JP2004341770A - データ管理システム及びデータ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】データベースに関する専門的な知識がなくても、データベースを構築することができ、また、データベースに格納されているデータを容易に変更、利用することができるデータ管理システム及びデータ管理方法を提供する。
【解決手段】データ項目名及びデータ項目名に該当する個別データを入力するエクセルのセル118をそれぞれ選択し、個別データを入力することで、エクセルの一つのシートを一つのデータ単位としてデータベース領域103bにテーブルを作成することができるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】データ項目名及びデータ項目名に該当する個別データを入力するエクセルのセル118をそれぞれ選択し、個別データを入力することで、エクセルの一つのシートを一つのデータ単位としてデータベース領域103bにテーブルを作成することができるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ管理システム又はデータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、データベースに格納されているデータを表計算アプリケーションにおいて使用可能な形式に変換を行い、この表計算アプリケーション上でデータを編集することができるデータ管理システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−36487号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ管理システムにおいては、あくまでも、予め構築されているデータベースから必要なデータを読み出し、表計算アプリケーションで利用するものであるため、顧客情報等を予めデータベースに記憶させておくためには、SQL等のデータベース言語等データベースに関する専門的な知識が必要とされていた。
【0005】
そこで、本発明は、データベースに関する専門的な知識がなくても、データベースを構築することができ、また、データベースに格納されているデータを容易に変更、利用することができるデータ管理システム及びデータ管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理システムであって、前記表計算アプリケーションには、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能が付加されていることを特徴とするデータ管理システムを提供する。
【0007】
このように、表計算アプリケーションにおいてデータベースにおけるテーブルを編集できるようにすることで、データベースに関する専門的な知識がなくても、容易にデータベースを構築することができる。
【0008】
また、表計算アプリケーションに、データベースを検索することができる検索機能を付加し、この検索機能は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、SQL等のデータベース言語を知らなくてもデータベースの検索をすることができる。
【0009】
ここで、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての前記個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データをデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能を表計算アプリケーションに付加することにより、検索結果を有効に利用することができるようになる。
【0010】
また、表計算アプリケーションには、検索されて表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更機能を付加しておくことにより、表計算アプリケーション上でデータベースに格納されているデータを変更することができ便利である。
【0011】
ここで、表計算アプリケーションについてはクライアントコンピュータにおいて実行可能にされており、一方、データベースはサーバコンピュータにおいて記憶されており、これらのクライアントコンピュータとサーバコンピュータとをネットワークを介して相互に通信可能に接続しておくことで、遠隔地にあるクライアントコンピュータからサーバコンピュータに記憶されているデータベースを利用することができ便利である。
【0012】
また、本発明は、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理方法であって、前記表計算アプリケーションにおいて、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集過程を有することを特徴とするデータ管理方法を提供する。
【0013】
このように、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶されるテーブルを編集することができるようにすることで、データベースに関する専門的な知識がなくてもデータベースを構築することができるようになる。
【0014】
また、この表計算アプリケーションに、データベースを検索することができる検索過程を設けておき、この検索過程は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、データベース言語に関する専門的な知識がなくても、データベースを検索することができる。
【0015】
そして、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを表計算アプリケーションにおいて一覧表にして表示することができる一覧表示過程や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを表計算アプリケーションにおいてデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示過程を有することで、検索結果を有効に活用することができるようになる。
【0016】
また、表計算アプリケーションにおいて、検索され、表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更過程を有することで、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶されている内容を変更することができ、便利である。
【0017】
また、本発明は、コンピュータに、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理させる処理を実行させるためのプログラムであって、前記表計算アプリケーションに対して、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能を付加することを特徴とするプログラムを提供する。
【0018】
