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JP2004355740A - 磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置 - Google Patents

磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置 Download PDF

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JP2004355740A JP2003153388A JP2003153388A JP2004355740A JP 2004355740 A JP2004355740 A JP 2004355740A JP 2003153388 A JP2003153388 A JP 2003153388A JP 2003153388 A JP2003153388 A JP 2003153388A JP 2004355740 A JP2004355740 A JP 2004355740A
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Abstract

【課題】ヘッド本体部を一体化したスライダーのパッド、シールド間の電気抵抗値を測定することで、スメア発生有無を磁気ヘッド組立前に検出可能とし、ひいては歩留まり向上を図る。
【解決手段】ヘッド本体部を一体化したスライダーSLのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を、前記スライダーSLが複数個連なったスライダー・バー1の状態にて行って、スメアの発生を検出する。前記電気抵抗測定には、前記パッドに接触するプローブ61の組を1組又は複数組有するプローブカード60を用いる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ヘッド(HDD用薄膜磁気ヘッド等)の生産工程における、スライダー不良の一因としてのスメアの検出に関し、とくにヘッド本体部を一体化したスライダーを個片に切断する前のバー形状の段階でスメアの存在の有無を検出可能とした磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のHDD用薄膜磁気ヘッドを構成するスライダーの1例(5パッドスライダーの例)を図8、他の例(4パッドスライダーの例)を図9で説明する。図8(A)及び図9(A)はヘッド本体部10を一体化したスライダーSLを個片に切断する前のバー形状の段階を示し、ここでは便宜的にスライダー・バー1と呼ぶ。
【0003】
図8(A)はパッド(導電体面)が5個ある5パッドスライダーの概略図であり、同図(B)はヘッド本体部10の拡大したモデル図である。各スライダーSLは導電体部21(例えば、AlTiC:Al−TiC)に絶縁体部22を貼り合わせた(一体化した)ものであり、それらの底面がABS面(ヘッド面)を成す。ABS面に露出するように図8(B)のヘッド本体部10が絶縁体部22に設けられている。つまり、ヘッド本体部10にはインダクティブ(書き込みヘッド部)11と磁気感知素子としてのMR素子(読み込みヘッド部)12とがABS面に露出するように埋め込まれており、MR素子12及びその両端に付設された電極13a,13bは周囲を絶縁体部22で囲まれた上で導電体であるシールド14a,14bで挟まれている。
【0004】
図8(A)の5パッドスライダーでは、前記ABS面に垂直なスライダーSLの背面にはR+パッド、R−パッド、Sパッド、W+パッド、W−パッドの5個のパッドが設けられている。そして、MR素子12の一方の電極13aはABS面に垂直なスライダー背面のR+パッドに、他方の電極13bはスライダー背面のR−パッドにそれぞれ接続されている。また、シールド14a,14bはSパッドに接続されている。インダクティブ11はW+パッド、W−パッドに接続されている。
【0005】
また、図9(A)の4パッドスライダーでは前記ABS面に垂直なスライダーSLの背面にはR+パッド、R−パッド、W+パッド、W−パッドの4個のパッドが設けられているが、Sパッドは無い。このため、シールド14a,14bはAlTiC等からなる導電体部21に接続されている。その他の構成は図8と同様であるので、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0006】
