JP2004355421A - Cpu冷却機構異常の検出 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理装置におけるCPU等の冷却機構において、冷却部材の接触不良等の物理的不具合をシステム的に検出することができない。
【解決手段】温度センサIC 1−6をヒートシンク1−1のフィン1−3近くに配置し、温度差特性を統計的に算出したデータを元に、実動作時の温度との比較により、冷却機構の異常を検出する。
【効果】冷却機構において、冷却部材の物理的接触不良など、接触面を直に見ることができないために通常では発見できない不具合を検出できる。
【選択図】 図3
【解決手段】温度センサIC 1−6をヒートシンク1−1のフィン1−3近くに配置し、温度差特性を統計的に算出したデータを元に、実動作時の温度との比較により、冷却機構の異常を検出する。
【効果】冷却機構において、冷却部材の物理的接触不良など、接触面を直に見ることができないために通常では発見できない不具合を検出できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はCPU冷却機構に関し、CPUを冷却部材経由のヒートシンクで冷却する形態における異常検出に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
CPUの高速化、高集積化、によりCPU発熱量は増大してきており、それにしたがいCPU冷却機構も、より効率を向上させた冷却部材やヒートシンクが開発されているが、それ自体が、持つべき性能を出せているかどうかのチェック手段についての考慮はなされていない。
【0003】
【特許文献】
なし
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、冷却部材/機構の冷却効率の向上や性能向上について検討されているが、その部材や機構が情報処理装置に組み込まれた状態で、意図した効果を発揮できる状態にあるかどうかを検出することができない。例えば、CPU→サーマルパッド→ヒートシンクという順に熱を伝達させ、CPUを冷却する方式の場合、物理的なCPU−サーマルパッド間やサーマルパッド−ヒートシンク間の接触が開発者の設計したとおりに接触しているかどうかを検出する手段が無かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、CPUとそれ以外のポイントの温度を測定する手段を有し、また、その測定した温度もしくは温度の差分を異常値か否か判定する手段を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の形態の1例を示す。
【0007】
プリント基板1−5に実装されたCPU 1−5の冷却のためヒートシンク1−1をサーマルパッド1−2を介してCPU 1−5と接触させ、ヒートシンク1−1からフィン1−3に熱を放熱させる方式をとっている。CPU 1−5の発熱にしたがい、温度センサIC 1−6の温度も上昇するよう、フィン1−3の近くに温度センサIC 1−6を配置する。
【0008】
図3は本発明の制御フローを示す。
【0009】
フロー1において、CPUの温度をチェックし、その値は温度▲1▼とする。フロー2において、温度センサICの温度をチェックし、その値は温度▲2▼とする。温度▲1▼と温度▲2▼の差を算出する。これを値▲3▼とする。この値▲3▼とあらかじめ設定した敷居値と比較する。この敷居値は、CPU冷却が問題なく動作している状態のデータから設定しておく。CPU冷却が問題なく動作している状態であれば、図1に示す形態、つまり、CPU温度が上昇すると、熱がサーマルパッド経由しヒートシンクのフィンに伝達されることから、フィンの近くに位置する温度センサICに伝達される、形態であることから、CPU温度と温度センサIC温度は同期して上昇していくこととなる。したがって、敷居値を統計的なデータ算出等から、あらかじめ設定しておくことができる。
【0010】
値▲3▼と敷居値を比較し、値▲3▼が大きい場合、CPU発熱が正常にサーマルパッドからヒートシンク〜フィンに伝達放熱されていないと見なし、オペレータへの警告やCPU周波数低下等の異常処理へ移行する。値▲3▼が敷居値内であれば、処理を終了する。
【0011】
この一連のフローを一定間隔で繰り返すことにより、発熱の発生を検知する。
【0012】
図2は図1の形態において、異常が発生する例を示す。サーマルパッドが正しく取り付けられていない状態(接触不良サーマルパッド 2−1)で、ヒートシンクとCPU間にあった場合、CPUの発熱がヒートシンクに効果的に伝達されず、CPUの発熱が放熱されない。サーマルパッドはヒートシンクとCPUの間にあるため、目視等他の本発明以外の方法では本不良は見つけられない。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、CPU温度と温度センサICの配置による正常時の温度差を設定し、それを敷居値にし、実動作時のCPU温度と温度センサIC温度差を比較することにより、CPUの冷却が正常に行われているかを検出することができる。
【0014】
また、CPU冷却が正常に行われていないことが検出できることにより、オペレータへの警告や発熱抑止の動作モードへの移行が実施でき、不具合を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常時の放熱機構部を示す図である。
【図2】異常時の放熱機構部を示す図である。
【図3】温度チェックによる異常検出処理フローである。
【符号の説明】
1−1…ヒートシンク、1−2…サーマルパッド、1−3…フィン、1−5…CPU、1−6…温度センサIC、3−4…フロー4(温度差比較)。
【発明の属する技術分野】
本発明はCPU冷却機構に関し、CPUを冷却部材経由のヒートシンクで冷却する形態における異常検出に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
CPUの高速化、高集積化、によりCPU発熱量は増大してきており、それにしたがいCPU冷却機構も、より効率を向上させた冷却部材やヒートシンクが開発されているが、それ自体が、持つべき性能を出せているかどうかのチェック手段についての考慮はなされていない。
【0003】
【特許文献】
なし
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、冷却部材/機構の冷却効率の向上や性能向上について検討されているが、その部材や機構が情報処理装置に組み込まれた状態で、意図した効果を発揮できる状態にあるかどうかを検出することができない。例えば、CPU→サーマルパッド→ヒートシンクという順に熱を伝達させ、CPUを冷却する方式の場合、物理的なCPU−サーマルパッド間やサーマルパッド−ヒートシンク間の接触が開発者の設計したとおりに接触しているかどうかを検出する手段が無かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、CPUとそれ以外のポイントの温度を測定する手段を有し、また、その測定した温度もしくは温度の差分を異常値か否か判定する手段を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の形態の1例を示す。
【0007】
プリント基板1−5に実装されたCPU 1−5の冷却のためヒートシンク1−1をサーマルパッド1−2を介してCPU 1−5と接触させ、ヒートシンク1−1からフィン1−3に熱を放熱させる方式をとっている。CPU 1−5の発熱にしたがい、温度センサIC 1−6の温度も上昇するよう、フィン1−3の近くに温度センサIC 1−6を配置する。
【0008】
図3は本発明の制御フローを示す。
【0009】
