JP2004328838A - 冷却装置および電気鉄道車両用補助電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却効果を損ねることなく小型化を実現する冷却装置、およびこの冷却装置を搭載して小型化を実現する電気鉄道車両用補助電源装置を提供する。
【解決手段】インバータ70に適用されるIGBT70a〜70f、および、サイリスタ30が共に取り付けられ、これら素子による合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却する能力を有する冷却体2を備える冷却装置1とし、この冷却装置1を電気鉄道車両用補助電源装置100に搭載した。
【選択図】 図1
【解決手段】インバータ70に適用されるIGBT70a〜70f、および、サイリスタ30が共に取り付けられ、これら素子による合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却する能力を有する冷却体2を備える冷却装置1とし、この冷却装置1を電気鉄道車両用補助電源装置100に搭載した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の熱発生部材を冷却する冷却装置、および、この冷却装置が搭載される電気鉄道車両用補助電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気鉄道車両には、電車駆動主装置に加え、照明装置、圧縮装置、通信装置、または空気調和装置などの補助装置が搭載されている。これら補助装置は一般に交流電源で動作するため、交流電源を供給するための電気鉄道車両用補助電源装置(以下、従来技術の説明中では単に補助電源装置と略称する。)が必要となる。この補助電源装置は、電圧および周波数が安定している良質の交流電力を電源として供給する。このような補助電源装置の構成を図を参照しつつ説明する。図3は補助電源装置の一例の回路図、図4は補助電源装置の概略構造図である。
【0003】
図3に示す補助電源装置回路は直流電気車に搭載される回路例である。
補助電源装置回路は、図3で示すように、パンタグラフ10と、スイッチ20と、サイリスタ30と、抵抗器40と、入力リアクトル50と、コンデンサ60と、インバータ70と、変圧器80と、動輪90とを備える回路である。
パンタグラフ10はき電線(饋電線)1000から集電し、また、動輪90とレール2000とが接触し、レール2000が帰線として用いられる。
【0004】
続いて補助電源装置回路の各部の機能について概略説明する。パンタグラフ10から供給されている直流電源によりコンデンサ60が充電される。インバータ70は、このコンデンサ60からの直流電源を良質な交流電源に変換し、変圧器80を介して後段の照明装置、圧縮装置、通信装置または空気調和装置等の補助装置へ交流電源を供給する、というものである。
【0005】
このような補助電源装置を起動する際にまずコンデンサ60に対して初期充電が行われる。この初期充電では、サイリスタ30を開いて抵抗器40と入力リアクトル50とを直列に接続した上でスイッチ20を閉じ、コンデンサ60に突入する充電電流が過大になるのを抑制している。
仮にサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡させた状態でスイッチ20を閉じると、スイッチ20を閉じた瞬間にコンデンサ60には過大な充電電流が突入することとなる(突入電流)。そこで、サイリスタ30を開くことによりこのような事態を防止する。
【0006】
補助電源装置の起動後暫くしてコンデンサ60の初期充電が完了し、電圧が確立する。電圧確立後に抵抗器40に並列に接続しているサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡させた状態とし、その上でインバータ70の運転を開始する。仮にサイリスタ30を開いて抵抗器40が直列接続された状態で補助電源装置の運転を行うと、常時この抵抗器40に電流が流れて損失を発生することとなる。このような事態を防止するためサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡して抵抗器40に電流が流れない状態とし、インバータ運転時の損失の発生を防止している。直流電気車の補助電源装置の概略構成はこのようになる。
【0007】
なお、交流電気車では、上記した直流電気車の補助電源装置の回路構成に加え、パンタグラフ10とスイッチ20との間に、図示しない変圧器と整流回路とが設けられ、交流電力を直流電力に変換することとなる。このような直流電力には多量のリップル分が含まれるので、交流電気車では、このリップル分を吸収・除去する大容量のコンデンサが接続される。
【0008】
続いて、このような補助電源装置の冷却装置について説明する。補助電源装置100の冷却装置では、図4で示すように、サイリスタ30がサイリスタ用冷却体31に、また、インバータ70で使用される電力用半導体であるIGBT(Insulator Gate Bipolar Transistor)70a〜70fがIGBT用冷却体71に取り付けられている。なお、空白部は他の装置が搭載されているが、その図示を省略している。
