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JP2004326357A - 冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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JP2004326357A
JP2004326357A JP2003118907A JP2003118907A JP2004326357A JP 2004326357 A JP2004326357 A JP 2004326357A JP 2003118907 A JP2003118907 A JP 2003118907A JP 2003118907 A JP2003118907 A JP 2003118907A JP 2004326357 A JP2004326357 A JP 2004326357A
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JP2003118907A
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Shintaro Hori
慎太郎 堀
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】複数の格納対象ブロックからなるブロックグループを複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムにおいて、一の記憶装置が故障した場合におけるブロック再生処理のオーバーヘッドを低減する。
【解決手段】一の格納対象ブロックは、他の複数の格納対象ブロックを再生するための冗長化ブロックであり、複数の格納対象ブロックのそれぞれと、複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる記憶装置に格納するブロック書込部と、複製されていない格納対象ブロックの故障が検出された場合に、複数の格納対象ブロックのうち故障した格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、再生された格納対象ブロックを、複製ブロック又は複製ブロックの複製元となった格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部とを備える記憶システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体に関する。特に本発明は、複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納し、ブロックグループ中の一の格納対象ブロックが故障した場合においても、他の格納対象ブロックに基づき故障した格納対象ブロックを再生することができる冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードディスク等の記憶装置のアクセス性能を高めると共に、耐故障性を向上するために、RAID技術が用いられている。例えば、RAID5構成においては、複数のデータブロックと、複数のデータブロックのいずれかが故障した場合に故障したデータブロックを再生するための冗長データであるパリティブロックとにより構成される複数の格納対象ブロックを、ブロックグループとして、複数の記憶装置にブロック単位で分散して格納する。例えば、特許文献1は、パリティブロックを複数の記憶装置に分散して格納するRAID5構成を開示する(特許文献1参照。)。
【0003】
複数の記憶装置のうち一の記憶装置が故障した場合において、格納対象ブロックを再生し、予備のブロックに格納する技術が開示されている(特許文献2参照。)。また、第1及び第2のパリティブロックを設け、書き込み時に第1のパリティブロック又は第2のパリティブロックのいずれか一方を更新することにより、ブロックの書き込みに伴うパリティブロックの更新を第1及び第2のパリティブロックに分散させる技術が開示されている(特許文献3参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特公平5−47857号公報
【特許文献2】
特公平7−24039号公報
【特許文献3】
特開平9−34651号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2又は特許文献3に示した技術を用いた場合において、一の記憶装置が故障すると、全てのブロックグループについて失われたブロックを再生し、予備のブロックに書き込む必要が生じる。ここで、一の記憶装置が故障した状態は、更に記憶装置が故障すると記憶システムに格納された情報が失われるクリティカルな状態であるため、ブロックの再生に伴うオーバヘッドを低減することが望ましい。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムであって、一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、複数の記憶装置と、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部とを備える記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【0008】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る記憶システム20の構成を示す。記憶システム20は、例えばRAID5等の冗長化ディスクアレイシステムであり、複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置30にブロック単位で分散して格納する。ここで、記憶システム20は、複数の格納対象ブロックに加え、複数の格納対象ブロックの一部をそれぞれを複製した1又は複数の複製ブロックを含めたブロックグループを、複数の記憶装置30にブロック単位で分散して格納する。
