JP2004355330A - 診断装置及び診断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センサ情報取得部11が半導体製造装置20の動作状態を表す複数のセンサ30−1、30−2、…、30−mからの信号データを所定の時間間隔で取得すると、記憶部12から、半導体製造装置20が正常動作状態の下でセンサ30−1、30−2、…、30−mにより取得した正常信号データからなるデータ群を取り出し、演算処理部13にて、信号データをセンサ30−1、30−2、…、30−mごとに重み付けし、正常信号データとのずれを示す距離を算出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、診断装置及び診断方法に関し、特に、半導体装置を製造する半導体製造装置の装置状態を診断する診断装置及び診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造においては、不良ウェーハの発生を最小限に抑え、製造歩留まりを上げるために、製造装置の異常を早期に検出し、迅速に原因究明を行う必要がある。そのため、製造装置の動作状態(温度、圧力(気圧)、ガスの流量、供給される電圧など)を表す複数のセンサからの信号データを用いて、k−最近傍法、マハラノビス距離、PCA(主成分分析法)、ニューラルネットワークなどの各種多変量解析手法により製造装置の異常を検出する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。特に、ウェーハ処理中にリアルタイムで製造装置の装置状態を診断する方法は、パイロットウェーハが廃止でき、不良ウェーハの発生を最小限に抑えることができるため重要な技術である。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−259222号公報(段落番号〔0053〕)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、半導体装置の製造プロセスでは、複数のセンサで検出する動作状態のうち、そのプロセスにおいて重要であるパラメータと、重要でないパラメータが混在する場合がある。このような場合、上記のような多変量解析を行って異常を検出したとしても、それが重要なパラメータの異常に起因したものか、重要でないパラメータの異常に起因したものかが分からないという問題があった。
【0005】
特に、予期できない異常を検出するためにセンサ数を多くすると、パラメータが増加して、異常検出の際の検出感度が信頼できないものになってしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、多くのセンサを用いた検出においても、確実に精度よく異常を検出可能な診断装置及び診断方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、半導体装置を製造する半導体製造装置の装置状態を診断する診断装置において、図1に示すように、半導体製造装置20の動作状態を表す複数のセンサ30−1、30−2、…、30−mからの信号データを所定の時間間隔で取得するセンサ情報取得部11と、半導体製造装置20が正常動作状態の下でセンサ30−1、30−2、…、30−mにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶する記憶部12と、信号データをセンサ30−1、30−2、…、30−mごとに重み付けし、正常信号データとのパターン認識で用いられるユークリッド距離(以下距離と略す)を算出する演算処理部13と、を有することを特徴とする診断装置10が提供される。
【0008】
上記の構成によれば、複数のセンサ30−1、30−2、…、30−mからの信号データをセンサ30−1、30−2、…、30−mごとに重み付けして、正常信号データとのずれを示す距離を算出するので、重み付けを大きくしたセンサからの信号データによるずれが強調される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の診断装置の原理構成図である。
【0010】
診断装置10は、半導体製造装置20の動作状態を表す複数のセンサ30−1、30−2、…、30−mからの信号データを所定の時間間隔で取得するセンサ情報取得部11と、半導体製造装置20が正常動作状態の下でセンサ30−1、30−2、…、30−mにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶する記憶部12と、信号データをセンサ30−1、30−2、…、30−mごとに重み付けし、正常信号データとの距離を算出する演算処理部13と、から構成される。
【0011】
以下、診断装置10の動作を説明する。
センサ情報取得部11で、センサ30−1、30−2、…、30−mから、リアルタイムで時刻tに半導体製造装置20の動作状態を表す信号データを取得すると、信号データは演算処理部13に入力される。
【0012】
