JP2004352300A - 縦置き型食品包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による縦置き型食品包装容器(1)は、環状の側壁(8)及びこの側壁(8)によって構成される上向きの開口(2)を有する縦置き型の外容器(4)と、開口(2)を閉鎖するための外蓋(6)と、外蓋(6)と外容器(4)とによって構成される容器内部空間(18)を上下方向に仕切るための仕切り部材(20)とを有する。側壁(8)は、断面が実質的に円形でその断面が側壁(8)の上方から下方に向って連続的に小さくなる内面(16)を有する。仕切り部材(20)は、実質的に円板状の仕切り板(26)を有する。仕切り板(26)は、内面(16)の上下方向中間部(32)の内径と等しい外径を有し、上下方向中間部(32)によって保持される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品包装容器に係わり、更に詳細には、縦置き型の食品包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
菓子類、麺類、ヨーグルト、プリン、ところてん、納豆、インスタント味噌汁等の食品を収容した縦置き型の食品包装容器が知られており、多くのメーカーに採用されている。これらの食品包装容器は密封され、食品包装容器の中には、しばしば、スープ、ソース、バター、クリーム、ケチャップ、マヨネーズ、フルーツソース等のジャム、ドレッシング、香辛料、調味料等の味剤又は固形具材が添付されている。
【0003】
また、味剤又は固形具材を単に食品包装容器の中に添付するだけでなく、食品と味剤又は固形具材とを仕切るための仕切り部材を有する食品包装容器も知られている。(特許文献1〜3参照)。
【0004】
図3は、1つの例示の食品包装容器の縦断面図である(特許文献1参照)。食品包装容器60は、コップ62と、収納皿64及び開口66を備えた仕切り具68と、蓋70とを有する。コップ62は、側壁72と、この側壁72の上縁に設けられたフランジ74とを有する。コップ62の断面は、上方から下方に向って連続的に小さくなっている。フランジ74の上に、仕切り具68が接着され、仕切り具68の上面に、更に、蓋70が接着されている。収納皿64は、仕切り具68から吊り下がるように配置されている。
【0005】
このような構成の食品包装容器では、仕切り具68で仕切られたコップ62内に、菓子が収納され、仕切り具68の収納皿64に、菓子に塗って食べるためのチョコレート液が収納されている。
【0006】
図4は、他の例示の食品包装容器の縦断面図である(特許文献3参照)。食品包装容器80は、本体容器82と、中皿容器84とを有する。本体容器82は、段付き部86又は凹部(図示せず)が設けられた側壁88を有する。中皿容器84のフランジ部90が本体容器82の段付き部86又は凹部に係合し、中皿容器84が、側壁88に保持されるようになっている。
【0007】
このような構成の食品包装容器では、中皿容器84で仕切られた本体容器82に、麺類等が収納され、中皿容器84に、固形具材が収納される。
【0008】
【特許文献1】
実公昭58−54350号公報 (第1図、第4図)
【特許文献2】
実開昭49−90585号公報 (第2図)
【特許文献3】
特開平11−278552号公報 (第1図、第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
仕切りのある食品包装容器を準備する際、上記の2つの食品包装容器は、コスト的な問題がある。
【0010】
前者の構成の食品包装容器60によれば、仕切り具68を有するこの食品包装容器60を製造する際、仕切り具68を有していない食品包装容器を製造する場合と比べて、接着工程が1工程増えてしまう。即ち、仕切り具68がない食品包装容器の製造は、コップ62と蓋70とを接着する工程を有していれば良いのに対し、仕切り具68を有する食品包装容器60の製造は、コップ62と仕切り具68を接着する工程と、仕切り具68と蓋70とを接着する工程を有する。接着工程を1工程追加することは大掛かりであり、製造コストの大幅な増加が見込まれる。
【0011】
他方、後者の構成の食品包装容器80によれば、本体容器82の側壁88に段付き部86又は凹部を有するこの食品包装容器80を製造する際、本体容器の側壁に段付き部又は凹部を有していない食品包装容器を製造する場合と比べて、本体容器の型に段付き部又は凹部を形成するための加工工程が追加され、それによる製造コストの増加が見込まれる。更に、側壁に段付き部又は凹部を有していない食品包装容器を流用して、仕切りを追加することができれば、本体容器の型を製作するコスト等を更に省くことができる。
【0012】
また、別の観点として、上述した従来の食品包装容器(特許文献1参照)のように、仕切りを、味剤を入れるトレイ又はカップとして利用できると便利である。
【0013】
そこで、本発明の第1の目的は、仕切りを省コストで追加することができる縦置き型食品包装容器を提供することにある。
【0014】