ところで、HDD用薄膜磁気ヘッドの製造過程において、スライダー・バー1の状態にてABS面(ヘッド面)を研磨加工する際に、シールド部分にだれ(スメア)が発生し、シールド14a,14bと電極13a,13bとがショート若しくは絶縁不良を起こす場合がある(図8(B)にスメアを模式的に示す)。スメアにより磁気ヘッドのノイズが大きくなる等の特性上の不良が起こるため、スメアの発生したスライダーは使用しない。すなわち不良品となる。
【0007】
以下の表1は5パッドスライダーの場合と、4パッドスライダーの場合について、R+パッド、R−パッド、Sパッド間、又はR+パッド、R−パッド、導電体部21間の抵抗標準値及びスメア発生時の抵抗値を示す。
【0008】
【表1】
Figure 2004355740
【0009】
従来のHDD用薄膜磁気ヘッドに関する公知技術において、スメアに言及しているものとして、下記特許文献1,2がある。但し、いずれもスメアの発生しにくいヘッドの構造についてのものであり、スメアの検出方法についての発明ではない。
【0010】
【特許文献1】特開2000−182219号公報
【特許文献2】特許第3272329号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、生産工程中でスメアの検出を行っていなかった。従って、スメアによる不良は製品ができて特性を検査するまで分からなかった。このため不良品を途中で除外することができず、良品組立パーツの廃棄等の余分なコストがかかっていた。
【0012】
本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、ヘッド本体部を一体化したスライダーのパッド、シールド間の電気抵抗値を測定することで、スメア発生有無を磁気ヘッド組立前に検出可能とし、ひいては歩留まり向上を図った磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置を提供することにある。
【0013】
本発明の第2の目的は、スライダーがバー形状に連なったスライダー・バーの状態にて前記電気抵抗値を測定することで、スメア発生有無の検出を効率的に実行可能とした磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置を提供することを目的とする。
【0014】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、ヘッド本体部を一体化したスライダーのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を測定することにより、スメアの発生を検出することを特徴としている。
【0016】
本願請求項2の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項1において、前記スライダーが複数個連なったスライダー・バーの状態にて前記電気抵抗値の測定を行うことを特徴としている。
【0017】
本願請求項3の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項2において、前記パッドに接触するプローブの組を一組或いは複数組有するプローブカードを用いて、前記スライダー・バーにおける一つのスライダーに対して或いは複数のスライダーに対し一括して前記電気抵抗値の測定を行うことを特徴としている。
【0018】
本願請求項4の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項2又は3において、前記パッドに接触するプローブを3本1組として用いて前記電気抵抗値の測定を行い、前記3本のプローブの配置は、5個のパッドを有するスライダーに対しては、前記5個のパッドのうちの3個にそれぞれ接触し、4個のパッドを有するスライダーに対しては、前記4個のパッドのうちの2個に2本のプローブがそれぞれ接触するようにして、5個のパッドを有するスライダーと4個のパッドを有するスライダーとに前記プローブの配置を共用することを特徴としている。
【0019】
本願請求項5の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項2,3又は4において、前記スライダー・バーにおける各スライダーのパッド位置の基準点に対する座標データを記憶しておき、該座標データに基づきプローブを前記パッドに接触させることを特徴としている。
