は、0.1Ω−cm以下であることが望ましく、これにより前述の通り低抵抗な電気的導通が確保される。
また部材の電気抵抗を低減する工夫には、部材の表面が光学的に透明でない金属薄膜であることが挙げられる。金属薄膜の厚さは、指紋を検出する光の波長のλ/10以下であることが望ましい。これにより金属薄膜を前記検出する光が部分的に透過可能となり、指紋/光学センサが実現される。
また部材の電気抵抗を低減する工夫には、部材の表面に高濃度不純物拡散層を設けることが挙げられる。これにより部材の電気抵抗を低減することができる。
また部材の電気抵抗を低減する工夫には、部材の表面にパターニングされた金属薄膜を形成することがあげられ、その上方には汚れ防止用の薄膜が形成されていることが望ましい。これにより、前記電気抵抗低減と指の油脂による汚れ、残留指紋を防止することができる。
【0034】
また部材は、半導体プロセス技術を利用して形成されていることが望ましい。これにより前記薄膜の蒸着やパターニングを安定して安価に製造可能である。
また絶縁物は、半導体プロセスで形成されていないことが望ましい。塗布法、スピンオン法、印刷等により比較的厚膜な絶縁物を形成可能である。
絶縁物は、単位面積当りの抵抗値が1012Ω以上であることが望ましい。これにより前記光学センサ動作にとって有害である前記絶縁物を貫通するリーク電流を、pA台に押さえ込むことができる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
[第一実施例]
図1に本発明の第一実施例である、指紋検出センサの概略断面図を示す。図1において、11は大きさ2cm×1cmの単結晶シリコン基板上に形成された光学センサである。光学センサは2次元アレー状に配列された大きさ30μm角の単位画素を、600×300=180000個有している。
12は抵抗率1016Ω−cm、厚さ10μmの半導体グレードの接着剤であり、接着剤12により、基板11に、p型、抵抗率0.01Ω−cm、厚さ100μmの単結晶シリコンからなる薄板13を貼り合わせている。
貼り合わされた薄板13は、指紋センサの末端でアース電位に接地されている。また薄板13の表面には、指紋等による汚れを防止するための厚さ2000Åのシリコン窒化膜14が形成されている。15は指紋を検出するための指であり、シリコン窒化膜14上に載せられる。
【0036】
本指紋センサの分光感度を図14に示す。図から分かるように、本センサでは波長1030nmの赤外光に感度のピークを有し、波長800nmから1200nmの赤外光に感度を有している。このグラフの左側の感度低下は薄板13を赤外光が透過しないために生じ、右側のそれは光学センサ11の光電変換特性が低下するために生じている。
【0037】
本実施例の指紋検出のための照明光16には、例えば大略垂直光からなる外光を使用する。外光には主に太陽からの屋外光と、蛍光灯等の照明からの室内光等がある。太陽光のスペクトルはブロードであり連続であるが、図14に示したように本実施例の指紋検出センサにおいてはバンドパスフィルタのような狭い分光感度しか有していないため、実質は波長800nmから1200nmの光を照明したことに等しい。また後者の蛍光灯の光質は、主に可視光領域に存在する離散スペクトルである。
【0038】
本実施例の指紋センサの、室内光での指紋撮像例を図15に示す。
図15から分かるように画像は指紋の山谷だけでなく汗腺の穴までをも撮像出来ており、空間解像度的は充分である。また山部(明部)と谷部(暗部)の明るさの比は1.5程度であり、これも前述したモデルで説明可能なコントラスト値となっている。
【0039】
本発明に用いる薄板の材質はp型単結晶シリコン基板以外に、n型、i型、その他の高誘電性物質のいずれかで良い。特に半導体基板は本質的に高誘電率であるので好適である。Geやダイヤモンド等は人体に悪影響を与えず好適に用いることができる。
【0040】
また汚れ防止用の薄膜は、前記シリコン窒化膜以外にシリコン酸化膜等のシリコン系のガラス、セラミック等が適当である。
これらは半導体基板上に公知の半導体プロセス技術を援用することにより、簡単安価に製造可能である。
また指紋の照明に用いる光は、室内光のように大略垂直光であれば良く、例えば専用の赤外光源を用意しても良い。その場合には、赤外光を発する赤外LEDを筒状の反射容器の奥底に埋め込んで使用するのが、指紋のMTFとコントラストを上げるうえで望ましい。
【0041】
[第二実施例]
図2に本発明の第二実施例である、指紋検出センサの概略断面図を示す。
21は光学センサ、22は接着剤、23は抵抗率100Ω−cmの単結晶シリコン基板、24は厚さ50Åの金の薄膜である。光学センサ21、接着剤22は第一実施例と同様のものを用いることができる。