また、本発明の第2の目的は、仕切りを省コストで追加することができ、しかも、その仕切りをトレイ又はカップとして使用できる縦置き型食品包装容器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明による縦置き型食品包装容器は、環状の側壁及びこの側壁によって構成された上向きの開口を有する縦置き型の外容器と、開口を閉鎖するための外蓋と、外蓋と外容器とによって構成される容器内部空間を上下方向に仕切るための仕切り部材と、を有し、側壁は、断面が実質的に円形でその断面が上方から下方に向って連続的に小さくなる内面を有し、仕切り部材は、内面の上下方向中間部の内径と等しい外径を有し且つ上下方向中間部によって保持される実質的に円形の仕切り板を有することを特徴としている。
【0016】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、仕切り板を外容器の開口から外容器の中に入れ、更に下降させていくと、仕切り板の外径と側壁の内径とが等しい上下方向中間部で、仕切り板は、側壁の内面に引っかかる。それにより、仕切り板が側壁の中間部分に保持され、位置決めされる。その結果、容器内部空間が上下方向に仕切られる。
【0017】
この縦置き型食品包装容器では、仕切り部材を追加するために、接着工程を追加する必要もないし、外容器の型に段付き部又は凹部を設けるための加工工程を追加する必要もない。その結果、仕切りを省コストで追加することができる。また、実際に多くのメーカーで使用されている、断面が上方から下方に向って連続的に小さくなる内面を有する縦置き型の外容器を利用する場合、外容器の型を製作することなしに、仕切りを追加することができる。それにより、更に、製造コストを省くことができる。
【0018】
この縦置き型食品包装容器において、仕切り板の外径を変えることにより、仕切り部材が保持される側壁の上下方向中間部の位置を変更しても良い。また、断面が上方から下方に向って連続的に小さくなる内面は、側壁の全体にわたって存在している必要はない。従って、側壁は、上記内面の上方又は下方に段付き部等を有していても良い。また、外蓋は、側壁に密封的に接着されていても良いし、側壁に嵌合していても良い。
【0019】
本発明において、好ましくは、仕切り部材は、仕切り板の周縁から側壁の内面に沿って延びる環状の延長部分を有する。
【0020】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、延長部分が側壁に沿って延びているので、仕切り部材は、上下方向中間部にしっかりと保持される。それにより、例えば、食品包装容器の輸送中、仕切り部材が外容器内で回転してしまうことを防止することができる。この場合、延長部分の上下方向長さは、2mm〜10mmであることが好ましい。
【0021】
延長部分は、仕切り板の周縁から上方に延びていても良いし、下方に延びていても良い。
【0022】
本発明において、好ましくは、仕切り板は、中央開口を有し、仕切り部材は、更に、中央開口に設けられた上下方向逆向きのトレイ部を有し、トレイ部は、中央開口から上方に延びるトレイ側壁と、このトレイ側壁の上端に連結されたトレイ底壁と、を有する。
【0023】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、上述の第2の目的が達成される。この目的のために、外蓋を外容器から取外し、仕切り部材を外容器の外に取出す。次いで、仕切り部材を、上下逆にして、テーブル等の上に置く。その結果、仕切り部材のトレイ部をトレイ又はカップとして使用することができる。
【0024】
特に、外容器に収容される食品が、小容器に付着しやすい材料、例えば、油及び塩を有している場合、この縦置き型食品容器は有利である。食品包装容器の輸送中、食品の油及び塩は、仕切り部材の中央開口側に接触し且つ付着する。これに対して、仕切り部材のトレイ底壁側には、食品の油及び塩が付着しない。仕切り部材を外容器から取出し、上下を逆にして、テーブル等の上に配置したとき、油及び塩が付着した仕切り部材の中央開口側は、上向きになり、油及び塩が付着していない仕切り部材のトレイ底壁側は、下向きになる。その結果、テーブルの上面は、食品の油及び塩によって汚れない。
【0025】
本発明において、好ましくは、トレイ側壁及びトレイ底壁に跨る凹部が、少なくとも2つ設けられる。
【0026】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、外蓋を外容器から取外した後、凹部に指を入れ、仕切り部材を掴んで、仕切り部材を外容器の外に取出すことができる。この場合、トレイ底壁の外径を大きくすることにより、トレイ部の容積を横方向に大きくすることができる。凹部は、直径方向に2つ設けることが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明による縦置き型食品包装容器の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態である縦置き型食品包装容器の縦断面図である。