【0011】
一の記憶装置30が故障した場合、各ブロックグループ内の複製ブロックは予備のブロックとして用いられてよい。また、複製ブロックには、故障前に予め複製元の格納対象ブロックが複製されていることから、一の記憶装置に複製元のブロック又は複製ブロックが格納されているブロックグループについては、故障したブロックの再生が不要となり、クリティカルな状態におけるデータ再生処理のオーバヘッドを低減することができる。
【0012】
記憶システム20は、情報処理装置10に接続され、情報処理装置10からの要求に応じてデータの書き込み及び/又は読み出しを行なう。記憶システム20は、複数の記憶装置30と、制御部40とを備える。
【0013】
複数の記憶装置30のそれぞれは、例えばハードディスク等の、データをブロック単位で格納する記憶装置である。複数の記憶装置30は、複数の格納対象ブロックと、複数の格納対象ブロックの一部をそれぞれ複製した1又は複数の複製ブロックとを含むブロックグループを、ブロック単位で分散して格納する。
【0014】
複数の格納対象ブロックの一部、例えば本実施形態においては一の格納対象ブロックは、他の複数の格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックである。また、複数の格納対象ブロックのうち、冗長化ブロック以外のブロックは、情報処理装置10が使用するデータを格納するデータブロックである。
【0015】
以下本実施形態においては、4つのデータブロックと、1つの冗長化ブロックと、1つの複製ブロックとを一のブロックグループとして、記憶装置30a〜fにブロック単位で分散して格納する場合を例として説明する。
【0016】
制御部40は、複数の記憶装置30を制御する。制御部40は、要求受信部45と、応答送信部50と、ブロック書込部55と、ブロック読出部60と、故障検出部65と、ブロック再生部70と、再生ブロック上書部75と、冗長化ブロック生成部80とを有する。
【0017】
要求受信部45は、情報処理装置10からデータブロックの読出要求又は書込要求等のコマンドを受信する。書込要求の場合、要求受信部45は、書込要求のコマンドと共に、書込データを受信する。応答送信部50は、コマンドに対する処理結果等の応答を情報処理装置10に送信する。ここで、応答送信部50は、読出要求に対する処理結果として、読み出されたデータブロックを情報処理装置10に送信してよい。
【0018】
ブロック書込部55は、ブロックグループ毎に、複数の格納対象ブロックのそれぞれと、複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる記憶装置30に格納する。ブロック読出部60は、情報処理装置10からの要求を受けた場合、又は故障した記憶装置30を交換した場合において新たな記憶装置30の再構築を行なう場合に、記憶装置30に格納された読出対象のブロックを読み出す。
【0019】
故障検出部65は、記憶装置30に格納されたブロックがブロック読出部60により読み出せない場合や、読み出されたブロックにエラーが存在する場合等に、当該ブロックが故障したことを検出する。また、故障検出部65は、複数の記憶装置30のうち、いずれか一の記憶装置30が故障したことを検出する。この場合、故障検出部65は、当該一の記憶装置30に格納された全てのブロックが故障したものとして検出する。
【0020】
ブロック再生部70は、故障検出部65により複製されていない格納対象ブロックの故障が検出された場合に、故障した格納対象ブロックが含まれるブロックグループが有する複数の格納対象ブロックのうち、故障した当該格納対象ブロック以外のブロックをブロック読出部60を介して読み出す。そして、ブロック再生部70は、これらのブロックに基づいて故障した格納対象ブロックを再生する。再生ブロック上書部75は、故障検出部65により再生された格納対象ブロックを、当該ブロックグループ内の複製ブロック、又は、複製ブロックの複製元となった格納対象ブロックである複製元ブロックに上書きする。
【0021】
冗長化ブロック生成部80は、要求受信部45が情報処理装置10からの書込要求を受信した場合に、ブロック読出部60を介して読み出した書込対象となるデータブロック及び元の冗長化ブロックと、書込データとに基づき、新たな冗長化ブロックを生成する。ブロック読出部60が生成した新たな冗長化ブロックは、ブロック書込部55により記憶装置30に書き込まれる。
【0022】
以上に示した記憶システム20によれば、各ブロックグループについて、複数の格納対象ブロックのそれぞれと、複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる記憶装置30に格納する。そして、ブロックの故障や記憶装置30の故障により一のブロックが故障した場合、故障したブロックが複製ブロック又は複製元ブロックであった場合にはブロックの再生が不要となる。これにより、ブロックの再生に伴うオーバヘッドを低減することができる。