【0009】
さて、このような補助電源装置において、サイリスタ30、および、IGBT70a〜70fは、運転時にそれぞれ損失が発生する。そこで、サイリスタ30およびIGBT70a〜70fの温度が許容温度以内になるようにそれぞれの損失に応じた適当なサイリスタ用冷却体31およびIGBT用冷却体71が取り付けられる。従来技術の補助電源装置の冷却装置はこのようなものであった。
【0010】
また、このような補助電源装置の他の従来技術として、例えば特許文献1(特開平9−9401号公報)に記載された発明がある。
特許文献1に記載された発明の車両用補助電源装置および車両搭載用筐体は、特許文献1の図1,図3に示すように、冷却フィン4aAを備えるインバータユニット4、および、冷却フィン5aAを備えるチョッパユニット5が個別に設けられている点が記載されている。
【0011】
また、他の先行技術として、例えば、特許文献2(特開平6−151665号公報)に記載された発明がある。
特許文献2に記載された発明の電車用補助電源装置は、特許文献2の図7,図8に示すような構造を有している。具体的には、平型GTOサイリスタ62a11,62a12,62a13が収納室101内に収納されている。これら平型GTOサイリスタ62a11,62a12,62a13には、電力用半導体冷却ユニット121,122,123,124が、水平方向に圧力が加えられた状態で互いに圧接されている。また、これら電力用半導体冷却ユニット121,122,123,124にトランジスタモジュール63aM1〜63aM6が直接取り付けられる点が記載されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平9−9401号公報
(段落番号0022〜0027,図1)
【特許文献2】
特開平6−151665号公報
(段落番号0020〜0028,図7,図8)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
さて近年では補助電源装置の小型化・軽量化が求められており、その部品である冷却体も小型化・軽量化したいという要請があった。
添付の図3,図4を用いて説明した従来技術、および、特許文献1に記載された発明では、熱源であるインバータおよびチョッパ、または、IGBTおよびサイリスタに対してそれぞれ個別に冷却体が形成される、というものである。
しかしながら、個々の冷却体の小型化による対応は限界に近づいており、新たな発想に基づく冷却装置が求められている。
【0014】
さらに特許文献2に記載された発明では、トランジスタモジュールが取り付けられた一対の電力用半導体冷却ユニットにより平型GTOサイリスタが挟持される、というものである。
しかしながら、電力用半導体冷却ユニットは、充分な冷却能力を有することで対処するため大型であり、小型化・軽量化について配慮されたものではなかった。
【0015】
そこで、本発明はこれら問題を解決するためになされたものであり、その目的は冷却効果を損ねることなく小型化を実現する冷却装置、およびこの冷却装置を搭載して小型化を実現する電気鉄道車両用補助電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の冷却装置によれば、
入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する第一スイッチング素子と、
入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する第二スイッチング素子と、
第一スイッチング素子および第二スイッチング素子が共に取り付けられ、これらのスイッチング素子による合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却する冷却体と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、請求項2に係る発明の電気鉄道車両用補助電源装置によれば、
電気鉄道用車両に設置される補助装置に電力を供給する電気鉄道車両用補助電源装置であって、請求項1に記載の冷却装置が搭載され、前記第一スイッチング素子を補助装置に電力を供給するためのインバータ用のIGBTとし、また、前記第二スイッチング素子を前記インバータの直流入力側に接続されたコンデンサへの突入電流の抑制用の抵抗器を短絡するサイリスタとすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気鉄道車両用補助電源装置(以下、発明の実施の形態の説明中では補助電源装置とする。)の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る補助電源装置の概略構造図、図2はサイリスタおよびインバータにおける入力電圧と損失との関係を示す特性図である。なお、従来技術と共通する構成については従来技術の説明で用いた符号と同じ符号を付するとともに、その重複する説明を省略する。