このように、表計算アプリケーションに対して、データベースのテーブルを編集することができるテーブル編集機能を付加することができるプログラムを提供することにより、既存の表計算アプリケーションに対して、このような機能をアドインすることができる。
【0019】
また、表計算アプリケーションに対して、データベースを検索することができる検索機能を付加し、この検索機能は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、データベース言語に関する専門的な知識がなくてもデータベースを検索することができる。
【0020】
そして、表計算アプリケーションに対して、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データをデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能を付加することで、検索結果を有効に活用することができる。
【0021】
また、表計算アプリケーションに対して、検索され、表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更機能を付加することで、表計算アプリケーション上でデータベースに記憶されているデータを変更することができ便利である。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第一の実施形態に係るデータ管理システム100の概略構成図である。
【0023】
データ管理システム100は、CPU101、メインメモリ102及びハードディスク103を備えるパーソナルコンピュータ104と、ディスプレイ105と、マウス106と、キーボード107と、により構成されている。
【0024】
CPU101は、Central Processing Unitのことで、プログラムの実行や各種の演算などを行うチップである。
【0025】
メインメモリ102は、データを一時的に保存するための記憶装置である。
【0026】
ハードディスク103は、補助記憶装置で、電源を切っても記憶されているデータが消えないようにされている。
【0027】
ここで、ハードディスク103は、CPU101、メインメモリ102及びハードディスク103を備えるパーソナルコンピュータ104を稼働させるためのOS(Operating system)や各種アプリケーションが記憶されているプログラム領域103aと、後述するデータベース領域103bと、により構成されている。
【0028】
なお、本実施形態では、OSとしてマイクロソフト社のWindows(登録商標)系のOSを使用している。
【0029】
ここで、プログラム領域103aに記憶されているアプリケーションとしては、データベース領域103bを管理するためのデータベースマネージメントシステム及びデータベースアプリケーションからなるデータベースシステムプログラムと、マイクロソフト社の表計算アプリケーションであるエクセルのプログラムと、パーソナルコンピュータ104をデータ管理システム100として機能させるためのデータ管理システム用プログラムと、が記憶されている。
【0030】
データベース領域103bには、データ単位の集合であるテーブルが記憶されており、データベース言語としてSQLが使用されている。
【0031】
そして、入力装置としてのマウス106やキーボード107を用いて、GUI(Graphical User Interface)を介して、CPU101に対してこのエクセルを実行するように指令を出すと、CPU101は、ハードディスク103のプログラム領域103aからエクセルの実行プログラムをメインメモリ102に記憶させ、エクセルを実行し、ディスプレイ105にエクセルを表示する。
【0032】
ここで、プログラム領域103aに記憶されているデータ管理システム用プログラムにより、エクセルのツールバー又はメニューバーには、データベース作成ボタン(図示せず)が追加されており、このデータベース作成ボタンをマウス106でクリックすると、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成するか、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加するか、というデータベースのテーブルの編集選択画面が表示される。
【0033】
ここでは、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たなデータ単位を追加する場合を例として説明する。
【0034】
なお、データ単位とは、テーブルを構成する一件毎のデータのことであり、データ項目名に該当する個別データの集合体である。
【0035】
データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加する場合、データ単位を追加するテーブルを選択することにより、例えば、図2に表されているようなデータベース作成画面110が開く。
【0036】
なお、ここでは、領収書を作成するためのテーブルを選択した。
【0037】
このデータベース作成画面110には、データ項目名を入力する項目名入力ボックス111、項目名入力ボックス111に入力されたデータ項目名を表示するセルを選択する項目名セル選択ボックス112、データ項目名に該当する個別データを入力するセルを選択するデータセル選択ボックス113、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を選択するデータ型選択ボックス114、いずれのデータ項目名に該当する個別データをデータベースにおけるテーブルのキー値とするかを選択するキー値選択ボックス115が設けられている。
【0038】
項目名入力ボックス111には、データ項目名となる文字列をキーボード107を用いて入力する。
【0039】
項目名セル選択ボックス112には、予めデータ項目名を表示するエクセル上のセルを特定する文字列が定められており、予め定められている文字列によって特定されるセルをマウス106又はキーボード107で選択する。
【0040】
ここで、本実施形態では、データ項目名を表示するエクセル上のセルの位置について、横の行を「ROW」の頭文字をとって「R」、「R」の文字の右隣に横の行が上から何番目の行であるかを数字で表し、この数字の右隣に縦の列を「COLUMN」の頭文字をとって「C」、「C」の文字の右隣に縦の列が左側から何番目の列であるかを数字で表すことにより、特定することにしている。
【0041】
例えば、項目名選択ボックス112において「R1C1」を選択すると、上から1番目の行の左側から1番目の列にあるセルに項目名入力ボックス111に入力された文字列が表示されるようになる。
【0042】
データセル選択ボックス113には、項目名セル選択ボックス112と同様に、予めエクセル上のセルを特定する文字列が定められており、予め定められている文字列によって特定されるセルをマウス106又はキーボード107により選択することにより、データ項目名に該当する個別データを入力するセルを選択することができるようにされている。
【0043】
