JP2004341194A - 投射レンズユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】不要光を除去して、ゴーストの発生を抑える。
【解決手段】レンズ21が取り付けられた本体15のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角αの最外側を仕切るフード31を備えた。フード31は、遮光板32と、遮光筒33とを備え、遮光板32の遮光高さをH、遮光筒33の長さをLとしたとき、画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすようにHとLを設定した。具体的には、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように設定した。遮光筒33の内面には、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施した。具体的には、散乱溝35を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】レンズ21が取り付けられた本体15のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角αの最外側を仕切るフード31を備えた。フード31は、遮光板32と、遮光筒33とを備え、遮光板32の遮光高さをH、遮光筒33の長さをLとしたとき、画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすようにHとLを設定した。具体的には、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように設定した。遮光筒33の内面には、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施した。具体的には、散乱溝35を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクター等に用いられて、光源側の画像等をスクリーンへ投影する投射レンズユニットに関し、特に不要光の処理手段を改良した投射レンズユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクター等においては、例えばハイビジョン画像のような、画像の高精細化に伴い、投射画像の品位(画質)の安定化が要求されている。このため、投射レンズユニットについても高い性能が要求される。
【0003】
この場合において、不要光によるゴーストの発生が問題になる。即ち、CRTからの光束のうち、投射レンズの外周部に入射した不要光がスクリーン上に三日月状などのゴーストを発生させることがあるという問題がある。
【0004】
この問題を解決するものとしては、例えば特許文献1の投射レンズがある。この投射レンズは、画像の形状に適合した形状の開口部により不要光を遮断するマスクを設けている。また、マスクの開口部の形状をズーミング動作に合わせて変化させる手段を設けている。しかしこの場合、部品点数が増えて構造が複雑になり、コストが嵩んでしまう。
【0005】
このため、簡単な構造でゴーストの発生を抑える投射レンズユニットとして、図2に示す構成のものがある。
【0006】
図中の1はCRTである。このCRT1に投射レンズユニット2が取り付けられている。そして、CRT1で作成された画像が投射レンズユニット2で拡大されてスクリーン(図示せず)に投影される。
【0007】
投射レンズユニット2は、レンズ3と、内鏡筒4と、外鏡筒5とから構成されている。レンズ3は、内鏡筒4内に取り付けられた内側レンズ3A、中間レンズ3B及び外側レンズ3Cの3枚のレンズを組み合わせて構成されている。
【0008】
そして、三日月状のゴーストの発生を抑えるために、内側レンズ3Aの外周縁に墨塗り部3Dが設けられていた。
【0009】
内鏡筒4の先端部にはフード6が取り付けられているが、このフード6は不要光の除去に対しては何ら寄与していない。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−194065号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成の投射レンズユニットの場合、内側レンズ3Aの外周縁に墨塗り部3Dを設けて不要光の入射を防ぐようにしているが、この墨塗り部を設ける場合、墨塗り工程が必要になる。即ち、作業工程が1つ増えることになり、作業効率が悪くなる。さらに、その分の作業コストが発生してしまう。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、墨塗り工程を削除して作業効率の向上及び作業コストの低減を図った投射レンズユニットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために第1の発明に係る投射レンズユニットは、1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部を、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成したことを特徴とする。
【0014】
上記構成により、本体のスクリーン側端部で、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光(画像に悪影響を及ぼす不要光)を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0015】