【0019】
図1で示すように、補助電源装置100の冷却装置1は、第一スイッチング素子の具体例であるサイリスタ30、第二スイッチング素子の具体例であるIGBT70a〜70fによるインバータ70、および、冷却体2を備えている。冷却体2にはサイリスタ30、および、IGBT70a〜70fが共に取り付けられている。なお、従来技術と同様に空白部は他の装置が搭載されているが、その図示を省略している。
【0020】
続いてこのような構成の冷却装置の機能について説明する。
電気鉄道システムにおける電源電圧は変動が激しく、例えば、直流電気車に対してDC1500Vでき電(饋電)されている場合、DC900V〜DC2000Vの入力電圧の変動が常時発生している。このような入力電圧の変動がサイリスタ30およびインバータ70における発生損失に対してどのように影響するかについてそれぞれ説明する。
【0021】
まず、インバータ70における損失について説明する。
インバータ70は、コンデンサ60により入力電圧の変動が吸収され、入力電圧が変動してもインバータ70の出力電圧が一定になるように制御される。さらに、通常はPWM(Pulse Width Modulation)制御されて安定した周波数の出力電圧が出力される。このため、入力電圧の変動によらず、負荷の電力が一定であればインバータ70の出力電圧は一定である。
【0022】
また、インバータ70で使用されるIGBT70a〜70fでは定常損失およびスイッチング損失が発生する。このうち定常損失は、入力電圧が変動しても負荷電流が一定のため、ほぼ一定である。
一方、スイッチング損失は、▲1▼オフ時に素子へ印加される電圧(つまり入力電圧)、▲2▼オン時に素子を流れる電流、▲3▼スイッチング周波数、および▲4▼スイッチング時間を変数とし、これら▲1▼入力電圧、▲2▼電流、▲3▼スイッチング周波数、▲4▼スイッチング時間の積に比例するという性質を有している。
【0023】
つまり、このスイッチング損失は入力電圧が高いほど大きくなり、入力電圧の変動に影響される。この特性は図2で示すグラフ(図2の中段)のような傾向を有するものであり、スイッチング損失の傾向が支配的である。このようにインバータ70のIGBT70a〜70fでは入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する。
【0024】
続いてサイリスタ30における損失について説明する。
サイリスタ30の電流は、負荷の電力が一定であれば入力電圧に反比例して変化する特性を有しており、入力電圧が高くなれば電流が減少し、サイリスタ30の定常損失は減少する。この特性は図2で示すグラフ(図2の下段)のような傾向を有するものであり、定常損失の傾向が支配的である。
このようにサイリスタ30は入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する。
【0025】
続いて、このようなサイリスタ30およびインバータ70を搭載する冷却体2の能力について説明する。
例えば、き電線1000から供給される電源電圧がDC900V〜DC2000Vの間を変動する場合、サイリスタ30およびインバータ70の損失は図2で示すような特性で表される。
【0026】
DC900V〜DC2000Vの全電圧領域で熱的に性能を保証するためには、図4で説明した従来技術のサイリスタ用冷却体31では、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる900V時の発生損失(図2のグラフでは160W)を処理する能力を有するように設計する必要があり、また、IGBT用冷却体71では入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる2000V時の発生損失(図2のグラフでは450W)を処理する能力を有するように設計する必要がある。冷却体全体としての損失処理能力はトータル610Wを処理する必要があった。
【0027】
一方、本発明では、サイリスタ30およびインバータ70を同一の冷却体2に搭載することで、冷却体2に要求される発生損失を処理する能力が低くても可能としている。
具体的には、これらサイリスタ30およびインバータ70による合成した発生損失を算出する。このような合成した発生損失は図2で示すようなグラフ(図2の上段)になる。
このような合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる2000V時の発生損失(図2のグラフでは520W)を処理できるような能力を有するように冷却体2を設計すれば良い。
【0028】
このように本実施形態ではこの冷却装置1に用いられる冷却体2をサイリスタ30およびインバータ70用のIGBT70a〜70fのトータルの発生損失の最大値に基づいて設計するというものであり、2000V時の520Wというトータルの発生損失を処理できるような冷却体2とすれば良い。図4のサイリスタ用冷却体31とIGBT用冷却体71というトータルの発生損失よりも低い処理能力の冷却体2は、冷却体全体としては小型化・軽量化を図ることができ、その結果として冷却装置1の小型化・軽量化が可能となる。