【0020】
本願請求項6の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項3,4又は5において、前記プローブの前記パッドへの接触時及び離脱時には前記プローブはゼロ電位、ゼロ電流に制御されることを特徴としている。
【0021】
本願請求項7の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法は、請求項1,2,3,4,5又は6において、前記ヘッド本体部における磁気感知素子の両端の電極にそれぞれ接続するパッドと、シールドに接続するパッド又は導電体部との3点間の電気抵抗を抵抗測定回路で測定する場合に、測定対象抵抗(R)に電圧源より所定直流電圧値を印加するとともに、第1の非測定抵抗(R)及び第2の非測定抵抗(R)の接続点と前記測定対象抵抗(R)の一端の電位差を微小値に維持し、かつ前記測定対象抵抗以外に流れる電流(IERR)が少なくなるように前記電圧源の直流電圧値の極性を切り替えることを特徴としている。
【0022】
本願請求項8の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出装置は、ヘッド本体部を一体化したスライダーが複数個連なったスライダー・バーを載置するステージと、前記スライダー・バーを位置決めする位置決め手段と、前記スライダーのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を測定する抵抗測定回路とを備えたことを特徴としている。
【0023】
本願請求項9の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出装置は、請求項8において、前記パッドに接触するプローブの組を複数組有するプローブカードを備え、前記スライダー・バーにおける複数のスライダーに対して一括して前記電気抵抗値の測定を行うことを特徴としている。
【0024】
本願請求項10の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出装置は、請求項8又は9において、前記パッドに接触するプローブは3本1組で構成され、前記3本のプローブの配置は、5個のパッドを有するスライダーに対しては、前記5個のパッドのうちの3個にそれぞれ接触し、4個のパッドを有するスライダーに対しては、前記4個のパッドのうちの2個に2本のプローブがそれぞれ接触するようになっていることを特徴としている。
【0025】
本願請求項11の発明に係る磁気ヘッドのスメア検出装置は、請求項8,9又は10において、前記ステージは前記シールドに接続した導電体部に接触して電気的に導通する部材を有していることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0027】
図1は本発明の実施の形態であって検査装置構成の概略平面図、図2は測定フロー図、図3はスライダー・バー(スライダーを個片に切断する前のバー形状のもの)のキャリアに対する配置を示す平面図、図4及び図5はスライダーのパッドに対するプローブの配置を示す斜視図及び平面図、図6は5パッドスライダーの場合の抵抗測定原理を示す回路図、図7は抵抗測定回路の回路図である。
【0028】
図1において、スライダー・バー1を複数本平行配置したキャリア40が基台30上に位置決め載置され、また測定対象となる1本のスライダー・バーを搬送するための搬送ステージ50が基台30に対して直線的に往復運動可能に設けられている。搬送ステージ50に沿って位置決めステーションST1及び測定ステーションST2が設けられており、位置決めステーションST1には搬送ステージ50に対するスライダー・バー1の位置を規定する位置決め爪51が設けられている。また、測定ステーションST2にはプローブ群を4組備えるプローブカード60がスライダーのパッドに接触可能に設けられている。図示は省略したが、ピック・アンド・プレース機構がスライダー・バー1をキャリア40と搬送ステージ50間で移載するために設けられている。各プローブは図7のところで後述する抵抗測定回路に接続されている。
【0029】
ここで検査対象とするスライダーの形状は、下記表2のように、30%スライダーと20%スライダーの2種類である。
【0030】
【表2】
Figure 2004355740
【0031】