第2の発明の係る投射レンズユニットは、1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードを備えことを特徴とする。
【0016】
上記構成により、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0017】
上記フードは、上記本体のスクリーン側端部に上記レンズの光軸に垂直な面に沿って配設された環状板状の遮光板と、上記本体のスクリーン側端部からスクリーン側へ延出して設けられた遮光筒とを備え、上記遮光板の遮光高さをH、上記遮光筒の長さをLとしたとき、上記画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすことが望ましい。
【0018】
上記構成により、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすように、遮光板の遮光高さH及び遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0019】
上記遮光板の遮光高さH及び上記遮光筒の長さLは、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすことが望ましい。
【0020】
上記構成により、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように、遮光板の遮光高さH及び遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0021】
上記フードの内面は、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施したことが望ましい。
【0022】
上記構成により、フードの内面の表面処理によって、画角の最外側の外側を通る不要光を吸収し、反射させ又は散乱させて除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0023】
上記フードは、複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けることが望ましい。
【0024】
上記構成により、複数に分割したフードを、不要光が通る部分を中心に取り付ける。不要光が通る部分のみに取り付けてもよく、不要光が通る部分を含めて全体に取り付けてもよい。このフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る投射レンズユニットの実施形態を図面を参照しながら詳述する。ここでは、上記従来の技術と同様に、投射レンズユニットをプロジェクターに用いた場合を例に説明する。
【0026】
図1は投射レンズユニットを示す側面断面図、図3はフードを示す要部拡大断面図である。
【0027】
プロジェクターの場合は、図1に示すように、CRT11で画像が作成され、その画像が投射レンズユニット12で拡大され、反射鏡(図示せず)を介して、又は直接にスクリーン(図示せず)に投影される。
【0028】
CRT11は画像を作成するための装置である。CRT11の前面(図1中の左側面)は平坦面状に形成され、この前面に後述するカプラ14が取り付けられる。
【0029】
投射レンズユニット12は、CRT11で作成された画像をスクリーンに焦点を合わせて投影するための部材である。この投射レンズユニット12は、カプラ14と、レンズユニット本体15とから構成されている。
【0030】
カプラ14は、レンズユニット本体15をCRT11に固定するための部材である。このカプラ14は、外筒部16と、凹エレメント17と、冷却液18とから構成されている。外筒部16は、ほぼ円筒状に形成され、その基端部(図1中の右側端部)がCRT11の前面の周縁部に当接されている。外筒部16の基端面とCRT11の前面との間は密封されている。外筒部16の先端部には、凹エレメント17を固定する抑え板としてのフランジ部19が設けられている。
【0031】
凹エレメント17は、CRT11の前面、外筒部16及び冷却液18と相まって凹レンズを形成するための部材である。凹エレメント17は、断面がほぼ円形状又はほぼ楕円形状に窪ませて形成されている。凹エレメント17の周縁の外側面(図1中の左側面)には、遮光板17Aが設けられている。この遮光板17Aは、CRT11からの映像光(CRT11の前面に映し出される映像の光)のみを通してその外側の不要光を除去するための部材である。遮光板17Aは、凹エレメント17の周縁を覆うように、環状の板材で構成されている。さらに、遮光板17Aは、光を吸収するように、黒色の合成樹脂で形成されている。遮光板17Aの内側縁部は、CRT11からレンズユニット本体15に入射する映像光の縁の部分を覆う位置まで内側へ延ばして形成されている。これにより、遮光板17Aは、レンズユニット本体15への入射光のうち映像光の外側に位置する不要光を除去するようになっている。
【0032】
冷却液18は、カプラ14の凹レンズの一部を構成すると共に、CRT11からの熱を吸収するための液体である。この冷却液18は、外筒部16と、凹エレメント17と、CRT11の前面とで密封された空間内に充填されて、凹レンズを構成する。
【0033】