【0029】
なお、本発明で使用される冷却体2は、サイリスタ30およびIGBT70a〜70fの取り付け位置によらずに冷却性能が一定であることを前提としている。そこで、例えばヒートパイプ式の冷却体2を採用することが好ましい。
しかしながら、冷却性能が変化なく一定であるような冷却体であればヒートパイプ式によらず採用が可能である。
【0030】
また、本実施形態では冷却装置1は電気鉄道車両用補助電源装置100に搭載されることを前提として説明した。しかしながら、この冷却装置1は電気鉄道車両用補助電源装置の搭載に限定されるものではない。
例えば、入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する一又は複数の第一スイッチング素子(本実施形態のインバータ70のIGBT70a〜70fに相当)と、入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する一又は複数の第二スイッチング素子(本実施形態のサイリスタ30に相当)と、を備える装置に適用できる。
そして、これら第一および第二スイッチング素子が共に取り付けられ、これらによる合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却するような冷却体を備える冷却装置とすることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却効果を損ねることなく小型化を実現する冷却装置、およびこの冷却装置を搭載して小型化を実現する電気鉄道車両用補助電源装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る補助電源装置の概略構造図である。
【図2】サイリスタおよびインバータにおける入力電圧と損失との関係を示す特性図である。
【図3】電気鉄道車両用補助電源装置の一例の回路図である。
【図4】電気鉄道車両用補助電源装置の概略構造図である。
【符号の説明】
1 冷却装置
2 冷却体
10 パンタグラフ
20 スイッチ
30 サイリスタ
31 サイリスタ用冷却体
40 抵抗器
50 入力リアクトル
60 コンデンサ
70 インバータ
70a〜70f IGBT
71 IGBT用冷却体
80 変圧器
90 動輪
1000 き電線
2000 レール
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の熱発生部材を冷却する冷却装置、および、この冷却装置が搭載される電気鉄道車両用補助電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気鉄道車両には、電車駆動主装置に加え、照明装置、圧縮装置、通信装置、または空気調和装置などの補助装置が搭載されている。これら補助装置は一般に交流電源で動作するため、交流電源を供給するための電気鉄道車両用補助電源装置(以下、従来技術の説明中では単に補助電源装置と略称する。)が必要となる。この補助電源装置は、電圧および周波数が安定している良質の交流電力を電源として供給する。このような補助電源装置の構成を図を参照しつつ説明する。図3は補助電源装置の一例の回路図、図4は補助電源装置の概略構造図である。
【0003】
図3に示す補助電源装置回路は直流電気車に搭載される回路例である。
補助電源装置回路は、図3で示すように、パンタグラフ10と、スイッチ20と、サイリスタ30と、抵抗器40と、入力リアクトル50と、コンデンサ60と、インバータ70と、変圧器80と、動輪90とを備える回路である。
パンタグラフ10はき電線(饋電線)1000から集電し、また、動輪90とレール2000とが接触し、レール2000が帰線として用いられる。
【0004】
続いて補助電源装置回路の各部の機能について概略説明する。パンタグラフ10から供給されている直流電源によりコンデンサ60が充電される。インバータ70は、このコンデンサ60からの直流電源を良質な交流電源に変換し、変圧器80を介して後段の照明装置、圧縮装置、通信装置または空気調和装置等の補助装置へ交流電源を供給する、というものである。
【0005】
このような補助電源装置を起動する際にまずコンデンサ60に対して初期充電が行われる。この初期充電では、サイリスタ30を開いて抵抗器40と入力リアクトル50とを直列に接続した上でスイッチ20を閉じ、コンデンサ60に突入する充電電流が過大になるのを抑制している。
仮にサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡させた状態でスイッチ20を閉じると、スイッチ20を閉じた瞬間にコンデンサ60には過大な充電電流が突入することとなる(突入電流)。そこで、サイリスタ30を開くことによりこのような事態を防止する。