データ型選択ボックス114には、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を「文字型」「日付型」「数値型」の中からマウス106又はキーボード107を用いて選択する。
【0044】
ここで、「日付型」は、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データが日付の場合に選択するものであり、「数値型」は、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データが、数量、単価等数字以外の文字を入力しない場合に選択するものであり、「文字型」は、「日付型」及び「数値型」以外の場合に選択するものである。
【0045】
このように、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を選択しておくことで、例えば、「日付型」を選択したセルに日付以外の文字列を入力した場合や「数値型」を選択したセルに数字以外の文字を入力した場合に、エラーを表す文字列、図形又は記号等が表示されるようにすることができる。
【0046】
なお、「文字型」を選択した場合には、このようなエラー表示は行われない。
【0047】
キー値選択ボックス115は、いずれのデータ項目名に該当する個別データをデータベースのテーブルのキー値とするかを、このキー値選択ボックス115内にチェックを入れることにより、選択することができるようにされている。
【0048】
ここで、「キー値」とは、データベースを構成しているテーブルの中から一のデータ単位を特定するために使用される個別データのことであり、本実施形態においては「領収書No」にチェックを入れることにより、「領収書No」をキーとして、「得意先」、「得意先コード」、「領収書No」、「発行日」、「品目」、「数量」、「単価」及び「金額」といった個別データの集合からなるデータ単位を特定することができるようにされている。
【0049】
なお、これらの項目名入力ボックス111、項目名セル選択ボックス112、データセル選択ボックス113、データ型選択ボックス114及びキー値選択ボックス115については、テーブルを新規に作成する場合に、全て特定する必要があるが、既存のテーブルに個別データを追加する場合には、既にテーブルを作成する際にこれらの情報が特定されているため、特に変更を必要とする場合を除いてこれらの情報を改めて特定する必要はなく、マウス106で完了ボタン116をクリックすることにより、図3に表されているような入力シート117がエクセル上に表示される。
【0050】
エクセル上に表示された入力シート117の所定のセル118に個別データを入力し、例えば、「得意先」の名前・名称については、前述のデータベース作成画面110において第一行の第B列(第二列)のセル118aに入力することとしたため、このセル118aにこの「得意先」の名前・名称をキーボード107を用いて入力し、データベースへの保存ボタン(図示せず)をマウス106でクリックすることにより、データベース領域103bのテーブルに追加保存される。
【0051】
また、プログラム領域103aに記憶されているデータ管理システム用プログラムにより、エクセルのツールバー又はメニューバーには、データベース検索ボタン(図示せず)が追加されており、このデータベース検索ボタンをマウス106又はキーボード107で指定して実行すると、データベース領域103b内に既に作成されているテーブル名の一覧が表示され、この一覧から検索を実行するテーブルを選択すると、図4に表されているような、検索キーワード入力画面119がエクセル上に表示される。
【0052】
なお、ここでは、領収書を作成するためのテーブルを選択して、検索を行うこととする。
【0053】
検索キーワード入力画面119は、検索するために選択されたテーブルを作成する際に項目名入力ボックス111に入力したデータ項目名が項目名セル選択ボックス112で選択されたセルに表示されている。
【0054】
そして、データセル選択ボックス113で選択されたセルの中から、キーワードを用いて検索したいデータ項目名に該当するセルにキーワードを入力することで、選択されたテーブルの中から、このキーワードを有するデータ単位を検索することができるようにされている。
【0055】
なお、キーワードを入力して、検索実行ボタン(図示せず)をマウス106によりクリックすると、検索結果を表示する画面において表示するデータ項目名を選択するデータ項目選択画面120が表示され、このデータ項目選択画面120の選択チェック入力ボックス121に、チェックを入れることにより、検索結果を表示する画面において、チェックされたデータ項目名に該当する個別データが表示されるようになる。
【0056】
ここでは、検索キーワード入力画面119において得意先として「AAAA」を検索キーワードとし、また、データ項目選択画面120において、「得意先」、「得意先コード」、「領収書No」、「発行日」、「品目」、「数量」、「単価」、「金額」の全てのデータ項目名にチェックを入れて検索を実行した。
【0057】
このようにして検索が実行されると、データ管理システム用プログラムにより、SQLの言語体系に沿って、検索キーワード入力画面119に入力された検索キーワードが含まれているデータ単位をデータベース領域103bから検索するSQL文が生成され、データベース領域103bからこのキーワードを含むデータ単位が検索される。
【0058】
ここで、検索結果については、例えば、図4に表されている検索結果一覧表示シート122のように、一つの行に一つのデータ単位の個別データが表示されるようにエクセル上に一覧表示される。
【0059】
なお、エクセルの最上行には、データ項目名が表示されている。
【0060】
また、検索結果一覧表示シート122において特定の行をマウス106又はキーボード107を用いて特定し、エクセルのツールバー又はメニューバーに追加されている表示画面選択ボタン123の個別表示ボタン123aをマウス106でクリックすることにより、選択されたデータ単位が図5に表されている個別表示シート124に個別的に表示される。
【0061】
なお、個別表示シート124での表示も、上述のデータベース作成画面110で指定されたセルに、項目名と個別データが表示されている。
【0062】
そして、検索結果一覧表示シート122又は個別表示シート124のどちらにおいても、個別データをマウス106又はキーボード107を用いて変更し、データベースへの保存ボタン(図示せず)をマウス106でクリックすることにより、データベース領域103bにこの変更が保存される。
【0063】
なお、個別表示シート124から検索結果一覧表示シート122に戻す場合には、表示画面選択ボタン123の一覧表示ボタン123bをマウス106でクリックすればよい。
【0064】
