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JP2004337155A - おにぎり用塩振り器 - Google Patents

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JP2004337155A JP2004093202A JP2004093202A JP2004337155A JP 2004337155 A JP2004337155 A JP 2004337155A JP 2004093202 A JP2004093202 A JP 2004093202A JP 2004093202 A JP2004093202 A JP 2004093202A JP 2004337155 A JP2004337155 A JP 2004337155A
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Abstract

【課題】 機械的回転力によらず落下運動により塩を効果的に均一分散させて塩量の調整が容易にでき、優れた食感を有するおにぎりを製造できると共に、メンテナンス性に優れたおにぎり用塩振り器を提供する。
【解決手段】 振動フィーダ15やベルトフィーダなどを介して供給される塩を、三角形状や円形状等に成形されたおにぎりの表面に振りかける塩振り器14であって、供給されるおにぎりの上方に所定距離をおいて配置され、略おにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体14aと、略扇状に形成された複数の多孔板14bの隣接する各辺が連結され、その中央が隆起した略錐状に形成されると共に、前記開口部に覆設される塩分散部14cとを具備する構成とした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、おにぎりの表面に塩を分散させて均一にまぶし付けることのできるおにぎり用塩振り器に関する。
近年、包装されたおにぎりがコンビニなどで大量に販売され、このようなおにぎりは、おにぎりの成形を行う形成工程と、これを、例えば海苔を内封したフィルムで包被する包装工程などを経て製造されている。
また、おにぎりに添加される塩は、米飯に混合するより握飯の両面に振りかけたものが美味とされ、握飯の表裏を反転移送しながらその両面に塩を振りかけるための塩振り器が知られている。
例えば、特許文献1には、ケーシング内に複数の翼板を配置した翼車を回転可能に収容し、ケーシング側面から間欠的に粒状の塩を供給して、翼車の回転によって噴射口から噴射される塩をおにぎりに付着させるようにした塩振り器が記載されている。
また、特許文献2には、物品の搬送路より低位置に配備された凹凸を有する掻き出しロールに接して回転する回転ブラシに塩を供給して、ブラシ毛の反発力で塩を撥ね上げて物品に対し下方から上向きに塩を振りかけるようにした塩振り器が記載されている。
特許第3014388号公報 実開平3−83053号公報
しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に記載の塩振り器は、機械的回転力により塩が分散されるので、おにぎりに吹きつけられる塩量を調整することが困難であり、不均一分散により塩の濃淡が生じたり、塩粒が翼車や回転ロールなどで過度に粉砕されたりすることもあって人手によるような自然な食感を有したものが得られ難いという課題があった。
さらに、回転ロールなどの機械的作動部分を有するために、作動不良が生じやすく、メンテナンス性に欠けるという課題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するためになされたもので、機械的回転力によらず落下運動により塩を効果的に均一分散させて塩量の調整が容易にでき、優れた食感を有するおにぎりを製造できると共に、メンテナンス性に優れた塩振り器を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明では、フィーダを介して供給される塩を、三角形状や円形状等に成形されたおにぎりの表面に振りかける塩振り器であって、供給されるおにぎりの上方に所定距離をおいて配置され、略おにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体と、略扇状に形成された複数の多孔板の隣接する各辺が連結され、その中央が隆起した略錐状に形成されると共に、前記開口部に覆設される塩分散部とを具備することとした。