【0006】
補助電源装置の起動後暫くしてコンデンサ60の初期充電が完了し、電圧が確立する。電圧確立後に抵抗器40に並列に接続しているサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡させた状態とし、その上でインバータ70の運転を開始する。仮にサイリスタ30を開いて抵抗器40が直列接続された状態で補助電源装置の運転を行うと、常時この抵抗器40に電流が流れて損失を発生することとなる。このような事態を防止するためサイリスタ30を閉じて抵抗器40を短絡して抵抗器40に電流が流れない状態とし、インバータ運転時の損失の発生を防止している。直流電気車の補助電源装置の概略構成はこのようになる。
【0007】
なお、交流電気車では、上記した直流電気車の補助電源装置の回路構成に加え、パンタグラフ10とスイッチ20との間に、図示しない変圧器と整流回路とが設けられ、交流電力を直流電力に変換することとなる。このような直流電力には多量のリップル分が含まれるので、交流電気車では、このリップル分を吸収・除去する大容量のコンデンサが接続される。
【0008】
続いて、このような補助電源装置の冷却装置について説明する。補助電源装置100の冷却装置では、図4で示すように、サイリスタ30がサイリスタ用冷却体31に、また、インバータ70で使用される電力用半導体であるIGBT(Insulator Gate Bipolar Transistor)70a〜70fがIGBT用冷却体71に取り付けられている。なお、空白部は他の装置が搭載されているが、その図示を省略している。
【0009】
さて、このような補助電源装置において、サイリスタ30、および、IGBT70a〜70fは、運転時にそれぞれ損失が発生する。そこで、サイリスタ30およびIGBT70a〜70fの温度が許容温度以内になるようにそれぞれの損失に応じた適当なサイリスタ用冷却体31およびIGBT用冷却体71が取り付けられる。従来技術の補助電源装置の冷却装置はこのようなものであった。
【0010】
また、このような補助電源装置の他の従来技術として、例えば特許文献1(特開平9−9401号公報)に記載された発明がある。
特許文献1に記載された発明の車両用補助電源装置および車両搭載用筐体は、特許文献1の図1,図3に示すように、冷却フィン4aAを備えるインバータユニット4、および、冷却フィン5aAを備えるチョッパユニット5が個別に設けられている点が記載されている。
【0011】
また、他の先行技術として、例えば、特許文献2(特開平6−151665号公報)に記載された発明がある。
特許文献2に記載された発明の電車用補助電源装置は、特許文献2の図7,図8に示すような構造を有している。具体的には、平型GTOサイリスタ62a11,62a12,62a13が収納室101内に収納されている。これら平型GTOサイリスタ62a11,62a12,62a13には、電力用半導体冷却ユニット121,122,123,124が、水平方向に圧力が加えられた状態で互いに圧接されている。また、これら電力用半導体冷却ユニット121,122,123,124にトランジスタモジュール63aM1〜63aM6が直接取り付けられる点が記載されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平9−9401号公報
(段落番号0022〜0027,図1)
【特許文献2】
特開平6−151665号公報
(段落番号0020〜0028,図7,図8)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
さて近年では補助電源装置の小型化・軽量化が求められており、その部品である冷却体も小型化・軽量化したいという要請があった。
添付の図3,図4を用いて説明した従来技術、および、特許文献1に記載された発明では、熱源であるインバータおよびチョッパ、または、IGBTおよびサイリスタに対してそれぞれ個別に冷却体が形成される、というものである。
しかしながら、個々の冷却体の小型化による対応は限界に近づいており、新たな発想に基づく冷却装置が求められている。
【0014】
さらに特許文献2に記載された発明では、トランジスタモジュールが取り付けられた一対の電力用半導体冷却ユニットにより平型GTOサイリスタが挟持される、というものである。
しかしながら、電力用半導体冷却ユニットは、充分な冷却能力を有することで対処するため大型であり、小型化・軽量化について配慮されたものではなかった。
【0015】
そこで、本発明はこれら問題を解決するためになされたものであり、その目的は冷却効果を損ねることなく小型化を実現する冷却装置、およびこの冷却装置を搭載して小型化を実現する電気鉄道車両用補助電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の冷却装置によれば、
入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する第一スイッチング素子と、