本実施形態では、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たなデータ単位を追加する場合を例として説明しているが、データベース領域103b内に新たなテーブルを作成する際には、エクセルのツールバー又はメニューバーに追加されているデータベース作成ボタン(図示せず)をマウス106又はキーボード107で指定して実行し、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成するか又はデータベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加するかの選択画面において、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成することを選択することにより、テーブル名を入力する入力ボックス(図示せず)が表示され、この入力ボックスに適当なテーブル名を入力する。
【0065】
そして、テーブル名の入力が完了すると、データベース作成画面110が開き、項目名入力ボックス111、項目名セル選択ボックス112、データセル選択ボックス113、データ型選択ボックス114及びキー値選択ボックス115に適切な情報を入力又は選択し、図3に表されている入力シート117の所定のセル118に個別データを入力し、保存を行うことで、新たなテーブルがデータベース領域103b内に作成される。
【0066】
図6は、本発明の第二の実施形態に係るデータ管理システム200の概略構成図である。
【0067】
本実施形態に係るデータ管理システム200は、データベースサーバー230とクライアントコンピュータ231と、これらをつなぐネットワーク232と、により構成されている。
【0068】
データベースサーバー230は、第一の実施形態に係るパーソナルコンピュータ104と同様、CPU201と、メインメモリ202と、ハードディスク203と、を有しており、ハードディスク203には、少なくとも、データベース領域及びプログラム領域が設けられており、プログラム領域には少なくともOSとデータベース領域を管理するためのデータベースマネージメントシステム及びデータベースアプリケーションからなるデータベースシステムプログラムとが記憶されている。
【0069】
また、クライアントコンピュータ231は、第一の実施形態のデータ管理システム100同様、CPU301、メインメモリ302及びハードディスク303を有するパーソナルコンピュータ304と、ディスプレイ305と、マウス306と、キーボード307と、を有し、ハードディスク303のプログラム領域には、少なくとも、OSと、エクセルと、データ管理システム用プログラムと、が記憶されている。
【0070】
そして、データベースサーバー230と、クライアントコンピュータ231と、は、ネットワーク232により相互に通信可能に接続されている。
【0071】
以上により構成されているデータ管理システム200は、第一の実施形態に係るデータ管理システム100と比べて、データベースサーバー230にデータベース領域を作成した点で異なっているが、クライアントコンピュータ231におけるエクセルを使用してデータを管理する動作例は第一の実施形態と同様であるため、以下の説明は省略する。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明を構成したので、データベースに関する専門的な知識がなくても、データベースを構築することができ、また、データベースに格納されているデータを容易に変更、利用することができるデータ管理システム及びデータ管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係るデータ管理システム100の概略構成図。
【図2】データベース作成画面110の概略構成図。
【図3】入力シート117及びデータベース領域103bの概略構成図。
【図4】検索キーワード入力画面119、データ項目選択画面120及び検索結果一覧表示シート122の概略構成図。
【図5】検索結果一覧表示シート122及び個別表示シート124の概略構成図。
【図6】第二の実施形態に係るデータ管理システム200の概略構成図。
【符号の説明】
100、200 データ管理システム
101、201、301 CPU
102、202、203 メインメモリ
103、203、303 ハードディスク
104、304 パーソナルコンピュータ
105、305 ディスプレイ
106、306 マウス
107、307 キーボード
230 データベースサーバー
231 クライアントコンピュータ
232 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ管理システム又はデータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、データベースに格納されているデータを表計算アプリケーションにおいて使用可能な形式に変換を行い、この表計算アプリケーション上でデータを編集することができるデータ管理システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−36487号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ管理システムにおいては、あくまでも、予め構築されているデータベースから必要なデータを読み出し、表計算アプリケーションで利用するものであるため、顧客情報等を予めデータベースに記憶させておくためには、SQL等のデータベース言語等データベースに関する専門的な知識が必要とされていた。
【0005】
そこで、本発明は、データベースに関する専門的な知識がなくても、データベースを構築することができ、また、データベースに格納されているデータを容易に変更、利用することができるデータ管理システム及びデータ管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理システムであって、前記表計算アプリケーションには、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能が付加されていることを特徴とするデータ管理システムを提供する。
【0007】
このように、表計算アプリケーションにおいてデータベースにおけるテーブルを編集できるようにすることで、データベースに関する専門的な知識がなくても、容易にデータベースを構築することができる。
【0008】
また、表計算アプリケーションに、データベースを検索することができる検索機能を付加し、この検索機能は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、SQL等のデータベース言語を知らなくてもデータベースの検索をすることができる。
【0009】
ここで、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての前記個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データをデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能を表計算アプリケーションに付加することにより、検索結果を有効に利用することができるようになる。
【0010】