【0023】
図2は、本実施形態に係る記憶装置30に格納されるブロックの配置の一例を示す。ブロック書込部55は、記憶システム20に格納される複数のブロックグループのそれぞれについて、当該ブロックグループに含まれる複数の格納対象ブロックのそれぞれと、複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる記憶装置30に格納する。本例において、ブロック書込部55は、複数のブロックグループのそれぞれについて、当該ブロックグループの複数の格納対象ブロックに含まれる冗長化ブロックを複製し、複製ブロックとして用いる。
【0024】
例えば、ストライプ1と示したブロックグループは、図中DB1a、DB1b、DB1c、及びDB1dと示した4つのデータブロックと、図中PB1と示した冗長化ブロックと、図中PB1’と示した冗長化ブロックの複製ブロックとを、複数の記憶装置30に分散して格納する。本例において、冗長化ブロックPB1は、複製ブロックPB1’の複製元となる複製元ブロックである。また、ブロック書込部55は、複数のブロックグループについて、複製元ブロックPB1、PB2、…、PB6及び複製ブロックPB1’、PB2’、…、PB6’を、複数の記憶装置30に分散して格納されるように、インターリーブして格納される。
【0025】
図3は、本実施形態に係る記憶システム20における書込処理の流れを示す。まず、要求受信部45は、ブロックグループに含まれる複数の格納対象ブロックのうち、冗長化ブロック以外のブロックであるデータブロックに対して、書込データの書き込みを要求する書込要求を受信する(S300)。書込要求を受信すると、ブロック読出部60は、書込対象となるデータブロック及び元の冗長化ブロックを読み出す(S310、S320)。
【0026】
次に、冗長化ブロック生成部80は、ブロック読出部60により読み出された書込対象となるデータブロック及び元の冗長化ブロックと、要求受信部45が受信した書込データとに基づき、新たな冗長化ブロックを生成する(S330)。より具体的には、記憶システム20がRAID5構成を採る場合、冗長化ブロック生成部80は、書込対象となるデータブロック、元の冗長化ブロック、及び書込データをビット毎に排他的論理和演算することにより、新たな冗長化ブロックを生成する。次に、ブロック書込部55は、書込対象となるデータブロックに書き込みデータを書き込み(S340)、元の冗長化ブロック及び複製ブロックに新たな冗長化ブロックを書き込む(S350)。
【0027】
以上に示した書込処理により、制御部40は、複数のブロックグループのそれぞれについて、複製ブロックと複製元ブロックである冗長化ブロックとを同一に保つことができる。ここで、ブロック書込部55は、新たな冗長化ブロックを、冗長化ブロック及び複製ブロックに並列に書き込むことにより、2つの記憶装置30に新たな冗長化ブロックを書き込む処理時間を低減することができる。
【0028】
図4は、図2において、記憶装置30bが故障した状態を示す。図4に示す様に、一の記憶装置30が故障すると、当該記憶装置30に格納された全てのブロックが読み出し不可能となる。このため、故障検出部65は、当該記憶装置30に格納された全てのブロックが故障したものとして検出する。
ここで、図2に示す様に、ブロック書込部55は、複数の複製元ブロック及び複製ブロックをインターリーブして格納する。このため、記憶装置30bの故障に伴い、ストライプ1、2、3、及び6についてはデータブロックが故障し、ストライプ4については複製元ブロックが故障し、ストライプ5については、複製ブロックが故障する。
【0029】
図5は、本実施形態に係る記憶システム20における再構築処理の流れを、記憶装置30が故障した場合について示す。
まず、故障検出部65は、記憶装置30の故障を検出する(S500)。故障を検出した場合、制御部40は、記憶システム20が格納する複数のブロックグループのそれぞれについて、S520、S530、S540、及びS550からなるループ処理を行なう(S510、S560)。
【0030】
ループ処理により再構築の対象となったブロックグループにおいて、複製されていない格納対象ブロックが故障したものとして検出された場合(S520のYES)、ブロック再生部70は、複数の格納対象ブロックのうち故障した格納対象ブロック以外のブロックをブロック読出部60を介して記憶装置30からそれぞれ読み出し、読み出したブロックに基づいて故障した格納対象ブロックを再生する(S540)。次に、再生ブロック上書部75は、再生された格納対象ブロックを、複製ブロック又は複製元ブロックに上書きする(S550)。
【0031】
以上の処理により、一の記憶装置30が故障した場合に、ブロック再生部70は、複製されていない格納対象ブロックが当該記憶装置30に格納されているブロックグループのそれぞれについて、複数の格納対象ブロックのうち当該記憶装置30に格納されている格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した格納対象ブロックを再生する。そして、再生ブロック上書部75は、複製されていない格納対象ブロックが当該記憶装置30に格納されているブロックグループのそれぞれについて、再生された格納対象ブロックを、複製ブロック又は複製元の格納対象ブロックに上書きすることができる。
【0032】