レンズユニット本体15は、CRT11からの光を直接に制御してCRT11で作成された画像をスクリーンに投影させるための部材である。このレンズユニット本体15は、レンズ21と、内鏡筒22と、外鏡筒23とから構成されている。
【0034】
レンズ21は、設計に応じて凹レンズ又は凸レンズが、単体で又は複数枚組み合わされて構成されている。ここでは、内側レンズ21A、中間レンズ21B及び外側レンズ21Cの3枚のレンズを組み合わせて構成されている。
【0035】
内鏡筒22は、各レンズ21を設計位置に合わせて正確に支持するための部材である。内鏡筒22の内側面にはレンズ支持部24が設定間隔毎に設けられ、各レンズ21を設定位置で正確に支持している。内鏡筒22の外周には、外鏡筒23に支持された状態で外鏡筒23から出没する際に摺接する摺接部25が設けられている。内鏡筒22は、摺接部25で外鏡筒23に支持され、フォーカスロックネジ26で外鏡筒23に固定されている。そして、このフォーカスロックネジ26を外すだけで、内鏡筒22を外鏡筒23から取り外して、別の設計の内鏡筒22に取り替えることができるようになっている。また、同一の外鏡筒23に種々の内鏡筒22を付け替えることで、CRT11に種々の設計のレンズユニット本体15を取り付けることができる。さらに、内鏡筒22の外周には、フォーカスロックネジ26がねじ込まれるナット部27が、外鏡筒23の内周面に接触する位置まで延出して設けられている。内鏡筒22は外鏡筒23にのみ支持され、カプラ14には接触していない。
【0036】
内鏡筒22のスクリーン側端部には、フード31が設けられている。このフード31は、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るための部材である。フード31は、遮光板32と遮光筒33とから構成されている。
【0037】
遮光板32は、レンズユニット本体15の光軸に垂直な面に沿って配設された環状板状に形成されている。この環状板状の遮光板32が、外側レンズ21Cの周縁をその外側から覆って設けられている。
【0038】
遮光筒33は、レンズユニット本体15のスクリーン側端部からスクリーン側へ延出して設けられている。遮光筒33は、外側レンズ21Cを支持する内鏡筒22をそのまま延長して、環状筒状に形成されている。
【0039】
遮光板32及び遮光筒33の先端部(遮光板32の内側端部及び遮光筒33のスクリーン側端部)は、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成されている。即ち、遮光板32の遮光高さをH、遮光筒33の長さをLとしたとき、これらH、Lが画角αに対して、次の式(1)の関係を満たすように設定されている。
【0040】
tan(α/2)=H/L …(1)
具体的には、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように設定されている。このH/Lの具体的な値は、レンズ21の種類によって異なる画角αの値に応じて設定する。
【0041】
フード31は、光を吸収するように、黒色の合成樹脂で形成されている。フード31の遮光筒33の内側面には、図3に示すように、散乱溝35が施されている。この散乱溝35は、遮光筒33の内側面全面に、その円周方向に刻まれたV字溝によって構成されている。散乱溝35は、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光を散乱させて除去すると共に、不要光を吸収する面積を広げるための溝である。これにより、遮光筒33の内側面に当たった不要光は、まず黒色の合成樹脂の表面で吸収され、吸収されずに反射した光は散乱溝35で散乱されて、除去されるようになっている。
【0042】
外鏡筒23は、図1に示すように、カプラ14に固定された状態で内鏡筒22を収納して摺動可能に支持するための部材である。外鏡筒23の内周面には内鏡筒22の摺接部25と摺接する内鏡筒支持部37が設けられている。これにより、外鏡筒23は、内鏡筒22を支持して、その出没動を許容している。外鏡筒23は、脚部38を介してカプラ14に固定されている。
【0043】
[動作]
以上の構成の投射レンズユニット12では、ゴーストが次のようにして除去される。
【0044】
CRT11で作成された画像は、投射レンズユニット12で拡大されて、画角αの角度に広げられる。そして、画角αの限度まで広げられた画像は、スクリーンの全面に投影される。
【0045】
このとき、CRT11から凹エレメント17を介して内鏡筒22に入射する映像光は、遮光板17Aを通過する。そして、内鏡筒22への入射光のうち映像光の外側に位置する不要光は、遮光板17Aに当たって除去され、映像光のみが内鏡筒22に入射する。
【0046】
さらに、内鏡筒22から出射する映像光のうち画角αの最外側の外側に不要光が存在する場合は、その不要光はフード31の遮光板32及び遮光筒33に当たる。遮光板32に当たって不要光はその一部が遮光板32の内側表面で吸収され、他は内鏡筒22内に反射されて除去される。遮光筒33に当たって不要光は、その一部が遮光筒33の内側表面で吸収され、他は散乱溝35で散乱されて除去される。
【0047】
[効果]
以上のように、遮光板17Aで、CRT11から内鏡筒22に入射する映像光の外側に位置する不要光を除去することができる。さらに、フード31の遮光板32及び遮光筒33で、画角αの最外側の外側を通る不要光を除去することができる。このため、スクリーン上にゴーストが発生するのを抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。この結果、投射レンズユニット12に対する信頼性が向上する。