図3に示すように、キャリア40はスライダー・バー1を30個収納可能であるが、装置側のピック・アンド・プレース機構との関係で29個収納して使用する。キャリア40の外形は各種スライダー・バーについて共通である。また、スライダー・バー1の収納姿勢は各スライダーSLのパッドが上向きになるように設定する。
【0032】
30%スライダーでは、5パッドと4パッドの2種類のパッドパターンがある。20%スライダーでは5パッドの形状のみであり、構成は30%スライダーに準ずる。
【0033】
図4(A)に示す5パッドスライダーSLでは、図8で説明したように、W+,W−,R+,R−,Sの5種類のパッドがあるが、そのうちスメアの検出にはR+,R−,Sの3種類のパッドを用いる。磁気感知素子としてのMR素子12の一方の電極13aはR+パッドに、他方の電極13bはR−パッドにそれぞれ導通し、シールド14a,14bはSパッドに導通している。前記表1に示したように、スメア(シールド部分のだれ)の発生はR+又はR−パッドとSパッド間の電気抵抗値を1kΩ以下に低下させるので、その抵抗値の低下を測定検出すればよい。
【0034】
プローブカード60は、4個のスライダーSLを一括して(同時に)測定できるように、4組のプローブ群を基板62にスライダーのピッチで配列し、取り付けてあるが、各群の3本のプローブ61はR+,R−,Sの3種類のパッドにそれぞれ接触自在に設けられている。なお、原理上はプローブカードは、少なくとも1個のスライダーSLを測定できるように、少なくとも1組のプローブ群を具備すればよい。
【0035】
図4(B)に示す4パッドスライダーSLでは、図9で説明したように、W+,W−,R+,R−の4種類のパッドがあるが、そのうちスメアの検出にはR+,R−の2種類のパッドとシールドに接続したAlTiC等の導電体部21を用いる。前記表1に示したように、スメアの発生はR+又はR−パッドと導電体部21間の電気抵抗値を1kΩ以下に低下させるので、その抵抗値の低下を測定検出すればよい。この場合、図4(A)で用いたプローブカード60を兼用する。すなわち、各群の3本のプローブ61のうちの2本はR+,R−の2種類のパッドに接触し、他の1本はパッドの無い部分に接触するが、この部分は電気的に絶縁されているので問題はない。4パッドのとき、Sパッドは無いが、その代わりにスライダー・バー1は導電体部21に電気的に接触するバー載せ台65(導電体部21に接触して電気的に導通する部材として機能)上に載置されており、バー載せ台65から導電体部21への導通をとる(各スライダーに対して一括)。なお、バー載せ台65は図1の搬送ステージ50上に固定されている。その他の構成は図8、図9と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
なお、プローブの形状は、30%スライダー用と20%スライダー用では、スライダーの大きさが違うので異なり、プローブカードの兼用はできない。
【0037】
スライダーSLは各種類について、図5に示すように、それぞれ勝手違いのAチャンネルタイプとBチャンネルタイプがある。図5(A)は30%スライダーのAチャンネルタイプ、(B)は30%スライダーのBチャンネルタイプ、(C)は20%スライダーのAチャンネルタイプ、(D)は20%スライダーのBチャンネルタイプである。
【0038】
ここで、30%スライダーの場合、R+、R−、S各パッドの位置関係はA、B両チャンネルタイプで同じなので、プローブはSパッドを中心に位置合わせすると兼用できる。また、20%スライダーの場合、R+、R−、S各パッドの位置関係はA、B両チャンネルタイプで違っているので、プローブの形状は兼用化を考慮して、両タイプのR+、R−、S各パッドに接触できる形状にし、その位置に合わせる。
【0039】
図1を用いてスライダー・バー1の測定動作を説明する。
【0040】
キャリア40には予め人手で測定対象物であるスライダー・バー1がセットされており、そのキャリア40からピック・アンド・プレース機構によりスライダー・バー1を1個搬送ステージ50に受け渡す。搬送ステージ50はまず位置決めステーションST1へ移動し、スライダー・バー1は位置決め爪51により位置決めされる。その後、搬送ステージ50は測定ステーションST2へ移動する。
【0041】
測定ステーションST2では、プローブカード60に設けられた4組のプローブ群(各群は3本のプローブ61からなる)を上下動作させ、4個のスライダーSLを1動作で(一括で)抵抗測定する。そして、搬送ステージ50は4個のスライダー分ずつピッチ送りし、1個のスライダー・バー1の全てのスライダーについての抵抗測定を行う。