ここで、一の記憶装置30が故障した場合において記憶システム20の全ブロックグループを再構築する処理のオーバヘッドは、次の様に見積もることができる。本実施形態に係る記憶システム20においては、全ブロックグループのうち、複製されていない格納対象ブロックが故障した記憶装置30に格納されているブロックグループのそれぞれについて、故障した格納対象ブロックの再生を行なう。一方、複製元ブロック又は複製ブロックの一方が故障した記憶装置30に格納されているブロックグループについては、故障したブロックの再生が不要となる。従って、複製ブロック及び複製元ブロックが複数の記憶装置30に均一にインターリーブされている場合、記憶装置の数をN、ブロックグループ当たりの複製ブロックの数を1とすると、全ブロックグループのうち、再生を行なうブロックグループの比率は(N−2)/Nとなる。
【0033】
一方、複製ブロックを持たず、予備のブロックを有する特許文献2の記憶システムにおいては、全ブロックグループのうち、故障した記憶装置30に予備のブロックが格納されているブロックグループについて、故障したブロックの再生が不要となる。従って、全ブロックグループのうち、再生を行なうブロックグループの比率は(N−1)/Nとなる。
【0034】
以上により、上記の例において、本実施形態に係る記憶システム20によれば、予備のブロックを用いる記憶システムと比較し再構築処理において再生を行なうブロックグループの数を(N−2)/(N−1)に削減することができる。ここで、故障した記憶装置30を再構築するために複数の記憶装置30に発行されるI/O命令の数は、再生を行なうブロックグループの数と比例する。このため、記憶システムが単位時間に処理可能なI/O命令数が同一である場合、上記の例においては、本実施形態に係る記憶システム20により、再構築処理の性能を(N−1)/(N−2)倍に高めることができる。
【0035】
図6は、図4において、ブロックを再構築した後のブロック配置の一例を示す。図中()で示したブロックは、再構築により再生されたブロックである。
記憶装置30bが故障した場合、ブロック再生部70は、複製されていない格納対象ブロックが記憶装置30bに格納されているストライプ1、2、3、及び6のそれぞれについて、複数の格納対象ブロックのうち記憶装置30bに格納されているブロック以外のブロックに基づいて、故障した格納ブロックを再生する。そして、再生ブロック上書部75は、再生された格納対象ブロックを、複製ブロック又は複製元ブロックに上書きする。
【0036】
すなわち例えば、ストライプ1においては、ブロック再生部70は、DB1a、DB1c、DB1d、及び、複製ブロックPB1に基づいて、故障したDB1bを再生する。そして、再生ブロック上書部75は、再生されたDB1bを、記憶装置30e内の複製元ブロックPB1又は記憶装置30f内の複製ブロックPB1’に上書きする。なお、図6においては、再生されたDB1bを、複製ブロックPB1’に上書きした状態を示す。
【0037】
ブロックを再構築することにより、制御部40は、複数のブロックグループのそれぞれについて、全ての格納対象ブロックが故障していない記憶装置30に格納された状態とすることができる。ここで、故障した記憶装置30に複製元ブロック又は複製ブロックが格納されているブロックグループについては、故障したブロックの再生が不要となるため、データ再生処理のオーバヘッドを低減することができる。
【0038】
図7は、図6において、記憶装置30bを交換した後ブロックを再書込みした状態の一例を示す。
故障した記憶装置30が新たな記憶装置30に交換されると、制御部40は、複数のブロックグループのそれぞれについて、再生された格納対象ブロック、又は、故障により失われた複製ブロック若しくは複製元ブロックをブロック読出部60により読み出し、ブロック書込部55により記憶装置30bに書き戻す。この処理により書き戻されたブロックを、図中[]により示す。
【0039】
この後制御部40は、複数のブロックグループのうち、再生された格納対象ブロックを有するブロックグループのそれぞれについて、ブロック読出部60により冗長化ブロックを読み出して、ブロック書込部55により再生された格納対象ブロックに上書きし、図2に示したブロック配置に復旧させる。
【0040】
以上に示した様に、故障した記憶装置30が新たな記憶装置30に交換された場合に、制御部40は、まず全てのブロックグループのそれぞれについて、再生された格納対象ブロック、又は、故障により失われた複製ブロック若しくは複製元ブロックを記憶装置30bに書き戻す。この状態において一の記憶装置30が別途故障した場合においても、複数のブロックグループのそれぞれについて、最大で1の格納対象ブロックの内容が失われるのみであり、他の記憶装置30が格納するブロックに基づいて故障した記憶装置30に格納されたブロックを再生可能である。従って、新たな記憶装置30に交換された場合に、より早くクリティカルな状態を脱することができる。
【0041】
図8は、本実施形態の変形例に係る記憶装置30に格納されるブロックの配置の一例を示す。本変形例において、ブロック書込部55は、記憶システム20に格納される複数のブロックグループのそれぞれについて、当該ブロックグループに含まれる複数の格納部ロックのそれぞれと、複数の格納対象ブロックのうち冗長化ブロック以外のブロックである複数のデータブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる記憶装置30に格納する。
【0042】