一方、記憶部12に格納されている半導体製造装置20が正常動作状態のもとでセンサ30−1、30−2、…、30−mより取得した、正常信号データのデータ群が取り出され演算処理部13に入力される。
【0013】
演算処理部13では、信号データをセンサ30−1、30−2、…、30−mごとに重み付けし、正常信号データとの距離を算出する。例えば、半導体製造装置20での製造処理では、センサ30−1、30−2、…、30−mで検出される半導体製造装置20の動作状態(温度、圧力(気圧)、ガスの流量、供給される電圧など)のうち、センサ30−1で検出するものが重要であるとすると、センサ30−1の信号データの重み付けを、他のセンサ30−2、…、30−mより大きくする。
【0014】
このようにして、正常信号データとの距離を算出することにより、重み付けを大きくしたセンサからの信号データによるずれが強調される。これにより、重み付けを大きくしたセンサについて、異常値を感度よく検出することができる。
【0015】
つまり、重要度の異なる多数のセンサを用いた場合でも、センサの重要度に応じて重み付けを行うことで、確実に精度よく異常を検出することができる。
以下、半導体装置の製造工程で、パターンの形成などに用いられるプラズマエッチング装置の装置状態を診断する場合を例にして、本発明の実施の形態の詳細を説明する。
【0016】
図2は、プラズマエッチング装置の装置状態を診断する診断システムの構成図である。
プラズマエッチング装置において、処理室100内には、接地された上部電極101と基板150を載置する下部電極102とが互いに対向するように配置されている。下部電極102にはプラズマを発生するための高周波電源110が整合器111を介して接続されている。また、図示しない真空排気系により処理室100内のガス圧力を一定に制御するためのガス圧力制御器112と、処理室100内に導入する反応ガス(ヘキサフルオロブタジエン(C4F6))の流量を制御する流量制御器113と、下部電極102に発生する電圧(バイアス電圧Vdc)を計測する電圧計測部120と、処理室100内のガス圧力を計測する圧力計121とを有する。
【0017】
なお、図1で示したセンサ30−1、30−2、…、30−mは、上記の流量制御器113、電圧計測部120、圧力計121において、それぞれ、流量、電圧、圧力を測定する3つのセンサに相等している。これらにより測定された信号データは、プラズマエッチング装置を制御する装置制御用コンピュータ200を介して本発明の診断装置に半導体製造装置用の通信プロトコルであるSECS(SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International) Equipment Communications Standard)通信によりリアルタイムで通知される。
【0018】
なお、診断装置300は、センサからのアナログの信号データを直接入力するようにしてもよい。
以下、図2の診断システムの動作を説明する。
【0019】
処理室100内の下部電極102に基板150が載置され、高周波電力を下部電極102に印加して、基板150のエッチング処理が開始すると、流量制御器113、電圧計測部120、圧力計121などの各種センサによりリアルタイムに計測がおこなわれ、その情報は装置制御用コンピュータ200を介して診断装置300に通知される。
【0020】
図3は、エッチング中のあるステップにおける圧力、電圧、流量の時間変化を示した図であり、(A)は圧力の時間変化、(B)は電圧の時間変化、(C)は流量の時間変化を示している。
【0021】
なお、ここでは、約1秒間隔でデータを収集している。図3(A)、(B)において点線で囲った部分は異常であることを示している。
診断装置300では、図3で示したような複数のセンサによる信号データをリアルタイム(約1秒間隔)で収集して多変量解析を行い、装置状態を診断する。
【0022】
以下、診断装置300における診断処理の詳細を説明する。
診断装置300は、各センサの正常動作状態の下で取得したデータ群(S11,S12,S13,…,Spm)を記憶している。ここで、pはデータの個数、mはセンサ数(図2の例では3つである)を示している。
【0023】
m個のセンサからリアルタイムで時刻tに信号データ(X1,X2,X3,…,Xm)を収集すると、診断装置300は、記憶しているデータ群(S11,S12,S13,…,Spm)のi番目のサンプル(Si1,Si2,Si3,…,Sim)と信号データ(X1,X2,X3,…,Xm)との距離(ここでは距離の2乗Di 2)を以下の式に従って算出する。
【0024】
【数1】
【0025】
但し、Xj(VS)=kjXj/σj、Sij(VS)=kjSij/σjである。
ここで、kjは、j番目のセンサの重み付け係数であり、σjは正常動作状態のもとで取得して記憶されているデータ群のj番目のセンサの標準偏差を表している。
【0026】
このように、センサごとに所定の重み付け係数をかけて距離を求めることで、重み付けを大きくしたセンサからの信号データによるずれが強調される。これにより、重み付けを大きくしたセンサについて、異常値を感度よく検出することができる。また、標準偏差σjで割ることによって、分散の大きなセンサのデータが距離に支配的な影響を与えるのを取り除くことができる。