【0048】
[変形例]
(1) 上記実施形態では、フード31を遮光板32及び遮光筒33で構成したが、遮光板32又は遮光筒33の一方のみで構成してもよい。遮光板32又は遮光筒33を、画角αの最外側に沿って設けることにより、画角αの最外側の外側を通る不要光を除去することができる。
【0049】
また、遮光筒33を単純な筒体で構成したが、例えば複数の筒状で構成して伸縮できる構成にして遮光筒33の長さLを調整できるようにしてもよい。これにより、レンズの設計変更等で画角αが変わる場合にも対応することができる。
【0050】
(2) 上記実施形態では、フード31を環状に形成したが、フード31を複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けるようにしてもよい。不要光が通る部分のみに取り付けてもよく、不要光が通る部分を中心にして周囲まで取り付けてもよい。不要光が通る部分を含めて全体に取り付けてもよい。このフード31によって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0051】
(3) 上記実施形態では、フード31の遮光筒33の内側面にのみ散乱溝35を設けたが、遮光板32の内側面のみに、又は遮光板32及び遮光筒33の両方の内側面に、散乱溝35を設けてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0052】
(4) 上記実施形態では、フード31の遮光筒33の内側面に散乱溝35を設けることにより、不要光を主に散乱させて除去するようにしたが、不要光を吸収又は反射させて除去するようにしてもよい。不要光を吸収させる場合は、遮光板32又は遮光筒33の内側面に、つや消し等の光を吸収しやすい表面処理を施す。不要光を反射させる場合は、遮光板32又は遮光筒33の内側面に、鏡面仕上げ等の光を反射しやすい表面処理を施す。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0053】
(5) 上記実施形態では、投射レンズユニット12をプロジェクターに用いた場合を例に説明したが、プロジェクターに限らず、他の光学機器に用いてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0055】
(1) 本体のスクリーン側端部を、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成したので、本体のスクリーン側端部で、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。この結果、投射レンズユニットに対する信頼性が向上する。
【0056】
(2) 本体のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードを備えたので、このフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができ、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0057】
(3) 上記フードが遮光板と遮光筒とを備え、上記遮光板の遮光高さH、上記遮光筒の長さL、上記画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすように、遮光高さH及び長さLを設定することで、この遮光板及び遮光筒によって画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0058】
(4) H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように、上記遮光板の遮光高さH及び上記遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができ、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0059】
(5) 上記フードの内面に、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施したので、この表面処理によって、画角の最外側の外側を通る不要光を吸収し、反射させ又は散乱させて除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0060】
(6) 上記フードを複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けることにより、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投射レンズユニットを示す側面断面図である。