また、表計算アプリケーションには、検索されて表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更機能を付加しておくことにより、表計算アプリケーション上でデータベースに格納されているデータを変更することができ便利である。
【0011】
ここで、表計算アプリケーションについてはクライアントコンピュータにおいて実行可能にされており、一方、データベースはサーバコンピュータにおいて記憶されており、これらのクライアントコンピュータとサーバコンピュータとをネットワークを介して相互に通信可能に接続しておくことで、遠隔地にあるクライアントコンピュータからサーバコンピュータに記憶されているデータベースを利用することができ便利である。
【0012】
また、本発明は、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理方法であって、前記表計算アプリケーションにおいて、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集過程を有することを特徴とするデータ管理方法を提供する。
【0013】
このように、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶されるテーブルを編集することができるようにすることで、データベースに関する専門的な知識がなくてもデータベースを構築することができるようになる。
【0014】
また、この表計算アプリケーションに、データベースを検索することができる検索過程を設けておき、この検索過程は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、データベース言語に関する専門的な知識がなくても、データベースを検索することができる。
【0015】
そして、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを表計算アプリケーションにおいて一覧表にして表示することができる一覧表示過程や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを表計算アプリケーションにおいてデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示過程を有することで、検索結果を有効に活用することができるようになる。
【0016】
また、表計算アプリケーションにおいて、検索され、表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更過程を有することで、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶されている内容を変更することができ、便利である。
【0017】
また、本発明は、コンピュータに、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理させる処理を実行させるためのプログラムであって、前記表計算アプリケーションに対して、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能を付加することを特徴とするプログラムを提供する。
【0018】
このように、表計算アプリケーションに対して、データベースのテーブルを編集することができるテーブル編集機能を付加することができるプログラムを提供することにより、既存の表計算アプリケーションに対して、このような機能をアドインすることができる。
【0019】
また、表計算アプリケーションに対して、データベースを検索することができる検索機能を付加し、この検索機能は、入力されたキーワードに基づいてこのキーワードを検索するデータベース言語を生成し、データベースを検索するものとすることで、データベース言語に関する専門的な知識がなくてもデータベースを検索することができる。
【0020】
そして、表計算アプリケーションに対して、検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能や検索されたキーワードに該当するデータ単位の特定又は全ての個別データをデータ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能を付加することで、検索結果を有効に活用することができる。
【0021】
また、表計算アプリケーションに対して、検索され、表示されている個別データを変更することで、データベースにおける個別データを変更することができる個別データ変更機能を付加することで、表計算アプリケーション上でデータベースに記憶されているデータを変更することができ便利である。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第一の実施形態に係るデータ管理システム100の概略構成図である。
【0023】
データ管理システム100は、CPU101、メインメモリ102及びハードディスク103を備えるパーソナルコンピュータ104と、ディスプレイ105と、マウス106と、キーボード107と、により構成されている。
【0024】
CPU101は、Central Processing Unitのことで、プログラムの実行や各種の演算などを行うチップである。
【0025】
メインメモリ102は、データを一時的に保存するための記憶装置である。
【0026】
ハードディスク103は、補助記憶装置で、電源を切っても記憶されているデータが消えないようにされている。
【0027】
ここで、ハードディスク103は、CPU101、メインメモリ102及びハードディスク103を備えるパーソナルコンピュータ104を稼働させるためのOS(Operating system)や各種アプリケーションが記憶されているプログラム領域103aと、後述するデータベース領域103bと、により構成されている。
【0028】
なお、本実施形態では、OSとしてマイクロソフト社のWindows(登録商標)系のOSを使用している。
【0029】
ここで、プログラム領域103aに記憶されているアプリケーションとしては、データベース領域103bを管理するためのデータベースマネージメントシステム及びデータベースアプリケーションからなるデータベースシステムプログラムと、マイクロソフト社の表計算アプリケーションであるエクセルのプログラムと、パーソナルコンピュータ104をデータ管理システム100として機能させるためのデータ管理システム用プログラムと、が記憶されている。
【0030】
データベース領域103bには、データ単位の集合であるテーブルが記憶されており、データベース言語としてSQLが使用されている。
【0031】
そして、入力装置としてのマウス106やキーボード107を用いて、GUI(Graphical User Interface)を介して、CPU101に対してこのエクセルを実行するように指令を出すと、CPU101は、ハードディスク103のプログラム領域103aからエクセルの実行プログラムをメインメモリ102に記憶させ、エクセルを実行し、ディスプレイ105にエクセルを表示する。
【0032】