請求項2記載の本発明では、前記塩分散部の中央に、略コーン状に形成された先端部材が突設されていることとした。
請求項3記載の本発明では、前記多孔板の扇状基部近傍に形成された塩通過孔の貫通方向が、前記塩分散部の中心下部に向けて傾斜配置されていることとした。
請求項4記載の本発明では、前記多孔板に形成された多数の塩通過孔が、前記塩分散部の中心からの距離に応じて、それぞれの孔径や配置密度を異ならせて配置されていることとした。
請求項5記載の本発明では、前記塩分散部を揺らす揺動手段を具備することとした。
(1)請求項1に記載の発明によれば、フィーダを介して供給される塩を、三角形状や円形状等に成形されたおにぎりの表面に振りかける塩振り器であって、供給されるおにぎりの上方に所定距離をおいて配置され、略おにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体と、略扇状に形成された複数の多孔板の隣接する各辺が連結され、その中央が隆起した略錐状に形成されると共に、前記開口部に覆設される塩分散部とを具備することとしたために、支持枠体の上部から供給された適量の塩を塩分散部に落下させ、略錐状に形成された多孔板の面に沿って塩の粒が移動して多孔板上の塩通過孔を通って分散され、支持枠体の下方に置かれたおにぎりの面上に塩を均一にまぶすことができ、塩量の調整を容易にして原塩の優れた食感を有したおにぎりを製造できる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、前記塩分散部の中央に、略コーン状に形成された先端部材が突設されていることとしたために、前記支持枠体の上方からフィーダなどで供給される塩の粒子が先端部材のコーン状の先端に沿って移動して、塩分散部の中心から周辺部に向かってさらに効果的に分散させることができる。
(3)請求項3に記載の発明によれば、前記多孔板の扇状基部近傍に形成された塩通過孔の貫通方向が、前記塩分散部の中心下部に向けて傾斜配置されていることとしたために、塩分散部の中央で分散された塩がその下方直下で散布量が不足するのを補給して、さらに均一な濃度でおにぎりに塩を振ることができる。
(4)請求項4に記載の発明によれば、前記多孔板に形成された多数の塩通過孔が、前記塩分散部の中心からの距離に応じて、それぞれの孔径や配置密度を異ならせて配置されていることとしたために、供給される塩の粒度や流動性などに応じて塩分散部の塩通過孔から下方に散布される塩の分布をさらに均一化させることができると共に、その散布効率を高めて生産性の向上を図ることができる。
(5)請求項5記載の本発明によれば、前記塩分散部を揺らす揺動手段を具備することとしたために、供給された塩を振るい落すことができ、塩分散部に塩が残って堆積していくことを防止できる。
本発明は、フィーダを介して供給される塩を、三角形状や円形状等に成形されたおにぎりの表面に振りかける塩振り器であって、供給されるおにぎりの上方に所定距離をおいて配置され、略おにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体と、略扇状に形成された複数の多孔板の隣接する各辺が連結され、その中央が隆起した略錐状に形成されると共に、前記開口部に覆設される塩分散部とを具備するものである。フィーダとしては振動フィーダやベルトフィーダを用い、このフィーダから塩を落下させて供給することができる。
すなわち、前記支持枠体の上部から供給された適量の塩を塩分散部に落下させると、略錐状に形成された多孔板の面に沿って塩の粒が移動して多孔板上の塩通過孔を通って分散され、支持枠体の下方に置かれたおにぎりの面上に落下する。このように、おにぎり表面に塩を均一にまぶすことができ、しかも、塩量の調整が容易となるとともに、原塩の優れた食感を有したおにぎりを製造することが可能となる。
また、前記塩分散部の中央には、略コーン状に形成した先端部材を突設することが好ましく、この先端部材により、前記支持枠体の上方からフィーダなどで供給される塩の粒子が先端部材のコーン状の先端に沿って移動して、塩分散部の中心から周辺部に向かってさらに効果的に分散させることができる。
また、前記多孔板の扇状基部近傍に形成された塩通過孔の貫通方向は、前記塩分散部の中心下部に向けて傾斜配置することが望ましい。
すなわち、前記塩分散部の中央に供給された塩が、上記構成により周辺に分散されて、塩分散部の中央直下で散布量が不足するのを補うことが可能となるため、より均一な濃度でおにぎりに塩を振ることができる。