【0027】
本発明の実施の形態では、次に、k−最近傍法により、正常状態のもとで取得して記憶されているデータ群の全てのサンプル(p個)に対して、式(1)より距離の2乗Di 2を計算し、その値が小さい順に(類似度の高い順に)ノイズの影響を踏まえてk個(1つ以上)のサンプルを選択する。
【0028】
図4は、距離が小さい順に選択したk個のサンプルを示す図である。
図のように、距離がもっとも小さい“D1’ 2”となる正常時のサンプル“S1’1,S1’2,S1’3,…,S1’m”から、距離がk番目に小さい“Di’ 2”となる正常時のサンプル“Si’1,Si’2,Si’3,…,Si’m”まで、k個のサンプルを選択する。
【0029】
その後、k個の正常時のサンプルを用いて、装置が正常であるときのセンサごとの予測値の候補Pij(1≦i≦k)を、例えば、以下の式により計算する。
【0030】
【数2】
【0031】
式(2)を全てのセンサについて計算すると(Pi1,Pi2,Pi3,…,Pim)という予測値の候補が得られる。
さらに、リアルタイムに時刻tにおいて取得した信号データ(X1,X2,X3,…,Xm)と、予測値の候補(Pi1,Pi2,Pi3,…,Pim)との距離の2乗を以下の式により計算する。
【0032】
【数3】
【0033】
式(3)において、Xj(VS)=kjXj/σj、Pij(VS)=kjPij/σjである。なお、kj及びσjは前述の重み付け係数と、標準偏差である。
この式(3)において、距離の2乗Di 2が最も小さくなる(Pi1,Pi2,Pi3,…,Pim)を予測値とする。
【0034】
次に、上記のようにして計算した予測値を、正常動作状態のもとで取得して記憶されているサンプルのデータ群に対して適用(クロスバリデーション:i番目のサンプルを測定値として残りのp−1個のサンプルをデータ群として予測値を算出)することにより、i=1からpまでのp個の予測値を求める。また、残差Δj(測定値と予測値の差)をセンサごとに計算する。さらに、センサごとに残差の平均値AveResjと標準偏差σResjを求める。
【0035】
装置が正常動作を行っている状態からのトータルのずれを表す指標を性能指数PI(パフォーマンス・インデックス)と呼ぶと、性能指数PIは以下の式により算出される。
【0036】
【数4】
【0037】
ここで、Δjはj番目のセンサの時刻tに取得した信号データの測定値と予測値の差を表している。複数のセンサの測定値が全て正常動作状態の値からずれていない場合には、性能指数PIはゼロに近い値となり、正常状態の値からのずれが大きくなるにつれてPIは正の大きな値を持つようになる。従って、予め所定の閾値を設定しておいて、その値を超えた場合に異常と判断し、アラームを出力するようにすればよい。
【0038】
また、センサへの重み付け係数が全て同じ場合(例えば、全てkj=1)には、各センサは式(1)、式(3)のように正常動作時の各々のセンサの標準偏差の逆数での重み付けとなり、ばらつきの小さなセンサほど重みが大きくなり、変動に対するPIの感度が高くなる。それに対し、変動に対する感度を上げたいセンサには重み付け係数kjを大きく設定し、感度を下げたいセンサには重み付け係数を小さく設定することにより、kjの大小に応じて標準偏差σResjが変わるため自由に、感度を調整することができる。
【0039】
ここで、図2で示したプラズマエッチング装置の装置状態を診断する診断システムにおいて、図3で示した3種類のセンサ値(圧力、電圧、流量)の時間変化から、上記の式(1)〜(4)により算出された性能指数PIの例を示す。
【0040】
図5は、センサへの重み付け係数を等しくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
重み付け係数kjを等しくした場合、例えば、3種類のセンサへの重み付け係数が全てkj=1であるような場合、図のように、図3で示したセンサ値の全ての変動を受けており、個々のセンサの変動に対する感度は低いことが分かる。
【0041】
図6は、3種類のセンサ値のうち圧力と電圧の重み付け係数を大きくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
図6では、センサへの重み付けの比率を、圧力10:電圧5:流量1としている。これにより、圧力異常(図中のE1)の場合に性能指数PIは最も大きくなり、電圧異常(図中のE2)の場合はその半分程度になり、重み付け係数の大きなセンサほど異常値に対する検出感度が高くなることが分かる。
【0042】
図7は、3種類のセンサ値のうち圧力のみの重み付け係数を大きくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
図7では、センサへの重み付けの比率を、圧力10:電圧1:流量1として、圧力のみ比率を大きくしている。この場合、図のように、圧力異常(図中のE3)のみを高感度に検出できるようになることが分かる。
【0043】