例えば、ストライプ1と示したブロックグループは、図中DB1a、DB1b、DB1c、及びDB1dと示した4つのデータブロックと、図中PB1と示した冗長化ブロックと、図中DB1a’と示したデータブロックDB1aの複製ブロックとを、複数の記憶装置30に分散して格納する。
【0043】
図9は、本実施形態の変形例に係る記憶システム20における書込処理の流れを示す。
S900、S910、S920、及びS930は、図3のS300、S310、S320、及びS330とそれぞれ同様の処理であるため説明を省略する。
【0044】
書込対象となるデータブロックが複製元ブロックである場合(S940のYes)、ブロック書込部55は、複製元ブロック及び複製ブロックのそれぞれに書込データを書き込む(S950)。一方、書込対象となるデータブロックが複製元ブロックでない場合(S940のNo)、ブロック書込部55は、書込対象となるデータブロックに書込データを書き込む(S960)。そして、ブロック書込部55は、元の冗長化ブロックに新たな冗長化ブロックを書き込む(S970)。
【0045】
以上に示した記憶システム20によれば、書込対象となるデータブロックが複製元ブロックでない場合に、書込データを当該データブロックに書き込むと共に、冗長化ブロックを更新するのみで、複製元ブロックと複製ブロックとを同一に保つことができる。これにより、冗長化ブロックを複製元ブロックとした場合と比較し、複数の記憶装置30に対するブロック書込部55の書き込み回数を低減することができる。
【0046】
図10は、図8において記憶装置30bが故障し、ブロックを再構築した後のブロック配置の一例を示す。図中()で示したブロックは、再構築により再生されたブロックである。
本変形例において一の記憶装置30が故障した場合、制御部40は、図5に示した再構築処理により、複数の格納対象ブロックのうち故障していない格納対象ブロックに基づいて、故障した格納対象ブロックを再生し、複製元ブロック又は複製ブロックに上書きする。例えば記憶装置30bが故障した場合、再生ブロック上書部75は、図10に示す様に、複製されていない格納対象ブロックが記憶装置30bに格納されているストライプ1から4のそれぞれについて、複製されていないデータブロック又は冗長化ブロックを再生する。そして、再生ブロック上書部75は、再生されたデータブロック又は冗長化ブロックを、複製元ブロック又は複製ブロックの一方(本例においては複製ブロック)に上書きする。
【0047】
本変形例によれば、一の記憶装置30が故障した場合において、記憶システム20は、冗長化ブロックを複製する場合と同様にして再構築することにより、全ての格納対象ブロックが故障していない記憶装置30に格納された状態とすることができる。ここで、故障した記憶装置30に複製元ブロック又は複製ブロックが格納されているブロックグループについては、故障したブロックの再生が不要となるため、データ再生処理のオーバヘッドを低減することができる。
【0048】
図11は、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係る情報処理装置10は、ホスト・コントローラ1182により相互に接続されるCPU1100、RAM1120、グラフィック・コントローラ1175、及び表示装置1180を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1184によりホスト・コントローラ1182に接続される通信インターフェイス1130、ハードディスク・ドライブ1140、及びCD−ROMドライブ1160を有する入出力部と、入出力コントローラ1184に接続されるROM1110、フレキシブルディスク・ドライブ1150、及び入出力チップ1170を有するレガシー入出力部とを備える。
【0049】
ホスト・コントローラ1182は、RAM1120と、高い転送レートでRAM1120をアクセスするCPU1100及びグラフィック・コントローラ1175とを接続する。CPU1100は、ROM1110及びRAM1120に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1175は、CPU1100等がRAM1120内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1180上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1175は、CPU1100等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0050】
入出力コントローラ1184は、ホスト・コントローラ1182と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1130、ハードディスク・ドライブ1140、CD−ROMドライブ1160を接続する。通信インターフェイス1130は、ネットワークを介して記憶システム20や他の装置と通信する。ハードディスク・ドライブ1140は、情報処理装置10内のCPU1100が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ1160は、CD−ROM1195からプログラム又はデータを読み取り、入出力コントローラ1184及び通信インターフェイス1130を介して記憶システム20に提供する。
【0051】