【0042】
抵抗測定の終了したスライダー・バー1についてピック・アンド・プレース機構により搬送ステージ50からキャリア40に戻す。
【0043】
前記抵抗測定において、5パッドスライダー、4パッドスライダーそれぞれ各測定点間の抵抗値は、標準的には前記表1の値となる。
【0044】
このうちスメアの検出に用いるのは、5パッドのスライダーではR+パッド〜Sパッド間、R−パッド〜Sパッド間の抵抗値で、4パッドのスライダーではR+パッド〜導電体部21間、R−パッド〜導電体部21間の抵抗値である。スメアの発生がある場合、スメアの程度により抵抗値が数Ω〜1kΩ程度の値を示す。このため1kΩ(あるいはこれより小さい値)を閾値として、測定した抵抗値がこれより小さい場合にはスメアが発生していると判断する。また、R+パッド〜R−パッド間の抵抗値は固定値を示す。この値が異常値を示した場合はスライダーの不良、又はプローブの接触状態の不良が考えられる。この異常が連続して発生する場合は、プローブの接触が不完全である可能性があるので、検査装置の点検の目安となる。
【0045】
前記表1から判るように、5パッドスライダーではスメアなしとスメアありのときの抵抗値の差が大きいが、4パッドスライダーではスメアなしとスメアありのときの抵抗値の差が小さいため(表1のようにスメアなし時1.25kΩ、スメアあり時1kΩ以下)、パッド間の抵抗測定は高精度で行う必要がある。このため、図6のように、1つのスライダーにつき3つのパッドR+,R−,S間の抵抗を測定する場合、例えばSパッド〜R+パッド間の抵抗rを測定するときには、Sパッド〜R+パッド間に電圧をかけてrを流れる電流を測定し、rの抵抗値を求める。このとき電流がr、r側にも流れると、正確な抵抗値が求められないので、Sパッド〜R−パッド間、及びR−パッド〜R+パッド間の電位差が0になるようにコントロールする。このような処理を順次行い、r、r、rを測定する。
【0046】
図6を見て判るとおり、被測定物はネットワーク抵抗測定となっており、rを4点測定(SパッドとR+パッドの2点にプローブが接触し、ソース、電圧計の線2本が各プローブに接続されるため4点測定という)するのでは、rの測定結果はr,rの合成抵抗となり、正確な値を得ることができない。そこで、図6のR−パッドにもプローブを接触させて(ソース、電圧計の線2本を各プローブに接続させ)6点測定とすることにより、r、rへ電流を流さない(電位差をゼロに近似する)ことで、抵抗値rの値を正確に求めることができる。
【0047】
図7に6点測定(3箇所のプローブについてソース、電圧計の線2本が接続するので6点測定という)の具体的な抵抗測定回路の構成を示す。ここでは、測定対象抵抗Rに電圧源より所定直流電圧値10mVを印加するとともに、第1の非測定抵抗R及び第2の非測定抵抗Rの接続点と測定対象抵抗Rの一端の電位差を高増幅度の演算増幅器OP1を用いて微小値(150μV)に維持するようにしている。
【0048】
図7(A)の回路で電源電圧V、電源電流I、抵抗Rに流れる電流I、抵抗Rに流れる電流IERRとすると、
= I+IERR
ERR = 150μV/R
= V/R
測定値 R=V/I = R/[{1+(150μV/V)×(R/R)}]…(1)
ここで、誤差を示す項は(150μV/V)×(R/R)である。この(1)式において、R>>Rならば誤差は大きくなる。仮にRがMR素子(50Ω)であるとRの測定誤差は大きくなることが判る。
【0049】
前述のように、MR素子の抵抗値(R+パッド〜R−パッド間)は約50Ωであるのに対し、スメアの検出に関しては前述の表1の通り、測定する抵抗値のオーダーが10〜10〜∞となる。この場合、図7(A)の6点測定においても大幅な測定値の誤差が現れ、条件によっては閾値(表1よりみて1kΩ以下)を設けることができなくなる可能性がある。
【0050】
このような場合、図7(B)のように、抵抗Rに対する電源電圧Vの極性を反転することにより、測定誤差を低減できる。つまり、
= I+IERR
ERR = 150μV/R
= V/R
測定値 R=V/I = R/[{1+(150μV/V)×(R/R)}]…(2)
150μV/V =(0.15/10)×10−3 =1.5×10−5
このとき、R≒R であり、誤差は小さくなる。このように、前記測定対象抵抗以外に流れる電流IERRが少なくなるように前記電圧源の直流電圧値の極性を切り替えることで図7の回路の測定精度を上げることができる。