入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する第二スイッチング素子と、
第一スイッチング素子および第二スイッチング素子が共に取り付けられ、これらのスイッチング素子による合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却する冷却体と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、請求項2に係る発明の電気鉄道車両用補助電源装置によれば、
電気鉄道用車両に設置される補助装置に電力を供給する電気鉄道車両用補助電源装置であって、請求項1に記載の冷却装置が搭載され、前記第一スイッチング素子を補助装置に電力を供給するためのインバータ用のIGBTとし、また、前記第二スイッチング素子を前記インバータの直流入力側に接続されたコンデンサへの突入電流の抑制用の抵抗器を短絡するサイリスタとすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気鉄道車両用補助電源装置(以下、発明の実施の形態の説明中では補助電源装置とする。)の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る補助電源装置の概略構造図、図2はサイリスタおよびインバータにおける入力電圧と損失との関係を示す特性図である。なお、従来技術と共通する構成については従来技術の説明で用いた符号と同じ符号を付するとともに、その重複する説明を省略する。
【0019】
図1で示すように、補助電源装置100の冷却装置1は、第一スイッチング素子の具体例であるサイリスタ30、第二スイッチング素子の具体例であるIGBT70a〜70fによるインバータ70、および、冷却体2を備えている。冷却体2にはサイリスタ30、および、IGBT70a〜70fが共に取り付けられている。なお、従来技術と同様に空白部は他の装置が搭載されているが、その図示を省略している。
【0020】
続いてこのような構成の冷却装置の機能について説明する。
電気鉄道システムにおける電源電圧は変動が激しく、例えば、直流電気車に対してDC1500Vでき電(饋電)されている場合、DC900V〜DC2000Vの入力電圧の変動が常時発生している。このような入力電圧の変動がサイリスタ30およびインバータ70における発生損失に対してどのように影響するかについてそれぞれ説明する。
【0021】
まず、インバータ70における損失について説明する。
インバータ70は、コンデンサ60により入力電圧の変動が吸収され、入力電圧が変動してもインバータ70の出力電圧が一定になるように制御される。さらに、通常はPWM(Pulse Width Modulation)制御されて安定した周波数の出力電圧が出力される。このため、入力電圧の変動によらず、負荷の電力が一定であればインバータ70の出力電圧は一定である。
【0022】
また、インバータ70で使用されるIGBT70a〜70fでは定常損失およびスイッチング損失が発生する。このうち定常損失は、入力電圧が変動しても負荷電流が一定のため、ほぼ一定である。
一方、スイッチング損失は、▲1▼オフ時に素子へ印加される電圧(つまり入力電圧)、▲2▼オン時に素子を流れる電流、▲3▼スイッチング周波数、および▲4▼スイッチング時間を変数とし、これら▲1▼入力電圧、▲2▼電流、▲3▼スイッチング周波数、▲4▼スイッチング時間の積に比例するという性質を有している。
【0023】
つまり、このスイッチング損失は入力電圧が高いほど大きくなり、入力電圧の変動に影響される。この特性は図2で示すグラフ(図2の中段)のような傾向を有するものであり、スイッチング損失の傾向が支配的である。このようにインバータ70のIGBT70a〜70fでは入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する。
【0024】
続いてサイリスタ30における損失について説明する。
サイリスタ30の電流は、負荷の電力が一定であれば入力電圧に反比例して変化する特性を有しており、入力電圧が高くなれば電流が減少し、サイリスタ30の定常損失は減少する。この特性は図2で示すグラフ(図2の下段)のような傾向を有するものであり、定常損失の傾向が支配的である。
このようにサイリスタ30は入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する。
【0025】
続いて、このようなサイリスタ30およびインバータ70を搭載する冷却体2の能力について説明する。
例えば、き電線1000から供給される電源電圧がDC900V〜DC2000Vの間を変動する場合、サイリスタ30およびインバータ70の損失は図2で示すような特性で表される。
【0026】