ここで、プログラム領域103aに記憶されているデータ管理システム用プログラムにより、エクセルのツールバー又はメニューバーには、データベース作成ボタン(図示せず)が追加されており、このデータベース作成ボタンをマウス106でクリックすると、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成するか、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加するか、というデータベースのテーブルの編集選択画面が表示される。
【0033】
ここでは、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たなデータ単位を追加する場合を例として説明する。
【0034】
なお、データ単位とは、テーブルを構成する一件毎のデータのことであり、データ項目名に該当する個別データの集合体である。
【0035】
データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加する場合、データ単位を追加するテーブルを選択することにより、例えば、図2に表されているようなデータベース作成画面110が開く。
【0036】
なお、ここでは、領収書を作成するためのテーブルを選択した。
【0037】
このデータベース作成画面110には、データ項目名を入力する項目名入力ボックス111、項目名入力ボックス111に入力されたデータ項目名を表示するセルを選択する項目名セル選択ボックス112、データ項目名に該当する個別データを入力するセルを選択するデータセル選択ボックス113、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を選択するデータ型選択ボックス114、いずれのデータ項目名に該当する個別データをデータベースにおけるテーブルのキー値とするかを選択するキー値選択ボックス115が設けられている。
【0038】
項目名入力ボックス111には、データ項目名となる文字列をキーボード107を用いて入力する。
【0039】
項目名セル選択ボックス112には、予めデータ項目名を表示するエクセル上のセルを特定する文字列が定められており、予め定められている文字列によって特定されるセルをマウス106又はキーボード107で選択する。
【0040】
ここで、本実施形態では、データ項目名を表示するエクセル上のセルの位置について、横の行を「ROW」の頭文字をとって「R」、「R」の文字の右隣に横の行が上から何番目の行であるかを数字で表し、この数字の右隣に縦の列を「COLUMN」の頭文字をとって「C」、「C」の文字の右隣に縦の列が左側から何番目の列であるかを数字で表すことにより、特定することにしている。
【0041】
例えば、項目名選択ボックス112において「R1C1」を選択すると、上から1番目の行の左側から1番目の列にあるセルに項目名入力ボックス111に入力された文字列が表示されるようになる。
【0042】
データセル選択ボックス113には、項目名セル選択ボックス112と同様に、予めエクセル上のセルを特定する文字列が定められており、予め定められている文字列によって特定されるセルをマウス106又はキーボード107により選択することにより、データ項目名に該当する個別データを入力するセルを選択することができるようにされている。
【0043】
データ型選択ボックス114には、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を「文字型」「日付型」「数値型」の中からマウス106又はキーボード107を用いて選択する。
【0044】
ここで、「日付型」は、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データが日付の場合に選択するものであり、「数値型」は、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データが、数量、単価等数字以外の文字を入力しない場合に選択するものであり、「文字型」は、「日付型」及び「数値型」以外の場合に選択するものである。
【0045】
このように、データセル選択ボックス113によって選択されたセルに入力する個別データの形式を選択しておくことで、例えば、「日付型」を選択したセルに日付以外の文字列を入力した場合や「数値型」を選択したセルに数字以外の文字を入力した場合に、エラーを表す文字列、図形又は記号等が表示されるようにすることができる。
【0046】
なお、「文字型」を選択した場合には、このようなエラー表示は行われない。
【0047】
キー値選択ボックス115は、いずれのデータ項目名に該当する個別データをデータベースのテーブルのキー値とするかを、このキー値選択ボックス115内にチェックを入れることにより、選択することができるようにされている。
【0048】
ここで、「キー値」とは、データベースを構成しているテーブルの中から一のデータ単位を特定するために使用される個別データのことであり、本実施形態においては「領収書No」にチェックを入れることにより、「領収書No」をキーとして、「得意先」、「得意先コード」、「領収書No」、「発行日」、「品目」、「数量」、「単価」及び「金額」といった個別データの集合からなるデータ単位を特定することができるようにされている。
【0049】
なお、これらの項目名入力ボックス111、項目名セル選択ボックス112、データセル選択ボックス113、データ型選択ボックス114及びキー値選択ボックス115については、テーブルを新規に作成する場合に、全て特定する必要があるが、既存のテーブルに個別データを追加する場合には、既にテーブルを作成する際にこれらの情報が特定されているため、特に変更を必要とする場合を除いてこれらの情報を改めて特定する必要はなく、マウス106で完了ボタン116をクリックすることにより、図3に表されているような入力シート117がエクセル上に表示される。
【0050】
エクセル上に表示された入力シート117の所定のセル118に個別データを入力し、例えば、「得意先」の名前・名称については、前述のデータベース作成画面110において第一行の第B列(第二列)のセル118aに入力することとしたため、このセル118aにこの「得意先」の名前・名称をキーボード107を用いて入力し、データベースへの保存ボタン(図示せず)をマウス106でクリックすることにより、データベース領域103bのテーブルに追加保存される。
【0051】
また、プログラム領域103aに記憶されているデータ管理システム用プログラムにより、エクセルのツールバー又はメニューバーには、データベース検索ボタン(図示せず)が追加されており、このデータベース検索ボタンをマウス106又はキーボード107で指定して実行すると、データベース領域103b内に既に作成されているテーブル名の一覧が表示され、この一覧から検索を実行するテーブルを選択すると、図4に表されているような、検索キーワード入力画面119がエクセル上に表示される。
【0052】
なお、ここでは、領収書を作成するためのテーブルを選択して、検索を行うこととする。
【0053】
検索キーワード入力画面119は、検索するために選択されたテーブルを作成する際に項目名入力ボックス111に入力したデータ項目名が項目名セル選択ボックス112で選択されたセルに表示されている。