【0028】
図1に示すように、縦置き型食品包装容器1は、上向きの開口2を有し且つ縦置きにされた外容器4と、開口2を閉鎖するための外蓋6とを有している。外容器4は、環状の側壁8と、それに連結された底壁10とを有している。環状の側壁8は、1つの水平平面内に配置された上縁12と、上縁12に設けられたフランジ14と、断面が実質的に円形であり且つその断面が上縁12から下方に向って連続的に小さくなる内面16と、を有している。側壁8の上縁12によって、上向きの開口2が構成されている。外蓋6は、開口2を閉鎖するように、側壁8の上縁12に密封的に接着されている。外蓋6は、シート状であり、側壁8の上縁12を含む水平平面内に位置している。外蓋6とこの外蓋6によって閉鎖された外容器4とによって、密封された容器内部空間18が構成されている。
【0029】
外容器4は、PEやALをコーティングした紙、PE/紙/アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着/PE、紙/アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着/PE、又は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は発泡樹脂等で作られるのが良い。外蓋6は、外容器4から容易に剥すことができる材料で作られるのが良く、例えば、アルミニウム箔/ホットメルト接着剤、紙/ポリエチレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ホットメルト剤、ポリエチレンテレフタレートなどの耐熱性プラスチックフィルム/ポリエチレン/アルミニウム箔/接着用樹脂、紙/ポリエチレン/二軸延伸プラスチックフィルム/ポリエチレン/ホットメルト接着剤等の複合材料で作られる。
【0030】
外容器4の中に、仕切り部材20に付着しやすい材料を有している食品S、例えば、油で揚げて塩で味付けされた食品、粉をまぶした食品、チョコレートでコーティングされた食品が収容されている。以下の説明では、食品Sを油で揚げたスナック菓子Sとして説明する。更に、外容器4の中に、容器内部空間18を上下に仕切るための仕切り部材20がこのスナック菓子Sと間隔を隔ててその上方に配置されている。仕切り部材20の上には、ソース袋22が載せられている。ソース袋22は、スナック菓子Sに付けるためのディップソースを収容しており、平らな形状を有している。スナック菓子S、仕切り部材20及びソース袋22は、密封された容器内部空間18に配置されている。
【0031】
次に、図1及び図2を参照して、仕切り部材20を詳細に説明する。図2は、仕切り部材の平面図である。
【0032】
仕切り部材20は、中央開口24を含むドーナツ円板状の仕切り板26と、仕切り板26の周縁28から側壁8の内面16に沿って上方に延びる環状の延長部分30とを有する。仕切り板26は、側壁8の内面16の上下方向中間部32の内径と等しい外径を有する。かくして、仕切り板26は、上下方向中間部32に当接し且つそれによって保持されている。延長部分30の上下方向長さは、食品包装容器1の輸送中に仕切り部材20が傾くことを阻止するような長さであるのが良い。この長さは、2mm〜10mmであるのが好ましいが、それよりも大きくても良い。
【0033】
仕切り部材20は、更に、中央開口24を含むように構成された上下方向逆向きのトレイ部34を有する。トレイ部34は、中央開口24から上方に延びる環状のトレイ側壁36と、このトレイ側壁の上端38に連結されたトレイ底壁40とを有する。トレイ底壁40は、ソース袋22が載っている上向きの底面42を有する。仕切り部材20を外容器4の外に取出して、上下逆向きに置いたとき、底面42が下向きになると共に中央開口24が上向きになるので、仕切り部材20をトレイ又はカップとして使用可能である。トレイ側壁36の断面は、中央開口24からトレイ底壁40まで徐々に小さくなるようにテーパしている。トレイ部34の容積は、中央開口24の外径、トレイ側壁36の上下方向長さ及びトレイ底壁40の直径によって決定される。トレイ側壁36の上下方向長さは、例えば、外蓋6とトレイ底壁40との間に配置されているソース袋22が食品包装容器1の輸送中に上下方向に移動しないような寸法である。また、トレイ底壁40の直径は、例えば、外容器4の側壁の上下方向中間部の内径よりも20〜30mm小さい寸法である。
【0034】
また、図2に示すように、トレイ部34のトレイ側壁36及びトレイ底壁40に跨る凹部44が、直径方向に2つ設けられている。この凹部44は、それと外容器4の側壁8の内面16との間に指を入れ、仕切り部材20を掴んで外容器4の外に取出すのに役立つ。凹部44の指と接触する面は、湾曲していることが好ましい。
【0035】
仕切り部材20は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は発泡樹脂等で作られることが好ましい。
【0036】
次に、本発明による縦置き食品包装容器の使用方法を説明する。