DC900V〜DC2000Vの全電圧領域で熱的に性能を保証するためには、図4で説明した従来技術のサイリスタ用冷却体31では、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる900V時の発生損失(図2のグラフでは160W)を処理する能力を有するように設計する必要があり、また、IGBT用冷却体71では入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる2000V時の発生損失(図2のグラフでは450W)を処理する能力を有するように設計する必要がある。冷却体全体としての損失処理能力はトータル610Wを処理する必要があった。
【0027】
一方、本発明では、サイリスタ30およびインバータ70を同一の冷却体2に搭載することで、冷却体2に要求される発生損失を処理する能力が低くても可能としている。
具体的には、これらサイリスタ30およびインバータ70による合成した発生損失を算出する。このような合成した発生損失は図2で示すようなグラフ(図2の上段)になる。
このような合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失となる2000V時の発生損失(図2のグラフでは520W)を処理できるような能力を有するように冷却体2を設計すれば良い。
【0028】
このように本実施形態ではこの冷却装置1に用いられる冷却体2をサイリスタ30およびインバータ70用のIGBT70a〜70fのトータルの発生損失の最大値に基づいて設計するというものであり、2000V時の520Wというトータルの発生損失を処理できるような冷却体2とすれば良い。図4のサイリスタ用冷却体31とIGBT用冷却体71というトータルの発生損失よりも低い処理能力の冷却体2は、冷却体全体としては小型化・軽量化を図ることができ、その結果として冷却装置1の小型化・軽量化が可能となる。
【0029】
なお、本発明で使用される冷却体2は、サイリスタ30およびIGBT70a〜70fの取り付け位置によらずに冷却性能が一定であることを前提としている。そこで、例えばヒートパイプ式の冷却体2を採用することが好ましい。
しかしながら、冷却性能が変化なく一定であるような冷却体であればヒートパイプ式によらず採用が可能である。
【0030】
また、本実施形態では冷却装置1は電気鉄道車両用補助電源装置100に搭載されることを前提として説明した。しかしながら、この冷却装置1は電気鉄道車両用補助電源装置の搭載に限定されるものではない。
例えば、入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する一又は複数の第一スイッチング素子(本実施形態のインバータ70のIGBT70a〜70fに相当)と、入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する一又は複数の第二スイッチング素子(本実施形態のサイリスタ30に相当)と、を備える装置に適用できる。
そして、これら第一および第二スイッチング素子が共に取り付けられ、これらによる合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却するような冷却体を備える冷却装置とすることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却効果を損ねることなく小型化を実現する冷却装置、およびこの冷却装置を搭載して小型化を実現する電気鉄道車両用補助電源装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る補助電源装置の概略構造図である。
【図2】サイリスタおよびインバータにおける入力電圧と損失との関係を示す特性図である。
【図3】電気鉄道車両用補助電源装置の一例の回路図である。
【図4】電気鉄道車両用補助電源装置の概略構造図である。
【符号の説明】
1 冷却装置
2 冷却体
10 パンタグラフ
20 スイッチ
30 サイリスタ
31 サイリスタ用冷却体
40 抵抗器
50 入力リアクトル
60 コンデンサ
70 インバータ
70a〜70f IGBT
71 IGBT用冷却体
80 変圧器
90 動輪
1000 き電線
2000 レール
Claims (2)
- 入力電圧が高くなるにつれて発生損失が増大する特性を有する第一スイッチング素子と、
入力電圧が高くなるにつれて発生損失が減少する特性を有する第二スイッチング素子と、
第一スイッチング素子および第二スイッチング素子が共に取り付けられ、これらのスイッチング素子による合成した発生損失のうち、入力電圧の変動範囲内で最大の発生損失を冷却する冷却体と、を備えることを特徴とする冷却装置。 - 電気鉄道用車両に設置される補助装置に電力を供給する電気鉄道車両用補助電源装置であって、請求項1に記載の冷却装置が搭載され、前記第一スイッチング素子を補助装置に電力を供給するためのインバータ用のIGBTとし、また、前記第二スイッチング素子を前記インバータの直流入力側に接続されたコンデンサへの突入電流の抑制用の抵抗器を短絡するサイリスタとすることを特徴とする電気鉄道車両用補助電源装置。
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