【図2】従来の投射レンズユニットを示す側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る投射レンズユニットのフードを示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11:CRT、12投射レンズユニット、14:カプラ、15:レンズユニット本体、16:外筒部、17:凹エレメント、18:冷却液、19:フランジ部、21:レンズ、21A:内側レンズ、21B:中間レンズ、21C:外側レンズ、22:内鏡筒、23:外鏡筒、24:レンズ支持部、25:摺接部、26:フォーカスロックネジ、27:ナット部、31:フード、32:遮光板、33:遮光筒、35:散乱溝、37:内鏡筒支持部、38:脚部、H:遮光板32の遮光高さを、L:遮光筒33の長さ、α:画角。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクター等に用いられて、光源側の画像等をスクリーンへ投影する投射レンズユニットに関し、特に不要光の処理手段を改良した投射レンズユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクター等においては、例えばハイビジョン画像のような、画像の高精細化に伴い、投射画像の品位(画質)の安定化が要求されている。このため、投射レンズユニットについても高い性能が要求される。
【0003】
この場合において、不要光によるゴーストの発生が問題になる。即ち、CRTからの光束のうち、投射レンズの外周部に入射した不要光がスクリーン上に三日月状などのゴーストを発生させることがあるという問題がある。
【0004】
この問題を解決するものとしては、例えば特許文献1の投射レンズがある。この投射レンズは、画像の形状に適合した形状の開口部により不要光を遮断するマスクを設けている。また、マスクの開口部の形状をズーミング動作に合わせて変化させる手段を設けている。しかしこの場合、部品点数が増えて構造が複雑になり、コストが嵩んでしまう。
【0005】
このため、簡単な構造でゴーストの発生を抑える投射レンズユニットとして、図2に示す構成のものがある。
【0006】
図中の1はCRTである。このCRT1に投射レンズユニット2が取り付けられている。そして、CRT1で作成された画像が投射レンズユニット2で拡大されてスクリーン(図示せず)に投影される。
【0007】
投射レンズユニット2は、レンズ3と、内鏡筒4と、外鏡筒5とから構成されている。レンズ3は、内鏡筒4内に取り付けられた内側レンズ3A、中間レンズ3B及び外側レンズ3Cの3枚のレンズを組み合わせて構成されている。
【0008】
そして、三日月状のゴーストの発生を抑えるために、内側レンズ3Aの外周縁に墨塗り部3Dが設けられていた。
【0009】
内鏡筒4の先端部にはフード6が取り付けられているが、このフード6は不要光の除去に対しては何ら寄与していない。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−194065号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成の投射レンズユニットの場合、内側レンズ3Aの外周縁に墨塗り部3Dを設けて不要光の入射を防ぐようにしているが、この墨塗り部を設ける場合、墨塗り工程が必要になる。即ち、作業工程が1つ増えることになり、作業効率が悪くなる。さらに、その分の作業コストが発生してしまう。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、墨塗り工程を削除して作業効率の向上及び作業コストの低減を図った投射レンズユニットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために第1の発明に係る投射レンズユニットは、1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部を、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成したことを特徴とする。
【0014】
上記構成により、本体のスクリーン側端部で、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光(画像に悪影響を及ぼす不要光)を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0015】
第2の発明の係る投射レンズユニットは、1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードを備えことを特徴とする。
【0016】
上記構成により、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0017】
上記フードは、上記本体のスクリーン側端部に上記レンズの光軸に垂直な面に沿って配設された環状板状の遮光板と、上記本体のスクリーン側端部からスクリーン側へ延出して設けられた遮光筒とを備え、上記遮光板の遮光高さをH、上記遮光筒の長さをLとしたとき、上記画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすことが望ましい。
【0018】
上記構成により、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすように、遮光板の遮光高さH及び遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0019】
上記遮光板の遮光高さH及び上記遮光筒の長さLは、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすことが望ましい。
【0020】
上記構成により、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように、遮光板の遮光高さH及び遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0021】