【0037】
外蓋6を外容器4から取外す。次いで、ソース袋22を外容器4から取出す。仕切り部材20の凹部44に指を入れ、仕切り部材20を掴んで、それを外容器4の外に出す。例えば、外容器4内に収容されているスナック菓子Sが油で揚げてある場合、スナック菓子Sの油は、仕切り部材20のトレイ部34の開口24側(図1の下面側)に付着する。これに対して、トレイ部34の底面42側(図1の上面側)には、油が付着しない。次いで、外容器4から取出した仕切り部材20を上下逆向きにする。それにより、油が付着していない底面42が下向きになり、油が付着している中央開口24が上向きになる。従って、仕切り部材20を、トレイ又はカップとして使用するためにテーブル等の上に逆向きに置いたとき、テーブルの上は、油で汚れない。次いで、ソース袋22の中身のディップソースをトレイ部34に押出し、スナック菓子Sにディップソースを付けながら、スナック菓子Sを食べることができる。
【0038】
以上、本発明の実施形態を説明したけれども、本発明は、これらの実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0039】
上記実施形態では、仕切り部材20が、仕切り板26の上に配置されたトレイ部34を有していたけれども、本発明の第1の目的を達成するためには、トレイ部34及び仕切り板26の中央開口24を省略しても良いし、トレイ部を仕切り板26の下に配置しても良い。
【0040】
上記実施形態では、トレイ部34に凹部44が設けられていたが、凹部44を設けず、トレイ底壁40の外径を小さくして、トレイ底壁40の周縁を掴めるようにしても良い。
【0041】
また、上記実施形態では、ソース袋によって味剤を収容していたが、容器によって味剤を収容しても良い。容器は、例えば、1つの部屋からなるポーション式の容器でも良いし、並列した2つの部屋からなり、部屋と部屋との間を折り曲げることによって両方の部屋の味剤を同時に押出すことができるディスペンス式の容器でも良い。
【0042】
また、上記実施形態では、1つの仕切り部材20が容器内部空間18に配置されているけれども、複数の仕切り部材を容器内部空間18に配置しても良い。それに応じて、ソース袋22の数を変更しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による縦置き型食品包装容器により、仕切りを省コストで追加することができる。また、本発明による縦置き型食品包装容器により、更に、仕切りをトレイ又はカップとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦置き型食品包装容器の実施形態の縦断面図である。
【図2】図1の仕切り部材の平面図である。
【図3】従来技術による縦置き型食品包装容器の縦断面図である
【図4】従来技術による縦置き型食品包装容器の縦断面図である
【符号の説明】
1 縦置き型食品包装容器
2 開口
4 外容器
6 外蓋
8 側壁
12 上縁
16 内面
18 容器内部空間
20 仕切り部材
24 中央開口
26 仕切り板
28 周縁
30 延長部分
32 上下方向中間部
34 トレイ部
36 トレイ側壁
38 上端
40 トレイ底壁
44 凹部
Claims (5)
- 縦置き型食品包装容器であって、
環状の側壁及びこの側壁によって構成された上向きの開口を有する縦置き型の外容器と、
前記開口を閉鎖するための外蓋と、
前記外蓋と前記外容器とによって構成される容器内部空間を上下方向に仕切るための仕切り部材と、を有し、
前記側壁は、断面が実質的に円形でその断面が上方から下方に向って連続的に小さくなる内面を有し、前記仕切り部材は、前記内面の上下方向中間部の内径と等しい外径を有し且つ前記上下方向中間部によって保持される実質的に円形の仕切り板を有することを特徴とする縦置き型食品包装容器。 - 前記仕切り部材は、前記仕切り板の周縁から前記側壁の内面に沿って延びる環状の延長部分を有する、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
- 前記延長部分の上下方向長さは、2mm〜10mmである、請求項2に記載の縦置き型食品包装容器。
- 前記仕切り板は、その中央部に中央開口を有し、前記仕切り部材は、更に、前記中央開口に設けられた上下方向逆向きのトレイ部を有し、前記トレイ部は、前記中央開口から上方に延びるトレイ側壁と、このトレイ側壁の上端に連結されたトレイ底壁と、を有する、請求項3に記載の縦置き型食品包装容器。
- 前記トレイ側壁及び前記トレイ底壁に跨る凹部が、少なくとも2つ設けられる、請求項4に記載の縦置き型食品包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152359A JP4382391B2 (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 縦置き型食品包装容器 |
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