【0054】
そして、データセル選択ボックス113で選択されたセルの中から、キーワードを用いて検索したいデータ項目名に該当するセルにキーワードを入力することで、選択されたテーブルの中から、このキーワードを有するデータ単位を検索することができるようにされている。
【0055】
なお、キーワードを入力して、検索実行ボタン(図示せず)をマウス106によりクリックすると、検索結果を表示する画面において表示するデータ項目名を選択するデータ項目選択画面120が表示され、このデータ項目選択画面120の選択チェック入力ボックス121に、チェックを入れることにより、検索結果を表示する画面において、チェックされたデータ項目名に該当する個別データが表示されるようになる。
【0056】
ここでは、検索キーワード入力画面119において得意先として「AAAA」を検索キーワードとし、また、データ項目選択画面120において、「得意先」、「得意先コード」、「領収書No」、「発行日」、「品目」、「数量」、「単価」、「金額」の全てのデータ項目名にチェックを入れて検索を実行した。
【0057】
このようにして検索が実行されると、データ管理システム用プログラムにより、SQLの言語体系に沿って、検索キーワード入力画面119に入力された検索キーワードが含まれているデータ単位をデータベース領域103bから検索するSQL文が生成され、データベース領域103bからこのキーワードを含むデータ単位が検索される。
【0058】
ここで、検索結果については、例えば、図4に表されている検索結果一覧表示シート122のように、一つの行に一つのデータ単位の個別データが表示されるようにエクセル上に一覧表示される。
【0059】
なお、エクセルの最上行には、データ項目名が表示されている。
【0060】
また、検索結果一覧表示シート122において特定の行をマウス106又はキーボード107を用いて特定し、エクセルのツールバー又はメニューバーに追加されている表示画面選択ボタン123の個別表示ボタン123aをマウス106でクリックすることにより、選択されたデータ単位が図5に表されている個別表示シート124に個別的に表示される。
【0061】
なお、個別表示シート124での表示も、上述のデータベース作成画面110で指定されたセルに、項目名と個別データが表示されている。
【0062】
そして、検索結果一覧表示シート122又は個別表示シート124のどちらにおいても、個別データをマウス106又はキーボード107を用いて変更し、データベースへの保存ボタン(図示せず)をマウス106でクリックすることにより、データベース領域103bにこの変更が保存される。
【0063】
なお、個別表示シート124から検索結果一覧表示シート122に戻す場合には、表示画面選択ボタン123の一覧表示ボタン123bをマウス106でクリックすればよい。
【0064】
本実施形態では、データベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たなデータ単位を追加する場合を例として説明しているが、データベース領域103b内に新たなテーブルを作成する際には、エクセルのツールバー又はメニューバーに追加されているデータベース作成ボタン(図示せず)をマウス106又はキーボード107で指定して実行し、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成するか又はデータベース領域103b内に既に作成されているテーブルに新たにデータ単位を追加するかの選択画面において、データベース領域103b内に新たにテーブルを作成することを選択することにより、テーブル名を入力する入力ボックス(図示せず)が表示され、この入力ボックスに適当なテーブル名を入力する。
【0065】
そして、テーブル名の入力が完了すると、データベース作成画面110が開き、項目名入力ボックス111、項目名セル選択ボックス112、データセル選択ボックス113、データ型選択ボックス114及びキー値選択ボックス115に適切な情報を入力又は選択し、図3に表されている入力シート117の所定のセル118に個別データを入力し、保存を行うことで、新たなテーブルがデータベース領域103b内に作成される。
【0066】
図6は、本発明の第二の実施形態に係るデータ管理システム200の概略構成図である。
【0067】
本実施形態に係るデータ管理システム200は、データベースサーバー230とクライアントコンピュータ231と、これらをつなぐネットワーク232と、により構成されている。
【0068】
データベースサーバー230は、第一の実施形態に係るパーソナルコンピュータ104と同様、CPU201と、メインメモリ202と、ハードディスク203と、を有しており、ハードディスク203には、少なくとも、データベース領域及びプログラム領域が設けられており、プログラム領域には少なくともOSとデータベース領域を管理するためのデータベースマネージメントシステム及びデータベースアプリケーションからなるデータベースシステムプログラムとが記憶されている。
【0069】
また、クライアントコンピュータ231は、第一の実施形態のデータ管理システム100同様、CPU301、メインメモリ302及びハードディスク303を有するパーソナルコンピュータ304と、ディスプレイ305と、マウス306と、キーボード307と、を有し、ハードディスク303のプログラム領域には、少なくとも、OSと、エクセルと、データ管理システム用プログラムと、が記憶されている。
【0070】
そして、データベースサーバー230と、クライアントコンピュータ231と、は、ネットワーク232により相互に通信可能に接続されている。
【0071】
以上により構成されているデータ管理システム200は、第一の実施形態に係るデータ管理システム100と比べて、データベースサーバー230にデータベース領域を作成した点で異なっているが、クライアントコンピュータ231におけるエクセルを使用してデータを管理する動作例は第一の実施形態と同様であるため、以下の説明は省略する。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明を構成したので、データベースに関する専門的な知識がなくても、データベースを構築することができ、また、データベースに格納されているデータを容易に変更、利用することができるデータ管理システム及びデータ管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係るデータ管理システム100の概略構成図。
【図2】データベース作成画面110の概略構成図。
【図3】入力シート117及びデータベース領域103bの概略構成図。
【図4】検索キーワード入力画面119、データ項目選択画面120及び検索結果一覧表示シート122の概略構成図。
【図5】検索結果一覧表示シート122及び個別表示シート124の概略構成図。
【図6】第二の実施形態に係るデータ管理システム200の概略構成図。
【符号の説明】
100、200 データ管理システム
101、201、301 CPU
102、202、203 メインメモリ