なお、多孔板の扇状基部近傍に形成される塩通過孔の傾斜角度は水平面に対して15〜45度の角度範囲となるようにすることが望ましい。これは傾斜角度が15度より小さくなると、塩分散板中央直下での塩濃度が極端に高くなる傾向が現れ、逆に45度を超えると中央直下における塩濃度が不足して均一分散が得られなくなるような傾向が現れるので好ましくないからである。
また、前記多孔板に形成された多数の塩通過孔は、前記塩分散部の中心からの距離に応じて、それぞれの孔径や配置密度を異ならせて配置することがより好ましい。
かかる構成により、供給される塩の粒度や流動性などに応じて塩分散部の塩通過孔から下方に散布される塩の分布をさらに均一化させることができると共に、その散布効率を高めて生産性の向上を図ることができる。
なお、塩通過孔の孔径や配置密度は、例えば、予めこれらの数値の組み合わせを適当に設定した塩分散部に、所定の供給速度で所定の流動特性の塩を供給して、その下方に置かれた黒紙などに落下する塩粒の分布状態を判定するなどの実験的手段によりその最適値を設定することができる。
さらに、前記塩分散部を揺らす揺動手段を設けることが好ましい。すなわち、前記振動フィーダやベルトフィーダから塩が供給され、おにぎりに塩を振りかけた後、次のおにぎりが来る前に塩分散部に適宜振動を与えて揺らし、この塩分散部上に残存した塩を振るい落して塩が堆積すること防止することができる。かかる構成により、毎回均一に塩を振ることが可能となる。
なお、揺動手段としては特に限定するものではないが、好ましくはソレノイドを用いるとともに、おにぎりの搬送タイミングと連動させるとよい。
ところで、前記塩分散部とこれを取付ける支持枠体とを一つのアタッチメントとし、このアタッチメントを、おにぎりの形状に合わせて変えたものを複数種用意しておくことができ、このアタッチメントをおにぎりの形状(三角、四角、丸など)に合わせて取り替えて使用すれば、いかなる形状のおにぎりであっても均一に塩を振ることができる。
ところで、前記振動フィーダやベルトフィーダに落下させて供給する塩はホッパに貯留しておくとよく、このホッパを備える構成として塩を連続的に供給可能とすることができる。そして、前記ホッパ内において塩が固まってしまい、前記フィーダへの供給が円滑に行えなくなることを防止するための塩崩壊手段をホッパ内に配設することができる。かかる塩崩壊手段は、垂直に伸延させた芯棒に、ホッパの内周面形状に合わせた長さの複数の枝棒を水平状態に取付けて構成したものなどでよい。
(第一の実施形態)
以下、本発明の第一の実施形態に係る塩振り器について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は塩振り器が適用されるおにぎり製造機の一部構成を概略で示す斜視図であり、図2はその正面視による説明図であり、図3はその平面図である。
図1〜図3において、10はおにぎり製造機、11、12は三角形状などに成形されたおにぎりが供給されるラインの上流側及び下流側にそれぞれ設けられた塩振り装置、13は塩振り装置11、12間に配置されコンベア上を搬送されるおにぎりOの上下面を反転させるためのおにぎり反転装置、14は塩振り装置11、12にそれぞれ設けられた塩振り器、11a、12a、13aは塩振り装置11、12及びおにぎり反転装置13にそれぞれ独立して設けられたコンベア、15は塩振り器14にホッパ16内の塩を供給する振動フィーダであり、振動により塩を直進移動させることができる。また、17は後述する回転駆動部13bや、その他本塩振り器における各駆動部の図示しない駆動手段などを収納した駆動手段収納部である。なお、前記塩振り装置11、12は同一の構造を有しており、以下では塩振り装置11を例として説明する。
図2や図3、図6に示すように塩振り装置11の塩振り器14は、コンベア11a上に所定距離をおいて配置され略三角形や円形、四角形などのおにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体14aと、複数の略扇状に形成された多孔板14bの隣接する各辺が連結してその中央が隆起するように略錐体状に形成された塩分散部14cとを有しており、図示しないおにぎり成形装置で米飯を三角形状や円形状、四角形状などの所定形状に成形されたおにぎりOがコンベア11aを介して供給されるようになっている。