このように、変動に対する感度を上げたいセンサには重み付け係数kjを大きく設定し、感度を下げたいセンサには重み付け係数kjを小さく設定することにより、自由に検出感度を調整することができる。これによって、異なる重要度を持つ複数のセンサに対して、重要度に応じて確実に精度よく異常を検出することが可能になる。
【0044】
なお、上記では半導体製造装置としてプラズマエッチング装置を例にして説明したがこれに限らない。例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置や、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置などを用いてもよい。
【0045】
なお、上記では、半導体製造装置が正常動作状態のもとで取得して記憶されているデータ群(S11,S12,S13,…,Spm)を用いているが、データ空間のサンプル間の座標空間距離に応じて、サンプル数を最適化するとデータ量の削減や計算時間の短縮のためによい。
【0046】
以下サンプル数の削減処理について説明する。
p個のサンプル配列に対して以下に示すような計算処理を行う。
まず、m個のセンサの1番目のセンサの信号データに対してソートを行う。
【0047】
次に、a番目とb(=a+1)番目のサンプル間の次式で示す距離の2乗Dab 2を、a=1、b=2から順番に計算し、予め設定した所定の閾値Dth 2と比較する。
【0048】
【数5】
【0049】
但し、Xij(VS)=Xij/σjである。
ここで、もしD12 2≧Dth 2ならば、a=a+1、b=b+1として再び式(5)を計算し、もしD12 2<Dth 2ならば、2番目のサンプルを削除し、b=b+1として式(5)でD13を計算する。
【0050】
この処理をbが最終行のサンプルになるまで繰り返し行う。
上記の処理をm番目の全てのセンサの信号データに対して行う。
このようにして、閾値Dth 2を所定の値に設定すれば、記憶されているデータ群のサンプル数を自動的かつ最適に削減できる。
【0051】
以上説明してきた診断装置300は、例えばコンピュータであり、以下のようなハードウェア構成で実現できる。
図8は、診断装置のハードウェア構成例である。
【0052】
診断装置300は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、ハードディスク304、グラフィック処理部305、入力I/F(Interface)306及び通信I/F307などによって構成され、これらはバス308を介して相互に接続されている。
【0053】
ここで、CPU301は、ハードディスク304に格納されているプログラムに応じて各部を制御する。また、上述してきた各種の計算を行う。
ROM302は、CPU301が実行する基本的なプログラムやデータを格納している。
【0054】
RAM303は、CPU301が実行途中のプログラムや、演算途中のデータを一時的に格納する。
ハードディスク304は、CPU301が実行するOSや、装置状態の診断を行うアプリケーションプログラムなどが格納される。また、前述したように半導体製造装置(図2で示したようなプラズマエッチング装置など)の正常動作状態のもとで取得した各センサのデータ群が、サンプルとして記憶されている。
【0055】
グラフィック処理部305には、ディスプレイなどの表示装置305aが接続されており、CPU301からの描画命令に従って、表示装置305aの画面上に画像を表示させる。
【0056】
入力I/F306には、マウス306aやキーボード306bが接続されており、例えば、診断装置300の管理者により入力された情報を受信し、バス308を介してCPU301に送信する。
【0057】
通信I/F307には、SECS通信で装置制御用コンピュータ200を介して各種センサ情報がリアルタイムで入力される。
上記のような、ハードウェア構成により本発明の実施の形態の処理が実現される。
【0058】
以下、診断装置300での診断処理を、フローチャートを用いてまとめ、本発明の実施の形態の診断方法を説明する。
図9は、本発明の実施の形態の診断方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
【0059】
通信I/F307でセンサからのリアルタイムの信号データを入力すると(ステップS1)、次に、CPU301の制御のもとセンサごとに重み付けの設定を行う(ステップS2)。なお、重み付けは、管理者によるマウス306aやキーボード306bによる入力により、重要度の高い検出感度を上げるべきセンサの重み付け係数を大きくするなどして、重み付けを設定するようにしてもよい。また、予めデータベース(ハードディスク304など)に、プロセスに応じた各センサの重み付け係数を格納しておき、CPU301の制御のもと取り出して、自動的に設定するようにしてもよい。
【0060】
重み付けが設定されると、CPU301は重み付けられたセンサの信号データを用いて、式(1)により信号データと、例えば、ハードディスク304に格納された半導体製造装置の正常動作状態のもとで取得したデータ群との距離を計算する(ステップS3)。
【0061】