また、入出力コントローラ1184には、ROM1110と、フレキシブルディスク・ドライブ1150や入出力チップ1170等の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1110は、情報処理装置1000が起動時に実行するブート・プログラムや、情報処理装置10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1150は、フレキシブルディスク1190からプログラム又はデータを読み取り、入出力コントローラ1184及び通信インターフェイス1130を介して記憶システム20に提供する。入出力チップ1170は、フレキシブルディスク1190や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
【0052】
RAM1120を介して記憶システム20に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1190、CD−ROM1195、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、入出力コントローラ1184及び通信インターフェイス1130を介して記憶システム20内の制御部40にインストールされ、制御部40において実行される。
【0053】
記憶システム20内の制御部40にインストールされて実行されるプログラムは、記憶システム20内の制御部40を、要求受信モジュールと、応答送信モジュールと、ブロック書込モジュールと、ブロック読出モジュールと、故障検出モジュールと、ブロック再生モジュールと、再生ブロック上書モジュールと、冗長化ブロック生成モジュールとを、要求受信部45、応答送信部50、ブロック書込部55、ブロック読出部60、故障検出部65、ブロック再生部70、再生ブロック上書部75及び冗長化ブロック生成部80としてそれぞれ機能させる。
【0054】
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1190、CD−ROM1195の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを記憶システム20に提供してもよい。
【0055】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0056】
以上に説明した実施形態によれば、以下の各項目に示す冗長化ブロックを有する記憶システム、並びに、当該記憶システムの制御装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体が実現される。
【0057】
(項目1) 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムであって、一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、複数の記憶装置と、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部とを備える記憶システム。
【0058】
(項目2) 前記ブロック書込部は、複数の前記ブロックグループのそれぞれについて、当該ブロックグループに含まれる前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複製ブロックとを互いに異なる前記記憶装置に格納し、一の前記記憶装置が故障した場合に、前記ブロック再生部は、複製されていない前記格納対象ブロックが前記一の記憶装置に格納されている前記ブロックグループのそれぞれについて、前記複数の格納対象ブロックのうち前記一の記憶装置に格納されている前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生し、前記再生ブロック上書部は、複製されていない前記格納対象ブロックが前記一の記憶装置に格納されている前記ブロックグループのそれぞれについて、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする項目1記載の記憶システム。
【0059】
(項目3) 前記ブロック書込部は、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックに含まれる前記冗長化ブロックを複製した前記複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納する項目1記載の記憶システム。
(項目4) 前記複数の格納対象ブロックのうち、前記冗長化ブロック以外のブロックであるデータブロックに対して、書込データの書き込みを要求する書込要求を受信する要求受信部と、書込対象となる前記データブロック、前記書込データ、及び元の前記冗長化ブロックに基づき、新たな前記冗長化ブロックを生成する冗長化ブロック生成部とを更に備え、前記ブロック書込部は、書込対象となる前記データブロックに前記書込データを書き込み、元の前記冗長化ブロック及び前記複製ブロックに新たな前記冗長化ブロックを書き込む項目3記載の記憶システム。
【0060】
(項目5) 前記ブロック書込部は、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのうち前記冗長化ブロック以外のブロックである複数のデータブロックのいずれかを複製した前記複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納する項目1記載の記憶システム。