図4及び図5に示すように略錐体状に形成される塩分散部14cの頂部には、円錐コーン状などに形成されたプラスチック製や鋼製、ステンレススチール製などからなる先端部材14dが配設されており、振動フィーダ15を介して上方から供給される塩の円周縁方向への分散性が高められるようにしている。なお、前記先端部材14dは溶接、ビス止めなどの適宜方法により塩分散部14cに一体的に連設されている。
支持枠体14aはスチール製やプラスチック製のアタッチメントからなり、おにぎりOの形状(三角形状、四角形状、丸形状など)に応じて適宜取替え可能としている。本実施形態では、その全体が約100mm×100mm×30mmの四角柱状に形成され、その中央に塩が散布されるおにぎりOの形状に対応した平面視略三角形の開口部を備えている。また、この支持枠体14aの開口部はその下方に向かって縮径して形成され、開口部に嵌合して覆設される塩分散部14cが抜け落ちないようにするとともに、この塩分散部14cを通過する塩が必要以上に拡散しないようにしている。
塩分散部14cは、図4〜図6に示すように、6枚の略扇状の多孔板14bをそれぞれの辺部で結合させたように構成され、その各扇状の要部分の角度は60度より小さく形成して塩分散部14cの中央を錐体状に隆起させるようにしている。なお、多孔板14bには所定孔径、例えば0.5〜3mmの塩通過孔14eが所定の配置密度で形成されている。
塩分散部14cの錐体状の頂部に前記先端部材14dが配置される。ここで、略錐体状に形成された塩分散部14cにおける底部の最大長さは約70〜100mmであり、その頂部の高さは約10〜30mmであり、頂部に配置された先端部材14dの長さ(高さ)は約5〜10mm、最大直径は7mmである。
なお、図6に示すように各多孔板14bの傾斜角度を、例えば供給される塩の粒度や含水量、種類などに応じてその安息角より大きく設定して、多孔板14bの面上に塩が堆積しないようにすることも可能である。また、塩分散部14cに圧電素子などからなる振動装置を取り付けて上方から落下する塩の塊などで塩通過孔14eが閉塞したり、多孔板14b上を滑り落ちる塩の粒子の流れが滞ったりしないようにすることもできる。
また、塩分散部14cの多孔板14bの扇状基部近傍(中心から半径約30mm以内の範囲)の塩通過孔14eの貫通方向は塩分散部14cの前記頂部から下方5〜15mmの点に向けて傾斜配置され、これによって、おにぎり中央部への塩の散布濃度が周囲より薄くならないようにしている。
なお、この錐体状の各稜線部分は平面部を折り曲げたり、多孔平板の辺部を溶接手段などで接合したりして形成させることができる。
多孔板14bの塩通過孔14eは、ステンレススチール製などの平板などをプレス打ち抜き加工、あるいはドリル穿孔加工などにより所定径の貫通孔を平板に対して所定角度となるように形成させたり、プラスチックなどを素材として形成させたりすることができる。また、塩通過孔14eを塩分散部14cの中心からの距離毎に、その孔径や配置密度が異なるように調整して配置することもできる。こうして、上方から振動フィーダ15などを介して所定量ずつ供給される塩に対して所定の分散通過性を有した塩分散部14cを支持枠体14aに配置して、塩分散の均一性や操作制御性などを向上させることも可能となる。
おにぎり反転装置13は、上流側の塩振り装置11と下流側の塩振り装置12との中間に配置される。また、おにぎりOを搬送するコンベア11a、12aがそれぞれ独立して制御され、それぞれの上方に塩振り器14が配備されている。おにぎり反転装置13に配備されるコンベア13aは、互いに間隔を有して平行に配備された複数帯状の周回ベルトで構成され、この周回ベルトに跨っておにぎりOが搬送されるようにしている。なお、前記コンベア11a、12a、13aの駆動手段であるモータなどは前記駆動手段収納部17内に収納配設されている。
おにぎり反転装置13は、回転駆動部13bに連繋されて回転する回転体13cが設けられ、回転体13cの外周部に等間隔に複数のロッド13dが櫛状に配備されている。この上下のロッド13dの両端に挟み板などが設けられておにぎりOが挟み込まれるようになっている。上下のロッド13dはコンベア13aの各周回ベルト間にて回転する位置に配置される。
こうして、コンベア13aの上流側から供給されるおにぎりOをロッド13dで掴み、回転体13cの回転によっておにぎりOを掴んだまま180゜反転させて下流側に受け渡すことができる。回転体13cは、コンベア13a上流側のおにぎりOの位置を検出する図示しないセンサによってコンベア13aの上流側の所定位置におにぎりOが達するタイミングに対応して回転するように制御される。