【0051】
なお、図7において、図示の状態では測定対象抵抗はRであるが、スキャンによりR,Rが順次測定対象抵抗となる。
【0052】
以下の表3において、4端子測定、6端子測定の場合の誤差計算結果を示す。
【0053】
【表3】
Figure 2004355740
【0054】
この表3中(A),(B)の4端子測定の例では測定誤差が50%程度にまで達している。また、表3の(C),(D)の6端子測定の例(但し図7(A)の回路のみ使用)ではR:50Ω相当時に誤差が増大している。これを図7(B)のように電源電圧の印加方向(Hi/Lo)を切替える、すなわち測定スキャンにおいて、表3におけるRがMR素子の抵抗(約50Ω)となる時(scan2)に、被測定抵抗Rのプローブ極性InputHiとLoを通常の極性と切替え、IERR(HiとGuard間を流れる電流)が大きくなるのを防止する。これにより、表3の(E),(F)のように測定誤差は1%台にまで低減可能となる。
【0055】
なお、スライダーは電気的に脆いので、測定に用いる電圧、電流も低く押さえる。電圧1〜10mV程度、電流1〜10μA程度に設定することが望ましい。
【0056】
図7の6端子測定の際に、プローブの接触、開放時の過電流を防ぐために、プローブが接触してから電流を流し、電流を切ってからプローブを開放(パッドから離脱)する。測定プローブ接触、及び退避時など測定時以外に測定プローブで電位差があると、ESD破壊(静電気、残留電荷等に起因する破壊)発生の原因となる。そこで、通常測定後にゼロV、ゼロAにて測定動作を行い、測定プローブの電位をゼロの状態にして、次の測定動作へ移行するようにする。図2にこの点に配慮した場合の測定フローを示す。
【0057】
同じ外形形状のスライダー(30%スライダーあるいは20%スライダー)については、キャリア毎であれば、スライダー・バーのサイズ(L、M、S)、向き(Aチャンネル、Bチャンネル)が異なっていても、図1の検査装置側の搬送ステージ50、バー載せ台65等の基準点に対するスライダー・バーの各スライダー毎のパッド位置の座標データを予め設定(記憶)しておき、測定時にはスライダー・バーのサイズ、向きに対応する座標データを選択するだけで切換可能である。
【0058】
測定した抵抗値はモニターに表示されるとともに、キャリアごとにCSV形式等のデータファイルが作成され、保存される。このファイルには、キャリアの識別記号、スライダー・バーの番号と各スライダーについての測定抵抗値及び結果(スメア有無、ヘッド本体部の良否)等が記録される。
【0059】
他の工程でこのファイルのデータに基づき、スライダーの選別を行い、スメア有りと判別されたもの、あるいはヘッド本体部不良と判別されたものは不良品として除去されることになる。
【0060】
なお、図4に示したように、前記プローブカードにはプローブ群が4組あるので、通常4個のスライダーを同時に測定していくが、何らかの原因で一部のプローブが使えなくなった場合でも、残ったプローブ群だけで測定することも可能である。
【0061】
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
【0062】
(1) ヘッド本体部10が一体化されたスライダーSLがバーの状態(スライダー・バーの状態)で、磁気感知素子としてのMR素子やシールドに接続したパッド(あるいは導電体部)間の電気抵抗値を測定することでスメアの発生が検出できるため、スメア不良のスライダーを後の工程で使用しないですむ。このため、HDD用薄膜磁気ヘッドの生産工程における製造歩留まりを向上させることが可能である。
【0063】
(2) スメアの程度が抵抗値で判断できるため、前工程のラッピング工程(スライダー・バーのABS面の研磨加工)のモニターとすることができる。
【0064】
(3) スライダーを個片に分割する前のスライダー・バーの段階でスメア検出を行うため、スライダーが個々に分割された状態よりもハンドリングしやすく、測定作業を効率的に行うことができる。
【0065】
(4) プローブカード60に取り付けるプローブ61の配置を工夫することで、スライダーが同一シュリンク(20%又は30%のいずれか)である場合、その電極が4パッドおよび5パッドでも兼用して測定可能である。具体的には、スライダーSLのパッドに接触するプローブを3本1組として用いて電気抵抗値の測定を行い、前記3本のプローブの配置は、5個のパッドを有するスライダーに対しては、前記5個のパッドのうちの3個(MR素子の電極に接続するもの及びシールドに接続するもの)にそれぞれ接触し、4個のパッドを有するスライダーに対しては、前記4個のパッドのうちの2個(MR素子の電極に接続するもの)に2本のプローブがそれぞれ接触するように設定する。