薄膜24の膜厚は指紋を検出するための照明光の波長1030Åの1/20以下であり、充分に前記照明光を透過する。また薄膜24のシート抵抗は5Ω程度であるので、指紋センサは充分に低い値で接地可能である。
本実施例によれば、薄板24の抵抗率が多少高めであっても、指紋センサに用いることができる。本実施例に用いる薄膜の材質は、低抵抗でありまた化学的にも安定な銀、銅等の貴金属が好適である。またチタンやタングステン等の高融点金属もその候補である。
【0042】
[第三実施例]
図3に本発明の第三実施例である、指紋検出センサの概略断面図を示す。
31は光学センサ、32は接着剤、33は単結晶シリコン基板であり、その表面近傍には公知の半導体プロセス技術によって深さ1μmのAlからなるp型不純物拡散層36が形成されている。
また拡散層36は、センサの末端で電気的に接地されている。拡散層36の上方には、同様に半導体プロセス技術によって厚さ1μmのシリコン酸化膜34が形成されている。酸化膜34は同様に、指による前記センサの汚れを防止する。
本実施例によれば、電気的に低抵抗な不純物拡散層36によって薄板33の導電性を向上可能である。
拡散層を形成する不純物は、ドーパントである3価(B,Al,Ga)や5価(P,As)の原子、あるいは導電性の金属原子等でよい。
【0043】
[第四実施例]
図4に本発明の第四実施例である、指紋検出センサの概略断面図を示す。
41は光学センサが形成された半導体基板であり、47はそのセンサを形成する大きさ50μm角の単位画素である。42は基板41と高屈折率を有する厚さ150μmの薄板43とを接着するための接着剤である。43は屈折率4.092の、半導体ゲルマニウム基板である。
46は薄板43上に公知の半導体プロセス技術によって積層、パターニングされた、厚さ1000Åのアルミ膜である。またアルミ膜46のパターンは、開口大きさ40μm角、開口ピッチ50μmである。
アルミ膜46のパターンと光学センサの画素47との位置は対応するように、接着は行われる。その結果、アルミ膜46の開口から入射する指紋画像光は、画素47へと無駄なく導かれるようになっている。
44は前記アルミ膜46上に形成された、汚れ防止のためとアルミ膜パターンの指の摩擦による磨耗を防ぐための、シリコン窒化膜からなる厚さ2000Åのオーバーコートである。
【0044】
本実施例によれば薄板43の抵抗を、ITO等の透明金属を用いずに下げることが可能である。
パターニングされた薄膜に要求される品質は、例えば良好な密度と接着性である。
薄膜化することによって密度が低下するような疎な膜は、指の摩擦に耐えることが出来ない。また下地やオーバーコートとの接着性が悪い場合には、パターンは容易に剥離変形を生じ、指紋画像の品質の低下を生じさせてしまう。
このような特性を満足する膜としては、アルミ以外にタングステンやモリブデン等の高融点金属が挙げられる。
【0045】
また本実施例においては、他の実施例とは異なり、全面に低抵抗な導体層が設けられていない。その為静電気には問題が無くとも、入射する電界、電磁波に対しては万全ではない。
従って前述したパターニングされた導体以外に、光学センサ内部に電気的なシールド、シールドプレートを設けることも有効である。
シールドプレートは、前記指紋画像光が入射する画素部だけでなく、その周辺の電気回路部(周辺回路部)にも設けることが望ましい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、低コストで、静電気等に強い、解像度やコントラストに優れた指紋センサを安定して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例である、指紋検出センサの概略断面図である。
【図2】本発明の第二実施例である、指紋検出センサの概略断面図である。
【図3】本発明の第三実施例である、指紋検出センサの概略断面図である。
【図4】本発明の第四実施例である、指紋検出センサの概略断面図である。
【図5】本発明の指紋センサの部材と絶縁物の部分を模式化した図である。
【図6】指紋構造に散乱光が入射した時のモデルである。
【図7】指紋/指構造に垂直光が入射した時のモデルである。
【図8】散乱モデルの入射角−透過率特性を示す図である。
【図9】散乱モデルの谷部入射光の入射角と光学センサに入射する位置との関係を示す図である。
【図10】散乱モデルの受光位置と透過率との関係を示す図である。
【図11】垂直入射モデルの入射位置と透過率との関係を示す図である。
【図12】入射位置yと受光位置xとの対応を表す図である。