続いて、上記のように構成された実施の形態の塩振り器14を備えたおにぎり製造機10の操作方法について説明する。
まず、図示しないおにぎり成形機などにより所定形状に形成されたおにぎりOがコンベア11aに載置されて塩振り器14の支持枠体14aの直下に搬送される。そして、図示しない位置センサやタイマーなどが駆動して停止する。次に、振動フィーダ15を介してホッパ16内の所定量の塩が塩分散部14cに供給される。これによって、その中央に落下した塩の粒子が先端部材14dで周辺部に分散されると共に、傾斜配置された多孔板14bの面上を滑り落ちるように移動して、その一部は所定孔径の塩通過孔14eを通って支持枠体14aの下方に配置されたおにぎりO上に落下して、このおにぎりOの表面全体に均等に付着される。
こうしてその片面に塩が振られたおにぎりOは、タイマー操作などによりコンベア11aが作動されて、おにぎり反転装置13のコンベア13aの上流側下端に押し出され、コンベア13aの動きによって上下のロッド13d間に挿入される。次に、回転駆動部13bによって回転体13cが180度回動して、おにぎりOの上下面が反転され、再びコンベア13a上を移動して隣接する塩振り装置12の塩振り器14下部のコンベア13aによりその中央下部に移送される。こうして、前記おにぎりOの塩振りされていない裏面にも同様の塩振り操作を行って、表裏面に塩が均一分散されたおにぎりOを効率的に製造することができる。
以上説明したように、本実施の形態の塩振り器14をおにぎり製造機10に効果的に適用することができる。すなわち、支持枠体14aの上部から供給された適量の塩を塩分散部14cに落下させ、略錐状に形成された多孔板14bの面に沿って塩の粒が移動して多孔板14b上の塩通過孔14eを通って分散され、支持枠体14aの下方に置かれたおにぎりOの面上に均一にまぶすことができる。また、塩の均一分散によって塩量の調整を容易にできるので、原塩の優れた食感を有したおにぎりを製造できる。さらに、支持枠体14aの上方から振動フィーダ15などで供給される塩の粒子が先端部材14dのコーン状の先端に沿って移動して、塩分散部14cの中心から周辺部に向かって効果的に分散されると共に、中心近傍の塩通過孔14eの貫通方向を特定方向に設定することもできるので、塩が塩分散部14cの中央で周囲に分散されてその直下で不足するのを補給して、おにぎりに塩を均一に振ることができる。
また、塩振り器14には、従来の塩振り器のような可動部分がないので、動作不良等のトラブルがなくメンテナンス性に優れている。さらに供給される塩の粒度や流動性などに応じて塩分散部14cの塩通過孔14eから下方に散布される塩の分布を均一化させて生産性をさらに向上させることも可能になる。
また、塩分散部14cの支持枠体14aや多孔板14bは、おにぎりOの形状に応じた構成のものを用意しておき、これらを組合わせて一つのアタッチメントとし、このアタッチメントを製造するおにぎりOの形状に応じて適宜使い分けるようにしている。このように、おにぎりの形状に応じたアタッチメントを用いることで、おにぎりの形状が三角、四角、丸であっても均一に塩をまぶすことが可能となる。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態として、前記塩分散部14cを揺動させる揺動手段を備えた塩振り器14について、図面を参照しながら説明する。図7は第二の実施形態に係る塩振り器14の側面図である。
この第二の実施形態に係る塩振り器14は、基本的に前記第一の実施形態に係る塩振り器14と略同一の構成を有しているため、ここでは第一の実施形態と異なる点を説明し、重複する点についての説明は省略する。
図7に示すように、塩分散部14cを揺動させる揺動手段として、塩振り装置11(12)の支持枠体14aを保持する保持部30にステー31を取付け、このステー31にソレノイド20を取付けるとともに、同ソレノイド20の先端に設けた作動ピン(図示せず)と前記保持部30に取付けた揺動片32とを当接させている。すなわち、前記ソレノイド20と揺動片32とにより揺動手段が構成されている。
ソレノイド20の作動ピンのストロークとしては、前記揺動片32を介して支持枠体14aが上下に2mm程度揺動するように設定しており、動作タイミングとしては、前記振動フィーダ15が駆動した後に、おにぎりOがコンベア11a(12a)によって移動したときとしている。