【0066】
(5) スライダーSL側のパッドに接触自在なプローブ群を複数組有するプローブカードを使用することで、タクトタイムの短縮を図ることができる。
【0067】
(6) スライダー・バー1における各スライダーSLのパッド位置の基準点(例えば、図1の検査装置の搬送ステージ上の基準点、あるいは搬送ステージに固定の図4のバー載せ台65の基準点)に対する座標データを記憶しておき、該座標データに基づき前記プローブを前記パッドに接触させる測定動作により、 スライダーが同一シュリンク(20%又は30%のいずれか)である場合、その基準点を共用することによってバーの長さ(S,M,L)及びチャンネルの向きが異なっていても、予め設定された前記座標データを読み込むことにより兼用して測定可能である。
【0068】
(7) スメアを検出するための図7の測定回路において、ネットワーク抵抗値の差に起因する誤差を、スキャン過程における測定対象抵抗と非測定抵抗の組み合わせに対応させて、測定対象抵抗の測定プローブにおける電位差の向きを逆にする(非測定抵抗に流れる電流IERRが少なくなるように印加電圧の極性を反転する)ことにより前記誤差の発生を抑えることができる。
【0069】
(8) スライダーSLの電気抵抗測定を完了した後、プローブ61をパッドから離脱させる前に各プローブをゼロ電位、ゼロ電流としてから離脱させ、パッドにプローブ61を接触させる際も各プローブをゼロ電位、ゼロ電流とした状態とする。これによりESD破壊(静電気、残留電荷等に起因する破壊)を防止する。
【0070】
なお、上記実施の形態ではプローブカードに設けるプローブ群の組は4組としたが、4組でなくとも構わない。多ければ一度に測定できるスライダーが多くなり装置のタクトタイムが短くなるが、その分プローブカード及び測定機器の価格が高くなり、またメンテナンスが難しくなる。
【0071】
また、前記プローブの形状は、極力各種のスライダーで兼用できることか望ましいが、兼用を考慮しなければ、各種のパッドパターンにも対応できる。
【0072】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置によれば、以下の効果を奏することができる。
【0074】
(1) ヘッド本体部を一体化したスライダーのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を測定することにより、スメアの発生を検出でき、スメア発生有無を磁気ヘッド組立前に検出可能であり、スメア不良のスライダーを後の工程で使用しないですむため、磁気ヘッドの生産工程における歩留まり向上に寄与できる。
【0075】
(2) スライダーがバー状態で連なったスライダー・バーの段階で測定を行う構成とする場合、スライダーが個々に分割された状態よりもハンドリングしやすく、測定、検査を効率的に実行できる。
【0076】
(3) スメアの程度が抵抗値で判断できるため、前工程のラッピング工程のモニターとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドのスメア検出方法及び装置の実施の形態であって、装置構成を示す概略平面図である。
【図2】実施の形態における測定フローの1例を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態におけるスライダー・バーのキャリアに対する配置及びスライダー・バーの向きを示す平面図である。
【図4】実施の形態におけるプローブカードを用いた測定動作であって、(A)は5パッドスライダー、(B)は4パッドスライダーに対する測定動作を説明する斜視図である。
【図5】実施の形態におけるプローブ配置であって、(A)は30%スライダーのAチャンネルタイプ、(B)は同Bチャンネルタイプ、(C)は20%スライダーのAチャンネルタイプ、(D)は同Bチャンネルタイプの場合を示す説明図である。
【図6】実施の形態におけるSパッド、R+パッド、R−パッド間の抵抗測定原理を説明する回路図である。
【図7】図6のような抵抗ネットワークの各抵抗値を高精度で測定するための6端子測定回路の回路図である。
【図8】5パッドスライダーの概略図である。
【図9】4パッドスライダーの概略図である。