上記フードの内面は、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施したことが望ましい。
【0022】
上記構成により、フードの内面の表面処理によって、画角の最外側の外側を通る不要光を吸収し、反射させ又は散乱させて除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0023】
上記フードは、複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けることが望ましい。
【0024】
上記構成により、複数に分割したフードを、不要光が通る部分を中心に取り付ける。不要光が通る部分のみに取り付けてもよく、不要光が通る部分を含めて全体に取り付けてもよい。このフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る投射レンズユニットの実施形態を図面を参照しながら詳述する。ここでは、上記従来の技術と同様に、投射レンズユニットをプロジェクターに用いた場合を例に説明する。
【0026】
図1は投射レンズユニットを示す側面断面図、図3はフードを示す要部拡大断面図である。
【0027】
プロジェクターの場合は、図1に示すように、CRT11で画像が作成され、その画像が投射レンズユニット12で拡大され、反射鏡(図示せず)を介して、又は直接にスクリーン(図示せず)に投影される。
【0028】
CRT11は画像を作成するための装置である。CRT11の前面(図1中の左側面)は平坦面状に形成され、この前面に後述するカプラ14が取り付けられる。
【0029】
投射レンズユニット12は、CRT11で作成された画像をスクリーンに焦点を合わせて投影するための部材である。この投射レンズユニット12は、カプラ14と、レンズユニット本体15とから構成されている。
【0030】
カプラ14は、レンズユニット本体15をCRT11に固定するための部材である。このカプラ14は、外筒部16と、凹エレメント17と、冷却液18とから構成されている。外筒部16は、ほぼ円筒状に形成され、その基端部(図1中の右側端部)がCRT11の前面の周縁部に当接されている。外筒部16の基端面とCRT11の前面との間は密封されている。外筒部16の先端部には、凹エレメント17を固定する抑え板としてのフランジ部19が設けられている。
【0031】
凹エレメント17は、CRT11の前面、外筒部16及び冷却液18と相まって凹レンズを形成するための部材である。凹エレメント17は、断面がほぼ円形状又はほぼ楕円形状に窪ませて形成されている。凹エレメント17の周縁の外側面(図1中の左側面)には、遮光板17Aが設けられている。この遮光板17Aは、CRT11からの映像光(CRT11の前面に映し出される映像の光)のみを通してその外側の不要光を除去するための部材である。遮光板17Aは、凹エレメント17の周縁を覆うように、環状の板材で構成されている。さらに、遮光板17Aは、光を吸収するように、黒色の合成樹脂で形成されている。遮光板17Aの内側縁部は、CRT11からレンズユニット本体15に入射する映像光の縁の部分を覆う位置まで内側へ延ばして形成されている。これにより、遮光板17Aは、レンズユニット本体15への入射光のうち映像光の外側に位置する不要光を除去するようになっている。
【0032】
冷却液18は、カプラ14の凹レンズの一部を構成すると共に、CRT11からの熱を吸収するための液体である。この冷却液18は、外筒部16と、凹エレメント17と、CRT11の前面とで密封された空間内に充填されて、凹レンズを構成する。
【0033】
レンズユニット本体15は、CRT11からの光を直接に制御してCRT11で作成された画像をスクリーンに投影させるための部材である。このレンズユニット本体15は、レンズ21と、内鏡筒22と、外鏡筒23とから構成されている。
【0034】
レンズ21は、設計に応じて凹レンズ又は凸レンズが、単体で又は複数枚組み合わされて構成されている。ここでは、内側レンズ21A、中間レンズ21B及び外側レンズ21Cの3枚のレンズを組み合わせて構成されている。
【0035】
内鏡筒22は、各レンズ21を設計位置に合わせて正確に支持するための部材である。内鏡筒22の内側面にはレンズ支持部24が設定間隔毎に設けられ、各レンズ21を設定位置で正確に支持している。内鏡筒22の外周には、外鏡筒23に支持された状態で外鏡筒23から出没する際に摺接する摺接部25が設けられている。内鏡筒22は、摺接部25で外鏡筒23に支持され、フォーカスロックネジ26で外鏡筒23に固定されている。そして、このフォーカスロックネジ26を外すだけで、内鏡筒22を外鏡筒23から取り外して、別の設計の内鏡筒22に取り替えることができるようになっている。また、同一の外鏡筒23に種々の内鏡筒22を付け替えることで、CRT11に種々の設計のレンズユニット本体15を取り付けることができる。さらに、内鏡筒22の外周には、フォーカスロックネジ26がねじ込まれるナット部27が、外鏡筒23の内周面に接触する位置まで延出して設けられている。内鏡筒22は外鏡筒23にのみ支持され、カプラ14には接触していない。
【0036】
内鏡筒22のスクリーン側端部には、フード31が設けられている。このフード31は、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るための部材である。フード31は、遮光板32と遮光筒33とから構成されている。
【0037】