かかる構成により、ソレノイド20の作動によって保持部30に保持された支持枠体14aと、これに取付けられた塩分散部14cとが一体的に上下揺動し、前記振動フィーダ15から供給されて前記塩分散部14c上に塩が残ったとしても下方へ振るい落される。したがって、振動フィーダ15から新たに塩が供給されるときには塩分散部14c上には塩は残っておらず、次々と塩が堆積していくことはない。
このように、塩分散部14cに対する揺動手段を設けたことで、振動フィーダ15から供給される塩はいつも残塩のない塩分散部14c上に落下するために、常に均一の量がおにぎりに振りかけられることになる。
また、本実施形態では、ホッパ16内に塩崩壊具40を配設している。図8に塩崩壊具40の斜視図を示す。
図7及び図8に示すように、塩崩壊具40は、ホッパ16を密閉可能な蓋となる円盤状基体41の中心から垂直に下方へ伸延させた芯棒42と、この芯棒42に、前記ホッパ16の擂鉢状の内周面に合わせて下方位置から上方位置にかけて漸次長さを長くした複数の枝棒43a〜43eを、伸延方向を違えて水平状態に取付けて構成している。
そして、前記芯棒42の先端42aを、図7に示すように前記ホッパ16の塩排出口16aから突出させて前記振動フィーダに15に当接させた状態でホッパ16に装着している。
したがって、振動フィーダ15の震動が前記芯棒42を介して各枝棒43a〜43eに伝わり、その振動によってホッパ16内の塩を解し、ホッパ16内において固まることを防止している。
塩は時間が経つと固まりやすいことから、ホッパ16の先端近傍、すなわち塩排出口16aの周辺で固まってしまった場合、塩が円滑に供給できなくなるおそれがあるが、本塩崩壊具40を設けることで塩が固化することを防止でき、常時、円滑に塩の供給ができることになる。
以上、第一、第二の実施形態を通して本発明を説明してきたが、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱することのない限り、各構成を変形並びに置換しても全て本発明に属するものである。
第一の実施形態に係る塩振り器が適用されるおにぎり製造機の要部斜視図である。 同おにぎり製造機の要部を正面視により示す概略説明図である。 同おにぎり製造機の要部平面図である。 塩振り器における塩分散部の平面図である。 (a)塩分散部の斜視図である。 (b)別角度からみた塩分散部の斜視図である。 塩振り器の使用状態の説明図である。 第二の実施形態に係る塩振り器14の側面図である。 塩崩壊具の斜視図である。
符号の説明
10 おにぎり製造機
11 塩振り装置(上流側)
11a コンベア
12 塩振り装置(下流側)
12a コンベア
13 おにぎり反転装置
13a コンベア
13b 回転駆動部
13c 回転体
13d ロッド
14 塩振り器
14a 支持枠体
14b 多孔板
14c 塩分散部
14d 先端部材
14e 塩通過孔
15 振動フィーダ
16 ホッパ
20 ソレノイド
32 揺動片
40 塩崩壊具
O おにぎり

Claims (5)

  1. フィーダを介して供給される塩を、三角形状や円形状等に成形されたおにぎりの表面に振りかける塩振り器であって、
    供給されるおにぎりの上方に所定距離をおいて配置され、略おにぎり形状に開口した開口部を備える支持枠体と、略扇状に形成された複数の多孔板の隣接する各辺が連結され、その中央が隆起した略錐状に形成されると共に、前記開口部に覆設される塩分散部と、を具備することを特徴とする塩振り器。
  2. 前記塩分散部の中央に、略コーン状に形成された先端部材が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の塩振り器。
  3. 前記多孔板の扇状基部近傍に形成された塩通過孔の貫通方向が、前記塩分散部の中心下部に向けて傾斜配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塩振り器。
  4. 前記多孔板に形成された多数の塩通過孔が、前記塩分散部の中心からの距離に応じて、それぞれの孔径や配置密度を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の塩振り器。
  5. 前記塩分散部を揺らす揺動手段を具備することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のおにぎり用塩振り器。
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