【符号の説明】
1 スライダー・バー
10 ヘッド本体部
11 インダクティブ
12 MR素子
13a,13b 電極
14a,14b シールド
21 導電体部
22 絶縁体部
30 基台
40 キャリア
50 搬送ステージ
51 位置決め爪
60 プローブカード
61 プローブ
62 基板
65 バー載せ台
OP1 演算増幅器
SL スライダー
ST1 位置決めステーション
ST2 測定ステーション

Claims (11)

  1. ヘッド本体部を一体化したスライダーのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を測定することにより、スメアの発生を検出することを特徴とする磁気ヘッドのスメア検出方法。
  2. 前記スライダーが複数個連なったスライダー・バーの状態にて前記電気抵抗値の測定を行う請求項1記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  3. 前記パッドに接触するプローブの組を一組或いは複数組有するプローブカードを用いて、前記スライダー・バーにおける一つのスライダーに対して或いは複数のスライダーに対し一括して前記電気抵抗値の測定を行う請求項2記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  4. 前記パッドに接触するプローブを3本1組として用いて前記電気抵抗値の測定を行い、前記3本のプローブの配置は、5個のパッドを有するスライダーに対しては、前記5個のパッドのうちの3個にそれぞれ接触し、4個のパッドを有するスライダーに対しては、前記4個のパッドのうちの2個に2本のプローブがそれぞれ接触するようにして、5個のパッドを有するスライダーと4個のパッドを有するスライダーとに前記プローブの配置を共用する請求項2又は3記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  5. 前記スライダー・バーにおける各スライダーのパッド位置の基準点に対する座標データを記憶しておき、該座標データに基づきプローブを前記パッドに接触させる請求項2,3又は4記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  6. 前記プローブの前記パッドへの接触時及び離脱時には前記プローブはゼロ電位、ゼロ電流に制御される請求項3,4又は5記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  7. 前記ヘッド本体部における磁気感知素子の両端の電極にそれぞれ接続するパッドと、シールドに接続するパッド又は導電体部との3点間の電気抵抗を抵抗測定回路で測定する場合に、測定対象抵抗(R)に電圧源より所定直流電圧値を印加するとともに、第1の非測定抵抗(R)及び第2の非測定抵抗(R)の接続点と前記測定対象抵抗(R)の一端の電位差を微小値に維持し、かつ前記測定対象抵抗以外に流れる電流(IERR)が少なくなるように前記電圧源の直流電圧値の極性を切り替える請求項1,2,3,4,5又は6記載の磁気ヘッドのスメア検出方法。
  8. ヘッド本体部を一体化したスライダーが複数個連なったスライダー・バーを載置するステージと、前記スライダー・バーを位置決めする位置決め手段と、前記スライダーのパッド間又は前記パッドと前記ヘッド本体部のシールドに接続した導電体部間の電気抵抗値を測定する抵抗測定回路とを備えたことを特徴とする磁気ヘッドのスメア検出装置。
  9. 前記パッドに接触するプローブの組を複数組有するプローブカードを備え、前記スライダー・バーにおける複数のスライダーに対して一括して前記電気抵抗値の測定を行う請求項8記載の磁気ヘッドのスメア検出装置。
  10. 前記パッドに接触するプローブは3本1組で構成され、前記3本のプローブの配置は、5個のパッドを有するスライダーに対しては、前記5個のパッドのうちの3個にそれぞれ接触し、4個のパッドを有するスライダーに対しては、前記4個のパッドのうちの2個に2本のプローブがそれぞれ接触するようになっている請求項8又は9記載の磁気ヘッドのスメア検出装置。
  11. 前記ステージは、前記スライダー・バー側の前記シールドに接続した導電体部に接触して電気的に導通する部材を有している請求項8,9又は10記載の磁気ヘッドのスメア検出装置。
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