103、203、303 ハードディスク
104、304 パーソナルコンピュータ
105、305 ディスプレイ
106、306 マウス
107、307 キーボード
230 データベースサーバー
231 クライアントコンピュータ
232 ネットワーク
Claims (16)
- 表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理システムであって、
前記表計算アプリケーションには、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能が付加されていることを特徴とするデータ管理システム。 - 前記表計算アプリケーションには、前記データベースを検索することができる検索機能が付加されており、
前記検索機能は、入力されたキーワードに基づいて前記キーワードを検索するデータベース言語を生成し、前記データベースを検索するものであることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。 - 前記表計算アプリケーションには、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能が付加されていることを特徴とする請求項2に記載のデータ管理システム。
- 前記表計算アプリケーションには、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを前記データ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能が付加されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ管理システム。
- 前記表計算アプリケーションには、表示されている前記個別データを変更することで、前記データベースにおける前記個別データを変更することができる個別データ変更機能が付加されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のデータ管理システム。
- 前記表計算アプリケーションは、クライアントコンピュータにおいて実行可能にされており、前記データベースはサーバコンピュータにおいて記憶されており、前記クライアントコンピュータと前記サーバコンピュータは、ネットワークを介して接続されることにより、相互に通信可能にされていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のデータ管理システム。
- 表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理することができるデータ管理方法であって、
前記表計算アプリケーションにおいて、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集過程を有することを特徴とするデータ管理方法。 - 前記表計算アプリケーションにおいて、前記データベースを検索することができる検索過程を有しており、
前記検索過程は、入力されたキーワードに基づいて前記キーワードを検索するデータベース言語を生成し、前記データベースを検索するものであることを特徴とする請求項7に記載のデータ管理方法。 - 前記表計算アプリケーションにおいて、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示過程を有することを特徴とする請求項8に記載のデータ管理方法。
- 前記表計算アプリケーションにおいて、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを前記データ単位毎に個別に表示することができる個別表示過程を有することを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ管理方法。
- 前記表計算アプリケーションにおいて、表示されている前記個別データを変更することで、前記データベースにおける前記個別データを変更することができる個別データ変更過程を有することを特徴とする請求項9又は10に記載のデータ管理方法。
- コンピュータに、表計算アプリケーションにおいてデータベースに記憶させるデータを管理させる処理を実行させるためのプログラムであって、
前記表計算アプリケーションに対して、データ項目名及び前記データ項目名に該当する個別データを入力するセルをそれぞれ選択し、前記個別データを入力することで、前記表計算アプリケーションの一つのシートを一つのデータ単位として、前記データベースにおけるテーブルを編集することができるようにしたテーブル編集機能を付加することを特徴とするプログラム。 - 前記表計算アプリケーションに対して、前記データベースを検索することができる検索機能を付加し、
前記検索機能は、入力されたキーワードに基づいて前記キーワードを検索するデータベース言語を生成し、前記データベースを検索するものであることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。 - 前記表計算アプリケーションに対して、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを一覧表にして表示することができる一覧表示機能が付加されていることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
- 前記表計算アプリケーションに対して、検索された前記キーワードに該当する前記データ単位の特定又は全ての前記個別データを前記データ単位毎に個別に表示することができる個別表示機能が付加されていることを特徴とする請求項13又は14に記載のプログラム。
- 前記表計算アプリケーションに対して、表示されている前記個別データを変更することで、前記データベースにおける前記個別データを変更することができる個別データ変更機能が付加されていることを特徴とする請求項14又は15に記載のプログラム。
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Cited By (3)
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WO2010119628A1 (ja) * | 2009-04-16 | 2010-10-21 | 株式会社日立製作所 | 環境情報集計システム及び方法 |
WO2016147354A1 (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-22 | 三菱電機株式会社 | データベース設計支援装置及びデータベース設計支援プログラム |
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-
2003
- 2003-05-15 JP JP2003136915A patent/JP2004341770A/ja active Pending
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