(項目6) 前記複数の格納対象ブロックのうち、前記冗長化ブロック以外のブロックであるデータブロックに対して、書込データの書き込みを要求する書込要求を受信する要求受信部を更に備え、前記ブロック書込部は、書込対象となる前記データブロックが前記複製元ブロックである場合に、前記複製元ブロック及び前記複製ブロックのそれぞれに前記書込データを書き込み、書込対象となる前記データブロックが前記複製元ブロックでない場合に、書込対象となる前記データブロックに前記書込データを書き込む項目5記載の記憶システム。
【0061】
(項目7) 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムの制御装置であって、一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部とを備える制御装置。
【0062】
(項目8) 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムの制御方法であって、一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込段階と、複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生段階と、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書段階とを備える制御方法。
【0063】
(項目9) 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムを制御するプログラムであって、一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、前記記憶システムを、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部として機能させるプログラム。
(項目10) 項目9に記載のプログラムを記録した記録媒体。
【0064】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、複数の格納対象ブロックからなるブロックグループの複数を複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムにおいて、一の記憶装置が故障した場合におけるブロック再生処理のオーバーヘッドを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る記憶システム20の構成を示す。
【図2】本発明の実施形態に係る記憶装置30に格納されるブロックの配置の一例を示す。
【図3】本発明の実施形態に係る記憶システム20における書込処理の流れを示す。
【図4】図2において、記憶装置30bが故障した状態を示す。
【図5】本発明の実施形態に係る記憶システム20における再構築処理の流れを示す。
【図6】図4において、ブロックを再構築した後のブロック配置の一例を示す。
【図7】図6において、記憶装置30bを交換した後ブロックを再書込みした状態を示す。
【図8】本発明の実施形態の変形例に係る記憶装置30に格納されるブロックの配置の一例を示す。
【図9】本発明の実施形態の変形例に係る記憶システム20における書込処理の流れを示す。
【図10】図8において記憶装置30bが故障し、ブロックを再構築した後のブロック配置の一例を示す。
【図11】本発明の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す。
【符号の説明】
10 情報処理装置
20 記憶システム
30a〜f 記憶装置
40 制御部
45 要求受信部
50 応答送信部
55 ブロック書込部
60 ブロック読出部
65 故障検出部
70 ブロック再生部
75 再生ブロック上書部
80 冗長化ブロック生成部
1100 CPU
1110 ROM
1120 RAM
1130 通信インターフェイス
1140 ハードディスク・ドライブ
1150 フレキシブルディスク・ドライブ
1160 CD−ROMドライブ
1170 入出力チップ
1175 グラフィック・コントローラ
1180 表示装置
1182 ホスト・コントローラ
1184 入出力コントローラ
1190 フレキシブルディスク
1195 CD−ROM

Claims (10)

  1. 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムであって、
    一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、
    複数の記憶装置と、
    前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、
    複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、
    再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部と
    を備える記憶システム。
  2. 前記ブロック書込部は、複数の前記ブロックグループのそれぞれについて、当該ブロックグループに含まれる前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複製ブロックとを互いに異なる前記記憶装置に格納し、