次に、CPU301はデータ群の全てのサンプルのうち、ステップS3の処理で算出した距離が小さくなるものを小さい順にk個選択する(ステップS4)。その後、CPU301は選択したk個の正常時のサンプルを用いて、式(2)、式(3)を計算して、予測値を計算する(ステップS5)。予測値が算出されると、今度はその予測値を測定値として適用し、残りのサンプルのデータ群について計算して予測値を求め、測定値との残差をセンサごとに求める(ステップS6)。さらに、残差の標準偏差及び平均値を算出する(ステップS7)。
【0062】
次に、ステップS6、S7の処理で算出した残差、残差の標準偏差及び平均値を用いて、式(4)により、装置が正常動作を行っている状態からのトータルのずれを表す性能指数PIを計算する(ステップS8)。
【0063】
CPU301は、算出した性能指数PIが、予め設定されている所定の閾値を超えたか否かを判定し(ステップS9)、超えた場合には、アラームを例えば、表示装置305aに出力し、管理者に半導体製造装置(図2の場合はプラズマエッチング装置)が異常であることを通知し(ステップS10)、閾値以下の場合は処理を終了する。
【0064】
このように、変動に対する感度を上げたいセンサには重み付け係数kjを大きく設定し、感度を下げたいセンサには重み付け係数を小さく設定することにより、自由に検出感度を調整することができる。これによって、異なる重要度を持つ複数のセンサに対して、重要度に応じて確実に精度よく異常を検出することが可能になる。
【0065】
次に本発明の実施の形態の診断装置を、半導体装置の製造工場などの複数のコンピュータからなる製造システムに適用した例を簡単に説明する。
図10は、製造システムのシステム構成図である。
【0066】
図のように製造システムは、MES(Manufacturing Execution System)400、C/C(Cell Controller)410、APC(Advanced Process Control)420、YMS(Yield Management System)430などの複数のシステムにより構成されていて、診断システム440もこれらのシステムとLAN(Local Area Network)で接続されている。
【0067】
なお、ここで、MES400は、製造管理システムであり、生産ラインで流れている各製品の工程、設備、条件、作業データをコンピュータで全て管理し、分析し、品質向上、歩留まり向上、作業ミス低減などのより効率的な生産を支援するシステムである。
【0068】
また、C/C410は装置オンライン自動化システムであり、APC420は、SEMATECHガイドラインで提言された先進的プロセス制御を行うシステムである。
【0069】
YMS430は歩留まり管理システムである。
ここで、各システムは、サーバや、データベースサーバなどとして機能する複数の、図9で示したようなハードウェア構成のコンピュータから構成されている。
【0070】
診断システム440は、データ収集部441、解析部442、データベース443からなる複数のコンピュータから構成される。
ここで示した診断システム440は、図1の診断装置10、図2の診断装置300に対応しており、特に、図1の診断装置10のセンサ情報取得部11がデータ収集部441、演算処理部13が解析部442、記憶部12がデータベース443と対応している。
【0071】
データ収集部441は半導体製造装置500の内蔵センサデータをSECS通信またはHSMS(High−speed SECS Message Services)通信により、リアルタイムに取得する。同時に、外部センサ450のセンサデータもリアルタイムに取得する。解析部442では、前述したような多変量解析により性能指数PIを求め装置状態の監視を行う。また、データベース443は、正常動作状態の下で取得した半導体製造装置500の各センサのセンサデータのデータ群をサンプルとして格納している。
【0072】
このような製造システムにおいて、本発明によって診断した半導体製造装置500の装置状態に関する情報を共有することによって、異常が検出された場合に速やかに対応することが可能になり、半導体装置の製造をより効率よく行うことができる。
【0073】
(付記1)半導体製造装置の装置状態を診断する診断装置において、
前記半導体製造装置の動作状態を表す複数のセンサからの信号データを所定の時間間隔で取得するセンサ情報取得部と、
前記半導体製造装置が正常動作状態の下で前記センサにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶する記憶部と、
前記信号データを前記センサごとに重み付けし、前記正常信号データとのユークリッド距離を算出する演算処理部と、
を有することを特徴とする診断装置。
【0074】
(付記2)前記演算処理部は、前記データ群に対して前記センサごとに標準偏差を計算し、前記標準偏差の逆数で前記信号データを重み付けすることを特徴とする付記1記載の診断装置。
【0075】
(付記3)前記演算処理部は、前記標準偏差の逆数での重み付けに対して、さらに前記センサごとに重み付け係数をかけることにより、前記センサごとの重み付けを変更することを特徴とする付記2記載の診断装置。