遮光板32は、レンズユニット本体15の光軸に垂直な面に沿って配設された環状板状に形成されている。この環状板状の遮光板32が、外側レンズ21Cの周縁をその外側から覆って設けられている。
【0038】
遮光筒33は、レンズユニット本体15のスクリーン側端部からスクリーン側へ延出して設けられている。遮光筒33は、外側レンズ21Cを支持する内鏡筒22をそのまま延長して、環状筒状に形成されている。
【0039】
遮光板32及び遮光筒33の先端部(遮光板32の内側端部及び遮光筒33のスクリーン側端部)は、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成されている。即ち、遮光板32の遮光高さをH、遮光筒33の長さをLとしたとき、これらH、Lが画角αに対して、次の式(1)の関係を満たすように設定されている。
【0040】
tan(α/2)=H/L …(1)
具体的には、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように設定されている。このH/Lの具体的な値は、レンズ21の種類によって異なる画角αの値に応じて設定する。
【0041】
フード31は、光を吸収するように、黒色の合成樹脂で形成されている。フード31の遮光筒33の内側面には、図3に示すように、散乱溝35が施されている。この散乱溝35は、遮光筒33の内側面全面に、その円周方向に刻まれたV字溝によって構成されている。散乱溝35は、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光を散乱させて除去すると共に、不要光を吸収する面積を広げるための溝である。これにより、遮光筒33の内側面に当たった不要光は、まず黒色の合成樹脂の表面で吸収され、吸収されずに反射した光は散乱溝35で散乱されて、除去されるようになっている。
【0042】
外鏡筒23は、図1に示すように、カプラ14に固定された状態で内鏡筒22を収納して摺動可能に支持するための部材である。外鏡筒23の内周面には内鏡筒22の摺接部25と摺接する内鏡筒支持部37が設けられている。これにより、外鏡筒23は、内鏡筒22を支持して、その出没動を許容している。外鏡筒23は、脚部38を介してカプラ14に固定されている。
【0043】
[動作]
以上の構成の投射レンズユニット12では、ゴーストが次のようにして除去される。
【0044】
CRT11で作成された画像は、投射レンズユニット12で拡大されて、画角αの角度に広げられる。そして、画角αの限度まで広げられた画像は、スクリーンの全面に投影される。
【0045】
このとき、CRT11から凹エレメント17を介して内鏡筒22に入射する映像光は、遮光板17Aを通過する。そして、内鏡筒22への入射光のうち映像光の外側に位置する不要光は、遮光板17Aに当たって除去され、映像光のみが内鏡筒22に入射する。
【0046】
さらに、内鏡筒22から出射する映像光のうち画角αの最外側の外側に不要光が存在する場合は、その不要光はフード31の遮光板32及び遮光筒33に当たる。遮光板32に当たって不要光はその一部が遮光板32の内側表面で吸収され、他は内鏡筒22内に反射されて除去される。遮光筒33に当たって不要光は、その一部が遮光筒33の内側表面で吸収され、他は散乱溝35で散乱されて除去される。
【0047】
[効果]
以上のように、遮光板17Aで、CRT11から内鏡筒22に入射する映像光の外側に位置する不要光を除去することができる。さらに、フード31の遮光板32及び遮光筒33で、画角αの最外側の外側を通る不要光を除去することができる。このため、スクリーン上にゴーストが発生するのを抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。この結果、投射レンズユニット12に対する信頼性が向上する。
【0048】
[変形例]
(1) 上記実施形態では、フード31を遮光板32及び遮光筒33で構成したが、遮光板32又は遮光筒33の一方のみで構成してもよい。遮光板32又は遮光筒33を、画角αの最外側に沿って設けることにより、画角αの最外側の外側を通る不要光を除去することができる。
【0049】
また、遮光筒33を単純な筒体で構成したが、例えば複数の筒状で構成して伸縮できる構成にして遮光筒33の長さLを調整できるようにしてもよい。これにより、レンズの設計変更等で画角αが変わる場合にも対応することができる。
【0050】
(2) 上記実施形態では、フード31を環状に形成したが、フード31を複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けるようにしてもよい。不要光が通る部分のみに取り付けてもよく、不要光が通る部分を中心にして周囲まで取り付けてもよい。不要光が通る部分を含めて全体に取り付けてもよい。このフード31によって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0051】
(3) 上記実施形態では、フード31の遮光筒33の内側面にのみ散乱溝35を設けたが、遮光板32の内側面のみに、又は遮光板32及び遮光筒33の両方の内側面に、散乱溝35を設けてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0052】