    一の前記記憶装置が故障した場合に、前記ブロック再生部は、複製されていない前記格納対象ブロックが前記一の記憶装置に格納されている前記ブロックグループのそれぞれについて、前記複数の格納対象ブロックのうち前記一の記憶装置に格納されている前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生し、
    前記再生ブロック上書部は、複製されていない前記格納対象ブロックが前記一の記憶装置に格納されている前記ブロックグループのそれぞれについて、再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする
    請求項1記載の記憶システム。
  3. 前記ブロック書込部は、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックに含まれる前記冗長化ブロックを複製した前記複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納する請求項1記載の記憶システム。
  4. 前記複数の格納対象ブロックのうち、前記冗長化ブロック以外のブロックであるデータブロックに対して、書込データの書き込みを要求する書込要求を受信する要求受信部と、
    書込対象となる前記データブロック、前記書込データ、及び元の前記冗長化ブロックに基づき、新たな前記冗長化ブロックを生成する冗長化ブロック生成部と
    を更に備え、
    前記ブロック書込部は、書込対象となる前記データブロックに前記書込データを書き込み、元の前記冗長化ブロック及び前記複製ブロックに新たな前記冗長化ブロックを書き込む
    請求項3記載の記憶システム。
  5. 前記ブロック書込部は、前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのうち前記冗長化ブロック以外のブロックである複数のデータブロックのいずれかを複製した前記複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納する請求項1記載の記憶システム。
  6. 前記複数の格納対象ブロックのうち、前記冗長化ブロック以外のブロックであるデータブロックに対して、書込データの書き込みを要求する書込要求を受信する要求受信部を更に備え、
    前記ブロック書込部は、書込対象となる前記データブロックが前記複製元ブロックである場合に、前記複製元ブロック及び前記複製ブロックのそれぞれに前記書込データを書き込み、書込対象となる前記データブロックが前記複製元ブロックでない場合に、書込対象となる前記データブロックに前記書込データを書き込む
    請求項5記載の記憶システム。
  7. 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムの制御装置であって、
    一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、
    前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、
    複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、
    再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部と
    を備える制御装置。
  8. 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムの制御方法であって、
    一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、
    前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込段階と、
    複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生段階と、
    再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書段階と
    を備える制御方法。
  9. 複数の格納対象ブロックを含むブロックグループを、複数の記憶装置に分散して格納する記憶システムを制御するプログラムであって、
    一の前記格納対象ブロックは、他の複数の前記格納対象ブロックのいずれかが故障した場合に当該格納対象ブロックを再生するための冗長データである冗長化ブロックであり、
    前記記憶システムを、
    前記複数の格納対象ブロックのそれぞれと、前記複数の格納対象ブロックのいずれかを複製した複製ブロックとを、互いに異なる前記記憶装置に格納するブロック書込部と、
    複製されていない前記格納対象ブロックの故障が検出された場合に、前記複数の格納対象ブロックのうち故障した前記格納対象ブロック以外のブロックに基づいて、故障した前記格納対象ブロックを再生するブロック再生部と、
    再生された前記格納対象ブロックを、前記複製ブロック又は前記複製ブロックの複製元となった前記格納対象ブロックに上書きする再生ブロック上書部と
    して機能させるプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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