【図13】垂直入射モデルの受光位置と透過率との関係を示す図である。
【図14】指紋センサの分光感度を示す図である。
【図15】本実施例の指紋センサの、室内光での指紋撮像例を示す図である。
【符号の説明】
11、21、31、41 基板
12、22、32、42 接着剤
13、23、33、43 薄板
14、24、34、44 薄膜
15、25、35、45 指
16 照明光
36 拡散層
46 パターン
51 薄板
52 抵抗
53 抵抗
54 指側端子
55 指
56 光学センサ側端子
57 接地
61、71 光学センサ
62、72 薄板
63、73 界面
64、74 空洞
65、75 指の内部
66、76 入射光
67、77 屈折光

Claims (18)

  1. 指紋を光学的に検出する指紋センサにおいて、
    複数の光電変換素子からなる光学センサと、前記光学センサの上方に配置され前記指と接触を行う部材とを有し、
    前記部材は、指の屈折率よりも高い屈折率であって、導電性を有しており、且つ前記部材は前記光学センサとは絶縁物を介して貼り合わされていることを特徴とする指紋センサ。
  2. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記指紋の検出に用いる光は、前記指に大略垂直に入射する光であることを特徴とする指紋センサ。
  3. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記指紋の検出に用いる光は、前記指に入射する外光であることを特徴とする指紋センサ。
  4. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記部材は、半導体基板であることを特徴とする指紋センサ。
  5. 請求項4に記載の指紋センサにおいて、前記半導体基板は、シリコン基板であることを特徴とする指紋センサ。
  6. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記部材の表面には、汚れ防止用の薄膜が形成されていることを特徴とする指紋センサ。
  7. 請求項6に記載の指紋センサにおいて、前記汚れ防止用の薄膜は、シリコン系の化合物やセラミックであることを特徴とする指紋センサ。
  8. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記光学センサは、外部電界、静電気等によって前記部材に誘起される電荷から前記光学センサを保護するために、その内部にシールドプレートが設けられていることを特徴とする指紋センサ。
  9. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記部材として低抵抗基板を用いることであることを特徴とする指紋センサ。
  10. 請求項9に記載の指紋センサにおいて、前記低抵抗基板の抵抗率は、0.1Ω−cm以下であることを特徴とする指紋センサ。
  11. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記部材はその表面に光学的に透明でない金属薄膜を有することを特徴とする指紋センサ。
  12. 請求項11に記載の指紋センサにおいて、前記金属薄膜の厚さは、前記指紋を検出する光の波長のλ/10以下であることを特徴とする指紋センサ。
  13. 請求項4又は5に記載の指紋センサにおいて、前記部材はその表面に高濃度不純物拡散層を有することを特徴とする指紋センサ。
  14. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記部材はその表面にパターニングされた金属薄膜を有し、前記部材の上方には汚れ防止用の薄膜が形成されていることを特徴とする指紋センサ。
  15. 請求項14に記載の指紋センサにおいて、前記部材は、半導体プロセス技術を利用して形成されていることを特徴とする指紋センサ。
  16. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記絶縁膜は塗布、スピンオン、印刷等で形成されていることを特徴とする指紋センサ。
  17. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記絶縁物は、単位面積当りの抵抗値が1012Ω以上であることを特徴とする指紋センサ。
  18. 請求項1に記載の指紋センサにおいて、前記絶縁物は接着剤であることを特徴とする指紋センサ。
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