(4) 上記実施形態では、フード31の遮光筒33の内側面に散乱溝35を設けることにより、不要光を主に散乱させて除去するようにしたが、不要光を吸収又は反射させて除去するようにしてもよい。不要光を吸収させる場合は、遮光板32又は遮光筒33の内側面に、つや消し等の光を吸収しやすい表面処理を施す。不要光を反射させる場合は、遮光板32又は遮光筒33の内側面に、鏡面仕上げ等の光を反射しやすい表面処理を施す。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0053】
(5) 上記実施形態では、投射レンズユニット12をプロジェクターに用いた場合を例に説明したが、プロジェクターに限らず、他の光学機器に用いてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0055】
(1) 本体のスクリーン側端部を、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成したので、本体のスクリーン側端部で、レンズ中心に張る画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えてスクリーン上にコントラストの高い鮮明な画像を映し出すことができる。この結果、投射レンズユニットに対する信頼性が向上する。
【0056】
(2) 本体のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードを備えたので、このフードによって、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができ、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0057】
(3) 上記フードが遮光板と遮光筒とを備え、上記遮光板の遮光高さH、上記遮光筒の長さL、上記画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすように、遮光高さH及び長さLを設定することで、この遮光板及び遮光筒によって画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0058】
(4) H/L=0.74〜0.94の関係を満たすように、上記遮光板の遮光高さH及び上記遮光筒の長さLを設定することで、画角の最外側の外側を通る不要光を除去することができ、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0059】
(5) 上記フードの内面に、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施したので、この表面処理によって、画角の最外側の外側を通る不要光を吸収し、反射させ又は散乱させて除去することができる。これにより、ゴーストの発生を抑えることができる。
【0060】
(6) 上記フードを複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けることにより、画角の最外側の外側を通る不要光を除去して、ゴーストの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投射レンズユニットを示す側面断面図である。
【図2】従来の投射レンズユニットを示す側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る投射レンズユニットのフードを示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11:CRT、12投射レンズユニット、14:カプラ、15:レンズユニット本体、16:外筒部、17:凹エレメント、18:冷却液、19:フランジ部、21:レンズ、21A:内側レンズ、21B:中間レンズ、21C:外側レンズ、22:内鏡筒、23:外鏡筒、24:レンズ支持部、25:摺接部、26:フォーカスロックネジ、27:ナット部、31:フード、32:遮光板、33:遮光筒、35:散乱溝、37:内鏡筒支持部、38:脚部、H:遮光板32の遮光高さを、L:遮光筒33の長さ、α:画角。
Claims (6)
- 1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部を、レンズ中心に張る画角の最外側に沿って形成したことを特徴とする投射レンズユニット。
- 1又は複数枚のレンズが取り付けられた本体のスクリーン側端部に、レンズ中心に張る画角の最外側を仕切るフードを備えたことを特徴とする投射レンズユニット。
- 請求項2に記載の投射レンズユニットにおいて、
上記フードが、上記本体のスクリーン側端部に上記レンズの光軸に垂直な面に沿って配設された環状板状の遮光板と、上記本体のスクリーン側端部からスクリーン側へ延出して設けられた遮光筒とを備え、
上記遮光板の遮光高さをH、上記遮光筒の長さをLとしたとき、上記画角αに対して、tan(α/2)=H/Lの関係を満たすことを特徴とする投射レンズユニット。 - 請求項3に記載の投射レンズユニットにおいて、
上記遮光板の遮光高さH及び上記遮光筒の長さLが、H/L=0.74〜0.94の関係を満たすことを特徴とする投射レンズユニット。 - 請求項2ないし4のいずれか1項に記載の投射レンズユニットにおいて、
上記フードの内面に、不要光を吸収し、反射させ又は散乱させる表面処理を施したことを特徴とする投射レンズユニット。 - 請求項2ないし5のいずれか1項に記載の投射レンズユニットにおいて、
上記フードを複数に分割し、不要光が通る部分に取り付けることを特徴とする投射レンズユニット。
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