【0076】
(付記4)前記演算処理部は、前記信号データとの前記ユークリッド距離が小さくなる前記正常信号データを少なくとも1つ以上前記データ群から選択し、選択した前記正常信号データを用いて予測値を算出することを特徴とする付記1記載の診断装置。
【0077】
(付記5)前記演算処理部は、前記信号データと前記予測値を用いて、前記センサごとに残差を計算し、前記残差の平均値及び標準偏差を計算し、全ての前記センサの前記残差、前記平均値及び前記標準偏差を用いて前記装置状態を示す性能指数を算出することを特徴とする付記4記載の診断装置。
【0078】
(付記6)前記演算処理部は、前記データ群において、前記データ群の中のデータ間の座標空間距離を算出し、前記距離に応じてデータ数を削減することを特徴とする付記1記載の診断装置。
【0079】
(付記7)半導体装置を製造する半導体製造装置の装置状態を診断する診断方法において、
前記半導体製造装置の動作状態を表す複数のセンサからの信号データを所定の時間間隔で取得し、
前記半導体製造装置が正常動作状態の下で前記センサにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶し、
前記信号データを前記センサごとに重み付けし、
重み付けした前記信号データと、前記正常信号データとのユークリッド距離を算出する、
ことを特徴とする診断方法。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、複数のセンサからの信号データをセンサごとに重み付けして、正常信号データとのずれを示す距離を算出するので、重み付けを大きくしたセンサからの信号データによるずれが強調される。これにより、異なる重要度を持つ複数のセンサに対して、自由に検出感度を調整することができ、重要度に応じて確実に精度よく異常を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の診断装置の原理構成図である。
【図2】プラズマエッチング装置の装置状態を診断する診断システムの構成図である。
【図3】エッチング中のあるステップにおける圧力、電圧、流量の時間変化を示した図であり、(A)は圧力の時間変化、(B)は電圧の時間変化、(C)は流量の時間変化を示している。
【図4】距離が小さい順に選択したk個のサンプルを示す図である。
【図5】センサへの重み付け係数を等しくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
【図6】3種類のセンサ値のうち圧力と電圧の重み付け係数を大きくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
【図7】3種類のセンサ値のうち圧力のみの重み付け係数を大きくした場合の性能指数PIの時間変化を示す図である。
【図8】診断装置のハードウェア構成例である。
【図9】本発明の実施の形態の診断方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図10】製造システムのシステム構成図である。
【符号の説明】
10 診断装置
11 センサ情報取得部
12 記憶部
13 演算処理部
20 半導体製造装置
30−1,30−2,…,30−m センサ
Claims (5)
- 半導体製造装置の装置状態を診断する診断装置において、
前記半導体製造装置の動作状態を表す複数のセンサからの信号データを所定の時間間隔で取得するセンサ情報取得部と、
前記半導体製造装置が正常動作状態の下で前記センサにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶する記憶部と、
前記信号データを前記センサごとに重み付けし、前記正常信号データとのユークリッド距離を算出する演算処理部と、
を有することを特徴とする診断装置。 - 前記演算処理部は、前記データ群に対して前記センサごとに標準偏差を計算し、前記標準偏差の逆数で前記信号データを重み付けすることを特徴とする請求項1記載の診断装置。
- 前記演算処理部は、前記標準偏差の逆数での重み付けに対して、さらに前記センサごとに重み付け係数をかけることにより、前記センサごとの重み付けを変更することを特徴とする請求項2記載の診断装置。
- 前記演算処理部は、前記データ群において、前記データ群の中のデータ間の座標空間距離を算出し、前記距離に応じてデータ数を削減することを特徴とする請求項1記載の診断装置。
- 半導体装置を製造する半導体製造装置の装置状態を診断する診断方法において、
前記半導体製造装置の動作状態を表す複数のセンサからの信号データを所定の時間間隔で取得し、
前記半導体製造装置が正常動作状態の下で前記センサにより取得した正常信号データからなるデータ群を記憶し、
前記信号データを前記センサごとに重み付けし、
重み付けした前記信号データと、前記正常信号データとのユークリッド距離を算出する、
ことを特徴とする診断方法。
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