フロー1において、CPUの温度をチェックし、その値は温度▲1▼とする。フロー2において、温度センサICの温度をチェックし、その値は温度▲2▼とする。温度▲1▼と温度▲2▼の差を算出する。これを値▲3▼とする。この値▲3▼とあらかじめ設定した敷居値と比較する。この敷居値は、CPU冷却が問題なく動作している状態のデータから設定しておく。CPU冷却が問題なく動作している状態であれば、図1に示す形態、つまり、CPU温度が上昇すると、熱がサーマルパッド経由しヒートシンクのフィンに伝達されることから、フィンの近くに位置する温度センサICに伝達される、形態であることから、CPU温度と温度センサIC温度は同期して上昇していくこととなる。したがって、敷居値を統計的なデータ算出等から、あらかじめ設定しておくことができる。
【0010】
値▲3▼と敷居値を比較し、値▲3▼が大きい場合、CPU発熱が正常にサーマルパッドからヒートシンク〜フィンに伝達放熱されていないと見なし、オペレータへの警告やCPU周波数低下等の異常処理へ移行する。値▲3▼が敷居値内であれば、処理を終了する。
【0011】
この一連のフローを一定間隔で繰り返すことにより、発熱の発生を検知する。
【0012】
図2は図1の形態において、異常が発生する例を示す。サーマルパッドが正しく取り付けられていない状態(接触不良サーマルパッド 2−1)で、ヒートシンクとCPU間にあった場合、CPUの発熱がヒートシンクに効果的に伝達されず、CPUの発熱が放熱されない。サーマルパッドはヒートシンクとCPUの間にあるため、目視等他の本発明以外の方法では本不良は見つけられない。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、CPU温度と温度センサICの配置による正常時の温度差を設定し、それを敷居値にし、実動作時のCPU温度と温度センサIC温度差を比較することにより、CPUの冷却が正常に行われているかを検出することができる。
【0014】
また、CPU冷却が正常に行われていないことが検出できることにより、オペレータへの警告や発熱抑止の動作モードへの移行が実施でき、不具合を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常時の放熱機構部を示す図である。
【図2】異常時の放熱機構部を示す図である。
【図3】温度チェックによる異常検出処理フローである。
【符号の説明】
1−1…ヒートシンク、1−2…サーマルパッド、1−3…フィン、1−5…CPU、1−6…温度センサIC、3−4…フロー4(温度差比較)。
Claims (3)
- CPUにサーマルシートやサーマルパッド等の冷却部材を接触させてヒートシンク経由で放熱する形態を取ったCPU冷却機構において、CPUと冷却部材の接触不十分などの不良を検出するしくみを持った情報処理装置。
- 請求項1記載のしくみを2つ以上の異なる部位の温度を検出することにより実現した情報処理装置。
- 請求項1記載のしくみを2つ以上の異なる部位の検出温度の比較をすることにより実現した情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153700A JP2004355421A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Cpu冷却機構異常の検出 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153700A JP2004355421A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Cpu冷却機構異常の検出 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004355421A true JP2004355421A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34048551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153700A Pending JP2004355421A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Cpu冷却機構異常の検出 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004355421A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009289154A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Toshiba Corp | モニタリング条件決定装置、モニタリング条件の決定方法および監視診断装置 |
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CN104123203A (zh) * | 2013-04-23 | 2014-10-29 | 神讯电脑(昆山)有限公司 | 检测散热单元的方法及该散热单元的检测系统 |
CN107003652A (zh) * | 2014-12-03 | 2017-08-01 | 三菱电机株式会社 | 可编程逻辑控制器系统 |
JP2017174064A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 日本電気株式会社 | サーバ装置、サーバ制御方法、プログラム |
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DE112021005090T5 (de) | 2021-01-27 | 2023-09-07 | Hitachi Astemo, Ltd. | Fahrzeugsteuerungsvorrichtung |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003153700A patent/JP2004355421A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8447558B2 (en) | 2008-12-25 | 2013-05-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information processor and cooling performance determination method |
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US10317959B2 (en) | 2016-03-23 | 2019-06-11 | Nec Corporation | Server device, server control method, and program |
CN107980125A (zh) * | 2016-12-05 | 2018-05-01 | 深圳市柔宇科技有限公司 | 温度监测方法、装置及用户设备 |
WO2018102957A1 (zh) * | 2016-12-05 | 2018-06-14 | 深圳市柔宇科技有限公司 | 温度监测方法、装置及用户设备 |
CN107980125B (zh) * | 2016-12-05 | 2021-06-11 | 深圳市柔宇科技股份有限公司 | 温度监测方法、装置及用户设备 |
DE112021005090T5 (de) | 2021-01-27 | 2023-09-07 | Hitachi Astemo, Ltd. | Fahrzeugsteuerungsvorrichtung |
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